JP2580894Y2 - 連続鋳造設備におけるセグメント固定装置 - Google Patents
連続鋳造設備におけるセグメント固定装置Info
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- JP2580894Y2 JP2580894Y2 JP7586993U JP7586993U JP2580894Y2 JP 2580894 Y2 JP2580894 Y2 JP 2580894Y2 JP 7586993 U JP7586993 U JP 7586993U JP 7586993 U JP7586993 U JP 7586993U JP 2580894 Y2 JP2580894 Y2 JP 2580894Y2
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- Japan
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- segment
- rod
- opening
- fixing device
- clamp
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- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、連続鋳造設備における
セグメント固定装置に関する。さらに詳しくは、鋳片案
内又は引抜き用のロ−ルユニットを複数組備えたロ−ル
セグメント(以下、単にセグメントという)をストラン
ドのセグメント支持フレ−ム上に固定する連続鋳造設備
におけるセグメント固定装置に関するものである。
セグメント固定装置に関する。さらに詳しくは、鋳片案
内又は引抜き用のロ−ルユニットを複数組備えたロ−ル
セグメント(以下、単にセグメントという)をストラン
ドのセグメント支持フレ−ム上に固定する連続鋳造設備
におけるセグメント固定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】セグメントはロ−ルの摩耗、ロ−ルチョ
ック部のシ−ル劣化、軸受の寿命ないし損傷等の理由で
定期的に又は突発的に交換しなければならない。セグメ
ント交換方式の内、セグメントをガイド等に沿ってスト
ランド湾曲中心方向に出し入れして交換する方式では、
図4及び図5に示すように、セグメント1の上方(スト
ランド湾曲中心方向)から搬入した後、セグメント底部
の4つの隅角部に設けられた係止部2を支持フレ−ム3
に夫々固定して、鋳片を引抜きする際の水平力に対する
浮上がり防止、矯正する際の上向力の保持、セグメント
自重による転倒防止等を図る必要がある。
ック部のシ−ル劣化、軸受の寿命ないし損傷等の理由で
定期的に又は突発的に交換しなければならない。セグメ
ント交換方式の内、セグメントをガイド等に沿ってスト
ランド湾曲中心方向に出し入れして交換する方式では、
図4及び図5に示すように、セグメント1の上方(スト
ランド湾曲中心方向)から搬入した後、セグメント底部
の4つの隅角部に設けられた係止部2を支持フレ−ム3
に夫々固定して、鋳片を引抜きする際の水平力に対する
浮上がり防止、矯正する際の上向力の保持、セグメント
自重による転倒防止等を図る必要がある。
【0003】従来、この種のセグメント固定装置には、
図6(図5のA部拡大図)に示す様に、セグメント1の
底部に設けた係止部2の開口部4に、セグント支持フレ
−ム3を貫通してコッタピン50の頭部に形成された押
え金物51を装入し、この押え金物51を前記係止部2
に係止すると共に、前記セグント支持フレ−ム3の下部
と、このセグント支持フレ−ム3より下方に露出するコ
ッタピン50の軸部にコッタ孔52を設け、前記セグメ
ント支持フレ−ム3の下部にコッタピン50を囲むディ
スタントブロック53を装着し、このディスタントブロ
ック53より下方に露出するコッタピン50の下端部
に、該ディスタントブロック53を押し上げ可能な油圧
ナット54(又は油圧シリンダ)を装着すると共に、前
記ディスタントブロック53にコッタ挿入用の切欠部を
設け、前記コッタピン50の下端とセグメント支持フレ
−ム3との間に、該コッタピン50を回転、かつ、上下
動させるリフタ56を設けたものが知られている。
図6(図5のA部拡大図)に示す様に、セグメント1の
底部に設けた係止部2の開口部4に、セグント支持フレ
−ム3を貫通してコッタピン50の頭部に形成された押
え金物51を装入し、この押え金物51を前記係止部2
に係止すると共に、前記セグント支持フレ−ム3の下部
と、このセグント支持フレ−ム3より下方に露出するコ
ッタピン50の軸部にコッタ孔52を設け、前記セグメ
ント支持フレ−ム3の下部にコッタピン50を囲むディ
スタントブロック53を装着し、このディスタントブロ
ック53より下方に露出するコッタピン50の下端部
に、該ディスタントブロック53を押し上げ可能な油圧
ナット54(又は油圧シリンダ)を装着すると共に、前
記ディスタントブロック53にコッタ挿入用の切欠部を
設け、前記コッタピン50の下端とセグメント支持フレ
−ム3との間に、該コッタピン50を回転、かつ、上下
動させるリフタ56を設けたものが知られている。
【0004】この従来の装置では、緩みを防止するため
にハンマ−等によりコッタ57をい強固にハンマリング
する必要がなく、また、図示しない油圧ポンプにより油
圧ナット54を介してコッタピン50を引き下げ、コッ
タ57をコッタ孔52に挿入するだけで常にセグメント
1をセグメント支持フレ−ム3に強固に締結することが
できる。
にハンマ−等によりコッタ57をい強固にハンマリング
する必要がなく、また、図示しない油圧ポンプにより油
圧ナット54を介してコッタピン50を引き下げ、コッ
タ57をコッタ孔52に挿入するだけで常にセグメント
1をセグメント支持フレ−ム3に強固に締結することが
できる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記締
結作業中にコッタ57をコッタ孔52に挿入する作業
や、コッタピン50の押え金物51を開口部4に係止し
たり開放したりするのにリフタ56を操作する必要があ
り、時間及び手間がかかっていた。また、セグメントの
交換作業において、セグメントの固定作業が自動化でき
ない為に、セグメントの交換作業全体が自動化できない
という問題もあった。本考案は、従来の技術の有するこ
のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的
とするところは、コッタを使用せず、また、セグメント
をセグメント支持フレ−ムに締結する際に手作業無しで
行えるセグメントの固定装置を提供しようとするもので
ある。
結作業中にコッタ57をコッタ孔52に挿入する作業
や、コッタピン50の押え金物51を開口部4に係止し
たり開放したりするのにリフタ56を操作する必要があ
り、時間及び手間がかかっていた。また、セグメントの
交換作業において、セグメントの固定作業が自動化でき
ない為に、セグメントの交換作業全体が自動化できない
という問題もあった。本考案は、従来の技術の有するこ
のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的
とするところは、コッタを使用せず、また、セグメント
をセグメント支持フレ−ムに締結する際に手作業無しで
行えるセグメントの固定装置を提供しようとするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案のセグメント固定
装置は、セグメント支持フレ−ムにセグメント固定装置
の本体を取付け、該セグメント固定装置のクランプロッ
ドをセグメントの係止部に形成された開口部に通して、
前記クランプロッドの上端に形成された押え金物でセグ
メントをセグメント支持フレ−ム上に着脱自在に固定す
るセグメント固定装置において、前記クランプロッドを
クランプ方向に付勢する皿バネと、クランプロッドをア
ンクランプ方向に移動させる油圧シリンダと、セグメン
トを搬入搬出するとき、クランプロッドを開口部と干渉
しない状態に姿勢変更させる退避機構とからなることを
特徴とする。
装置は、セグメント支持フレ−ムにセグメント固定装置
の本体を取付け、該セグメント固定装置のクランプロッ
ドをセグメントの係止部に形成された開口部に通して、
前記クランプロッドの上端に形成された押え金物でセグ
メントをセグメント支持フレ−ム上に着脱自在に固定す
るセグメント固定装置において、前記クランプロッドを
クランプ方向に付勢する皿バネと、クランプロッドをア
ンクランプ方向に移動させる油圧シリンダと、セグメン
トを搬入搬出するとき、クランプロッドを開口部と干渉
しない状態に姿勢変更させる退避機構とからなることを
特徴とする。
【0007】また、前記油圧シリンダが、単動両ロッド
型油圧シリンダであり、該油圧シリンダの両ロッドを上
下方向にしてシリンダチェ−ブをセグメント支持フレ−
ムに固定し、該油圧シリンダの両ロッドを中空ロッドで
構成し、該中空ロッドの上側ロッドを前記開口部内に挿
入し、下側ロッドには、その適所に取付けたバネ座金と
シリンダチュ−ブとの間に、該中空ロッドを下向きに付
勢する皿バネを嵌挿しており、前記退避機構は、前記中
空ロッドの内部に軸方向移動不能に挿入されたクランプ
ロッドの下端に連結された回転型アクチュエ−タと、該
クランプロッドの上端に固定された押え金物とからな
り、該押え金物は平面視で長方形であり、その幅は開口
部の幅よりも小さく、その長さは開口部の長さよりも小
さく、かつ、開口部の幅よりも大きい部材であることを
特徴とする。
型油圧シリンダであり、該油圧シリンダの両ロッドを上
下方向にしてシリンダチェ−ブをセグメント支持フレ−
ムに固定し、該油圧シリンダの両ロッドを中空ロッドで
構成し、該中空ロッドの上側ロッドを前記開口部内に挿
入し、下側ロッドには、その適所に取付けたバネ座金と
シリンダチュ−ブとの間に、該中空ロッドを下向きに付
勢する皿バネを嵌挿しており、前記退避機構は、前記中
空ロッドの内部に軸方向移動不能に挿入されたクランプ
ロッドの下端に連結された回転型アクチュエ−タと、該
クランプロッドの上端に固定された押え金物とからな
り、該押え金物は平面視で長方形であり、その幅は開口
部の幅よりも小さく、その長さは開口部の長さよりも小
さく、かつ、開口部の幅よりも大きい部材であることを
特徴とする。
【0008】
【作用】本考案では、常時は皿バネによる機械的付勢力
でクランプロッドを下降させ、セグメントとセグメント
支持フレ−ムとをクランプしており、セグメントを外す
ときは、油圧シリンダを伸長させるとクランプロッドが
上昇してアンクランプ状態となる。そして、回転型アク
チュエ−タでクランプロッドを90°回転させると押え
金物と開口部が干渉しなくなるので、セグメントの搬出
が可能となる。このように、本考案では、油圧シリンダ
及び回転型アクチュエ−タの作動によって、クランプ・
アンクランプが自動化できるので、人手による作業が必
要なくなり迅速に締結作業が行える。
でクランプロッドを下降させ、セグメントとセグメント
支持フレ−ムとをクランプしており、セグメントを外す
ときは、油圧シリンダを伸長させるとクランプロッドが
上昇してアンクランプ状態となる。そして、回転型アク
チュエ−タでクランプロッドを90°回転させると押え
金物と開口部が干渉しなくなるので、セグメントの搬出
が可能となる。このように、本考案では、油圧シリンダ
及び回転型アクチュエ−タの作動によって、クランプ・
アンクランプが自動化できるので、人手による作業が必
要なくなり迅速に締結作業が行える。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本考案の一実施例に係わるセグメント固定
装置の縦断面図、図2はその正面図、図3は図1のIII
線矢視断面図である。なお、従来例のものと同様な部分
については同符号を引用し、主として異なる部分につい
てのみ説明する。
する。図1は本考案の一実施例に係わるセグメント固定
装置の縦断面図、図2はその正面図、図3は図1のIII
線矢視断面図である。なお、従来例のものと同様な部分
については同符号を引用し、主として異なる部分につい
てのみ説明する。
【0010】次に、セグメント固定装置Aの詳細を図1
〜3に基づき説明する。本実施例のセグメント固定装置
Aは、単動両ロッド型油圧シリンダ5、皿バネ16、回
転型アクチュエ−タ26およびクランプロッド21とか
ら構成されている。
〜3に基づき説明する。本実施例のセグメント固定装置
Aは、単動両ロッド型油圧シリンダ5、皿バネ16、回
転型アクチュエ−タ26およびクランプロッド21とか
ら構成されている。
【0011】前記油圧シリンダ5のシリンダチュ−ブ6
は、セグメント支持フレ−ム3にボルト等で固定されて
おり、そのチャンバ−7内にはピストン8が挿入され、
該ピストン8からは、両ロッドタイプのロッド9を構成
する上側ロッド9aと下側ロッド9bが上下に延びてい
る。図示の状態は、チャンバ−7内に給油ポ−ト11か
ら圧油を導入し、ピストン8を上昇させた状態である。
上側ロッド9aは、係止部2の開口部4内まで延びてお
り、クランプロッド21のガイドとなっている。下側ロ
ッド9bの途中には、ナット12でバネ座金13が止め
られており、シリンダチュ−ブ6の下面にもバネ座金1
4が固定されており、これら両バネ座金13,14の間
の下側ロッド9bの外周には皿バネ16が複数枚嵌挿さ
れている。
は、セグメント支持フレ−ム3にボルト等で固定されて
おり、そのチャンバ−7内にはピストン8が挿入され、
該ピストン8からは、両ロッドタイプのロッド9を構成
する上側ロッド9aと下側ロッド9bが上下に延びてい
る。図示の状態は、チャンバ−7内に給油ポ−ト11か
ら圧油を導入し、ピストン8を上昇させた状態である。
上側ロッド9aは、係止部2の開口部4内まで延びてお
り、クランプロッド21のガイドとなっている。下側ロ
ッド9bの途中には、ナット12でバネ座金13が止め
られており、シリンダチュ−ブ6の下面にもバネ座金1
4が固定されており、これら両バネ座金13,14の間
の下側ロッド9bの外周には皿バネ16が複数枚嵌挿さ
れている。
【0012】前記ロッド9は中空ロッドであり、その内
部にはクランプロッド21が挿入されている。クランプ
ロッド21の上端には、押え金物22が固定されてお
り、この押え金物22は図3に示すように平面視で長方
形であり、その幅は開口部4の幅よりも小さく、その長
さは開口部4の長さよりも小さく、かつ開口部4の幅よ
りも大きく形成された部材である。また、クランプロッ
ド21の下端部には雌ネジ23が形成され、ロックナッ
ト24が螺合されている。クランプロッド21は、この
押え金物22とロックナット24によりロッド9に軸方
向移動不能に固定されている。そして、クランプロッド
21の下端には角軸25が延設されている。
部にはクランプロッド21が挿入されている。クランプ
ロッド21の上端には、押え金物22が固定されてお
り、この押え金物22は図3に示すように平面視で長方
形であり、その幅は開口部4の幅よりも小さく、その長
さは開口部4の長さよりも小さく、かつ開口部4の幅よ
りも大きく形成された部材である。また、クランプロッ
ド21の下端部には雌ネジ23が形成され、ロックナッ
ト24が螺合されている。クランプロッド21は、この
押え金物22とロックナット24によりロッド9に軸方
向移動不能に固定されている。そして、クランプロッド
21の下端には角軸25が延設されている。
【0013】本実施例の退避機構は次のように構成され
ている。前記油圧シリンダ5のシリンダチュ−ブ6には
円筒形のカバ−17が取付けられ、そのカバ−17の底
部に回転型アクチュエ−タ26が取付けられている。こ
の回転型アクチュエ−タ26の出力軸と前記クランプロ
ッド21の角軸25はカップリング28で連結されてお
り、前記角軸25はカップリング28に対し軸方向移動
自在である。この回転型アクチュエ−タ26を正転作動
または逆転作動させると、ロッド9およびクランプロッ
ド21が90°回転し、図3に示すように、押え金物2
2の長手軸が開口部4の長手方向に向いたり、直交した
りする。
ている。前記油圧シリンダ5のシリンダチュ−ブ6には
円筒形のカバ−17が取付けられ、そのカバ−17の底
部に回転型アクチュエ−タ26が取付けられている。こ
の回転型アクチュエ−タ26の出力軸と前記クランプロ
ッド21の角軸25はカップリング28で連結されてお
り、前記角軸25はカップリング28に対し軸方向移動
自在である。この回転型アクチュエ−タ26を正転作動
または逆転作動させると、ロッド9およびクランプロッ
ド21が90°回転し、図3に示すように、押え金物2
2の長手軸が開口部4の長手方向に向いたり、直交した
りする。
【0014】本実施例の固定装置Aにおいて、油圧シリ
ンダ5のチャンバ−7から油圧を抜いたときは、皿バネ
16の弾発力でロッド9、そしてクランプロッド21が
押下げられる。このとき、図3に示すように押え金物2
2の長手軸を開口部4の長手軸に直交させておけば、係
止部2の上面を押え金物22が押して、セグメント1を
支持フレ−ム4に固定することができる。
ンダ5のチャンバ−7から油圧を抜いたときは、皿バネ
16の弾発力でロッド9、そしてクランプロッド21が
押下げられる。このとき、図3に示すように押え金物2
2の長手軸を開口部4の長手軸に直交させておけば、係
止部2の上面を押え金物22が押して、セグメント1を
支持フレ−ム4に固定することができる。
【0015】そして、セグメント支持フレ−ム3からセ
グメント1を取出すときは、図1に示すように、油圧シ
リンダ5を作動させてロッド9およびクランプロッド2
1の上端を係止部2の上面より隙間aだけ上昇させ、係
止部2との縁を切った上で、回転型アクチュエ−タ26
を逆転作動させ、ロッド9およびクランプロッド26を
90°回転させる。この場合、図3に示すように、押え
金物22の長手軸が開口部4の長手方向に向き、押え金
物22と開口部4とが干渉しなくなる。このため、セグ
メント1を上方に取出すことができる。なお、ピストン
8の下面とチャンバ−7の下面との間には、前記隙間a
とセグメント支持フレ−ム3にセグメント1を締結する
際のクランプロッド21の伸び代以上の寸法αとをプラ
スした隙間bが形成されている。
グメント1を取出すときは、図1に示すように、油圧シ
リンダ5を作動させてロッド9およびクランプロッド2
1の上端を係止部2の上面より隙間aだけ上昇させ、係
止部2との縁を切った上で、回転型アクチュエ−タ26
を逆転作動させ、ロッド9およびクランプロッド26を
90°回転させる。この場合、図3に示すように、押え
金物22の長手軸が開口部4の長手方向に向き、押え金
物22と開口部4とが干渉しなくなる。このため、セグ
メント1を上方に取出すことができる。なお、ピストン
8の下面とチャンバ−7の下面との間には、前記隙間a
とセグメント支持フレ−ム3にセグメント1を締結する
際のクランプロッド21の伸び代以上の寸法αとをプラ
スした隙間bが形成されている。
【0016】新しいセグメント1を取付けるときは、固
定装置Aを上記のままにしておいて、開口部4を押え金
物22に通してセグメント1を搬入し、セグメント支持
フレ−ム3上に着座させると、回転型アクチュエ−タ2
6を駆動して押え金物22の向きを90°回転させ(図
3の想像線図示の状態)、ついで油圧シリンダ5から圧
油を抜いて、皿バネ16による押下げ力を働かせる。こ
れにより、セグメント1とセグメント支持フレ−ム3が
クランプされる。
定装置Aを上記のままにしておいて、開口部4を押え金
物22に通してセグメント1を搬入し、セグメント支持
フレ−ム3上に着座させると、回転型アクチュエ−タ2
6を駆動して押え金物22の向きを90°回転させ(図
3の想像線図示の状態)、ついで油圧シリンダ5から圧
油を抜いて、皿バネ16による押下げ力を働かせる。こ
れにより、セグメント1とセグメント支持フレ−ム3が
クランプされる。
【0017】本実施例では、クランプ力を皿バネにより
発生させているので、油圧シリンダ5の油圧ラインに故
障があったとしても、セグメント1の固定が外れないの
で安全であるというフェイルセ−フ効果を奏する。な
お、本実施例の開口部4は長孔で形成されているがこれ
に限定されることはなく、係止部2の一側が開口された
切欠溝の様なものでも良い。
発生させているので、油圧シリンダ5の油圧ラインに故
障があったとしても、セグメント1の固定が外れないの
で安全であるというフェイルセ−フ効果を奏する。な
お、本実施例の開口部4は長孔で形成されているがこれ
に限定されることはなく、係止部2の一側が開口された
切欠溝の様なものでも良い。
【0018】
【考案の効果】本考案によれば、セグメントのクランプ
・アンクランプを自動化しうるので、セグメントの交換
作業全体が自動化でき人手による労力を解消し、また、
コッタを不要にしたのでコッタの落下による事故を防ぐ
ことができる。さらに、油圧ライン等に故障が生じて
も、クランプ状態が外れないので、フェイルセ−フ効果
を奏することができる。
・アンクランプを自動化しうるので、セグメントの交換
作業全体が自動化でき人手による労力を解消し、また、
コッタを不要にしたのでコッタの落下による事故を防ぐ
ことができる。さらに、油圧ライン等に故障が生じて
も、クランプ状態が外れないので、フェイルセ−フ効果
を奏することができる。
【図1】本考案の実施例であるセグメント固定装置Aの
縦断面図である。
縦断面図である。
【図2】図1に示された固定装置Aの正面図である。
【図3】図1のIII 線矢視断面図である。
【図4】従来のセグメント固定装置を使用して、支持フ
レ−ムにセグメントを締結した状態の全体正面図であ
る。
レ−ムにセグメントを締結した状態の全体正面図であ
る。
【図5】従来のセグメント固定装置を使用して、支持フ
レ−ムにセグメントを締結した状態の全体側面図であ
る。
レ−ムにセグメントを締結した状態の全体側面図であ
る。
【図6】図5のB部拡大部分断面図である。
1 セグメント 2 係止部 3 セグメント支持フレ−ム 4 開口部 5 単動両ロッド型油圧シリンダ 6 シリンダチュ−ブ 9 ロッド 16 皿バネ 21 クランプロッド 22 押え金物 26 回転型アクチュエ−タ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B22D 11/12
Claims (2)
- 【請求項1】 セグメント支持フレ−ムにセグメント固
定装置の本体を取付け、該セグメント固定装置のクラン
プロッドをセグメントの係止部に形成された開口部に通
して、前記クランプロッドの上端に形成された押え金物
でセグメントをセグメント支持フレ−ム上に着脱自在に
固定するセグメント固定装置において、前記クランプロ
ッドをクランプ方向に付勢する皿バネと、クランプロッ
ドをアンクランプ方向に移動させる油圧シリンダと、セ
グメントを搬入搬出するとき、クランプロッドを開口部
と干渉しない状態に姿勢変更させる退避機構とからなる
ことを特徴とする連続鋳造設備におけるセグメント固定
装置。 - 【請求項2】 前記油圧シリンダが、単動両ロッド型油
圧シリンダであり、該油圧シリンダの両ロッドを上下方
向にしてシリンダチェ−ブをセグメント支持フレ−ムに
固定し、該油圧シリンダの両ロッドを中空ロッドで構成
し、該中空ロッドの上側ロッドを前記開口部内に挿入
し、下側ロッドには、その適所に取付けたバネ座金とシ
リンダチュ−ブとの間に、該中空ロッドを下向きに付勢
する皿バネを嵌挿しており、前記退避機構は、前記中空
ロッドの内部に軸方向移動不能に挿入されたクランプロ
ッドの下端に連結された回転型アクチュエ−タと、該ク
ランプロッドの上端に固定された押え金物とからなり、
該押え金物は平面視で長方形であり、その幅は開口部の
幅よりも小さく、その長さは開口部の長さよりも小さ
く、かつ、開口部の幅よりも大きい部材であることを特
徴とする請求項1記載のセグメント固定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7586993U JP2580894Y2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 連続鋳造設備におけるセグメント固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7586993U JP2580894Y2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 連続鋳造設備におけるセグメント固定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0737450U JPH0737450U (ja) | 1995-07-11 |
JP2580894Y2 true JP2580894Y2 (ja) | 1998-09-17 |
Family
ID=13588706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7586993U Expired - Lifetime JP2580894Y2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 連続鋳造設備におけるセグメント固定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2580894Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU3825797A (en) * | 1996-08-05 | 1998-02-25 | Ag Industries, Inc. | Guide segment support system for continuous casting |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP7586993U patent/JP2580894Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0737450U (ja) | 1995-07-11 |
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