JP2826186B2 - コードレス電話機 - Google Patents

コードレス電話機

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JP2826186B2
JP2826186B2 JP2260728A JP26072890A JP2826186B2 JP 2826186 B2 JP2826186 B2 JP 2826186B2 JP 2260728 A JP2260728 A JP 2260728A JP 26072890 A JP26072890 A JP 26072890A JP 2826186 B2 JP2826186 B2 JP 2826186B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、親機と、この親機とは無線通信により接続
される複数台の子機とを備えたコードレス電話機に係
り、より詳細には、呼出順位と呼出音の鳴動回数とを各
子機毎に異ならせるようにしたコードレス電話機に関す
る。
(従来の技術) 親機1台に対して複数台の子機を備えたコードレス電
話機においては、外線からの着信があると全ての子機に
対して呼出音信号が送出され、最も早くオフフックした
子機が電話回線に接続されて相手方との通話ができるよ
うになっている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、この種のコードレス電話機は、着信がある
と何れの子機でも同時に同じ回数の呼出音が鳴動するの
で、応答する必要性が低い子機の利用者にとってはうる
さく感じるものであった。そこで、特定の子機のみ使用
して他は一時的に使用禁止にしたいような場合は、対象
となる子機について電源スイッチ又は呼出音スイッチを
オフとしておく必要があり、各子機側におけるこのよう
なオン、オフ操作は甚だ面倒なものであった。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたもので、その
目的は、呼出音の鳴音順位と鳴動回数とを各子機毎に異
ならせて、使用頻度に応じた呼出順位を設定可能とする
とともに、子機側における呼出音の停止操作等を不要と
するコードレス電話機を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本発明のコードレス電話機
は、親機(A)と、複数の子機(B)とを有するコード
レス電話機であって、親機(A)は、キー操作部(10)
とタイマー部(11)と制御回路(12)とを有し、制御回
路(12)が、キー操作部(10)の出力を入力して、時間
データと関連付けて各子機(B)の呼出優先順位データ
と呼出音の鳴動条件データとからなる鳴動データを設定
してメモリ部(12d)に記憶し、電話回線(1)からの
着信があった場合には、メモリ部(12d)の鳴動データ
を参照して、呼出順位に応じて相当する子機(B)の識
別コードを含む呼出音信号を送信し、対応する子機
(B)からオフフックによる応答がないときには、次位
の子機の識別コードを含む呼出音信号を順次送信し、子
機(B)からオフフックによる応答があるときには、通
話路を形成し、呼出音信号の送信を停止し、各子機
(B)が、親機(A)から送信された呼出音信号に含ま
れる識別コードと自機の識別コードとが一致したときに
は鳴動条件に対応する鳴動音を放音する構成とする。
(作用) 使用者がキー操作部(10)により呼出音の発信時間
を、例えば午前8時から午後5時までとして入力操作す
る。続いて、各子機の呼出順位と呼出音の鳴動回数と
を、例えば子機(B1)は最初の3回呼出音を鳴動させ、
子機(B2)は最初の3回は鳴動させずにその次から5回
呼出音を鳴動させるといったように操作する。これによ
り、メモリ部(12d)には時間データと関連付けて各子
機(B1〜Bn)の呼出優先順位データと呼出音の鳴動条件
データとからなる鳴動データが記憶される。この後、電
話回線(1)からの着信があると、制御回路(12)はメ
モリ部(12d)の鳴動データを参照して順次各子機(B1
〜Bn)を呼び出して鳴動させる。
これにより、子機(B1)において呼出音が3回鳴動
し、この間にオフフックされない場合には、次に子機
(B2)において呼出音が5回鳴動する。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例であるコードレス電話機の
電気的構成を示すブロック図である。
同図において、Aは親機であり、電話回線1には外線
からの着信信号を検出する着信検出部2と外線を閉結又
は解放するフックスイッチ3とが接続されており、着信
検出部2の出力は、後述する制御回路12の着信応答部12
cに接続されている。また、フックスイッチ3には、音
声信号の処理を行う音声処理部4が双方向性に接続され
ている。この音声信号処理部4には、マイク5とスピー
カ6とが接続されるとともに、新機Aからの出力信号を
アンテナ9から各子機B1,B2…Bn側に送信する送信部7
が接続されている。また、音声信号処理部4の入力に
は、各子機B1,B2…Bnから送信されてくる信号をアンテ
ナ9を介して受信する受信部8が接続されている。
制御回路12は、親機A各部の動作制御を行うととも
に、着信信号に基づいて各子機B1,B2…Bnの呼出時間帯
と呼出順位及び呼出回数との制御を行うブロックであ
り、キー入力制御部12a、信号制御部12b、着信応答部12
c及びメモリ部12dによって構成されている。そして、キ
ー入力制御部12aには、キー操作部10の出力とタイマー
部11の出力とが導かれるとともに、キー入力制御部12a
と信号制御部12b及びメモリ部12dとはそれぞれが双方向
性に接続されている。キー操作部10は、図示しない操作
キーの入力操作によって、呼出音の発信をある時間帯に
限って子機B1,B2…Bn毎に異ならせるための設定及び各
子機B1,B2…Bnから発する呼出音の鳴動回数の設定が行
えるようになっている。また、タイマー部11は、呼出時
間帯として開始時刻及び終了時刻をカウントするととも
に、現在時刻を出力するブロックである。
また、信号制御部12bは、音声処理部4及び送信部7
と双方向性に接続されるとともに、着信応答部12cの出
力とメモリ部12dの出力とが導かれている。また、着信
応答部12cの出力はメモリ部12dに導かれた構成となって
いる。
すなわち、キー入力制御部12aは、キー操作部10から
の指令信号に基づいて、タイマー部11のクロック信号を
時間データとしてメモリ部12dに記憶するとともに、各
子機B1,B2…Bnに割り当てられた固有の識別コードに対
応させてメモリ部12dに記憶するようになっている。ま
た、着信応答部12cは、着信検出部2からの検出信号を
受けると、信号制御部12bに応答信号を送出するように
なっている。信号制御部12bは、着信応答部12cからの応
答信号を受けると、呼び出しの設定時間帯であるか否か
をキー入力制御部12aにて判断させるとともに、設定時
間帯であるときには、メモリ部12dから読み出した鳴動
データに基づく識別コードと呼出音信号とを、送信部7
からアンテナ9を介して各子機B1,B2…Bn側に送信する
ようになっている。
一方、子機B1のアンテナ13には、親機Aからの送信信
号を受信する受信部14と、当該子機B1からの出力信号を
送信する送信部15とが接続されている。そして、受信部
14の出力と送信部15の入力とは、音声処理部17に接続さ
れている。また、子機B1全体の動作制御を行う制御部16
は、受信部14、送信部15及び音声処理部17とそれぞれ双
方向性に接続されている。また、制御部16には、呼出音
を鳴動させるブザー18が接続されている。制御部16は、
親機Aから送信されてくる識別コードを含む呼出音信号
を受けると、当該子機B1の識別コードに一致するか否か
の判断を行い、一致しているときには呼出音信号に基づ
き、子機B1のブザー18から呼出音を所定回数だけ鳴動さ
せるようになっている。
また、音声処理部17には、スピーカ19とマイク20とが
接続されており、親機Aとの通話路が形成されると、ス
ピーカ19から相手方の音声が送出されるとともに、マイ
ク20から子機B1の使用者の音声が入力され、音声信号と
して送信部15からアンテナ13を介して親機A側に送出さ
れるようになっている。
なお、他の子機B2〜Bnも基本的構成は上記子機B1と同
様である。また、各子機B1,B2…Bnの制御部16には固有
の識別コードが割り当てられており、識別により混信が
防止されるようになっている。
次に、上記構成のコードレス電話機の動作を説明す
る。
まず、利用者が親機A側においてキー操作部10を入力
操作し、呼出音の発信時間帯と各子機B1,B2…Bnの呼出
順位及び呼出回数とを設定する。ここで、発信時間帯を
例えば午前8時から午後5時までとする場合には、開始
時刻である午前8時と終了時刻である午後5時とを示す
設定信号がキー入力制御部12aに与えられる。キー入力
制御部12aは、この設定信号を識別し、時間データとし
てメモリ部12dに記憶させる。
次に、各子機B1,B2…Bnの識別コードに対応して、各
子機B1,B2…Bnの呼出順位と呼出回数(鳴動回数)とを
設定する。本例では、子機B1を呼出順位第1位として、
最初から3回呼出音を鳴動させ、子機B2を呼出順位第2
位として、その次の5回呼出音を鳴動させ、その他の子
機B3〜Bn及び親機Aを呼出順位第3位として、9回目か
ら呼出音を鳴動させるように設定する。この設定信号
は、キー入力制御部12aに与えられるので、メモリ部12d
には各子機B1,B2…Bnの識別コードに対応して、各子機B
1,B2…Bnの呼出順位と呼出回数とを示す鳴動データが順
次記憶される。
この後、外線からの着信があると、着信検出部2から
検出信号が出力される。着信応答部12cはこの検出信号
を受けて、応答信号を信号制御部12bに送出する。信号
制御部12bは、この応答信号を受けてキー入力制御部12a
に指令信号を送り、着信時刻が設定時間内であるか否か
を判断させる。すなわち、キー入力制御部12aは、指令
信号に基づいてメモリ部12dから読み出した時間データ
とタイマー部11から読み出した現在時刻とを比較し、着
信時刻が設定時間帯内であるか否かを判断する。ここ
で、設定時間帯外であれば、メモリ部12dからデータを
読み出さずに信号制御部12bから通常の呼出音信号を出
力させ、送信部7よりアンテナ9を介して子機側に送信
する。各子機B1,B2…Bnは、この呼出音信号を受けるこ
とにより、ブザー18を駆動して呼出音を鳴動させる。こ
れにより、全子機B1,B2…Bnが同時に鳴動するので、一
番最初にオフフックした子機と親機Aとの間に通話路が
形成され、外線との通話が可能となる。
一方、呼出信号の着信時刻が設定時間帯内であると判
断されたとき、信号制御部12bは、メモリ部12dから各子
機B1,B2…Bnの呼出順位と呼出回数とを示す鳴動データ
を読み出す。そして、この鳴動データに基づき、まず子
機B1の識別コードを含む呼出音信号を送信部7からアン
テナ9を介して子機側に送出する。
この呼出音信号を受信した子機B1は、制御部16におい
て識別コードが一致するか判断し、一致すると呼出音信
号をブザー18に送出する。これにより、子機B1は呼出音
が3回連続して鳴動する。このとき、他の子機B2〜B
nは、識別コードが自らに割り当てられた識別コードと
一致していないことから、呼び出し動作は行わない。そ
して、この3回の鳴動の間に、子機B1がオフフックして
応答すると、通話路が形成されることにより、親機Aは
呼出音信号の送信を停止する。
一方、この3回の鳴動の間に、子機B1がオフフックし
て応答しない場合、キー入力制御部12aは、鳴動データ
に基づき、次に子機B2の識別コードを含む呼出音信号を
送信部7からアンテナ9を介して子機側に送出する。
この呼出信号を受信した子機B2は、制御部16において
識別コードが一致するか判断し、一致すると呼出音信号
をブザー18に送出する。これにより、子機B2は呼出音が
5回連続して鳴動する。このとき、他の子機B1及びB3
Bnは、識別コードが自らに割り当てられた識別コードと
一致していないことから、呼び出し動作は行わない。そ
して、この5回の鳴動の間に、子機B2がオフフックして
応答すると、通話路が形成されることにより、親機Aは
呼出音信号の送信を停止する。
一方、この5回の鳴動の間に、子機B2がオフフックし
て応答しない場合、キー入力制御部12aは、鳴動データ
に基づき、次に各子機B3〜Bnの識別コードを含む呼出音
信号を送信部7からアンテナ9を介して子機側に送出す
る。この呼出信号を受信した各子機B3〜Bnは、制御部16
において識別コードが一致するか判断し、一致すると呼
出音信号をブザー18に送出する。また、このとき親機A
のスピーカ6からも呼出音を鳴動させる。これにより、
子機B3〜Bn及び親機Aは、このときから使用者がいずれ
かの子機B3〜Bn及び親機Aをオフフックするまで、呼出
音を連続して鳴動し続けることになる。このとき、他の
子機B1及びB2は、識別コードが自らに割り当てられた識
別コードと一致しないことから、呼び出し動作は行わな
い。
(発明の効果) 本発明のコードレス電話機は、呼出音の発信時間帯
と、子機の呼出順位及び呼出音の鳴動回数とを予め設定
しておくと、着信があったとき、任意に設定した時間内
において各子機により異なる回数の呼出音を鳴動させる
ことができる。このため、例えば各子機の呼出順位と呼
出音の鳴動回数とを、子機B1は最初の3回呼出音を鳴動
させ、子機B2は最初の3回は鳴動させずにその次から5
回呼出音を鳴動させるといったように設定することによ
り、設定された呼出順での応答を可能とすることがで
き、また例えば各子機からの呼出順位と呼出音の鳴動回
数とを、子機B1及び子機B2のみ最初から呼出音を鳴動さ
せ、その他の子機は呼出音を鳴動させないといったよう
に設定することにより、特定の子機のみ使用して他の子
機を一時使用禁止にすることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例であるコードレス電話機の電
気的構成を示すブロック図である。 1……電話回線 2……着信検出部 4……音声処理部 10……キー操作部 11……タイマー部 12……制御回路 12a……キー入力制御部 12b……信号制御部 12c……着信応答部 12d……メモリ部 A……親機 B1〜Bn……子機
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−131055(JP,A) 特開 平1−269352(JP,A) 特開 昭61−79353(JP,A) 特開 平2−183654(JP,A) 特開 昭62−125759(JP,A) 特開 平1−135164(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】親機(A)と、複数の子機(B)とを有す
    るコードレス電話機であって、 親機(A)は、キー操作部(10)とタイマー部(11)と
    制御回路(12)とを有し、 制御回路(12)は、キー操作部(10)の出力を入力し
    て、時間データと関連付けて各子機(B)の呼出優先順
    位データと呼出音の鳴動条件データとからなる鳴動デー
    タを設定してメモリ部(12d)に記憶し、電話回線
    (1)からの着信があった場合には、メモリ部(12d)
    の鳴動データを参照して、呼出順位に応じて相当する子
    機(B)の識別コードを含む呼出音信号を送信し、対応
    する子機(B)からオフフックによる応答がないときに
    は、次位の子機の識別コードを含む呼出音信号を順次送
    信し、子機(B)からオフフックによる応答があるとき
    には、通話路を形成し、呼出音信号の送信を停止し、 各子機(B)は、親機(A)から送信された呼出音信号
    に含まれる識別コードと自機の識別コードとが一致した
    ときには鳴動条件に対応する鳴動音を放音する コードレス電話機。
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