JP2823948B2 - 写真フイルムパトローネ - Google Patents

写真フイルムパトローネ

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JP2823948B2 JP2242886A JP24288690A JP2823948B2 JP 2823948 B2 JP2823948 B2 JP 2823948B2 JP 2242886 A JP2242886 A JP 2242886A JP 24288690 A JP24288690 A JP 24288690A JP 2823948 B2 JP2823948 B2 JP 2823948B2
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    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/28Locating light-sensitive material within camera
    • G03B17/30Locating spools or other rotatable holders of coiled film

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  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、写真フイルムを収納する写真フイルムパト
ローネに関するものである。
〔従来の技術〕
従来の写真フイルムパトローネは、写真フイルムがそ
の末端をスプールと係止した状態でスプールにロール状
に巻回されており、このようなスプールをパトローネ本
体に回動自在に収納した状態で市販されている。このパ
トローネ本体は写真フイルムが引き出されるフイルム引
き出し口を有し、カメラに装填された際には、写真フイ
ルムがフイルム引き出し口から所定量ずつ送り出されて
撮影が行われる。撮影完了後、写真フイルムパトローネ
はユーザーによって現像所に提出される。
現像所では提出された写真フイルムパトローネを現像
処理装置にかけて現像処理を行う。この処理工程では先
ず、写真フイルムの末端をカッターにて裁断し、写真フ
イルムとパトローネ本体とを分離する作業が必要であ
る。また、パトローネ本体を暗室、又は装置内で破壊し
て写真フイルムを取り出す作業を必要とする時もある。
このようにしてパトローネ本体から分離した写真フイル
ムを現像処理装置にかけて現像処理を行っている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記記載のような作業は、人手や時間
を要し能率的でなく、さらに現像所においては写真フイ
ルムの末端が僅かに残されているパトローネ本体を屑と
して処分していた。
〔発明の目的〕
本発明は、このような背景を考慮してなされたもの
で、現像所においてパトローネ本体の破壊作業や写真フ
イルムの切断作業を必要とせず、パトローネ本体から写
真フイルムを容易に分離して現像処理を行うことが可能
な写真フイルムパトローネを提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明の写真フイルムパ
トローネにおいては、パトローネ本体あるいはスプール
を破壊、又は写真フイルムの末端を裁断することなく写
真フイルムの末端をスプールからから取り出し、再度挿
入することが容易にできる構造を持ったスプールを有し
ている。このスプールは写真フイルム末端を係止する爪
を可動できる爪より形成され、外部にて又は写真フイル
ム引き出し口より写真フイルム取り外し挿入ガイドを挿
入する操作を行うことで可動することができる。
〔作用〕
以上の構成によれば、パトローネ本体が写真フイルム
引き出し及び巻き込み機に装填されると、スプールが回
転され写真フイルムが引き出される。最後にスプールの
爪を可動し写真フイルム末端の係止穴からスプールの爪
を外すことで写真フイルムはパトローネ本体から取り外
すことが可能となる。写真フイルムのスプールへの係止
時には、スプールの爪を可動したところへ写真フイルム
末端を挿入しスプールの爪を写真フイルム末端の係止穴
へ係止することで写真フイルムのスプールへの係止が可
能となる。しかるのちにスプールを回転し写真フイルム
をパトローネ本体内に巻き戻す。
以下、図面を参照して本発明の実施例について詳細に
説明する。
〔実施例〕
本発明に係る写真フイルムパトローネの第1実施例を
示す第1図、及びスプールの斜視図を示す第2図におい
て、写真フイルムパトローネ10は、スプール11と、この
スプールに巻回された写真フイルム12と、これらを光密
に収納するパトローネ本体13とから構成される。パトロ
ーネ本体13には、写真フイルム12の引き出し通路となる
フイルム引き出し口14が設けられ、ここの奥にテレンプ
等の遮光部材が取り付けられている。
スプール11には両端に設けられたフランジ17と、これ
らのフランジ17を支持する軸部18とから構成されてい
る。これらのフランジ17の両外側はパトローネ本体13に
軸支されるとともに、パトローネ本体13外部に露出され
る。
前記軸部18は写真フイルムの末端が挿入される開口19
を形成する上・下軸部20,21から構成されており、この
下軸部21には前記開口19内に突出した二つの爪23が一体
成形されている。写真フイルム12の末端には係止穴24が
設けられており、この係止穴24と前記爪23とが係合しス
プール11に写真フイルム12の末端が係止する。上軸部20
には前記爪23の中間となる位置に押圧爪25が一体に形成
されており、前記爪23から前記係止穴24が外れないよう
に工夫されている。
前記軸部18の断面を示す第3図において、前記爪23は
前記開口19内に突出した位置から下軸部21内に入り込む
位置までを許容する程度で変形されるように、前記爪23
の両側を切欠きとしている。
前記フランジ17の一方には第2図に示す爪可動棒挿入
孔26が設けられており、ここに爪可動棒27を挿入するこ
とにより、第4図に示すように前記爪23を前記開口19内
に突出した位置から下軸部21内に入り込む位置に可動さ
せることができる。
以下、上記実施例の作用について簡単に説明する。
写真フイルムパトローネ10で撮影を完了時、ユーザー
によって現像所に提出される。現像所では提出された写
真フイルムパトローネ10から写真フイルム12をその先端
から引き出す。引き出された写真フイルム12の末端はパ
トローネ本体13に収納されているスプール11と係止して
いるが、第4図に示すようにパトローネ本体13外部に露
呈されている爪可動棒挿入孔26に爪可動棒27を挿入する
と係止穴24から爪23が外れ、このままの状態で写真フイ
ルム12を引き出すと写真フイルム12とパトローネ本体13
とが分離する。分離した写真フイルム12は現像処理装置
にかけられ現像される。
このように現像所ではパトローネ本体13の破壊作業や
写真フイルム12の切断作業を必要とせず、パトローネ本
体13から写真フイルム12を容易に分離して現像処理を行
うことができる。また、写真フイルム12が完全に引き出
されたパトローネ本体13は、現像処理後に得られるネガ
フイルム等の収納容器とすることができる。この作用を
簡単に説明すると、爪可動棒27が爪可動棒挿入孔26に挿
入された状態となったパトローネ本体13のフイルム引き
出し口14に得られたネガフイルムをその末端から挿入す
る。ネガフイルムの末端に設けられた係止穴24がスプー
ル11の開口19内に位置した時、爪可動棒27を爪可動棒挿
入孔26から引き抜くと爪23が可動して係止穴24と係合す
る。また、このような作業を容易にするために治具等を
用いてもよい。このような治具は、例えば薄板状の弾性
体としこの治具をネガフイルムの末端と一緒に挿入すれ
ばネガフイルムの末端をスムーズにガイドしてスプール
11の開口19内まで導くことができる。
このように得られたネガフイルムの末端とスプール11
とが容易に係止され、スプール11を治具等でフイルム巻
取り方向に回転させるとネガフイルムが巻き取られ、分
離されたパトローネ本体13がネガフイルム収納容器とな
り、現行の現像所で行われている6コマずつに連ねた長
さでネガフイルムを裁断する作業やこれらの裁断された
ネガフイルムを収納するシート等を必要とせず、現像所
で作業効率の向上が図れるものである。
なお、第1の実施例では、スプール11に設けた爪23の
形状は第3図に示すような形状だけでなく、三角、台形
等の凸部分が有し、この凸部分と写真フイルムの係止穴
24とが係止されればよい。また、爪可動棒27とこれに対
応する爪可動棒挿入孔26の形状は、第2図及び第4図に
示すような円形状だけでなく矩形や多角形等で爪を可動
できる形状であればよい。
次に本発明に係る写真フイルムパトローネの第2実施
例について説明する。
第1実施例では写真フイルムの末端とスプールとの係
止を解除する構造として爪可動棒27を爪可動棒挿入孔26
に挿入して解除させる構造としたが、この第2実施例で
はスプール11の両端にあるフランジ17の一方に爪可動板
30を設け、この爪可動板30と写真フイルム末端の係止穴
24に係合する爪23とを連動させた例である。
第5図に示すように、爪可動板30はパトローネ本体13
外部に露出されるスプール11の一側面に設けられてお
り、この爪可動板30を押下することにより、前記爪23が
可動するものである。
これによれば、第1実施例で説明した爪可動棒等の治
具を必要とせず、簡単に写真フイルム12とパトローネ本
体13とを分離することができる。
次に本発明に係る写真フイルムパトローネの第3実施
例について説明する。
この第3実施例ではパトローネ本体のフイルム引き出
し口から治具等を挿入することにより、写真フイルム末
端の係止穴とスプールの爪との係合を解除する例であ
る。
第6図に示すスプール11の開口19内には板31が突出し
た状態で二つ形成されている。これらの板31は板厚が薄
いためバネ性をもっており、これらの板31の先端には写
真フイルム12末端の係止穴24と係合する爪23が設けられ
ている。
治具32は第7図に示すような形状をしており、材質は
薄板状の弾性体であれば、例えば、PETフイルム、アル
ミ板、鋼板等でもよい。このような治具32は写真フイル
ム12面に対してこれを挟み込むように二つ使用され、ま
た治具32の先端には、前記爪23と対応する位置に前記係
止穴24を露呈させる切欠き33が設けられている。
以下、第3実施例の作用について簡単に説明する。
写真フイルム12をパトローネ本体13から分離する場合
おいて、先ず治具32を写真フイルム12の上下方向から挟
み込むようにフイルム引き出し口14に挿入する。第8図
に示すようにスプール11の開口19内まで挿入してゆくと
治具32の切欠き33内に爪23が侵入してくる。さらに治具
32を挿入させると治具32と爪23とが当接し、写真フイル
ム12を挟み込んだ治具の厚み分だけ板31が可動して爪23
と係止穴24との係合が解除される。そして治具32をその
ままの状態として写真フイルム12を引き出すと写真フイ
ルム12とパトローネ本体13とが分離する。
後に分離された写真フイルム12は現像処理装置により
現像処理が行われ、得られたネガフイルムを分離された
パトローネ本体13に収納する場合には、治具32でネガフ
イルムの末端を挟み込んで第7図に示すような状態と
し、このような状態となった治具を第9図に示すように
フイルム引き出し口14からスプール11の開口19内に挿入
してゆく。治具32の切欠き33部分にはネガフイルムの末
端が露呈しているため、この位置にあるネガフイルムと
爪23とが当接して板31が押下される。これにより爪23と
上軸部20との間にネガフイルムがその末端側から挿入さ
れてゆく。その後爪23と係止穴24とが係合する位置で治
具32だけを開口19より引き出すと第10図に示すように押
下されていた板31が元の位置まで戻るとともに、爪23と
係止穴24とが係合してネガフイルムとスプール11とが係
止される。
次に本発明に係る写真フイルムパトローネの第4実施
例について説明する。
この第4実施例は、第3実施例で説明した治具32を挿
入して写真フイルム12とパトローネ本体13とを分離する
他の例である。爪23は第12図に示すような形状をしてお
り、このような爪23は第13図(A)及び(B)に示すよ
うなスプール11の下軸部21に二つ設けられている。この
爪23と一体成形されている爪台35の両側には切欠きが設
けられており、この爪23は開口19内に突出した位置から
下軸部内に入り込む位置までを許容する程度で変形され
るようになっている。
なお、本発明に係る写真フイルムパトローネの第5実
施例として第14図及び第15図(A),(B)に示す。第
4実施例では爪台35に爪23をそれぞれ一つずつ設けてい
たが、この第5実施例では一つの爪台35に爪23を二つ設
けた例である。
以上、本発明に係る写真フイルムパトローネについて
説明したが、この写真フイルムパトローネが現像所にお
いて、写真フイルムとパトローネ本体とに分離した後、
分離されたパトローネ本体に得られたネガフイルムを収
納可能としている。この場合先ず、ネガフイルム末端の
係止穴とスプールの爪とを係合させる作業が必要であ
る。この作業は、例えば第16図、第17図に示すような装
置40,45を用いることにより自動的に行え簡単な作業と
なる。
前記装置40を簡単に説明する。装置40は本発明に係る
写真フイルムパトローネ10をパトローネケース41に収納
すると、フイルム引き出し口に第3実施例で説明したよ
うな治具32が挿入される。この治具32はこれに挟み込ま
れたネガフイルム末端の係止穴とスプールの爪とが係止
する位置まで挿入されると引き出されるようになってい
る。写真フイルム12はフイルム搬送路42により治具32を
介してパトローネ本体内に案内されるようになってお
り、前記装置45ならびにフイルム搬送用駆動ロール43,4
4によって自動的にパトローネ本体内に巻き込まれてゆ
くものである。なお、フイルム搬送用駆動ロール43,44
はフイルム搬送路42に設けられており、駆動モーター46
によって回転してネガフイルムの搬送を自動的に行える
ようになっている。
第17図に示す前記装置45は、ネガフイルム末端とスプ
ールとが係止した後に写真フイルムパトローネ10のスプ
ールを自動的に回転させる装置である。
これは前記パトローネケース41にパトローネ本体を収
納したまま、パトローネ本体に露呈しているスプールに
前記装置45のスプール回転爪48を係合させてスプールの
回転を行うものである。このような装置を用いることに
より、自動的にネガフイルムをパトローネ本体内に収納
できるのである。なお、第18図は第17図に示す装置の断
面図を示し、また、第19図(B)はこれらの装置の一連
操作手順を示している。なお、これらの装置40,45は写
真フイルムとパトローネ本体との分離を行う作業時にも
使用できるのはもちろんである。この作業時の操作手順
を第19図(A)に示す。
以上説明したように本発明の範囲は前述した実施例に
限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された
発明の範囲内において種々の変更が可能であり、それら
も本発明の範囲に包含されるものである。例えば、第1
実施例においてはスプールに爪を二つ設けているが、四
つ設けてもほぼ同じ効果が得られるものであり、また、
第3実施例においては、爪可動棒はスプールの軸部に対
して片側からのみ挿入されるようになっているが、逆側
から挿入されるものでもよく、また、両側から挿入され
るようにしても同じ効果が得られるものである。
〔発明の効果〕
以上のように本発明の写真フイルムパトローネがユー
ザーによって現像所に提出された場合、現像所において
パトローネ本体の破壊、又は、写真フイルムの切断作業
を必要とせず、作業効率の向上が図られる。また、ユー
ザーに写真プリントとネガフイルムとを返却する際に
は、提出されたパトローネ本体にネガフイルムを収納し
て返却すれば、パトローネ本体が廃棄物として処分され
ることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、第1実施例に係る写真フイルムパトローネの
斜視図である。 第2図は、第1実施例で用いるスプールの斜視図であ
る。 第3図及び第4図は、第1実施例で用いるスプールの部
分断面図である。 第5図は、第2実施例で用いるスプールの斜視図であ
る。 第6図は、第3実施例で用いるスプールの斜視図であ
る。 第7図は、第3実施例で用いる治具の平面図である。 第8図は、第3実施例の写真フイルムパトローネの断面
図である。 第9図、第10図及び第11図は、第3実施例に係る写真フ
イルムパトローネを破断して示した説明図である。 第12図は、第4実施例に用いるスプールの部分拡大図で
ある。 第13図(A)及び(B)は、第4実施例に用いるスプー
ルの正面図及び底面図である。 第14図は、第5実施例に用いるスプールの部分拡大図で
ある。 第15図(A)及び(B)は、第5実施例に用いるスプー
ルの正面図及び底面図である。 第16図は、パトローネ本体に写真フイルムを巻き込む装
置を示す概略図である。 第17図及び第18図は、スプールを回転させる装置を示す
概略図及び断面図である。 第19図(A)及び(B)は、装置により写真フイルムを
パトローネ本体から分離させるフローチャート及びパト
ローネ本体に写真フイルムを収納させるフローチャート
である。 13……パトローネ本体 14……フイルム引き出し口 12……写真フイルム 11……スプール 26……爪可動棒挿入孔 23……爪 30……爪可動板 32……治具 24……フイルム係止穴 35……爪台 27……爪可動棒 42……フイルム搬送路 41……パトローネケース 43,44……フイルム搬送用駆動ロール 46……駆動モータ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】写真フイルムを引き出すための引き出し口
    が設けられたパトローネ本体と、前記写真フイルムが巻
    き付けられる軸部と、この軸部に形成され、写真フイル
    ムの末端が挿入される開口と、前記開口を構成する内壁
    のうち前記軸部の軸線方向に沿った内壁に突出して設け
    られ、前記写真フイルムの末端に形成された穴に係合す
    る爪とを有し、前記軸部の軸線方向に沿った両側面を前
    記パトローネ本体の外部に露呈した状態で、そのパトロ
    ーネ本体の内部で前記軸部が回転自在に支持されたスプ
    ールと、を備えた写真フイルムパトローネにおいて、 前記爪を設け内壁のうち少なくとも前記爪を含む一部を
    切り欠いて、前記爪を前記開口内に突出させたフイルム
    係合位置と、前記爪を開口内から退避させたフイルム係
    合解除位置との間で可動するように、弾性自在に形成し
    た爪可動部材を前記軸部に一体に設けるとともに、前記
    爪可動部材は、復帰位置が前記フイルム係止位置になっ
    ているとともに、前記爪にはパトローネ本体外部から前
    記引き出し口を通って挿入される治具の押圧により前記
    爪可動部材をフイルム係合解除位置に向けて弾性変形さ
    せる押圧部を備えていることを特徴とする写真フイルム
    パトローネ。
  2. 【請求項2】写真フイルムを引き出すための引き出し口
    が設けられたパトローネ本体と、前記写真フイルムが巻
    き付けられる軸部と、この軸部に形成され、写真フイル
    ムの末端が挿入される開口と、前記開口を構成する内壁
    のうち前記軸部の軸線方向に沿った内壁に突出して設け
    られ、前記写真フイルムの末端に形成された穴に係合す
    る爪とを有し、前記軸部の軸線方向に沿った両側面を前
    記パトローネ本体の外部に露呈した状態で、そのパトロ
    ーネ本体の内部で前記軸部が回転自在に支持されたスプ
    ールと、を備えた写真フイルムパトローネにおいて、 前記爪を設け内壁のうち少なくとも前記爪を含む一部を
    切り欠いて、前記爪を前記開口内に突出させたフイルム
    係合位置と、前記爪を開口内から退避させたフイルム係
    合解除位置との間で可動するように、弾性自在に形成し
    た爪可動部材と、前記パトローネ本体の外部に露呈した
    軸部の側面に設けられた孔と、前記爪可動部材に設けら
    れ、前記孔から挿入される治具の押圧により前記爪可動
    部材をフイルム係合解除位置に向けて弾性変形させる押
    圧部を備えたことを特徴とする写真フイルムパトロー
    ネ。
  3. 【請求項3】写真フイルムを引き出すための引き出し口
    が設けられたパトローネ本体と、前記写真フイルムが巻
    き付けられる軸部と、この軸部に形成され、写真フイル
    ムの末端が挿入される開口と、前記開口を構成する内壁
    のうち前記軸部の軸線方向に沿った内壁に突出して設け
    られ、前記写真フイルムの末端に形成された穴に係合す
    る爪とを有し、前記軸部の軸線方向に沿った両側面を前
    記パトローネ本体の外部に露呈した状態で、そのパトロ
    ーネ本体の内部で前記軸部が回転自在に支持されたスプ
    ールと、を備えた写真フイルムパトローネにおいて、 前記爪を設けた内壁のうち少なくとも前記爪を含む一部
    を切り欠いて、前記爪を前記開口内に突出させたフイル
    ム係合位置と、前記爪を開口内から退避させたフイルム
    係合解除位置との間で可動するように、弾性自在に形成
    した爪可動部材と、 一端が前記軸部の側面からパトローネ本体の外部に操作
    可能に露呈しており、他端が前記爪可動部材に連接さ
    れ、前記一端を外部からの操作によって変位させること
    で前記爪可動部材をフイルム係合解除位置に弾性変形さ
    せる変位部材とを備えたことを特徴とする写真フイルム
    パトローネ。
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