JP5776297B2 - 高周波トランス、高周波部品および通信端末装置 - Google Patents
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Description
1次側コイル素子および互いに平行な複数のコイル巻回軸を有する2次側コイル素子を備え、
前記1次側コイル素子のコイル巻回軸は前記2次側コイル素子の複数のコイル巻回軸のうち一つのコイル巻回軸に一致する共通のコイル巻回軸であり、
前記共通のコイル巻回軸上に前記1次側コイル素子と前記2次側コイル素子との境界を2以上有するように、前記1次側コイル素子および前記2次側コイル素子が配列され、
前記複数のコイル巻回軸のうち隣り合うコイル巻回軸上に配置され、隣接する前記2次側コイル素子同士が接続されて、この隣接する2次側コイル素子のみを通る磁束が閉ループを構成するように、前記隣接する2次側コイル素子の巻回方向および接続の向きが定められたことを特徴としている。
前記高周波トランスは、
1次側コイル素子および互いに平行な複数のコイル巻回軸を有する2次側コイル素子を備え、
前記1次側コイル素子のコイル巻回軸は前記2次側コイル素子の複数のコイル巻回軸のうち一つのコイル巻回軸に一致する共通のコイル巻回軸であり、
前記共通のコイル巻回軸上に前記1次側コイル素子と前記2次側コイル素子との境界を2以上有するように、前記1次側コイル素子および前記2次側コイル素子が配列され、
前記複数のコイル巻回軸のうち隣り合うコイル巻回軸上に配置され、隣接する前記2次側コイル素子同士が接続されて、この隣接する2次側コイル素子のみを通る磁束が閉ループを構成するように、前記隣接する2次側コイル素子の巻回方向および接続の向きが定められたことを特徴としている。
前記高周波トランスは、
1次側コイル素子および互いに平行な複数のコイル巻回軸を有する2次側コイル素子を備え、
前記1次側コイル素子のコイル巻回軸は前記2次側コイル素子の複数のコイル巻回軸のうち一つのコイル巻回軸に一致する共通のコイル巻回軸であり、
前記共通のコイル巻回軸上に前記1次側コイル素子と前記2次側コイル素子との境界を2以上有するように、前記1次側コイル素子および前記2次側コイル素子が配列され、
前記複数のコイル巻回軸のうち隣り合うコイル巻回軸上に配置され、隣接する前記2次側コイル素子同士が接続されて、この隣接する2次側コイル素子のみを通る磁束が閉ループを構成するように、前記隣接する2次側コイル素子の巻回方向および接続の向きが定められたことを特徴としている。
図1(a)、図1(b)は第1の実施形態の高周波トランス101A,101Bの回路図である。これらの図ではコイル巻回軸(以降、単に「巻回軸」)と巻回方向を考慮して描いている。(巻回軸と巻回方向を考慮して回路図を描く点は第2の実施形態以降についても同様である。)この高周波トランス101A,101Bは、5つのコイル素子L10,L211,L212,L221,L222を備えている。また、高周波トランス101A,101Bは、1次側の端子P1,P2、2次側の端子P3,P4を備えている。入力端子P1−P2間にはコイル素子L10が接続されている。入力端子P3−P4間にはコイル素子L211,L212の直列回路とコイル素子L221,L222の直列回路とが並列接続されている。
導体パターン10a,10b,10cはコイル素子L10に相当する。
導体パターン221a,221b,221cはコイル素子L221に相当し、導体パターン222a,222b,222cはコイル素子L222に相当する。
図3(a)、図3(b)は第2の実施形態の高周波トランス102A,102Bの回路図である。この高周波トランス102A,102Bは互いに平行な3つの巻回軸AX1,AX2,AX3を有する。
図4は第3の実施形態の高周波トランス103の回路図である。この高周波トランス103は複数のコイル素子が3次元配置されている。この例では、互いに平行な4つの巻回軸AX11,AX12,AX21,AX22を有し、巻回軸AX11,AX12を含む面と巻回軸AX21,AX22を含む面とは平行である。また、巻回軸AX11,AX21を含む面と巻回軸AX12,AX22を含む面とは平行である。さらに、この例では巻回軸AX11,AX12を含む面と巻回軸AX11,AX21を含む面とは直交している。
図5(a)、図5(b)、図5(c)、図5(d)は第4の実施形態の各高周波トランス104A,104B,104C,104Dの回路図である。いずれも複数の巻回軸の延長線上に垂直なグランド電極G1,G2を設け接地している。
図7は第5の実施形態の高周波トランス105の回路図である。この高周波トランス105は、2次側コイル素子L211,L212の中間点および2次側コイル素子L221,L222の中間点をそれぞれグランド電極G1,G2に接地している。その他の構成は図5(a)に示した例と同じである。
図8は第6の実施形態の高周波部品および通信端末装置の構成図である。図8に示す通信端末装置は高周波回路201、整合回路202、高周波部品203、整合回路204、アンテナ205を備えている。高周波部品203は高周波回路201側の伝送線路のインピーダンスとアンテナ205のインピーダンスとのインピーダンス整合をはかるインピーダンス変換回路として備えている。この高周波部品203の基本構成は図5(a)に示した高周波トランス104Aと同じである。この高周波トランスの端子P1は高周波回路201側の入出力端子、端子P3は接地端子として用いている。また、端子P2とP4は接続してアンテナ205側の入出力端子として用いている。
図9は第7の実施形態の高周波部品および通信端末装置の構成図である。図9に示す通信端末装置は高周波回路201、高周波部品206、フィルタ207、アンテナ205を備えている。高周波部品206は高周波回路201側の平衡信号とアンテナ205側の不平衡信号との変換を行う平衡−不平衡変換回路として備えている。この高周波部品206の基本構成は図1(a)に示した高周波トランス101Aと同じである。この高周波トランスの端子P1はアンテナ205側の入出力端子、端子P2は接地端子として用いている。また、端子P3とP4は高周波回路201側の平衡信号の入出力端子として用いている。
AX11,AX12,AX21,AX22…コイル巻回軸
G1,G2…グランド電極
L10…1次側コイル素子
L11,L12…1次側コイル素子
L211,L212,L213,L221,L222,L223…2次側コイル素子
L2111,L2211…2次側コイル素子
L2121,L2221…2次側コイル素子
L2112,L2212…2次側コイル素子
L2122,L2222…2次側コイル素子
P1,P2,P3,P4…端子
10a,10b,10c…導体パターン
51a〜51k…基材層
51m,51n…基材層
61,62,63,64…端子電極
65,66,67…グランド電極
101A,101B…高周波トランス
102A,102B…高周波トランス
103…高周波トランス
104A,104B,104C,104D…高周波トランス
105…高周波トランス
201…高周波回路
202,204…整合回路
203,206…高周波部品
205…アンテナ
207…フィルタ
211a,211b,211c…導体パターン
212a,212b,212c…導体パターン
221a,221b,221c…導体パターン
222a,222b,222c…導体パターン
Claims (6)
- 1次側コイル素子および互いに平行な複数のコイル巻回軸を有する2次側コイル素子を備え、
前記1次側コイル素子のコイル巻回軸は前記2次側コイル素子の複数のコイル巻回軸のうち一つのコイル巻回軸に一致する共通のコイル巻回軸であり、
前記共通のコイル巻回軸上に前記1次側コイル素子と前記2次側コイル素子との境界を2以上有するように、前記1次側コイル素子および前記2次側コイル素子が配列され、
前記複数のコイル巻回軸のうち隣り合うコイル巻回軸上に配置され、隣接する前記2次側コイル素子同士が接続されて、この隣接する2次側コイル素子のみを通る磁束が閉ループを構成するように、前記隣接する2次側コイル素子の巻回方向および接続の向きが定められたことを特徴とする高周波トランス。 - 前記共通のコイル巻回軸上の前記1次側コイル素子と前記2次側コイル素子とは、前記共通のコイル巻回軸に沿って生じる磁束の向きが逆である、請求項1に記載の高周波トランス。
- 前記1次側コイル素子および前記2次側コイル素子は、複数の誘電体層または磁性体層が積層された積層体内に配置された導体パターンおよび層間を接続するビア導体で構成され、前記コイル巻回軸が前記積層体の主面に対し垂直になるように前記導体パターンおよび前記ビア導体が配置された、請求項1または2に記載の高周波トランス。
- 前記積層体の内層または外面に前記1次側コイル素子および前記2次側コイル素子を挟むグランド導体層を備えた、請求項3に記載の高周波トランス。
- 高周波トランスを備えた高周波部品において、
前記高周波トランスは、
1次側コイル素子および互いに平行な複数のコイル巻回軸を有する2次側コイル素子を備え、
前記1次側コイル素子のコイル巻回軸は前記2次側コイル素子の複数のコイル巻回軸のうち一つのコイル巻回軸に一致する共通のコイル巻回軸であり、
前記共通のコイル巻回軸上に前記1次側コイル素子と前記2次側コイル素子との境界を2以上有するように、前記1次側コイル素子および前記2次側コイル素子が配列され、
前記複数のコイル巻回軸のうち隣り合うコイル巻回軸上に配置され、隣接する前記2次側コイル素子同士が接続されて、この隣接する2次側コイル素子のみを通る磁束が閉ループを構成するように、前記隣接する2次側コイル素子の巻回方向および接続の向きが定められたことを特徴とする高周波部品。 - 通信信号の伝送部に高周波トランスを備えた通信端末装置において、
前記高周波トランスは、
1次側コイル素子および互いに平行な複数のコイル巻回軸を有する2次側コイル素子を備え、
前記1次側コイル素子のコイル巻回軸は前記2次側コイル素子の複数のコイル巻回軸のうち一つのコイル巻回軸に一致する共通のコイル巻回軸であり、
前記共通のコイル巻回軸上に前記1次側コイル素子と前記2次側コイル素子との境界を2以上有するように、前記1次側コイル素子および前記2次側コイル素子が配列され、
前記複数のコイル巻回軸のうち隣り合うコイル巻回軸上に配置され、隣接する前記2次側コイル素子同士が接続されて、この隣接する2次側コイル素子のみを通る磁束が閉ループを構成するように、前記隣接する2次側コイル素子の巻回方向および接続の向きが定められたことを特徴とする通信端末装置。
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