JP2829478B2 - 自動車用前照灯 - Google Patents

自動車用前照灯

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JP2829478B2 JP5170924A JP17092493A JP2829478B2 JP 2829478 B2 JP2829478 B2 JP 2829478B2 JP 5170924 A JP5170924 A JP 5170924A JP 17092493 A JP17092493 A JP 17092493A JP 2829478 B2 JP2829478 B2 JP 2829478B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な自動車用前照灯
に関する。詳しくは、反射鏡がその所定の位置に配置さ
れた光源からの光を反射してすれ違いビームの配光パタ
ーンで又はすれ違いビームの配光パターンに近い配光パ
ターンで照射する反射面を有する自動車用前照灯におい
て、光源の形状にかかわらず、すれ違いビームの配光パ
ターンの上縁、即ち、いわゆるカットラインが明瞭に形
成されるようにした新規な自動車用前照灯を提供しよう
とするものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用前照灯にあっては、光源を反射
鏡の所定の位置に配置し、光源から出た光を反射鏡の反
射面によって制御して所望の配光パターンを得られるよ
うにしたものがある。
【0003】上記した自動車用前照灯に使用される反射
鏡には、反射面を複数の小反射領域(以下「セグメン
ト」と言う。)に区分けして、各セグメントに所望の配
光パターンにおける所定の部分を担当させるように設計
したマルチリフレクタと称されるものや、反射鏡の反射
面を自由曲面にして所望の配光パターンを得られるよう
にしたもの等がある。
【0004】例えば、マルチリフレクタは上述したよう
な構成なので、遮光部材を特に設けなくてもすれ違いビ
ームの配光パターンに特有のカットラインを有する配光
パターンを形成することが可能である。
【0005】図10は、前記したマルチリフレクタ及び
前面レンズを用いてすれ違いビームの配光パターンを形
成する従来の自動車用前照灯の一例aを示すものであ
る。
【0006】自動車用前照灯aは、前面が開口したマル
チリフレクタbと該マルチリフレクタbの前面開口を覆
うように配置された前面レンズcと上記マルチリフレク
タbの所定の位置に配置された白熱電球dとを有する。
【0007】白熱電球dは、円筒状の外形を有するコイ
ルフィラメント(以下、「フィラメント」と言う。)e
を有しており、該白熱電球dが点灯されると、フィラメ
ントeから出た光はマルチリフレクタbの反射面fによ
って反射され前方へ照射される。
【0008】マルチリフレクタbの反射面fで反射され
た光は各セグメントにより縦長の長方形状のフィラメン
ト像g、g、・・・を多数形成し、該多数のフィラメン
ト像g、g、・・・が合成されて、すれ違いビームの配
光パターンに近い配光パターンを形成する。
【0009】前面レンズcには上下方向で見て、中央部
にレンズステップh、h、・・・が形成された部分と、
該レンズステップh、h、・・・が形成された部分を挟
んで上下に位置する素通し部i、iが形成されている。
そして、マルチリフレクタbによって反射された光は、
前面レンズcの全面を通って前方ヘ照射される。
【0010】マルチリフレクタbによって形成されたす
れ違いビームの配光パターンに近い配光パターンのほと
んどはレンズステップh、h、・・・によって略左右方
向に拡げられ、マルチリフレクタbによって反射された
光のうち素通し部i、iを通った光は、すれ違いビーム
の配光パターンのホットゾーンへ照射されすれ違いビー
ムの配光パターンを形成する。
【0011】上記したすれ違いビームの配光パターンj
は、図11に示すように、多数のフィラメント像g、
g、・・・が合成されて成る。
【0012】多数のフィラメント像g、g、・・・によ
り構成されたすれ違いビームの配光パターンjの上縁
は、光軸に直交した鉛直線及び水平線が交差した点を基
点とし該基点から水平に延びる線より下方に位置する縁
と、基点から稍上方に向かう線と同一にされた縁とから
なり、このように構成された上縁は、規格化されたカッ
トラインkに適合するようにされている。
【0013】そして、フィラメントeの外形は円筒状を
しているので、一のフィラメント像gは上記した通り縦
長の長方形をしており、マルチリフレクタbの反射面f
及び前面レンズcによって投影されすれ違いビームの配
光パターンjの上縁部分を形成するようにされたフィラ
メント像g′、g′、・・・の上端縁は直線であり、該
フィラメント像g′、g′、・・・の上端縁が同一線上
に規則的に並ぶようにされるのでカットラインkは直線
となり、規格上問題が起こるようなことはない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、白熱電球d
には、フィラメントeの形状がデフォームしたもの又は
フィラメントeの位置が設計通りに配置されていないも
のが製造されてしまう場合がある。
【0015】例えば、フィラメントeの形状がデフォー
ムした白熱電球dを自動車用前照灯aに使用すると、マ
ルチリフレクタeの反射面fは、白熱電球dから出た光
を反射してすれ違いビームの配光パターンを略形成する
が、該すれ違いビームの配光パターンのカットラインよ
り上方に歪んだフィラメント像(図示はしないが、例え
ば波状のフィラメント像)を形成し、配光パターンのカ
ットラインが不明瞭となる。
【0016】また、フィラメントeの位置が正規の位置
に無い白熱電球dを使用すると、そのフィラメントeの
位置は正規の位置に無いので、該フィラメントeから出
た光はマルチリフレクタbの反射面fの図示しない複数
のセグメントに対して本来の入射角とは違う角度で入射
し、反射角も本来の角度とは変わってしまい、そのため
に、図12の配光パターンlに示すように、カットライ
ンk上にフィラメント像g′′、g′′、・・・が不規
則に並んだ状態となり、カットラインkより上方へ向か
う光が出てしまう。
【0017】更にまた、自動車用前照灯aの光源として
放電ランプを使用すると、放電ランプの放電アークは円
弧状なので、図13の配光パターンnに示すように、多
数の円弧状の放電像m、m、・・・が重なりあったもの
によって構成され、該すれ違いビームの配光パターンn
の上縁部分を形成する放電像m′、m′、・・・は同一
線上に並んではいるが、上記したように各放電像m、
m、・・・及びm′、m′、・・・は円弧状をしている
ので、すれ違いビームの配光パターンnの上縁が波状と
なってしまう。
【0018】しかして、上記した各光源を自動車用前照
灯aに用いた場合、いずれもすれ違いビームの配光パタ
ーンの上縁が不明瞭になってしまうという問題があっ
た。
【0019】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明自動車用
前照灯は、上記した課題を解決するために、光源と反射
鏡とレンズとを備え、反射鏡は所定の位置に配置された
光源からの光を反射してすれ違いビームの配光パターン
で又はすれ違いビームの配光パターンに近い配光パター
ンで照射する反射面を有する自動車用前照灯であって、
上記反射面によって反射された光を制御し得る位置に遮
光体を配置し、該遮光体の下縁によって前記配光パター
ンの上縁を整形するようにしたものである。
【0020】
【作用】従って、本発明自動車用前照灯によれば、フィ
ラメントの形状がデフォームしたもの又はフィラメント
の位置が正規の位置に無い白熱電球や、放電ランプを光
源として用いても、前記各光源から出た光が反射鏡によ
って反射され、複数の光源像が合成されることによって
形成されたすれ違いビームの配光パターン又はすれ違い
ビームの配光パターンに近い配光パターンのうち、カッ
トライン部分を形成している複数の光源像によってでき
る不明瞭な上縁は、遮光体の下縁によって整形され、そ
れによりすれ違いビームの配光パターンのカットライン
を明瞭にすることができる。
【0021】
【実施例】以下に、本発明自動車用前照灯を図示した各
実施例に従って説明する。
【0022】図1及び図3は本発明自動車用前照灯の第
1の実施例を示すものである。
【0023】1は自動車用前照灯であり、前面が開口し
たマルチリフレクタ2と、該マルチリフレクタ2の前面
開口を覆うように配置された前面レンズ3と上記マルチ
リフレクタ2内の所定の位置に配置された白熱電球4
と、該白熱電球4から出てマルチリフレクタ2で反射さ
れた光の一部をカットする遮光板5、6とを有してい
る。
【0024】マルチリフレクタ2は、正面形状で稍横長
の楕円形をしており、前方に向って開口した凹面を有し
ている。そして、該凹面に反射面7が形成され、該反射
面7は、図示はしないが複数の小反射領域所謂セグメン
トに区分されており、各セグメントに所望の配光パター
ンにおける所定の部分を担当させるように設計されてい
る。
【0025】前面レンズ3は、レンズステップ8、8、
・・・が形成されたレンズ部9と、レンズ部9の上下に
位置しレンズステップ8、8、・・・が形成されていな
い素通し部10、10とから成っており、マルチリフレ
クタ2の前方を覆うように図示しないランプボディに取
着されている。
【0026】白熱電球4は、両端が閉塞された円筒状の
ガラス球11内に円筒状にコイリングされたフィラメン
ト12が配置されて、図示しないソケットを介してマル
チリフレクタ2に支持されている。
【0027】マルチリフレクタ2に取着された白熱電球
4のフィラメント12は、自動車用前照灯1の前後方向
に延びる光軸に沿って位置する。また、ガラス球11の
前端部には遮光膜13が形成されており、該遮光膜13
はフィラメント11から出た光が直接自動車用前照灯1
の前方へ向かって照射されないように規制している。
【0028】図1及び図2に示すように、遮光板5、6
は上下幅の狭い細い帯状をしており、マルチリフレクタ
2の反射面7の形状に略沿ってマルチリフレクタ2の反
射面7よりわずかに離間した位置でマルチリフレクタ2
の各セグメントのうち、すれ違いビームの配光パターン
14のカットライン部15を形成する部分のすぐ前方に
位置するように適宜の方法でマルチリフレクタ2に取着
されている。
【0029】そして、遮光板5は、マルチリフレクタ2
の右方(ここでいう左右とは、車輌の運転席から前方を
見た方向である。)で正面から見てマルチリフレクタ2
の光軸を基点として水平方向に延び、遮光板6は、マル
チリフレクタ2の左方で正面から見てマルチリフレクタ
2の光軸を基点として水平方向から稍上方に向けて延び
ている。
【0030】マルチリフレクタ2の反射面7は、白熱電
球4から出た光を反射して多数のフィラメント像を形成
し、それぞれのフィラメント像を合成して、すれ違いビ
ームの配光パターンに近い配光パターンを形成する。更
に、前記すれ違いビームの配光パターンに近い配光パタ
ーンのうち前面レンズ3のレンズ部9を通ったものは、
レンズステップ8、8、・・・によって拡大され、前面
レンズ3の素通し部10、10を通ったものは、ホット
ゾーンへ投射されて所定のすれ違いビームの配光パター
ン14となる。
【0031】もし、フィラメント11の形状がデフォー
ムしたもの又はフィラメント11の位置が正規の位置に
無い白熱電球4が自動車用前照灯1に使用されると、マ
ルチリフレクタ2の反射面7及び前面レンズ3だけでは
規制できない光が出てしまう。
【0032】例えば、白熱電球4のフィラメント11が
正規の位置に位置していないものを使用すると、図12
に示す配光パターンのハッチングを入れて示す部分のよ
うに、すれ違いビームの配光パターン14のカットライ
ン部15より上方にフィラメント像を投影してしまう。
又、白熱電球4のフィラメント11がデフォームしたも
のを使用すると、すれ違いビームの配光パターン14カ
ットライン部15に波状の光を投影してしまう。
【0033】しかし、上述した通り自動車用前照灯1の
マルチリフレクタ2には遮光板5、6が取り付けられて
おり、該遮光板5、6は、すれ違いビームの配光パター
ン14のカットライン部15を受け持つ各セグメントに
より反射されたフィラメント像のうちカットライン部1
5より上方に向かう光をカットするように配置されてい
るので、カットライン部15の明瞭なすれ違いビームの
配光パターン14が形成される。
【0034】図3は遮光板の変形例16を示すものであ
る。
【0035】遮光板16は帯状をしており、該遮光板1
6は図4に示すように前面レンズ3の内面より稍離間し
た位置に前面レンズ3に対して適宜の手段により取り付
けられる。
【0036】遮光板16は、マルチリフレクタ2の反射
面7の各セグメントによって形成されたすれ違いビーム
の配光パターンに近い配光パターンのうち、カットライ
ン部15を形成する部分のフィラメント像のカットライ
ン部15より上方へ向かう光を遮光する位置に配置され
ている。
【0037】図4乃至図7は本発明自動車用前照灯の第
2の実施例1Aを示すものである。
【0038】この第2の実施例が上記第1の実施例と異
なるところは、自動車用前照灯のマルチリフレクタの形
状が異なる点、光源として放電ランプを使用した点、放
電ランプから出た光を制御するためのシェードを設けた
点及び遮光板の形状が異なる点であり、その外の点は、
第1の実施例と同様である。従って、上記した第1の実
施例と相違する点について詳細に説明をし、その外の点
については、第1の実施例における同様の部分に付した
符号と同じ符号を付して、詳細な説明は省略する。
【0039】マルチリフレクタ2Aは正面形状で上下に
直線部を有する稍横長の楕円形をしており、前方に向っ
て開口した凹面を有している。該凹面には反射面17と
平坦面18、19が形成されている。そして、平坦面1
8はマルチリフレクタ2Aの上部に形成され、平坦面1
9はマルチリフレクタ2Aの下部に形成されている。
【0040】20は放電ランプであり、図6に示すよう
に中央の球状部21と該球状部21の前後両端から突出
されたピンチシール部22、22とが一体に形成された
ガラスチューブ23と、電極棒等からなり、ガラスチュ
ーブ23の球状部21の内部空間24が放電空間とされ
ている。
【0041】そして、放電空間24の両端部に電極棒2
5、25の先端部が突出され、該先端部が放電電極2
6、26となっている。
【0042】電極棒25、25の先端部以外はピンチシ
ール部24、24内に埋設されている。
【0043】また、ピンチシール部22、22内には横
長方形状の金属箔27、27が埋設されており、前記電
極棒25、25の反放電電極26、26側と接続されて
いる。そして、金属箔27、27が電極棒25、25と
接続された側の反対側にはリード線28、28が接続さ
れている。
【0044】該リード線28、28の金属箔27、27
と接続された部分はピンチシール部22、22に埋設さ
れているが、その余の部分はピンチシール部22、22
の端部から突出されていている。そして、放電ランプ2
0は図示しないソケットを介してマルチリフレクタ2A
に取付けられている。
【0045】上記した放電ランプ20は、マルチリフレ
クタ2に適宜の方法で取付けられる。
【0046】29はシェードであり、該シェード29
は、前面が閉塞された円筒状の主部30と図示しない取
付部及び遮光板31、32とから成っており、放電ラン
プ20はシェード29の主部30内に位置するようにマ
ルチリフレクタ2Aに取付けられている。
【0047】シェード29の主部30は、放電ランプ2
0の光が前方及びマルチリフレクタ2Aの平坦面18、
19に行かないようにして、制御できない光が前方へ照
射されたり平坦面18、19によって反射されて出る幻
惑光が生じないようにするためのものである。そのため
に、該主部30の左右には後端に開口した切欠33、3
3が形成されており、該切欠33、33を通して放電ラ
ンプ20の光がマルチリフレクタ2Aの反射面17に照
射されるようになっている。
【0048】しかして、放電ランプ20が点灯すると、
該放電ランプ20から出た光はマルチリフレクタ2Aの
反射面17にのみ照射され、該反射面17によって反射
された放電像が合成されてすれ違いビームの配光パター
ンに近い配光パターンが形成される。
【0049】シェード29には、図6に示すように、主
部30の前端縁の左右両端から遮光板31、32が正面
形状で第1の実施例1の遮光板5、6と同じ方向へ向け
て平面形状で主部30の前縁から左右方向に延びるよう
に突設されている。そして、放電ランプ20から出てマ
ルチリフレクタ2Aの反射面19によって反射された光
のうちカットライン部15より上方へ向かう光(図13
にハッチングを入れて示す部分)のみをカットして、す
れ違いビームの配光パターン34に明瞭なカットライン
15を形成するように形成されている。
【0050】図8及び図9はシェードの変形例35を示
すものである。
【0051】シェード35は、図9に示すように、その
主部36が後拡がりの円錐台形状をしており、該シェー
ド35の後縁の左右には切欠37、37が形成され、該
切欠37、37の奥縁の上下における中央部分からは遮
光板38、39が突設されている。
【0052】そして、前記遮光板38、39は、図8に
示すように、平面形状で見て、その基端から先端に行く
に従いマルチリフレクタ2Aの前方に位置するようにさ
れ、全体的にマルチリフレクタ2Aと同じ方向にわずか
に湾曲している。更に、遮光板38、39は、正面形状
で見て、第1の遮光板5、6と同じ方向に向けて左右方
向に延びるように形成されている。
【0053】以上のように形成されたシェード35は、
その遮光板38、39によって放電ランプ20から出て
マルチリフレクタ2Aの反射面19で反射された光のう
ちカットライン部15より上方へ向かう光をカットし
て、明瞭なカットライン15を有するすれ違いビームの
配光パターンの形成に寄与する。
【0054】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明自動車用前照灯は、光源と反射鏡とレンズと
を備え、反射鏡は所定の位置に配置された光源からの光
を反射してすれ違いビームの配光パターンで又はすれ違
いビームの配光パターンに近い配光パターンで照射する
反射面を有する自動車用前照灯であって、上記反射面に
よって反射された光を制御し得る位置に遮光体を配置
し、該遮光体の下縁によって前記配光パターンの上縁を
整形するようにしたものである。
【0055】従って本発明自動車用前照灯によれば、す
れ違いビームの配光パターンのカットラインが遮光板に
より明瞭に形成され、規格に適合するすれ違いビームの
配光パターンを形成することができる。
【0056】ところで、上記各実施例において、反射鏡
はその反射面を複数のセグメントにて区分けし、各セグ
メントに所望の配光パターンにおける所定の部分を担当
させるように設計した所謂マルチリフレクタを示した
が、これに限らず反射鏡は、その反射面を自由曲面等を
用いて設計したものでも良い。
【0057】尚、上記各実施例や変形例において示した
各部の形状や構造は、何れも本発明を実施するに当たっ
ての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これら
によって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはな
らない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2と共には本発明自動車用前照灯の第1の実
施例を示すものであり、本図は概略斜視図である。
【図2】概略水平断面図である。
【図3】遮光板の変形例を示す概略水平断面図である。
【図4】図5乃至図7と共に本発明自動車用前照灯の第
2の実施例を示すものであり、本図は概略斜視図であ
る。
【図5】放電ランプの側面図である。
【図6】シェードの要部の斜視図である。
【図7】概略水平断面図である。
【図8】図9と共に、本発明自動車用前照灯の第2の実
施例におけるシェードの変形例を示すものであり、本図
は概略水平断面図である。
【図9】シェードの要部の斜視図である。
【図10】従来の自動車用前照灯の一例を示す概略斜視
図である。
【図11】従来の自動車用前照灯においてフィラメント
の位置が正規の位置にある白熱電球を光源として使用し
た場合の配光パターンを示す図である。
【図12】従来の自動車用前照灯においてフィラメント
の位置が正規の位置よりずれた位置にある白熱電球を光
源として使用した場合の配光パターンを示す図である。
【図13】従来の自動車用前照灯において放電ランプ光
を光源とした場合の配光パターンを示す図である。
【符号の説明】
1 自動車用前照灯 2 反射鏡(マルチリフレクタ) 3 レンズ(前面レンズ) 4 光源(白熱電球) 5 遮光体(遮光板) 6 遮光体(遮光板) 7 反射面 14 すれ違いビームの配光パターン 15 上縁(カットライン部) 16 遮光体(遮光板) 1A 自動車用前照灯 2A 反射鏡(マルチリフレクタ) 17 反射面 20 光源(放電ランプ) 31 遮光体(遮光板) 32 遮光体(遮光板) 34 すれ違いビームの配光パターン 38 遮光体(遮光板) 39 遮光体(遮光板)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−260701(JP,A) 特開 昭64−43967(JP,A) 特開 昭62−195802(JP,A) 特開 昭63−236201(JP,A) 実開 平2−57557(JP,U) 実開 平4−136803(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F21M 3/05 F21M 3/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と反射鏡とレンズとを備え、反射鏡
    は所定の位置に配置された光源からの光を反射してすれ
    違いビームの配光パターンで又はすれ違いビームの配光
    パターンに近い配光パターンで照射する反射面を有する
    自動車用前照灯であって、上記反射面によって反射され
    た光を制御し得る位置に遮光体を配置し、該遮光体の下
    縁によって前記配光パターンの上縁を整形するようにし
    たことを特徴とする自動車用前照灯。
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