JP2826959B2 - 印刷装置 - Google Patents
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- JP2826959B2 JP2826959B2 JP6208096A JP20809694A JP2826959B2 JP 2826959 B2 JP2826959 B2 JP 2826959B2 JP 6208096 A JP6208096 A JP 6208096A JP 20809694 A JP20809694 A JP 20809694A JP 2826959 B2 JP2826959 B2 JP 2826959B2
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- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印刷装置に関するもので
ある。
ある。
【0002】
【従来の技術】印刷装置において搬送される印刷物に接
する圧胴、中間胴、ガイドローラ等の金属部品の表面に
は、未完全乾燥状態にある印刷物のインキが付着し、そ
の付着したインキにより順次送られて来る印刷物に汚点
が出来易い。このため、印刷直後の印刷物に接触して特
にインキが付着し易い中間胴やガイドローラ等の金属ロ
ーラの表面には、凹凸の粗いサンドペーパーを巻付け、
砥粒を接着し、或いは、セラミック粒子や金属粒子を溶
射する等して凹凸を付けるとか、或いは又、金属ローラ
の表面に施したクロムメッキのクラックに弗素樹脂を含
浸させるとか、弗素樹脂やシリコン樹脂で被覆する等の
表面処理が施される。
する圧胴、中間胴、ガイドローラ等の金属部品の表面に
は、未完全乾燥状態にある印刷物のインキが付着し、そ
の付着したインキにより順次送られて来る印刷物に汚点
が出来易い。このため、印刷直後の印刷物に接触して特
にインキが付着し易い中間胴やガイドローラ等の金属ロ
ーラの表面には、凹凸の粗いサンドペーパーを巻付け、
砥粒を接着し、或いは、セラミック粒子や金属粒子を溶
射する等して凹凸を付けるとか、或いは又、金属ローラ
の表面に施したクロムメッキのクラックに弗素樹脂を含
浸させるとか、弗素樹脂やシリコン樹脂で被覆する等の
表面処理が施される。
【0003】又、印刷物には、シールやラベル、ワッペ
ン等のように裏面に粘着剤の塗膜を有するもの、或い
は、粘着剤の塗膜を介して離形紙が貼り合わされたもの
もあり、そのように粘着剤を有する印刷物を裁断したり
打抜きを入れる場合、繰り返し使用するカッターに粘着
剤が付着し、それに裁断・打抜時に生じる微粉が付着し
て固まり、カッターの切れ味が悪くなったり、印刷用紙
と離形紙が剥離したり、印刷物がカッターから外れなく
なる等のトラブルが生じる。このため、粘着剤を有する
印刷物の裁断・打抜仕上に使用するカッターやスリッタ
ーには、金属ローラの場合と同様に、弗素樹脂やシリコ
ン樹脂による表面処理が必要になる。
ン等のように裏面に粘着剤の塗膜を有するもの、或い
は、粘着剤の塗膜を介して離形紙が貼り合わされたもの
もあり、そのように粘着剤を有する印刷物を裁断したり
打抜きを入れる場合、繰り返し使用するカッターに粘着
剤が付着し、それに裁断・打抜時に生じる微粉が付着し
て固まり、カッターの切れ味が悪くなったり、印刷用紙
と離形紙が剥離したり、印刷物がカッターから外れなく
なる等のトラブルが生じる。このため、粘着剤を有する
印刷物の裁断・打抜仕上に使用するカッターやスリッタ
ーには、金属ローラの場合と同様に、弗素樹脂やシリコ
ン樹脂による表面処理が必要になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然るに、ローラ表面の
凹凸を形成するサンドペーパーや砥粒、セラミック粒
子、金属粒子等の硬質粒子は、それが突き出た凸部を形
成しており、そのように突き出た凸部には印刷物からの
摩擦応力が集中作用するので、ロール表面から剥離脱落
してインキ付着防止機能が低下するばかりではなく、そ
の硬質剥離した粒子が印刷機の版面に付着し、それによ
って版面が傷付けられる。
凹凸を形成するサンドペーパーや砥粒、セラミック粒
子、金属粒子等の硬質粒子は、それが突き出た凸部を形
成しており、そのように突き出た凸部には印刷物からの
摩擦応力が集中作用するので、ロール表面から剥離脱落
してインキ付着防止機能が低下するばかりではなく、そ
の硬質剥離した粒子が印刷機の版面に付着し、それによ
って版面が傷付けられる。
【0005】又、クロムメッキのクラックに弗素樹脂を
含浸させる方法では、そのクロムメッキが高価であるう
え、弗素樹脂はもともと接着性を欠くのでクラック内か
ら剥離脱落し易く、その脱落した跡のクラックにはイン
キが一層付着し易くなるので、インキ付着防止に十分で
はない。そして、クロムメッキは電解メッキによるの
で、鋸刃カッターのように凹凸のあるカッター等では、
その凸部には極端にメッキがなされ、所謂“花咲き”が
起き、凹部はメッキされない状態になるので、クロムメ
ッキの施された鋸刃カッターは得られない。
含浸させる方法では、そのクロムメッキが高価であるう
え、弗素樹脂はもともと接着性を欠くのでクラック内か
ら剥離脱落し易く、その脱落した跡のクラックにはイン
キが一層付着し易くなるので、インキ付着防止に十分で
はない。そして、クロムメッキは電解メッキによるの
で、鋸刃カッターのように凹凸のあるカッター等では、
その凸部には極端にメッキがなされ、所謂“花咲き”が
起き、凹部はメッキされない状態になるので、クロムメ
ッキの施された鋸刃カッターは得られない。
【0006】そして、弗素樹脂やシリコン樹脂を被覆す
る方法では、弗素樹脂やシリコン樹脂の皮膜にインキが
付着し難いのと同様に、それらの樹脂とローラ表面の接
着も不完全なものであり、又、アクリル樹脂や塩化ビニ
ル樹脂等の接着剤の素材にも使用される一般樹脂に比し
て弗素樹脂やシリコン樹脂の皮膜強度は著しく弱いもの
であるから、その皮膜は耐摩耗性を欠き、耐久性のある
インキ付着防止機能や粘着剤付着防止機能は期待されな
い。
る方法では、弗素樹脂やシリコン樹脂の皮膜にインキが
付着し難いのと同様に、それらの樹脂とローラ表面の接
着も不完全なものであり、又、アクリル樹脂や塩化ビニ
ル樹脂等の接着剤の素材にも使用される一般樹脂に比し
て弗素樹脂やシリコン樹脂の皮膜強度は著しく弱いもの
であるから、その皮膜は耐摩耗性を欠き、耐久性のある
インキ付着防止機能や粘着剤付着防止機能は期待されな
い。
【0007】
【発明の目的】そこで本発明は、インキ付着防止機能を
有し、表面硬度が高く耐摩耗性に富み、表面が平滑で容
易に洗浄することが出来る金属ローラその他の印刷装置
の金属部品を安価に得ることを目的とする。本発明の他
の目的は、粘着剤を有する印刷物の裁断・打抜仕上に適
したカッターやスリッター等の刃物を得ることである。
有し、表面硬度が高く耐摩耗性に富み、表面が平滑で容
易に洗浄することが出来る金属ローラその他の印刷装置
の金属部品を安価に得ることを目的とする。本発明の他
の目的は、粘着剤を有する印刷物の裁断・打抜仕上に適
したカッターやスリッター等の刃物を得ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る印刷装置
は、搬送される印刷物11に接する圧胴12、中間胴1
3、ガイドローラ、カッター22、スリッター14、ニ
ッピングローラ15等の金属部品(12・13・14・
15・17・22)の表面が、粗面化されて細かい凹凸
を有し、その粗面化されて細かい凹凸を有する金属部品
(12・13・14・15・17・22)の表面(2
6)が、ポリテトラフルオロエチレン微粒子を含むニッ
ケル・リンの無電解メッキ皮膜26に被覆されており、
そのポリテトラフルオロエチレン微粒子が、ニッケル・
リンの無電解メッキ皮膜26の表面に露出しており、そ
のポリテトラフルオロエチレン微粒子の露出面積が、金
属部品(12・13・14・15・17・22)の無電
解メッキ皮膜26の表面積の15〜30%を占めている
ことを特徴とするものである。
は、搬送される印刷物11に接する圧胴12、中間胴1
3、ガイドローラ、カッター22、スリッター14、ニ
ッピングローラ15等の金属部品(12・13・14・
15・17・22)の表面が、粗面化されて細かい凹凸
を有し、その粗面化されて細かい凹凸を有する金属部品
(12・13・14・15・17・22)の表面(2
6)が、ポリテトラフルオロエチレン微粒子を含むニッ
ケル・リンの無電解メッキ皮膜26に被覆されており、
そのポリテトラフルオロエチレン微粒子が、ニッケル・
リンの無電解メッキ皮膜26の表面に露出しており、そ
のポリテトラフルオロエチレン微粒子の露出面積が、金
属部品(12・13・14・15・17・22)の無電
解メッキ皮膜26の表面積の15〜30%を占めている
ことを特徴とするものである。
【0009】ポリテトラフルオロエチレン(四弗化エチ
レン)微粒子を含むニッケル・リン無電解メッキ技術
は、無電解ニッケル・リン/PTFE複合メッキと称さ
れ、オランダのアクゾ社が開発したポリテトラフルオロ
エチレン(以下、PTFEと言う。)の分散技術に基づ
いてイギリスのノーマン・ハイ社が開発した技術であ
り、モーターシャフト(回転軸)、ギァー(歯車)、リ
ンク接合ピン、ピストン等の潤滑油を必要とする機械部
品の表面処理に使用されている。
レン)微粒子を含むニッケル・リン無電解メッキ技術
は、無電解ニッケル・リン/PTFE複合メッキと称さ
れ、オランダのアクゾ社が開発したポリテトラフルオロ
エチレン(以下、PTFEと言う。)の分散技術に基づ
いてイギリスのノーマン・ハイ社が開発した技術であ
り、モーターシャフト(回転軸)、ギァー(歯車)、リ
ンク接合ピン、ピストン等の潤滑油を必要とする機械部
品の表面処理に使用されている。
【0010】本発明は、このニッケル・リン/PTFE
メッキ皮膜において、1μm以下のPTFE微粒子がニ
ッケル・リンのマトックスに囲まれて強固に結合してお
り、そのPTFE微粒子がメッキ皮膜の表面に細かく露
出してインキの付着し難い皮膜を形成するとの知見を得
て完成されたものである。
メッキ皮膜において、1μm以下のPTFE微粒子がニ
ッケル・リンのマトックスに囲まれて強固に結合してお
り、そのPTFE微粒子がメッキ皮膜の表面に細かく露
出してインキの付着し難い皮膜を形成するとの知見を得
て完成されたものである。
【0011】ポリテトラフルオロエチレン微粒子の露出
面積は、金属部品(12・13・14・15・17・2
2)の表面積の15〜30%を占めるようにするとよ
く、そのためには金属部品(12・13・14・15・
17・22)の表面に細かい溝を緻密に入れるネジ切り
加工やローレット加工、サンドショットブラスト加工、
金属粒子の溶射加工(所謂“メタリコン”)等によって
粗面化し、ニッケル・リン/PTFEメッキ皮膜26に
細かい凹凸を付けるとよい。
面積は、金属部品(12・13・14・15・17・2
2)の表面積の15〜30%を占めるようにするとよ
く、そのためには金属部品(12・13・14・15・
17・22)の表面に細かい溝を緻密に入れるネジ切り
加工やローレット加工、サンドショットブラスト加工、
金属粒子の溶射加工(所謂“メタリコン”)等によって
粗面化し、ニッケル・リン/PTFEメッキ皮膜26に
細かい凹凸を付けるとよい。
【0012】図1は、4基のオフセット印刷機を並べた
4色刷り印刷装置の印刷部20を図示し、18は版胴、
19はブランケット胴、12は圧胴、13は中間胴であ
る。本発明は、印刷直後の印刷物の未乾燥状態にあるイ
ンキに接触する圧胴12、中間胴13、及び、ガイドロ
ールの表面に適用すると効果的である。
4色刷り印刷装置の印刷部20を図示し、18は版胴、
19はブランケット胴、12は圧胴、13は中間胴であ
る。本発明は、印刷直後の印刷物の未乾燥状態にあるイ
ンキに接触する圧胴12、中間胴13、及び、ガイドロ
ールの表面に適用すると効果的である。
【0013】しかし本発明は、図2に図示する如く、圧
胴12から離れた部位に設置され、インキが乾燥しかけ
た印刷物に接するスリッター14やカッター22等の裁
断装置、特に、印刷用紙24と離形紙21が粘着剤23
を介して貼り合わされたシールやラベルのように粘着剤
23を有する印刷物11の裁断・打抜カッター22、或
いは、印刷物を折り畳んだり重ねたりするニッピングロ
ーラ15やくわえ胴17等の印刷物の整理装置16の金
属部品に適用することも出来る。
胴12から離れた部位に設置され、インキが乾燥しかけ
た印刷物に接するスリッター14やカッター22等の裁
断装置、特に、印刷用紙24と離形紙21が粘着剤23
を介して貼り合わされたシールやラベルのように粘着剤
23を有する印刷物11の裁断・打抜カッター22、或
いは、印刷物を折り畳んだり重ねたりするニッピングロ
ーラ15やくわえ胴17等の印刷物の整理装置16の金
属部品に適用することも出来る。
【0014】圧胴12や中間胴13に本発明を適用する
場合には、ブランケット胴19に装着するブランケット
のように、ニッケル・リン/PTFEメッキ皮膜26を
施した金属シート(薄い金属板)やプラスチックシート
25を取替自在に圧胴12や中間胴13に装着するよう
にするとよい。金属部品(12・13・14・15・1
7・22・25)の表面には、ネジ切り加工やローレッ
ト加工、或いは、サンドショットブラスト加工等を施し
て粗面化すると効果的である。
場合には、ブランケット胴19に装着するブランケット
のように、ニッケル・リン/PTFEメッキ皮膜26を
施した金属シート(薄い金属板)やプラスチックシート
25を取替自在に圧胴12や中間胴13に装着するよう
にするとよい。金属部品(12・13・14・15・1
7・22・25)の表面には、ネジ切り加工やローレッ
ト加工、或いは、サンドショットブラスト加工等を施し
て粗面化すると効果的である。
【0015】
【発明の効果】印刷されて搬送される印刷物11に接す
る圧胴12(特に、両面印刷の場合)中間胴13、ガイ
ドローラ、カッター22、スリッター14、ニッピング
ローラ15等の金属部品(12・13・14・15・1
7・22)の表面は、ニッケル・リンのマトリックスに
囲まれて強固に結合したPTFE微粒子が金属部品(1
2・13・14・15・17)の表面積の25%を占め
る程度に細かく露出したメッキ皮膜26に被覆されてお
り、そのPTFE微粒子が細かく露出した状態は、サン
ドペーパーを巻付け、砥粒を接着し、或いは、セラミッ
ク粒子や金属粒子を溶射する等の表面処理が施されて印
刷物11の接触しない凹部が細かく分布した従来の金属
ローラの凹凸表面に近似したものとなるので、本発明の
金属部品(12・13・14・15・17・22)は、
その接する印刷物11のインキが付着し難いものとな
る。
る圧胴12(特に、両面印刷の場合)中間胴13、ガイ
ドローラ、カッター22、スリッター14、ニッピング
ローラ15等の金属部品(12・13・14・15・1
7・22)の表面は、ニッケル・リンのマトリックスに
囲まれて強固に結合したPTFE微粒子が金属部品(1
2・13・14・15・17)の表面積の25%を占め
る程度に細かく露出したメッキ皮膜26に被覆されてお
り、そのPTFE微粒子が細かく露出した状態は、サン
ドペーパーを巻付け、砥粒を接着し、或いは、セラミッ
ク粒子や金属粒子を溶射する等の表面処理が施されて印
刷物11の接触しない凹部が細かく分布した従来の金属
ローラの凹凸表面に近似したものとなるので、本発明の
金属部品(12・13・14・15・17・22)は、
その接する印刷物11のインキが付着し難いものとな
る。
【0013】そして、金属部品(12・13・14・1
5・17・22)の表面のPTFE微粒子は、ニッケル
・リンのマトリックスに囲まれて強固に結合しており、
そのニッケル・リンの無電解メッキ皮膜26は平滑にな
っているので金属部品(12・13・14・15・17
・22)の表面から剥離することなく、耐久性のあるイ
ンキ付着防止機能を発揮し、又、その金属部品(12・
13・14・15・17・22)の表面が清掃し易いも
のとなり、又、そのようにニッケル・リンの無電解メッ
キ皮膜26が平滑になるのでカッターやスリッター14
に適用することによってカッター22やスリッター14
の切れ味が損なわれることはない。そしてニッケル・リ
ン/PTFEメッキ皮膜26が無電解メッキによるの
で、電解メッキのクロムメッキによってインキ付着防止
機能や粘着剤付着防止機能を付与することの出来ない凹
凸が刃先27にある鋸刃カッター22(図4)にも、
“花咲き”や凸部と凹部の間に斑やのないインキ付着防
止機能や粘着剤付着防止機能を付与することが出来る。
5・17・22)の表面のPTFE微粒子は、ニッケル
・リンのマトリックスに囲まれて強固に結合しており、
そのニッケル・リンの無電解メッキ皮膜26は平滑にな
っているので金属部品(12・13・14・15・17
・22)の表面から剥離することなく、耐久性のあるイ
ンキ付着防止機能を発揮し、又、その金属部品(12・
13・14・15・17・22)の表面が清掃し易いも
のとなり、又、そのようにニッケル・リンの無電解メッ
キ皮膜26が平滑になるのでカッターやスリッター14
に適用することによってカッター22やスリッター14
の切れ味が損なわれることはない。そしてニッケル・リ
ン/PTFEメッキ皮膜26が無電解メッキによるの
で、電解メッキのクロムメッキによってインキ付着防止
機能や粘着剤付着防止機能を付与することの出来ない凹
凸が刃先27にある鋸刃カッター22(図4)にも、
“花咲き”や凸部と凹部の間に斑やのないインキ付着防
止機能や粘着剤付着防止機能を付与することが出来る。
【0014】そして本発明は、ニッケル・リン/PTF
E複合メッキ(26)が熱処理だけで済む無電解方式に
よるので安価に実施出来、新聞輪転機、オフセット輪転
機、ビジネスフオーム印刷機、ラベル印刷機等の印刷面
が表面に直接接触するガイドロールその他の金属部品
(12・13・14・15・17・22)に有効であ
る。
E複合メッキ(26)が熱処理だけで済む無電解方式に
よるので安価に実施出来、新聞輪転機、オフセット輪転
機、ビジネスフオーム印刷機、ラベル印刷機等の印刷面
が表面に直接接触するガイドロールその他の金属部品
(12・13・14・15・17・22)に有効であ
る。
【図1】本発明に係る印刷装置の印刷部の側面図であ
る。
る。
【図2】本発明に係る印刷装置の印刷物整理装置の斜視
図である。
図である。
【図3】本発明に係る圧胴の一部拡大断面図である。
【図4】本発明に係るカッターの斜視図である。
【図5】本発明に係るカッターの印刷物を切り込んだ状
態での拡大断面図である。
態での拡大断面図である。
11 印刷物 12 圧胴 13 中間胴 14 スリッター 15 ニッピングローラ 16 印刷物整理装置 17 くわえ胴 18 版胴 19 ブランケット胴 20 印刷部 21 離形紙 22 カッター 23 粘着剤 24 印刷用紙 25 シート 26 ニッケル・リン/PTFEメッキ皮膜 27 刃先
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C23C 18/52 C23C 18/52 A (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41N 10/00 - 10/04 B41F 13/02 B41F 13/08 B41F 23/04 C23C 18/52 C25D 15/02
Claims (1)
- 【請求項1】 搬送される印刷物(11)に接する圧胴
(12)、中間胴(13)、ガイドローラ、カッター
(22)、スリッター(14)、ニッピングローラ(1
5)等の金属部品(12・13・14・15・17・2
2)の表面が、粗面化されて細かい凹凸を有し、 その粗面化されて細かい凹凸を有する金属部品(12・
13・14・15・17・22)の表面(26)が、 ポ
リテトラフルオロエチレン微粒子を含むニッケル・リン
の無電解メッキ皮膜(26)に被覆されており、 そのポリテトラフルオロエチレン微粒子が、ニッケル・
リンの無電解メッキ皮膜(26)の表面に露出してお
り、 そのポリテトラフルオロエチレン微粒子の露出面積が、
金属部品(12・13・14・15・17・22)の無
電解メッキ皮膜(26)の表面積の15〜30%を占め
ていることを特徴とする印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6208096A JP2826959B2 (ja) | 1994-08-08 | 1994-08-08 | 印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6208096A JP2826959B2 (ja) | 1994-08-08 | 1994-08-08 | 印刷装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0848087A JPH0848087A (ja) | 1996-02-20 |
JP2826959B2 true JP2826959B2 (ja) | 1998-11-18 |
Family
ID=16550575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6208096A Expired - Fee Related JP2826959B2 (ja) | 1994-08-08 | 1994-08-08 | 印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2826959B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3118586B2 (ja) * | 1998-03-30 | 2000-12-18 | アイマー・プランニング株式会社 | 印刷機におけるインキ供給用ローラ |
KR100504374B1 (ko) * | 2002-08-28 | 2005-07-27 | 조각형 | 윤전식 점착 용지용 옵셋 인쇄기 |
JP4920237B2 (ja) * | 2005-10-24 | 2012-04-18 | 株式会社小森コーポレーション | 印刷機の圧胴または搬送胴の被覆体 |
JP2008105244A (ja) * | 2006-10-25 | 2008-05-08 | Komori Corp | 印刷機の圧胴又は搬送胴の被覆体 |
JP5087685B2 (ja) * | 2011-02-08 | 2012-12-05 | 株式会社小森コーポレーション | 印刷機の圧胴または搬送胴の被覆体 |
CN102615942A (zh) * | 2012-04-17 | 2012-08-01 | 浙江飞云机械有限公司 | 一种不粘墨压印滚筒 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01139297A (ja) * | 1987-11-26 | 1989-05-31 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 印刷機ローラー表面のインキ汚れ防止方法 |
JPH06104903B2 (ja) * | 1988-08-19 | 1994-12-21 | 上村工業株式会社 | 無電解複合めっき浴及びめっき方法 |
JPH0283993A (ja) * | 1988-09-21 | 1990-03-26 | Fujikura Ltd | 回路基板の製造法 |
JPH02143920A (ja) * | 1988-11-25 | 1990-06-01 | Showa Alum Corp | アルミニウム磁気ディスク基板の製造方法 |
JPH02219894A (ja) * | 1989-02-22 | 1990-09-03 | Toyota Motor Corp | 摺動部材 |
JPH03120394A (ja) * | 1989-10-02 | 1991-05-22 | Fujitsu Ltd | 半導体基板のメッキの前処理方法 |
JPH0698743B2 (ja) * | 1990-02-17 | 1994-12-07 | 西研工業株式会社 | 印刷機用ローラおよび印刷機 |
JP2896613B2 (ja) * | 1991-03-12 | 1999-05-31 | 信淳 渡辺 | 撥水性又は潤滑性皮膜の製造方法 |
JPH0631985U (ja) * | 1992-09-29 | 1994-04-26 | 博 岩田 | 無電解複合メッキを施した刃物 |
JPH06186881A (ja) * | 1992-12-21 | 1994-07-08 | Canon Inc | 離型性部材 |
-
1994
- 1994-08-08 JP JP6208096A patent/JP2826959B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0848087A (ja) | 1996-02-20 |
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