JP2005347379A - コモンモードフィルタ - Google Patents

コモンモードフィルタ Download PDF

Info

Publication number
JP2005347379A
JP2005347379A JP2004162969A JP2004162969A JP2005347379A JP 2005347379 A JP2005347379 A JP 2005347379A JP 2004162969 A JP2004162969 A JP 2004162969A JP 2004162969 A JP2004162969 A JP 2004162969A JP 2005347379 A JP2005347379 A JP 2005347379A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
common mode
plate
mode filter
conductor
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004162969A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4033852B2 (ja
Inventor
Hisao Tomonari
寿緒 友成
Hiroshi Suzuki
鈴木  寛
Koji Hayama
幸治 端山
Toshihiro Kuroshima
敏浩 黒嶋
Mitsuharu Mizutani
光晴 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2004162969A priority Critical patent/JP4033852B2/ja
Publication of JP2005347379A publication Critical patent/JP2005347379A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4033852B2 publication Critical patent/JP4033852B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Filters And Equalizers (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

【課題】 特性インピーダンスの調整が可能で、かつ、高周波の信号を通過させることのできるコモンモードフィルタを提供する。
【解決手段】 コモンモードフィルタ1は、巻芯部21を有する磁性体コア2と、巻芯部21の両端にそれぞれ設けられた電極24、25と、巻芯部21に巻回されると共に両端が電極24、25にそれぞれ接続された巻線4、5と、巻芯部21に螺旋状に巻かれ、巻芯部21の両端でグランドと電気的に接続された断面が四角形の平角線3を備え、巻線4、5は、平角線3上に平角線3に沿って巻かれている。
【選択図】図1

Description

本発明はコモンモードフィルタに関し、特に、特性インピーダンスの調整が可能で、かつ、高周波の信号を通過させることのできるコモンモードフィルタに関する。
コモンモードフィルタは、各種電子機器による輻射ノイズ等をフィルタリングするために使用されるコイル部品であり、コアに複数本の巻線を密着させて巻きつけた構造となっている。
図5(a)は、磁性体コア102に2本の巻線104、105を密着させて巻いた従来のコモンモードフィルタ101を示す図である。磁性体コア102は、円柱状の巻芯部121と、その両端に形成された略角柱状の鍔部122、123とを有し、鍔部122は、外部端子(図示せず)と接続される電極124、電極125を、鍔部123は、別の外部端子(図示せず)と接続される電極126、127を備えている。巻線104、105は、それぞれ絶縁物により被覆されており、互いに強く密着した状態で巻芯部121に螺旋状にバイファイラ巻きされている。巻線104の両端部は電極124、126と接続されており、巻線105の両端部は電極125、127と接続されている。2本の巻線104、105は、それぞれ差動の信号線として働く。
図5(b)は、磁性体コア202に3本の巻線204、205、206を密着させて巻いた従来のコモンモードフィルタ201を示す図である。磁性体コア202は、円柱状の巻芯部221と、その両端に形成された略角柱状の鍔部222、223とを有し、鍔部222は、外部端子(図示せず)と接続される電極224、225、226を、鍔部223は、別の外部端子(図示せず)と接続される電極227、228、229を備えている。
巻線204、205、206は、それぞれ絶縁物により被覆されており、互いに強く密着した状態で巻芯部221に螺旋状にトリファイラ巻きされている。巻線204の両端部は電極224、227と、巻線205の両端部は電極225、228と、巻線206の両端部は電極226、229と接続されている。巻線204、205は、それぞれ差動信号線として働き、巻線206は、グランド線として働く(例えば、特許文献1参照)。
図5(a)に示したコモンモードフィルタ101を例にコモンモードフィルタの動作を説明する。信号は、2本の巻線104、105に互いに逆方向の信号として入力される。このように差動入力された信号によって磁性体コア102上に生じる磁束は互いに逆方向となり、打ち消し合う。そのため、磁界が生じず、インピーダンス(インダクタンス)を上昇させないので、信号は減衰することなく出力される。
一方、コモンモードノイズは、各巻線104、105の同方向に生じるため、磁性体コア102上に生じる磁束は互いに同方向の磁束となり、重畳して強め合う。そのため、磁界が発生し、インピーダンス(インダクタンス)を上昇させるので、コモンモードノイズを減衰させることができる。このようにして、コモンモードフィルタ101は、信号を減衰させることなくノイズのみを減衰させることができる。
図5(b)に示したコモンモードフィルタ201は、差動信号線204、205以外にグランド線として機能する巻線206を有している点が図5(a)に示したコモンモードフィルタ101と異なっているが、上記した動作原理に従い、同様にコモンモードノイズを減衰させることができる。
特開2003−77730号公報
ところで、近年では、DVIやIEEE等の信号伝送方式による高速差動伝送が登場し、このような高速差動伝送でのノイズを除去するためにもコモンモードフィルタが用いられている。しかしながら、コモンモードフィルタも差動信号を全く減衰させないというわけではないため、信号に高周波成分の多い信号を伝送する場合、コモンモードフィルタの特性によっては、ノイズだけでなくその高周波成分の信号をも減衰させてしまう場合がある。
例えば、液晶ディスプレイ(LCD)とパーソナルコンピュータ(PC)を結ぶ場合に用いられるDVI伝送方式では、LCDの解像度がSXGAの場合には信号伝送周波数が560MHzとなる。第3次、第5次高調波までも考慮すると、少なくとも2.5GHzの信号を減衰させない特性のコモンモードフィルタが必要となるが、そのような特性のコモンモードフィルタを製造するのは非常に困難である。
また、コモンモードフィルタを信号の伝送路に挿入することにより、そのインダクタンス成分や浮遊容量により伝送路の特性インピーダンスを変化させてしまう。特性インピーダンスに変化が生じると、伝送路における特性インピーダンスの不整合点で信号が反射を起こし、信号の通常帯域が狭くなるため、信号の減衰や歪みを起こすこととなる。そのため、通常は、特性インピーダンスの整合がとられるが、従来のコモンモードフィルタでは、特性インピーダンスの調整をすることができなかった。
図5(a)に示したコモンモードフィルタ101の場合、コモンモードフィルタ101をプリント基板上に配置した際に、巻線104、105とプリント基板のグランド層との間には浮遊容量が存在する。この浮遊容量の容量成分により、コモンモードフィルタの特性インピーダンスが変化してしまう。この特性インピーダンスが変化する要因の1つとして巻線104、105−グランド層間の距離によって浮遊容量の値に変動が生じることが挙げられる。そのため、使用する基板の厚みによって特性インピーダンスが変化してしまう。また、コモンモードフィルタ1にはグランド線が無いため、グランド線にノイズが重畳した場合に十分なノイズ減衰効果を得られない場合もある。
図5(b)に示したコモンモードフィルタ201の場合、トリファイラ巻きの真中に位置する巻線206をグランド線とすると、信号線である巻線204と巻線205の間にグランド線が挟まれることにより巻線204−205間の距離が離れることととなる。信号線同士の距離が離れると磁気結合が弱くなるため、磁束の打ち消し合いが少なくなる。そのため、差動信号に対する磁界によるインダクタンスが上昇し、高周波信号を減衰させてしまうこととなる。また、インダクタンスの上昇により特性インピーダンスも上昇するため、特性インピーダンスの不整合が生じる。
本発明は、グランドラインに重畳するノイズを除去し、高周波信号を通過させ、かつ、特性インピーダンスを調整することのできるコモンモードフィルタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、巻芯部を有する磁性体コアと、 巻芯部の両端にそれぞれ設けられた複数の電極と、巻芯部に巻回されると共に両端が電極にそれぞれ接続された少なくとも2本の巻線とを備え、巻線のうち少なくとも一本は、巻芯部に螺旋状に巻かれ、巻芯部の両端で電極と電気的に接続された板状導体であり、他の巻線は、板状導体上に板状導体に沿って巻かれていることを特徴としている。
このような構成によると、板状導体と巻線との間の浮遊容量が大きくなるため、板状導体の幅を変更することにより、コモンモードフィルタに発生する浮遊容量が変化し、コモンモードフィルタの特性インピーダンスも変化する。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、磁性体コアは巻芯部の両端に鍔部を有し、電極は、鍔部に形成されていることを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、板状導体は巻芯部に直に形成されていることを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、巻線は複数であり、互いに絶縁されていることを特徴としている。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、板状導体又は巻線の少なくとも一方は絶縁被膜されていることを特徴としている。
このような構成によると、板状導体と巻線は絶縁される。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、板状導体と板状導体以外の巻線との間に絶縁シートをおいたことを特徴としている。
このような構成によると、板状導体と巻線は絶縁される。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、巻線を巻芯部と協働して挟むプレートコアを備えたことを特徴としている。
このような構成によると、プレートコアにより閉磁路ができ、磁束の透磁率が上がる。
本発明の請求項1に記載のコモンモードフィルタによれば、板状導体の幅を変更することにより、コモンモードフィルタの特性インピーダンスを変化させることができ、また、巻線間のクロストークを低減させることができる。
本発明の請求項2に記載のコモンモードフィルタによれば、巻芯部の両端に鍔部を備えているため、基板等に実装する際に容易に実装することができる。
本発明の請求項3に記載のコモンモードフィルタによれば、板状導体が巻芯部に直に形成されているため、板状導体を巻芯部に巻くという作業が必要なくなり、また、コモンモードフィルタ自体のサイズも小型化にすることができる。
本発明の請求項4に記載のコモンモードフィルタによれば、差動信号を扱うことができる。
本発明の請求項5に記載のコモンモードフィルタによれば、板状導体又は巻線のいずれか一方を被覆するという簡単な構成で板状導体と巻線とを絶縁することができる。
本発明の請求項6に記載のコモンモードフィルタによれば、板状導体と巻線の間に絶縁シートを置くという簡単な構成で板状導体と巻線とを絶縁することができる。
本発明の請求項7に記載のコモンモードフィルタによれば、プレートコアを備えたことにより、コモンモードフィルタの透磁率が上がるため、コモンモードインピーダンスが上がり、コモンモードノイズを更に低下させることができる。
本発明の第1の実施の形態によるコモンモードフィルタについて図1から図3を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態によるコモンモードフィルタ1の構成を示す図である。コモンモードフィルタ1は、磁性体コア2と、板状導体3と、巻線4、5とを備えている。なお、図1は便宜上、巻線4、5が板状導体3から遊離した状態で描かれているが、実際は巻線4、5は板状導体3に密接し、磁性体コア2に堅固に巻回されている。
図2(a)は、磁性体コア2の斜視図、図2(b)は、磁性体コア2の底面図である。磁性体コア2は、円柱状の巻芯部21と、その両端に形成された略角柱状の鍔部22、23とを有し、鍔部22は、外部端子(図示せず)と接続される電極24、25を、鍔部23は、別の外部端子(図示せず)と接続される電極26、27を備えている。板状導体3は、銅や銀からなる帯状の薄膜導体であり、巻芯部21に螺旋状に直に形成されている。板状導体3の両端部は、鍔部22、23に延在し、電極としての役割も果たす。板状導体3の形成にはトリミング技法を用い、磁性体コア2全体にメッキをし、板状導体3として必要な部分以外のメッキを除去する。
巻線4、5は、それぞれ絶縁物により被覆されており、互いに強く密着した状態で板状導体3上にバイファイラ巻きされている。巻線4の両端部は電極24、26と接続されており、巻線5の両端は電極25、27と接続されている。巻線4、5は、それぞれ差動信号線として働き、板状導体3は、グランド線として働く。
後述するように、板状導体3−巻線4、5間には浮遊容量が存在しており、本実施の形態では、この浮遊容量を大きくする。この板状導体3−巻線4、5間の浮遊容量を大きくするために、板状導体3の幅を大きくとり、巻線4、5を板状導体3上に配置するようにする。具体的には、板状導体3の幅は、少なくとも巻線4及び巻線5の半径の合計値よりも広くする。一方、板状導体3の幅が広すぎると、隣り合うターンの板状導体3と交わってしまう。この場合、巻芯部21の全体が薄膜導体となってしまうが、巻線4、5に流れる電流により、薄膜導体となった巻芯部21にも相互誘導により電流が流れ、巻線4、5に流れる電流を妨げる磁界を生じさせてしまう。従って、板状導体3の幅は、隣り合うターンの板状導体3と交わることのない幅でなければならない。
次に、図1に示したコモンモードフィルタ1の動作について説明する。信号は、2本の巻線4、5に互いに逆方向の信号として入力される。このように差動入力された信号によって磁性体コア2上に生じる磁束は互いに逆方向となり、打ち消し合う。そのため、磁界が生じず、インピーダンス(インダクタンス)を上昇させないので、信号は減衰することなく出力される。
一方、コモンモードノイズは、各巻線3、4、5の同方向に生じるため、磁性体コア2上に生じる磁束は互いに同方向の磁束となり、重畳して強め合う。そのため、磁界が発生し、インピーダンス(インダクタンス)を上昇させるので、コモンモードノイズを減衰させることができる。このようにして、コモンモードフィルタ1は、信号を減衰させることなくノイズのみを減衰させることができる。
図3は、コモンモードフィルタ1をプリント基板6上に配置した様子を示す縦断面図である。プリント基板6は、積層構造となっており、中間の層にグランド層61を有している。グランド層61は、コモンモードフィルタ1上の鍔部22、23上の電極としての板状導体3と電気的に接続されている(図示せず)。
コモンモードフィルタ1には、巻線4、5のペア(以下、ペアライン7と称す。)−板状導体3間、ペアライン7−グランド層61間、隣り合うペアライン7間に、それぞれ浮遊容量C1、C2、C3が存在する。この浮遊容量C1、C2、C3の合計値により、伝送路の特性インピーダンスは変化する。
ここで、容量Cは、
C=ε・S/d(εは定数)
で表される。これは、容量Cは、容量成分を発生させる物質の断面積Sに比例し、距離dに反比例することを意味する。
本実施の形態によるコモンモードフィルタ1では、グランド線である板状導体3の面積Sが広く、ペアライン7−板状導体3間の距離dが短いため、浮遊容量C1は大きくなる。一方、ペアライン7−板状導体3間の距離と比べると、ペアライン7−グランド層61間の距離は、はるかに長いため、浮遊容量C2は、浮遊容量C1よりもはるかに小さくなる。そのため、浮遊容量C1が支配的となり、浮遊容量C2は無視できることとなる。
また、隣り合うペアライン7間にも浮遊容量C3が存在するが、この場合にも同様の理由で浮遊容量C3は、浮遊容量C1と比べてはるかに小さくなるので、浮遊容量C1が支配的となる。
このようにして、コモンモードフィルタ1に発生する浮遊容量は、コモンモードフィルタ1が搭載されるプリント基板6によらず、ペアライン7−板状導体3間の浮遊容量C1と実質的に同一であるとみなすことができるので、特性インピーダンスもプリント基板6によらず一定となる。一方、板状導体3の面積を変える、即ち板状導体3の幅を変更することにより、コモンモードフィルタ1に発生する浮遊容量を変化させることができる。従って、板状導体3の幅を変更するだけで、プリント基板6に配置した際の特性インピーダンスを予め調整することができる。
また、浮遊容量C3は、各ペアライン7間にクロストークを引き起こす原因となる。しかしながら、この場合にも、浮遊容量C3は浮遊容量C1と比べてはるかに小さいので、浮遊容量C1が支配的となる。つまり、ペアライン7−板状導体3の結合の方が各ペアライン7間の結合より強くなるため、隣り合うペアライン間には電力が漏れにくくなる。このようにして、各ペアライン7間のクロストークを軽減させることができる。
さらに、巻線4、5間の距離が短くなることによって巻線4、5間の磁気結合が強くなるため、磁束がより効率よく打ち消し合うこととなる。従って、磁界によるインダクタンスの上昇がなく、高周波の信号を通過させることができる。
本発明の第2の実施の形態によるコモンモードフィルタについて図4を参照しながら説明する。図4は、第1の実施の形態によるコモンモードフィルタ1にプレートコア8を取り付ける様子を示す図である。プレートコア8は、フェライトや誘電体等の板状のコアで、コモンモードフィルタの上面に取り付けられる。コモンモードフィルタ1にプレートコア8を取り付けることにより、磁性体コア2とプレートコア8とで閉磁路を形成することができる。この閉磁路により磁束の透磁率が上がるので、コモンモードノイズに対するインピーダンスのみを上昇させ、コモンモードノイズをさらに低減することができる。
本発明によるコモンモードフィルタ1は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、巻線4、5を被覆する代わりに板状導体3を被膜しても良いし、巻線4、5と板状導体3の双方を被覆しても良い。また、巻線4、5と板状導体3との間に絶縁シートを置いても良い。また、板状導体3は、平角線であっても良いし、メッキ法、スパッタ法、蒸着法等で形成される金属膜であっても良い。更に、板状導体3は巻芯部21に直に形成されていなくても良い。また、巻線は1本でも良く、また、2本以上でも良い。板状導体3はグランドに接続されなくてもよい。
本発明の第1の実施形態によるコモンモードフィルタ1の構成を示した傾視図である。 (a)は、磁性体コア2の斜視図、(b)は、磁性体コア2の底面図である。 コモンモードフィルタ1をプリント基板6上に配置した様子を示した縦断面図である。 は、コモンモードフィルタ1にプレートコア8を取り付ける様子を示した図である。 (a)は、フェライトもしくは誘電体のドラムコアに2本の巻線を密着させて巻いたコモンモードフィルタを示した傾視図であり、(b)は、フェライトもしくは誘電体のドラムコアに3本の巻線を密着させて巻いたコモンモードフィルタを示した傾視図である。
符号の説明
1 コモンモードフィルタ
2 磁性体コア
3 板状導体
4、5 巻線
7 ペアライン
8 プレートコア
21 巻芯部
22、23 鍔部
24、25 電極

Claims (7)

  1. 巻芯部を有する磁性体コアと、
    前記巻芯部の両端にそれぞれ設けられた複数の電極と、
    前記巻芯部に巻回されると共に両端が前記電極にそれぞれ接続された少なくとも2本の巻線と、
    を備えたコモンモードフィルタであって、
    前記巻線のうち少なくとも一本は、前記巻芯部に螺旋状に巻かれ、前記巻芯部の両端で前記電極と電気的に接続された板状導体であり、
    前記板状導体以外の前記巻線は、前記板状導体上に前記板状導体に沿って巻かれていることを特徴とするコモンモードフィルタ。
  2. 前記磁性体コアは前記巻芯部の両端に鍔部を有し、前記電極は、前記両端の鍔部にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1に記載のコモンモードフィルタ。
  3. 前記板状導体は前記巻芯部に直に形成されていることを特徴とする請求項1又は2のいずれか一項に記載のコモンモードフィルタ。
  4. 前記巻線は複数であり、互いに絶縁されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のコモンモードフィルタ。
  5. 前記板状導体又は前記巻線の少なくとも一方は絶縁被膜されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のコモンモードフィルタ。
  6. 前記板状導体と前記板状導体以外の前記巻線との間に絶縁シートをおいたことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のコモンモードフィルタ。
  7. 前記巻線を前記巻芯部と協働して挟むプレートコアを備えたことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のコモンモードフィルタ。
JP2004162969A 2004-06-01 2004-06-01 コモンモードフィルタ Expired - Lifetime JP4033852B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004162969A JP4033852B2 (ja) 2004-06-01 2004-06-01 コモンモードフィルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004162969A JP4033852B2 (ja) 2004-06-01 2004-06-01 コモンモードフィルタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005347379A true JP2005347379A (ja) 2005-12-15
JP4033852B2 JP4033852B2 (ja) 2008-01-16

Family

ID=35499492

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004162969A Expired - Lifetime JP4033852B2 (ja) 2004-06-01 2004-06-01 コモンモードフィルタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4033852B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007329169A (ja) * 2006-06-06 2007-12-20 Murata Mfg Co Ltd 巻線型コモンモードチョークコイル
JP2010129757A (ja) * 2008-11-27 2010-06-10 Tdk Corp 表面実装型バルントランス
JP2011003733A (ja) * 2009-06-18 2011-01-06 Tdk Corp インダクタ部品
CN111446062A (zh) * 2020-04-08 2020-07-24 王国义 一种卷绕型矩形片式电感器
JP2020161617A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 株式会社村田製作所 インダクタ部品
US20210257142A1 (en) * 2020-02-18 2021-08-19 Tdk Corporation Coil component and circuit board having the same
US20210257143A1 (en) * 2020-02-18 2021-08-19 Tdk Corporation Circuit board provided with coil component

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5741636U (ja) * 1980-08-20 1982-03-06
JP2001093756A (ja) * 1999-09-20 2001-04-06 Tdk Corp コモンモードフィルタ
JP2001118739A (ja) * 1999-10-21 2001-04-27 Tokin Corp コモンモードチョークコイルの製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5741636U (ja) * 1980-08-20 1982-03-06
JP2001093756A (ja) * 1999-09-20 2001-04-06 Tdk Corp コモンモードフィルタ
JP2001118739A (ja) * 1999-10-21 2001-04-27 Tokin Corp コモンモードチョークコイルの製造方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007329169A (ja) * 2006-06-06 2007-12-20 Murata Mfg Co Ltd 巻線型コモンモードチョークコイル
JP2010129757A (ja) * 2008-11-27 2010-06-10 Tdk Corp 表面実装型バルントランス
JP2011003733A (ja) * 2009-06-18 2011-01-06 Tdk Corp インダクタ部品
JP2020161617A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 株式会社村田製作所 インダクタ部品
JP7159939B2 (ja) 2019-03-26 2022-10-25 株式会社村田製作所 インダクタ部品
US20210257142A1 (en) * 2020-02-18 2021-08-19 Tdk Corporation Coil component and circuit board having the same
US20210257143A1 (en) * 2020-02-18 2021-08-19 Tdk Corporation Circuit board provided with coil component
JP2021132074A (ja) * 2020-02-18 2021-09-09 Tdk株式会社 コイル部品及びこれを備える回路基板
JP7363559B2 (ja) 2020-02-18 2023-10-18 Tdk株式会社 コイル部品及びこれを備える回路基板
US12033778B2 (en) 2020-02-18 2024-07-09 Tdk Corporation Coil component and circuit board having the same
CN111446062A (zh) * 2020-04-08 2020-07-24 王国义 一种卷绕型矩形片式电感器

Also Published As

Publication number Publication date
JP4033852B2 (ja) 2008-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10636561B2 (en) Common mode noise filter
US9077061B2 (en) Directional coupler
US7755447B2 (en) Multilayer balun, hybrid integrated circuit module, and multilayer substrate
JP5029726B2 (ja) コモンモードノイズフィルタ
JP5386586B2 (ja) コモンモードフィルタ
WO2016072078A1 (ja) コモンモードノイズフィルタ
WO2016079903A1 (ja) コモンモードノイズフィルタ
US10778177B2 (en) Common mode noise filter
US10979015B2 (en) Common-mode choke coil
JP4636950B2 (ja) 伝送回路、アンテナ共用器、高周波スイッチ回路
JP5961813B2 (ja) コモンモードノイズフィルタ
JP2020136422A (ja) ディファレンシャルモードチョークコイル部品
JPH11219824A (ja) 表面実装型バラントランス
JP4682425B2 (ja) ノイズフィルタおよびこのノイズフィルタを用いた電子機器
JP4033852B2 (ja) コモンモードフィルタ
JP2007129291A (ja) ノイズフィルタおよびノイズフィルタ回路
JP2011114627A (ja) コモンモードノイズフィルタ
JP7182037B2 (ja) コモンモードノイズフィルタ
JP2007281315A (ja) コイル部品
JP3545245B2 (ja) コモンモードフィルタ
JP2019220665A (ja) コイル部品
JP3863674B2 (ja) コモンモードフィルタ
JP7378015B2 (ja) コモンモードノイズフィルタ
JPH1197962A (ja) 高周波部品
JP2006140807A (ja) フィルタ素子

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070522

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070529

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070725

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070815

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070911

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070920

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071023

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071023

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4033852

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131102

Year of fee payment: 6

EXPY Cancellation because of completion of term