JPS5847929B2 - 歯車の冷間成形法 - Google Patents
歯車の冷間成形法Info
- Publication number
- JPS5847929B2 JPS5847929B2 JP3292676A JP3292676A JPS5847929B2 JP S5847929 B2 JPS5847929 B2 JP S5847929B2 JP 3292676 A JP3292676 A JP 3292676A JP 3292676 A JP3292676 A JP 3292676A JP S5847929 B2 JPS5847929 B2 JP S5847929B2
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- Japan
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- mold
- molding
- gear
- rough
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、歯車の冷開成形法の改良に関するものである
。
。
第1図Aの斜視図およびその断面図に示す如き歯車は、
前方押出し冷開成形による成形加工で加工して製造され
るのが普通である。
前方押出し冷開成形による成形加工で加工して製造され
るのが普通である。
しかし、前方押出し法によると、第2図の歯車の断面図
に示すように、歯車1に押残り部1aが生じ、この押残
り部1aは機械加工例えば切削加工によって取除かなけ
ればならない。
に示すように、歯車1に押残り部1aが生じ、この押残
り部1aは機械加工例えば切削加工によって取除かなけ
ればならない。
すなわち、前方押出し法では、歯車を製造するには押残
り部の除去に余計な加工費が必要であり、特に厚さ/外
径の比が小さい歯車の場合には無駄な部分が極めて多く
なるため、材料費も大幅に上昇することとなる。
り部の除去に余計な加工費が必要であり、特に厚さ/外
径の比が小さい歯車の場合には無駄な部分が極めて多く
なるため、材料費も大幅に上昇することとなる。
押残り部1aが形成しない方法としては、張出し戒形法
が考えられるが、第3図八の拡大斜視図の如き歯形が谷
径ななす南車1を張出し成形法で成形すると、第3図イ
の歯形部分の説明図に示すように、歯形の一部が充分張
出せない部分(以下ひけという。
が考えられるが、第3図八の拡大斜視図の如き歯形が谷
径ななす南車1を張出し成形法で成形すると、第3図イ
の歯形部分の説明図に示すように、歯形の一部が充分張
出せない部分(以下ひけという。
)Ibが生じる。特に、厚さ/外径の小さい歯車の場合
は、第3図るの歯車拡大斜視図およびその歯形部分の説
明図である第3図口に示すように、ひげ1bが大きくな
り、かつ、反対側の方にはもち上り1cも生じて正常な
歯形を有する歯車を殆んど成形することができない。
は、第3図るの歯車拡大斜視図およびその歯形部分の説
明図である第3図口に示すように、ひげ1bが大きくな
り、かつ、反対側の方にはもち上り1cも生じて正常な
歯形を有する歯車を殆んど成形することができない。
図中の1dは底厚さをあらわす。
なお、歯形の成形範囲を増すためには、素材径を大きく
する方法があるが、この方法を張出し成形法に採用した
場合には、第3図ほの歯車拡大斜視図およびその歯形部
分の説明図である第3図八に示すように、歯形に割れ1
eが発生し成形することはできない。
する方法があるが、この方法を張出し成形法に採用した
場合には、第3図ほの歯車拡大斜視図およびその歯形部
分の説明図である第3図八に示すように、歯形に割れ1
eが発生し成形することはできない。
厚さが10mm程度の歯車であれば、精密打抜き法によ
って板材を加工し歯車を製造することもできるが、この
精密打抜き法には厚さに制限があるうえ、真中の凹部を
別に機械加工しなければならない等の不利な点もある。
って板材を加工し歯車を製造することもできるが、この
精密打抜き法には厚さに制限があるうえ、真中の凹部を
別に機械加工しなければならない等の不利な点もある。
本発明は、従来の各種成形法における上記の如き欠点を
改良し、1回の加工によって押残り部、ひけ、もち上り
、および割れ等の不具合のない歯形を有する正常な歯車
を成形しうる方法を開発し、ここに提供するものである
。
改良し、1回の加工によって押残り部、ひけ、もち上り
、および割れ等の不具合のない歯形を有する正常な歯車
を成形しうる方法を開発し、ここに提供するものである
。
本発明の歯車の冷間戒形法は、厚さ/外径の比が0.1
5〜0.5の薄い歯車を製造する冷開成形において、押
出し成形する粗成形型と張出し成形する仕上げ型とを組
合せた成形型を用いて1ストロークの加工によって歯た
けの約半分を粗成形型によって押出し或形し、次いで残
部の歯たけを仕上げ型によって張出し成形することを特
徴とする。
5〜0.5の薄い歯車を製造する冷開成形において、押
出し成形する粗成形型と張出し成形する仕上げ型とを組
合せた成形型を用いて1ストロークの加工によって歯た
けの約半分を粗成形型によって押出し或形し、次いで残
部の歯たけを仕上げ型によって張出し成形することを特
徴とする。
以下本発明の歯車の冷開成形法の一実施例を、図面によ
って具体的に説明する。
って具体的に説明する。
第4図は、本発明において使用する装置の型組みの断面
図である。
図である。
図に示すように、プレスのポルスター(図示せず)に固
定したベース2に通常の冷間鍜造型のように上下動する
ロツド3の嵌入する貫通孔2aおよび該貫通孔2aの上
部にノックアウト4の嵌入する穴2bを設ける。
定したベース2に通常の冷間鍜造型のように上下動する
ロツド3の嵌入する貫通孔2aおよび該貫通孔2aの上
部にノックアウト4の嵌入する穴2bを設ける。
前記貫通孔2aにはロツド3を、穴2bにはノックアウ
ト4をそれぞれ上下動しうるように嵌合し、該ベース2
の上部には補強リング5に圧大して補強され、かつ、前
記ノックアウト4に対応した貫通孔6aを有する仕上げ
型6をノックアウト4に嵌合して載置し、該仕上げ型6
は冷間鍜造型願と同様にベース2にボルト(図示せず)
によって固定する。
ト4をそれぞれ上下動しうるように嵌合し、該ベース2
の上部には補強リング5に圧大して補強され、かつ、前
記ノックアウト4に対応した貫通孔6aを有する仕上げ
型6をノックアウト4に嵌合して載置し、該仕上げ型6
は冷間鍜造型願と同様にベース2にボルト(図示せず)
によって固定する。
なお、前記ノックアウト4および仕上げ型60貫通孔6
aには、所望の歯形の歯車(以下製品という。
aには、所望の歯形の歯車(以下製品という。
)に対応する歯形4aおよび6bを設ける。
次に、補強リング7に圧入して補強され、かつ製品のヒ
ツチ円径に対応する貫通孔8aを有し、該貫通孔8aの
下部に製品歯形のピッチ円から小径までの形状に対応し
た歯形8bを有する粗成形型8を、前記仕上げ型6の上
方に製品の厚み以上の間隙をあけて設置する。
ツチ円径に対応する貫通孔8aを有し、該貫通孔8aの
下部に製品歯形のピッチ円から小径までの形状に対応し
た歯形8bを有する粗成形型8を、前記仕上げ型6の上
方に製品の厚み以上の間隙をあけて設置する。
なお、粗成形型8を設置するには、補強リング50貫通
孔5aおよび補強リング70貫通孔7aにボルト9を挿
入し、ばね10を介してベース2に固定し、該粗成形型
8が上下動するように取付ける。
孔5aおよび補強リング70貫通孔7aにボルト9を挿
入し、ばね10を介してベース2に固定し、該粗成形型
8が上下動するように取付ける。
該粗成形型80貫通孔8aの深さは、素材の厚み以上と
し、更に該粗成形型8の上方に、製品の凹部に対応した
寸法・形状のポンチ11をプレスのラム(図示せず)に
上下動しうるように取付ける。
し、更に該粗成形型8の上方に、製品の凹部に対応した
寸法・形状のポンチ11をプレスのラム(図示せず)に
上下動しうるように取付ける。
上記装置を使用して歯車を冷間する操作について以下説
明する。
明する。
素材を粗成形型80貫通孔8aに入れた後プレスのラム
を下げてポンチ11を素材上面に当接させ、続けてポン
チ11を押下さげると、ばね10は押縮められ素材が挿
入された粗成形型8および補強リング7は共に下方向に
下降し、粗成形型8の下面が仕上げ型6の上面に当接す
ることとなる。
を下げてポンチ11を素材上面に当接させ、続けてポン
チ11を押下さげると、ばね10は押縮められ素材が挿
入された粗成形型8および補強リング7は共に下方向に
下降し、粗成形型8の下面が仕上げ型6の上面に当接す
ることとなる。
なおもポンチ11が押下げられると、前記貫通孔8aの
下部に設けられた歯形8bによって素材に歯の一部が成
形される。
下部に設けられた歯形8bによって素材に歯の一部が成
形される。
ポンチ11が更に押下げられると、素材は粗成形型8を
通抜けて仕上げ型60貫通孔6aに入るとともに粗成形
型8はばね10によって最初の位置に戻るが、素材はポ
ンチ11とノックアウト4との間に挾みつけられて下降
し、ポンチ11の押圧力によって製品の凹みに相当する
凹部が成形されるとともに半径方向に素材が張出し、所
望の寸法・形状の歯形を有する製品が成形される。
通抜けて仕上げ型60貫通孔6aに入るとともに粗成形
型8はばね10によって最初の位置に戻るが、素材はポ
ンチ11とノックアウト4との間に挾みつけられて下降
し、ポンチ11の押圧力によって製品の凹みに相当する
凹部が成形されるとともに半径方向に素材が張出し、所
望の寸法・形状の歯形を有する製品が成形される。
上記の操作で歯車が成形されるが、成形終了後ポンチ1
1を上昇させる際、製品がポンチ11に付着した場合は
ポンチ11とともに上昇し、粗成形型8に当接して抜け
落ち、また製品が仕上げ型60貫通孔6aに残った場合
はロツド9によって上下動するノックアウト4によって
押上げられ、いずれの場合も製品は仕上げ型6と粗戒形
型8との間隙から横方向に取出される。
1を上昇させる際、製品がポンチ11に付着した場合は
ポンチ11とともに上昇し、粗成形型8に当接して抜け
落ち、また製品が仕上げ型60貫通孔6aに残った場合
はロツド9によって上下動するノックアウト4によって
押上げられ、いずれの場合も製品は仕上げ型6と粗戒形
型8との間隙から横方向に取出される。
以上の如く、本発明においては、粗成形型による押出成
形型によって歯形の約半分が成形されるため、ひけは大
幅に減少するとともに割れの発生も少ない。
形型によって歯形の約半分が成形されるため、ひけは大
幅に減少するとともに割れの発生も少ない。
なお、粗成形型を通抜けた素材の下部には、押出し成形
によって若干ひげが発生するが、このひげの部分は仕上
げ型による張出し戒形の際に埋められると同時にばつの
形成を抑止することができる。
によって若干ひげが発生するが、このひげの部分は仕上
げ型による張出し戒形の際に埋められると同時にばつの
形成を抑止することができる。
すなわち、本発明によれば、粗成形型による押出し成形
と仕上げ型による張出し成形の組合せによって、端部に
若干の丸みを有する良好な寸法・形状の歯車が1回の加
工によって成形することができ、成形後の仕上げ加工を
必要とせず、また材刺を無駄にすることがないので、本
発明の工業的価値は極めて大きなものである。
と仕上げ型による張出し成形の組合せによって、端部に
若干の丸みを有する良好な寸法・形状の歯車が1回の加
工によって成形することができ、成形後の仕上げ加工を
必要とせず、また材刺を無駄にすることがないので、本
発明の工業的価値は極めて大きなものである。
第1図Aは歯車の斜視図、第1図Bは歯車の断面図、第
2図は前方押出し冷開成形による歯車の断面図、第3図
い,ろ,はは前方押出し法による製品の斜視図、第3図
イ,口,ハは第3図い,ろ,ほの断面図、第4図は本発
明において使用する装置の型組みの断面図である。 図中、1・・・・・・歯車、1a・・・・・・押残り部
、1b・・・・・・ひげ、1c・・・・・・もち上り、
1d・・・・・・底厚さ、1e・・・・・・割れ、2・
・・・・・ベース、3・・・・・・ロツド、4・・・・
・・ノックアウト、5・・・・・・補強リング、6・・
・・・・仕上げ型、7・・・・・・補強リング、8・・
・・・・粗成形型、9・・・・・・ボルト、10・・・
・・・ばね、11・・・・・・ポンチ、をあらわす。
2図は前方押出し冷開成形による歯車の断面図、第3図
い,ろ,はは前方押出し法による製品の斜視図、第3図
イ,口,ハは第3図い,ろ,ほの断面図、第4図は本発
明において使用する装置の型組みの断面図である。 図中、1・・・・・・歯車、1a・・・・・・押残り部
、1b・・・・・・ひげ、1c・・・・・・もち上り、
1d・・・・・・底厚さ、1e・・・・・・割れ、2・
・・・・・ベース、3・・・・・・ロツド、4・・・・
・・ノックアウト、5・・・・・・補強リング、6・・
・・・・仕上げ型、7・・・・・・補強リング、8・・
・・・・粗成形型、9・・・・・・ボルト、10・・・
・・・ばね、11・・・・・・ポンチ、をあらわす。
Claims (1)
- 1 厚さ/外径の比が0.15〜0.5の薄い歯車を製
造する冷開成形において、押出し成形する粗成形型と張
出し成形する仕上げ型とを組合せた成形型を用いて1ス
トロークの加工によって歯たげの約半分を粗成形型によ
って押出し成形し、次いで残部の歯たげを仕上げ型によ
って張出し成形することを特徴とする歯車の冷開成形法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3292676A JPS5847929B2 (ja) | 1976-03-25 | 1976-03-25 | 歯車の冷間成形法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3292676A JPS5847929B2 (ja) | 1976-03-25 | 1976-03-25 | 歯車の冷間成形法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52115764A JPS52115764A (en) | 1977-09-28 |
JPS5847929B2 true JPS5847929B2 (ja) | 1983-10-25 |
Family
ID=12372502
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3292676A Expired JPS5847929B2 (ja) | 1976-03-25 | 1976-03-25 | 歯車の冷間成形法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5847929B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0249992A1 (en) * | 1986-06-20 | 1987-12-23 | Kabushiki Kaisha Yokoyama Seisakusho | Spur gear manufacturing process |
EP0277269A1 (en) * | 1987-02-05 | 1988-08-10 | Kabushiki Kaisha Yokoyama Seisakusho | Process for manufacturing a part having a tooth profile and boss |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3450045B1 (en) * | 2017-08-28 | 2020-08-19 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Method and apparatus for forging gears |
JP7099253B2 (ja) * | 2018-10-31 | 2022-07-12 | トヨタ自動車株式会社 | 歯車の鍛造成形方法及び鍛造成形装置 |
-
1976
- 1976-03-25 JP JP3292676A patent/JPS5847929B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0249992A1 (en) * | 1986-06-20 | 1987-12-23 | Kabushiki Kaisha Yokoyama Seisakusho | Spur gear manufacturing process |
EP0277269A1 (en) * | 1987-02-05 | 1988-08-10 | Kabushiki Kaisha Yokoyama Seisakusho | Process for manufacturing a part having a tooth profile and boss |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52115764A (en) | 1977-09-28 |
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