JPS646075Y2 - - Google Patents

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JPS646075Y2
JPS646075Y2 JP1984041888U JP4188884U JPS646075Y2 JP S646075 Y2 JPS646075 Y2 JP S646075Y2 JP 1984041888 U JP1984041888 U JP 1984041888U JP 4188884 U JP4188884 U JP 4188884U JP S646075 Y2 JPS646075 Y2 JP S646075Y2
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JP
Japan
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vacuum
antifreeze
food
water tank
tank
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JP1984041888U
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JPS60153993U (ja
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、食品の真空冷却、低温解凍および低
温乾燥の三つの機能を備えた装置に関する。
従来技術 食品加工分野では、真空冷却を応用した真空冷
却機が広く利用されている。真空冷却は、容器内
を減圧してゆくと、食品に含まれる水分の一部が
蒸発し、それに伴い食品から潜熱が急速にうばわ
れて食品全体が均一に冷却されるという原理を応
用している。食生活の変化により、一般家庭の食
卓は、調理時間が短くてすみ、手軽にしかも衛生
的に調理が可能なインスタント食品や冷凍食品や
一般惣菜物などでにぎわつている。それにつれ
て、食品加工の分野でも、単に冷却機能の提供だ
けではニーズに応じきれない状況になりつつあ
る。冷却機能の他に、冷凍食品の低温解凍機能や
食品用の低温乾燥機能などが要求されつつある。
しかしながら、従来の食品加工機はこれらの機
能を個別に備えているにすぎない。例えば、即席
乾燥めんのかやくなどは、調理後、真空冷却機で
真空冷却され、これを冷却機から出し別の乾燥機
で低温乾燥処理される。そのため、各機能別の機
器を準備しなければならないうえに、機器ごとに
設置スペースを確保しなければならない。操作能
率も著しく悪い。
考案の目的 本考案の目的は、一台で食品の真空冷却、低温
解凍および低温乾燥の三つの機能を兼ね備えた冷
却・解凍・乾燥用食品加工装置を提供することに
ある。
考案の要旨 本考案の食品の冷却・解凍・乾燥装置は、(a)水
槽を内蔵した食品収容用真空槽と、(b)該真空槽に
連結される真空手段および冷却手段と、(c)該水槽
を加熱する加熱手段と、(d)該水槽の開口部に着脱
可能に配置されて該開口部を開放する多孔板、お
よび該開口部を閉塞する盲板と、を有し、そのこ
とにより上記目的が達成される。
実施例 以下に本考案を一実施例について述べる。
本考案の装置は、第1図および第2図に示すよ
うに、食品収容用真空槽2とこれにパイプ214
を介して連結される真空手段3と冷却手段4とを
有する。真空槽2には、水槽21が内蔵されてい
る。この水槽21内には蒸気ヒーターや電気ヒー
ターなどの加熱手段22が設けられている。水槽
21の上方には多孔板23あるいは盲板24が着
脱可能に配置される。これら板23と24とはね
じ手段213を操作することにより交換されう
る。真空槽2の扉26は、例えば、ゴムパツキン
260などを介して真空槽2本体に気密状に密着
されうる。真空槽2内の水槽21の上方には、食
品を載置するための棚25が設けられている。
真空手段3はコンデンサー31と真空ポンプ3
2とを有する。冷却手段4は不凍液循環系41と
冷媒循環系42とを有する。不凍液循環系41は
真空槽2内の気体を上記コンデンサー31にて冷
却する機能を有し、不凍液401を収容する不凍
液収容容器43と不凍液401を循環させる不凍
液循環ポンプ44とを備えている。冷媒循環系4
2は、不凍液収容容器43内に設けた冷媒蒸発器
45と冷凍機46とを備え、真空槽2内の気体と
のコンデンサー31における熱交換によつて加熱
された不凍液401を、蒸発器45を介して冷媒
402と接触させ、この冷媒402を気化させる
ことにより、冷却する機能を有する。不凍液40
1や冷媒402としては、腐蝕性がなく、比熱が
大きくしかも粘性の小さい特性を有することが要
求される。その例としては、塩化カリウム、塩化
ナトリウム、塩化マグネシウム水溶液あるいは有
機系のプロピレングリコール、エチレングリコー
ル水溶液などがあり、使用温度に応じて適宜選択
される。コンデンサー31、真空ポンプ32、不
凍液循環ポンプ44、冷熱交換器45および冷凍
機46は格別である必要はなく適当な容量をもつ
たものが適宜選択される。配管パイプなども使用
目的に応じて長さや太さが適宜選択される。
上記真空槽2、不凍液循環系41および冷媒循
環系42は、例えば、ハウジング1内に収容され
ている。
この装置は例えば次のように機能する。
(1) 冷却→乾燥:まず、調理されたての表面温度
約80℃の焼卵を真空槽2内の棚25の上に載置
し、扉26を気密状に閉める。そして、真空ポ
ンプ32を始動する。このときには、水槽21
の上には盲板23が取り付けられている。加熱
手段22は作動していない。真空ポンプ32の
脱気作業により真空槽2内が減圧されてゆく
と、卵表面の水分は沸騰を始め、卵自らは蒸発
潜熱をうばわれて次第に温度が下がる。卵から
発生した蒸気はコンデンサー31で冷却され液
化する。さらに冷却され霜となる。この霜は適
宜図外の加熱手段により解かされドレインを経
て系外へ排出される。コンデンサー31にて水
分を除かれた真空槽2からの気体は真空ポンプ
32により排気口212から系外へ排気され
る。コンデンサー31にて熱を与えられた不凍
液401は不凍液循環ポンプ44によつて冷熱
交換器45に送られる。そこで冷媒402と熱
交換して冷却され、再びコンデンサー31に循
環される。加熱された冷媒402は冷凍機43
へ循環しここで再び冷却される。このようにし
て、焼卵は冷却される。次いで、加熱手段22
で水槽21内の水210を加熱する。減圧下で
あるため、水210は例えば5℃で沸騰する。
この熱で盲板24を低温加熱する。この熱によ
り、上記の冷却卵は、低温にて乾燥される。こ
のようにして所望の乾燥卵が得られる。この乾
燥卵は、急速冷却して得られるため、細菌繁殖
温度帯20℃〜50℃をすばやく通過し、品質の劣
化が防止される。この乾燥卵は、例えば、イン
スタントラーメンのかやくとして用いられる。
(2) 解凍:冷凍された例えばマグロは生鮮食品で
あるので解凍温度がその味に微妙に影響する。
約0℃〜5℃が適温である。解凍の場合は、多
孔板24を水槽21に配置し、加熱手段22を
作動させる。同時に真空ポンプ32を駆動させ
る。減圧下の加熱であるため水槽21内の水2
10は約5℃で沸騰し蒸気211を発生する。
発生した蒸気211によつて冷凍マグロが解凍
される。約5℃の蒸気211はコンデンサー3
1内で約−15℃に冷却される。
水分は霜となり、図外の加熱手段により適宜
解かされドレインにて系外へ排出される。
冷凍焼卵や冷凍果物などの冷凍食品を低温解
凍し、次いで低温乾燥させることも可能であ
る。低温解凍および低温乾燥の操作は前述の操
作に準じて行われる。
考案の効果 本考案の装置によれば、水槽を内蔵した食品収
容用真空槽と、該真空槽に連結される真空手段お
よび冷却手段と、該水槽を加熱する加熱手段とを
有するので、調理された物を真空槽内に配置した
後、加熱手段を作動させると同時に真空手段を駆
動させて、水槽内の水を低温で沸騰させ、その沸
騰した水の蒸気で調理物を低温解凍できる。しか
も、水槽の開口部に着脱可能に配置されて該開口
部を開放する多孔板、および該開口部を閉塞する
盲板を有するので、水槽の開口部に多孔板を配置
して、該開口部を開放する状態とした場合には、
上記したように真空槽内を低温で減圧状態とする
ことにより水槽内の水を蒸発させることが可能と
なつて調理物の低温解凍が行え、また水槽の開口
部に盲板を配置して、該開口部を閉塞する状態と
した場合には、真空槽内を減圧状態としても水槽
内の水が蒸発することが防止されるので、調理物
を真空槽内に配置した後、真空手段を作動させて
真空槽内を減圧することで調理物を冷却し、次い
で加熱手段によつて水槽内の水を加熱することで
盲板を低温加熱して調理物を低温にて乾燥するこ
とができる。このように、多孔板あるいは盲板を
取換えるという簡単な操作で食品の処理に必要な
真空冷却、低温解凍および低温乾燥の全機能を一
台の装置で達成することが可能となる。しかもそ
の処理能率は著しく高く、その食品に固有の品質
も完全に維持される。装置一台で全機能を果たし
うるため設置スペースが少なくてすみ、作業の効
率化をもたらす。それゆえ、低価格で食品を供給
することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の食品の冷却・解凍・乾燥装置
の一実施例を示す断面図、第2図は第1図に示す
実施例の不凍液循環系と冷媒循環系とを示す系統
図である。 1……ハウジング、2……真空槽、3……真空
手段、4……冷却手段、21……水槽、22……
加熱手段、23……多孔板、24……盲板、25
……棚、26……扉、31……コンデンサー、3
2……真空ポンプ、41……不凍液循環系、42
……冷媒循環系、43……不凍液収容容器、44
……不凍液循環ポンプ、45……冷熱交換器、4
6……冷凍機、210……水、211……蒸気、
212……排気口、213……ねじ手段、401
……不凍液、402……冷媒。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 (a) 水槽を内蔵した食品収容用真空槽と、 (b) 該真空槽に連結される真空手段および冷却
    手段と、 (c) 該水槽を加熱する加熱手段と、 (d) 該水槽の開口部に着脱可能に配置されて該
    開口部を開放する多孔板、および該開口部を
    閉塞する盲板と、 を有する食品の冷却・解凍・乾燥装置。 2 前記真空手段がコンデンサーと真空ポンプと
    を有する実用新案登録請求の範囲第1項に記載
    の装置。 3 前記冷却手段が不凍液循環系と冷媒循環系と
    を有する実用新案登録請求の範囲第1項に記載
    の装置。 4 前記不凍液循環系が不凍液収容容器と不凍液
    循環ポンプとを有する実用新案登録請求の範囲
    第3項に記載の製造装置。 5 前記冷媒循環系が冷熱交換器と不凍機とを有
    する実用新案登録請求の範囲第3項に記載の装
    置。
JP4188884U 1984-03-23 1984-03-23 食品の冷却・解凍・乾燥装置 Granted JPS60153993U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4188884U JPS60153993U (ja) 1984-03-23 1984-03-23 食品の冷却・解凍・乾燥装置

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JP4188884U JPS60153993U (ja) 1984-03-23 1984-03-23 食品の冷却・解凍・乾燥装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60153993U JPS60153993U (ja) 1985-10-14
JPS646075Y2 true JPS646075Y2 (ja) 1989-02-15

Family

ID=30552127

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4188884U Granted JPS60153993U (ja) 1984-03-23 1984-03-23 食品の冷却・解凍・乾燥装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63258538A (ja) * 1987-04-17 1988-10-26 Ito Kashiten:Kk 真空冷却法による菓子生地の製造方法
RU2406951C1 (ru) * 2009-08-21 2010-12-20 Закрытое Акционерное Общество "Твин Трейдинг Компани" Способ сушки капиллярно-пористых сыпучих материалов и устройство для его осуществления

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55159781A (en) * 1979-05-30 1980-12-12 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd Vacuum thawing device

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JPS55159781A (en) * 1979-05-30 1980-12-12 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd Vacuum thawing device

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JPS60153993U (ja) 1985-10-14

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