JP2828564B2 - 離型フイルム - Google Patents

離型フイルム

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JP2828564B2 JP15058293A JP15058293A JP2828564B2 JP 2828564 B2 JP2828564 B2 JP 2828564B2 JP 15058293 A JP15058293 A JP 15058293A JP 15058293 A JP15058293 A JP 15058293A JP 2828564 B2 JP2828564 B2 JP 2828564B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は離型フイルムに関し、さ
らに詳しくは染色プラスチックフイルムの少なくとも片
面に硬化シリコーン樹脂塗膜を設けてなり、使用時他の
素材との識別が容易で、間違えられることのない離型フ
イルムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、粘着剤、接着剤等の幅広い応用に
従い、その粘着面を保護するシリコーンコーティングの
離型紙や離型フイルムの利用が種々の分野で著しく伸び
ている。このシリコーンコーティングに硬化性シリコー
ン樹脂を主成分とする組成物が主として用いられ、そし
てこの組成物として縮合反応により硬化するもの(特開
昭47―34447号等)や付加反応により硬化するも
の(特公昭52―40918号等)が知られている。
【0003】しかし、従来の離型フイルムは同種のプラ
スチックフイルムとの識別が難しく、また透視性の良い
フイルムであることから、その装填、装着や、剥し忘
れ、剥し残りを確認するのが難しい。このため、例えば
偏光板をはじめとする液晶関連材料、多層プリント回路
基盤の外装板、高温成形を要する熱硬化性樹脂プリプレ
グなど、そこで使う複合材料自体が着色している場合や
製品の差別化を要求される種々の分野などでは、剥し間
違え等のトラブルが起こっている。特に偏光板や位相差
板など、反対面にポリエチレンあるいはポリエステルと
いった同種のプラスチックフイルムが保護フイルムとし
て貼り合わされている場合には、加工作業において保護
フイルムを離型フイルムと間違えて剥してしまうことが
かなりの頻度で起っており、歩留りの低下にも関係して
致命的な問題の一つとなっている。また、プリント基盤
やプリプレグといった材料では、離型フイルムを装填し
たかどうかの確認や、加工時に離型フイルムが破損した
場合に成形された材料に付着してないかどうかの確認が
非常に重要な項目となっている。
【0004】そこで、離型フイルムの着色化が望まれ、
また検討されている。この着色化には、隠ぺい力(着色
度)と透視性という相反する特性を両立させる必要があ
る。透視性は前述したことにも関連して離型フイルムを
透して下の材料を認識できること、例えば材料がなんた
るかを認識したり、あるいは複合材料に記入された文字
マーク等を読み取ったりすることから必要である。
【0005】離型フイルムを着色する方法として、離型
剤である硬化性シリコーン樹脂組成物中に顔料や染料を
直接添加したり、顔料染色型フイラーによる着色が試み
られているが、いずれも硬化性シリコーン樹脂の触媒毒
として作用するため、反応性が急激に低下し、硬化が不
十分であったり、剥離力そのものの増大など、使用レベ
ルには至っていない。また、一方で基材であるプラスチ
ックそのものを着色する方法としてポリエステル樹脂に
染顔料を混合してから製膜する方法や、製膜後にインキ
や染顔料をバインダー樹脂と共にコーティングし、熱処
理する方法等が検討されているが、前者の方法は、多ロ
ット、少量生産に不適当なばかりか、押し出し機や製膜
装置、熱処理装置等を汚染すること、鮮明色が得難いこ
と、高温に耐え得る染顔料に制限があること色濃度を調
整し難いこと等の欠点を有している。また、後者では、
表面の平滑性に欠けること、染色の均一性に欠けるこ
と、バインダー樹脂が剥離し難いこと、透明性が損なわ
れること、堅牢度が劣ることなど等の欠点を有してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、かか
る問題を解決して、堅牢かつ鮮明な染色プラスチックフ
イルムをベースとし、剥離力が安定性しており、かつ隠
ぺい力および透視性に優れた着色離型フイルムを提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のかかる目的は、
本発明によれば、無水染色法で染色したプラスチックフ
イルムの少なくとも片面に硬化シリコーン樹脂塗膜を設
けてなる離型フイルムによって達成される。
【0008】本発明においてプラスチックフイルムとし
ては、例えばポリスチレン、ポリアクリル酸メチル、ポ
リカーボネート、ポリスルホン、トリアセチルセルロー
ス、セロハン、ポリアミド、ポリイミド、ポリフェニレ
ンスルフィド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルスル
ホン、芳香族ポリアミド、ポリオレフィン、ポリエステ
ル等よりなる透明なフイルム(含シート)を好ましく挙
げることができる。これらの中、ポリエステル二軸延伸
フイルムが好ましい。
【0009】ポリエステルフイルムは製膜段階までに添
加、含有される滑剤例えばクレー、カオリン、シリカ、
炭酸カルシウム等の粒径、量を調整することにより、容
易に透明性をコントロールできる。また、その表面にコ
ーティングを実施するにあたり、耐溶剤性、耐熱性、機
械的特性にも優れている。特に硬化性シリコーン樹脂の
塗膜を硬化せしめるためコーティング後の乾燥温度を1
00〜140℃とし、この雰囲気中にフイルムを通過せ
しめるときの寸法変化も小さいという利点がある。
【0010】ポリエステルはエステル結合を主鎖の主要
な結合鎖とする高分子の総称であるが、特に好ましいポ
リエステルはポリエチレンテレフタレート、ポリエチレ
ン―2,6―ナフタレート、ポリエチレン―α,β―ビ
ス(2―クロルフェノキシ)エタン―4,4′―ジカル
ボキシレート、ポリブチレンテレフタレートなどであ
り、これらの中でも品質、経済性などを総合的に勘案す
ると、ポリエチレンテレフタレートが最も好ましい。
【0011】プラスチックの厚みは、特に限定されない
が、例えば離型フイルムに要求される腰の強さ等から、
1〜500μm程度の範囲から適当な厚みを選択するの
が好ましい。
【0012】また、プラスチックフイルムの表面粗さや
ヘイズ等についても、特に限定されないが、後述の塗膜
の厚さや該塗膜とプラスチックフイルムとの間に要求さ
れる接着強さ、離型フイルムとして要求される透明度を
勘案して、適切に所望の値に設定すれば良い。
【0013】本発明においてはかかるプラスチックフイ
ルムを染色してから用いるが、この染色は無水染色法で
行う。この無水染色法は溶媒染色法とも呼ぶことができ
るものであり、比較的高い沸点を有する有機溶媒に溶
解、懸濁または分散させた染料で、高い温度にて、フイ
ルムを染色する方法である。この有機溶媒としては親水
性の有機溶媒が好ましく、例えばエチレングリコール、
ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロ
ピレングリコール、ブチレングリコール等のようなグリ
コール類、これらのアルキルエーテル類、フェニルエー
テル類、さらにはグリセリンのような多価アルコール類
を挙げることができる。
【0014】染料としては分散染料が好ましく用いられ
るが、その他バット染料やコンプレックス染料も用いる
ことができる。例えばベンゾアノン系、複素環アゾ系、
アントラキンノン系、縮合系などの染料が挙げられる。
【0015】染料の濃度は、色濃度によって変化するの
は勿論あるが、染色濃度、染色時間によって変化し、通
常3〜15g/lである。染色時の温度は、通常100
〜200℃であり、好ましくは120〜180℃であ
る。また染色時間は、通常数秒から数分、好ましくは数
秒から数10秒である。もっとも染色濃度によってはよ
り長い時間をとることもできる。
【0016】染色は高い温度の染浴中にフイルムを通過
させて行うのが好ましい。その際、染浴の染料濃度を一
定に保つことが好ましく、このため染浴を絶えず循環さ
せたり、新しい液を補充したりして染料濃度を自動的に
コントロールするのが好ましい。染浴槽を出たフイルム
は、その表面に付着している染浴や溶媒を、比較的低い
沸点を有する塩素化炭化水素溶媒例えばCH2 Cl2
CCl4 、CHCl3等で、或は温水または熱水で洗浄
する。洗浄液から各成分を回収および分離する場合に
は、これらの処理が容易な前記塩素化炭化水素溶媒で洗
浄するのが好ましい。
【0017】プラスチックフイルムの染色度は、離型フ
イルムの使用形態にもよるが、全光線透過率が20〜8
0%、さらには25〜70%の範囲内にあることが好ま
しい。
【0018】本発明において硬化シリコーン樹脂塗膜は
プラスチックフイルムに離型特性を付与する層であり、
該層は硬化性シリコーン樹脂を含有する塗液をプラスチ
ックフイルムの少なくとも片面に塗工し、乾燥、硬化さ
せることで形成される。
【0019】硬化性シリコーン樹脂としては、例えば縮
合反応系のもの、付加反応系のもの、紫外線もしくは電
子線硬化系のものなどいずれの反応系のものも用いるこ
とができる。これらは一種以上用いることができる。
【0020】各種シリコーンの硬化反応は、次のように
示すことができる。
【0021】
【化1】
【0022】上記縮合反応系のシリコーン樹脂として
は、例えば、末端―OH基をもつポリジメチルシロキサ
ンと末端に―H基をもつポリジメチルシロキサン(ハイ
ドロジェンシラン)を有機錫触媒(例えば有機錫アシレ
ート触媒)を用いて縮合反応させ、3次元架橋構造をつ
くるものが挙げられる。
【0023】付加反応系のシリコーン樹脂としては、例
えば末端にビニル基を導入したポリジメチルシロキサン
とハイドロジエンシランを白金触媒を用いて反応させ、
3次元架橋構造をつくるものが挙げられる。
【0024】紫外線硬化系のシリコーン樹脂としては、
例えば最も基本的なタイプとして通常のシリコーンゴム
架橋と同じラジカル反応を利用するもの、アクリル基を
導入して光硬化させるもの、紫外線でオニウム塩を分解
して強酸を発生させ、これでエポキシ基を開裂させて架
橋させるもの、ビニルシロキサンへのチオールの付加反
応で架橋させるもの等が挙げられる。電子線は紫外線よ
りもエネルギーが強く、紫外線硬化の場合のように開始
剤を用いずともラジカルによる架橋反応が起こる。
【0025】硬化性シリコーン樹脂としては、その重合
度が50〜200000程度のものが好ましく、これら
の具体例としては信越シリコーン(株)製のKS―71
8,―774,―775,―778,―779H,―8
30,―835,―837,―838,―839,―8
41,―843,―847,―847H,X―62―2
418,―2422,―2125,―2492,―24
94,―470,―2366,―630,X―92―1
40,―128,KS―723A・B,―705F,―
708A,―883,―709,―719,東芝シリコ
ーン(株)製のTPR―6701,―6702,―67
03,―3704,―6705,―6722,―672
1,―6700,XSR―7029,YSR―302
2,YR―3286,ダウコーニング(株)製のDK―
Q3―202,―203,―204,―210,―24
0,―3003,―205,―3057,SFXF―2
560,東レシリコーン(株)製のSD―7226,7
320,7229,BY24―900,171,31
2,374,SRX―375,SYL―OFF23,S
RX―244,SEX―290,アイ・シー・アイ・ジ
ャパン(株)製のSILCOLEASE425等を挙げ
ることができる。また、特開昭47―34447号公
報、特公昭52―40918号公報等に記載のシリコー
ン樹脂も用いることができる。
【0026】本発明において硬化シリコーン樹脂塗膜を
設けるにあたり、コーティングの方法としてはバーコー
ト法、ドクターブレード法、リバースロールコート法、
グラビアロールコート法等の従来から知られている方法
が利用できる。
【0027】塗膜の乾燥及び硬化(熱硬化、紫外線硬化
等)は、それぞれ個別又は同時に行うことができる。同
時に行うときにはプラスチックフイルムの耐熱性(熱的
寸法安定性)にもよるが100℃以上で行うことが好ま
しい。乾燥熱硬化条件としては100℃以上で30秒程
度が望ましい。乾燥温度が100℃以下、及び硬化時間
が30秒以下では塗膜の硬化が不完全であり、塗膜の脱
落等耐久性に不安が残る。
【0028】硬化シリコーン樹脂塗膜の厚みは、特に限
定されないが、0.05〜0.5μmの範囲が好まし
い。あまり薄くなると、離型性能が低下し、満足のいく
性能が得られない。またあまり厚いと、キュアリングに
時間がかかり、生産上不都合を生じる。
【0029】本発明の離型フイルムは、偏光板をはじめ
とする液晶関連材料、多層プリント回路基盤の外装板、
高温成形を要する熱硬化樹脂プリプレグなど、そこで使
う複合材料自体が着色している場合や製品の差別化を要
求される種々の分野、および粘着テープをはじめとする
汎用粘着分野など、広範な分野に適用できる。
【0030】本発明の離型フイルムは次の特長を有す
る。 1) 硬化シリコーン樹脂塗膜の低表面エネルギーによ
り他の種々の物質と密着することなく良好な離型性を有
する。 2) 種々の染料で着色されているにもかかわらず外観
の透明性と隠ぺい性を維持している。
【0031】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明する。なお、フイルムの各種特性の測定は下記の方法
により行った。
【0032】(1)フイルム全光線透過率 全光線透過率は入射光量とサンプルフイルムを通過する
全光量との比の百分率で表され、その測定はJIS―K
7105―1981に示される方法に基づいて行う。測
定機としては、日本精密工学(株)POIC HAZE
METER SEP―HS―D1を用いた。
【0033】(2)塗膜硬化性 シリコーン塗膜面を5往復指でこすり、表面状態を観察
し、硬化状態を次の3つに分類して評価する。 ×:シリコーンが硬化せず、曇り(スミアー)を生じ
る。 △:シリコーンは硬化しているが、密着性が悪く脱落
(ラブオフ)がある。 ○:シリコーンは硬化しており、密着性も良好である。
【0034】(3)離型性 (3―1)初期剥離力 サンプルフイルムとポリエステル粘着テープ(ニット―
31B)を貼合わせ、5kgの圧着ローラーで圧着し、
20時間放置した後の剥離力を引っ張り試験機で測定す
る。 (3―2)経時剥離力 サンプルフイルムとポリエステル粘着テープ(ニット―
31B)を貼合わせ、5kgの圧着ローラーで圧着し、
1000時間放置した後の剥離力を引っ張り試験機で測
定する。
【0035】(4)ロール汚れ状態 ロール状に巻き取った離型フイルムを巻き返し機によっ
て巻き返しながら、各ロール汚れの有無を、特にシリコ
ーン樹脂塗膜面が接触する特定のロールを観察すること
によって判定する。
【0036】(5)残留接着率 ポリエステル粘着テープ(ニット―31B)をJIS
G4305に規定する冷間圧延ステンレス板(SUS3
04)に貼着けた後の剥離力を測定し、基礎接着力(f
0 )とする。また前記ポリエステル粘着テープをサンプ
ルフイルムの硬化シリコーン樹脂塗膜面に5kgの圧着
ローラーで圧着し、30秒間放置した後粘着テープをは
がす。そしてはがした粘着テープを上記のステンレス板
に貼り、該貼合部の剥離力を測定し、残留接着力(f)
とする。これらの各接着力は次式より残留接着率を求め
る。
【0037】
【数1】
【0038】(6)ブロッキング性 ポリエステルフイルムの表面と裏面を合わせてから10
cm×15cm角に切り、これに50℃×50%RHの
雰囲気中で17時間、50kg/cm2 の加重をかけた
後に、重なりあっている2枚の試料を親指と人差し指と
ではさみ、指先の力で両者を剥す際のブロッキングの状
態を、次の3つに分類して評価する。 ×:ベタついて剥がれにくく、剥した後は、シリコーン
樹脂塗膜面が粗れる。 △:かなりの抵抗感がある。 ○:指先でほとんど抵抗なく、簡単に剥離する。
【0039】
【実施例1】全光線透過率が27.5%の、無水染色法
で染色したポリエステルフイルム(厚さ38μm)に下
記組成による塗液を塗布量が8g/m2 (wet)にな
るようコーティングし、次いで乾燥温度130℃、滞留
時間30秒で硬化反応を行って乾燥膜厚0.24μmの
離型フイルムを作った。この離型フイルムの特性は表
1、2に示す。
【0040】 <塗液の組成> 硬化性シリコーン樹脂(KS847H) 100重量部 硬化剤(CAT PL-50T;信越シリコ-ン 社製) 2重量部メチルエチルケトン /メチルイソフ゛チルケトン/キシレン 898重量部
【0041】
【実施例2】染色フイルムとしては全光線透過率が3
9.5%の染色ポリエステルフイルムを、かつ塗液とし
て下記組成の塗液を用いる以外は、実施例1と同じよう
に行って離型フイルムを作った。この離型フイルムの特
性は、表1、表2に示す。
【0042】 <塗液の組成> 硬化性シリコーン樹脂(TPR6712) 100重量部 硬化剤(CM670;東芝シリコ-ン 社製) 2重量部メチルエチルケトン /メチルイソフ゛チルケトン/キシレン 1398重量部
【0043】
【比較例1】実施例1における染色ポリエステルフイル
ムの代わりに非染色透明ポリエステルフイルムを用いる
ほかは実施例1と同じように行って離型フイルムを作っ
た。この離型フイルムの特性は表1、表2に示す。染色
ポリエステルフイルムと着色、透過性以外では品質的に
ほとんど差の無い離型フイルムであった。
【0044】
【比較例2】実施例2における染色ポリエステルフイル
ムの代わりに非染色透明ポリエステルフイルムを用いる
ほかは実施例2と同じように行って離型フイルムを作っ
た。この離型フイルムの特性は表1、表2に示す。染色
ポリエステルフイルムと、着色、透過性以外では品質的
にほとんど差の無い離型フイルムであった。
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】
【発明の効果】本発明の離型フイルムは、離型性及びそ
の経時安定性、スミア、ブロッキング性等にすぐれ、か
つ隠ぺい力と透視性を兼備し他の素材との識別が容易で
間違えられることがなく、各種分野に有用である。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B32B 1/00 - 35/00 C09J 7/02 C08J 7/04 B05D 3/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無水染色法で染色したプラスチックフイ
    ルムの少なくとも片面に硬化シリコーン樹脂塗膜を設け
    てなる離型フイルム。
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