JP2824979B2 - 密閉加熱冷却装置 - Google Patents

密閉加熱冷却装置

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JP2824979B2
JP2824979B2 JP5188879A JP18887993A JP2824979B2 JP 2824979 B2 JP2824979 B2 JP 2824979B2 JP 5188879 A JP5188879 A JP 5188879A JP 18887993 A JP18887993 A JP 18887993A JP 2824979 B2 JP2824979 B2 JP 2824979B2
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  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
  • Commercial Cooking Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱、冷却、殺菌、保
存を単一の容器で行う密閉加熱冷却装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】スープなどの液体食品を作る場合、上部
が開放され、攪拌装置を付けた加熱攪拌釜を用い、攪拌
しながら加熱を行う。加熱調理された食品を冷却する必
要が有る場合、加熱釜より食品が取り出され、冷却装置
に移し変えられて冷却される。食品が液体の場合だとポ
ンプによって食品を送ることもあり、加熱釜下部より取
り出された液体食品は、冷水の入った冷却循環槽にて循
環させることで冷水との間で熱交換が行われて冷却され
る。また、他の冷却方法として、食品を密閉容器内に入
れ、容器内空気を真空ポンプによって吸引し、容器内圧
力を低下させることで沸騰点を低下させ、食品に含まれ
ている水分を蒸発させることで熱を奪い冷却するという
方法もある。保存が必要な場合は、移動式タンクに移し
変え、さらに冷凍庫に移されて凍結保存される。
【0003】加熱、冷却はそれぞれ別の装置を使用し、
保存する場合は凍結する必要があるため装置全体のスペ
ースが大きく、食品を移し変える工程が必要であった。
また、ポンプによって液体食品を送る場合、頻繁なポン
プの保守が必要であった。密閉容器内の空気を除去する
ことによって行う真空冷却の場合、水分が蒸発するため
に味が変質したり、食品の重要な要素である香りの成分
も無くなるという欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】複数の装置が必要であ
った加熱、冷却、保存を単一の装置で行い、無菌管理、
省スペース化、工程の簡略化、省力化を行うことのでき
る、加熱冷却装置を製作する。
【0005】
【課題を解決するための手段】密閉された圧力容器を完
全に包み込む様にジャケットを設け、ジャケット内部を
仕切り、ジャケット内の上下を独立させる。圧力容器内
上部に空気配管を設け、配管によって真空ポンプ、空気
圧縮機、排気口を接続しておく。容器内下部には液体食
品の吸引、吐出用配管を設け、材料の吸引は容器内空気
を排出し真空にすることによって行い、製品の吐出は容
器内に空気を送り込み加圧することによって行う。下部
ジャケット内へは蒸気と水、上部ジャケット内へは水の
供給、排出管を設け、蒸気または水を送り込めるように
する。加熱調理する際は下部ジャケット内に蒸気を供給
し、加圧状態で加熱し、冷却する際は上部及び下部ジャ
ケット内へ水を通水する。その後、保存する場合は常温
のまま密閉し、保存する。
【0006】
【作用】容器内の空気を除去し、内部を真空にすること
で外部との圧力差が生じ、内部への吸引力が発生し、容
器内へ材料を吸引することができ、容器内へ空気を送り
込み、内部を加圧することで外部との圧力差が生じ、外
部への吐出力が発生する。圧力容器で加熱するために液
温を高温化する事ができ、殺菌効果が向上するので、圧
力容器内は無菌とすることができる。殺菌された後は密
閉されているために細菌の侵入を防ぐことができ、無菌
であるため常温での保存が可能である。冷却する際、下
部ジャケットへ通水する事で高温液体と冷水との間で熱
交換が行え、上部ジャケットに通水することで上部の飽
和蒸気を冷却、凝縮し、飽和蒸気を凝縮する事によって
容器内圧力が低下するので、容器内部の沸点も低下する
ために水分が沸騰蒸発し、蒸発する際に食品から熱を奪
うことによって食品の冷却が促進される。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
円筒状の圧力容器(1)の周囲を完全に覆うようにジャ
ケット(13)を設ける。ジャケット内を上下に区切る
仕切板(2)を設け、ジャケット内を上下2つの部屋に
区切る。上部ジャケット内(3)へは水が給水されるよ
うに給水配管(4)と排水配管(5)が接続され、下部
ジャケット内(15)は水を給水する給水配管(4)、
蒸気を導入する蒸気配管(6)、水を排出する排水配管
(5)が接続されている。圧力容器上部には空気配管
(7)が設けられ、配管は途中で3分割されており、真
空ポンプ(8)、空気圧縮機(9)、排気口(図示せ
ず)に接続されている。圧力容器下部には、液体用配管
(10)が設けられ、配管途中で2分割されて材料タン
ク(12)と製品タンク(16)に接続されている。そ
れぞれの配管には電磁弁が設けられており、電磁弁によ
って流れが制御されている。また、圧力容器内部の液体
部分(14)に攪拌羽根がくるよう攪拌装置(11)を
設置し、液体を攪拌できるようにしておく。
【0008】液体食品を調理をする場合、まず真空ポン
プの稼働によって容器内を真空にし、負圧を発生させる
ことによって液体用配管から材料が吸引される。材料が
入ると圧力容器は密閉され、調理が始められる。加熱は
下部ジャケットに蒸気を供給することで行い、攪拌装置
にて攪拌しながら加熱する。密閉したまま加熱すると容
器内は加圧され、沸点が上昇するために液体を高温にす
ることができ、十分な殺菌を行うことができる。冷却す
る場合は、上部及び下部ジャケット内へ水を給水する。
下部ジャケット内へ給水された水は、圧力容器内部の食
品と熱交換して食品を冷却し、上部ジャケット内へ給水
された水は食品から発生した蒸気と熱交換して蒸気を冷
却し、凝縮させる。蒸気を凝縮させると容器内の圧力が
低下し、内部液体食品の沸点が低下するため沸騰蒸発が
促進され、水分が蒸発する際に熱を奪うので、液体食品
が冷却される。保存する必要がある場合は、容器内は殺
菌され、密閉されているために冷凍する必要はなく、常
温で保存ができる。製品を容器から取り出す場合、空気
圧縮機によって空気を容器内へ送り込むことで、取り出
すことができる。
【0009】
【発明の効果】本発明を実施することで、加熱、殺菌、
冷却、保存が一つの装置で行えるため非常に省スペース
化する事ができる。高温殺菌し、容器を密閉しているた
めに完全な無菌管理が行える。無菌であるために常温保
存が可能で、冷凍解凍の必要が無く、エネルギーを節約
する事ができる。食品の移し変えや、冷凍解凍の必要が
無いため工程を簡略化でき、省力化することができる。
ポンプ内に食品を通さないため頻繁なポンプの保守が必
要なくなる。真空ポンプにて真空冷却を行った場合に発
生する味の変質や、香り成分の喪失は、蒸気を凝縮させ
るために発生せず、高い品質の製品を作ることができる
等、様々な効果が有り、本発明は非常に優れたものであ
ると言える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のフローシート
【図2】 従来の概要図
【符号の説明】
1 圧力容器 2 仕切板 3 上部ジャケット内 4 給水配管 5 排水配管 6 蒸気配管 7 空気配管 8 真空ポンプ 9 空気圧縮機 10 液体用配管 11 攪拌装置 12 材料タンク 13 ジャケット 14 液体食品 15 下部ジャケット内 16 製品タンク 17 加熱攪拌釜 18 冷却循環槽 19 移動式タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47J 27/00 - 27/64 A23L 3/36

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉可能容器の周囲の下部および上部に
    ジャケットを設け、ジャケットに蒸気配管と給水配管を
    接続しておき、ジャケット内に蒸気を供給することによ
    って容器内部の食品を加熱し、ジャケット内に冷却水を
    供給することで容器内部の食品を冷却する食品の加熱冷
    却装置であって、 密閉可能容器内の、上部に空気用配管、下部に液体用配
    管を設けておき、真空ポンプによって容器内空気を吸引
    することで容器内へ材料を吸引し、空気圧縮機によって
    容器内へ空気を押し込むことで容器内の製品を容器外へ
    吐出する密閉加熱冷却装置。
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JP6026736B2 (ja) * 2011-11-18 2016-11-16 愛知電機株式会社 混合装置

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