JP2831392B2 - 積層型バイファイラ巻きトランス - Google Patents

積層型バイファイラ巻きトランス

Info

Publication number
JP2831392B2
JP2831392B2 JP19800789A JP19800789A JP2831392B2 JP 2831392 B2 JP2831392 B2 JP 2831392B2 JP 19800789 A JP19800789 A JP 19800789A JP 19800789 A JP19800789 A JP 19800789A JP 2831392 B2 JP2831392 B2 JP 2831392B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
pieces
conductive
coils
laminated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19800789A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0362908A (ja
Inventor
稔 高谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP19800789A priority Critical patent/JP2831392B2/ja
Priority to EP90308466A priority patent/EP0411922B1/en
Priority to KR1019900011829A priority patent/KR930000414B1/ko
Priority to DE69007703T priority patent/DE69007703T2/de
Publication of JPH0362908A publication Critical patent/JPH0362908A/ja
Priority to US08/207,882 priority patent/US5530415A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2831392B2 publication Critical patent/JP2831392B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は積層トランスに関し、特に積層型バイファイ
ラ巻きトランスに関する。
[従来の技術] トランスは、たとえばラジオ受信機などを含むアナロ
グ回路またはパルス回路などの段間結合回路、同調回
路、フィルタ回路、発振回路などに使用される。トラン
スは、小型であること、1次/2次側の巻線比の変更によ
るインピーダンス変換、極性変換または実効インダクタ
ンス値の変更ができることなどが要求されている。
また、トランスの磁性体の透磁率μないし磁束密度B
が、磁性体に印加される磁界の強さHに対して直線性を
有する範囲でトランスを使用することが所望される場合
もある。
所定のインピーダンス変換、極性変換または実効イン
ダクタンス値の変更などを得るのに使用されるのが中間
タップである。
このような中間タップ付きトランスの積層型の従来の
ものが第36図〜第45図におよびバイファイラ型のものが
第46図〜第54図に図示されている。
これらの図は、印刷技術、スパッタリングまたは蒸着
技術などの気相法等の積層技術を使用する積層トランス
の製造工程を図示する平面図である。例示のものは印刷
技術による。なお、中間タップ付き積層トランスの製造
工程では、一般に、幅広の易剥離性基板の上に複数個の
積層トランスが積層されるが、以下では、説明の便宜
上、1個の積層トランスについてのみ説明する。第36図
を参照すると、平面平滑度の高い基板(アルミニウム
等)の表面にポリエステル(好ましくはポリエチレンテ
レフタレート膜)が形成された易剥離性基板(図示せ
ず)の全面に電気絶縁性の磁性フェライト層141を印刷
し、その上に、1次コイルを形成する約半ターン分の導
電層143を印刷し、これを左側へ引き出して引出部145と
し、2次コイルを形成する約半ターン分の導電層143′
を印刷し、これを右側へ引き出して引出部145′とする
とともに、1次/2次コイル導電層143、143′を接続す
る。1次/2次コイルを構成する導電層143、143′は互い
に横方向に離間して印刷される。次に第37図のように、
導電層143、143′の端部147、147′を残して磁性フェラ
イト層149を印刷する。次に、第38図のように、一端部1
47、147′に接続して約半ターン分の導電層151、151′
を印刷する。次に、第39図のように、導電層151、151′
の一端部153、153′を残して磁性フェライト層155を印
刷し、次に、第40図のように、一端部153、153′に接続
して約半ターン分の導電層157、157′を印刷する。次に
第41図のように、導電層157、157′の一端部159、159′
を残して磁性フェライト層161を印刷する。所望のコイ
ル巻線数を得るためには、第37図〜第40図の積層工程を
必要なだけ繰り返せばよい。所望の積層を終えた後、第
42図のように、導電層157、157′の一端部159、159′に
接続して導電層163、163′を印刷し、それぞれ左側部ま
たは右側部に引き出して引出部165、165′を形成する。
次に、第43図のように、全面に磁性フェライト167を印
刷した後、焼結し、必要な外部引出端子169、171、17
3、175の焼き付けを行うことによって、中間タップ付き
積層トランスが得られる。第45図は、この中間タップ付
き積層トランスの回路模式図を図示したものである。
他の従来技術によるバイファイラ巻き積層トランスの
製造工程を第46図〜第53図に示す。まず、第46図のよう
に、易剥離性の基板(図示せず)の上に磁性フェライト
等の磁性層181を印刷し、その面に約半ターン分の1次
コイル巻線用の導電層183およびこの導電層183と同一周
回方向に2次コイル巻線用の導電層187を印刷する。1
次コイル/2次コイル巻線用導電層183、187の一端部18
5、189はそれぞれ磁性層181の辺部に引き出される。次
に、第47図のように、1次コイル/2次コイル巻線用導電
層183、187の一端部191、193を除いて、磁性層195によ
り1次コイル/2次コイル巻線用導電層183、187を覆う。
次に、第48図のように、1次コイル/2次コイル巻線用導
電層183、187の一端部191、193に接続して約半ターン分
の1次コイル/2次コイル巻線用導電層195、197を印刷す
る。次に第49図のように、1次コイル/2次コイル巻線用
導電層195、197の一端部199、201を除いて、磁性層203
により1次コイル/2次コイル巻線用導電層195、197を覆
い、1次コイル/2次コイル巻線用導電層195、197の一端
部199、201に接続して約半ターン分の1次コイル/2次コ
イル巻線用導電層205、207を印刷するとともに、1次コ
イル巻線用導電層205の一端部を磁性層203の辺部に引き
出して中間タップ引出部(c)を形成する。次に、次に
第50図のように、1次コイル/2次コイル巻線用導電層20
5、207の一端部209、211を除いて、磁性層213により1
次コイル/2次コイル巻線用導電層205、207を覆い、1次
コイル/2次コイル巻線用導電層の一端部209、211に接続
して約半ターン分の1次コイル/2次コイル巻線用導電層
215、217を印刷する。所望の巻線数の1次コイル/2次コ
イルを得るためには第47図〜第48図と同様の積層工程を
繰り返せばよい。所望の積層を終えた後、第51図のよう
に、1次コイル/2次コイル巻線用導電層215、217の一端
部219、221を除いて、磁性層227により1次コイル/2次
コイル巻線用導電層215、217を覆い、1次コイル/2次コ
イル巻線用導電層の一端部219、221に接続して約1/4
ーン分の1次コイル/2次コイル巻線用導電層223、225を
印刷し、右辺に引き出して引出部(d)、(e)を形成
する。次に、第52図のように、全面に磁性層229を印刷
し、焼結し、必要な外部端子231、233、235、237の焼き
付けを行うことによって、バイファイラ巻き積層トラン
スが得られる。第54図は、このバイファイラ巻き積層ト
ランスの等価回路図を図示したものである。
[従来技術の問題点] 第36図〜第44図の積層工程によって得られる中間タッ
プ付き積層トランスは、1次コイルと2次コイルとが互
いに並列積層されるので、積層トランスの厚さが低減で
きるという効果を有するが、横幅が増加するという問題
点を有する。また、第46図〜第53図のバイファイラ巻き
積層トランスの場合は、中間タップ(c)を中間に介し
て一対の1次および2次コイルが連続積層されるので、
積層トランスの横幅を抑制できるという効果を有する
が、厚さの増加を招くという問題点を有する。
以上、いずれの積層トランスも、トランスに要求され
る小型化の要求を十分に満足しない。
[本発明の概要] 本発明は、 2組のコイルを形成するための2組の複数の導電片と
複数の磁性片との交互積層体から構成され、前記各組の
導電片の各端部は磁性片の縁部を介して隣接した導電片
の対応した端部に接続されて1つのコイルを形成してお
り、前記2組のコイルの各々はほぼ共通軸線のまわりに
互いに逆向きに周回する内外にずれた2重のコイルより
なり、且つ前記2組のコイルの複数の導体片の各々は間
に磁性片を介在して互いに重畳関係に巻回している積層
型バイファイラ巻トランスを提供する。
また、各コイルの少くとも一方のコイルには、その始
端と終端との間に少くとも一つ以上の中間タップを形成
することもできる。
さらに、複数の磁性片のうち隣合う磁性片は互いに相
補形状にて印刷することにより厚さが一定のバイファイ
ラ巻き積層トランスを得ることもできる。
また、磁性片の一部に絶縁性の非磁性体を形成するこ
とにより、磁性体のμ−H曲線の直線性の良好な範囲で
使用できるバイファイラ巻き積層トランスを得ることも
できる。
[好ましい実施例の詳細な説明] 第1図は、本発明による積層型バイファイラ巻きトラ
ンスの製造工程を図示する平面図である。
以下、本発明による積層型バイファイラ巻きトランス
の実施例について詳細に説明する。
積層型バイファイラ巻きトランスの製造工程では、複
数個の積層トランスを同一の易剥離性基板に同時に積層
するが、以下では説明の便宜上、単一の積層型バイファ
イラ巻きトランスについて説明する。また、以下の説明
では、積層工程は、従来の周知の印刷技術によるものと
して説明するが、スパッタリング法や蒸着法などの薄膜
法で積層を行うことも可能である。コイル巻線形成用導
電片の材料としては、従来の種々の導電体が使用可能で
あり、また磁性片の材料もまた従来の種々の磁性体が使
用可能である。導電片の材料として考えられるものを例
示すれば、Ag(銀)、Au(金)、Cu(銅)、Pd(パラジ
ウム)、Ag-Pd(銀−パラジウム)合金などの粉末を適
当なバインダとを混練りしたペースト状の材料が考えら
れるが、種々の金属粉末と適当なバインダを混練りした
ペースト状のものが考えられる。さらに、蒸着法による
場合は、Al、NiCr-Au、Cr-Au等の任意の導体材料が考え
られる。さらに磁性片としては、Znフェライト、Mn-Zn
フェライト、Ni-Cu-Znフェライト、Fe2Oフェライトなど
の磁性体が考えられる。また、後述するように、磁性体
を含む磁気回路の磁気抵抗を高め、磁性体のB−H(μ
−H)曲線が直線性を有する範囲で積層トランスを使用
するために、磁性片の一部に絶縁性の非磁性体を積層す
ることも可能である。絶縁性の非磁性体としては、Cu-Z
nフェライトなどの非磁性フェライト、アルミナ層、チ
タン酸バリウム、酸化チタン等から選択可能である。
第1図〜第33図を参照しつつ本発明による第1の実施
例の積層型バイファイラ巻きトランスの製造工程を説明
する。
第1図のように、易剥離性の基板(図示せず)の全面
に磁性層1を印刷し、この磁性層1の中央部に印刷段差
補正用の磁性片3を印刷することも可能である。次に第
2図のように、1次コイル巻線用導電片6(以下、単に
1次コイル導電片と呼称する)および2次コイル巻線用
導電片5(以下、単に2次コイル導電片と呼称する)を
互いに入れ子形状にそしてほぼ共通軸線の周りに互いに
逆向きに印刷延長する。1次/2次コイル導電片のターン
数は好ましくは約1/4ターン数である。以下の導電片に
ついても同様である。次に第3図のように、1次コイル
導電片6の両端部11、11および2次コイル導電片5の両
端部9、9を残して、磁性片7、7を印刷する。この磁
性片7、7は磁性片3と相補形状となるよう印刷するの
が好ましい。次に、第4図のように、1次/2次コイル導
電片6/5の端部11、11/9、9(以下、一文において
『/』の前後の部材名または参照番号は互いに対応する
ものとする)に接続して1次/2次コイル導電片15、15/1
3、13を印刷する。次に、第5図のように、1次/2次コ
イル導電片15、15/13、13の一部を残して中央部に磁性
片17を印刷する。この磁性片17は磁性片7、7と相補形
状となるよう印刷するのが好ましい。以下の磁性片につ
いても同様である。次に、第6図のように、1次/2次コ
イル導電片15、15/13、13の一部に接続して1次/2次コ
イル導電片19、19/17、17を印刷する。次に、第7図の
ように、1次/2次コイル導電片19、19/17、17の両端部2
3、23/21、21を残して、磁性片25、25を印刷する。次
に、1次/2次コイル導電片15、15/13、13に対して第4
図〜第6図で行ったと同様の積層工程を、1次と2次を
入れ替えて、今度は、2次/1次コイル導電片21、21/2
3、23に対して所望の回数だけ行った後に、第27図のよ
うに、1次/2次コイル導電片の両端部39、39/37、37を
残して磁性片41、41を印刷する。次に、第28図のよう
に、1次/2次コイル導電片の両端部39、39/37、37に接
続して、1次/2次コイル導電片45、45/43、43を印刷
し、1次コイル導電片45、45の一方の導電片45を磁性片
の辺部に引き出して1次側端子引出部(c)を形成す
る。次に、第29図のように、1次/2次コイル導電片45、
45/43、43の一部および2次側端子引出部(c)を残し
て中央部に磁性片47を印刷する。次に、第30図のよう
に、2次コイル導電片43、43の一部に接続して2次コイ
ル導電片49、49を、そして一方の1次コイル導電片45に
接続して1次コイル導電片51を印刷する。次に、第31図
のように、2次コイル導電片49、49の一部53、53および
1次コイル導電片51の一部55を残して磁性片57、57を印
刷する。次に、第32図のように、2次コイル導電片49、
49の一部53、53に接続して2次コイル導電片61、61を印
刷する。2次コイル導電片61、61は磁性層の辺部の適当
な位置に引き出す。また1次コイル導電片51の一部55に
接続して1次コイル導電片63を印刷し、磁性片の辺部に
引き出して、1次側端子引出部(d)を形成する。次
に、第33図のように、全面に磁性層(図示せず)を印刷
した後、焼結し、必要な外部引出端子(c)、(d)、
(e)、(f)の焼き付けを行うことによって、本発明
による中間タップなしの積層型バイファイラ巻きトラン
スが得られる。
次に、第1図〜第33図を参照しつつ、本発明による第
2の実施例の積層型バイファイラ巻きトランスの製造工
程を説明する。
第1図〜第7図までは上述と同様の積層を行った後、
第8図のように、1次/2次コイル導電片19、19/17、17
の両端部23、23/21、21に接続して1次/2次コイル導電
片29、29/27、27を印刷し、2次コイル導電片27、27の
一方の導電片27を磁性層の辺部に引き出して中間タップ
引出部(a)を形成する。次に、第9図のように、1次
/2次コイル導電片29、29/27、27の一部および中間タッ
プ引出部(a)を残して中央部に磁性片31を印刷する。
次に10図のように、1次コイル導電片29、29の一部およ
び中間タップ引出部(a)と接続するよう1次コイル導
電片35、35および2次コイル導電片33、33をそれぞれ印
刷する。以下、1次/2次コイル導電片を適宜入れ替えつ
つ、第3図〜第6図と同様の積層工程を第11図〜第14
図、第15図〜第18図、第23図〜第26図でも行う。必要に
応じて、第8図〜第10図と同様の積層工程を第20図〜第
22図でも行い中間タップ引出部(b)を形成することも
可能である。次に、上述の第27図〜第33図の積層、焼結
および必要な外部引出端子(a)、(b)、(c)、
(d)、(e)または(f)の焼き付けを行うことによ
って、中間タップ付きバイファイラ巻き積層トランスが
得られる。なお、2次コイル導電片61、61の端部
(e)、(f)は、その一方または両方を磁性層の辺部
に引き出してもよいし、また両方とも引き出さなくても
よい。その両方を磁性層の辺部に引き出した場合の等価
回路図が第34図に図示されており、両方とも引き出さな
い場合の等価回路図が第35図に図示されている。
最後に、第1図〜第33図を参照しつつ、本発明による
第3の実施例の積層型バイファイラ巻きトランスについ
て説明する。以上の積層工程において、磁性片の一部に
絶縁性の非磁性層(たとえば、Cu-Znフェライトなどの
非磁性フェライト等)を積層したものも考えられる。
以上、本発明による積層型バイファイラ巻きトランス
の実施例について説明したが、1次/2次コイル導電片を
適当にずらして印刷することにより、導電片間の分布容
量を増加または減少させることも可能である。また導電
片および磁性片の大きさ、形状等は任意に変更できるこ
とは明かであろう。また中間タップ引出位置、中間タッ
プの数は適宜変更可能であることも明かであろう。さら
に、実施例の説明では、説明の便宜上、導電片を1次側
および2次側に区分して説明したけれども、いずれの導
電片を1次側または2次側とするかは任意である。
[本発明による作用効果] 第1図〜第33図に図示される本発明による積層型バイ
ファイラ巻きトランスの各実施例について本発明の効果
を説明すると1次コイルおよび2次コイルが同時平行的
にしかも共通の周回軸線の回りにほぼ周回積層されるの
で、厚さおよび横幅ともに小型化した積層トランスが得
られるという共通の効果を有する。
また、磁性片の一部に絶縁性の非磁性層を形成するこ
とにより、磁性体の透磁率μが印加される磁界の強さH
に対して直線性を有する範囲でトランスを使用すること
が可能となり、小型かつ直線性の向上した積層トランス
を得ることもできる。
さらに、隣接する磁性片を相補形状にて印刷すること
により厚さが一定の積層トランスが得られる。
以上本発明の好ましい実施例について説明したけれど
も、本発明の技術思想から逸脱することなく種々の変更
および応用が可能であることは当業者には明かであろ
う。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第33図は、本発明による積層型バイファイラ巻
きトランスの製造工程を図示する平面図である。 第34図は、第1図〜第33図の製造工程によって得られる
本発明による積層型バイファイラ巻きトランスの一実施
例の等価回路図である。 第35図は、第1図〜第33図の製造工程によって得られる
本発明による積層型バイファイラ巻きトランスの他の実
施例の等価回路図である。 第36図〜第44図は、従来の中間タップ付き積層トランス
の製造工程を図示する平面図である。 第45図は、第36図〜第44図の製造工程により得られる従
来の中間タップ付き積層トランスの模式回路図である。 第46図〜第53図は、従来の中間タップ付きのバイファイ
ラ巻き積層トランスの製造工程を図示する平面図であ
る。 第54図は、第46図〜第53図の製造工程により得られる従
来の中間タップ付きのバイファイラ巻き積層トランスの
等価回路図である。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2組のコイルを形成するための2組の複数
    の導電片と複数の磁性片との交互積層体から構成され、
    前記各組の導電片の各端部は磁性片の縁部を介して隣接
    した導電片の対応した端部に接続されて1つのコイルを
    形成しており、前記2組のコイルの各々はほぼ共通軸線
    のまわりに互いに逆向きに周回する内外にずれた2重の
    コイルよりなり、且つ前記2組のコイルの複数の導体片
    の各々は間に磁性片を介在して互いに重畳関係に巻回し
    ている積層型バイファイラ巻トランス。
  2. 【請求項2】2組のコイルを形成するための2組の複数
    の導電片と複数の磁性片との交互積層体から構成され、
    前記各組の導電片の各端部は磁性片の縁部を介して隣接
    した導電片の対応した端部に接続されて1つのコイルを
    形成しており、前記2組のコイルの各々はほぼ共通軸線
    のまわりに互いに逆向きに周回する内外にずれた2重の
    コイルよりなり、且つ前記2組のコイルの複数の導体片
    の各々は間に磁性片を介在して互いに重畳関係に巻回し
    ており、各組のコイルの少くとも一方のコイルには、そ
    の始端と終端との間に少くとも一つ以上の中間タップが
    形成されていることを特徴とする積層型バイファイラ巻
    きトランス。
  3. 【請求項3】2組のコイルを形成するための2組の複数
    の導電片と複数の磁性片との交互積層体から構成され、
    前記各組の導電片の各端部は磁性片の縁部を介して隣接
    した導電片の対応した端部に接続されて1つのコイルを
    形成しており、前記2組のコイルの各々はほぼ共通軸線
    のまわりに互いに逆向きに周回する内外にずれた2重の
    コイルよりなり、且つ前記2組のコイルの複数の導体片
    の各々は間に磁性片を介在して互いに重畳関係に巻回し
    ており、前記複数の磁性片のうち隣合う磁性片は互いに
    相補形状にて形成されることを特徴とする積層型バイフ
    ァイラ巻きトランス。
  4. 【請求項4】前記磁性片は一部に絶縁性の非磁性体が置
    換形成されている請求項第1項〜第3項のいずれかに記
    載の積層型バイファイラ巻きトランス。
  5. 【請求項5】全体が焼結されている前記請求項第1項〜
    第4項のいずれかに記載の積層型バイファイラ巻きトラ
    ンス。
JP19800789A 1989-08-01 1989-08-01 積層型バイファイラ巻きトランス Expired - Fee Related JP2831392B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19800789A JP2831392B2 (ja) 1989-08-01 1989-08-01 積層型バイファイラ巻きトランス
EP90308466A EP0411922B1 (en) 1989-08-01 1990-08-01 Composite winding type stacked-layer inductors including self-inductive inductors and mutual-inductive inductors and method of manufacturing the same
KR1019900011829A KR930000414B1 (ko) 1989-08-01 1990-08-01 자기(自己)유도성 인덕터와 수동유도성 인덕터를 포함하는 복합 권선형 적층 인덕터 및 그 제조방법, 그리고 두줄 권선형 적층변성기
DE69007703T DE69007703T2 (de) 1989-08-01 1990-08-01 Induktoren des Typs aus gestapelten Schichten zusammengesetzter Wirkung, einschliesslich Induktoren mit Induktivität und Gegeninduktivität und ihr Herstellungsverfahren.
US08/207,882 US5530415A (en) 1989-08-01 1994-03-07 Composite winding type stacked-layer inductors including self inductive inductors and manual-inductive inductors

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19800789A JP2831392B2 (ja) 1989-08-01 1989-08-01 積層型バイファイラ巻きトランス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0362908A JPH0362908A (ja) 1991-03-19
JP2831392B2 true JP2831392B2 (ja) 1998-12-02

Family

ID=16383960

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19800789A Expired - Fee Related JP2831392B2 (ja) 1989-08-01 1989-08-01 積層型バイファイラ巻きトランス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2831392B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5803190B2 (ja) * 2011-03-23 2015-11-04 株式会社村田製作所 アンテナ装置および通信端末装置
JP5776297B2 (ja) * 2011-04-20 2015-09-09 株式会社村田製作所 高周波トランス、高周波部品および通信端末装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0362908A (ja) 1991-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4803453A (en) Laminated transformer
JP3621300B2 (ja) 電源回路用積層インダクタ
JP3048592B2 (ja) 積層複合部品
JP2001044037A (ja) 積層インダクタ
KR930000414B1 (ko) 자기(自己)유도성 인덕터와 수동유도성 인덕터를 포함하는 복합 권선형 적층 인덕터 및 그 제조방법, 그리고 두줄 권선형 적층변성기
JP2000182834A (ja) 積層型インダクタンス素子及びその製造方法
JP2655657B2 (ja) 積層応用部品の構造
JP2831392B2 (ja) 積層型バイファイラ巻きトランス
JP2831391B2 (ja) 中間タップ付き積層トランス
JP2001358016A (ja) 積層チップインダクタ
JP3201756B2 (ja) 複合巻積層インダクタとその製造方法
US5844460A (en) Wound, solid state inductor
JP2682829B2 (ja) 積層応用部品の構造
JP3209514B2 (ja) 積層チップインダクタの製造方法
JP2006041820A (ja) 積層型フィルタアレイ
JPH0447950Y2 (ja)
JP3048593B2 (ja) 混成集積回路部品
JPS5943690Y2 (ja) 積層型トランス
JP2938631B2 (ja) 積層セラミックインダクタの製造方法
JP2542842Y2 (ja) 積層複合部品
JP2944898B2 (ja) 積層型チップトランスとその製造方法
JPH09180938A (ja) 積層インダクタおよびその製造方法
JPH0365645B2 (ja)
JPS6229885B2 (ja)
JPH0132331Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees