JP3264140B2 - 内歯車の製造方法及び内歯車の矯正金型 - Google Patents

内歯車の製造方法及び内歯車の矯正金型

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JP3264140B2 JP12865495A JP12865495A JP3264140B2 JP 3264140 B2 JP3264140 B2 JP 3264140B2 JP 12865495 A JP12865495 A JP 12865495A JP 12865495 A JP12865495 A JP 12865495A JP 3264140 B2 JP3264140 B2 JP 3264140B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内歯車の製造方法及び
内歯車の矯正金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遊星歯車装置等においては、図
(A)及び(B)に示すように、外歯車80の外歯81
にクラウニングを施し、内歯車90の内歯91にはクラ
ウニングを施していない。つまり、内歯車90では、図
(A)に示すように、内歯91の歯面92及び歯先面
93が歯スジ方向に直線状に延在されたままである。ま
た、外歯車80では、図(B)に示すように、外歯8
1の歯面82は歯スジ方向の中央部が両端部より歯厚方
向に突出し、歯先面83は歯スジ方向に直線状に延在さ
れたままである。こうして外歯車80の外歯81にクラ
ウニングを施し、内歯車90の内歯91にクラウニング
を施さないのは、まずかかるクラウニングが一般にホブ
切り等により形成した歯部にシェービング加工を施すこ
とにより形成されるものであり、内歯車90の場合に
は、他の内歯がシェービングカッタ等と干渉しやすいた
め、その歯面92にシェービング加工を施すことが困難
だからである。また、図に示すように、外歯車84に
おける外歯85の歯面86も歯スジ方向に直線状に延在
されているならば、歯面86の両端部86a、86bに
応力が集中しやすいため、偏摩耗が発生し、歯車装置の
寿命の低下を生じるからである。
【0003】また、遊星歯車装置等においては、図
示すように、内歯94を有する円筒部95と、この円筒
部95の一端に内フランジ状に形成された底部96とを
もつ底付き内歯車97が採用され得る。かかる底付き内
歯車97は、従来、図10に示す歯形マンドレル70を
用いた図11に示す鍛造金型で寄せ肉前方押し出し法に
より冷間鍛造された後、図14に示す矯正金型で矯正さ
れて完成品とされていた。
【0004】ここで、図11に示す鍛造金型では、鍛造
ダイス71の内周面に上方から順次大径部71aと、こ
の大径部71aと連続し、内径の小さくなるテーパ部7
1bと、このテーパ部71bと連続する小径部71cと
が形成され、この鍛造ダイス71内に図10に示す歯形
マンドレル70が設けられている。歯形マンドレル70
の外周面には軸方向に延在する内歯賦形部70aが形成
され、円柱状の貫通孔70bで中心がくり抜かれてい
る。また、図11に示すように、歯形マンドレル70の
下端面は下パンチ72の上端面と当接され、歯形マンド
レル70の上端面は所定の間隔を隔てて上パンチ73の
下端面と対面されている。
【0005】この鍛造金型により、有底円筒状の粗形材
60から上記底付き内歯車97に近似する底付き粗内歯
車を鍛造せんとする場合、まず図11(A)に示すよう
に、粗形材60を鍛造ダイス71の大径部71a内にお
いて歯形マンドレル70の上端面に載置する。そして、
11(B)に示すように、上パンチ73を下降させ
る。このとき、粗形材60には上パンチ73から下方向
の鍛造圧力が作用し、歯形マンドレル70及び下パンチ
72が上方向の背圧を維持して下降する。このため、粗
形材60の肉が大径部71a側からテーパ部71bを経
て小径部71cに流され、小径部71cと内歯賦形部7
0aとにより構成される空間内に押し込まれるため、底
付き粗内歯車61として粗円筒部62に粗内歯63が賦
形される。
【0006】しかし、こうして得られた底付き粗内歯車
61のBBD(between bal diamet
er)変化率(%)を測定すれば、図12に示すように
なる。すなわち、上記鍛造金型により鍛造したままの底
付き粗内歯車61は、図13に極端に示すように、その
内歯63の内径が底側位置A、中央位置B及び開口側位
置Cへと順次大きくなってしまっている。かかる変化は
底無しの内歯車では生じず、底付きの内歯車特有のもの
である。この底付き粗内歯車61のまま外歯車と噛合さ
せるとすれば、例え図(B)に示す外歯車80の外歯
81の歯面82にクラウニングを施していたとしても、
上述のように外歯車80の歯面82の一端部に応力が集
中して好ましくない。
【0007】このため、図11の鍛造金型で得られる底
付き粗内歯車61の外形の一部を切削した後、図14
示す矯正金型で矯正する。この矯正金型は、矯正ダイス
75に上方から下方に内径の小さくなるテーパ面75a
が形成されたものである。この矯正金型により、底付き
粗内歯車61を矯正して図に示す底付き内歯車97を
成形せんとする場合、まず図14(A)に示すように、
矯正ダイス75のテーパ面75a内に底付き粗内歯車6
1を上方から挿入し、図14(B)に示すように、底付
き粗内歯車61を下方向の成形圧力で下降させる。これ
により、底付き粗内歯車61の円筒部62の下端部(開
口側位置C)を縮径し、完成品とする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記シェービ
ング加工は、例えそれが外歯の歯面に施すものであって
も、工程が面倒であり、製造コストの高騰を生じてしま
う。また、上記鍛造金型及び矯正金型により完成品とさ
れる底付き内歯車は、そのBBD変化率(%)が図15
に示すものとなっており、その内歯63の内径が底側位
置A、中央位置B及び開口側位置Cへと円弧を描いてし
まっている。このため、かかる底付き内歯車と噛合する
外歯車における外歯の歯面の両端への応力の集中を確実
に防止すべく、外歯車における外歯の歯面に大きなクラ
ウニングを施さなければならない。このため、面倒なシ
ェービング加工をより時間をかけて行わなければなら
ず、さらなる製造コストの高騰を生じてしまう。
【0009】本発明の第1の課題は、内歯に従来のクラ
ウニングを施したと同様の作用を発揮する新規な内歯車
を提供することにある。本発明の第2の課題は、所望の
内径の内歯をもつ内歯車を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】(1)請求項1の内歯車
の製造方法は、粗内歯を有する粗円筒部をもつ粗内歯車
を用い、該粗円筒部を矯正して内歯車を成形する内歯車
の製造方法であって、放射方向に分割され、互いに対向
する内面に軸方向の中央部が両端部より径内方向に突出
する押圧面をもつ複数の矯正ダイスと、各該矯正ダイス
内に該軸方向に延在して設けられ、外周面の該軸方向の
一端部が他端部及び中央部より、又は該外周面の該軸方
向の両端部が該中央部より、径外方向に突設された当接
部をもつ支持マンドレルとを用い、該複数の矯正ダイス
の各押圧面内に該粗内歯車を挿入し、各該矯正ダイスを
径内方向に駆動し、該当接部に前記粗内歯車の一端部又
は両端部を当接させた状態で該粗円筒部の中央部に各該
押圧面を押圧し、該粗円筒部の中央部を縮径して矯正さ
せることを特徴とする。
【0011】(2)請求項2の内歯車の矯正金型は、粗
内歯を有する粗円筒部をもつ内歯車を用い、該粗円筒
部を矯正して内歯車を成形する内歯車の矯正金型であっ
て、放射方向に分割され、互いに対向する内面に軸方向
の中央部が両端部より径内方向に突出する押圧面をもつ
複数の矯正ダイスと、各該矯正ダイス内に該軸方向に延
在して設けられ、外周面の該軸方向の一端部が他端部及
び中央部より、又は該外周面の該軸方向の両端部が該中
央部より、径外方向に突設された当接部をもつ支持マン
ドレルと、各該矯正ダイスを径内方向に駆動し、該当接
部に前記粗内歯車の一端部又は両端部を当接させた状態
で該粗円筒部の中央部に各該押圧面を押圧する駆動手段
と、を有することを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明者らは、上記従来の実情に鑑みて鋭意研
究を重ねた結果、内径が軸方向で等しい粗内歯車(底付
き、底無しを問わず)又は内径が底側位置、中央位置及
び開口側位置へと順次大きくなる従来の底付きの粗内歯
車であっても、軸方向の中央部が軸芯方向に押圧されて
該軸方向の両端部より小径となった外周面と、押圧され
て歯スジ方向の中央部が両端部より内方に突出した内歯
とを有する形状に外周面および内歯を変形すれば、内歯
にクラウニングを施したと同様のものとなることを見出
し、各請求項の発明を完成した。
【0013】すなわち、本発明者らは、図10に示すよ
うに、従来の歯形マンドレル70の外径をφD、内径を
φd、鍛造時に外周に半径方向で作用する圧縮応力をP
とした場合の外径変化率εを求めた。これを数1に示
す。
【0014】
【数1】
【0015】ここで、Eは歯形マンドレルのヤング率、
νは歯形マンドレルのポアソン比である。なお、歯形マ
ンドレルの外径φDは製品精度で決定される。そして、
ΔD=D−εとし、内径φd(mm)と外径収縮率ΔD
/D(%)との関係をP=30(kg/mm2 )、40
(kg/mm2 )及び50(kg/mm2 )において求
めたところ、図16を得た。
【0016】図16より、歯形マンドレルの内径φdと
外径収縮率ΔD/Dとが一定の関係を有していることが
わかる。本発明の請求項1では、請求項2記載の内歯車
の矯正金型により、上記粗内歯車を矯正して、底付き内
歯車を成形せんとする場合、まず放射方向に分割された
複数の矯正ダイスの各押圧面内に粗内歯車を挿入する。
そして、駆動手段により各矯正ダイスを径内方向に駆動
する。これにより、支持マンドレルの当接部に粗内歯車
における粗円筒部の一端部又は両端部を当接させた状態
としつつ、粗円筒部の他端部及び中央部又は中央部が各
押圧面に押圧される。このため、粗円筒部の中央部のみ
が縮径される。こうして、粗内歯車の粗円筒部が上記形
状に矯正される。
【0017】
【0018】すなわち、内径が軸方向で等しい粗内歯車
(底付き、底無しを問わず)又は内径が底側位置、中央
位置及び開口側位置へと順次大きくなる従来の底付きの
粗内歯車であっても、軸方向の中央部が軸芯方向に押圧
されて該軸方向の両端部より小径となった外周面と、押
圧されて歯スジ方向の中央部が両端部より内方に突出し
た内歯とを有する形状に外周面および内歯を変形すれ
ば、内歯にクラウニングを施したと同様のものとなる。
このため、本発明者らは、粗内歯車をこの形状に矯正可
能な矯正金型を請求項に記載している。
【0019】
【0020】
【実施例】以下、請求項1〜の発明を具体化した実施
例を図面を参照しつつ説明する。 (実施例1)
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】実施例では、従来の鍛造金型で得られる
内径が底側位置、中央位置及び開口側位置へと順次大き
くなる底付きの粗内歯車を用い、有底円筒状で、軸方向
の中央部が軸芯方向に押圧されて該軸方向の両端部より
小径となった外周面と押圧されて歯スジ方向の中央部が
両端部より内方に突出した内歯とを有する底付き内歯車
に矯正している。
【0030】実施例の矯正金型では、図及び図
示すように、ダイスホルダ16にテーパ状の案内面16
aが凹設されており、この案内面16aには円柱状の部
材を放射方向に4分割した4個の矯正ダイス17〜20
が案内面16aと同一傾斜角の被案内面17a〜20a
により案内されている。これらダイスホルダ16の案内
面16a及び各矯正ダイス17〜20の被案内面17a
〜17a並びに図示しない加圧装置が駆動手段である。
各矯正ダイス17〜20の下端面にはそれぞれコイルば
ね21が設けられており、これらにより各矯正ダイス1
7〜20はフローティング支持されている。各矯正ダイ
ス17〜20の互いに対向する内面には、軸方向の中央
部が上端部及び下端部より径内方向に突出する押圧面1
7b〜20bが形成されている。
【0031】各矯正ダイス17〜20内には軸方向に延
在する支持マンドレル22が設けられ、この支持マンド
レル22の下端部には上端部及び中央部より径外方向に
突設するフランジ状の当接部22aが突設されている。
この当接部22aは、図11に示す上記従来の鍛造金型
により鍛造したままの底付き粗内歯車61の粗円筒部6
2の下端部(開口側位置)と数mm程度当接可能な高さ
に設定されている。
【0032】この矯正金型により、底付き粗内歯車61
を矯正する場合、まず図(A)及び図(A)に示す
ように、矯正ダイス17〜20の押圧面17b〜20b
内に底付き粗内歯車61を上方から挿入する。そして、
(B)及び図(B)に示すように、加圧装置で底
付き粗内歯車61を下方向に各コイルばね21に抗して
押圧することにより、各矯正ダイス17〜20を案内面
16aに沿って下降させ、各矯正ダイス17〜20を径
内方向に駆動する。これにより、支持マンドレル22の
当接部22aに底付き粗内歯車61における粗円筒部6
2の下端部を当接させた状態としつつ、粗円筒部62の
中央部が各押圧面13a〜16aに押圧される。このた
め、粗円筒部62は、当接部22aと当接した下端部で
は縮径されず、中央部のみが縮径される。こうして、底
付き粗内歯車61の粗円筒部62が図2の底付き内歯車
8となる。なお、支持マンドレル22の当接部22aと
当接した粗円筒部62の下端部は完成品とする前に切削
される。こうして得られた底付き内歯車8のBBD変化
率(%)は、図1に示すようになる。すなわち、この矯
正金型により製造された底付き内歯車8は、その内歯5
の内径が底側位置A、中央位置B及び開口側位置Cへと
図15とは逆の円弧を描いている。このため、図2
(B)に示すクラウニング無しの外歯車84を用意し、
この底付き内歯車8と外歯車84とを噛合させる。ここ
で、底付き内歯車8では、図2(A)に示すように、歯
先面9の歯スジ方向の中央部が両端部より内方に突出さ
れ、この突出と同時に歯面10の歯スジ方向の中央部も
両端部より内方に突出されるため、結果的に歯面10の
歯スジ方向の中央部が両端部より歯厚方向に突出した従
来のクラウニングと同様のものとなる。なお、図2
(B)に示す外歯車84では、外歯85の歯面86及び
歯先面87が歯スジ方向に直線状に延在されたままであ
る。このため、この歯車装置では、図3に示すように、
外歯車84がクラウニング無しのものであっても、歯面
86の中央部で応力を受けて偏摩耗が発生しない。
【0033】したがって、実施例1によれば、底付き内
歯車8の採用により、外歯車84に面倒なクラウニング
を必要とせず、かつ矯正金型をも必要としないため、低
い製造コストで寿命の長い歯車装置を組付けることがで
きる。 (実施例) 実施例では、内径が軸方向で等しい底無しの粗内歯車
を用い無しの内歯車に矯正している。
【0034】実施例の矯正金型では、図に示すよう
に、2本の上下支持マンドレル23、24を採用してい
る。他の構成は実施例と同一であるため、同一の構成
については同一符合を付し、詳説を省略する。下支持マ
ンドレル23は案内面16aの下方に上端23aを位置
させており、上支持マンドレル24は案内面16aの上
方に下端24aを位置させている。上端23a及び下端
24a間は所定の間隔が維持され、これにより上端23
a及び下端24aがこれらの間より径外方向に突設する
当接部を構成している。
【0035】この矯正金型により、内径が軸方向で等し
い底無しの粗内歯車25を矯正し、実施例1の底付き内
歯車8の内歯5と同様の形状の内歯27をもつ内歯車を
成形せんとする場合、実施例と同様、図(A)に示
すように、粗内歯車25を上方から挿入し、図(B)
に示すように、粗内歯車25を下方向に各コイルばね2
1に抗して押圧する。これにより、上下支持マンドレル
23、24の上端23a及び下端24aに粗内歯車25
における粗円筒部26の下端部及び上端部を当接させた
状態としつつ、粗円筒部26の中央部が各押圧面17b
〜20bに押圧される。このため、粗円筒部26の中央
部のみが縮径される。こうして、粗内歯車25の粗円筒
部26が実施例1の底付き内歯車8と同様に矯正され
る。
【0036】したがって、こうして矯正された内歯車に
おいては、かかる矯正金型による作業は必要とするもの
の、困難なクラウニングを内歯に形成する必要がない。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜の発
明は、各請求項記載の構成により、以下のような優れた
効果を奏することができる。 (1)請求項1の内歯車の製造方法は、底付き、底無し
を問わず、クラウニングを施したと同様の内歯をもつ内
歯車を製造することができる。
【0038】(2)請求項の内歯車の矯正金型は、底
付き、底無しを問わず、クラウニングを施したと同様の
内歯をもつ内歯車に矯正することができる。したがっ
て、これらに係る内歯車を採用すれば、面倒なクラウニ
ングを要しないことから、低い製造コストで寿命の長い
歯車装置を組付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内歯車のBBD変化率を示すグラフで
ある。
【図2】(A)は実施例1により得られた底付き内歯車
の模式斜視図、(B)はこの底付き内歯車と噛合するク
ラウニング無しの外歯車の模式斜視図である。
【図3】実施例1により得られた底付き内歯車とクラウ
ニング無しの外歯車との一部断面図である。
【図4】実施例に係り、(A)は矯正前、(B)は矯
正後の内歯車および矯正金型の断面図である。
【図5】実施例に係り、(A)は矯正前、(B)は矯
正後の内歯車および矯正金型の図4におけるX−X矢視
断面図である。
【図6】実施例に係り、(A)は矯正前、(B)は矯
正後の内歯車および矯正金型の断面図である。
【図7】(A)は従来の内歯車の模式斜視図、(B)は
この内歯車と噛合するクラウニング有りの外歯車の模式
斜視図である。
【図8】従来の内歯車とクラウニング無しの外歯車との
一部断面図である。
【図9】製造せんとする底付き内歯車の断面図である。
【図10】従来の歯形マンドレルの断面図である。
【図11】従来に係り、(A)は鍛造前、(B)は鍛造
後の鍛造金型の断面図である。
【図12】従来の鍛造金型により得られた底付きの粗内
歯車のBBD変化率を示すグラフである。
【図13】従来の鍛造金型により得られた底付き内歯
車の断面図である。
【図14】従来に係り、(A)は矯正前、(B)は矯正
後の矯正金型の断面図である。
【図15】従来の矯正金型により得られた底付き内歯車
のBBD変化率を示すグラフである。
【図16】歯形マンドレルの内径と外径収縮率との関係
を示すグラフである。
【符号の説明】
8…底付き内歯車 5…内歯 10
…歯面 9…歯先面 71…鍛造ダイス 71
a…大径部 71b…テーパ部 71c…小径部 1,11,15…歯形マンドレル 1a、13a、15
a…内歯賦形部 60…有底円筒状の粗形材 72,73…パン
チ 3,6,95…円筒部 7,96…底部 6
3、27…粗内歯 62、26…粗円筒部 61、25…粗内歯車 17
〜20…矯正ダイス 17b〜20b…押圧面 22,23,24…支持
マンドレル 22a、23a、24a…当接部(23a…上端、24
a…下端) 16a、17a〜20a…駆動手段(16a…案内面、
17a〜20a…被案内面)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21K 1/30 B21D 3/16 B21J 5/06 F16H 55/17

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粗内歯を有する粗円筒部をもつ粗内歯車
    を用い、該粗円筒部を矯正して内歯車を成形する内歯車
    の製造方法であって、 放射方向に分割され、互いに対向する内面に軸方向の中
    央部が両端部より径内方向に突出する押圧面をもつ複数
    の矯正ダイスと、各該矯正ダイス内に該軸方向に延在し
    て設けられ、外周面の該軸方向の一端部が他端部及び中
    央部より、又は該外周面の該軸方向の両端部が該中央部
    より、径外方向に突設された当接部をもつ支持マンドレ
    ルとを用い、該複数の矯正ダイスの各押圧面内に該粗内
    歯車を挿入し、各該矯正ダイスを径内方向に駆動し、該
    当接部に前記粗内歯車の一端部又は両端部を当接させた
    状態で該粗円筒部の中央部に各該押圧面を押圧し、該粗
    円筒部の中央部を縮径して矯正させる、ことを特徴とす
    る内歯車の製造方法。
  2. 【請求項2】 粗内歯を有する粗円筒部をもつ粗内歯車
    を用い、該粗円筒部を矯正して内歯車を成形する内歯車
    の矯正金型であって、 放射方向に分割され、互いに対向する内面に軸方向の中
    央部が両端部より径内方向に突出する押圧面をもつ複数
    の矯正ダイスと、各該矯正ダイス内に該軸方向に延在し
    て設けられ、外周面の該軸方向の一端部が他端部及び中
    央部より、又は該外周面の該軸方向の両端部が該中央部
    より、径外方向に突設された当接部をもつ支持マンドレ
    ルと、各該矯正ダイスを径内方向に駆動し、該当接部に
    前記粗内歯車の一端部又は両端部を当接させた状態で該
    粗円筒部の中央部に各該押圧面を押圧する駆動手段と、
    を有することを特徴とする内歯車の矯正金型。
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