JP2825629B2 - ラックおよびその成形方法 - Google Patents

ラックおよびその成形方法

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JP2825629B2
JP2825629B2 JP2227608A JP22760890A JP2825629B2 JP 2825629 B2 JP2825629 B2 JP 2825629B2 JP 2227608 A JP2227608 A JP 2227608A JP 22760890 A JP22760890 A JP 22760890A JP 2825629 B2 JP2825629 B2 JP 2825629B2
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rack
rod
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forming
metal material
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周三 林
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21KMAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
    • B21K1/00Making machine elements
    • B21K1/76Making machine elements elements not mentioned in one of the preceding groups
    • B21K1/767Toothed racks

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Gears, Cams (AREA)
  • Forging (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば自動車のシートの前後方向位置決め
用のラック機構等に用いて好適なラックおよびその成形
方法に関する。
(従来の技術) 自動車のシート、特にフロントシートは、ドライバー
の着座位置が運転操作上重要な意味を持つ関係上、シー
トを前後にスライドして最適位置に調整することができ
るようにしている。
この位置調整機構は、従来から車体の床面に前後方向
に延びるラック杆を固定し、シート側にこのラック杆の
ラック歯に歯合うピニオンを設け、シートレール上をス
ライドするシートの前後方向位置を定めたのちピニオン
をロックすることによりシートを固定状態とするラック
機構が用いられている。
このようなラックは、従来切削加工、鋳造、鍛造のい
ずれか、あるいは複合によって形成している。
(発明が解決しようとする課題) しかるに、高精度を要するラックや大型のラックの場
合は切削加工によらざるを得ないが、前記の自動車用シ
ートのラック機構に用いられるようなラックは切削加工
によったのではコストが嵩み、鋳造によっても表面加工
が必要となって好ましくない。特に上記の自動車用シー
トのラック機構のラックは、同一金属、例えば鉄、真鍮
等で取付用ベースを一体に成形すると材料費が嵩むばか
りでなく重量が大きくなり、車体に搭載するうえで好ま
しくない。
本発明はこれに鑑み、ラックを高能率に成形すること
ができ、かつベースとなる部材に対し固着性を高めるこ
とができるラックおよびその成形方法を提供することを
目的としてなされたものである。
(課題を解決するための手段) 上記従来技術が有する問題点を解決するため、本発明
は、棒状金属素材の一面に、成形すべき歯と同形の歯型
を有する押型を用いてラック歯をプレス成形したラック
杆を設け、このラック杆のラック歯の成形により歯底部
両側にはみ出る余剰突肉部をアルミニウム等の軽金属か
らなるベースに鋳込んでこの突肉部によりラック杆をベ
ースと一体化したことを特徴とするラックを請求項1と
し、棒状金属素材の一面を、成形すべきラック歯と同形
の歯型を有する押型を用いてプレス加工することにより
ラック歯を形成する成形方法において、前記棒状金属素
材の長手方向の幅を前記押型の幅の略1/2とし、押型で
押圧したとき棒状金属素材が押型の幅方向全域に至って
歯を形成するとともに、歯濘部両側に余剰肉を突出させ
てアルミニウム等の軽金属からなるベースへの鋳込み用
突肉部を形成することを特徴とするラックの成形方法を
請求項2とするものである。
(作 用) 棒状金属素材の一面に一工程でラック歯を形成するこ
とができるので、実用上十分な精度を持ったラックを量
産することができ、安価に供することができる。また棒
状金属素材に細い材料を用い、ラック歯の成形を容易に
して、ベースと組合せる際にラック歯の歯底部両側に突
出する余剰突肉部がベースに鋳込む際の結合部となって
強固な一体化が図られる。
(実施例) 以下、本発明を図面に示す実施例を参照して説明す
る。
成形すべきラック杆1のラック歯2,2…と同形の歯型
3を有する押型4を用い、この押型4を第5図に例示す
るようにプレス機械5に装着して例えば断面角形の棒状
金属素材6の一面に加圧成形することにより第1図示の
ようなラック杆1を得る。この場合、押型4の歯型3,3
…の圧入により棒状金属素材6が圧縮されてラック杆1
のラック杆2,2…に集約され、歯型が成形されるが、一
部はラック歯2の歯底部7の両側端に余剰突肉部8,8…
として突出された形態となる。
この場合、第6図(A)、(B)、(C)に示すよう
に棒状金属素材6は、押型4の長さ(L)方向には押型
4と略同長を有し、幅(M)方向は、製品となるラック
杆1の幅の90〜45%程度の大きさとされ、第7図
(A)、(B)、(C)のように棒状金属素材6が徐々
に加圧されて上下方向中間部が外側方へ膨出変形し、棒
状金属素材6の肉が押型4の幅(M)方向に次第に満た
され、最終時点(第7図(C))では押型4の幅(M)
方向のすべてが充足されてラック歯2,2…が成形され
る。上記素材6の幅および厚さは、成形すべきラックの
寸法から逆算して定められる。
このラック杆1をベース9となる例えばアルミニウム
に鋳込むことにより、第4図示のように余剰突肉部8,8
…がベース9内に鋳込まれ、ベース9内に深く内蔵され
て両者が強固に固着され、一体化される。ベース9に鋳
込まずにラック杆1のみで使用する場合には、これら余
剰突肉部8,8…を研削等により削除すれば通常のラック
杆として使用することができる。第4図において符号1
0,10はベース9を相手方に取付けるためのネジ孔であ
る。またラック杆1の素材としては、塑性加工が可能な
材料(鉄、真鍮、銅、アルミニウム等)であれば適用す
ることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、棒状金属素材の
一面に一工程でラック歯を形成することができるので、
実用上十分な精度および強度を有するラックを量産する
ことができ、従来の切削や鋳、鍛造によるものに比しき
わめて安価に得ることができる。また棒状金属素材に細
い材料を用い、ラック歯の成形を容易とし、これを取付
用のベースと一体化させて所定の外形寸法のラックとす
る際にラック歯の歯底部両側に突出する余剰突肉部をベ
ース内に鋳込むことによりこの余剰突肉部が結合部とな
って両者を強固に一体化させることができ、しかもこの
余剰突肉部は各歯底部毎にすべてに存在するので、ラッ
クにその長手方向に大きな力が作用してもベースと分離
するおそれがなく、自動車のシート調整機構のラックと
して使用すれば軽量でかつ強度が高く、車体重量の軽減
に役立つラックとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明により得たラックの斜視図、第2図は第
1図の一部の平面図、第3図は第2図III−III線断面
図、第4図は第1図のラックをベースに鋳込んだ状態を
示す一部を断面として斜視図、第5図はラック歯成形手
段の一例を示す説明図、第6図(A)〜(C)は押型と
棒状金属素材との大きさの関係を示す説明図、第7図
(A)〜(C)は同成形過程を示す説明図である。 1……ラック杆、2……ラック歯、3……歯型、4……
押型、5……プレス機械、6……棒状金属素材、7……
歯底部、8……余剰突肉部、9……ベース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21K 1/76

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】棒状金属素材の一面に、成形すべきラック
    歯と同形の歯型を有する押型を用いてラック歯をプレス
    成形したラック杆を設け、このラック杆のラック歯の成
    形により歯底部両側にはみ出る余剰突肉部をアルミニウ
    ム等の軽金属からなるベースに鋳込んでこの突肉部によ
    りラック杆をベースの一体化したことを特徴とするラッ
    ク。
  2. 【請求項2】棒状金属素材の一面を、成形すべきラック
    歯と同形の歯型を有する押型を用いてプレス加工するこ
    とによりラック歯を形成する成形方法において、前記棒
    状金属素材の長手方向の幅を前記押型の幅の略1/2と
    し、押型で押圧したとき棒状金属素材が押型の幅方向全
    域に至って歯を形成するとともに歯底部両側に余剰肉を
    突出させてアルミニウム等の軽金属からなるベースへの
    鋳込み用突肉部を形成することを特徴とするラックの成
    形方法。
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JPH04111939A JPH04111939A (ja) 1992-04-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE19522985A1 (de) * 1995-06-28 1997-01-02 Hammerstein Gmbh C Rob Längsverstellvorrichtung für einen Kraftfahrzeugsitz mit einer Längsführung
ITPR20120017A1 (it) * 2012-03-30 2013-10-01 Matteo Spaggiari Procedimento per la realizzazione di cremagliere destinate ad automatismi per cancelli

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