JP2524767B2 - 圧延機のロ―ルスラスト位置調整装置 - Google Patents

圧延機のロ―ルスラスト位置調整装置

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JP2524767B2
JP2524767B2 JP62230442A JP23044287A JP2524767B2 JP 2524767 B2 JP2524767 B2 JP 2524767B2 JP 62230442 A JP62230442 A JP 62230442A JP 23044287 A JP23044287 A JP 23044287A JP 2524767 B2 JP2524767 B2 JP 2524767B2
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chock
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rolling
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勇 吉澤
早苗 高田
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Navitas Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、圧延機に於ける上下の圧延ロール面上のカ
リバー面相互間の位置を調整するためのロールスラスト
位置調整装置の構成に関する。
[従来の技術] 従来、圧延機に於ける上下の圧延ロール面上の溝であ
るカリバーについて、それらのカリバー面相互間の位置
を調整するためのロールスラスト位置調整装置としては
次のような装置が一般的であった。第1に、圧延ロール
の一方のチョック内にそのロール軸を支持する形態でイ
ンナーケースを配し、このインナーケースの外周面上に
ギヤを設け、このギヤに噛合するギヤを伴う調整装置を
そのチョック上に構成したもの、第2に、いわゆるター
ンバックル式のもので、一のチョック上にその端面近傍
の部位に二の鍔を対称的に設け、これらの鍔に対して
は、夫々挟持する形態で支持する支持部を一端部に夫々
有する二のアームがスタンドハウジング上に揺動可能に
同軸上に軸支されてなり、さらにこれらのアーム間がそ
の他端部にて相互にロッドによって連結されてなるもの
である。
[本発明が解決しようとする問題点] 上記した従来のロールスラスト位置装置に於ける構成
はいずれも複雑で、精密な設計及び加工が必要とされ、
またカリバー面相互間の位置調整後の圧延ロールの固定
状態が完全には十分でなく、また圧延ロールの交換に際
し、その関連する各部を解除するのが繁雑で比較的に長
い時間を要する等々の欠点がある。
本発明の目的は、上記した従来構成での諸欠点を解消
し、特別な精度は要求されないで、簡単な構造で、また
そのカリバー面相互間の位置調整操作が簡単かつ正確
で、しかも圧延ロールに対し完全な固定状態が得られ、
さらにロール交換が簡単で短時間内に実行し得るロール
スラスト位置調整装置の構成を提供するにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明は上記した目的を達するため圧延機のロールス
ラスト位置調整につき次の構成とした。
即ち、一対のチョックに支持された上下いずれかの圧
延ロールを軸移動できないように支持する一方のチョッ
クのそのロール軸に垂直な側面上に凹斜面を形成し、こ
の凹斜面内にその斜面に沿って摺動可能にコッタを配
し、このコッタをその摺動方向に微調できる調整装置と
共に、このコッタをその摺動停止位置にて前記一方のチ
ョック上に固定できる固定装置を設け、このチョックを
介し圧延ロールはそのスタンドハウジングに対しそのロ
ール軸方向に軸移動可能であることを特徴とする。
[作 用] 前記調整装置によるコッタに対する微調整機能は、軸
移動できないように支持する一方のチョックと共にその
圧延ロールを比較的小さな操作力によってそのロール軸
方向に移動させることができる。またコッタはその摺動
停止位置にて、その摺動方向については調整装置によっ
てその動きが規制されると共に、固定装置によってその
該当チョック上に固定されるから、その圧延ロールの軸
方向への移動は完全に阻止される。
[実施例] 次に本発明の一実施例を説明する。
実施例でのロールスラスト位置調整装置1を第1図に
部分正面図で示す。
このロールスラスト位置調整装置1では、第2図にも
示すように、上水平ロール3を支持する一方のチョック
2上にそのロール3軸に垂直な外方側面上に、上下の向
きで下方に従ってロール3の位置する向きに傾斜する凹
斜面5、5が並列的に形成されている。なお、2aはチョ
ック2上部のフックであり、4は下水平ロールであり、
5aは螺孔、5bは凹斜面5の上部位置に形成された水平な
向きの受凹部である。これらの凹斜面5、5内には、第
3図にも示すように、その傾きに合致する斜壁を有する
コッタ6がその斜面に沿って夫々摺動可能に嵌装されて
いる。またこのコッタ6上部の突設部上にはその傾斜方
向に沿って垂下する調整ボルト7が螺入され、この調整
ボルト7は受凹部5b内に嵌設された支持ブロック8上に
軸回りに回動自在に支持されている。またこのコッタ6
の面上にはその長手方向に沿って長孔6a、6aが上下に貫
通状態で形成されている。
またコッタ6に対する固定装置はクランプ9とこれを
チョック2上に固定するスタッドボルト10、10等からな
る。クランプ9はその凹形部9a内にコッタ6の片面部を
嵌め込んだ状態で係合され、またスタッドボルト10、10
の各至端部は夫々クランプ9面上の貫通孔からコッタ6
上の長孔6a、6aに対応して挿通され、さらに凹斜面5上
の螺孔5a…内に夫々螺合され、またこのスタッドボルト
10、10のクランプ9面から露出する他端部上にはナット
11…が夫々螺合状態に配されている。
また、チョック2は、第4図に示すように、圧延機の
スタンドハウジング14内にあって、圧下スクリュー15に
より下方に押圧されると同時に、フック2a、2aにてスタ
ンドハウジング14の内側面上に沿って摺動可能に上方に
弾性を有して吊り上げられた状態で吊り上げフレーム16
上に支持されている。またチョック2はスタンドハウジ
ング14の開口面の向きに対し、前記したクランプ9、9
の延設部9b、9bが夫々スタンドハウジング14の側面上に
配設されシリンダ18、18により上記側面に沿って移動さ
れるキーパープレート17、17によって係止固定されてい
る。なお、19は下水平ロール4のチョックであり、スタ
ンドハウジング14上にはチョック2に対応して固設され
ている。
次に、圧延ロール3に対するロールスラスト位置調整
の操作について説明する。
先ず、スタンドハウジング14上に於いて、シリンダ1
8、18を駆動させキーパープレート17、17を夫々チョッ
ク2方向に移行させてクランプ9,9を係止固定し、さら
に圧下スクリュー15を上動させる。これによってチョッ
ク2はフック2a、2aを介して上動停止されている吊り下
げフレーム16上にある。次いで、スタッドボルト10、10
上のナット11…を夫々緩めクランプ9、9を解除状態に
する。次いで、調整ボルト7を支持ブロック8上で回動
させることによってコッタ6を凹斜面5に沿って摺動状
態で容易に上下動させることができる。例えば、第1図
にて二点鎖線で示すように、コッタ6を上動又は下動さ
せる場合には、チョック2とクランプ9間にはコッタ6
の移動量によるコッタ6と凹斜面5の傾斜量に見合った
間隔が生じ、ナット11を締め付け固定すると、コッタ6
の接面が凹斜面5を押接する状態となる。これによって
チョック2自体が吊り下げフレーム16にて支持された状
態でロール3軸方向(第1図矢印方向)に移動されるこ
とになる。なお、このとき、圧延ロール3の他方の軸部
は、図示はしないが、対応して軸移動可能であって、よ
って圧延ロール3のカリバー面は圧延ロール4のカリバ
ー面に対し軸方向に移行されることになる。このとき、
クランプ9、9の延設部9b、9bは当初の位置にあり、従
って、キーパープレート17、17によって、このチョック
2はその調整位置にてスタンドハウジング14上に固設さ
れる。
[発明の効果] 上述したように、本発明は、圧延機のロールスラスト
位置調整装置を極めて簡単で経済的に、しかも簡単に操
作し得る構成で提供するものであり、また調整のための
構成部であるコッタ面は常にチョック面に直接的に接面
する状態でセットされるからチョックの保持位置が正確
で、かつその固定がコッタを介して固定装置によってな
されるためその保持が確実であり、また本ロールスラス
ト位置調整装置はチョック面に組込まれているため、ロ
ール組替えに於いてはキーパープレート17,17の開放の
みによつて、ロールとチョックを一体的にスタンドハウ
ジング14より引き出し(又は組入れ)が可能になり、ロ
ール組替え作業の簡略化及び作業時間の短縮化が図れる
等の効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
第1図…本発明に係る圧延機のロールスラスト位置調整
装置の実施例での部分正面図、第2図…同チョックの斜
視図、第3図…同チョック部分の斜視図、第4図…同チ
ョックをセットした場合の圧延機の側面図。 図面符号の説明 1……ロールスラスト位置調整装置、2……チョック、
3……圧延ロール、5……凹斜面、6……コッタ、7…
…調整ボルト、9……クランプ、10……スタッドボル
ト。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のチョックに支持された上下いずれか
    の圧延ロールを軸移動できないように支持する一方のチ
    ョックのそのロール軸に垂直な側面上に凹斜面を形成
    し、この凹斜面内にその斜面に沿って摺動可能にコッタ
    を配し、このコッタをその摺動方向に微調整できる調整
    装置と共に、このコッタをその摺動停止位置にて前記一
    方のチョック上に固定できる固定装置を設け、このチョ
    ックを介し圧延ロールはそのスタンドハウジングに対し
    そのロール軸方向に軸移動可能であることを特徴とする
    圧延機のロールスラスト位置調整装置。
  2. 【請求項2】前記調整装置が、前記一方の固定的なチョ
    ック上に設けられた支持ブロック上にボルト軸が前記凹
    斜面に沿うように調整ボルトを支持せしめ、この調整ボ
    ルトのネジ部を前記コッタ上に螺着せしめてなる場合の
    特許請求の範囲第1項に記載の圧延機のロールスラスト
    位置調整装置。
JP62230442A 1987-09-14 1987-09-14 圧延機のロ―ルスラスト位置調整装置 Expired - Lifetime JP2524767B2 (ja)

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JPS6475109A JPS6475109A (en) 1989-03-20
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