JP2827289B2 - 金属の酸洗処理方法 - Google Patents

金属の酸洗処理方法

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Description

【発明の詳細な説明】 【発明の目的】
(産業上の利用分野) この発明は、ステンレス鋼,耐熱鋼などの高合金鋼
や、ニッケル基合金,チタン基合金などの高合金等の弗
酸(HF)系の酸を用いて酸洗処理が行われる金属に対し
て酸洗処理を行うのに利用される金属の酸洗処理方法に
関するものである。 (従来の技術) 従来、例えばステンレス鋼などの高合金鋼鋼材を熱間
加工した場合や熱処理した場合などにおいては、その表
面に酸化スケールが生成する。 そこで、このような酸化スケールを除去するに際して
は、硝酸(HNO3)や弗酸(HF)との混合液である弗硝酸
液を酸洗液として用いている。 このステンレス鋼などの高合金鋼鋼材の酸洗処理にお
いて用いられる弗硝酸液は、酸洗処理を行うにしたがっ
て、その酸濃度が次第に低下する。そして、通常の場合
にこの酸洗液はその酸濃度が低くなるまで使用され、例
えば酸濃度が高いうちはNi系のステンレス鋼の酸洗処理
を例えばNi合有量の多い順に複数種類にわたって行い、
酸濃度がある程度まで低下したときにはCr系のステンレ
ス鋼の酸洗処理を例えばまずフェライト系ステンレス鋼
次いでマルテンサイト系ステンレス鋼というように複数
種類にわたって行うようにしている。 したがって、酸洗液中には酸洗処理鋼材から各種の金
属が溶出し、その金属イオン濃度が増加して酸洗液の酸
洗力は弱くなる。 そして、酸洗力を最も必要としない脱スケールのしや
すい鋼種に対しても酸洗力を失った時点で新たな酸洗液
を追加することにより酸洗槽内の酸洗液を再生するいわ
ゆる建浴が行われるが、一般にこのような処理によって
は酸洗液の酸濃度の任意の調節は困難である。 他方、このような酸洗力が低下した酸洗液に新たな酸
を単純に追加して酸洗液を再生する方法のほかに、酸洗
槽内の酸洗浴を構成する酸洗液を酸洗槽外に導き、イオ
ン交換膜により硝酸および弗酸を回収し、回収した酸に
必要に応じて新酸を補充して酸洗液の弗硝酸濃度を一定
に管理する定濃度酸洗処理方法の開発もあった。 (発明が解決しようとする課題) このような酸洗液の弗硝酸濃度を一定に管理する方法
では、高合金鋼や高合金の酸洗処理を行うに際して定濃
度操業を実施することが可能であるので、従来のように
酸洗処理の初期にはNi系ステンレス鋼の酸洗処理を例え
ば複数種類にわたって行い、酸洗力がある程度低下した
ときにはCr系ステンレス鋼の酸洗処理を例えば複数種類
にわたって行うというような酸洗力の低下に応じた鋼種
を選定する酸洗処理を行う必要がなくなり、例えば高濃
度の酸洗液に一定に維持することによりNi系ステンレス
鋼の酸洗処理を連続して行うようにしたり、また、中濃
度の酸洗液に一定に維持することによりCr系ステンレス
鋼の酸洗処理を連続して行うようにしたり、さらには、
低濃度の酸洗液に一定に維持することにより構造用鋼の
酸洗処理を連続して行うようにしたりすることが可能で
あって、従来のように酸洗力の低下に応じて鋼種を選定
するという制約がなくなるという利点が得られるが、こ
のような定濃度酸洗処理においてもより一層の優れた酸
洗処理能力が維持されるようにすることが望まれている
と共に、酸消費量のより一層の減少による酸コストの低
下が望まれるという課題があった。 (発明の目的) この発明は、このような従来の課題に着目してなされ
たもので、酸洗液の濃度を一定にして行うステンレス鋼
や耐熱鋼などの高合金鋼や鉄を含む高合金等の金属に対
する定濃度酸洗処理方法において、酸濃度を高めること
なく酸洗液の酸洗処理能力を大きなものに維持すること
ができ、酸濃度の低下により酸コストのより一層の低減
をはかることができるようにすることを目的としてい
る。
【発明の構成】
(課題を解決するための手段) この発明に係わる金属の酸洗処理方法は、酸洗槽内の
酸洗液を酸洗槽外に導き、イオン交換膜により硝酸およ
び弗酸を回収し、回収した酸に必要に応じて新酸を補充
して酸洗液の弗硝酸濃度を一定に管理する金属の酸洗処
理方法において、酸洗液中のトータル鉄濃度を50g/l以
下とし且つ2価の鉄イオン(Fe2+)と3価の鉄イオン
(Fe3+)の濃度比(Fe2+/Fe3+)を0.25〜2.0の範囲に制
御する構成としたことを特徴としており、一実施態様に
おいては酸洗浴の硝酸濃度を0.35〜0.60N、弗酸濃度を
0.30〜0.50Nの範囲に制御するようにしたことを特徴と
している。 この発明に係わる金属の酸洗処理方法においては、酸
洗槽内の酸洗浴を構成する酸洗液を酸洗槽外に導き、イ
オン交換膜により硝酸および弗酸を回収し、回収した酸
に必要に応じて新酸を補充して酸洗液の弗硝酸濃度を一
定に管理する定濃度酸洗処理を対象としているが、第1
図はこの定濃度酸洗処理の実施態様を示すものである。 すなわち、第1図に示すように、酸洗液として弗酸と
硝酸との混合液である弗硝酸液1を収容した酸洗槽2
と、イオン交換膜による拡散透析法を利用した酸回収装
置3とを配管4で接続し、酸回収装置3の回収液出口に
接続した配管5を酸洗槽2の上部側に配設した構成をな
すものである。 そこで、例えばステンレス鋼の酸洗処理を行う間にお
いて、この酸洗処理によって濃度が低下した弗硝酸液1
を配管4を通して酸回収装置3内に原液として送り込む
と共に、配管6を通して水を送り込む。この酸回収装置
3内では、前記原液と水とが供給されつつイオン交換膜
を用いた拡散透析法によって酸回収処理がなされ、弗酸
および硝酸を回収した回収液と排弗硝酸液とが送り出さ
れ、回収液は配管5を通して酸洗槽2内に送られ、排弗
硝酸液は配管7を通して排出され、この排弗硝酸液は中
和処理して廃棄されたり他の用途に適用されたりし、酸
洗槽1においては必要な新酸が配管8より供給されて、
定濃度酸洗処理が行われる。 この発明に係わる金属の酸洗処理方法においては、上
記したように、酸洗液の弗硝酸濃度を一定に管理する定
濃度操業において、酸洗液中のトータル鉄濃度を50g/l
以下とし且つ2価の鉄イオン(Fe2+)と3価の鉄イオン
(Fe3+)の濃度比(Fe2+/Fe3+)を0.25〜2.0の範囲に制
御するようにしているが、このように限定することとし
た理由について述べる。 第2図は、弗酸(HF)と硝酸(HNO3)との混合液であ
る弗硝酸液を酸洗液として用いた酸洗処理において、酸
洗液中の2価の鉄イオン(Fe2+)と3価の鉄イオン(Fe
3+)の濃度比(Fe2+/Fe3+)と脱スケール力との関係を
調べた結果を示すもので、2価の鉄イオン(Fe2+)と3
価の鉄イオン(Fe3+)とのバランスが脱スケール力に大
きく影響することが明らかであった。 すなわち、第2図の縦軸において、脱スケール力3は
完全に脱スケールされる酸洗力を有することを示し、脱
スケール力2は点状にスケール残を生ずる酸洗力を有す
ることを示し、脱スケール力1は線または面状にスケー
ル残を生ずる酸洗力を有することを示しているものであ
って、弗硝酸を用いた酸洗液において、鉄イオン濃度比
(Fe2+/Fe3+)が1.0までは3価の鉄イオン(Fe3+)の方
が多いことから脱スケール力は強いものとなっているこ
とが明らかであるが、2価の鉄イオン(Fe2+)が増える
に従ってつまり鉄イオン濃度比(Fe2+/Fe3+)が1.0を超
えると脱スケール力の低下が認められる。 このように、2価の鉄イオン(Fe2+)が増えるに従っ
て脱スケール力の低下が認められるが、実操業において
は鉄イオン濃度比(Fe2+/Fe3+)が2.0程度であっても十
分な脱スケール力を有しているので、酸洗浴中の鉄イオ
ン濃度比(Fe2+/Fe3+)を2.0以下とした。 また、酸洗槽内の酸洗液を酸洗槽外に導き、イオン交
換膜により硝酸および弗酸を回収し、回収した酸に必要
に応じて新酸を補充して酸洗浴の弗硝酸濃度を一定に管
理する定濃度操業を行うに際しては、酸洗液の鉄イオン
濃度比(Fe2+/Fe3+)を0.25未満に制御することは操業
維持の観点からいって現実には困難であるので、鉄イオ
ン濃度比(Fe2+/Fe3+)の下限は0.25とした。 このように、弗硝酸液を用いた酸洗処理を行うに際し
て、脱スケールのためには弗酸(HF)および硝酸(HN
O3)を高濃度レベルにする必要はなく、むしろ鉄イオン
濃度比(Fe2+/Fe3+)を適正範囲に設定することが重要
であることが認められ、この発明に係わる酸洗処理方法
においては鉄イオン濃度比(Fe2+/Fe3+)が0.25〜2.0の
範囲に制御することとしている。 一方、酸洗液中の鉄濃度が多すぎるときにも酸洗力の
低下をきたすこととなるので、酸洗液中のトータル鉄濃
度を50g/l以下に制御することとした。 第3図は酸洗浴温度および硝酸濃度による硝酸の蒸発
への影響を示すもので、斜線で示した従来の使用範囲で
は大部分が硝酸の蒸発領域にある。したがって、このよ
うな硝酸濃度および酸洗浴温度の弗硝酸液を一定に調節
しようとすれば、硝酸の蒸発量が多いことから次から次
へと補給せねばならず、硝酸の使用量がかなり多いもの
となる。 一方、前述したように、脱スケールに際して鉄イオン
濃度比(Fe2+/Fe3+)を適正範囲に制御すれば硝酸およ
び弗酸を必ずしも高濃度のものにする必要のないことが
明らかとなったので、酸洗液中の硝酸濃度はその蒸発開
始ライン以下である0.35〜0.60N程度と低めに制御する
ことが望ましい。また、高濃度操業による例えばNi系ス
テンレス鋼の酸洗処理や、中濃度操業による例えばCr系
ステンレス鋼の酸洗処理や、低濃度操業による例えば構
造用鋼の酸洗処理が行えるように、前記硝酸(HNO3)と
共に弗酸(HF)の濃度を定めるようにすることが望まし
く、この弗酸の濃度においても0.30〜0.50N程度と低め
に制御することが望ましい。 このような弗硝酸液を用いた酸洗処理による脱スケー
ル機構を考えると、第4図に示すように、脱スケール作
用を発揮するのは弗酸(HF)および3価の鉄イオン(Fe
3+)であって、硝酸(HNO3)は3価の鉄イオン(Fe3+
がアタックして2価の鉄イオン(Fe2+)に変わったもの
を再度脱スケール力のある3価の鉄イオン(Fe3+)に戻
すいわゆる触媒の作用をもつことがわかった。 したがって、前述したように、2価の鉄イオン(F
e2+)と3価の鉄イオン(Fe3+)とのバランスをうまく
保ってやれば、硝酸(HNO3)の濃度を低いレベルに抑え
たとしても十分な脱スケール性が得られ、硝酸の蒸発を
も抑えることができることがわかった。 (発明の作用) この発明に係わる金属の酸洗処理方法では、上述した
構成としているので、弗硝酸液の濃度が低いときでも十
分に強い酸洗力が得られることとなり、酸濃度の低下に
よって酸の蒸発損失も小さなものになるという作用がも
たらされる。 (実施例) 供試材として、第1表に示す組成のSUS 310,SUS XM7,
SUS 304を選択し、第2表に示す酸洗液組成および温度
による酸洗処理、すなわち従来法においては10ton処理
後の高濃度および200ton処理後の中濃度での酸洗処理を
行い、本発明においては高濃度、中濃度、低濃度の三種
の酸回収による定濃度酸洗処理を行って、それらの際の
脱スケール時間を調べた。 この結果を第5図に示す。 第2表および第5図より明らかなように、本発明法と
従来法とにおける脱スケール力を比較してみると、本発
明法による酸回収高濃度酸洗液の脱スケール力は、従来
法に比べて酸濃度がかなり低いにもかかわらず、従来法
の10ton処理した時点での酸洗液の脱スケール力に匹敵
し、また、本発明法による酸回収中濃度酸洗液は従来法
に比べて酸濃度がかなり低いにもかかわらず、従来法の
200ton処理した時点での酸洗液の脱スケール力を上回る
脱スケール力を有し、本発明法による低濃度酸洗液の脱
スケール力は従来法に比べて酸濃度がかなり低いにもか
かわらず、従来法の200ton処理した時点での酸洗液の脱
スケール力にほぼ匹敵していることが明らかである。 すなわち、本発明法によれば、鉄イオン濃度比(Fe2+
/Fe3+)が0.25〜2.0の範囲内でバランスよく維持されて
いるので、酸濃度を高いレベルにすることなく大きな脱
スケール力が得られることが明らかであり、酸濃度の低
下によって酸とくに硝酸の蒸発損失を少なくすることが
可能であり、硝酸の原単位を従来法に比べて3分の1程
度に少なくできた。
【発明の効果】
この発明に係わる金属の酸洗処理方法では、酸洗液を
酸洗槽外に導いてイオン交換膜により硝酸および弗酸を
回収し、酸洗液の弗硝酸濃度を一定に管理して定濃度酸
洗処理を行う方法において、酸洗液中のトータル鉄濃度
を50g/l以下とし且つ2価の鉄イオン(Fe2+)と3価の
鉄イオン(Fe3+)の濃度比(Fe2+/Fe3+)を0.25〜2.0の
範囲に制御するようにしたから、酸洗処理される金属の
種類に対応した濃度の酸洗液を用いてそれぞれの金属に
対する定濃度酸洗処理を連続して行うことが可能であっ
て従来のように酸洗液の濃度低下に対応して金属を選択
するという制約がなくなり、このような酸洗処理を行う
に際して酸洗液の濃度を高めることなく、低レベルの濃
度において良好なる酸洗処理を行うことが可能であり、
必要に応じて高濃度、中濃度、低濃度における酸洗処理
を任意の時期において効率よく行うことができるように
なり、さらには酸洗液濃度の低下による酸とくに硝酸の
蒸発損矢を防止して酸コストの大幅な低減をもたらすこ
とが可能であるという著しく優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係わる金属の酸洗処理方法において
用いられる酸洗液の定濃度操業の実施態様を示す説明
図、第2図は鉄イオン濃度(Fe2+/Fe3+)と脱スケール
力との関係を例示するグラフ、第3図は酸洗浴温度と硝
酸濃度と硝酸の蒸発開始ラインとの関係を例示するグラ
フ、第4図は弗硝酸液を用いた酸洗処理による脱スケー
ル機構を示す説明図、第5図は実施例の結果を脱スケー
ル時間によって示す説明図である。 1……弗硝酸液(酸洗液)、2……酸洗槽、3……イオ
ン交換膜による酸回収装置。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−42777(JP,A) 特開 昭63−216986(JP,A) 特開 昭54−69527(JP,A) 特開 昭54−69526(JP,A) 特開 平2−205692(JP,A) 特公 昭60−35995(JP,B2) 特公 昭62−16251(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C23G 1/00 - 5/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸洗槽内の酸洗液を酸洗槽外に導き、イオ
    ン交換膜により硝酸および弗酸を回収し、回収した酸に
    必要に応じて新酸を補充して酸洗液の弗硝酸濃度を一定
    に管理する金属の酸洗処理方法において、酸洗液中のト
    ータル鉄濃度を50g/l以下とし且つ2価の鉄イオン(Fe
    2+)と3価の鉄イオン(Fe3+)の濃度比(Fe2+/Fe3+
    を0.25〜2.0の範囲に制御することを特徴とする金属の
    酸洗処理方法。
  2. 【請求項2】酸洗液の硝酸濃度を0.35〜0.60N、弗酸濃
    度を0.30〜0.50Nの範囲に制御することを特徴とする請
    求項第(1)項に記載の金属の酸洗処理方法。
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CN106062253B (zh) * 2014-03-04 2019-10-18 杰富意钢铁株式会社 冷轧钢板及其制造方法以及汽车构件
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