JP3056909B2 - 写真フイルム用スプール - Google Patents

写真フイルム用スプール

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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photographic Developing Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真フイルム用スプー
ルに関し、さらに詳しくは、写真フイルムの装着が容易
に行える写真フイルム用スプールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】最も普及している135タイプの写真フ
イルムパトローネは、金属薄板性のパトローネ胴体と2
つのキャップとからパトローネ本体を構成し、その中に
写真フイルムの一端を固定し巻きつけたスプールを収納
している。この写真フイルムパトローネを組み立てる方
法としては、特公平2−691号公報で知られるよう
に、写真フイルムをスプールに巻きつけて用意してお
き、これを暗室内作業によってパトローネ本体で包み込
む方法がある。
【0003】さらには、特開昭49−107732号公
や特開昭52−77723号公報記載のものでは、空の
スプールを組み込んだパトローネ本体を明室で作ってお
き、パトローネ本体に形成されたフイルム通路に舌片状
のガイド板を挿入する。これをガイドにして写真フイル
ムを後端部側からパトローネ本体内に挿入してゆき、写
真フイルムの後端部をスプールに係止させた後にスプー
ルを回転して写真フイルムをパトローネ本体に巻き込む
ようにしている。
【0004】一方、米国特許第4834306号明細
書,同第4846418号明細書、さらには本出願人に
よる特開平3−37645号公報等に見られるように、
パトローネ本体を樹脂成型品で組み立てるとともに、ス
プールの回転によって写真フイルムをパトローネ本体外
に送り出す機能をもった写真フイルムパトローネが公知
である。この写真フイルムパトローネはこれまでのもの
と異なり、未使用状態また使用済状態のいずれでも写真
フイルムのリーダー部がパトローネ本体から突出してお
らず写真フイルムをより光密に収納できるだけでなく、
使用前後の取り扱いが簡単になるという利点がある。
【0005】このような写真フイルムパトローネに写真
フイルムを巻き込む方法が、本出願人による特願平4−
212135号明細書に提案されている。その方法によ
ると、予め組み立てられたパトローネ本体のフイルム通
路を通してパトローネ本体内に出入り自在の挿入部材を
用い、この挿入部材の先端部に写真フイルムの後端部を
保持させるようにする。そしてパトローネ本体のフイル
ム通路内に挿入部材とともに写真フイルムを通し、その
後端部をスプールの軸部に形成されたスリットに挿入さ
せて、このスリット内部に設けられた係止爪に係止す
る。しかる後、挿入部材をパトローネ本体から引き抜い
てスプールを写真フイルムの巻き込み方向に駆動し、ス
プールに巻きつけながら写真フイルムをパトローネ本体
内に巻き込むようにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スプー
ルの軸部に形成されたスリットの内部には、写真フイル
ムを係止するための係止爪と、写真フイルムを係止爪側
に押さえつけるための押さえリブとが、上下方向から段
違いに突出して設けられており、写真フイルムの進入を
阻んでいる。このため、上記の方法で写真フイルム及び
挿入部材をスプールに挿入する場合、挿入に要する力が
大きすぎて、写真フイルム及び挿入部材を変形させてし
まうことがあった。
【0007】この写真フイルム挿入時の変形を防止する
ために、本出願人による特開平4−122925号公報
にみられるように、係止爪を可動に設け、写真フイルム
及び挿入部材を挿入する時にはこの係止爪が退避するよ
うにしたスプールが提案されている。このスプールは、
挿入部材がスリット内にある時には係止爪が係合位置よ
り退避しており、挿入部材をスリットの外部に引き抜い
た時に、この係止爪が元の位置に戻って写真フイルムに
形成された係止穴に嵌まり込むしくみである。このた
め、挿入部材をスリットから引き抜いた後には、写真フ
イルムの位置がスリット内で不安定であり、この写真フ
イルムに係止爪を確実に係合させることが困難であっ
た。さらに、写真フイルムと係止爪とが係合された後に
も、スプール回転時の振動等によって係止爪が動くの
で、フイルム係止力が低下する。
【0008】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、フイルム係止力を低下させることなく、写真フイル
ムの装着を容易に行える写真フイルム用スプールを提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の写真フイルム用スプールは、巻軸の軸方向
と垂直な方向のほぼ中央部に形成されたスリット状の写
真フイルム挿入口の内部に、写真フイルムを係止する係
止爪とこの係止爪に向けて写真フイルムを押さえ付ける
押さえリブとを有し、写真フイルムの末端部に形成され
た係止穴を前記係止爪に係合させて写真フイルムを係止
する写真フイルム用スプールにおいて、前記押さえリブ
は、前記巻軸の写真フイルム挿入口を形成する一辺をほ
ぼ中央部で切断し、この切断部近傍にリブ状突起を前記
係止爪に向かって植設することにより形成され、写真フ
イルム面に対してほぼ垂直方向に可動であり、写真フイ
ルムの係止時には前記押さえリブの先端が写真フイルム
を係止爪の係止範囲内に押さえつけるものである。ま
た、押さえリブの変位は、200gの荷重で1mm以上
とするのがよい。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。本発明を実施した写真フイルムパトローネの一例を
示す図3において、パトローネ本体10は、樹脂の一体
成形品からなる上ケース11と下ケース12、さらにス
プール13とから構成されている。上下ケース11,1
2の内壁には一対のリブ14が形成されている。リブ1
4は、写真フイルム15をロール状に巻きつけたスプー
ル13を、上下ケース11,12の中に収納したとき、
写真フイルム15の最外周に接してスプール13からの
巻き緩みを防ぐ。したがって、スプール13をフイルム
送り出し方向(図中で時計方向)に回転したときには、
フイルムロールもスプール13と一体に同方向に回転す
るようになる。
【0011】上下ケース11,12にはポート部11
a,12aが設けられ、上下ケース11,12を組み合
わせて一体に連結したときに各ポート部11a,12a
の合わせ目にフイルム通路16が形成される。ポート部
11a,12aの間には、蓋部材17が組み込まれる。
蓋部材17は、スプール13の回転軸と平行な軸を中心
に回転自在になっており、その両端部にはそれぞれ回転
支持部17aが設けられている。回転支持部17aの一
方の端部には、キー18が設けられ、パトローネ本体1
0の側面に露呈する。そして、外部からキー18に蓋開
放部材19を嵌めて回転させることによって、フイルム
通路16を開放する位置と閉じる位置との間で蓋部材1
7を回転させることができる。
【0012】スプール13は、巻軸20に一対のフラン
ジ21が一体に構成されており、その両端をパトローネ
本体10の側面に露呈している。スプール13の露呈し
た部分にはキー22が設けられ、このキー22の一端部
には切欠22aが設けられている。周知のように、キー
22はスプール13を回転させるときにスプール駆動用
の部材を係合させるのに用いられる。
【0013】巻軸20は、上下軸部23,24から構成
され、これら上下軸部23,24の間にスリット25が
形成されている。図1及び図2に示すように、上軸部2
3は中央部で分離されており、この分離端23aには一
対の押さえリブ26が一体成形されている。押さえリブ
26は、上軸部23を形成する樹脂の弾性によって上下
に動くことができ、200gの荷重で1mm以上変位す
るようになっている。また、下軸部24には、押さえリ
ブ26の外側に位置して一対の係止爪27が一体成形さ
れ、この係止爪27もスリット25内に突出している。
【0014】写真フイルム15の後端部には、一対の係
止穴28が形成されている。写真フイルム15は、その
後端部をスリット25に挿入して係止爪27に係止穴2
8を係合させ、スプール13に係止される。そして、写
真フイルム15の後端が浮き上がらないように押さえリ
ブ26が押さえるから、係止爪27と係止穴28との係
止は維持され、スリット25から写真フイルム15を引
き抜く方向に力が加わっても抜けることはない。また、
写真フイルム15の後端には、前記係止穴28の外側に
位置してさらに一対の穴29が形成されている。これら
の穴29は、写真フイルム15をスリット25に挿入す
るときに用いられる。
【0015】図4は、上記のように構成されたパトロー
ネ本体10に写真フイルム15の後端を係止させるため
の装置を簡単に示したものである。この装置は、上下ケ
ース11,12からなるパトローネ本体10にスプール
13,蓋部材17を組み込んだ後に、スプール13に写
真フイルム15を巻きつけるときに用いられる。ベース
ブロック30にはパトローネ本体10の外形形状に対応
した受け部31が形成され、パトローネ本体10を受け
入れる。ベースブロック30には、例えば油圧シリンダ
装置やリンク機構(いずれも図示は省く)を介して駆動
される押さえアーム32が軸着され、受け部31にパト
ローネ本体10が供給されるとパトローネ本体10を押
さえつける。
【0016】押さえアーム32によりパトローネ本体1
0を押さえつけると、受け部31の形状及びポート部受
け33によりパトローネ本体10は一定の姿勢で保持さ
れ、フイルム通路16の入口も一定の位置に決められ
る。ベースブロック30の両側面には一対のアーム35
が軸35aにより軸着され、ステッピングモータ(図示
は省く)の駆動により回動される。アーム35は取付け
板37で連結され、この取付け板37には爪板39が固
着されている。爪板39は円弧状に湾曲し、しかも可撓
性を持つ金属薄板から構成され、アーム状に突出した一
対の腕の先端には爪39aが設けられている。
【0017】ベースブロック30の一方の側面には、ス
ライドフレーム40がパトローネ本体10の側面に近接
した位置と離れた位置との間で移動できるように組み込
まれている。スライドフレーム40は、スプール13の
キー22に係合するフォーク部材とこれを駆動するモー
タ、さらに蓋部材17のキー18に係合する蓋開放部材
19とこれを駆動するモータからなる駆動ユニット41
を保持している。このスライドフレーム40は、受け部
31にパトローネ本体10をセットするまでは退避位置
にあり、パトローネ本体10を所定位置にセットした後
に駆動位置に移動する。これにより駆動ユニット41に
組み込まれているスプール駆動用のフォーク及び蓋開放
部材19が、それぞれパトローネ本体10の側面に露呈
しているスプール13のキー22及び蓋部材17のキー
18に係合する。
【0018】ベースブロック30の他方の側面にはフォ
トセンサ(図示は省く)が組み込まれている。このフォ
トセンサは、スプール13のキー22に設けられた切欠
22aの位置を検知し、スプール13が一定の回転位置
になっているか否かを識別する作用を行う。このため、
スプール13の他端側側面にも全く同様のキー22及び
切欠22aが設けられている。
【0019】ベースブロック30と対面するようにフイ
ルムガイド45が設けられている。このフイルムガイド
45は写真フイルム15の供給装置に接続され、写真フ
イルム15が一本分パトローネ本体10に巻き込まれた
後に、再び写真フイルム15の後端部を一定位置に止め
ておく。したがって写真フイルム15の後端部がフイル
ムガイド45から突出された状態では、穴29と爪39
aとの相対位置は常に一定の状態になる。
【0020】図5は、パトローネ本体10を受け部31
及びポート部受け33で一定の姿勢に位置決めしたとき
のパトローネ本体10とアーム35との位置関係を表し
ている。アーム35を待機位置から反時計方向に回動す
ると、爪板39及び爪39aは、円弧状の軌跡を描き、
フイルム通路16の中央部を通る。そして、爪39aが
スプール13の上下軸部23,24の間に形成されたス
リット25の中に入り込むようになる。
【0021】上記装置により、本発明を実施したスプー
ルを用いたパトローネ本体に写真フイルムを巻き込む作
用について説明する。まず明室で、空のスプール13を
組み込んだ状態でパトローネ本体10を組み立てる。明
室での組み立てであるから、蓋部材17等のような別部
材や、使用前後の表示部材,スプールの回転規制部材等
の組み込みも確実、容易に行うことができる。また、上
下ケース11,12は超音波溶着や爪嵌合により強固に
結合され、パトローネ本体10そのものは完成品として
次工程に送られる。
【0022】組み立て後のパトローネ本体10は暗室に
送られ、図4に示した写真フイルム巻き込み装置に上方
からセットされる。パトローネ本体10のセット時には
押さえアーム32が開き位置にあり、またスライドフレ
ーム40は退避位置にある。そしてパトローネ本体10
が受け部31にセットされると押さえアーム32が押さ
え位置に移動し、パトローネ本体10は受け部31とポ
ート部受け33により一定姿勢で保持される。その後、
スライドフレーム40が駆動位置に移動し、フォークが
キー22に結合し、また蓋開閉部材19がキー18に係
合する。
【0023】フォークとキー22の係合及び蓋開閉部材
19とキー18との係合が確認されると、駆動ユニット
41が作動してスプール13を写真フイルム15の巻き
込み方向(図4で反時計方向)に駆動する。こうしてス
プール13が駆動されると、フォトセンサはキー22に
設けた切欠22aの位置を監視し、切欠22aが一定位
置にきた時点で駆動ユニット41に停止信号を送る。こ
の結果、図5に示したように、スプール13の上下軸部
23,24の間に形成したスリット25の入口側がちょ
うどフイルム通路16側を向いて、スプール13が停止
する。なお、パトローネ本体10を受け部31まで搬送
する途中で、スプール13の回転位置を上記位置に調節
しておくことも可能で、この場合にはベースブロック3
0からフォトセンサを省略することもできる。
【0024】次に、駆動ユニット41により蓋開閉部材
19が駆動され、蓋部材17が回動してフイルム通路1
6を開放する。しかる後にステッピングモータの駆動に
よりアーム35が一定角度回動する。アーム35の回動
により爪板39が回動し、爪39aが写真フイルム15
の後端部の穴29に係合する。アーム35がさらに回動
すると、写真フイルム15はフイルムガイド45から引
き出される。そして、爪39aは、写真フイルム15の
後端部を捕捉したままフイルム通路16を通ってパトロ
ーネ本体10内に入り込み、スプール13の上下軸部2
3,24の間に設けられたスリット25内に進入する。
そして、爪39aがスリット25の中に入り込んでゆく
と、写真フイルム15の後端部はスリット25の奥に上
下方向から突出して設けられた押さえリブ26と係止爪
27との間に通される。
【0025】この際、スリット25を形成している上軸
部23がその中央部で左右に分離され、フランジ21と
の係合部を支点にして上下方向に撓むので、この上軸部
23の分離端23aに形成された押さえリブ26も上下
に動く。しかも、押さえリブ26は200gの荷重で1
mm以上変位するので、写真フイルム15及び爪39a
の進入力によって押さえリブ26が上方に押し上げら
れ、写真フイルム15及び爪39aに対する挿入抵抗が
低くなる。このため、写真フイルム15は湾曲すること
なくスリット25の奥まで進入することができる。ま
た、写真フイルム15の後端に設けた係止穴28が係止
爪27の位置にくると、押さえリブ26が弾性で元の位
置に戻り、この押さえリブ26によって写真フイルム1
5は下軸部24側に押さえつけられるので、図6に示す
ように、係止爪27が係止穴28に容易に嵌まり込む。
【0026】こうして写真フイルム15の後端部がスプ
ール13に係止されると、アーム35は待機位置に回動
し、これにより爪39aがパトローネ本体10の外に引
き抜かれる。係止爪27は写真フイルム15が引き抜き
方向に移動することを阻止する形状をしており、また写
真フイルム15も係止穴28付近が浮き上がるように湾
曲することなく平板状のままであるので、係止穴28が
係止爪27に一旦係合した後は、爪板39がスリット2
5から引き抜かれるときに係止爪27から係止穴28が
外れることはない。また、爪39をスリット25から引
き抜くときに、アーム35を戻し方向に回動させる前
に、スプール13を反時計方向に回転させて爪板39を
スリット25から離脱させることも可能で、その後にア
ーム35を元の待機位置に回動させてもよい。
【0027】アーム35が待機位置まで戻された後、駆
動ユニット41によりフォークが駆動され、スプール1
3が反時計方向に駆動される。この結果、スプール13
の巻軸20には、写真フイルム15が後端側から巻きつ
けられてゆく。この間、写真フイルム15は、スプール
13の回転によるテンションによってフイルムガイド4
5から引き出されてゆき、パトローネ本体10内に巻き
込まれる。そして、写真フイルム15がフイルムガイド
45内を所定の長さまで通過すると、スプール13の回
転が停止し、写真フイルム15の供給装置内のカッター
が作動して写真フイルム15をカットする。このカット
により、現在巻き込み途中の写真フイルム15の先端形
状が整形されるとともに、後続側の写真フイルム15の
後端部には係止穴28と穴29とが穿孔される。
【0028】写真フイルム15のカットが終わると再び
スプール13が駆動され、引き続き写真フイルム15が
パトローネ本体10に巻き込まれる。そして、写真フイ
ルム15の先端部までパトローネ本体10内に巻き込ま
れるとスプール13の駆動が停止する。その後、蓋開閉
部材19が反時計方向に駆動され、蓋部材17をフイル
ム通路16を遮る位置に移動させる。これにより、パト
ローネ本体10内は完全に遮光された状態となる。続い
て押さえアーム32が解除位置に移動し、写真フイルム
15が巻き込まれたパトローネ本体10は受け部31か
ら取り出され、また新たなパトローネ本体10が受け部
31に供給される。以降は同様の作業が繰り返される。
【0029】なお、上記実施例では、押さえリブが形成
された上軸部を中央部で分離し、上軸部全体の弾性によ
り押さえリブが上下に動くようにしているが、図7に示
すように、上軸部80に押さえリブ81とリブ台82と
を一体成形し、リブ台82の周囲をスリット83で仕切
り、リブ台82ごと押さえリブ81のみが動くようにし
てもよい。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、押さえリ
ブに弾性をもたせて200gの荷重で1mm以上変位す
るようにしたので、スリット内部に写真フイルム及び挿
入部材を挿入する時には、押さえリブが上方に押し上げ
られて写真フイルム及び挿入部材に対する挿入抵抗を低
くすることができ、写真フイルム及び挿入部材が変形す
ることを防止できる。また、写真フイルムの後端に設け
た係止穴が係止爪の位置にくると、押さえリブの弾性で
写真フイルムが下軸部側に押さえ付けられるので、係止
爪が係止穴に容易に嵌まり込む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したスプールの正面図である。
【図2】図1に示したスプールの断面図である。
【図3】図1に示したスプールを用いる写真フイルムパ
トローネの分解斜視図である。
【図4】パトローネ本体に写真フイルムを巻き込む装置
の説明図である。
【図5】図4に示した装置の要部説明図である。
【図6】写真フイルムの後端をスプールに係止した状態
の説明図である。
【図7】押さえリブの別の形状を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 パトローネ本体 13 スプール 15 写真フイルム 16 フイルム通路 20 巻軸 23 上軸部 24 下軸部 25 スリット 26 押さえリブ 27 係止爪 28 係止穴 35 アーム 39 爪板 39a 爪

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻軸の軸方向と垂直な方向のほぼ中央部
    に形成されたスリット状の写真フイルム挿入口の内部
    に、写真フイルムを係止する係止爪とこの係止爪に向け
    て写真フイルムを押さえ付ける押さえリブとを有し、写
    真フイルムの末端部に形成された係止穴を前記係止爪に
    係合させて写真フイルムを係止する写真フイルム用スプ
    ールにおいて、 前記押さえリブは、前記巻軸の写真フイルム挿入口を形
    成する一辺をほぼ中央部で切断し、この切断部近傍にリ
    ブ状突起を前記係止爪に向かって植設することにより形
    成され、写真フイルム面に対してほぼ垂直方向に可動で
    り、写真フイルムの係止時には前記押さえリブの先端
    が写真フイルムを係止爪の係止範囲内に押さえつけるこ
    とを特徴とする写真フイルム用スプール。
  2. 【請求項2】 前記押さえリブの変位は、200gの荷
    重で1mm以上であることを特徴とする請求項1記載の
    写真フイルム用スプール。
JP5049665A 1993-03-10 1993-03-10 写真フイルム用スプール Expired - Fee Related JP3056909B2 (ja)

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