JP2824983B2 - 工作機械の主軸構造 - Google Patents

工作機械の主軸構造

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JP2824983B2 JP28062789A JP28062789A JP2824983B2 JP 2824983 B2 JP2824983 B2 JP 2824983B2 JP 28062789 A JP28062789 A JP 28062789A JP 28062789 A JP28062789 A JP 28062789A JP 2824983 B2 JP2824983 B2 JP 2824983B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (a).産業上の利用分野 本発明は、工作機械の主軸構造に関する。
(b).従来の技術 従来、工作機械においては、主軸と駆動モータの出力
軸との接続は歯車列によって行われていたが、最近、主
軸と駆動モータの出力軸とが直結したビルトインタイプ
主軸が実用に供されている。
(c).発明が解決しようとする問題点 ところが、このようなビルトインタイプ主軸おいて、
主軸又は主軸の周辺部品に何等かの異常が発生して主軸
又は主軸の周辺部品の修理、交換等を行う際に主軸の取
外しが必要な場合には、駆動モータのロータ(出力軸)
までも取り外さなけらばならない。即ち、駆動モータの
ロータと一体となった長い主軸を主軸台から取り外さな
ければならないが、当該主軸が長いため工作機械上の他
の箇所と干渉して取外しが出来ないというメンテナンス
上の問題点があった。例えば、マシニングセンタの場合
には、主軸台とテーブル間の距離がロータと一体となっ
た前記主軸の長さよりも短いため、主軸を主軸台から取
り外す際に該主軸がテーブルと干渉して取り外すことが
出来なかった。
本発明は、上記事情に鑑み、主軸部分と駆動モータ部
分とを分離させることによってメンテナンスを容易にす
ることの出来る工作機械の主軸構造を提供することを目
的とする。
(d).問題点を解決するための手段 本発明は、主軸支持部材(5)を設け、前記主軸支持
部材(5)の端部に駆動モータ支持部材結合部(5a、5
b)を設け、駆動モータ支持部材(2)を設け、前記駆
動モータ支持部材(2)の端部に主軸支持部材結合部
(2b)を設け、前記主軸支持部材(5)と前記駆動モー
タ支持部材(2)を、前記駆動モータ支持部材結合部
(5a、5b)と前記主軸支持部材結合部(2b)を介して、
支持部材締結手段(6)によって結合し、前記主軸支持
部材(5)内部に主軸(19)を回転自在に設け、前記主
軸(19)の端部に出力軸結合部(19c、19d)を設け、前
記駆動モータ支持部材(2)内部に駆動モータ(9)を
設け、前記駆動モータ(9)に出力軸(12)を回転駆動
自在に設け、前記出力軸(12)の端部に主軸結合部(12
c、12d)を設け、前記主軸(19)と前記出力軸(12)
を、前記出力軸結合部(19c、19d)と前記主軸結合部
(12c、12d)を介して、軸締結手段(7)によって結合
し、前記駆動モータ支持部材(2)の前記軸締結手段
(7)に対応した位置に操作スペース(2e)を外部に対
して開放自在に設け、前記主軸(19)内部に工具保持装
置(21)を設け、前記工具保持装置(21)に、ドローバ
ー(23)を、当該工具保持装置(21)を作動させ得る形
で、前記主軸(19)の軸心方向へ移動自在に設け、前記
ドローバー(23)の端部にドローバー駆動手段結合部
(23c)を設け、前記出力軸(12)内部に、ドローバー
駆動手段(17)を、前記出力軸(12)の軸心方向へ移動
駆動自在に設け、前記ドローバー駆動手段(17)の端部
にドローバー結合部(17a)を設け、前記ドローバー(2
3)と前記ドローバー駆動手段(17)を、前記ドローバ
ー駆動手段結合部(23c)と前記ドローバー結合部(17
a)を介して、ドローバー締結手段(18、18a)によって
結合して構成される。
なお、括弧内の番号等は、図面における対応する要素
を示す、便宜的なものであり、従って、本記述は図面上
の記載に限定拘束されるものではない。以下の
「(e).作用」の欄についても同様である。
(e).作用 上記した構成により、支持部材締結手段(6)を操作
し、軸締結手段(7)及びドローバー締結手段(18、18
a)を操作スペース(2e)を介して操作すると、主軸支
持部材(5)、主軸(19)及びドローバー(23)が、一
体的に、駆動モータ支持部材(2)、出力軸(12)及び
ドローバー駆動手段(17)から分離されるように作用す
る。
(f).実施例 以下、図面に基づき、本発明の実施例を説明する。
第1図は、本発明による工作機械の主軸構造が適用さ
れる主軸台の一実施例を示す断面図、 第2図は、第1図に示す主軸台の斜視図である。
本発明による工作機械の主軸構造が適用される主軸台
1はマシニングセンタ等の工作機械に設けられており、
該主軸台1には、第1図に示すように、略円筒形の本体
2が設けられている。そして、前記本体2内部には、駆
動モータ装着部2aが設けられており、該駆動モータ装着
部2aの図中左方、即ち本体2の図中左側の端部には、後
述の回転軸CTを中心軸とし、所定の内径を有する円筒形
の主軸ケーシング装着穴2bが設けられている。また、本
体2の駆動モータ装着部2a周辺の内外周面間には、冷却
孔2dが筒状に穿設されている。更に、駆動モータ装着部
2aの図中左下方及び図中左上方にはエア供給孔2fが駆動
モータ装着部2aと本体2外部を連通する形で設けられて
おり、駆動モータ装着部2aの図中右方にはエア排出孔2g
が駆動モータ装着部2aと本体2外部を連通する形で設け
られている。また、本体2の前記主軸ケーシング装着穴
2bの図中右方で、該主軸ケーシング装着穴2bに近接した
位置には、操作窓2eが前記駆動モータ装着部2aと本体2
外部を連通する形で設けられており、該操作窓2eには、
第2図に示すようにカバ3が複数のボルト3aによって着
脱自在に装着されている。
また、主軸台1は主軸ケーシング5を有しており、該
主軸ケーシング5は略円筒形に形成されている。そし
て、該主軸ケーシング5の第1図右側の端部には、後述
の回転軸CT′を中心軸とし、前記本体2の主軸ケーシン
グ装着穴2bの内径と等しい外径を有する円筒形の本体嵌
入部5aが形成されており、該本体嵌入部5aの図中左方に
はフランジ5bが設けられている。また、主軸ケーシング
5の内外周面間には、冷却孔5dが円環状に多数穿設され
ている。
そして、前記主軸ケーシング5は、本体嵌入部5aを主
軸ケーシング装着穴2bへ嵌入させ、フランジ5bの当接面
5cを当接面2cと当接させた形で、本体2の図中左端に複
数のボルト6を介して着脱自在に結合されている。ま
た、前記ボルト6は、頭6aが本体2外部及び主軸ケーシ
ング5外部に露出した形、即ち本体2外部及び主軸ケー
シング5外部から当該ボルト6を容易に操作し得る形で
設けられている。
そして、前記本体2内部の駆動モータ装着部2aの図中
左右方向に関して略中央には、ステータ10及びロータ11
等から成る駆動モータ9が設けられており、駆動モータ
装着部2aの前記駆動モータ9と主軸ケーシング装着穴2b
間には空間2hが形成されている。そして、駆動モータ9
の前記ロータ11は中央部に略円筒形の出力軸12を有して
おり、該出力軸12は、回転軸CTを中心にして矢印A、B
方向へ回転自在になる形で、図中右方の部位を軸受15を
介して本体2に支持されている。そして、該出力軸12の
外周上にはコイル部11aが固定されている。また、出力
軸12の前記コイル部11aの図中左方と図中右方には、そ
れぞれ複数のエア流通孔12a、12bが出力軸12内外を連通
する形で回転軸CTを中心に放射状に穿設されている。更
に、出力軸12のエア流通孔12bの図中右方にはファン13
が出力軸12に固着して設けられている。また、出力軸12
の図中左側の端部には、回転軸CTを中心軸とし、所定の
内径を有する円筒形の主軸係合穴12cが設けられてお
り、出力軸12の図中左端にはフランジ12dが、本体2の
前記空間2h内で前記操作窓2eの位置に略対応する位置に
設けられている。また、前記ステータ10は、前記ロータ
11との間に僅かな間隙9aを開けた形で該ロータ11を包囲
する形で本体2の内周面に固着している。
また、本体2の図中右方には、シリンダ16a、ピスト
ン16b、連結棒17等から成るドローバー駆動装置16が設
けられている。即ち、前記シリンダ16aは本体2に固定
されており、該シリンダ16aには筒形のピストン16bが回
転軸CTに平行な矢印C、D方向へ移動駆動される形で設
けられている。また、前記ピストン16b内には、連結棒1
7が軸受16cを介してピストン16bに対して矢印A、B方
向へ回転自在で、更に、ピストン16bに対して矢印C、
D方向へ摺動し得る形で設けられている。また、連結棒
17の前記ピストン16bの図中左方の位置には係合リング1
7cが設けられており、連結棒17は当該係合リング17cを
介してピストン16bにより矢印C方向へ移動駆動され
る。そして、連結棒17は駆動モータ9の出力軸12内部へ
伸延しており、連結棒17の図中左側の端部には、回転軸
CTを中心軸とし、所定の内径を有する円筒形のドローバ
ー係合穴17aが設けられている。また、ドローバー係合
穴17a内にはドローバー当接面17bが形成されている。
そして、前記主軸ケーシング5内部には略円筒形の主
軸19が、回転軸CT′を中心にして矢印A′、B′方向へ
回転自在になる形で、複数の軸受20を介して主軸ケーシ
ング5に支持されている。そして、主軸19の図中左側の
端部の装着面19aは、主軸ケーシング5から図中左方へ
突出しており、該装着面19aには所定の工具29の工具ホ
ルダ29aを装着し得るテーパ穴19bが設けられている。ま
た、主軸19の図中右側の端部には、回転軸CT′を中心軸
とし、前記出力軸12の主軸係合穴12cの内径と等しい外
径を有する円筒形の出力軸嵌入部19cが形成されてお
り、該出力軸嵌入部19cの図中左方にはフランジ19dが設
けられている。そして、前記出力軸嵌入部19c及び前記
フランジ19dは主軸ケーシング5から図中右方へ突出し
ている。
そして、主軸19は、本体2内部の空間2hにおいて、出
力軸嵌入部19cを主軸係合穴12cへ嵌入させ、フランジ19
dの当接面19eをフランジ12dの当接面12eに当接させた形
で、駆動モータ9の出力軸12の図中左端に複数のボルト
7を介して着脱自在に結合されている。尚、主軸19と出
力軸12との結合は、出力軸嵌入部19cを主軸係合穴12cへ
嵌入した形で行われているので、主軸19の回転軸CT′と
出力軸12の回転軸CTを正確に一致させることが出来る。
また、主軸19内部には、スリーブ22、ドローバー23、
コレット26等から成る工具保持装置21が、主軸19と一体
的に矢印A′、B′方向へ回転する形で設けられてい
る。即ち、主軸19内部の前記テーパ穴19bの図中右方に
は略円筒形のスリーブ22が嵌入装着されており、該スリ
ーブ22の図中左方にはガイド穴22aが回転軸CT′に対し
て対称になる形で図中上下に2個穿設されている。ま
た、主軸19内部にはドローバー23が回転軸CT′に平行な
矢印C′、D′方向へ所定の距離範囲だけ移動自在な形
で設けられており、該ドローバー23はピストン23aを介
して該ピストン23aとスリーブ22間に縮設された複数の
皿バネ25によって矢印D′方向へ常時押圧されている。
また、ドローバー23は図中左方の部位が前記スリーブ22
内に伸延しており、ドローバー23にはスリーブ22内の位
置に係合部23bが設けられている。そして、ドローバー2
3の前記係合部23bの図中左方には、図中上下2個に分割
されたコレット26が前記係合部23bと係合した形でスリ
ーブ22内を矢印C′、D′方向へ移動し得る形で設けら
れている。そして、前記コレット26の図中左端には、ス
ライド部26aがスリーブ22の前記ガイド穴22aと係合する
形で外側即ち回転軸CT′の反対側へ突出して設けられて
おり、また、スタッド保持部26bが内側即ち回転軸CT′
側へ突出して設けられている。また、ドローバー23の図
中右側の端部には、回転軸CT′を中心軸とし、前記連結
棒17のドローバー係合穴17aの内径と等しい外径を有す
る円筒形の連結棒嵌入部23cが形成されており、該連結
棒嵌入部23cは、主軸19から図中右方へ突出している。
そして、ドローバー23は、連結棒嵌入部23cをドロー
バー係合穴17aへ嵌入させ、当接面23dをドローバー当接
面17bと当接させた形で、更に、連結棒17にボルト18aに
よって固定された固定部材18を介して連結棒17と常に着
脱自在な形で結合している。尚、ドローバー23と連結棒
17との結合は、連結棒嵌入部23cをドローバー係合穴17a
へ嵌入した形で行われているので、ドローバー23の移動
方向と平行である回転軸CT′と連結棒17の移動方向と平
行である回転軸CTを正確に一致させることが出来る。
主軸台1は以上のような構成を有するので、該主軸台
1の使用に際しては、まず、ドローバー駆動装置16のピ
ストン16bを駆動して矢印C方向へ移動させる。する
と、ピストン16bと連結棒17の係合リング17cが当接係合
して、連結棒17は矢印C方向へ押動される。すると、連
結棒17に接続されているドローバー23が、ドローバー当
接面17b、当接面23dを介して矢印C′方向へ皿バネ25の
弾性に抗して押動される。そして、ドローバー23の係合
部23bによってコレット26が矢印C′方向へ押動される
と、コレット26のスライド部26aがスリーブ22のガイド
穴22aに沿って回転軸CT′に対して外方へ移動する。す
ると、コレット26、26のスタッド保持部26b、26bが回転
軸CT′に対して外方へ開き、工具29の装脱が可能な状態
となる。
そこで、工具ホルダ29aに装着された工具29を、図中
2点鎖線で示すように、工具ホルダ29aをテーパ穴19bに
挿入し、プルスタッド29bを開放状態にある前記スタッ
ド保持部26b、26b間に挿入する形で主軸19に装着する。
次に、ドローバー駆動装置16のピストン16bを駆動し
て矢印D方向へ移動させると、連結棒17はドローバー23
と共に、皿バネ25の弾性によって矢印D′(=D)方向
へ押動される。そして、ドローバー23の係合部23bによ
ってコレット26が矢印D′方向へ押動されると、コレッ
ト26のスライド部26aがスリーブ22のガイド穴22aに沿っ
て回転軸CT′に対して内方へ移動する。すると、コレッ
ト26、26のスタッド保持部26b、26bが回転軸CT′に対し
て内方へ閉じ、プルスタッド29bがスタッド保持部26b、
26bによって保持され、工具29は主軸19に確実に保持さ
れる。
そして、駆動モータ9を駆動させると、出力軸12の矢
印A又はB方向の回転がフランジ12d、19d、ボルト7を
介して主軸19に伝達され、主軸19に装着された工具29
は、駆動モータ9の出力軸12及び主軸19と一体となって
矢印A′(=A)又はB′(=B)方向へ回転し、所定
のワークの加工を行うことが出来る。
尚、この際に、主軸ケーシング5の冷却孔5dには冷却
流体が流動して主軸19、軸受20等を冷却し、また、本体
2の冷却孔2dにも冷却流体が流動して駆動モータ9のス
テータ10を冷却する。更に、本体2のエア供給孔2fから
冷却用エアAIRが駆動モータ装着部2a内に供給され、該
冷却用エアAIRは、駆動モータ9の図中左方からステー
タ10とロータ11間の間隙9a又はエア流通孔12a、出力軸1
2内部、エア流通孔12bを通過して駆動モータ9の図中右
方へ移動してロータ11を冷却し、出力軸12と一体となっ
て回転するファン13によってエア排出孔2gから本体2外
部へ排出される。
このように、主軸19は、駆動モータ9の出力軸12と一
体となって矢印A′(=A)又はB′(=B)方向に回
転するが、主軸19又は主軸19の周辺部品に何等かの異常
が生じて主軸19又は主軸19の周辺部品の修理、交換等が
必要になった場合には、以下のようにして主軸19を駆動
モータ9の出力軸12から分離させることが出来る。
即ち、本体2の操作窓2eに装着された第2図に示すカ
バ3を取り外すと、第1図に示すように、本体2内部の
空間2hの前記操作窓2eの位置に設けられた駆動モータ9
の出力軸12と主軸19の結合箇所、即ちフランジ12d、19d
を介して出力軸12と主軸19を結合しているボルト7が、
操作窓2eを介して外部に露出する。そこで、該操作窓2e
から空間2hへスパナ、レンチ等の器具を挿入して該器具
よってボルト7を取り外し、出力軸12と主軸19を切り離
す。次に、本体2と主軸ケーシング5をフランジ5bを介
して結合しているボルト6をスパナ、レンチ等によって
取り外し、本体2と主軸ケーシング5を切り離す。尚、
該ボルト6は頭6aが本体2外部及び主軸ケーシング5外
部に露出しているので、該ボルト6は容易に操作するこ
とが出来る。
そして、本体2と切り離された主軸ケーシング5を、
図中左方へ後述のように連結棒17が移動出来る距離だけ
移動させて、本体嵌入部5aを主軸ケーシング装着穴2bか
ら図中左方へ引き出す形で、本体2と分離させる。する
と、主軸ケーシング5内部に軸受20を介して支持されて
いる主軸19は、ボルト7が上述にように取り外されてい
るので、出力軸嵌入部19cが主軸係合穴12cから図中左方
へ引き出される形で、主軸ケーシング5と一体となって
図中左方へ移動し、駆動モータ9の出力軸12と分離され
る。また、主軸19内部に矢印C′、D′方向への移動範
囲が制限された形で設けられたドローバー23が図中左方
に移動し、当該ドローバー23と連結棒嵌入部23c、ドロ
ーバー係合孔17a、固定部材18を介して結合された連結
棒17は、ピストン16bに対して摺動する形で矢印C方向
へ移動する。そして、連結棒17が所定距離だけ矢印C方
向へ移動して係合リング17cが出力軸12の端部12fと当接
すると、連結棒17は矢印C方向へこれ以上移動出来なく
なる。この際、連結棒17とドローバー23を結合している
固定部材18及びボルト18aが出力軸12内部から図中左方
へ突出し、固定部材18及びボルト18aは操作窓2eの近傍
に位置決めされる。そこで、操作窓2eからスパナ、レン
チ等の器具を空間2hへ挿入して、ボルト18a及び固定部
材18を取り外すと、連結棒17とドローバー23が切り離さ
れる。そして、更に、主軸ケーシング5を、主軸19及び
ドローバー23と共に図中左方へ移動させると、ドローバ
ー23は、連結棒嵌入部23cがドローバー係合穴17aから図
中左方へ引き出される形で、主軸19と一体となって図中
左方へ移動し、連結棒17と分離される。
このように、ボルト6、7、固定部祭18、ボルト18a
を取り外すと、主軸ケーシング5、主軸19及びドローバ
ー23が本体2、出力軸12及び連結棒17から切り離される
ので、出力軸12(駆動モータ9のロータ11)を本体2内
部に残した形で、主軸19を駆動モータ9の出力軸12から
容易に分離させることが出来る。従って、主軸19を主軸
台1から取り外す際に、主軸19が短いのでテーブル等の
工作機械の他の箇所に干渉することが無く、更に、主軸
19の周辺部材も駆動モータ9側から分離して短くされて
おり工作機械の他の箇所に干渉することがないので、主
軸19を容易に取り外すことが出来、主軸19又は主軸19の
周辺部品の修理、交換等を容易に行うことが出来る。
また、主軸19を駆動モータ9の出力軸12と再び結合す
る際には、主軸ケーシング5、主軸19及びドローバー23
を一体にした状態で、本体2の図中左側から図中右方へ
移動させ、まず、ドローバー23の連結棒嵌入部23cを操
作窓2e近傍に位置決めされた連結棒17のドローバー係合
穴17bに嵌入させ、当接面23dとドローバー当接面17bを
当接させる。そして、操作窓2eからスパナ、レンチ等の
器具を空間2hへ挿入して、固定部材18、ボルト18aを取
付けてドローバー23と連結棒17を結合する。そして、更
に主軸ケーシング5、主軸19及びドローバー23を図中右
方へ移動させて、主軸ケーシング5の本体嵌入部5aを本
体2の主軸ケーシング装着穴2bに嵌入させ、主軸19の出
力軸嵌入部19cを出力軸12の主軸係合穴12cに嵌入させ
る。尚、この際、ドローバー23と結合された連結棒17は
ピストン16bに対して摺動する形で矢印D方向へ移動す
る。そして、主軸ケーシング5のフランジ5bの当接面5c
を本体2の当接面2cに当接させて、ボルト6によって主
軸ケーシング5をフランジ5bを介して本体2と結合す
る。この際、主軸19のフランジ19dの当接面19eと出力軸
12のフランジ12dの当接面12eが当接するので、本体2の
操作窓2eからスパナ、レンチ等の器具を空間2hへ挿入し
てボルト7を操作し、ボルト7によって主軸19をフラン
ジ19d、12dを介して出力軸12と結合する。尚、主軸ケー
シング5と本体2の結合、主軸19と出力軸12の結合及び
ドローバー23と連結棒17の結合は、それぞれ、本体嵌入
部5aを主軸ケーシング装着穴2bに嵌入し、出力軸嵌入部
19cを主軸係合穴12cに嵌入し、連結棒嵌入部23cをドロ
ーバー係合穴17aに嵌入した形で行われるので、主軸19
側の回転軸CT′と出力軸12側の回転軸CTを正確に一致さ
せることが出来る。このようにして、主軸19を駆動モー
タ9の出力軸12と容易に結合することが出来る。
(g).発明の効果 以上、説明したように、本発明によれば、主軸ケーシ
ング5等の主軸支持部材を設け、前記主軸支持部材の端
部に本体嵌入部5a、フランジ5b等の駆動モータ支持部材
結合部を設け、本体2等の駆動モータ支持部材を設け、
前記駆動モータ支持部材の端部に主軸ケーシング装着穴
2b等の主軸支持部材結合部を設け、前記主軸支持部材と
前記駆動モータ支持部材を、前記駆動モータ支持部材結
合部と前記主軸支持部材結合部を介して、ボルト6等の
支持部材締結手段によって結合し、前記主軸支持部材内
部に主軸19を回転自在に設け、前記主軸19の端部に出力
軸嵌入部19c、フランジ19d等の出力軸結合部を設け、前
記駆動モータ支持部材内部に駆動モータ9を設け、前記
駆動モータ9に出力軸12を回転駆動自在に設け、前記出
力軸12の端部に主軸係合穴12c、フランジ12d等の主軸結
合部を設け、前記主軸19と前記出力軸12を、前記出力軸
結合部と前記主軸結合部を介して、ボルト7等の軸締結
手段によって結合し、前記駆動モータ支持部材の前記軸
締結手段と対応した位置に操作窓2e等の操作スペースを
外部に対して開放自在に設け、前記主軸19内部に工具保
持装置21を設け、前記工具保持装置21に、ドローバー23
を、当該工具保持装置21を作動させ得る形で、前記主軸
19の軸心方向へ移動自在に設け、前記ドローバー23の端
部に連結棒嵌入部23c等のドローバー駆動手段結合部を
設け、前記出力軸12内部に、連結棒17等のドローバー駆
動手段を、前記出力軸19の軸心方向へ移動駆動自在に設
け、前記ドローバー駆動手段の端部にドローバー係合穴
17a等のドローバー結合部を設け、前記ドローバー23と
前記ドローバー駆動手段を、前記ドローバー駆動手段結
合部と前記ドローバー結合部を介して、固定部材18、ボ
ルト18a等のドローバー締結手段によって結合して構成
したので、支持部材締結手段を操作し、更に、操作スペ
ースを介して軸締結手段及びドローバー締結手段を操作
することにより、主軸支持部材、主軸19及びドローバー
23を、一体的に、駆動モータ支持部材、出力軸12及びド
ローバー駆動手段から分離させることが出来る。即ち、
主軸19を取り外す際に、主軸19及び当該主軸19と共に取
り外すべき主軸19の周辺部材を、駆動モータ9側から分
離させることによって短くすることが出来るので、主軸
19又は主軸19の周辺部材が工作機械上の他の箇所に干渉
すること無く容易に主軸19を取り外すことが出来る。従
って、主軸19又は主軸19の周辺部品に異常が生じた場合
に主軸19又は主軸19の周辺部品の修理、交換等を容易に
行うことが出来るなど、メンテナンスを容易に行うこと
が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による工作機械の主軸構造が適用され
る主軸台の一実施例を示す断面図、 第2図は、第1図に示す主軸台の斜視図である。 1……主軸台 2……駆動モータ支持部材(本体) 2b……主軸支持部材結合部(主軸ケーシング装着穴) 2e……操作スペース(操作窓) 5……主軸支持部材(主軸ケーシング) 5a……駆動モータ支持部材結合部(本体嵌入部) 5b……駆動モータ支持部材結合部(フランジ) 6……支持部材締結手段(ボルト) 7……軸締結手段(ボルト) 9……駆動モータ 12……出力軸 12c……主軸結合部(主軸係合穴) 12d……主軸結合部(フランジ) 17……ドローバー駆動手段(連結棒) 17a……ドローバー結合部(ドローバー係合穴) 18……ドローバー締結手段(固定部材) 18a……ドローバー締結手段(ボルト) 19……主軸 19c……出力軸結合部(出力軸嵌入部) 19d……出力軸結合部(フランジ) 21……工具保持装置 23……ドローバー 23c……ドローバー駆動手段結合部(連結棒嵌入部)
フロントページの続き (72)発明者 岸 和男 愛知県丹羽郡大口町大字小口字乗船1番 地 ヤマザキマザック株式会社本社工場 内 (56)参考文献 特開 昭63−272442(JP,A) 実開 昭63−161638(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23B 19/02 B23B 31/117 B23Q 5/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主軸支持部材を設け、 前記主軸支持部材の端部に駆動モータ支持部材結合部を
    設け、 駆動モータ支持部材を設け、 前記駆動モータ支持部材の端部に主軸支持部材結合部を
    設け、 前記主軸支持部材と前記駆動モータ支持部材を、前記駆
    動モータ支持部材結合部と前記主軸支持部材結合部を介
    して、支持部材締結手段によって結合し、 前記主軸支持部材内部に主軸を回転自在に設け、 前記主軸の端部に出力軸結合部を設け、 前記駆動モータ支持部材内部に駆動モータを設け、 前記駆動モータに出力軸を回転駆動自在に設け、 前記出力軸の端部に主軸結合部を設け、 前記主軸と前記出力軸を、前記出力軸結合部と前記主軸
    結合部を介して、軸締結手段によって結合し、 前記駆動モータ支持部材の前記軸締結手段に対応した位
    置に操作スペースを外部に対して開放自在に設け、 前記主軸内部に工具保持装置を設け、 前記工具保持装置に、ドローバーを、当該工具保持装置
    を作動させ得る形で、前記主軸の軸心方向へ移動自在に
    設け、 前記ドローバーの端部にドローバー駆動手段結合部を設
    け、 前記出力軸内部に、ドローバー駆動手段を、前記出力軸
    の軸心方向へ移動駆動自在に設け、 前記ドローバー駆動手段の端部にドローバー結合部を設
    け、 前記ドローバーと前記ドローバー駆動手段を、前記ドロ
    ーバー駆動手段結合部と前記ドローバー結合部を介し
    て、ドローバー締結手段によって結合して構成した工作
    機械の主軸構造。
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