JP2830250B2 - 磁気テープの記録及び又は再生装置のトラッキング制御装置 - Google Patents

磁気テープの記録及び又は再生装置のトラッキング制御装置

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JP2830250B2
JP2830250B2 JP1340277A JP34027789A JP2830250B2 JP 2830250 B2 JP2830250 B2 JP 2830250B2 JP 1340277 A JP1340277 A JP 1340277A JP 34027789 A JP34027789 A JP 34027789A JP 2830250 B2 JP2830250 B2 JP 2830250B2
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【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A産業上の利用分野 B発明の概要 C従来の技術(第7図) D発明が解決しようとする問題点(第8図及び第9図) E問題点を解決するための手段(第1図〜第5図) F作用(第1図〜第5図) G実施例 (G1)DATの全体構成(第6図) (G2)第1実施例によるトラツキング制御回路(第1
図〜第3図) (G3)第2実施例によるトラツキング制御回路(第1
図、第2図及び第4図) (G4)第3実施例によるトラツキング制御回路(第1
図、第2図及び第5図) (G5)他の実施例 H発明の効果 A産業上の利用分野 本発明は磁気テープの記録及び又は再生装置用トラツ
キング制御装置に関し、例えば回転ヘツド型デイジタル
オーデイオテープレコーダに用いられるものに適用して
好適なものである。
B発明の概要 本発明は、トラツキング制御回路において、記録トラ
ツクに形成された第1及び第2のトラツキング情報領域
を再生モードに応じて各別に選択してなるトラツキング
エラー情報の平均値情報で磁気テープの送り速度を制御
するようにしたことにより、再生モードに応じて回転ヘ
ツドが記録トラツク上をほぼジヤストトラツキング状態
で走査するように制御し得る。
C従来の技術 従来、オーデイオ信号を高密度記録し得るテープレコ
ーダ装置として、回転ヘツド型デイジタルオーデイオテ
ープレコーダ(以下DATと呼ぶ)が用いられている。
このDATにおいては、入力オーデイオデータを回転ド
ラムに配置された回転ヘツドを用いて、回転ドラムに所
定の巻付け角で巻き付けられた磁気テープ上に記録し又
は磁気テープ上に記録された記録オーデイオデータを回
転ヘツドを用いて再生するようになされている。
なお磁気テープに記録された記録オーデイオデータを
正しく再生するためには、回転ヘツドが磁気テープの記
録トラツク上をジヤストトラツキング状態で走査する必
要があり、このためDATにおいてはいわゆるATF(automa
tic track following)方式のトラツキング制御方法が
用いられている。
すなわち第7図に示すようにDATフオーマツトに基づ
いてデイジタルオーデイオデータが記録された磁気テー
プ1には、順次交互に正及び負のアジマス角を有する回
転ヘツド2で記録された記録トラツクTA、TBが磁気テー
プ1の走行方向aに対して斜め方向bに形成されてい
る。
この各記録トラツクTA、TBの下端及び上端の所定の位
置には、DATフオーマツトに基づいてそれぞれATF同期信
号及びATFパイロツト信号が記録された第1及び第2のA
TF記録領域ATF1及びATF2が形成されている。
またこの第1及び第2のATF記録領域ATF1及びATF2間
には、第1及び第2の記録トラツクTA及びTBを1記録単
位(いわゆるインターリーブ単位)としてデイジタルオ
ーデイオデータが記録されるデータ記録領域DATAが形成
されている。
これにより再生時、例えば第1の記録トラツクTAにお
いて回転ヘツド2から得られる再生信号に基づいて第1
又は第2のATF記録領域ATF1又はATF2中のATF同期信号を
検出すると、このATF同期信号の検出タイミングに応じ
て前後に隣接する第2の記録トラツクTBに記録されたAT
Fパイロツト信号を時分割的に読み出し、当該ATFパイロ
ツト信号のレベル差に応じて磁気テープ1の下端側又は
上端側におけるオフトラツク量に応じた第1又は第2の
ATFエラー信号を得る。
かくして磁気テープ1の送り速度を第1及び第2のAT
Fエラー信号に基づいて駆動制御することにより、回転
ヘツド2が磁気テープ1の所定の記録トラツクTA上をジ
ヤストトラツキング状態で走査し得るようになされてい
る。
ここで実際上DATにおいては、第8図(A)に示すよ
うに正及び負のアジマス角を有する回転ヘツド2A、2Bを
直径30〔mm〕でなる回転ドラム3上に互いに180度の角
間隔だけ離間して配置すると共に、当該回転ドラム3に
対して磁気テープ1を90度の角間隔に亘つて巻き付ける
ようになされたものが用いられている。
このDATにおいては一般に回転ドラム3を例えば2000
〔rpm〕の回転数で回転させると共に、磁気テープ1を
所定の走行速度に制御し、回転ドラム3の1回転に応じ
て第1及び第2の回転ヘツド2A、2Bが磁気テープ1上の
第1及び第2の記録トラツクTA及びTB上をそれぞれ1回
走査するように制御されている。
これにより第1及び第2の回転ヘツド2A、2Bからは、
第9図(A)に示すように例えば第1の回転ヘツド2Aが
第1の記録トラツクTAに当接するタイミングを基準にし
て、回転ドラム3が0度から90度まで回転する期間の
間、第1の記録トラツクTAを第1の回転ヘツド2Aで再生
してなる再生信号SAが送出され、また回転ドラム3が18
0度から270度まで回転する期間の間、第2の記録トラツ
クTBを第2の回転ヘツド2Bで再生してなる再生信号SB
送出される。
なお回転ドラム3が90度から180度まで回転する期間
の間及び270度から360度まで回転する期間の間は、第1
及び第2の回転ヘツド2A、2Bの何れもが磁気テープ1に
当接していないことを表す。
DATはこの再生信号SA及びSB中から、第9図(B)に
示すようにDATフオーマツトに応じたATF記録領域ATF1及
びATF2のタイミングTATF1、TATF2でATF同期信号を検出
し、これに応じて得られるATFパイロツト信号の差分で
なるATFエラー信号を用いて磁気テープ1の送り速度を
制御し、これによりATF方式でトラツキング制御し得る
ようになされている。
D発明が解決しようとする問題点 ところで従来DATにおいては、第8図(B)に示すよ
うに直径30〔mm〕の回転ドラム3に代え、直径15〔mm〕
でなる回転ドラム4を用いてメカニカル機構部分を小型
化し得るようになされたものがある。
すなわちこの回転ドラム4上には、回転ヘツド2A、2B
が互いに180度の角間隔だけ離間して配置されており、
またこの回転ドラム4に対しては磁気テープ1が180度
の角間隔に亘つて巻き付けられている。
このDATにおいては回転ドラム4を回転ドラム3と同
様の回転数で回転させると共に、磁気テープ1も同様の
走行速度に制御して、回転ドラム4の1回転に応じて第
1及び第2の回転ヘツド2A、2Bが磁気テープ1上の第1
及び第2の記録トラツクTA及びTB上をそれぞれ1回走査
するように制御されている。
このようにすれば第1及び第2の回転ヘツド2A、2Bか
らは、第9図(C)に示すように、例えば第1の回転ヘ
ツド2Aが第1の記録トラツクTAに当接するタイミングを
基準にして、回転ドラム4が0度から180度まで回転す
る期間の間、第1の記録トラツクTAを第1の回転ヘツド
2Aで再生してなる再生信号SA1が送出され、また回転ド
ラム4が180度から360度まで回転する期間の間、第2の
記録トラツクTBを第2の回転ヘツド2Bで再生してなる再
生信号SB1が送出される。
DATはこの再生信号SA1及びSB1中から、第9図(D)
に示すようにDATフオーマツトに応じたATF記録領域ATF1
及びATF2のタイミングTATF3、TATF4でATF同期信号を検
出し、これに応じて得られるATFパイロツト信号の差分
でなるATFエラー信号を用いて磁気テープ1の送り速度
を制御し、これによりATF方式でトラツキング制御し得
るようになされている。
ところがこのDATの場合には、回転ドラム4が回転ド
ラム3の1/2倍の直径に選定されていることから、磁気
テープ1に対する回転ヘツド2A、2Bの相対速度が1/2倍
になる。
実際上この再生信号SA1、SB1は、磁気テープ1上の磁
化パターンを微分出力として検出するようになされてい
るため、回転ヘツド2A、2B及び磁気テープ1の相対速度
が1/2倍になると磁束変化が1/2倍になり、この結果再生
信号SA1、SB1のレベルは、回転ドラム3を用いたDATの
再生信号SA、SBのレベルに比較して1/2倍になつてしま
う。
このため再生信号処理系ではこれを補う利得を有する
増幅回路や再生信号SA、SB及びSA1、SB1の周波数特性の
差異に応じた等化特性の波形等化器が必要になる。
またこれに加えて相対速度が1/2倍になることから、
再生信号SA1、SB1に含まれる再生クロツクの周波数も半
分になり、デイジタル信号処理回路自体もこれに応じた
クロツク信号が必要になり、結局直径15〔mm〕の回転ド
ラム4を用いたDATにおいては直径30〔mm〕の回転ドラ
ム3を用いたDATの再生信号処理系をそのままでは流用
できない問題があつた。
この問題を解決するため直径15〔mm〕の回転ドラム4
を用いたDATにおいては回転ドラム4の回転数を、直径3
0〔mm〕の回転ドラム3を用いたDATの場合に比較して2
倍に選定し、磁気テープ1及び回転ヘツド2A、2Bとの相
対速度を、回転ドラム3を用いたDATと同様にすれば、
再生信号処理系をそのまま流用できると考えられる。
ところがこのようにすると、磁気テープ1を直径30
〔mm〕の回転ドラムを用いたDATと同様の走行速度で走
行させた場合には、回転ヘツド2A、2Bが対応する記録ト
ラツクTA、TB上を2回ずつ走査し、また磁気テープ1の
走行速度を1/2倍にした場合には、4回ずつ走査する。
このため回転ヘツド2A、2Bは対応する記録トラツクT
A、TBに対していわゆるオフトラツク状態となり、この
結果ATF方式によるトラツキング制御方法では回転ヘツ
ド2A、2Bを記録トラツクTA、TB上にトラツキング制御で
きなくなる問題があつた。
なおこのような問題は記録トラツクTA、TBに対して1.
5倍のトラツクピツチを有する記録トラツクに予め音楽
番組が複製されたいわゆるソフトテープを直径15〔mm〕
の回転ヘツド4を用いたDATで再生する場合も同様に発
生する。
なお直径30〔mm〕でなる回転ドラム3を用いたDATで
は、このようなソフトテープを再生する場合には磁気テ
ープ1を通常の1.5倍のテープ走行速度で走行させ、こ
れにより再生信号処理系を共用して、ソフトテープを再
生するようになされている。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、回転ヘ
ツド型磁気記録再生装置が種々の再生モードで動作する
場合にも回転ヘツドを対応する記録トラツク上にほぼジ
ヤストトラツキング状態で走査させ得るトラツキング制
御回路を提案しようとするものである。
E問題点を解決するための手段 かかる問題点を解決するため本発明においては、情報
信号と共にトラツキング用同期信号及びトラツキング用
パイロツト信号が記録された第1及び第2のトラツキン
グ情報領域ATF1、ATF2をもつ複数の記録トラツクTA、TB
を有する磁気テープ1を、複数の回転ヘツド12A、12Bに
よつて走査する回転ドラム11と、磁気テープ1を走行さ
せるキヤプスタン34を有する走行手段23、48と、回転ド
ラム11の回転周波数信号、回転ドラム11のドラム位相信
号及びドラム周波数信号に基づいて生成された回転ヘツ
ド12A、12Bの切換信号と、再生モード情報とに基づい
て、ウインドウ信号W1、W2を生成するウインド信号生成
手段51と、回転ヘツド12A、12Bによつて磁気テープ1か
ら読み出されたトラツキング用同期信号と、ウインドウ
生成手段51からのウインドウ信号W1、W2とに基づいて、
サンプリングパルスSGTを生成するサンプリングパルス
生成手段53、54、55と、サンプリングパルス生成手段5
3、54、55からのサンプリングパルスSGTに基づいて、ト
ラツキング用同期信号を回転ヘツド12A、12Bによつて読
み出した記録トラツクTA、TBに隣接する記録トラツクT
A、TBから読み出されたトラツキング用パイロツト信号E
ATFをアナログデイジタル変換して、トラツキング用パ
イロツトデータDTATFを生成するアナログデイジタル変
換手段38と、アナログデイジタル変換手段38からのトラ
ツキング用パイロツトデータDTATFを所定期間分累積加
算し、所定期間ごとに平均値演算を行う演算手段44と、
演算手段44からの出力に基づいて走行手段23、48を制御
する制御手段45とを設けるようにする。
F作用 記録トラツクTA、TBに形成された第1及び第2のトラ
ツキング情報領域ATF1及びATF2を再生モードに応じて各
別に選択してなるトラツキングエラー情報DTERの平均値
情報CATFで磁気テープ13の送り速度を制御するようにし
たことにより、再生モードに応じて回転ヘツド12A、12B
が記録トラツクTA、TBを正しく走査するように制御し得
る。
G実施例 以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
(G1)DATの全体構成 第6図において、10は全体として回転ヘツド型デイジ
タルオーデイオテープレコーダ(DAT)の全体構成を示
し、所望のオーデイオ信号ADIN及びADOUTを回転ドラム1
1上に設けられた回転ヘツド12A、12Bを用いて、当該回
転ドラム11に所定の角間隔だけ巻き付けられた磁気テー
プ13上に記録し及び又は再生し得るようになされてい
る。
このDAT10において、まず記録時入力オーデイオ信号A
DINはオーデイオ信号変換回路14に入力される。このオ
ーデイオ信号変換回路14は記録処理系としてローパスフ
イルタ及びアナログデイジタル変換回路を有してなり、
入力されるオーデイオ信号ADINをデイジタルデータに変
換し、入力デイジタルデータDTINとしてデイジタル信号
処理回路15の記録処理系に送出する。
デイジタル信号処理回路15の記録処理系は入力された
デイジタルデータDTINを一旦入力オーデイオデータDTAD
としてRAM(random access memory)構成のメモリ回路1
6に書き込む。
なおデイジタル信号処理回路15の記録処理系は誤り訂
正符号生成回路、インターリーブ処理回路、8−10変調
回路、パラレルシリアル変換回路等を含んで構成されて
いる。
これによりまずメモリ回路16に書き込まれた入力オー
デイオデータDTADを誤り訂正符号生成回路が読み出し、
誤り訂正用パリテイを生成した後、当該誤り訂正用パリ
テイをメモリ回路16に書き込む。
このメモリ回路16に対する書き込み及び読み出し処理
は全てインターリーブ処理回路で発生したデータインタ
ーリーブに対応するアドレスが選定されており、このよ
うにして誤り訂正用パリテイが付加された入力オーデイ
オデータDTADを8−10変調回路が読み出す。
8−10変調回路は8ビツトデータでなる入力オーデイ
オデータDTADを回転ヘツド12A、12Bによる磁気記録に適
した10ビツトデータに変換すると共に、同期信号、アド
レス信号、サブコード信号、ATF(automatic track fol
lowing)信号等を付加する。
デイジタル信号処理回路15の記録処理系はこのように
して得られる記録データを内部のシリアルパラレル変換
回路においてシリアルデータでなる記録信号SREC0に変
換し、記録再生増幅回路17の記録処理系に送出する。
記録再生増幅回路17の記録処理系は記録信号増幅回路
及びロータリートランス等で構成され、入力される記録
信号SREC0を増幅して得られる増幅記録信号SREC1をロー
タリートランスを介して回転ドラム11上の回転ヘツド12
A、12Bに供給するようになされている。
かくして磁気テープ13の所定の記録トラツクに入力オ
ーデイオ信号ADINを記録し得るようになされている。
ここでこのDAT10においては、入力/表示回路18から
マイクロコンピユータ構成のシステム制御回路19に入力
される操作データDOPRに基づいて記録動作又は再生動作
を選択制御するようになされている。
この入力/表示回路18は例えば操作子入力手段として
キーマトリクスを有するマイクロコンピユータと、表示
手段として液晶表示素子を有する表示パネルとで構成さ
れている。
これにより入力/表示回路18はユーザによる操作子の
操作に応動して操作データDOPRを出力すると共に、シス
テム制御回路19から入力される表示データDDSPに基づい
て表示パネル上の表示を行う。
またシステム制御回路19は記録時予め設定されたシス
テム情報及び入力/表示回路18から入力される操作デー
タDOPRに基づいてメカ制御データDMC、信号処理制御デ
ータDCNT及びサーボ処理制御データDSBを生成し、それ
ぞれメカニカル制御回路20、デイジタル信号処理回路15
及びサーボ処理回路21に送出する。
実際上記録時サーボ処理回路21はシステム制御回路19
から入力されるサーボ処理制御データDSBに基づいてド
ラムモータ22、キヤプスタンモータ23、リールモータ24
に、それぞれドラム駆動信号CDR、キヤプスタン駆動信
号CCP、リール駆動信号CRMを送出して回転ドラム11を所
定の回転数で回転駆動すると共に磁気テープ13を所定の
速度で走行させる。
またこのときドラムモータ22、キヤプスタンモータ23
及びリールモータ24からはドラム位相信号PGDR、ドラム
周波数信号FGDR、キヤプスタン周波数信号FGCP及びリー
ル周波数信号FGRMがそれぞれサーボ処理回路21にフイー
ドバツクされ、これにより各々速度サーボ及び又は位相
サーボを形成するようになされている。
なおサーボ処理回路21にはデイジタル信号処理回路15
から記録時の1インタリーブ周期を表す内部基準信号D
REFが供給され、この結果サーボ処理回路21はこの内部
基準信号DREFに基づいて速度サーボ処理及び又は位相サ
ーボ処理を実行すると共に、入力されるドラム位相信号
PGDR及びドラム周波数信号FGDRに基づいて生成した回転
ヘツド12A、12Bの切換基準信号SWPをデイジタル信号処
理回路15に送出する。
またこのメカニカル制御回路20はシステム制御回路19
から入力されるメカ制御データDMCに基づいてDATカセツ
トのカセツトローデイング機構及び磁気テープ13のテー
プローデイング機構等を駆動制御すると共に、このメカ
ニカル機構部分から入力されるセンサ情報SMCに基づい
てメカ情報データDSMCを生成し、これをシステム制御回
路19に送出する。
ここでこのDAT10において、再生時まずサーボ処理回
路21はシステム制御回路19から入力されるサーボ処理制
御データDSBに応じた回転数及びデイジタル信号処理回
路15から供給される再生時の内部基準信号DREFに同期す
る位相でドラムモータ22を回転駆動して速度サーボ及び
位相サーボを形成する。
この状態で回転ヘツド12A、12Bから得られる再生信号
SPB0はロータリートランス、再生信号増幅回路、波形等
化回路を含む記録再生増幅回路17の再生処理系に入力さ
れ、この結果得られる増幅再生信号SPB2がトラツキング
制御回路25に供給されると共に、内蔵された2値化回路
が通じて得られる再生デイジタル信号SPB1がデイジタル
信号処理回路15の再生処理系に供給される。
なおこのDAT10の場合トラツキング制御回路25は、磁
気テープ13の記録トラツクに形成されたATF用の同期信
号及びATFパイロツト信号を流用してトラツキング制御
を行うようになされいる。
すなわちトラツキング制御回路25は同期信号検出用の
イコライザ回路とATFエンベロープ検波回路を有してな
り、入力される再生デイジタル信号SPB1中に同期信号を
検出したタイミングに基づいて、エンベロープ検波信号
中からATF信号を検出し、このATF信号に応じてATF制御
信号CATFを形成してサーボ処理回路21に送出する。
これによりサーボ処理回路21はATF制御信号CATFに応
じてキヤプスタンモータ23を駆動制御し、かくして回転
ヘツド12A、12Bが磁気テープ13の記録トラツク上を正確
にトレースし得るようにATFサーボループが形成され
る。
このようにして磁気テープ13の記録トラツクを正確に
再生し得るようになると、デイジタル信号処理回路15の
再生処理系は入力される再生デイジタル信号SPB1につい
て再生処理を開始する。
このデイジタル信号処理回路15の再生処理系は、PLL
(phase locked loop)回路構成のクロツク再生回路、1
0−8復調回路、誤り検出訂正回路、デインターリーブ
処理回路、補間回路等から構成されている。
これによりデイジタル信号処理回路15は、まずクロツ
ク再生回路において再生デイジタル信号PB1に含まれる
再生クロツク信号を検出する。
10−8復調回路では再生デイジタル信号SPB1中に同期
信号を検出すると、クロツク再生回路で検出された再生
クロツク信号に基づいて再生デイジタル信号SPB1の10ビ
ツト分を10−8復調し、この結果得られる8ビツトデー
タを再生オーデイオデータDTADとして順次メモリ回路16
に書き込む。
このようにしてメモリ回路16に書き込まれた再生オー
デイオデータDTADは誤り検出訂正回路によつて読み出さ
れデータ誤りの有無が検出されると共に、データ誤りが
存在する場合には誤り訂正用パリテイを用いた誤り訂正
処理を行い誤り訂正されたデータ及び当該訂正結果をメ
モリ回路16に書き込む。
このメモリ回路16に対する書き込み及び読み出し処理
は、全てデインターリーブ処理回路で発生したデータデ
インターリーブに対応するアドレスが選定されており、
誤り検出訂正処理後の再生オーデイオデータDTADが補間
回路によつて読み出される。
これにより補間回路は誤り訂正できなかつたデータに
ついて前後のデータとの平均値を演算する手法等による
補間演算を実行し、これを再生デイジタルデータDTOUT
としてオーデイオ信号変換回路14の再生処理系に送出す
る。
オーデイオ信号変換回路14の再生処理系はデイジタル
アナログ変換回路及びローパスフイルタを有してなり、
再生デイジタルデータDTOUTをアナログ信号に変換し、
これを再生オーデイオ信号ADOUTとして送出する。
かくして磁気テープ13の記録トラツクを回転ドラム11
上の回転ヘツド12A、12Bで読み出し、磁気テープ13に記
録された記録データを再生して再生オーデイオ信号AD
OUTを得るようになされている。
(G2)第1実施例のトラツキング制御回路 第6図との対応部分に同一符号を付して示す第1図に
おいて、30は本発明によりトラツキング制御回路を示
し、実際上テープカセツトの供給リールから引き出され
た磁気テープ13は傾斜ガイド32A及び32Bによつて回転ド
ラム11に、第8図(B)について上述した180度の各間
隔に亘つて巻き付けられる。
この後磁気テープ13はピンチローラ33及びキヤプスタ
ン34に挟まれテープカセツトの巻取リールに巻き取ら
れ、このようにしてこのDAT10の場合磁気テープ13をテ
ープカセツトから引き出し回転ドラム11に対してM型に
ローデイングする。
この実施例の場合回転ドラム11は直径15〔mm〕でな
り、180度の角間隔を有する回転ヘツド12A、12Bで磁気
テープ13上の記録トラツクTA、TBを再生して得られる再
生信号SPB0が記録再生増幅回路17の再生処理系を構成す
る再生信号増幅回路35に入力される。
これにより再生信号増幅回路35から得られる増幅再生
信号SPB2はATFエンベロープ検波回路36及びイコライザ
回路37に供給される。
ATFエンベロープ検波回路36はローパスフイルタを含
んで構成され、増幅再生信号SPB2に含まれるATFエンベ
ロープEATFを検波して続くアナログデイジタル変換回路
38に送出する。
イコライザ回路37は増幅再生信号SPB2を波形等化して
続くATF同期信号検出回路39に供給し、この結果得られ
る同期信号のタイミングに応じたATFパイロツト信号の
タイミングパルスTATF10をアンド回路40に供給する。
また、サーボ処理回路21のドラムPG/FG増幅回路41を
通じて得られるドラム位相信号PGDR及びドラム周波数信
号FGDRがSWP生成回路42に入力される。
このSWP生成回路42は、ドラム位相信号PGDR及びドラ
ム周波数信号FGDRに基づいて回転ヘツド12A及び12Bの1
回転毎に1周期を有する切換基準信号SWPを生成し、こ
れをデイジタル信号処理回路15から入力される内部基準
信号DREFと共にサンプリング場所制御回路43(第2図)
に入力する。
この実施例の場合、サンプリング場所制御回路43は第
2図に示すように構成されており、切換基準信号SWPが
エツジ検出回路50及びウインドウ制御回路51に入力され
る。
エツジ検出回路50は入力される切換基準信号SWPの立
下りエツジ及び立上りエツジを検出し、このタイミング
で立ち上がると共に立ち下がるエツジ検出信号SEGをATF
ゲート信号生成回路52に含まれるカウンタのリセツト端
に送出する。
このATFゲート信号生成回路52のカウンタのクロツク
端には所定のクロツク信号CKが入力されており、これに
よりカウンタはエツジ検出信号SEGの立上りパルスの期
間の間クロツク端に入力されるクロツク信号CKをカウン
トする。
ATFゲート信号生成回路52はカウンタのカウント出力
に基づいて、記録トラツクTA、TBの第1のATF記録領域A
TF1に応じた期間の間論理「H」レベルを有する第1のA
TFゲート信号GATF1及び記録トラツクTA、TBの第2のATF
記録領域ATF2に応じた期間の間論理「H」レベルを有す
る第2のATFゲート信号GATF2をそれぞれ生成し、これを
第1及び第2のアンド回路53及び54に送出する。
ここでウインドウ生成回路51は、動作モードに応じて
必要な第1及び第2のATFゲート信号GATF1及びGATF2
タイミングを選択する第1及び第2のウインドウデータ
が格納されたROM(read only memory)を含んで構成さ
れている。
またこのウインドウ制御回路51には上述した切換基準
信号SWPに加えて内部基準信号DREF及びシステム制御回
路19から入力されるサーボ制御データDSBが入力されて
いる。
これによりウインドウ制御回路51は、このサーボ制御
データDSBに含まれる再生モードを参照してROMの第1及
び第2のウインドウデータを読み出し、これを切換基準
信号SWP及び内部基準信号DREFに応じたタイミングで第
1及び第2のウインドウ信号W1及びW2として、それぞれ
第1及び第2のアンド回路53及び54に送出する。
これにより第1及び第2のアンド回路53及び54では、
ATFゲート信号生成回路52から送出される第1及び第2
のATFゲート信号GATF1及びGATF2を、それぞれ第1及び
第2のウインドウ信号W1及びW2に応じたタイミングでウ
インドウ制御し、この結果再生モードに応じて必要な第
3及び第4のATFゲート信号GATF11及びGATF12をオア回
路55で加算し、この結果得られるゲート信号SGTがアン
ド回路40(第1図)に送出される。
かくしてアンド回路40はサンプリング場所制御回路43
から入力されるゲート信号SGTが論理「H」レベルを有
する期間の間、ATFパイロツト信号のタイミングパルスT
ATF10をゲートし、これをサンプリングパルスTATF11
してアナログデイジタル変換回路38に入力する。
これにより、アナログデイジタル変換回路38はATFエ
ンベロープ検波回路36から入力されるATFエンベロープ
信号EATFを、アンド回路40から入力されるサンプリング
パルスTATF11のタイミングでサンプリングしてデイジタ
ルデータに変換し、これをATFパイロツトデータDTATF
して平均値処理回路44に送出する。
なお実際上このサンプリングパルスTATF11は、第1
(又は第2)の記録トラツクTA(又はTB)を第1(又は
第2)の回転ヘツド12A(又は12B)で再生する際、記録
トラツクTA(又はTB)上のATF同期信号に続く所定のタ
イミングで2回立ち上がるようになされている。
従つてこのサンプリングパルスTATF11のタイミングで
ATFエンベロープ信号EATFをサンプリングすることによ
り、第1(又は第2)の記録トラツクTA(又はTB)の両
隣に配された記録トラツクTB(又はTA)上のATFパイロ
ツト信号をサンプリングしてATFパイロツトデータDTATF
を得るようになされている。
ここで平均値処理回路44はマイクロコンピエータ構成
でなり、上述のようにして入力されるATFパイロツトデ
ータDTATFに基づいて順次ATFエラーデータDTERを検出す
ると共に、デイジタル信号処理回路15から入力される内
部基準信号DREFの1周期の間、このATFエラーデータDT
ERを累積加算し、この内部基準信号DREFの1周期間分毎
に平均値化して得られる平均値データをATF制御データC
ATFとしてキヤプスタンサーボ処理回路45に送出する。
なおサーボ処理回路21のキヤプスタンFG増幅回路46を
通じて得られるキヤプスタン周波数信号FGCPは、減算回
路47に入力されてキヤプスタン周波数基準信号CPREF
ら減算され、この結果得られるキヤプスタン周波数エラ
ー信号CPERがキヤプスタンサーボ処理回路45に入力され
る。
これにより、キヤプスタンサーボ処理回路45はATF制
御データCATF、キヤプスタン周波数エラー信号CPERに応
じてキヤプスタン駆動信号CCPを発生し、これがキヤプ
スタン駆動回路48を通じてキヤプスタンモータ23に供給
され、この結果磁気テープ13の送り速度が制御され、か
くしてこのDAT10のトラツキング制御回路30の場合、磁
気テープ13上の記録トラツクTA、TBに記録されたATF記
録領域ATF1、ATF2を利用してトラツキング制御するよう
になされている。
以上の構成において、キヤプスタンモータ23を制御し
て磁気テープ13を直径30〔mm〕の回転ドラムでなるDAT
の標準の再生モードと同じ走行速度に設定すると共に回
転ドラム11の回転数を直径30〔mm〕の回転ドラムでなる
DATの標準の再生モードの2倍に設定したいわゆる第1
の再生モードでは、例えば第3図(A)に示すように、
第1の回転ヘツド12Aは回転ドラム11が2回転する期間
の間、対応するアジマス角を有する第1の記録トラツク
TA上を2回走査し、それぞれ1回転毎の0度〜180度の
期間の間、第1の記録トラツクTA上の記録オーデイオデ
ータを再生信号SPBA1、SPBA2として読み出す。
この状態では第1の回転ヘツド12Aが第1の記録トラ
ツクTA上をほぼ1/2トラツクピツチ分ずれながら走査す
ることから、前半の再生信号SPBA1のエンベロープ波形
がほぼジヤストトラツキング状態で再生した場合に近い
波形を有するのに対して、後半の再生信号SPBA2のエン
ベロープ波形は再生レベルが小さくなる。
また同様に第3図(B)に示すように、第2の回転ヘ
ツド12Bは回転ドラムが2回転する期間の間、対応する
アジマス角を有する第1の記録トラツクTB上を2回走査
し、それぞれ1回転毎の180度〜360度の期間の間、第2
の記録トラツクTB上の記録オーデイオデータを再生信号
SPBB1、SPBB2として読み出す。
この状態でも第2の回転ヘツド12Bが第2の記録トラ
ツクTB上をほぼ1/2トラツクピツチ分ずれながら走査す
ることから、後半の再生信号SPBB2のエンベロープ波形
がほぼジヤストトラツキング状態で再生した場合に近い
波形を有するのに対して、前半の再生信号SPBB1のエン
ベロープ波形は再生レベルが小さくなる。
なおこのような第2の再生モードの場合、第3図
(C)及び(D)に示すように、切換基準信号SWPは回
転ドラム11の回転に応じた周期を有するのに対し、内部
基準信号DREFは第1及び第2の記録トラツクTA及びTBに
記録された1記録単位(1インターリーブ単位)のデー
タを回転ドラム11の2回転で再生することから切換基準
信号SWPの2倍の周期を有する。
またこの状態でトラツキング制御回路30のATF同期検
出回路39からは増幅再生信号SPB2中に含まれる各再生信
号SPBA1、SPBB1、SPBA2、SPBB2のATF記録領域ATF1及びA
TF2のATF同期信号のタイミングに応じて内部基準信号D
REFの1周期の間、第1〜第8のATF同期信号のタイミン
グパルスTATF10(T1〜T8(第3図(E))がアンド回路
40に送出される。
なおこのときサンプリング場所制御回路43のATFゲー
ト信号生成回路52からは、第3図(F)及び(G)に示
すように第1及び第2の記録トラツクTA、TBにおいて、
第1のATF記録領域ATF1に応じた期間の間論理「H」レ
ベルを有する第1のATFゲート信号GATF1及び第2のATF
記録領域ATF2に応じた期間の間論理「H」レベルを有す
る第2のATFゲート信号GATF2が送出される。
ここでこの第1の再生モードでは、ウインドウ制御回
路51から送出される第1のウインドウ信号W1は第3図
(H)に示すように、回転ドラム11の1回転目の0度〜
180度の期間の間及び2回転目の180度〜360度の期間の
間論理「H」レベルを有するようになされ、また第2の
ウインドウ信号W2も第3図(I)に示すように第1のウ
インドウ信号W1と同様のタイミングで論理「H」レベル
を有するようになされている。
かくしてアンド回路40には第3図(J)に示すよう
に、内部基準信号DREFの1周期の間、第1の回転ヘツド
12Aが第1の記録トラツクTAを1回目に再生する際の第
1及び第2のATF記録領域ATF1及びATF2に対応した期間
の間と、第2の回転ヘツド12Bが第2の記録トラツクTB
を2回目に再生する際の第1及び第2のATF記録領域ATF
1及びATF2に対応した期間の間、論理「H」レベルを有
するゲート信号SGTが入力される。
これにより、アンド回路40は内部基準信号DREFの1周
期の間、第1〜第8のATF同期信号のタイミングパルスT
ATF10(T1〜T8)をゲート信号SGTでゲートし、この結果
第1、第2、第7及び第8のATF同期信号のタイミング
パルスT1、T2、T7及びT8が、サンプリングパルスTATF20
(第3図(K))としてアナログデイジタル変換回路38
に供給される。
かくしてアナログデイジタル変換回路38は入力される
ATFエンベロープ信号EATFをサンプリングパルスTATF20
のタイミングでサンプリングすると共にデイジタルデー
タに変換し、これをATFパイロツトデータDTATF(DTT1
DTT2、DTT7及びDTT8)として平均値処理回路44に送出す
る。
これにより平均値処理回路44は順次入力される第1、
第2、第7及び第8のATFパイロツトデータDTT1、D
TT2、DTT7及びDTT8に応じて、第1、第2、第7及び第
8のATFエラーデータDTER1、DTER2、DTER7及びDTER8
検出すると共にこれを内部基準信号DREFの1周期の間累
積加算する。
この後、平均値処理回路44は内部基準信号DREFの1周
期間分毎に累積加算されたATFエラーデータDTERを値
「4」で割つて平均値化し、この結果得られる平均値デ
ータをATF制御データCATFとしてキヤプスタンサーボ処
理回路45に送出する。
このようにしてこのトラツキング制御回路30におい
て、直径15〔mm〕の回転ドラム11を有するDAT10が第1
の再生モードの場合にも、記録トラツクTA、TBのATF記
録領域ATF1、ATF2に記録されたATFパイロツト信号の正
しく再生されたものを選択して流用し、ほぼ回転ヘツド
12A、12Bが磁気テープ13の対応する記録トラツクTA、TB
上を走査し得るようになされている。
以上の構成によれば、直径15〔mm〕の回転ドラム11を
有するDAT10において、回転ドラム11を直径30〔mm〕の
回転ドラム11のDAT10の標準の再生モードの2倍の回転
数で回転させ、回転ヘツド12A、12Bが対応する記録トラ
ツクTA、TB上をそれぞれ2回走査するようになされた第
1の再生モードの場合にも、回転ヘツド12A、12Bから記
録トラツクTA、TBのATF記録領域ATF1、ATF2を再生して
得られる第1〜第8のATFパイロツト信号のうち、サン
プリング場所制御回路43によつてほぼ良好に再生された
第1、第2、第7及び第8のATFパイロツト信号をゲー
トし、この第1、第2、第7及び第8のATFパイロツト
信号に基づいて得られるATFエラーデータDTERの平均値
で磁気テープ13の送り速度を制御するようにしたことに
より、回転ヘツド12A、12Bが対応する記録トラツクTA、
TB上をほぼジヤストトラキング状態で走査し得るトラツ
キング制御回路30を実現できる。
(G3)第2実施例のトラツキング制御回路 第3図との対応部分に同一符号を付した第4図は、上
述したトラツキング制御回路30を有するDAT10が、第7
図について上述した第1及び第2の記録トラツクTA、TB
に対して、1.5倍のトラツク幅を有する第3及び第4の
記録トラツクTAX、TBX上に、予め音楽番組が記録された
磁気テープ13でなるソフトテープを再生するいわゆる第
2の再生モードで動作する場合を示す。
この実施例の場合、直径15〔mm〕の回転ドラム11は上
述した第1の再生モードと同じ回転速度で回転制御さ
れ、180度の角間隔を有する回転ヘツド12A、12Bが回転
ドラム11に180度の角間隔で巻き付けられた磁気テープ1
3上の記録トラツクTAX、TBXを再生する。
なおこの実施例の場合キヤプスタンモータ23の制御に
よつて、磁気テープ13は第1の再生モードに対して1.5
倍の走行速度で走行するように設定されている。
この状態では例えば第4図(A)に示すように、第1
の回転ヘツド12Aは回転ドラム11が2回転する期間の
間、対応するアジマス角を有する第3の記録トラツクTA
X上を2回走査し、それぞれ1回転毎の0度〜180度の期
間の間、第3の記録トラツクTAX上の記録オーデイオデ
ータを再生信号SPBAX1、SPBAX2として読み出す。
この状態では第1の回転ヘツド12Aが第3の記録トラ
ツクTAX上をほぼ1/2トラツクピツチ分ずれながら走査す
ることから、前半の再生信号SPBAX1のエンベロープ波形
がほぼジヤストトラツキング状態で再生した場合に近い
波形を有するのに対して、後半の再生信号SPBAX2のエン
ベロープ波形は再生レベルが小さくなる。
また同様に第4図(B)に示すように、第2の回転ヘ
ツド12Bは回転ドラムが2回転する期間の間、対応する
アジマス角を有する第4の記録トラツクTBX上を2回走
査し、それぞれ1回転毎の180度〜360度の期間の間、第
4の記録トラツクTBX上の記録オーデイオデータを再生
信号SPBBX1、SPBBX2として読み出す。
この状態でも第2の回転ヘツド12Bが第4の記録トラ
ツクTBX上をほぼ1/2トラツクピツチ分ずれながら走査す
ることから、後半の再生信号SPBBX2のエンベロープ波形
がほぼジヤストトラツキング状態で再生した場合に近い
波形を有するのに対して、前半の再生信号SPBBX1のエン
ベロープ波形は再生レベルが小さくなる。
なおこの第2の再生モードでは、第4図(C)及び
(D)に示すように、切換基準信号SWPは回転ドラム11
の回転に応じた周期を有するのに対し、内部基準信号D
REFは第3及び第4の記録トラツクTAX及びTBXに記録さ
れた1記録単位(1インターリーブ単位)のデータを回
転ドラム11の2回転で再生することから切換基準信号SW
Pの2倍の周期を有する。
またこの状態でトラツキング制御回路30のATF同期検
出回路39からは増幅再生信号SPB2中に含まれる各再生信
号SPBAX1、SPBBX1、SPBAX2、SPBBX2のATF記録領域ATF1
及びATF2のATF同期信号のタイミングに応じて内部基準
信号DREFの1周期の間、第1〜第8のATF同期信号のタ
イミングパルスTATF11(T1〜T8(第4図(E))がアン
ド回路40に送出される。
なおこのときサンプリング場所制御回路43のATFゲー
ト信号生成回路52からは、第4図(F)及び(G)に示
すように第3及び第4の記録トラツクTAX、TBXの第1の
ATF記録領域ATF1に応じた期間の間論理「H」レベルを
有する第1のATFゲート信号GATF1と、第1及び第2の記
録トラツクTAX、TBXの第2のATF記録領域ATF2に応じた
期間の間論理「H」レベルを有する第2のATFゲート信
号GATF2が送出される。
またこの第2の再生モードでは、ウインドウ制御回路
51から送出される第1のウインドウ信号W1は第4図
(H)に示すように、回転ドラム11の1回転目の0度〜
180度の期間の間論理「H」レベルを有するようになさ
れ、また第2のウインドウ信号W2は第4図(I)に示す
ように、回転ドラム11の2回転目の180度〜360度の期間
の間論理「H」レベルを有するようになされている。
かくしてアンド回路40には第4図(J)に示すよう
に、内部基準信号DREFの1周期の間、第1の回転ヘツド
12Aが第3の記録トラツクTAXを1回目に再生する際の第
1のATF記録領域ATF1に対応した期間の間と、第2の回
転ヘツド12Bが第4の記録トラツクTBXを2回目に再生す
る際の第2のATF記録領域ATF2に対応した期間の間、論
理「H」レベルを有するゲート信号SGT1が入力される。
これにより、アンド回路40は内部基準信号DREFの1周
期の間、第1〜第8のATF同期信号のタイミングパルスT
ATF11(T1〜T8)をゲート信号SGT1でゲートし、この結
果第1及び第8のATF同期信号のタイミングパルスT1
びT8が、サンプリングパルスTATF21(第4図(K))と
してアナログデイジタル変換回路38に供給される。
かくしてアナログデイジタル変換回路38は入力される
ATFエンベロープ信号EATFをサンプリングパルスTATF21
のタイミングでサンプリングすると共にデイジタルデー
タに変換し、これをATFパイロツトデータDTATF(DTT1
びDTT8)として平均値処理回路44に送出する。
これにより平均値処理回路44は順次入力される第1及
び第8のATFパイロツトデータDTT1及びDTT8に応じて、
第1及び第8のATFエラーデータDTER1及びDTER8を検出
すると共にこれを内部基準信号DREFの1周期間の間累積
加算する。
この後、平均値処理回路44は内部基準信号DREFの1周
期間分毎に累積加算されたATFエラーデータDTERを値
「2」で割つて平均値化し、この結果得られる平均値デ
ータをATF制御データCATFとしてキヤプスタンサーボ処
理回路45に送出する。
このようにしてこのトラツキング制御回路30において
は、第2の再生モードで動作する場合にも記録トラツク
TAX、TBXのATF記録領域ATF1、ATF2に記録されたATFパイ
ロツト信号を流用して、ほぼ回転ヘツド12A、12Bが磁気
テープ13の対応する記録トラツクTAX、TBX上を走査し得
るようになされている。
以上の構成によれば、DAT10が第2の再生モードの場
合にも、回転ヘツド12A、12Bが対応する記録トラツクTA
X、TBX上をほぼジヤストトラツキング状態で走査させ得
るトラツキング制御回路30を実現できる。
(G4)第3実施例のトラツキング制御回路 第3図との対応部分に同一符号を付して示す第5図
は、上述したトラツキング制御回路30を有するDAT10
が、磁気テープ13を第2の再生モードに対して1/2倍の
走行速度で走行させるいわゆる第3の再生モードで動作
する場合を示す。
この実施例の場合、直径15〔mm〕の回転ドラム11は上
述した第1の再生モードと同じ回転速度で回転制御さ
れ、180度の角間隔を有する回転ヘツド12A、12Bが回転
ドラム11に180度の角間隔で巻き付けられた磁気テープ1
3上の記録トラツクTA、TBを再生する。
またこの実施例の場合キヤプスタンモータ23の制御に
よつて、磁気テープ13は第2の再生モードに対して1/2
倍の走行速度で走行するように設定されている。
この状態では例えば第5図(A)に示すように、第1
の回転ヘツド12Aは回転ドラム11が4回転する期間の
間、対応するアジマス角を有する第1の記録トラツクTA
上を4回走査し、それぞれ1回転毎の0度〜180度の期
間の間、第3の記録トラツクTA上の記録オーデイオデー
タを第1、第2、第3、第4の再生信号SPBA10
SPBA11、SPBA12、SPBA13として読み出す。
この状態では第1の回転ヘツド12Aが第1の記録トラ
ツクTA上をほぼ1/4トラツクピツチ分ずれながら走査す
ることから、第2の再生信号SPBA11の前半及び第3の再
生信号SPBA12の後半のエンベロープ波形がほぼジヤスト
トラツキング状態で再生した場合に近い波形を有するの
に対して第1及び第4の再生信号SPBA10及びSPBA14のエ
ンベロープ波形は再生レベルが小さくなる。
また同様に第5図(B)に示すように、第2の回転ヘ
ツド12Bは回転ドラム11が4回転する期間の間、対応す
るアジマス角を有する第2の記録トラツクTB上を4回走
査し、それぞれ1回転毎の180度〜360度の期間の間、第
2の記録トラツクTB上の記録オーデイオデータを第1、
第2、第3、第4の再生信号SPBB10、SPBB11、SPBB12
SPBB13として読み出す。
この状態でも第2の回転ヘツド12Bが第2の記録トラ
ツクTB上をほぼ1/4トラツクピツチ分ずれながら走査す
ることから、第1の再生信号SPBB10の後半及び第4の再
生信号SPBB13の前半のエンベロープ波形がほぼジヤスト
トラツキング状態で再生した場合に近い波形を有するの
に対して、第2及び第3の再生信号SPBB11、SPBB12のエ
ンベロープ波形は再生レベルが小さくなる。
なおこのような第3の再生モードでは、第5図(C)
及び(D)に示すように、切換基準信号SWPは回転ドラ
ム11の回転に応じた周期を有するのに対し、内部基準信
号DREFは第1及び第2の記録トラツクTA及びTBに記録さ
れた1記録単位(1インターリーブ単位)のデータを回
転ドラム11の4回転で再生することから切換基準信号SW
Pの4倍の周期を有する。
また、この状態でトラツキング制御回路30のATF同期
検出回路39からは増幅再生信号SPB2中に含まれる各再生
信号SPBA10、SPBB10、SPBA11、SPBB11、SPBA12
SPBB12、SPBA13、SPBB13のATF記録領域ATF1及びATF2のA
TF同期信号のタイミングに応じて内部基準信号DREFの1
周期の間、第1〜第16のATF同期信号のタイミングパル
スTATF12(T1〜T16(第5図(E)))がアンド回路40
に送出される。
なおこのときサンプリング場所制御回路43のATFゲー
ト信号生成回路52からは、第5図(F)及び(G)に示
すように第1及び第2の記録トラツクTA、TBの第1のAT
F記録領域ATF1に応じた期間の間論理「H」レベルを有
する第1のATFゲート信号GATF1と、第1及び第2の記録
トラツクTA、TBの第2のATF記録領域ATF2に応じた期間
の間論理「H」レベルを有する第2のATFゲート信号G
ATF2が送出される。
またこの第3の再生モードでは、ウインドウ制御回路
51から送出される第1のウインドウ信号W1は第5図
(H)に示すように、回転ドラム11の2回転目の0度〜
180度の期間の間及び4回転目の180度〜360度の期間の
間、論理「H」レベルを有するようになされ、また第2
のウインドウ信号W2は第5図(I)に示すように、回転
ドラム11の1回転目の180度〜360度の期間の間及び3回
転目の0度〜180度の期間の間、論理「H」レベルを有
するようになされている。
かくしてアンド回路40には第5図(J)に示すよう
に、内部基準信号DREFの1周期の間、第1の回転ヘツド
12Aが第1の記録トラツクTAを2回目に再生する際の第
1のATF記録領域ATF1に対応した期間の間及び3回目に
再生する際の第2のATF記録領域ATF2に対応した期間の
間と、第2の回転ヘツド12Bが第2の記録トラツクTBを
1回目に再生する際の第2のATF記録領域ATF2に対応し
た期間の間及び4回目に再生する際の第1のATF記録領
域ATF1に対応した期間の間、論理「H」レベルを有する
ゲート信号SGT2が入力される。
これにより、アンド回路40は内部基準信号DREFの1周
期の間、第1〜第16のATF周期信号のタイミングパルスT
ATF12(T1〜T16)をゲート信号SGT2でゲートし、この結
果第4、第5、第10、第15のATF同期信号のタイミング
パルスT4、T5、T10及びT15が、サンプリングパルスT
ATF22(第5図(G))としてアナログデイジタル変換
回路38に供給される。
かくしてアナログデイジタル変換回路38は入力される
ATFエンベロープ信号EATFをサンプリングパルスTATF22
のタイミングでサンプリングすると共にデイジタルデー
タに変換しこれをATFパイロツトデータDTT4、DTT5、DT
T10、DTT15として平均値処理回路44に送出する。
これにより平均値処理回路44は順次入力される第4、
第5、第10、第15のATFパイロツトデータDTT4、DTT5、D
TT10、DTT15に応じて第4、第5、第10、第15のATFエラ
ーデータDTER4、DTER5、DTER10、DTER15を検出すると共
にこれを内部基準信号DREFの1周期間の間累積加算す
る。
この後、平均値処理回路44は内部基準信号DREFの1周
期間分毎に累積加算されたATFエラーデータDTERを値
「4」で割つて平均値化し、この結果得られる平均値デ
ータをATF制御データCATFとしてキヤプスタンサーボ処
理回路45に送出する。
このようにしてこのトラツキング制御回路30において
は、第3の再生モードの場合にも記録トラツクTA、TBの
ATF記録領域ATF1、ATF2に記録されたATFパイロツト信号
を流用して、ほぼ回転ヘツド12A、12Bが磁気テープ13の
対応する記録トラツクTA、TB上を走査し得るようになさ
れている。
以上の構成によれば、DAT10が第3の再生モードの場
合にも、ほぼ回転ヘツド12A、12Bが対応する記録トラツ
クTA、TB上を正確に走査するようにトラツキング制御し
得るトラツキング制御回路30を実現できる。
(G5)他の実施例 (1) 上述の実施例においては、ATFエラー信号をデ
イジタルデータに変換して1記録単位分毎の平均値でト
ラツキング制御するようにしたが、本発明はこれに代
え、1記録トラツク分毎や所定の複数トラツク分毎に平
均値を算出するようにしても上述の実施例と同様の効果
を実現できる。
(2) 上記の実施例においては、ATF同期信号のタイ
ミングに応じたATFパイロツト信号のタイミングパルス
をゲートし、所望のATFパイロツトデータを得るように
した場合について述べたが、本発明はこれに代え、ATF
パイロツト信号のタイミングパルスでATFパイロツトデ
ータを得、この後所望のATFパイロツトデータのみを用
いて処理するようにしても良い。
(3) 上述の実施例においては、本発明を直径15〔m
m〕の回転ドラムを用いたDATに適用した場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、直径20〔mm〕、直径10
〔mm〕等他の直径でなる回転ドラムに適用しても良い。
(4) 上述の実施例においては、本発明によるDATを
上述した第1〜第3の再生モードに適用した場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、種々の再生モード
に応じてサンプリング場所制御回路において、サンプリ
ングするATF記録領域を選択するようにすれば上述の実
施例と同様の効果を実現できる。
(5) 上述の実施例においては、本発明を回転ヘツド
型デイジタルオーデイオテープレコーダのトラツキング
制御回路に適用した場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、ビデオテープレコーダやデータレコーダ等
磁気テープを回転ドラムに巻き付け回転ヘツドでヘリカ
ルスキヤンするようになされた磁気記録及び又は再生装
置のトラツク制御回路に広く適用して好適なものであ
る。
H発明の効果 上述のように本発明によれば、記録トラツクに形成さ
れた第1及び第2のトラツキング情報領域を再生モード
に応じて各別に選択してなるトラツキングエラー情報の
平均値情報で磁気テープの送り速度を制御するようにし
たことにより、再生モードに応じて回転ヘツドが記録ト
ラツク上をほぼジヤストトラツキング状態で走査するよ
うに制御し得るトラツキング制御装置を実現できる。
かくするにつき、回転ヘツドから読み出したトラツキ
ング用同期信号と回転ドラムの動作信号から形成したウ
インドウ信号とによつて得たサンプリングパルスを用い
て、トラツキング用パイロツトデータを得るようにした
ことにより、磁気記録及び又は再生装置が種々の再生モ
ードで動作する場合にも、再生モードに応じて回転ヘツ
ドが記録トラツクを正しく走査するように制御し得るこ
とにより、磁気記録及び又は再生装置の有用性を一段と
向上し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による磁気テープの記録及び又は再生装
置用トラツキング制御装置の一実施例を示すブロツク
図、第2図はそのサンプリング場所制御回路を示すブロ
ツク図、第3図はその動作の説明に供するタイミングチ
ヤート、第4図は第2実施例によるトラツキング制御回
路の動作を示すタイミングチヤート、第5図は第3実施
例によるトラツキング制御回路の動作を示すタイミング
チヤート、第6図は回転ヘツド型デイジタルオーデイオ
テープレコーダの全体構成を示すブロツク図、第7図は
DATフオーマツトによる磁気テープ上の記録トラツクの
説明に供する略線図、第8図は回転ドラム直径及び磁気
テープの巻付角の説明に供する略線図、第9図は従来の
ATF方式によるトラツキング制御方法の説明に供するタ
イミングチヤートである。 1、13……磁気テープ、2、12A、12B……回転ヘツド、
3、4、11……回転ドラム、10……回転ヘツド型デイジ
タルオーデイオテープレコーダ、17……記録再生増幅回
路、21……サーボ処理回路、25……トラツキング制御回
路、30、50……トラツキング制御回路部、35……再生信
号増幅回路、36……ATFエンベロープ検波回路、37……
イコライザ回路、38……アナログデイジタル変換回路、
39……ATF同期信号検出回路、40……アンド回路、42…
…SWP生成回路、43……サンプリング場所制御回路、44
……平均値処理回路、45……キヤプスタンサーボ処理回
路、48……キヤプスタン駆動回路。
フロントページの続き (72)発明者 黄 明彦 東京都品川区北品川6丁目5番8号 ソ ニーテクニカルソフト株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−64604(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 15/467

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報信号と共に、トラツキング用同期信号
    及びトラツキング用パイロツト信号が記録された第1及
    び第2のトラツキング情報領域をもつ複数の記録トラツ
    クを有する磁気テープを、複数の回転ヘツドによつて走
    査する回転ドラムと、 上記磁気テープを走行させるキヤプスタンを有する走行
    手段と、 上記回転ドラムの回転周波数信号、上記回転ドラムのド
    ラム位相信号及びドラム周波数信号に基づいて生成され
    た回転ヘツドの切換信号と、再生モード情報とに基づい
    て、ウインドウ信号を生成するウインドウ信号生成手段
    と、 上記回転ヘツドによつて上記磁気テープから読みだされ
    たトラツキング用同期信号と、上記ウインドウ生成手段
    からのウインドウ信号とに基づいて、サンプリングパル
    スを生成するサンプリングパルス生成手段と、 上記サンプリングパルス生成手段からのサンプリングパ
    ルスに基づいて、上記トラツキング用同期信号を上記回
    転ヘツドによつて読み出した記録トラツクに隣接する記
    録トラツクから読み出されたトラツキング用パイロツト
    信号をアナログデイジタル変換して、トラツキング用パ
    イロツトデータを生成するアナログデイジタル変換手段
    と、 上記アナログデイジタル変換手段からのトラツキング用
    パイロツトデータを所定期間分累積加算し、上記所定期
    間ごとに平均値演算を行う演算手段と、 上記演算手段からの出力に基づいて上記走行手段を制御
    する制御手段と を具えることを特徴とする磁気テープの記録再生装置の
    トラツキング制御装置。
  2. 【請求項2】回転ドラムの回転周波数信号、上記回転ド
    ラムのドラム位相信号及びドラム周波数信号に基づいて
    生成された上記回転ヘツドに設けられた複数の回転ヘツ
    ドに切り換える切換信号と、再生モード情報とに基づい
    てウインドウ信号を生成するウインドウ信号生成手段
    と、 上記回転ヘツドによつて上記磁気テープの記録トラツク
    から読み出されたトラツキング用同期信号と、上記ウイ
    ンドウ生成手段からのウインドウ信号とに基づいて、サ
    ンプリングパルスを生成するサンプリングパルス生成手
    段と、 上記サンプリングパルス生成手段からのサンプリングパ
    ルスに基づいて、上記トラツキング用同期信号を上記回
    転ヘツドによつて上記磁気テープから読み出した記録ト
    ラツクに隣接する記録トラツクから読み出されたトラツ
    キング用パイロツト信号をアナログデイジタル変換し
    て、トラツキング用パイロツトデータを生成するアナロ
    グデイジタル変換手段と、 上記アナログデイジタル変換手段からのトラツキング用
    パイロツトデータを所定期間分累積加算し、上記所定期
    間ごとに平均値演算を行う演算手段と、 上記演算手段からの出力に基づいて上記磁気テープの送
    り速度を制御する信号を生成する制御信号生成手段と を具えることを特徴とする磁気テープの記録再生装置の
    トラツキング制御装置。
  3. 【請求項3】情報信号と共に、トラツキング用同期信号
    及びトラツキング用パイロツト信号が記録された第1及
    び第2のトラツキング情報領域をもつ複数の記録トラツ
    クを有する磁気テープを、複数の回転ヘツドによつて走
    査する回転ドラムと、 上記磁気テープを走行させるキヤプスタンを有する走行
    手段と、 上記回転ドラムの回転周波数信号、上記回転ドラムのド
    ラム位相信号及びドラム周波数信号に基づいて生成され
    た回転ヘツドの切換信号と、再生モード情報とに基づい
    て、ウインドウ信号を生成するウインドウ信号生成手段
    と、 上記回転ヘツドによつて上記磁気テープから読みだされ
    たトラツキング用同期信号と、上記ウインドウ生成手段
    からのウインドウ信号とに基づいて、サンプリングパル
    スを生成するサンプリングパルス生成手段と、 上記サンプリングパルス生成手段からのサンプリングパ
    ルスに基づいて、上記トラツキング用同期信号を上記回
    転ヘツドによつて読み出した記録トラツクに隣接する記
    録トラツクから読み出されたトラツキング用パイロツト
    信号をアナログデイジタル変換して、トラツキング用パ
    イロツトデータを生成するアナログデイジタル変換手段
    と、 上記アナログデイジタル変換手段からのトラツキング用
    パイロツトデータを所定期間分累積加算し、上記所定期
    間ごとに平均値演算を行う演算手段と、 上記演算手段からの出力に基づいて上記走行手段を制御
    する制御手段と を具えることを特徴とする磁気テープの記録又は再生装
    置のトラツキング制御装置。
  4. 【請求項4】回転ドラムの回転周波数信号、上記回転ド
    ラムのドラム位相信号及びドラム周波数信号に基づいて
    生成された上記回転ヘツドに設けられた複数の回転ヘツ
    ドに切り換える切換信号と、再生モード情報とに基づい
    てウインドウ信号を生成するウインドウ信号生成手段
    と、 上記回転ヘツドによつて上記磁気テープの記録トラツク
    から読み出されたトラツキング用同期信号と、上記ウイ
    ンドウ生成手段からのウインドウ信号とに基づいて、サ
    ンプリングパルスを生成するサンプリングパルス生成手
    段と、 上記サンプリングパルス生成手段からのサンプリングパ
    ルスに基づいて、上記トラツキング用同期信号を上記回
    転ヘツドによつて上記磁気テープから読み出した記録ト
    ラツクに隣接する記録トラツクから読み出されたトラツ
    キング用パイロツト信号をアナログデイジタル変換し
    て、トラツキング用パイロツトデータを生成するアナロ
    グデイジタル変換手段と、 上記アナログデイジタル変換手段からのトラツキング用
    パイロツトデータを所定期間分累積加算し、上記所定期
    間ごとに平均値演算を行う演算手段と、 上記演算手段からの出力に基づいて上記磁気テープの送
    り速度を制御する信号を生成する制御信号生成手段と を具えることを特徴とする磁気テープの記録又は再生装
    置のトラツキング制御装置。
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