JP2826813B2 - ソイルセメント連続壁工法 - Google Patents
ソイルセメント連続壁工法Info
- Publication number
- JP2826813B2 JP2826813B2 JP8039540A JP3954096A JP2826813B2 JP 2826813 B2 JP2826813 B2 JP 2826813B2 JP 8039540 A JP8039540 A JP 8039540A JP 3954096 A JP3954096 A JP 3954096A JP 2826813 B2 JP2826813 B2 JP 2826813B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- excavation
- curved guide
- cement
- soil
- continuous wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
- Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)
Description
で基礎工事で、山留壁、止水壁として例えば、柱列タイ
プの地中連続壁を施工するソイルセメント連続壁工法に
関するものである。
は、原位置土混合工法(SMW工法)が知られており、
これは図9、図10に示すような多軸混練オーガ機1を使
用して施工する。図中2はリーダマスト3を有するベー
スマシンで、前記多軸混練オーガ機1はこのリーダマス
ト3に吊支されるが、駆動装置4に連結する並列の掘削
軸5は移動翼であるスクリュー6と水平羽根状の混練翼
7を設けている。
する際、掘削軸5の先端の掘削ヘッド8からセメントミ
ルク、ベントナイト液等、目的に適応した固結材を吐出
させて土中において原位置土とミキシングし、1エレメ
ントの壁状の削孔混練を行い、原位置にソイルセメント
壁を造成する。次に、図11に示すように先行エレメント
αと後行エレメントβとは外側に位置する掘削軸の掘削
軌跡(図示ではAとC)が完全に重なり合わせることに
より連続一体の壁体を造成する。
ガ機1での掘削は曲がりを生じ易く、重なり合わせるよ
うに掘削したつもりでも、曲がりがあると薄い重なりし
か得られず、極端な場合は重なり合わない部分も生じる
ので、先行エレメントαと後行エレメントβでは少なく
とも前記のように外側に位置する掘削軸の掘削軌跡(図
示ではAとC)が完全に重なり合うように掘削を進行さ
せて、多少曲がりを生じても重なり合わない部分がでな
いようにして止水性の確保を期するものである。
続一体の止水・山留め壁を造成するのに、先行エレメン
トαと後行エレメントαとは各エレメントの端部を完全
にラップさせるには、外側に位置する掘削軸の1本分の
掘削が完全に無駄となり、施工性も悪く、工費も高騰す
る。
し、重なり部分が端部を完全にラップさせる場合と比べ
て重なり部分を少なくできることで無駄な部分が少ない
合理的な施工が可能となり、しかも、止水性の不完全な
個所を生じないようにして水漏れの発生の心配のない止
水・山留め壁を造成することができるソイルセメント連
続壁工法を提供することにある。
するため、ソイル柱列打設機としての多軸掘削機の並列
する掘削軸の中間部にこれらの連結軸受け部を配設し、
かつ、該連結軸受け部の左右両側に湾曲ガイド板を設
け、セメントミルク等の固結材を注出する配管の注出口
をこの湾曲ガイド板外周面に開口し、先行エレメントと
後行エレメントとは各エレメントの端部を完全にラップ
させることなく、掘削軌跡が外側に位置する1掘削軸で
の掘削孔の一部のみオーバーラップするように掘削し、
前記注出口から固結材を前記湾曲ガイド板によりその浸
透方向が確実にオーバーラップの面外にいくように強制
しながら吐出することを要旨とするものである。
る際に、多軸掘削機の外側に位置する掘削軸の途中に側
方へ向けて設けた注出口よりセメントミルク等の固結材
を注出することにより、先行エレメントとの間にオーバ
ーラップがなされないか、なされてもきわめて薄い場合
には先行エレメントと後行エレメント間、もしくはオー
バーラップの周囲にこの固結材が新たな注入物として浸
透し、止水性を高めて水漏れのない止水壁を作ることが
できる。
受け部の左右両側に湾曲ガイド板を設け、この外周面に
開口する注出口より注出されるので、湾曲ガイド板によ
りその浸透方向が確実にオーバーラップの面外にいくよ
うに強制される。
曲ガイド板がガイドとして作用するので全体の直状性を
保つことができ、曲がりの少ないものとして一層正確に
保つことができるので、先行エレメントと後行エレメン
ト間の止水性をより固めることができる。
の形態を詳細に説明する。図1は本発明のソイルセメン
ト連続壁工法の1実施形態を示す側面図、図2は同上要
部の斜視図である。
a,5b,5cと3本並ぶ3軸の掘削機の場合で、前記
並列する掘削軸5a,5b,5cは、半ピッチ程度のス
クリュー羽根10を上下に間隔を存して不連続に設けた。
そして、掘削軸5a,5b,5cの相互ではこのスクリ
ュー羽根10が上下段に斜めに並び、かつ、掘削軸5aと
5cは同一方向、掘削軸5bはこれら掘削軸5a,5c
とは逆方向に突出する。また、隣合う掘削軸でのスクリ
ュー羽根10は上下関係で先端が重なり合う。
削軸5cは正転するもので、図示は省略するが、必要に
応じて上方へ継ぎ足しがなされ、また、前記図9、図10
での従来例でも示したようなベースマシン2に設けた駆
動装置4に接続される。また、掘削軸5a,5b,5c
の先端にはカップリング13を介して掘削ヘッド14を設け
る。図中12は掘削軸5a,5b,5cを結束する連結バ
ンドである。
cの中間部にこれらの連結軸受け部20を配設し、その左
右両側に縦方向に伸びる湾曲ガイド板21を設ける。この
連結軸受け部20も2分割可能な板体カラーを合わせてな
る。
セメントミルク等の固結材を注出する配管22の注出口22
aを設けた。この注出口22aは固結材を側方へ吐出する
ように湾曲ガイド板21の外周面に開口する。また、配管
22は中の掘削軸5bの側方に沿って立ち上げるが、配管
22自体は非回動のものである。
削軸5a,5b,5cはスクリュー羽根を設けない単な
るロッドである。また、湾曲ガイド板21を設ける連結軸
受け部20を取り付ける位置は、掘削軸5a,5b,5c
のスクリュー羽根10を有する分か、もしくはスクリュー
羽根を設けない単なるロッドの部分か、いずれでもよ
い。
切削された土砂はスクリュー羽根10の旋回による攪拌作
用で掘削ヘッド14の先端から注出するセメントミルク等
の固結材と混合わされ、ソイルセメント柱列が形成でき
る。
メントβを施工する場合は、図4に示すように掘削軌跡
が外側に位置する1掘削軸での掘削孔の一部のみオーバ
ーラップするように掘削すると、重なり部分が端部を完
全にラップさせる場合と比べて無駄な部分が少ない合理
的な施工が可能となる。
aから左右両側方向にセメントミルク等の固結材を注出
することにより、図5〜図7に示すように、先行エレメ
ントαに対して後行エレメントβが曲がりを生じ、前記
オーバーラップがなされなかったり、されたとしても薄
い場合に、この固結材がその周囲に浸透して、止水性を
高めて水漏れのない止水壁を作ることができる。
は、配管22にコンプレッサからの圧搾空気を送りこみ、
圧をかけて吐出させる。これにより浸透性が確保され
る。
メントミルク等の固結材はこの湾曲ガイド板21によりそ
の浸透方向を強制されるので内側に逃げることなく効果
的に浸透させることができる。
21がガイドとして作用するので多軸掘削機9の掘削姿勢
の全体の直状性を一層正確に保つことができ、より止水
性の高いものとなる。
で、掘削軸5a,5b,5cのうち、外側の掘削軸5
a,5cにはコテ部11を設ける。このコテ部11は湾曲押
圧面11aがこのスクリュー羽根10の上面位置から軸に添
って立ち上がり、かつ、軸外周面からスクリュー羽根10
の外縁の回転軌跡位置まで外方に張り出す。このコテ部
11はそれ自体が肉厚羽根状であり、軸周方向に均等間隔
を存して上下に並べられるが、その張り出しは回転方向
にそって漸次大きくなるようにする。
削ヘッド14にもスクリュー羽根15の他にコテ部11を設け
る。
切削された土砂はスクリュー羽根15の旋回による揚上作
用によって上方に移送されるが、まず、この掘削ヘッド
14の位置でコテ部11で孔壁に圧密される。
クリュー羽根形状のコテ部11の旋回による揚上作用によ
って上方に移送され、この移送の際外側に押し出され、
孔壁に圧密される。さらに、スクリュー羽根10掘削土砂
と掘削ヘッド14の先端から注出するセメントミルク等の
固結材との攪拌がなされる。
削の際に、掘削土砂は外周面から始まり外方に張り出す
湾曲押圧面を側面としたコテ部11で外側に押し出され、
湾曲押圧面11aで孔壁に圧密される。そしてこのコテ部
11が振れ止めの役割をなすので、外側に位置する掘削軸
は真っ直ぐ地盤に挿入することができるので全体として
先行エレメントと後行エレメントとの完全なラップがな
くとも穴曲がりが発生するおそれはない。
が孔壁保護となり、セメントミルク等の注入物が地盤に
浸透してロスする割合も少なくてすむ。
ト連続壁工法は、重なり部分が端部を完全にラップさせ
る従来の場合と比べて重なり部分を少なくできるので、
無駄な部分が少ない安価な合理的な施工が可能となるも
のである。
の不完全な個所を生じないようにして水漏れの発生の心
配のない止水・山留め壁を造成することができるもので
ある。
形態を示す側面図である。
を示す要部の斜視図である。
を示す要部の平面図である。
形態を示す側面図である。
シン 3…リーダマスト 4…駆動装置 5,5a,5b,5c…掘削軸 6…スクリュ
ー 7…混練翼 8…掘削ヘッ
ド 9…多軸掘削機 10…スクリュ
ー羽根 11…コテ部 11a…湾曲押
圧面 12…連結バンド 13…カップリ
ング 14…掘削ヘッド 15…スクリュ
ー羽根 16…コテ部 16a…湾曲押
圧面 20…連結軸受け部 21…湾曲ガイ
ド板 22…配管 22a…注出口
Claims (1)
- 【請求項1】 ソイル柱列打設機としての多軸掘削機の
並列する掘削軸の中間部にこれらの連結軸受け部を配設
し、かつ、該連結軸受け部の左右両側に湾曲ガイド板を
設け、セメントミルク等の固結材を注出する配管の注出
口をこの湾曲ガイド板外周面に開口し、先行エレメント
と後行エレメントとは各エレメントの端部を完全にラッ
プさせることなく、掘削軌跡が外側に位置する1掘削軸
での掘削孔の一部のみオーバーラップするように掘削
し、前記注出口から固結材を前記湾曲ガイド板によりそ
の浸透方向が確実にオーバーラップの面外にいくように
強制しながら吐出することを特徴としたソイルセメント
連続壁工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8039540A JP2826813B2 (ja) | 1996-02-27 | 1996-02-27 | ソイルセメント連続壁工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8039540A JP2826813B2 (ja) | 1996-02-27 | 1996-02-27 | ソイルセメント連続壁工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09228361A JPH09228361A (ja) | 1997-09-02 |
JP2826813B2 true JP2826813B2 (ja) | 1998-11-18 |
Family
ID=12555893
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8039540A Expired - Fee Related JP2826813B2 (ja) | 1996-02-27 | 1996-02-27 | ソイルセメント連続壁工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2826813B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100394413B1 (ko) * | 2000-09-29 | 2003-08-21 | 씨.티.케이건설 주식회사 | 날개구조를 갖는 다축식 굴삭장치 및 주열식 연속벽체의구축방법 |
KR100396191B1 (ko) * | 2001-01-19 | 2003-08-27 | (주) 동해 | 다용도 토목 및 환경용 심층혼합처리 교반날개 |
KR20040032272A (ko) * | 2002-10-08 | 2004-04-17 | (주) 동해 | 차수벽 시공용 다축 굴삭기 및 이 다축 굴삭기를 사용한차수벽 시공방법 |
CN104746513B (zh) * | 2015-04-12 | 2016-11-30 | 重庆晨宇机床制造有限公司 | 五轴smw工法桩机 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5826113A (ja) * | 1981-08-10 | 1983-02-16 | Shimizu Constr Co Ltd | 柱列止水壁構築装置 |
JPH0718677A (ja) * | 1993-07-01 | 1995-01-20 | Kengi Kaihatsu Kk | 柱列式地下連続壁工法 |
JP2652768B2 (ja) * | 1994-08-10 | 1997-09-10 | 中央自動車興業株式会社 | 連続壁体打設用掘削装置 |
-
1996
- 1996-02-27 JP JP8039540A patent/JP2826813B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09228361A (ja) | 1997-09-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2826813B2 (ja) | ソイルセメント連続壁工法 | |
JP2006219842A (ja) | 地盤改良装置及び地盤改良工法 | |
JPS5827366B2 (ja) | 頭部補強杭造成用装置 | |
JP3023183U (ja) | 多軸掘削機 | |
JP2683684B2 (ja) | 杭の埋設方法 | |
JPH11270299A (ja) | 大断面トンネルおよびその構築方法ならびにそれに用いるシールド掘削機 | |
JPH03447B2 (ja) | ||
JPS6325130B2 (ja) | ||
JPH11200362A (ja) | 土留工 | |
JP3076827B2 (ja) | 耐震支持杭 | |
JPH0347366B2 (ja) | ||
JPH09119131A (ja) | 柱列式地下連続壁の施工法及びこれに使用される多軸オーガ機のガイドプレート構造 | |
JP4758955B2 (ja) | 土留め壁の構造及び土留め壁の鏡切り方法 | |
JPS60156821A (ja) | 杭の造成工法 | |
JPH0442356Y2 (ja) | ||
JPH0366900A (ja) | 撹拌式先受工法用機械 | |
JP3021336U (ja) | 多軸掘削機 | |
JPH0490000A (ja) | 大断面トンネルの施工方法及び地盤固化柱造成装置 | |
JPS6353330B2 (ja) | ||
JP2000136689A (ja) | アースオーガー装置及びソイルセメント柱列壁の施工方法 | |
JPH0860650A (ja) | 掘削工法 | |
JPH0136989Y2 (ja) | ||
JP2899671B2 (ja) | 連続掘削ソイルセメント壁工法および施工用掘削機 | |
JPH0868051A (ja) | 杭の埋設方法 | |
JP2004124656A (ja) | 地中断面曲線形状連続壁溝掘削機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080918 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080918 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090918 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100918 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110918 Year of fee payment: 13 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |