JPH0435281B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0435281B2 JPH0435281B2 JP21861783A JP21861783A JPH0435281B2 JP H0435281 B2 JPH0435281 B2 JP H0435281B2 JP 21861783 A JP21861783 A JP 21861783A JP 21861783 A JP21861783 A JP 21861783A JP H0435281 B2 JPH0435281 B2 JP H0435281B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spindle
- engaging portion
- shaft
- processing device
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 2
- 238000005498 polishing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Gripping On Spindles (AREA)
- Turning (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は回転部材を組み込んだ製品の旋削、
或いは研削ないし研摩仕上げ等の加工において、
高精度の加工を能率よく行うことのできる加工装
置に関する。
或いは研削ないし研摩仕上げ等の加工において、
高精度の加工を能率よく行うことのできる加工装
置に関する。
従来、例えば、フロツピ駆動用モータ、VTR
ヘツド等の回転部材を組み込んだ製品(以下、組
部材と称する)の高精度の施削仕上げを行うこと
が困難であつた。汎用機械を用いて内側部材と外
側部材とをそれぞれ別途に加工する場合には、掴
み換え誤差等のためそれぞれの加工面にずれが生
じ高精度の品質が得られなかつた。又、上記掴み
換え作業を要するごとき作業システム下において
は省力化、自動化を推進するのが難かしく作業能
率を低下させていたのである。
ヘツド等の回転部材を組み込んだ製品(以下、組
部材と称する)の高精度の施削仕上げを行うこと
が困難であつた。汎用機械を用いて内側部材と外
側部材とをそれぞれ別途に加工する場合には、掴
み換え誤差等のためそれぞれの加工面にずれが生
じ高精度の品質が得られなかつた。又、上記掴み
換え作業を要するごとき作業システム下において
は省力化、自動化を推進するのが難かしく作業能
率を低下させていたのである。
この発明は上記従来技術に鑑みて、組部材を高
精度かつ高能率に加工することのできる加工装置
を提供することを目的とする。
精度かつ高能率に加工することのできる加工装置
を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためのこの発明は、内側部
材と該内側部材に対し相対的に同心軸で回転する
外側部材とを有する回転部材組み込み製品の加工
装置において、内側スピンドルと外側スピンドル
とを同心軸上に設け、前記内側スピンドルの軸先
端に前記内側部材に対応する係合部を設け、前記
外側スピンドルの軸先端に前記外側部材に対応す
る係合部を設け、前記内側スピンドルと前記外側
スピンドルとを順次回転させる回転手段を設けた
ことを特徴とする回転部材組み込み製品の加工装
置である。
材と該内側部材に対し相対的に同心軸で回転する
外側部材とを有する回転部材組み込み製品の加工
装置において、内側スピンドルと外側スピンドル
とを同心軸上に設け、前記内側スピンドルの軸先
端に前記内側部材に対応する係合部を設け、前記
外側スピンドルの軸先端に前記外側部材に対応す
る係合部を設け、前記内側スピンドルと前記外側
スピンドルとを順次回転させる回転手段を設けた
ことを特徴とする回転部材組み込み製品の加工装
置である。
以下、この発明を旋削加工装置に用いた一実施
例を掲げ詳細に説明する。
例を掲げ詳細に説明する。
第1図全体図に示した組部材の旋削加工装置
は、フロツピ駆動用モータ、VTRヘツド等を高
精度で加工するために、最終組立の終了した組部
材を精度よく加工するものである。第1図におい
て、組部材はエアチヤツク部1に装着され、往復
台3上の刃物台に備えられたバイトにより旋削加
工される。組部材の回転は後述するように2つの
スピンドルで行なわれ、一方の駆動は駆動モータ
5により行われ、他方のスピンドルは図示しない
駆動源によりベルト7を介して駆動される。エア
装置9はエアチヤツクの駆動を行うためのもので
ある。組部材の施削加工における制御は数値制御
装置11で自動的に行われ、手動、その他の操作
は操作装置 13及びフツトペタル装置15で指令すること
により行われる。
は、フロツピ駆動用モータ、VTRヘツド等を高
精度で加工するために、最終組立の終了した組部
材を精度よく加工するものである。第1図におい
て、組部材はエアチヤツク部1に装着され、往復
台3上の刃物台に備えられたバイトにより旋削加
工される。組部材の回転は後述するように2つの
スピンドルで行なわれ、一方の駆動は駆動モータ
5により行われ、他方のスピンドルは図示しない
駆動源によりベルト7を介して駆動される。エア
装置9はエアチヤツクの駆動を行うためのもので
ある。組部材の施削加工における制御は数値制御
装置11で自動的に行われ、手動、その他の操作
は操作装置 13及びフツトペタル装置15で指令すること
により行われる。
第2図にスピンドル部の拡大断面図を示した。
内側スピンドル17の駆動手段はフレーム19に
取付けた駆動モータ5により構成され、外側スピ
ンドル21の駆動手段は図示しない駆動源よりベ
ルト7を介してプーリ23を駆動する構成のもの
について例示した。内側スピンドル17の軸先端
には延長内側スピンドル25を延接し、組部材W
の内側部材Wiに対応する係合部27を設けてい
る。係合部27はスプリング29を介してピン3
1を内側部材Wiの孔部に挿入させるようにした
ものでボルト33を介して延長内側スピンドル2
5に取り付けている。一方、外側スピンドル21
の軸先端には係合部35を設けている。係合部3
5はエアチヤツク37と係合爪39とから成り、
組部材の外側部材の基準面41を把持する。
内側スピンドル17の駆動手段はフレーム19に
取付けた駆動モータ5により構成され、外側スピ
ンドル21の駆動手段は図示しない駆動源よりベ
ルト7を介してプーリ23を駆動する構成のもの
について例示した。内側スピンドル17の軸先端
には延長内側スピンドル25を延接し、組部材W
の内側部材Wiに対応する係合部27を設けてい
る。係合部27はスプリング29を介してピン3
1を内側部材Wiの孔部に挿入させるようにした
ものでボルト33を介して延長内側スピンドル2
5に取り付けている。一方、外側スピンドル21
の軸先端には係合部35を設けている。係合部3
5はエアチヤツク37と係合爪39とから成り、
組部材の外側部材の基準面41を把持する。
上記構成において、エアチヤツク37を作動さ
せ係合爪39で外側部材Woの基準面41を把持
すると共に内側部材Wiを係合部27のピン31
に係合して施削加工を行う。内側スピンドル17
を固定、即ちピン31で内外部材Wiを固定し、
外側スピンドル21を回転させれば外側部材が回
転する。この外側部材の加工面43に所定のバイ
トを当て旋削加工を行えば、スピンドルの軸心で
あるZ軸を軸心として旋削加工を行うことができ
る。次に、外側スピンドル21を固定し、内側ス
ピンドル17を回転させればピン31の回転によ
り内側部材が回転される。内側部材Wiの加工面
45に対し所定のバイトを当てれば、前記同様Z
軸を軸心とする精密な旋削加工を行うことができ
る。上記旋削加工において外側スピンドルの回
転、或いは内側スピンドルの回転、又、往復台の
移動等は全て数値制御装置により自動的に行われ
得ることは勿論である。
せ係合爪39で外側部材Woの基準面41を把持
すると共に内側部材Wiを係合部27のピン31
に係合して施削加工を行う。内側スピンドル17
を固定、即ちピン31で内外部材Wiを固定し、
外側スピンドル21を回転させれば外側部材が回
転する。この外側部材の加工面43に所定のバイ
トを当て旋削加工を行えば、スピンドルの軸心で
あるZ軸を軸心として旋削加工を行うことができ
る。次に、外側スピンドル21を固定し、内側ス
ピンドル17を回転させればピン31の回転によ
り内側部材が回転される。内側部材Wiの加工面
45に対し所定のバイトを当てれば、前記同様Z
軸を軸心とする精密な旋削加工を行うことができ
る。上記旋削加工において外側スピンドルの回
転、或いは内側スピンドルの回転、又、往復台の
移動等は全て数値制御装置により自動的に行われ
得ることは勿論である。
第3図に内側係合部の他の実施例を示した。内
側部材Wiの係合面を割溝の入つたコレツト47
で係合するものである。コレツト47は、その内
面を傾斜面で形成しているので数種の内側部材径
に対応させることが可能であると共に、割溝の歪
吸収力と相俟つて内側部材Wiのわずかな軸巡れ
を吸収することができる。又、コレツト47は内
側スピンドル17との間にスプリング49を介在
せしめており、接合ボルト51との間に隙間を形
成してZ軸方向に摺動可能としているので、取付
誤差、寸法誤差、加工中の振動等吸収できる。
側部材Wiの係合面を割溝の入つたコレツト47
で係合するものである。コレツト47は、その内
面を傾斜面で形成しているので数種の内側部材径
に対応させることが可能であると共に、割溝の歪
吸収力と相俟つて内側部材Wiのわずかな軸巡れ
を吸収することができる。又、コレツト47は内
側スピンドル17との間にスプリング49を介在
せしめており、接合ボルト51との間に隙間を形
成してZ軸方向に摺動可能としているので、取付
誤差、寸法誤差、加工中の振動等吸収できる。
第4図に第3図のコレツト係合部を更に改良し
た実施例を示す。第4図の内側部材の係合部は、
第3図コレツト47とスプリング49とをユニツ
ト化してスプリングユニツト53を形成したもの
である。スプリングユニツト53はコレツト47
を中間部材55に対し摺動可能になるよう接合ボ
ルト51で接合している。該中間部材55はボル
ト57で内側スピンドル17に固定してある。従
つて、スプリング49を組み込んだユニツト53
はボルト57の操作により容易に着脱できる。各
種の組部材に対応したスプリングユニツト53を
構成しておけば、広範囲の組部材に対応して素早
い交換作業を行うことが可能となる。
た実施例を示す。第4図の内側部材の係合部は、
第3図コレツト47とスプリング49とをユニツ
ト化してスプリングユニツト53を形成したもの
である。スプリングユニツト53はコレツト47
を中間部材55に対し摺動可能になるよう接合ボ
ルト51で接合している。該中間部材55はボル
ト57で内側スピンドル17に固定してある。従
つて、スプリング49を組み込んだユニツト53
はボルト57の操作により容易に着脱できる。各
種の組部材に対応したスプリングユニツト53を
構成しておけば、広範囲の組部材に対応して素早
い交換作業を行うことが可能となる。
上記実施例の説明から理解されるように、この
発明は、内側スピンドルと外側スピンドルとを同
心軸上に設け、前記内側スピンドルの軸先端に前
記内側部材に対応する係合部を設け、前記外側ス
ピンドルの軸先端に前記外側部材に対応する係合
部を設け、前記内側スピンドルと前記外側スピン
ドルとを順次回転させる回転手段を設けたことを
特徴とするものであるから、組部材を高精度、か
つ、高能率で加工することができる。
発明は、内側スピンドルと外側スピンドルとを同
心軸上に設け、前記内側スピンドルの軸先端に前
記内側部材に対応する係合部を設け、前記外側ス
ピンドルの軸先端に前記外側部材に対応する係合
部を設け、前記内側スピンドルと前記外側スピン
ドルとを順次回転させる回転手段を設けたことを
特徴とするものであるから、組部材を高精度、か
つ、高能率で加工することができる。
図面はいずれもこの発明の実施例を示し、第1
図は全体側面説明図、第2図はスピンドル部の詳
細断面図、第3図、第4図は内側部材係合部の詳
細断面図である。 17……内側スピンドル、21……外側スピン
ドル、25……延長内側スピンドル、27……内
側部材の係合部、31……ピン、35……外側部
材の係合部、47……コレツト、53……スプリ
ングユニツト、W……組部材、Wi……内側部材、
Wo……外側部材。
図は全体側面説明図、第2図はスピンドル部の詳
細断面図、第3図、第4図は内側部材係合部の詳
細断面図である。 17……内側スピンドル、21……外側スピン
ドル、25……延長内側スピンドル、27……内
側部材の係合部、31……ピン、35……外側部
材の係合部、47……コレツト、53……スプリ
ングユニツト、W……組部材、Wi……内側部材、
Wo……外側部材。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 内側部材と該内側部材に対し相対的に同心軸
で回転する外側部材とを有する回転部材組み込み
製品の加工装置において、内側スピンドルと外側
スピンドルとを同心軸上に設け、前記内側スピン
ドルの軸先端に前記内側部材に対応する係合部を
設け、前記外側スピンドルの軸先端に前記外側部
材に対応する係合部を設け、前記内側スピンドル
と前記外側スピンドルとを順次回転させる回転手
段を設けたことを特徴とする回転部材組み込み製
品の加工装置。 2 前記内側スピンドルの軸先端に設けた係合部
が、前記内側部材の有する孔部に対応したピン部
材である特許請求の範囲第1項に記載の回転部材
組み込み製品の加工装置。 3 前記内側スピンドルの軸先端に設けた係合部
が、前記内側部材に係合するコレツトである特許
請求の範囲第1項に記載の回転部材組み込み製品
の加工装置。 4 前記内側スピンドルの軸先端に設けた係合部
が、スプリング機構を備えたユニツト形式のコレ
ツト部材である特許請求の範囲第1項に記載の回
転部材組み込み製品の加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21861783A JPS60114439A (ja) | 1983-11-22 | 1983-11-22 | 回転部材組み込み製品の加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21861783A JPS60114439A (ja) | 1983-11-22 | 1983-11-22 | 回転部材組み込み製品の加工装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60114439A JPS60114439A (ja) | 1985-06-20 |
JPH0435281B2 true JPH0435281B2 (ja) | 1992-06-10 |
Family
ID=16722759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21861783A Granted JPS60114439A (ja) | 1983-11-22 | 1983-11-22 | 回転部材組み込み製品の加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60114439A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2719930B2 (ja) * | 1988-08-26 | 1998-02-25 | 西部電機株式会社 | 組立部品の旋削加工装置 |
JP2719931B2 (ja) * | 1988-08-26 | 1998-02-25 | 西部電機株式会社 | 組立部品の旋削加工装置 |
JPH02243203A (ja) * | 1989-03-16 | 1990-09-27 | Seibu Electric & Mach Co Ltd | 組立部品の加工方法 |
JPH07102481B2 (ja) * | 1991-07-03 | 1995-11-08 | 社団法人日本工作機械工業会 | 工作機械の主軸駆動装置 |
-
1983
- 1983-11-22 JP JP21861783A patent/JPS60114439A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60114439A (ja) | 1985-06-20 |
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