JP2827606B2 - エンジンのオイルフィルタ装置 - Google Patents
エンジンのオイルフィルタ装置Info
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- JP2827606B2 JP2827606B2 JP3227145A JP22714591A JP2827606B2 JP 2827606 B2 JP2827606 B2 JP 2827606B2 JP 3227145 A JP3227145 A JP 3227145A JP 22714591 A JP22714591 A JP 22714591A JP 2827606 B2 JP2827606 B2 JP 2827606B2
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- oil
- oil filter
- engine
- conductive medium
- filter
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B67/00—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
- F02B67/04—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
- F02B67/06—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members
Landscapes
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オイルポンプから吐出
されるオイルをろ過するエンジンのオイルフィルタ装置
に関する。
されるオイルをろ過するエンジンのオイルフィルタ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】オイルポンプによりオイルパンから吸い
上げられたオイルは、オイルフィルタによってオイル中
のゴミ等がろ過された後に、オイル主通路に圧送され、
クランク軸,ピストン,シリンダ等の各種潤滑部位を潤
滑している。ここで、オイルポンプにあっては、クラン
ク軸に固定したスプロケットにより駆動チェーンを介し
て駆動したり、該オイルポンプのインナーギアを直接ク
ランク軸により駆動するもの等がある(特開昭57−1
31809号公報等参照)。
上げられたオイルは、オイルフィルタによってオイル中
のゴミ等がろ過された後に、オイル主通路に圧送され、
クランク軸,ピストン,シリンダ等の各種潤滑部位を潤
滑している。ここで、オイルポンプにあっては、クラン
ク軸に固定したスプロケットにより駆動チェーンを介し
て駆動したり、該オイルポンプのインナーギアを直接ク
ランク軸により駆動するもの等がある(特開昭57−1
31809号公報等参照)。
【0003】また、一般にエンジン上部にはシリンダヘ
ッドが存在するため、オルタネータ,パワステ用ポンプ
等の各種補機はエンジン下部に配設され、クランク軸に
クランクプーリを軸支し、該クランクプーリに巻掛され
た伝導媒体(補機ベルト等)により前記補機を駆動して
いる。
ッドが存在するため、オルタネータ,パワステ用ポンプ
等の各種補機はエンジン下部に配設され、クランク軸に
クランクプーリを軸支し、該クランクプーリに巻掛され
た伝導媒体(補機ベルト等)により前記補機を駆動して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、クランク軸駆
動のオイルポンプがブロック前面に設置される場合に
は、オイルフィルタからブロック内へのオイル戻し位置
は該オイルポンプ自身を避けた位置とせざるをえず、ク
ランクプーリの横の位置となっていた。一方前述の如
く、エンジン前方にはオルタネータ,パワステ用ポンプ
等の大型補機が搭載されるため、オイルフィルタは前述
のオイルポンプ自身を避けた位置に配設することが難し
くなり、もって、従来はエンジン後方に該オイルフィル
タを配設せざるをえなかった。
動のオイルポンプがブロック前面に設置される場合に
は、オイルフィルタからブロック内へのオイル戻し位置
は該オイルポンプ自身を避けた位置とせざるをえず、ク
ランクプーリの横の位置となっていた。一方前述の如
く、エンジン前方にはオルタネータ,パワステ用ポンプ
等の大型補機が搭載されるため、オイルフィルタは前述
のオイルポンプ自身を避けた位置に配設することが難し
くなり、もって、従来はエンジン後方に該オイルフィル
タを配設せざるをえなかった。
【0005】ここで、オイルフィルタをエンジン後方に
配設する場合には、該エンジン直後方にはトランスミッ
ションが接続されるため、設置の余裕があるクランクシ
ャフトの脇の位置に配設されることとなる。しかしなが
ら、FF車においてエンジンを横置きに搭載した場合に
は、駆動輪である前輪のドライブシャフトがエンジン側
方に配設されるため、該オイルフィルタがドライブシャ
フトの下方に位置することとなる。従って、該オイルフ
ィルタを交換しようとする際に前記ドライブシャフトや
該ドライブシャフトを軸支するブラケット等が、交換作
業の妨げとなり、交換が難しくなる。
配設する場合には、該エンジン直後方にはトランスミッ
ションが接続されるため、設置の余裕があるクランクシ
ャフトの脇の位置に配設されることとなる。しかしなが
ら、FF車においてエンジンを横置きに搭載した場合に
は、駆動輪である前輪のドライブシャフトがエンジン側
方に配設されるため、該オイルフィルタがドライブシャ
フトの下方に位置することとなる。従って、該オイルフ
ィルタを交換しようとする際に前記ドライブシャフトや
該ドライブシャフトを軸支するブラケット等が、交換作
業の妨げとなり、交換が難しくなる。
【0006】一方、エンジン前方にオイルフィルタを配
設し、前述の補機を該オイルフィルタの交換作業の妨げ
にならないように該オイルフィルタの側方に配設しよう
とすると、前述の大型補機が該エンジンの側方に大きく
はみ出してしまい、エンジンの全体幅が拡大し、エンジ
ンが大型化してエンジンルームのコンパクト化の妨げと
なる惧れがあると共に、該補機を保持しているブラケッ
トの長さが長くなり、剛性が不足して、補機の不快な振
動が増大する惧れがある。
設し、前述の補機を該オイルフィルタの交換作業の妨げ
にならないように該オイルフィルタの側方に配設しよう
とすると、前述の大型補機が該エンジンの側方に大きく
はみ出してしまい、エンジンの全体幅が拡大し、エンジ
ンが大型化してエンジンルームのコンパクト化の妨げと
なる惧れがあると共に、該補機を保持しているブラケッ
トの長さが長くなり、剛性が不足して、補機の不快な振
動が増大する惧れがある。
【0007】本発明は、かかる従来の実状に鑑み、オイ
ルフィルタの配設位置に改良を加えることにより補機、
オイルフィルタ等を含んだエンジンのコンパクト化を図
り、また補機の振動低減も可能なエンジンのオイルフィ
ルタ装置を提供することを目的とする。
ルフィルタの配設位置に改良を加えることにより補機、
オイルフィルタ等を含んだエンジンのコンパクト化を図
り、また補機の振動低減も可能なエンジンのオイルフィ
ルタ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に記
載の発明では、クランク軸に軸支されたクランクプーリ
と、該クランクプーリに巻掛された伝導媒体により駆動
される補機と、各種潤滑部位にオイルを供給するオイル
ポンプと、を有するエンジンにおいて、オイルポンプか
ら吐出されるオイルをろ過するオイルフィルタを、前記
クランクプーリの下方で、かつ、前記伝導媒体の下面側
を覆うように配設する構成とした。また、請求項2に記
載の発明では、前記オイルフィルタの取付中心軸を、前
記伝導媒体の下面と略平行に配設するようにした。
載の発明では、クランク軸に軸支されたクランクプーリ
と、該クランクプーリに巻掛された伝導媒体により駆動
される補機と、各種潤滑部位にオイルを供給するオイル
ポンプと、を有するエンジンにおいて、オイルポンプか
ら吐出されるオイルをろ過するオイルフィルタを、前記
クランクプーリの下方で、かつ、前記伝導媒体の下面側
を覆うように配設する構成とした。また、請求項2に記
載の発明では、前記オイルフィルタの取付中心軸を、前
記伝導媒体の下面と略平行に配設するようにした。
【0009】
【作用】かかる構成によると、オイルフィルタが補機を
駆動するクランクプーリの下方に配設されることとなる
ので、該オイルフィルタがエンジンの種々の補機と重な
り合うことが防止でき、補機をエンジンに取付ける際
に、該補機をよりエンジン本体に近づけることが可能と
なり、全幅の増大が防止できる。
駆動するクランクプーリの下方に配設されることとなる
ので、該オイルフィルタがエンジンの種々の補機と重な
り合うことが防止でき、補機をエンジンに取付ける際
に、該補機をよりエンジン本体に近づけることが可能と
なり、全幅の増大が防止できる。
【0010】また、補機を保持する際にブラケット等を
用いた場合には、該ブラケットの長さが短くなり、剛性
を上げられ、補機を堅固に保持することが可能となる。
更に、オイルフィルタを、クランクプーリの下方に配設
したうえに、前記伝導媒体(補機ベルト等)の下面側を
覆うように配設したので、オイルフィルタを、車両走行
中の石跳ね等から前記伝導媒体を保護する保護カバー等
としても機能させることができる。 即ち、車両走行中の
石跳ね等により前記伝導媒体が摩耗・損傷等して、耐久
性が低下すると言った惧れを抑制することができる。 し
かも、オイルフィルタをクランクプーリ下方に配設した
ので、クランクプーリの前記伝導媒体の巻掛開始部(異
物等を噛み込み易い箇所)を覆うことができるので、ク
ランクプーリとこれに巻掛られる伝導媒体との間に異物
等が噛み込まれる惧れを抑制でき、より一層、耐久性等
を向上させることができる。 なお、請求項2に記載の発
明では、前記オイルフィルタの取付中心軸を、前記伝導
媒体の下面と略平行に配設するようにしたので、前記オ
イルフィルタが前記伝導媒体の下面を覆う範囲を増加さ
せることができるため、跳ね上げられた石等が前記伝導
媒体に衝突する惧れを広範囲で回避でき、なお一層、前
記伝導媒体の耐久性等を向上させることができることに
なる。また、オイルフィルタの取付中心軸をエンジン鉛
直方向に配設するものに対し、オイルフィルタの中心軸
を略エンジン幅方向に向けて配設することができるの
で、エンジン全高を低減することができることになる。
用いた場合には、該ブラケットの長さが短くなり、剛性
を上げられ、補機を堅固に保持することが可能となる。
更に、オイルフィルタを、クランクプーリの下方に配設
したうえに、前記伝導媒体(補機ベルト等)の下面側を
覆うように配設したので、オイルフィルタを、車両走行
中の石跳ね等から前記伝導媒体を保護する保護カバー等
としても機能させることができる。 即ち、車両走行中の
石跳ね等により前記伝導媒体が摩耗・損傷等して、耐久
性が低下すると言った惧れを抑制することができる。 し
かも、オイルフィルタをクランクプーリ下方に配設した
ので、クランクプーリの前記伝導媒体の巻掛開始部(異
物等を噛み込み易い箇所)を覆うことができるので、ク
ランクプーリとこれに巻掛られる伝導媒体との間に異物
等が噛み込まれる惧れを抑制でき、より一層、耐久性等
を向上させることができる。 なお、請求項2に記載の発
明では、前記オイルフィルタの取付中心軸を、前記伝導
媒体の下面と略平行に配設するようにしたので、前記オ
イルフィルタが前記伝導媒体の下面を覆う範囲を増加さ
せることができるため、跳ね上げられた石等が前記伝導
媒体に衝突する惧れを広範囲で回避でき、なお一層、前
記伝導媒体の耐久性等を向上させることができることに
なる。また、オイルフィルタの取付中心軸をエンジン鉛
直方向に配設するものに対し、オイルフィルタの中心軸
を略エンジン幅方向に向けて配設することができるの
で、エンジン全高を低減することができることになる。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1〜図3は本発明に係るオイルフィルタ装置を設
けた60°バンクのV型エンジン1を示すものである。即
ち、V型エンジン1は、第1及び第2のエンジンブロッ
ク3・4を有し、各エンジンブロック3・4はシリンダ
ブロック5・6と、それの上面にヘッドガスケット(図
示せず)を介して接合されるシリンダヘッド7・8とよ
りなっている。
る。図1〜図3は本発明に係るオイルフィルタ装置を設
けた60°バンクのV型エンジン1を示すものである。即
ち、V型エンジン1は、第1及び第2のエンジンブロッ
ク3・4を有し、各エンジンブロック3・4はシリンダ
ブロック5・6と、それの上面にヘッドガスケット(図
示せず)を介して接合されるシリンダヘッド7・8とよ
りなっている。
【0012】シリンダブロック5・6の下方の開放下面
に図示しないシール材を介してオイルパン9を備え、シ
リンダブロック5,6の下面中央部にクランク軸31が支
持される。オイルパン9の下面には板金製のオイルパン
10をボルト締結し、オイルを貯溜する深底部12を形成し
ている。また、左側のシリンダブロック6及びオイルパ
ン9の側面には、プーリ(クランクプーリ)33に巻掛ら
れた補機ベルト32を介して駆動される補機であるオルタ
ネータ21とエアコン用コンプレッサ22とがブラケット等
を介してボルト等により締結されている。ここで、オル
タネータ21とエアコン用コンプレッサ22とのエンジンブ
ロック4の端部4aからの突出量が最小となるように、
前記補機21及び22はエンジン幅の小さいエンジン下部の
シリンダブロック6,オイルパン9の側面に配設されて
いる。また、シリンダブロック5・6のリア側には図示
しない排気管が設けられている。前記オルタネータ21と
エアコン用コンプレッサ22とは、各々の機器の長さが長
いため、V型6気筒エンジン1において存在するバンク
オフセットを利用して、エンジンのフロント側に位置し
て配設されている。
に図示しないシール材を介してオイルパン9を備え、シ
リンダブロック5,6の下面中央部にクランク軸31が支
持される。オイルパン9の下面には板金製のオイルパン
10をボルト締結し、オイルを貯溜する深底部12を形成し
ている。また、左側のシリンダブロック6及びオイルパ
ン9の側面には、プーリ(クランクプーリ)33に巻掛ら
れた補機ベルト32を介して駆動される補機であるオルタ
ネータ21とエアコン用コンプレッサ22とがブラケット等
を介してボルト等により締結されている。ここで、オル
タネータ21とエアコン用コンプレッサ22とのエンジンブ
ロック4の端部4aからの突出量が最小となるように、
前記補機21及び22はエンジン幅の小さいエンジン下部の
シリンダブロック6,オイルパン9の側面に配設されて
いる。また、シリンダブロック5・6のリア側には図示
しない排気管が設けられている。前記オルタネータ21と
エアコン用コンプレッサ22とは、各々の機器の長さが長
いため、V型6気筒エンジン1において存在するバンク
オフセットを利用して、エンジンのフロント側に位置し
て配設されている。
【0013】また右側のシリンダブロック5の側面に
は、プーリ(クランクプーリ)35に巻掛られた補機ベル
ト34を介して駆動されるパワステ用オイルポンプ23がブ
ラケット25を介して締結されており、該パワステ用オイ
ルポンプ23も前述と同様にエンジンブロック3の端部3
aからの突出量が最小となるように、シリンダブロック
5の側面であるエンジン下方に近い位置に配設されると
共に、前述と同様に、排気管が通らないエンジンのフロ
ント側に位置して配設されている。
は、プーリ(クランクプーリ)35に巻掛られた補機ベル
ト34を介して駆動されるパワステ用オイルポンプ23がブ
ラケット25を介して締結されており、該パワステ用オイ
ルポンプ23も前述と同様にエンジンブロック3の端部3
aからの突出量が最小となるように、シリンダブロック
5の側面であるエンジン下方に近い位置に配設されると
共に、前述と同様に、排気管が通らないエンジンのフロ
ント側に位置して配設されている。
【0014】また、本実施例に係るV型エンジン1は、
図示しない前輪駆動の車両に横置きに搭載されるので、
前記パワステ用オイルポンプ23の下方には、図示しない
前輪を駆動するドライブシャフト28が延設されている。
そして、クランク軸31により図示しないインナーギアが
同軸駆動されるオイルポンプ11が、前記オイルパン9,
10内に配設されている。ここで、本実施例においては、
オイルポンプ11の吐出孔11aとオイルパン前端部9aに
取付けられたオイルフィルタブラケット14とは、深底部
12に沿ってオイルパン9,10内部を通るオイル配管15に
より連通されており、また前記オイルフィルタブラケッ
ト14と図示しないメインギャラリとは、オイルパン9,
10内を通過し該メインギャラリに向かって立ち上がるオ
イル配管17により連通されている。そして、本発明に係
る構成として、オイルを除塵するためのオイルフィルタ
16は前記オイルフィルタブラケット14に取付けられる。
図示しない前輪駆動の車両に横置きに搭載されるので、
前記パワステ用オイルポンプ23の下方には、図示しない
前輪を駆動するドライブシャフト28が延設されている。
そして、クランク軸31により図示しないインナーギアが
同軸駆動されるオイルポンプ11が、前記オイルパン9,
10内に配設されている。ここで、本実施例においては、
オイルポンプ11の吐出孔11aとオイルパン前端部9aに
取付けられたオイルフィルタブラケット14とは、深底部
12に沿ってオイルパン9,10内部を通るオイル配管15に
より連通されており、また前記オイルフィルタブラケッ
ト14と図示しないメインギャラリとは、オイルパン9,
10内を通過し該メインギャラリに向かって立ち上がるオ
イル配管17により連通されている。そして、本発明に係
る構成として、オイルを除塵するためのオイルフィルタ
16は前記オイルフィルタブラケット14に取付けられる。
【0015】そして、本実施例では、オイルパン9,10
内の深底部12に設けられたストレーナ13からオイルポン
プ11により吸い込まれたオイルは、吐出孔11a、オイル
配管15、オイルフィルタブラケット14、オイルフィルタ
16、オイルフィルタブラケット14及びオイル配管17を経
由して吐出される構成となっている。尚、本実施例に係
るオイルパン9はアルミ製の成型品であり、肉厚tを有
することによりオイルパン9自身に剛性を有しているも
のである。
内の深底部12に設けられたストレーナ13からオイルポン
プ11により吸い込まれたオイルは、吐出孔11a、オイル
配管15、オイルフィルタブラケット14、オイルフィルタ
16、オイルフィルタブラケット14及びオイル配管17を経
由して吐出される構成となっている。尚、本実施例に係
るオイルパン9はアルミ製の成型品であり、肉厚tを有
することによりオイルパン9自身に剛性を有しているも
のである。
【0016】以上の構成によりオイルフィルタ16は、オ
ルタネータ21,エアコン用コンプレッサ22及びパワステ
用オイルポンプ23を駆動するべくクランク軸31に軸支さ
れるプーリ33及び35の下方に配設されることとなる。即
ち、V型エンジン1のフロント側に配設されるプーリ33
及び35とオイルパン9,10とにより形成される余剰空間
18に前記オイルフィルタ16は配設される。従って、該補
機類21、22及び23がオイルフィルタ16の上方には無いの
で、オイルフィルタ16の交換作業に支承が生じることは
ない。
ルタネータ21,エアコン用コンプレッサ22及びパワステ
用オイルポンプ23を駆動するべくクランク軸31に軸支さ
れるプーリ33及び35の下方に配設されることとなる。即
ち、V型エンジン1のフロント側に配設されるプーリ33
及び35とオイルパン9,10とにより形成される余剰空間
18に前記オイルフィルタ16は配設される。従って、該補
機類21、22及び23がオイルフィルタ16の上方には無いの
で、オイルフィルタ16の交換作業に支承が生じることは
ない。
【0017】また、本実施例に係るV型エンジン1は、
図示しない前輪駆動の車両に横置きに搭載されるので、
前述のオイルフィルタ16の配設位置は前輪の略横付近と
なり、該オイルフィルタ16の交換を行おうとする際に前
記ドライブシャフト28が交換作業の妨げとなることもな
い。また、オイルフィルタ16がオルタネータ21,エアコ
ン用コンプレッサ22及びパワステ用オイルポンプ23と重
なり合うことが防止でき、オルタネータ21,エアコン用
コンプレッサ22及びパワステ用オイルポンプ23等をV型
エンジン1に取付ける際に、より近づけることが可能と
なる。尚、本実施例にあっては、エンジンブロック3,
4の端部3a,4aからの突出量が最小となるように、
前記補機類21、22及び23をエンジン幅の小さいエンジン
下部のシリンダブロック5,6、オイルパン9の側面に
配設しているので、V型エンジン1全幅の増大が防止で
きる。従って、該V型エンジン1が搭載されるエンジン
ルーム(図示せず)もコンパクトにでき、車両の小型化
に寄与することが可能となる。
図示しない前輪駆動の車両に横置きに搭載されるので、
前述のオイルフィルタ16の配設位置は前輪の略横付近と
なり、該オイルフィルタ16の交換を行おうとする際に前
記ドライブシャフト28が交換作業の妨げとなることもな
い。また、オイルフィルタ16がオルタネータ21,エアコ
ン用コンプレッサ22及びパワステ用オイルポンプ23と重
なり合うことが防止でき、オルタネータ21,エアコン用
コンプレッサ22及びパワステ用オイルポンプ23等をV型
エンジン1に取付ける際に、より近づけることが可能と
なる。尚、本実施例にあっては、エンジンブロック3,
4の端部3a,4aからの突出量が最小となるように、
前記補機類21、22及び23をエンジン幅の小さいエンジン
下部のシリンダブロック5,6、オイルパン9の側面に
配設しているので、V型エンジン1全幅の増大が防止で
きる。従って、該V型エンジン1が搭載されるエンジン
ルーム(図示せず)もコンパクトにでき、車両の小型化
に寄与することが可能となる。
【0018】また、補機類21、22及び23はブラケット等
により保持されており、該補機類21、22及び23をV型エ
ンジン1により近づけて取付けることが可能となること
により、該ブラケットの長さが短くなり、剛性を上げら
れ、補機類21、22及び23を堅固に保持することが可能と
なり、振動の発生を防止することが可能となる。尚、本
実施例に係るオイルパン9はアルミ製の成型品であり、
オイルパン10自身に剛性を有しているので、オイルフィ
ルタブラケット14にオイルフィルタ16を支持することに
より、オイルフィルタ16の耐振動剛性も十分得られるも
のである。更に、オイルフィルタ16を、プーリ33,35 の
下方に配設したうえに、補機ベルト32の下面側を覆うよ
うに配設したので、オイルフィルタ16を、車両走行中の
石跳ね等から補機ベルト32を保護するための保護カバー
等としても機能させることができる。 即ち、車両走行中
の石跳ね等により補機ベルト32が摩耗・損傷等して、耐
久性が低下すると言った惧れを抑制することができる。
しかも、オイルフィルタ16をプーリ33の下方に配設した
ので、プーリ33の補機ベルト32の巻掛開始部(異物等を
噛み込み易い箇所)を覆うことができるため、プーリ33
と補機ベルト32との間に異物等が噛み込まれる惧れを抑
制でき、より一層、耐久性等を向上させることができ
る。 なお、前記オイルフィルタ16の取付中心軸を、補機
ベルト32の下面と略平行に配設するようにしたので、前
記オイルフィルタ16が補機ベルト32の下面を覆う範囲を
増加させることができるため、跳ね上げられた石等が補
機ベルト32に衝突する惧れを広範囲で回避でき、なお一
層、補機ベルト32の耐久性等を向上させることができる
ことになる。また、オイルフィルタ16の取付中心軸をエ
ンジン鉛直方向に配設するものに対し、オイルフィルタ
16の中心軸を略エンジン幅方向に向けて配設することが
できるので、エンジン全高を低減することができること
になる。
により保持されており、該補機類21、22及び23をV型エ
ンジン1により近づけて取付けることが可能となること
により、該ブラケットの長さが短くなり、剛性を上げら
れ、補機類21、22及び23を堅固に保持することが可能と
なり、振動の発生を防止することが可能となる。尚、本
実施例に係るオイルパン9はアルミ製の成型品であり、
オイルパン10自身に剛性を有しているので、オイルフィ
ルタブラケット14にオイルフィルタ16を支持することに
より、オイルフィルタ16の耐振動剛性も十分得られるも
のである。更に、オイルフィルタ16を、プーリ33,35 の
下方に配設したうえに、補機ベルト32の下面側を覆うよ
うに配設したので、オイルフィルタ16を、車両走行中の
石跳ね等から補機ベルト32を保護するための保護カバー
等としても機能させることができる。 即ち、車両走行中
の石跳ね等により補機ベルト32が摩耗・損傷等して、耐
久性が低下すると言った惧れを抑制することができる。
しかも、オイルフィルタ16をプーリ33の下方に配設した
ので、プーリ33の補機ベルト32の巻掛開始部(異物等を
噛み込み易い箇所)を覆うことができるため、プーリ33
と補機ベルト32との間に異物等が噛み込まれる惧れを抑
制でき、より一層、耐久性等を向上させることができ
る。 なお、前記オイルフィルタ16の取付中心軸を、補機
ベルト32の下面と略平行に配設するようにしたので、前
記オイルフィルタ16が補機ベルト32の下面を覆う範囲を
増加させることができるため、跳ね上げられた石等が補
機ベルト32に衝突する惧れを広範囲で回避でき、なお一
層、補機ベルト32の耐久性等を向上させることができる
ことになる。また、オイルフィルタ16の取付中心軸をエ
ンジン鉛直方向に配設するものに対し、オイルフィルタ
16の中心軸を略エンジン幅方向に向けて配設することが
できるので、エンジン全高を低減することができること
になる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる構
成によると、オイルフィルタをクランクプーリの下方に
配設する構成としたので、オイルフィルタが補機を駆動
するクランクプーリの下方に配設されることとなり、該
オイルフィルタがエンジンの種々の補機と重なり合うこ
とが防止でき、補機をエンジンに取付ける際に、該補機
をよりエンジン本体に近づけることが可能となり、全幅
の増大が防止でき、もってエンジン全体のコンパクト化
に寄与することとなるという効果がある。
成によると、オイルフィルタをクランクプーリの下方に
配設する構成としたので、オイルフィルタが補機を駆動
するクランクプーリの下方に配設されることとなり、該
オイルフィルタがエンジンの種々の補機と重なり合うこ
とが防止でき、補機をエンジンに取付ける際に、該補機
をよりエンジン本体に近づけることが可能となり、全幅
の増大が防止でき、もってエンジン全体のコンパクト化
に寄与することとなるという効果がある。
【0020】また、オイルフィルタの上方には補機が存
在しないので、該オイルフィルタの交換作業性も大幅に
向上する。また、補機の支持剛性も上がり、補機を堅固
に保持することが可能となって、耐振動対策の向上が図
れるという効果もある。更に、オイルフィルタを、クラ
ンクプーリの下方に配設したうえに、前記伝導媒体(補
機ベルト等)の下面側を覆うように配設したので、オイ
ルフィルタを、車両走行中の石跳ね等から前記伝導媒体
を保護する保護カバー等としても機能させることができ
る。 即ち、車両走行中の石跳ね等により前記伝導媒体が
摩耗・損傷等して、耐久性が低下すると言った惧れを抑
制することができる。 しかも、オイルフィルタをクラン
クプーリ下方に配設したので、クランクプーリの前記伝
導媒体の巻掛開始部(異物等を噛み込み易い箇所)を覆
うことができるので、クランクプーリとこれに巻掛られ
る伝導媒体との間に異物等が噛み込まれる惧れを抑制で
き、より一層、耐久性等を向上させることができる。 な
お、請求項2に記載の発明では、前記オイルフィルタの
取付中心軸を、前記伝導媒体の下面と略平行に配設する
ようにしたので、前記オイルフィルタが前記伝導媒体の
下面を覆う範囲を増加させることができるため、跳ね上
げられた石等が前記伝導媒体に衝突する惧れを広範囲で
回避でき、なお一層、前記伝導媒体の耐久性等を向上さ
せることができることになる。また、オイルフィルタの
取付中心軸をエンジン鉛直方向に配設するものに対し、
オイルフィルタの中心軸を略エンジン幅方向に向けて配
設することができるので、エンジン全高を低減すること
ができることになる。
在しないので、該オイルフィルタの交換作業性も大幅に
向上する。また、補機の支持剛性も上がり、補機を堅固
に保持することが可能となって、耐振動対策の向上が図
れるという効果もある。更に、オイルフィルタを、クラ
ンクプーリの下方に配設したうえに、前記伝導媒体(補
機ベルト等)の下面側を覆うように配設したので、オイ
ルフィルタを、車両走行中の石跳ね等から前記伝導媒体
を保護する保護カバー等としても機能させることができ
る。 即ち、車両走行中の石跳ね等により前記伝導媒体が
摩耗・損傷等して、耐久性が低下すると言った惧れを抑
制することができる。 しかも、オイルフィルタをクラン
クプーリ下方に配設したので、クランクプーリの前記伝
導媒体の巻掛開始部(異物等を噛み込み易い箇所)を覆
うことができるので、クランクプーリとこれに巻掛られ
る伝導媒体との間に異物等が噛み込まれる惧れを抑制で
き、より一層、耐久性等を向上させることができる。 な
お、請求項2に記載の発明では、前記オイルフィルタの
取付中心軸を、前記伝導媒体の下面と略平行に配設する
ようにしたので、前記オイルフィルタが前記伝導媒体の
下面を覆う範囲を増加させることができるため、跳ね上
げられた石等が前記伝導媒体に衝突する惧れを広範囲で
回避でき、なお一層、前記伝導媒体の耐久性等を向上さ
せることができることになる。また、オイルフィルタの
取付中心軸をエンジン鉛直方向に配設するものに対し、
オイルフィルタの中心軸を略エンジン幅方向に向けて配
設することができるので、エンジン全高を低減すること
ができることになる。
【図1】本発明の実施例を示す60°バンクV型エンジン
の部分側断面図
の部分側断面図
【図2】同上実施例におけるエンジンの正面図
【図3】同上実施例におけるオイルパンに係る組立て斜
視図
視図
1 V型エンジン 5 シリンダブロック 6 シリンダブロック 9 オイルパン 10 オイルパン 11 オイルポンプ 14 オイルフィルタブラケット 15 オイル配管 16 オイルフィルタ 17 オイル配管 18 余剰空間 21 オルタネータ 22 エアコン用コンプレッサ 23 パワステ用オイルポンプ 31 クランク軸 33 プーリ 35 プーリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芳賀 薫 神奈川県座間市ひばりが丘5丁目791番 地の1 株式会社日産テクノ内 (56)参考文献 実開 昭64−8516(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F01M 11/03 F02B 67/00 F02B 67/06
Claims (2)
- 【請求項1】クランク軸に軸支されたクランクプーリ
と、該クランクプーリに巻掛された伝導媒体により駆動
される補機と、各種潤滑部位にオイルを供給するオイル
ポンプと、を有するエンジンにおいて、 オイルポンプから吐出されるオイルをろ過するオイルフ
ィルタを、前記クランクプーリの下方で、かつ、前記伝
導媒体の下面側を覆うように配設したことを特徴とする
エンジンのオイルフィルタ装置。 - 【請求項2】 前記オイルフィルタの取付中心軸を、前記
伝導媒体の下面と略平行に配設したことを特徴とする請
求項1に記載のエンジンのオイルフィルタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3227145A JP2827606B2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | エンジンのオイルフィルタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3227145A JP2827606B2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | エンジンのオイルフィルタ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0565816A JPH0565816A (ja) | 1993-03-19 |
JP2827606B2 true JP2827606B2 (ja) | 1998-11-25 |
Family
ID=16856198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3227145A Expired - Lifetime JP2827606B2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | エンジンのオイルフィルタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2827606B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4532665B2 (ja) * | 2000-04-19 | 2010-08-25 | ヤマハ発動機株式会社 | Dohc多気筒エンジン |
JP5151847B2 (ja) * | 2008-09-17 | 2013-02-27 | マツダ株式会社 | 車両用エンジンのオイルフィルタ取付構造 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0517369Y2 (ja) * | 1987-07-06 | 1993-05-11 |
-
1991
- 1991-09-06 JP JP3227145A patent/JP2827606B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0565816A (ja) | 1993-03-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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