JP2826228B2 - 磁気記録媒体及びその製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体及びその製造方法

Info

Publication number
JP2826228B2
JP2826228B2 JP4099702A JP9970292A JP2826228B2 JP 2826228 B2 JP2826228 B2 JP 2826228B2 JP 4099702 A JP4099702 A JP 4099702A JP 9970292 A JP9970292 A JP 9970292A JP 2826228 B2 JP2826228 B2 JP 2826228B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
organic solvent
recording medium
magnetic
magnetic recording
dilution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4099702A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05298690A (ja
Inventor
裕一郎 村山
博司 橋本
務 沖田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP4099702A priority Critical patent/JP2826228B2/ja
Publication of JPH05298690A publication Critical patent/JPH05298690A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2826228B2 publication Critical patent/JP2826228B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は強磁性粉末を結合剤中に
分散させてなる磁性層を有する磁気記録媒体及びその製
造方法に関するものであり、特に優れた電磁変換特性を
有する磁気記録媒体及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録媒体においては、高密度記録の
要求が高まり、そのため強磁性粉末の粒子サイズを小さ
くする方法、強磁性粉末の分散性の向上、磁性層の表面
性の向上、強磁性微粉末の充填度の向上などが必要であ
る。優れた電磁変換特性を得るために混練プロセスの改
良により強磁性微粉末を高度に分散させることが知られ
ている。その1つとして強磁性粉末、結合剤、有機溶剤
の混合物を高いずり応力で混練することが知られてい
る。例えば特開昭59−165237号には磁性粉とポ
リビニルブチラール等のポリマー、充填剤及び溶媒から
なる混合物をずり応力10〜400kg/cm2 の力を加え
て混練する第1の工程、上記混練物に溶媒を徐々に加え
ながら、ずり応力を徐々に小さくしていく第2の工程、
溶媒を加えて混練する第3の工程、エポキシ樹脂、フェ
ノール樹脂及び所定の溶媒を加えて混練する第4の工程
からなる磁性膜用塗料組成物製造方法が提案されてい
る。
【0003】又特開平2−24835号にはBET法に
よる比表面積が35m2/gである強磁性粉末とウレタン
系樹脂と有機溶剤とからなる混合物を1×106dyn/cm2
以上のずり応力で混練する第1混練工程と得られた混合
混練物を、陰性官能基を有する樹脂を含有する結合剤と
共に1×106dyn/cm2以上のずり応力で混練する第2混
練工程と得られた混合混練物を1×106dyn/cm2未満の
ずり応力で分散する分散工程とを有する磁気記録媒体の
製造方法が提案されている。しかし、高いずり応力で混
練すると混練物の粘度調整の為に有機溶剤で希釈する工
程において混練物が十分に希釈されない為に塗布液中に
微小な固まりが残存する事で、強磁性微粉末の分散性や
塗膜の平滑性が低下し、十分な電磁変換特性が得ること
ができなかった。
【0004】類似の技術として、加熱溶融した結合剤を
用いたり、結合剤のTg以上で混練することも知られて
いる。例えば特開平2−33726号には高分子結合剤
の少なくとも一種類を有機溶媒で膨潤させるか、または
加熱溶融して高粘度流動状態となし、更に強磁性体を添
加し、高ずり応力下で混練する工程を含む磁気記録媒体
の製造方法が提案されている。又特開昭63−1295
22号にはバインダーを該バインダーのガラス転移温度
以上に加熱し、その加熱溶融後前記バインダー中に強磁
性粉末を分散せしめて磁性塗料を調製するようにした磁
気記録媒体の製造方法が提案されている。しかし、加熱
することで混練物の粘度が低下するなどにより高ずり応
力が得られにくい為分散性が低下し、十分な電磁変換特
性が得られなかった。
【0005】そこで本発明者らはこの混練時及び希釈時
に生じている現象を詳細に観察し、鋭意検討を行なった
結果、希釈時に生じる微小な固まりは、高いずり応力に
よって50℃前後に加熱された混練物に室温の有機溶剤
を添加するために混練物が局部的に冷却されてしまうた
めに発生することがわかり、更にこの局部的な冷却を減
少もしくは解消する方法を検討することによって本発明
に至った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は電磁変
換特性が大幅に向上し、ドロップアウトが減少した磁気
記録媒体及びその製造方法を提供することであり、特に
塗布液を濾過する際のフィルターライフが長くなって製
造機の稼働率が向上する磁気記録媒体の製造方法を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明の上記目
的は強磁性粉末と結合剤を有機溶剤中で混練し(混練工
程)、混練工程において発熱した混練物を50℃以上に
保ちつつ有機溶剤を加えて希釈し(希釈工程)、分散し
(分散工程)、更に得られた磁性塗料を非磁性支持体上
に塗布すること(塗布工程)よりなることを特徴とする
磁気記録媒体の製造方法によって達成できる。又本発明
の上記目的は好ましくは前記混練工程におけるずり応力
が10〜600kg/cmであり、かつ前記希釈工程
において下式を満足する量の有機溶剤で連続的または断
続的に希釈することを特徴とする磁気記録媒体の製造方
法によって達成できる。 0.003<(有機溶剤量(リットル/min)/強磁
性粉末量(kg)/(加熱温度(℃)−20)<0.0
5 又本発明の上記目的は好ましくは前記結合剤が−COO
M、−SOM、−OSOM(MはH又はアルカリ金
属もしくはアンモニウムを示す。)及び/又はエポキシ
環から選ばれた1種以上の極性基を少なくとも分子中に
1個以上有する塩化ビニル系共重合体及び/又はポリウ
レタンであることを特徴とする磁気記録媒体の製造方法
によって達成できる。又本発明の上記目的は好ましくは
前記希釈工程において加える有機溶剤はそのうちの最も
沸点の低い有機溶剤の沸点より15℃低い温度に予め加
熱して用いることを特徴とする磁気記録媒体の製造方法
によって達成できる。
【0008】又本発明はこのような製造方法によって作
られた磁性層を有する磁気記録媒体すなわち非磁性支持
体上に下層磁性層又は下層非磁性層を設け、その上に上
層磁性層を設けた磁気記録媒体において前記上層磁性層
の厚みは0.8μm以下であり、少なくとも前記上層磁
性層は強磁性粉末と結合剤を有機溶剤中で混練し、混練
工程において発熱した混練物を50℃以上に保ちつつ有
機溶剤を加えて希釈し、分散し、更に得られた磁性塗料
を塗布して得た磁性層であることを特徴とする磁気記録
媒体によって達成できる。
【0009】すなわち本発明は強磁性粉末の分散性を改
良し、電磁変換特性を改良した磁気記録媒体であるが、
その大きな特徴の1つは希釈工程において希釈溶剤を加
える時の温度にある。従来混練工程では加熱はしない
が、高シェアで混練するために発熱し混練物は一時的に
は40〜50℃まで上昇する。しかしながら従来希釈工
程で冷たい溶剤を加えることによって混練物の温度が急
激に低下するためブツが発生しやすい原因究明を行なっ
た。そこで本発明ではこの混練物の温度を50℃以上に
保ち続けることにより、希釈のための有機溶剤が加えら
れても急激な温度低下はなく、かつ多少温度低下をして
もすぐに50℃以上の温度に戻るためブツ等を発生する
ことなく均一に希釈でき、分散性に優れ良好な電磁変換
特性を示す磁気記録媒体が得られた。使用する有機溶剤
の種類によっても異なるが、50℃以上に保つことは必
要である。
【0010】更に本発明は混練工程におけるずり応力が
10〜600kg/cm2 であることが好ましいが、これは
均一に混練が為されるために好ましいからである。又希
釈工程における有機溶剤の添加は、温度低下を生じない
ような速度で添加するのがブツの発生が完全に防止でき
るので好ましい。また本発明に用いる結合剤は混練、分
散の効率を上げるために分散性のよい極性基含有の塩化
ビニル系共重合体又はポリウレタンを用いることが好ま
しい。極性基の中でリン酸基は熱をかけると反応し架橋
するので最初に加えるのには適さない。前記希釈工程に
おいて有機溶剤を添加した時の温度低下を防止するため
には加える有機溶剤を予め、加熱しておくことが好まし
い。またこのような製造方法は特に薄層の磁性層で結晶
子サイズが300Å以下のような微粒子の強磁性合金粉
末を用いた場合、好ましい。
【0011】以下本発明を更に詳細に説明する。本発明
は強磁性粉末と結合剤を有機溶剤中で混練する混練工程
をとる。本発明の混練工程・分散工程は前述の結合剤と
溶剤を強磁性粉末とともに、グラインダー、ロールミル
もしくはニーダーなどでまず混練し、ついで分散する。
分散の時にはサンドミル、ボールミル、アトライター、
ヘンシェルミキサーなどを使用することができる。この
とき結合剤は溶剤に溶解して投入してもいいし、溶剤と
結合剤を別々に投入してもいい。混練はずり応力が10
〜600kg/cm2 の範囲で行なうのが好ましい。このよ
うな範囲にすることにより均一に混練できる。均一に混
練をするために結合剤は分散性を向上させた−COO
M、−SO3 M、−OSO3 M(MはH又はアルカリ金
属もしくはアンモニウムを示す。)から選ばれた1種以
上の極性基を少なくとも分子中に1個以上有する樹脂を
含むことが好ましい。特に分散性がすぐれ、かつ溶剤へ
の溶解性が低い骨格である塩化ビニル系共重合体が好ま
しい。強磁性粉末100重量部に対する結合剤の使用量
は10〜30重量部が好ましい。使用する溶剤はアセト
ン、MEK、MIBK、シクロヘキサノンなどのケトン
系、酢酸ブチル、酢酸エチル、酢酸メチル、乳酸エチル
などのエステル系、トルエン、キシレンなどの芳香族
系、DMAC、DMFなどのアミド系が使用できる。こ
の有機溶剤の要件は結合剤を溶解しやすいものであるこ
とと、沸点が50℃以上であることが好ましい。
【0012】次に希釈工程において用いる溶剤は上記混
練工程で使用される溶剤の種類と同じものが使用でき
る。混練の時使用した溶剤と希釈溶剤は必ずしも同じで
なくてもよいが、同じ方が好ましい。希釈時の混練物の
温度は50℃以上が必要で70〜150℃が好ましい。
150℃を越えると結合剤が分解してくる為に磁性塗膜
の力学強度が低下し、耐久性が低下したり、有機溶剤の
蒸発が大きくなりやすい。50℃より低いと混練物の粘
度により希釈が不十分になりやすい。希釈時に加える有
機溶剤量は下記式によって最適な使用量が計算できる。 0.003<(S/M)/(T−20)<0.05 Sはリットル/min 単位の希釈時に加える有機溶剤量で
あり、Mはkg単位の強磁性粉末の量であり、Tは℃単位
の加熱温度である。上記(S/M)/(T−20)の値
は0.01〜0.03が更に好ましい。(S/M)/
(T−20)の値が0.003以下であると有機溶剤の
蒸発により十分な希釈ができない。又(S/M)/(T
−20)の値が0.05以上であると有機溶剤が混練物
に十分になじまないために希釈が不十分になりやすい。
希釈時における混練物の温度を50℃以上に保つ方法は
例えばニーダーに恒温槽を接続することにより行なうこ
とができる。熱源としては温水、蒸気、電気いずれでも
使用できる。50℃未満では混練物が溶剤により冷却さ
れやすい為、混練物が局部的に固まりとなって残る。希
釈溶剤を加える方法は滴下ロートを用いても、定量ポン
プを用いてもよい。希釈時に加えるものは希釈溶剤のみ
でもよいし、混練時加えた結合剤の残りを希釈溶剤に溶
解したものでもよい。又混練時に加えた結合剤と別異の
結合剤を希釈溶剤に溶解したものを加えてもよい。例え
ば混練時には分散性が高く、溶解性が低い塩化ビニル系
共重合体を加え、希釈時に溶解性の高いポリウレタンを
希釈溶剤に溶解して加えてもかまわない。次に分散工程
は混練、希釈において用いた装置でその延長として行な
ってもよいし、分散と希釈は立て分けないで同時に行な
ってもよいし、又は希釈とは別異の位置づけをもった工
程として行なってもよい。又希釈溶剤を加える際、連続
的又は断続的に行なうことができるが、できるだけ混練
物の温度を低下させないように希釈溶剤を加えることが
好ましい。前述の如く、冷たい希釈溶剤が急激に加えら
れると、ブツが発生しやすいからである。このような混
練物の冷却を防止する、更によい方法は希釈工程におい
て加える有機溶剤はそのうちの最も沸点の低い有機溶剤
の沸点より15℃低い温度に予め希釈溶剤を加熱して加
えることが好ましい。このように予め希釈溶剤を加熱し
て用いることにより、混練物の温度低下はなくなり、ブ
ツ等も発生しない。しかし有機溶剤であるため、沸点よ
り15℃程度低い温度の方が蒸発によって揮散すること
が防止でき好ましい。
【0013】本発明に用いられる強磁性粉末としては、
強磁性合金粉末、強磁性酸化鉄粉末、Coドープの強磁
性酸化鉄粉末、強磁性二酸化クロム粉末、バリウムフェ
ライトなどが使用できる。強磁性合金粉末、Coドープ
の強磁性酸化鉄粉末、強磁性酸化鉄、二酸化クロムの針
状比は、2/1〜20/1程度、好ましくは5/1以上
平均長は0.2〜2.0μm程度の範囲が有効である。
本発明の強磁性粉末の結晶子サイズとしては500オン
グストローム以下であり、特に効果的なのは400オン
グストローム以下、最も効果的なのは300オングスト
ローム以下である(結晶子サイズはX線回折による)。
但し本発明の主旨によりこの結晶子サイズ以下の場合に
本発明の技術を用いることにより電磁変換特性、走行
性、耐久性などの効果が発現される。強磁性合金粉末は
金属分が75wt%以上であり、金属分の80wt%以
上が強磁性金属(即ち、Fe、Co、Ni、Fe−N
i、Co−Ni、Fe−Co−Ni)の粒子である。
【0014】本発明において用いられる−SO3 M、−
OSO3 M、−COOM(MはH、アルカリ金属もしく
はアンモニウム)から選ばれた1種以上と及び/又はエ
ポキシ環とを少なくとも分子中に1個以上有する結合剤
としては、塩化ビニル系重合体、具体的には塩化ビニル
共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体、塩化ビ
ニル−プロピオン酸ビニル系共重合体、塩化ビニリデン
−酢酸ビニル系共重合体などの共重合体系であることが
好ましい。これらの極性基として好ましいものは、−S
3 M、−CO2 Mであり、更に好ましくは−SO3
である。これらの極性基の含有量としてはポリマー1グ
ラムあたり1×10-7〜1×10-3当量程度含むものが
好ましく、更に好ましくは1×10-5〜5×10-4当量
である。この範囲を外れると強磁性粉末の分散性が不良
となり、また電磁変換特性も大幅に低下する。これらの
極性基は1種以上あればよく2種以上あってもよい。ま
た更に−OH基があると分散性の向上に有効的である。
エポキシ環の含有量としては、ポリマー1グラムあたり
1×10-4〜1×10-2モルであり、好ましくは5×1
-4〜5×10-3モルである。重量平均分子量としては
20,000〜100,000好ましくは30,000
〜80,000である。この範囲を外れると分散性が不
良になったりあるいは耐久性が悪くなったりする。
【0015】これらの結合剤の合成は、塩化ビニル−グ
リシジル(メタ)アクリレート系共重合体への付加反
応、あるいは塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体を鹸化
することによって生じたヒドロキシル基の一部を変性す
ることなどによって得ることができ、また特開昭60−
238306、同60−238309、同60−238
371などに記載されている方法を用いてもよい。また
電子線などの放射線照射などにより重合硬化する樹脂例
えば、特開昭61−89207号、同61−10660
5号、同57−40744号、同59−8126号、同
62−112665号、同62−112668号などに
開示されているものも使用できる。
【0016】また本発明では脂肪酸を添加することが好
ましい。脂肪酸は炭素数の総和が12〜26のもの、特
に14〜20のものが走行性および耐久性向上に効果的
で好ましい。これらの好ましい具体例としてはラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソ
ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、
エイコ酸、エライジン酸、ベヘン酸などの脂肪酸類など
である。脂肪酸を添加する工程は、分散液調製後に塗布
直前に1軸デスパ、2軸デスパ、サンドミル、ボールミ
ル、高速ミキサーなどを用いておこなう。本発明では結
合剤の一部として硬化剤を用いることができるが、硬化
剤はこれら脂肪酸と同時に添加することができる。脂肪
酸の分散液への添加時期は塗布の15時間前、好ましく
は5時間前である。脂肪酸の添加量は、強磁性微粉末に
対して0.5〜10重量%、特に好ましくは1.0〜
5.0重量%が適当である。脂肪酸の添加量がこの範囲
をこえると、磁性層表面の潤滑剤が過剰になり、デッキ
走行時に貼りつき等の故障の原因となったりすることが
あるだけでなく、磁性層の結合剤を可塑化する作用によ
りかえって耐久性が低下する等の問題がある。添加量が
この範囲を下まわると当然のことながら走行性が不十分
となり効果が得られない。
【0017】本発明においては、その他の潤滑剤を混在
させてもよい。併用できる潤滑剤としては、脂肪酸アミ
ド、脂肪酸エステル(各種モノエステルをはじめソルビ
タン、グリセリン等多価エステルの脂肪酸エステル、多
塩基酸のエステル化物等)、金属石鹸、高級脂肪族アル
コール、モノアルキルフォスフェート、ジアルキルフォ
スフェート、トリアルキルフォスフェート、パラフィン
類、シリコーンオイル、脂肪酸変性のシリコーン化合
物、弗素系オイル、パーフロロアルキル基をもつエステ
ル、パーフロロアルキルのシリコーン化合物、動植物
油、鉱油、高級脂肪族アミン;更にグラファイト、シリ
カ、二硫化モリブデン、二硫化タングステン等の無機微
粉末等があげられる。これらの潤滑剤の中でも好ましい
のは炭素数10〜22の脂肪酸アミド類、炭素数22〜
36の脂肪酸エステル、炭素数6以上のパーフロロアル
キル基を有するエステル、炭素数6以上のパーフロロア
ルキル基を有するシリコン化合物である。
【0018】本発明で用いられる結合剤として上記結合
剤にその他の樹脂を加えることができる。例えば、塩化
ビニル・酢酸ビニル共重合体、塩化ビニルとビニルアル
コール、マレイン酸および/またはアクリル酸との共重
合体、塩化ビニル・塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニ
ル・アクリロニトリル共重合体、エチレン・酢酸ビニル
共重合体、ニトロセルロース樹脂などのセルロース誘導
体、アクリル樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビ
ニルブチラール樹脂、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、
ポリウレタン樹脂等を挙げることができる。これらのな
かでも分散性・耐久性を更に高めるために最も好ましい
ものは、分子中に、極性基(エポキシ基、及びCO
2 H、OH、NH2 、SO3 M、OSO3 M、PO
3 M′2 、OPO 3 M′2 のうちの少なくとも一種、た
だしMは水素、アルカリ金属またはアンモニウムであ
る。M′は水素、アルカリ金属、アンモニウム又はアル
キル基である。)を導入したポリウレタン樹脂である。
但し、PO3 M′2 、OPO3 M′2を含む結合剤は混
練物が加熱状態の時には使用できない。これらのウレタ
ン樹脂については、特開昭57−165464、特公昭
58−41565、特開昭62−40615、同59−
30235、等に記載されている。極性基の含有量とし
てはポリマー1グラム当り1×10-5〜1×10-3当量
が好ましい範囲であり、骨格としてはポリエステル、ポ
リエーテル、ポリエステルエーテル、ポリカーボネート
などいずれでもよい。以上列挙の高分子結合剤は単独ま
たは数種混合で使用され、しばしばイソシアネート系の
公知の架橋剤(例えばトリメチロールプロパンのトリレ
ンジイソシアネート3付加物など)を添加して硬化処理
される。また、アクリル酸エステル系のオリゴマーと、
モノマーを結合剤として用い、放射線照射によって硬化
する結合剤系も用いることができる。本発明の磁気記録
媒体の磁性層中の全結合剤の含有量は、通常は強磁性微
粉末100重量部に対して10〜100重量部であり、
好ましくは15〜30重量部である。
【0019】また、本発明の磁性塗液には、さらに、研
磨剤、分散剤、帯電防止剤、防錆剤等の添加剤を加えて
もよい。使用される研磨剤は、モース硬度が5以上、好
ましくは8以上であれば特に制限はない。モース硬度が
5以上の研磨剤の例としては、Al2 3 (モース硬度
9)、TiO(同6)、TiO2 (同6.5)、SiO
2 (同7)、SnO2 (同6.5)、Cr2 3 (同
9)、およびα−Fe23 (同5.5)を挙げること
ができ、これらを単独あるいは混合して用いることがで
きる。とくに好ましいのはモース硬度が8以上の研磨剤
である。モース硬度が5よりも低い研磨剤を用いた場合
には、磁性層から研磨剤が脱落しやすく、またヘッドを
研磨する作用も殆どないため、ヘッド目詰まりを発生し
やすく、また走行耐久性も乏しくなる。研磨剤の含有量
は、通常、強磁性微粉末100重量部に対して0.1〜
20重量部の範囲であり、好ましくは1〜10重量部の
範囲である。帯電防止剤としては、カーボンブラック
(特に、平均粒径が10〜300nm(ナノメートル;
10-9)のもの)などを含有させることが望ましい。
【0020】非磁性支持体上へ前記の磁性層を塗布する
方法としてはエアードクターコート、ブレードコート、
ロッドコート、押出しコート、エアナイフコート、スク
イズコート、含浸コート、リバースロールコート、トラ
ンスファーロールコート、グラビヤコート、キスコー
ト、キャストコート、スプレイコート、スピンコート等
が利用でき、その他の方法も可能であり、これらの具体
的説明は朝倉書店発行の「コーティング工学」253頁
〜277頁(昭和46.3.20発行)に詳細に記載さ
れている。
【0021】磁性塗液を塗布する非磁性支持体の素材と
しては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン
2,6−ナフタレートなどのポリエステル類;ポリエチ
レン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン類、セルロ
ーストリアセテートなどのセルロース誘導体、ポリカー
ボネート、ポリイミド、ポリアミドイミドなどプラスチ
ック、その他に用途に応じてアルミニウム、銅、錫、亜
鉛又はこれらを含む非磁性合金などの非磁性金属類、ア
ルミニウムなどの金属を蒸着したプラスチック類も使用
できる。非磁性支持体の厚みは3〜100μm、磁気テ
ープとしては好ましくは3〜20μm、磁気ディスクと
しては20〜100μmが通常使用される範囲である。
また非磁性支持体の形態はフィルム、テープ、シート、
ディスク、カード、ドラムなどいずれでもよく、形態に
応じて種々の材料が必要に応じて選択される。また本発
明の非磁性支持体は帯電防止、転写防止、ワウフラッタ
ー防止、磁気記録媒体の強度向上、バック面のマット化
等の目的で、磁性層を設けた側の反対の面(バック面)
にいわゆるバックコートがなされていてもよい。
【0022】
【実施例】つぎに本発明の磁気記録媒体及びその製造す
る方法を実施例をもって具体的に説明するが、本発明は
これらに限定されるものではない。なお、実施例中の
「部」の表示は「重量部」を示すものとする。
【0023】実施例1 強磁性合金粉末(組成:Fe 94%、Zn 4%、N
i 2%、Hc 1500Oe、結晶子サイズ200
A)100部を冷却槽に20℃の水を流したオープンニ
ーダーで10分間粉砕し、次いで SO3 Na含有塩ビ系共重合体(日本ゼオン製 MR110) 10部 SO3 Na含有ポリウレタン樹脂(東洋紡製 UR8300) 5部(固形分) 研磨剤(AI203 粒子サイズ0.2μm) 1部 カーボンブラック(粒子サイズ 40nm) 2部 シクロヘキサノン(沸点156℃) 30部 を加えて60分間混練する工程を行なった。次にオープ
ンニーダーの冷却槽に70℃の水を流し、20分後に混
練物の温度が70℃に安定することを確認したのち実測
値20℃の シクロヘキサノン/メチルエチルケトン 200部 を式における値が0.01になるような有機溶剤量を徐
々に加えて希釈する工程を行なった。これをサンドミル
で120分間分散し、更に ポリイソシアネート(日本ポリウレタン製 コロネート3041) 5部(固形分) ブチルステアレート 2部 ステアリン酸(工業用) 1部 メチルエチルケトン 200部 を加え、さらに20分間攪拌混合したあと、1μmの平
均孔径を有するフィルターを用いて濾過し、磁性塗料を
調製した。得られた磁性塗料を乾燥後の厚さが2.5μ
mになるように、厚さ10μmのポリエチレンナフタレ
ート支持体の表面にリバースロールを用いて塗布した。
磁性塗料が塗布された非磁性支持体を、磁性塗料が未乾
燥の状態で3000ガウスの磁石で磁場配向を行い、さ
らに乾燥後、金属ロール−金属ロール−金属ロール−金
属ロール−金属ロール−金属ロール−金属ロールの組み
合わせによるカレンダー処理を(速度100 m/min 、
線圧300kg/cm、温度90℃)で行なった後8mm幅に
スリットし、8mmビデオテープを作製した。 実施例2 希釈工程における混練物温度を50℃とした以外は実施
例1と同様にした。 実施例3 希釈工程における混練物の温度を150℃とした以外は
実施例1と同様にした。 実施例4 希釈工程において希釈溶剤量を式(1) より算出した0.
003とした以外は実施例1と同様にした。 実施例5 希釈工程において希釈溶剤量を式(1) より算出した0.
05とした以外は実施例1と同様にした。 実施例6 希釈工程において希釈溶剤量を式(1) より算出した0.
03とした以外は実施例1と同様にした。 実施例7 希釈有機溶剤の温度を140℃とした以外は実施例1と
同様にした。
【0024】実施例8 非磁性中間層(下層) 非磁性粉体 TiO2 結晶系ルチル 80部 平均一次粒子径0.035μ、BET法による比表面積40m2/g pH7 TiO2 含有量90%以上、DBP吸油量27〜38g/100g 、表面処理剤AI203 カーボンブラック 20部 平均一次粒子径 16mμ DBP吸油量 80ml/100g pH 8.0 BET法による比表面積 250m2/g 揮発分 1.5% 塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体 12部 −N(CH3)3 + Cl- の極性基を5×10-6 eq/g 含む 組成比86:13:1 重合度400 ポリエステルポリウレタン樹脂 5部 ネオペンチルグリコール/カプロラクトンポリオール/MDI =0.9/2.6/1 −SO3 Na基 1×10-4 eq/g 含有 ブチルステアレート 1部 ステアリン酸 1部 メチルエチルケトン 100部 シクロヘキサノン 50部 トルエン 50部 上記組成のうち、ブチルステアレートとステアリン酸以
外の組成物をサイドグラインダーを用いて3時間分散し
た。その後、ブチルステアレートとステアリン酸を加え
て15分間分散したのち1μmの平均孔径を有するフィ
ルターを用いて、濾過し、非磁性中間層用塗料を調整し
た。実施例1の磁性塗料を上層磁性層用とした。 バック層用塗料の調整 カーボンブラック(粒子サイズ 40mμ) 100部 アルミナ(粒子サイズ0.2μm) 1部 ニトロセルロース(ダイセル製 RS1/2) 50部 ポリウレタン樹脂(日本ポリウレタン製 N−2301) 45部(固形分) メチルエチルケトン/トルエン 1000部 を加えあわせてサンドミルで3時間分散し、次いで ポリイソシアネート(日本ポリウレタン製 コロネート3041) 5部 メチルエチルケトン/トルエン 500部 を加え、さらに20分間攪拌混合しバック層用塗料を作
成した。得られた磁性塗料を乾燥後の厚さが第1磁性層
2.5μm、第2磁性層0.8μmになるように厚さ
7.0μmのポリエチレンテレフタレート支持体の表面
に、特開平2−265672に開示されているような塗
布液通液スリットを2つ内蔵する塗布ヘッドにより、第
1磁性層、第2磁性層をほぼ同時に塗布した。磁性塗料
が塗布された非磁性支持体を、磁性塗料が未乾燥の状態
で3000ガウスの磁石で磁場配向を行い、乾燥後、コ
イルバーでバック層用塗料を裏面に乾燥厚みで0.7μ
mになるように塗布した。次いで金属ロール−金属ロー
ル−金属ロール−金属ロール−金属ロール−金属ロール
−金属ロールの組み合わせによるカレンダー処理を(速
度100m/min 、線圧300kg/cm 、温度90℃)で行
なった後8mm幅にスリットし、8mmビデオテープを作成
した。 比較例1 希釈工程における混練物温度を40℃とした以外は実施
例1と同様にした。得られた実施例及び比較例のサンプ
ルについて以下の測定方法によって評価し、その結果を
表1、表2に示した。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】測定方法 電磁変換特性 Y S/N:シバソク製ノイズメーター(925R)を使用
し、ハイパスフィルター10KHz 、ローパスフィルター
4.2MHz でノイズレベルを測定し、S/N比を求め
た。 C S/N:シバソク製ノイズメーター(925R)を使用
し、ハイパスフィルター10KHz 、ローパスフィルター
500KHzAM でノイズレベルを測定し、S/N比を求め
た。 なお、SONY製VTR EV−S900を使用し、比
較例1の試料を0dBとした。 ドロップアウト:上記VTRを用いて−5℃の環境で
5分走行テープ長を100パス走行させた後、1分間の
5μsec のドロップアウト発生個数を調べた。 表面粗さRa:デジタルオプチカルプロフィメーター
(WYKO製)による光干渉法により、カットオフ0.
25mmの条件で中心線平均粗さRaとして求めた。 表1、表2の結果より明らかな如く混練物の温度を50
℃以上に保ち続けた本発明のサンプルはいずれも、B
m、SQ、Ra、Y S/N、C S/N、ドロップアウトのす
べての項目で良好な値を示した。一方混練物温度が40
℃の比較例1では、Bmが低く、SQが低く、Raも大
きく、Y S/N、C S/Nの値も低く、かつドロップアウト
の個数も多いことがわかった。
【0028】
【発明の効果】本発明は強磁性粉末と結合剤を有機溶剤
中で混練し、得られた混練物を50℃以上に保ちつつ有
機溶剤を加えて希釈し、分散し、更に得られた磁性塗料
を非磁性支持体上に塗布することにより電磁変換特性
(Bm、SQ、Y S/N、C S/N)が大幅に向上し、ドロ
ップアウトが減少した磁気記録媒体が得られることがわ
かった。またブツが減少し、表面性(Ra)も良化し、
塗布液を濾過する際のフィルターライフが長くなって製
造機の稼働率も向上した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 5/842 G11B 5/842 Z (56)参考文献 特開 平3−263615(JP,A) 特開 昭55−25406(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 5/84 - 5/858 B05D 3/00 B05D 5/12 B32B 27/18 G11B 5/70 - 5/718 B05D 7/24

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強磁性粉末と結合剤を有機溶剤中で混練
    し(混練工程)、混練工程において発熱した混練物を5
    0℃以上に保ちつつ有機溶剤を加えて希釈し(希釈工
    程)、分散し(分散工程)、更に得られた磁性塗料を非
    磁性支持体上に塗布すること(塗布工程)よりなること
    を特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記混練工程におけるずり応力が10〜
    600kg/cm2 であり、かつ前記希釈工程において下式
    を満足する量の有機溶剤で連続的または断続的に希釈す
    ることを特徴とする請求項1記載の磁気記録媒体の製造
    方法。 0.003<(有機溶剤量(リットル/min)/強磁性粉
    末量(kg)/(加熱温度(℃)−20)<0.05
  3. 【請求項3】 前記結合剤が−COOM、−SO3 M、
    −OSO3 M(MはH又はアルカリ金属もしくはアンモ
    ニウムを示す。)及び/又はエポキシ環から選ばれた1
    種以上の極性基を少なくとも分子中に1個以上有する塩
    化ビニル系共重合体及び/又はポリウレタンであること
    を特徴とする請求項1記載の磁気記録媒体の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記希釈工程において加える有機溶剤は
    そのうちの最も沸点の低い有機溶剤の沸点より15℃低
    い温度に予め加熱して用いることを特徴とする請求項1
    記載の磁気記録媒体の製造方法。
  5. 【請求項5】 非磁性支持体上に下層磁性層又は下層非
    磁性層を設け、その上に上層磁性層を設けた磁気記録媒
    体において前記上層磁性層の厚みは0.8μm以下であ
    り、少なくとも前記上層磁性層は強磁性粉末と結合剤を
    有機溶剤中で混練し、混練工程において発熱した混練物
    を50℃以上に保ちつつ有機溶剤を加えて希釈し、分散
    し、更に塗布して得た磁性層であることを特徴とする磁
    気記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記強磁性粉末が結晶子サイズが300
    Å以下の強磁性合金粉末であることを特徴とする請求項
    5記載の磁気記録媒体。
JP4099702A 1992-04-20 1992-04-20 磁気記録媒体及びその製造方法 Expired - Fee Related JP2826228B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4099702A JP2826228B2 (ja) 1992-04-20 1992-04-20 磁気記録媒体及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4099702A JP2826228B2 (ja) 1992-04-20 1992-04-20 磁気記録媒体及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05298690A JPH05298690A (ja) 1993-11-12
JP2826228B2 true JP2826228B2 (ja) 1998-11-18

Family

ID=14254395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4099702A Expired - Fee Related JP2826228B2 (ja) 1992-04-20 1992-04-20 磁気記録媒体及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2826228B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5525406A (en) * 1978-08-11 1980-02-23 Hitachi Ltd Preparation of coating composition for magnetic recording disc
JPH03263615A (ja) * 1990-03-13 1991-11-25 Fuji Photo Film Co Ltd 磁気記録媒体の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05298690A (ja) 1993-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4389955B2 (ja) 磁気記録媒体及びその製造方法
JP2649951B2 (ja) 磁気記録媒体
JPS6224854B2 (ja)
US4444850A (en) Magnetic recording medium with titanate coupling agent
JP2826228B2 (ja) 磁気記録媒体及びその製造方法
JPH0762895B2 (ja) 磁気記録媒体
JP2632214B2 (ja) 磁気記録媒体
US4980199A (en) Process for producing a magnetic recording medium
JPH0734253B2 (ja) 磁気記録媒体
JP3638363B2 (ja) 磁気記録媒体
US5270109A (en) Magnetic recording medium having a magnetic layer comprising ferromagnetic powder, a binder and a specified organosilicon lubricant compound
JPH02227816A (ja) 磁気記録媒体
JPS60147931A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JP3421461B2 (ja) 磁気記録媒体及びその製造方法
JP2618711B2 (ja) 磁気記録媒体
JP2559259B2 (ja) 磁気ディスク
JP3154126B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH10320760A (ja) 磁気記録媒体
JP3154125B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH0344819A (ja) 磁気記録媒体
JPH02232811A (ja) 磁気記録媒体
JP3576616B2 (ja) 磁気記録媒体
JP3041722B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH10302247A (ja) 磁気記録媒体
JPH08279142A (ja) 磁気記録媒体及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070911

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080911

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees