JP2826236B2 - 自動分析装置における試料処理方法 - Google Patents

自動分析装置における試料処理方法

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JP2826236B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血液や尿等の検体試料
の成分を自動的に分析する自動分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】血液や尿等の検体試料の成分を自動的に
分析する自動分析装置としては、例えば、特開昭62−
159049号公報に記載されたものがある。この種の
自動分析装置においては、円形状に複数の反応容器が配
列され、これらの複数の反応容器は、1サイクル毎に周
方向へ回転、停止し、停止時に種々の分析行程が実行さ
れる。試料が注入された反応容器に、試薬を添加するに
先立って、稀釈液を添加する場合には、稀釈試料吐出手
段により試料が希釈される。次に、稀釈試料が入った反
応容器から一定量の稀釈試料を分取して所定位置の反応
容器に吐出し、その後、分取された稀釈試料に反応液な
どの試薬を添加して分析が行われる。
【0003】なお、上記自動分析装置の他の例として
は、例えば、特開平3−25368号公報、特開平3−
65654号公報に記載されたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動分析装置においては、試料に試薬を添加して分
析するに先立って、試料を希釈する必要がある場合に
は、反応容器を利用して試料の前希釈を行う構成となっ
ている。そのため、試料の前希釈を行う場合には都合が
よいが、試料によっては前処理液を添加する等の各種の
前処理が必要な場合があり、試料の前処理を行う際には
不都合となってしまう。
【0005】すなわち、試料に単なる前希釈を行う場合
には、試料を希釈してから再ピペット(分取)するまで
の時間としては短くてもよく、希釈さえ均一に行えれば
よい。ところが、試料に前処理を行う場合には、試料に
応じて前処理に必要な項目が異なるため、試料に前処理
液を混合してから再ピペットするまでの時間としては5
分〜10分は必要な場合が多い。したがって、上記従来
の自動分析装置においては試料の前処理についての考慮
がなされておらず、別個の器具等にて前処理を行なわな
ければならないという不都合があった。
【0006】ちなみに、試料の前処理分析とは、試料に
前処理液(例えば、安定化剤など)を添加し(一種とは
限らず、多種に及ぶ場合もありうる)、ある程度の時間
(3分〜10分程度)経過してから再ピペットした後、
反応試薬を添加して吸光度を測定して分析する方式をい
い、従来においては、煩雑な操作を人手により行ってい
た(ジゴキシン等の場合の測定項目によっては、試料の
前処理が必要である)。
【0007】本発明の目的は、通常の試料分析に必要な
装置を利用して特別な器具などを必要とせずに、煩雑な
操作が必要な前処理を自動化するとともに、試料の前処
理の時間を比較的長時間確保できる検体試料の自動分析
装置を実現することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、次のように構成される。 (a)環状に配置された容器列が試料添加位置、処理中
試料吸入位置、試薬添加位置、測光位置及び容器洗浄領
域を通るように間欠移送され、上記試料添加位置及び上
記処理中試料吸入位置を試料分注プローブの移動軌跡上
に設定した自動分析装置を用いて試料を処理する方法に
おいて、 (b)制御部に対し、分析処理すべき試料が試料希釈処
理をするか分析処理前の前処理をするかを入力し、 (c)上記試薬添加位置に位置づけられた容器が、上記
前処理を必要とする場合に反応用前処理液を添加し、上
記試料希釈処理を必要とする場合に希釈液を添加するよ
うに試薬サンプリング機構を移動させ、 (d)試料及び上記反応用前処理液が添加された容器
を、複数の容器を含む角度ずつ進むように回転移送して
上記試料添加位置、上記処理中試料吸入位置及び上記試
薬添加位置を複数回通過させた後、上記処理中試料吸入
位置に位置づけ、 (e) 上記処理中試料吸入位置に位置づけられた容器か
ら上記試料添加位置の容器へ前処理反応液の一部又は全
部を分注し、分注された前処理反応液に対し通常分析処
理操作を実行する。
【0009】
【作用】試薬添加位置に位置づけられた容器が、前処理
を必要とする場合には、反応用前処理液が添加され、試
料及び反応用前処理液が添加された容器は、複数の容器
を含む角度ずつ進むように回転移送される。そして、試
料及び反応用前処理液が添加された容器は、試料添加位
置、処理中試料吸入位置及び試薬添加位置を複数回通過
させた後、処理中試料吸入位置に位置づけられる。
【0010】続いて、処理中試料吸入位置に位置づけら
れた容器から試料添加位置の容器へ前処理反応液の一部
又は全部が分注され、分注された前処理反応液に対し通
常分析処理操作が実行される。したがって、同じ反応容
器列上で、前処理のための専用の機構を必要とすること
無く、前処理のために必要な時間を確保でき、通常の分
析処理、前希釈分析処理、及び前処理が可能となり、省
力化が図れる。
【0011】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図1は、本実施例の自動分析装置の概略構成を示
している。なお、本実施例は、反応ディスク2周回方式
の場合の例である。
【0012】図1において、1は自動分析装置、2は反
応容器、3は反応ディスクを示しており、自動分析装置
1は、円形状に形成された反応ディスク3の周囲に、反
応ディスク3の回転方向に沿って、試料を分注する試料
サンプリング機構4、第2の試薬を添加する第2試薬サ
ンプリング機構6、第1の試薬を添加する第1試薬サン
プリング機構5、反応容器2を洗浄する洗浄機構7、反
応容器2内の検体試料の吸光度を測定する吸光度測定部
8とが配設された構成である。
【0013】上記反応ディスク3は、円形状に形成さ
れ、試料を収容する反応容器2が周方向に40個配列さ
れ、駆動装置により図中反時計方向に回転、停止され
る。したがって、隣り合う反応容器2どうしの周方向の
角度(反応容器1個当たりの角度)は9度となり、本実
施例において反応ディスク3は1サイクルを半回転と一
つの反応容器2との角度の分、すなわち、189゜回転
として、動作し、この動作を何サイクルも繰り返す構成
となっている。そして、各サイクルにおいて、反応ディ
スク3が停止する毎に試料の分注、試薬の添加等が行わ
れる。上記試料サンプリング機構4は、各種試料を入れ
た多数のサンプルカップ10が配設された試料テーブル
と、サンプルカップ10から所定の試料を吸入して上記
反応容器内に分注するサンプリングプローブと、このサ
ンプリングプローブを移動するサンプリングアーム11
とを備えている。そして、図1に示すように、サンプリ
ングアーム11の移動によりサンプリングプローブを円
の軌跡上を移動させる。本実施例では、円形の軌跡は、
反応ディスク3のSのポジションの中央部付近と、この
Sのポジションから2つだけ回転方向前側に位置するD
Sのポジションの中央部付近とを通過するように設定さ
れており、Sのポジションで反応容器2に試料の分注が
行われる。
【0014】上記第1試薬サンプリング機構5及び第2
試薬サンプリング機構6は、各種の試薬ボトル12、1
4が多数配設された試薬テーブルと、試薬ボトル12、
14から所定の試薬を吸入して上記反応容器2内に分注
するサンプリングプローブと、各々のサンプリングプロ
ーブを移動するサンプリングアーム13、15とをそれ
ぞれ備えている。また、第1試薬サンプリング機構5
は、そのサンプリングプローブが、Sのポジションから
回転方向前方に189゜だけ回転したR1のポジション
に位置する反応容器2上を移動する軌跡となるように設
定され、第1の試薬の分注が行われる。したがって、R
1のポジションからDSのポジションまでの回転方向の
角度は189゜となる。第2試薬サンプリング機構6
は、本実施例では、後述するR2のポジションに位置す
る反応容器2上を移動する軌跡となるように設定され、
必要時には第2の試薬の分注が行われる。
【0015】洗浄機構7は、給水ノズル16と吸引ノズ
ル17とをそれぞれ一組とした第1ノズル18、第2ノ
ズル19、第3ノズル20が配列され、これらノズル1
8、19、20は、反応容器2の一つおきに配置され
る。また、洗浄機構7は、各給水ノズル16に給水する
給水ポンプ21と、吸引ノズル17から洗浄後の水を吸
引する吸引ポンプ22とを備えている。
【0016】吸光度測定装置8は、円形状の反応ディス
ク3の内周側に設置された光源24と、反応ディスク3
の外周側に設置された光度計25とを備え、反応容器2
が、光源24から発せられた光を横切る毎に光度計25
により反応容器2内の反応液の色の変化が測定される。
【0017】また、図2に示すように、上記反応ディス
ク3の駆動部26、試料サンプリング機構4、第1試薬
サンプリング機構5、第2試薬サンプリング機構6及び
洗浄機構7は制御部30に接続され、この制御部30に
は入力部31が接続されている。そして、入力部31に
より各種の処理を設定することにより、反応ディスク3
の回転、停止動作や、試料サンプリング機構4、第1試
薬サンプリング機構5、第2試薬サンプリング機構6の
各テーブルの回転、停止動作、各アーム13、15の駆
動、サンプリングプローブによる吸入や吐出動作や、洗
浄機構7の各ノズル18、19、20の上下駆動、各ポ
ンプ21、22の駆動が制御される。さらに、光度計2
5には吸光度の分析部27が接続され、分析部27には
表示部28が接続されている。そして、分析部27およ
び表示部28も制御部30により制御される構成となっ
ている。なお、反応ディスク3、試料サンプリング機構
4、第1試薬サンプリング機構5、第2試薬サンプリン
グ機構6等を制御して通常の分析処理を行う通常分析処
理手段32、前希釈処理を行う前希釈処理手段33、前
処理分析を行う前処理手段34は、制御部30のマイク
ロコンピュータにより構成されている。
【0018】次に、上記構成の自動分析装置の動作を、
図3に示すフローチャートに基づいて説明する。189
°の回転移送と停止からなる1サイクルの所要時間は1
8秒である。試料の分析が開始されると、まず、Sポジ
ションにおいて、サンプルカップ10に入れられた試料
が、試料サンプリング機構4により反応容器2に分注さ
れる(ステップ101)。この試料が、分注された反応
容器2は、次に189°回転してR1のポジションの位
置に停止される(ステップ102)。次に、前処理が必
要かどうかが制御部30により判別され(ステップ10
3)、前処理が必要でない場合には、ステップ108〜
113において試料の通常の分析、または、前希釈処理
が行われる。前処理が必要の場合には、ステップ104
〜113の動作が行われる。
【0019】通常の分析の場合には、上記R1のポジシ
ョンにおいて、第1試薬サンプリング機構5により、所
定の試薬ボトル14から第1の試薬を分取して反応容器
2に添加される(ステップ108)。そして、この第1
の試薬添加後の反応容器2については、ステップ109
において、反応ディスク3を、順次、189゜回転、停
止する動作が13回行われ、Lのポジションを通過する
度に吸光度測定部8の光度計25により吸光度の測定が
行われる。また、反応ディスク3が189°回転して停
止した際には、上記Sのポジションでは、順次、他の反
応容器2に試料が分注され、上記R1のポジションで
は、順次、他の反応容器2に第1の試薬が添加される。
【0020】13回189°回転された反応容器2はR
2のポジションに停止し、次にステップ110におい
て、このR2のポジションで、第2試薬サンプリング機
構6により、所定の試薬ボトル12から第2の試薬を分
取して反応容器2に添加される。そして、この第2の試
薬添加後の反応容器2については、ステップ111にお
いて、反応ディスク3を、順次、189°回転、停止す
る動作が20回行われ、Lのポジションを通過する度に
吸光度の測定が行われる。この場合にも、必要な他の反
応容器2については、順次、R2のポジションで第2の
試薬が添加される。
【0021】20回189°回転された反応容器2は洗
浄機構7の第1ノズル18の位置に停止し、ステップ1
12で、第1ノズル18の吸引ノズル17により反応容
器2内の反応液が、吸引排出され給水ノズル16からの
洗浄液により洗浄され、その後、反応ディスク3が2回
だけ189°回転される。このような動作を3回繰り返
し、第2ノズル19および第3ノズル20により同じ反
応容器2が順次洗浄される。このような通常の分析で
は、図4に示すように、R1のポジション1で第1試薬
(0分),R2のポジションで第2試薬(5分)の添加
がなされ、約10分後、洗浄機構7(第1ノズル18、
第2ノズル19、第3ノズル20)により反応容器2が
洗浄される。そして、ステップ113で、次の分析があ
るかどうかが判別され、次の分析がない場合には分析が
終了し、次の分析がある場合には、ステップ101に戻
り同様な処理が繰り返される。
【0022】前処理が必要な場合には、R1のポジショ
ンで、第1試薬サンプリング機構5により、所定のボト
ル14から前処理液が、反応容器2に添加され(ステッ
プ104)、この前処理液の添加後の反応容器2につい
ては、ステップ105において、反応ディスク3を、順
次、189°回転、停止する動作が40回(1周回分)
行われ、図4に示すように、試料の分注から約12分か
けて前処理液による反応処理が行われる。なお、この前
処理では、光度計25による吸光度の測定や、洗浄機構
7による洗浄は行われない。
【0023】上記40回189°回転された反応容器2
は、Sのポジションに停止する。すなわち、反応容器2
は、1サイクルである189°の回転移動を40サイク
ル(1周回分約12分)繰り返すと元のSのポジション
に戻り、42サイクル繰り返すとDSのポジションに位
置する。つまり、反応ディスク3は、初期位置状態か
ら、回転が開始され再び上記初期位置状態に復帰するま
でを1周回とすると、40サイクルで1周回する。そし
て、反応ディスク3は、42サイクルでDSのポジショ
ンとなる。このDSのポジションでは、試料サンプリン
グ機構4により、この反応容器2内の反応液が吸引され
(ステップ106)、Sのポジションの反応容器2に再
ピペット(吐出)される(ステップ107)。その後、
再ピペットにより反応液が入れられた反応容器2につい
て、上述した試薬を用いた通常の処理(ステップ108
〜113)が行われる。
【0024】なお、必要な場合には、例えば図4に示す
ように、上記前処理工程のステップ105の途中で、試
料の分注後から約5分経過に、R2のポジションにおい
て第2サンプリング機構6により第2前処理液としての
第2試薬の添加を行うようにしてもよい。
【0025】また、試料の前希釈処理を行う場合には、
上記通常の処理において、第1試薬として希釈液を使用
し、Sのポジションでの試料添加から2サイクル回転移
動後のDSのポジションで試料サンプリング機構4によ
り吸引してSのポジションの別の反応容器2に再ピペッ
ト(吐出)すれば、検体の前希釈を行うことが可能であ
る。
【0026】このように本実施例においては、試料の前
処理を行う場合には、試料に前処理液を混合してから約
5分以上の時間を確保することができるので、確実な試
料の前処理を行なうことが可能となり、しかも従来の通
常処理の装置をそのまま利用できる。さらに、試料の前
処理に加え、通常分析処理や前希釈処理も行なうことが
可能となる。
【0027】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。上記実施例においては、試料の前処理を含む分析を
行う際に、反応容器2を2周分回転移動させたが、以下
に説明する例は、2周回未満で処理を施し、処理能力を
向上するようにしたものである。
【0028】すなわち、図1に示した2周回方式(1周
目は前処理行程に、2周目は分析行程に使用される)に
おいては、前処理分析の場合には、2周目に入る時点で
は前処理分析の反応容器2が下に来た時でも、洗浄機構
7の第1〜3の各ノズルはすべて下降せずに反応容器2
を通過させる構成である。このため、第1〜3の各ノズ
ルの下に位置される反応容器2うちのいずれかに、2
周目に移行したい反応容器2がある場合には、第1〜3
の各ノズルのすべてが下降されず、これらのうち洗浄処
理が必要な反応容器2については、強制的に2周回目ま
で移行させられてしまい、その結果、洗浄処理が必要な
反応容器2の再使用ができず全体として処理能力が低下
してしまう。第1〜3の各ノズルを個別に駆動制御する
ことも考えられるが、制御が複雑となってしまう。
【0029】そこで、本実施例においては、図5及び図
6に示すように、洗浄機構7の各ノズル18、19、2
0を同時に駆動しながら、処理能力の低下を防止できる
構成としている。すなわち、本実施例では、2周回目で
再ピペットするのではなく、図6に示すように、1周回
目のうちの約7分(試料分注から23サイクル後)の時
期に再ピペットする1周回方式としている。本実施例で
も、1サイクルに、半回転と一つの反応容器(189°
分)の回転方式を採用しているので、R2のポジション
での第2前処理液添加後の1サイクル後では、図5に示
すように、反応容器はR2+1ポジションに、また、7
サイクル後では、R2+7ポジションに停止することに
なる。R2+7ポジションは、SとDSの中間に位置
し、再ピペットが可能である。この場合、反応容器2と
サンプリングプローブとの幾何学的寸法に余裕がない時
には、試料サンプリング機構4のアーム11の回転中心
を図5中の二点鎖線のようにずらして移動できる構成に
すれば、サンプリングプローブを反応容器2中心へ挿入
することが可能となる。
【0030】このようにすることにより、無駄にする反
応容器が最小限で済み、処理能力の低下が最小限に防止
でき、上記実施例と同様に前処理の時間を十分に確保で
きる。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、試料と
分析項目に応じた試薬とを反応させて測光する通常分析
処理以外に、所望の試料の前希釈処理及び前処理を同じ
環状容器列上で実行することができる。対象試料を希釈
処理するか前処理するかを制御部に予め入力しておくこ
とにより、所望の処理を通常の分析処理操作に先立って
実行させることができる。しかも、前処理のための専用
の機構を新たに設けずに試料の前処理に必要な時間を確
保でき、前処理反応を行わせた後の試料に対し通常の分
析処理を自動的に続行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す自動分析装置の概略平
面図である。
【図2】図1の例の制御部を示すブロック図である。
【図3】図1の例における前処理分析のフローチャート
である。
【図4】図1の例における前処理分析行程の説明図であ
る。
【図5】本発明の他の実施例を示す自動分析装置の概略
平面図である。
【図6】図5の例における前処理分析行程の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 自動分析装置 2 反応容器 3 反応ディスク 4 試料サンプリング機構 5 第1試薬サンプリング機構 6 第2試薬サンプリング機構 7 洗浄機構 8 吸光度測定部 26 反応ディスク駆動部 27 分析部 28 表示部 30 制御部 31 入力部 32 通常分析処理手段 33 前希釈処理手段 34 前処理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平63−118665(JP,A) 特開 平63−24164(JP,A) 特開 平63−118664(JP,A) 特開 平63−118663(JP,A) 特開 平62−49259(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 35/00 - 35/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)環状に配置された容器列が試料添加
    位置、処理中試料吸入位置、試薬添加位置、測光位置及
    び容器洗浄領域を通るように間欠移送され、上記試料添
    加位置及び上記処理中試料吸入位置を試料分注プローブ
    の移動軌跡上に設定した自動分析装置を用いて試料を処
    理する方法において、 (b)制御部に対し、分析処理すべき試料が試料希釈処
    理をするか分析処理前の前処理をするかを入力し、 (c)上記試薬添加位置に位置づけられた容器が、上記
    前処理を必要とする場合に反応用前処理液を添加し、上
    記試料希釈処理を必要とする場合に希釈液を添加するよ
    うに試薬サンプリング機構を移動させ、 (d)試料及び上記反応用前処理液が添加された容器
    を、複数の容器を含む角度ずつ進むように回転移送して
    上記試料添加位置、上記処理中試料吸入位置及び上記試
    薬添加位置を複数回通過させた後、上記処理中試料吸入
    位置に位置づけ、 (e) 上記処理中試料吸入位置に位置づけられた容器か
    ら上記試料添加位置の容器へ前処理反応液の一部又は全
    部を分注し、分注された前処理反応液に対し通常分析処
    理操作を実行する、 ことを特徴とする自動分析装置における試料処理方法。
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