JP2824157B2 - 連続鋳造用幅可変鋳型 - Google Patents

連続鋳造用幅可変鋳型

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JP2824157B2
JP2824157B2 JP4026791A JP4026791A JP2824157B2 JP 2824157 B2 JP2824157 B2 JP 2824157B2 JP 4026791 A JP4026791 A JP 4026791A JP 4026791 A JP4026791 A JP 4026791A JP 2824157 B2 JP2824157 B2 JP 2824157B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続鋳造用幅可変鋳型
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、連続鋳造用幅可変鋳型としては、
例えば図4に示すように、対向配置された一対の長辺2
1,22の間に同じく対向配置された一対の短辺23,24を
挟持するように方形の鋳型枠25の内側に配置するととも
に、長辺21,22の背面の上下左右の4ヶ所に鋳型枠25に
設けた駆動装置26を、また短辺23,24の背面の上下の2
ヶ所に鋳型枠25に設けた駆動装置27をそれぞれ取着け、
駆動装置26によって長辺21,22を短辺23,24の側壁面へ
押圧し鋳型28を構成したものがある。
【0003】あるいは、図5に示すように、対向配置さ
れた一対の短辺29,30を同じく対向配置された一対の長
辺31,32の間に配置するとともに、一対の長辺31,32に
は上下左右に貫通してクランプ用ボルト・ナット33を設
け、また短辺29,30の背面の上下2ヶ所には基準側の長
辺31に支持されたフレーム34に設けられた駆動装置35を
取着け、前記クランプ用ボルト・ナット33を締めつける
ことによって長辺31,32を短辺29,30の側壁面へ押圧し
鋳型36を構成したものがある。(特開平 1−95844 号公
報参照)
【0004】上記の鋳型は、いずれも連続鋳造中に短辺
23,24(29, 30)の背面に設けられた駆動装置27(35)
によって、短辺23,24(29, 30)を長辺21,22(31,3
2)間に挟持した状態で進退させ、幅変更が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した長
辺21,22(31,32)の、短辺23,24(29, 30)の側壁面
への押圧は、連続鋳造の際、鋳型28(36)に注湯された
溶湯が洩れない程度に前記長辺21,22(31,32)の背面
の駆動装置26、あるいはクランプ用ボルト・ナット33に
よって強固になされている。一方、連続鋳造中は、鋳型
28(36)を構成する短辺23,24(29, 30)および長辺2
1,22(31,32)は、鋳型28(36)に注湯された溶湯に
よって膨張し、特にメニスカス近傍は、高熱のため大き
く膨張する。この膨張により、長辺21,22(31,32)間
に挟持された短辺23,24(29, 30)は、長辺21,22(3
1,32)との押圧面により強く押圧されることになる。
このように押圧力が大きくなると、長辺21,22(31,3
2)に拘束されている短辺23,24(29, 30)は、鋳造の
都度大きな熱応力を受けるため歪みを生じ寿命が短くな
る。また連続鋳造中に幅変更を行う際、短辺23,24(2
9, 30)の側壁面が長辺21,22(31,32)との押圧面を
こするため、短辺23,24(29, 30)、長辺21,22(31,
32)共傷が付き、鋳型28(36)の寿命が短くなる。
【0006】一方近年、上記鋳造時または連続鋳造中の
幅変更時の短辺23,24(29, 30)や長辺21,22(31,3
2)の損傷を防ぐために、図6に示すようなソフトクラ
ンプが採用されている。すなわち、鋳型28(36)(ここ
では長辺21のみを示して説明する。)は、鋳造中溶鋼静
圧Wの分布荷重を受けており、この溶鋼静圧Wと釣り合
うように、ソフトクランプ力F1, F2を長辺21,22(31,
32)の背面から作用させて短辺の側壁面に押圧するもの
である。しかしながら、このソフトクランプであって
も、長辺21,22(31,32)の支持機構が上記背面の駆動
装置26、あるいはクランプ用ボルト・ナット33によるも
のであるから、長辺21,22(31,32)は水平方向に進退
する自由度しか持たされておらず、その上ソフトクラン
プ力F1<F2であるため、駆動装置26のロッドまたは取着
けピン等、あるいはクランプ用ボルト・ナット33のボル
トにモーメントが作用し、溶鋼静圧Wとソフトクランプ
力F1+F2を釣り合わせることができなかった。
【0007】本発明は、上記の事情に基づいてなされた
ものであって、その目的は、長辺の支持機構に無理な力
をかけることなくソフトクランプを行い得るとともに、
これによって短辺および長辺の損傷を防止し寿命を向上
させた連続鋳造用幅可変鋳型を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係わる連続鋳造用幅可変鋳型は、一対の短
辺と一対の長辺とを一対の長辺の間に一対の短辺を挟ん
だ相互位置関係で対向配置して一対の長辺を長辺の厚さ
方向に押圧することで鋳型を構成するとともに、一対の
短辺を長辺の長手方向に移動可能とした連続鋳造用幅可
変鋳型において、一対の長辺の各々が、長辺の長手方向
を軸として回動可能とされているものである。
【0009】
【作用】鋳型の長辺が、長辺の厚さ方向に進退するとと
もに、長手方向を軸として回動可能とされているので、
長辺の支持機構にモーメントが作用しても回動して吸収
し、溶鋼静圧Wとソフトクランプ力F1+F2を無理なく釣
り合わせることができ、これによって短辺および長辺の
損傷を防止し鋳型の寿命を向上させることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を基に説明す
る。図1は、本発明に係わる連続鋳造用幅可変鋳型の上
面図、図2(a)は、図1のA部拡大説明図、図2
(b)は、図2(a)のB−B断面図である。
【0011】図において、1は方形の鋳型枠、2A, 2Bは
短辺、3A, 3Bは長辺を示す。短辺2A, 2Bの背面に対向す
る鋳型枠1には、上下2ヶ所に駆動用シリンダ4が設け
られ、そのロッド5の先端は短辺2A, 2Bの背面に結合さ
れている。
【0012】長辺3A, 3Bの背面に対向する鋳型枠1に
は、上下左右4ヶ所に駆動用シリンダ6とソフトクラン
プ用シリンダ7とが設けられ、駆動用シリンダ6のロッ
ド8の先端は長辺3A, 3Bの背面に結合され、一方ソフト
クランプ用シリンダ7のロッド9の先端は長辺3A, 3Bの
背面に当接可能に設けられている。
【0013】長辺3A, 3Bの左右側壁面にはトラニオン10
が固設され、このトラニオン10には上下端面に転動溝11
を有する移動枠12がブッシュ13を介して回動自在に取着
けられている。一方前記左右側壁面に対向する鋳型枠1
には角筒状のケース14が固定して設けられ、そのケース
14の上下内側端面には、上面にコロが埋設されたガイド
15, 16がガイド押さえ17, 18を介してボルト19により止
着し得るように構成されている。そして、前記トラニオ
ン10に取着けられた移動枠12のケース14内への取着け
は、移動枠12の転動溝11にガイド15, 16を装着してケー
ス14の内側に配置した後、前記ガイド15, 16をガイド押
さえ17, 18とボルト19とで止着するとともに、ケース14
の上部に設けた締付けボルト20を締付けて行われてい
る。
【0014】上記の如く構成された幅可変鋳型において
は、連続鋳造中は、長辺3A, 3Bを短辺2A, 2Bの側壁面に
溶鋼静圧Wよりも僅かに大きい押圧力で押圧するよう
に、シリンダ6をフリーとしソフトクランプ用シリンダ
7のみを作動する。これにより、長辺3A, 3Bは、トラニ
オン10により移動枠12を介して回動可能に、且つ移動枠
12の転動溝11とガイド15, 16により厚さ方向に進退可能
に支持されることになるので、ソフトクランプ用シリン
ダ7の上下の押圧力を溶鋼静圧に合わせて確実に押圧す
ることができ、また溶湯の熱により短辺2A, 2Bが膨張し
その膨張圧がソフトクランプ用シリンダ7の押圧力を上
回ったた場合には、長辺3A, 3Bは後退するとともに回動
してこれを吸収し、従って、長辺3A, 3Bと短辺2A, 2Bの
側壁面との間には、連続鋳造中も常にソフトクランプ用
シリンダ7による押圧力のみがかかるだけなので、長辺
3A, 3Bや短辺2A, 2Bを傷つけることなく短辺2A, 2Bを移
動させることができる。
【0015】尚、上記実施例では長辺3A, 3Bの回動支点
となるトラニオン10を長辺3A, 3Bの左右側壁面の上部に
設けた例を説明したが、本発明はこれに特定されるもの
ではなく、図3に示すように、長辺3A,3Bの左右側壁面
の中央部(図3a参照)、下部(図3b参照)あるいは
長辺3A, 3Bの背面部に支持部材3Cを設けこの支持部材3C
を介してトラニオン10を設けてもよい(図3c参照)。
【0016】
【発明の効果】上述したように、本発明に係わる連続鋳
造用幅可変鋳型は、鋳型の長辺をその厚さ方向に進退し
得るとともに、長手方向を軸として回動可能に支持して
いるので、長辺にかかる溶鋼静圧に釣り合わせて長辺を
短辺の側壁面に押圧することができ、また連続鋳造中も
長辺と短辺の側壁面との間には、溶鋼静圧に釣り合わせ
た押圧力のみがかかるだけなので、長辺や短辺を傷つけ
ることなく短辺を移動することができる。また、これに
より鋳型の寿命を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる連続鋳造用幅可変鋳型の上面図
である。
【図2】(a)は、図1のA部拡大説明図、(b)は、
図2(a)のB−B断面図である。
【図3】本発明の連続鋳造用幅可変鋳型に係わる回動支
点となるトラニオンの設置位置の別実施態様の概要図で
ある。
【図4】従来の連続鋳造用幅可変鋳型の説明図である。
【図5】従来の他の連続鋳造用幅可変鋳型の説明図であ
る。
【図6】鋳型の長辺にかかる溶鋼静圧と長辺を短辺へ押
圧する力との関係を説明する図である。
【符号の説明】
1:方形の鋳型枠 2A, 2B:短辺 3
A, 3B:長辺 4,6:駆動用シリンダ 7 ソフトクラン
プ用シリンダ 10:トラニオン 11:転動溝 1
2:移動枠 13:ブッシュ 14:角筒状のケース 1
5, 16:ガイド 17, 18:ガイド押さえ 19:ボルト 2
0:締付けボルト
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B22D 11/04 316 B22D 11/04 311 B22D 11/16 106

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の短辺と一対の長辺とを一対の長辺
    の間に一対の短辺を挟んだ相互位置関係で対向配置して
    一対の長辺を長辺の厚さ方向に押圧することで鋳型を構
    成するとともに、一対の短辺を長辺の長手方向に移動可
    能とした連続鋳造用幅可変鋳型において、一対の長辺の
    各々が、長辺の長手方向を軸として回動可能とされてい
    ることを特徴とする連続鋳造用幅可変鋳型。
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