JP2827725B2 - 産業車両 - Google Patents

産業車両

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JP2827725B2
JP2827725B2 JP20025692A JP20025692A JP2827725B2 JP 2827725 B2 JP2827725 B2 JP 2827725B2 JP 20025692 A JP20025692 A JP 20025692A JP 20025692 A JP20025692 A JP 20025692A JP 2827725 B2 JP2827725 B2 JP 2827725B2
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Japan
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oil tank
component unit
lifting
electric component
side cover
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明 三原
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Toyota Industries Corp
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Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
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  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,産業車両の昇降ステッ
プの構造と電気部品ユニットの配置構造に関する。
【0002】
【従来技術】一般に,フォークリフト等の産業車両にお
いては,左右両側のフレームの間に,エンジン,バッテ
リなどの収納スペースとしてエンジンルームを形成して
いる。図6,図7に示すように,フォークリフト7のエ
ンジンルーム4の上部は,エンジンフード45が被冠さ
れており,エンジンフード45の上面には運転座席73
等が載置されている。制御回路等の電気部品を収納する
電気部品ユニット3は,エンジンルーム4のバッテリ3
1の近傍に配置されている。
【0003】電気部品ユニット3は,エンジン,ラジエ
ータ,バッテリ31等のメイン機器に比較して小型であ
り,図6,図7に示すようにエンジンルーム内の一隅に
配置されている。電気部品ユニット3の点検や部品の交
換等は,エンジンフード45を開放して実施される。電
気部品ユニット3は,図8に示すように,バッテリ31
の後部でリヤピラー741の側方に配置されている。
【0004】一方,運転席73への昇降を補助するため
の昇降ステップは,特に設けない場合もあり,設ける場
合も車台75のサイドフレーム751の一部として一体
化されている。また,上記サイドフレーム751が,オ
イルタンク側面であることも多い。なお,図6,図7に
おいて,76はフォーク,77は昇降用マスト,72は
ステアリングホイール,74はヘッドガードである。
【0005】
【解決しようとする課題】しかしながら,従来における
電気部品ユニット3の配置には次のような問題点があ
る。電気部品ユニット3は,産業車両の機能の多様化,
制御の高度化等に伴ってその重要性が増しており,それ
を良好な状態に維持することの必要性が増している。し
かしながら,従来は,エンジンルーム4の片隅の残余空
間等に配置されることが多く,保守点検に不便であっ
た。また,周囲の空間が遮蔽されていないので,塵埃に
もさらされることが多く,そのために不具合を生ずるこ
とがあった。
【0006】また,従来の昇降ステップは,車台のサイ
ドフレームの一部として設けられているため,その形状
や構造,デザインには自由度が乏しいという問題があっ
た。一方,産業車両においても,多様なデザインや快適
さが求められるようになっており,形状やデザインの変
化が求められている。また,女性が運転することも多く
なり,昇降の容易さも求められている。
【0007】本発明は,かかる従来の問題点に鑑み,電
気部品ユニットが塵埃に晒されることなく,保守点検が
容易であり,かつ昇降容易でデザインの多様化と個性化
への対応が容易な,昇降ステップを有する産業車両を提
供しようとするものである。
【0008】
【課題の解決手段】本発明は,エンジンルームの側方に
設けたオイルタンクと,エンジンルームの上方に被冠し
たエンジンフードとを有する産業車両において,上記オ
イルタンクには,昇降ステップ取付用の段部を設け,該
段部には昇降ステップを着脱可能に設けると共に,上記
昇降ステップと上記段部との間には電気部品ユニットを
収容し また,上記オイルタンクの側面には上記昇降ス
テップと一体的に成形されたサイドカバーを着脱可能に
配設してなり, かつ,サイドカバーと上記オイルタンク
の側面との間には,上記サイドカバーの下方から上記エ
ンジンルームに通ずる空気流路を設けてあることを特徴
とする産業車両にある。
【0009】本発明の産業車両においては,エンジンル
ームの側方に,オイルタンクを配設する。該オイルタン
クには,ドライバーが昇降する部分を他より沈下させて
低くした,いわゆる段部を設ける。上記段部には昇降ス
テップを取付け,該昇降ステップはボルト等によって,
その着脱を可能とする。
【0010】昇降ステップをオイルタンクの段部に取付
けたとき,昇降ステップとオイルタンクの間に電気部品
ユニットを収納できる広さの段部空隙が形成されるよう
構成する。そして,電気部品ユニットを,上記段部空隙
に収容する。また,上記オイルタンクには,その側面に
上記昇降ステップと一体的に成形されたサイドカバーを
着脱可能に設ける。そして,サイドカバーとオイルタン
クとの間には,上記の空気流路を設ける。この空気流路
は,後述する実施例にも示すごとく,例えば,オイルタ
ンクの側面とサイドカバーとの間に空隙を設けることに
より形成することができる(図5)。
【0011】
【作用及び効果】本発明の電気部品ユニットは前記段部
空隙に収容されている。上記,段部空隙を形成する昇降
ステップは着脱可能であるから,それを取外すことによ
り段部空隙は開放される。従って,電気部品ユニットの
保守点検,部品の交換等が容易である。また,上記段部
空隙を塵埃の侵入を抑制するように,適度に遮蔽するこ
とは容易であり,電気部品ユニットを塵埃から保護する
ことができる。
【0012】また,昇降ステップは着脱可能な独立の部
品であるからその形状やデザインを比較的容易に変更す
ることができる。従って,昇降に好適な形状に昇降ステ
ップを変更することができる。また,昇降ステップの形
状や色彩等を変更し車両のデザインの多様化や個性化へ
の対応が容易になる。
【0013】従って,本発明によれば,電気部品ユニッ
トが塵埃に晒されることがなく,保守点検が容易であ
り,かつ昇降容易で車両デザインの多様化と個性化への
対応が容易な昇降ステップを有する産業車両を提供する
ことができる。また,サイドカバーとオイルタンクとの
間には上記空気流路を形成している。そのため,該空気
流路を通じて導入される空気は,オイルタンク等の冷却
効果を高める。
【0014】
【実施例】本発明の実施例について図1〜図5を用いて
説明する。本例の産業車両は,図1〜図3に示すよう
に,フォークリフトトラックであってエンジンルーム4
の側方に設けたオイルタンク2と,エンジンルーム4の
上方に被冠したエンジンフード45とを有する。オイル
タンク2には昇降ステップ1取付用の段部21を設け,
該段部21には昇降ステップ1を着脱可能に設けてあ
る。また,上記昇降ステップ1と段部21との間には,
電気部品ユニット3を収容してある。
【0015】図1〜図4に示すようにオイルタンク2
は,ドライバーが乗降する部分を他の部分より沈下させ
て低くして,いわゆる段部21を設けている。段部21
の高さH1 ,すなわち沈下の大きさは,後述する電気部
品ユニットの高さH0 より大きくしてある。また,段部
21の奥行きD1 は,後述する電気部品ユニットの奥行
きよりD0 よりも大きい。
【0016】また,段部21の上面にはネジ穴211を
設けてある。更に,段部21の車両後方のオイルタンク
主部22にも,その外側面222に,ネジ穴221を有
するブラケット223を取付ける。昇降ステップ1は,
図1に示すように上記段部21の形状に対応して,垂直
な壁面13を有すると共に,壁面13と直角に踏板12
を一体的に設有する。また,昇降ステップ1の車両後方
には,サイドカバー11を一体に成形してある。また,
昇降ステップ1の上部には床面に平行な縁取りを形成す
る上縁部14を設けてある。
【0017】上記踏み板12には,すべり止めの突起1
25を設けると共に,前記段部21のネジ穴211に対
応する取付け穴122を設けてある。昇降ステップ1の
踏み板12の前後幅L1 (図1)は段部21の前後幅L
0 (図4)より短くしてあり,その差ΔL(=L0 −L
1 )は,上述する電気部品ユニットの横幅Wより大きく
なっている。また,サイドカバー11には,長溝113
を設けており,該長溝113内には,前記オイルタンク
主部22のネジ穴221に対応した取付穴111を設け
てある。
【0018】段部21のネジ穴211に対しては皿ネジ
121を用い,オイルタンク主部22のネジ穴221に
は取付けボルト112を用いて,昇降ステップ1をオイ
ルタンク2に取付ける(図1〜図3)。昇降ステップ1
を段部21に取付けた場合,前記のように昇降ステップ
1の踏板12と段部21の前後幅にはΔLの差があるの
で段部空隙23を形成する。該段部空隙23の上面は,
図2に示すようにエンジンフード45によって遮蔽され
ている。電気部品ユニット3は,図2,図4に示すよう
にオイルタンク2の段部21と昇降ステップとの間に形
成された。上記段部空隙23に収容されている。
【0019】電気部品ユニット3の入出力線33は図4
に示すように,車台側板42に設けた挿通穴421を通
して,バッテリ31に接続されたワイヤリングハーネス
32と連結されている。なお,図4の符号422は絶縁
ブッシュである。
【0020】前記のように,昇降ステップ1のサイドカ
バー11は取付ボルト112によって,オイルタンク主
部22の外側面222のブラケット223に取付けられ
る。このとき,図5に示すようにサイドカバー11と上
記外側面222との間には,空気の流通する空隙が形成
される。
【0021】すなわち,下部には外気吸入口15が形成
されている。その上部には,サイドカバー11の長溝1
13による表面の凹凸によりジグザグの空気流路151
が形成されている。従って,図5の矢印に示すように下
部の外気吸入口15からジグザグの空気流路151を通
ってエンジンルーム4へ通ずる空気の流通路が形成され
ている。なお,図5において符号451はシール部材で
ある。
【0022】次に本例の作用効果について説明する。本
例の電気部品ユニット3は,オイルタンク2上の段部空
隙23に収容されている。該段部空隙23は,昇降ステ
ップ1を取り外すことにより開放され,その周囲には障
碍物がないので電気部品ユニット3の保守,点検,部品
の交換等が極めて容易である。昇降ステップ1は取付け
ボルト112及び皿ネジ121によって取付けられてお
り,その着脱が容易である。従って,電気部品ユニット
の保守・点検等が極めて容易である。
【0023】また,電気部品ユニット3が収容される段
部空隙23は,オイルタンク2と昇降ステップ1とエン
ジンフード45とによって遮蔽されている。従って,塵
埃がみだりに浸入することなく,電気部品ユニット3を
塵埃から保護することができる。
【0024】また,昇降ステップ1は着脱可能な独立の
部品であり,形状やデザインを比較的に変更することが
できる。従って,昇降に好適な形状に昇降ステップ1を
変更することが容易である。また,産業車両全体のデザ
インの一部分として車両デザインの多様化と個性化にも
大いに寄与することができる。また,本例においては,
サイドカバー11も同様に着脱可能としたので,この面
からも上記デザイン等に対応できる。
【0025】従って,本例によれば,電気部品ユニット
が塵埃に晒されることがなく,保守点検が容易であり,
かつ昇降が容易で車両デザインの多様化と個性化への対
応が容易な昇降ステップを有する産業車両を提供するこ
とができる。
【0026】また,サイドカバー11とオイルタンク主
部22との間にはジグザグの空気流路151を形成して
いる。そのため,空気吸入口15から入った外気はこの
ジグザグの空気流路151において,いわゆるラビリン
ス効果により空気の流れが促進され,乱流を形成して,
オイルタンクの冷却効果を高める。また,サイドカバー
11に設けた長溝113の凹凸により冷却の表面積を広
くして冷却を高めるという効果も有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のフォークリフトトラックの要部展開
斜視図。
【図2】実施例1において昇降ステップを取付けた状態
の斜視図。
【図3】実施例1のフォークリフトの側面図。
【図4】実施例1の電気部品ユニットまわりの拡大斜視
図。
【図5】図2のA−A線矢視断面図。
【図6】従来例のフォークリフトの平面図。
【図7】従来例のフォークリフトの側面図。
【図8】従来例の電気部品ユニットまわりの拡大斜視
図。
【符号の説明】
1...昇降ステップ, 11...サイドカバー, 2...オイルタンク, 12...踏板, 21...段部, 22...オイルタンク主部, 23...段部空隙, 3...電気部品ユニット, 31...バッテリ, 4...エンジンルーム, 45...エンジンフード, 7...フォークリフト,

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンルームの側方に設けたオイルタ
    ンクと,エンジンルームの上方に被冠したエンジンフー
    ドとを有する産業車両において, 上記オイルタンクには,昇降ステップ取付用の段部を設
    け,該段部には昇降ステップを着脱可能に設けると共
    に,上記昇降ステップと上記段部との間には電気部品ユ
    ニットを収容し また,上記オイルタンクの側面には上記昇降ステップと
    一体的に成形されたサイドカバーを着脱可能に配設して
    なり, かつ,サイドカバーと上記オイルタンクの側面との間に
    は,上記サイドカバーの下方から上記エンジンルームに
    通ずる空気流路を設けてある ことを特徴とする産業車
    両。
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JPH0624274A JPH0624274A (ja) 1994-02-01
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