JP2822885B2 - イベント記録装置とイベント再現装置 - Google Patents
イベント記録装置とイベント再現装置Info
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- JP2822885B2 JP2822885B2 JP6119300A JP11930094A JP2822885B2 JP 2822885 B2 JP2822885 B2 JP 2822885B2 JP 6119300 A JP6119300 A JP 6119300A JP 11930094 A JP11930094 A JP 11930094A JP 2822885 B2 JP2822885 B2 JP 2822885B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イベント記録装置及び
イベント再現装置に関し、特にコンピュータの端末上で
作業者が行った一連の操作を再現するロギング処理にお
いて、操作の記録時に作業者が入力する文字列の漢字変
換時の辞書の学習機能に無関係に再現時の漢字変換を実
現するイベント記録装置及びイベント再現装置に関す
る。
イベント再現装置に関し、特にコンピュータの端末上で
作業者が行った一連の操作を再現するロギング処理にお
いて、操作の記録時に作業者が入力する文字列の漢字変
換時の辞書の学習機能に無関係に再現時の漢字変換を実
現するイベント記録装置及びイベント再現装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のイベント記録装置とイベント再生
装置とを記載した特開平2−8920号公報を参照する
と、このイベント記録装置とイベント再生装置とは、作
業者が行った操作を記録しながらイベント処理を行う記
録モードと、この記録モードで実行した時に記録された
イベントを作業者が行った通りに自動的発生させながら
イベント処理を行う再生モードとを持つ。記録モードの
時、作業者の操作により発生したイベントを記録処理部
がイベント記憶部に送り、イベント処理部はイベントに
対応する処理を行い、応用プログラムに伝える。また、
再生モードの時、作業者の再生命令を受け、再生処理部
がイベント記録部に記憶されているイベントをイベント
処理部に送り、記録時と同様にイベント処理部はそのイ
ベントに対応する処理を行い、応用プログラムに伝え
る。
装置とを記載した特開平2−8920号公報を参照する
と、このイベント記録装置とイベント再生装置とは、作
業者が行った操作を記録しながらイベント処理を行う記
録モードと、この記録モードで実行した時に記録された
イベントを作業者が行った通りに自動的発生させながら
イベント処理を行う再生モードとを持つ。記録モードの
時、作業者の操作により発生したイベントを記録処理部
がイベント記憶部に送り、イベント処理部はイベントに
対応する処理を行い、応用プログラムに伝える。また、
再生モードの時、作業者の再生命令を受け、再生処理部
がイベント記録部に記憶されているイベントをイベント
処理部に送り、記録時と同様にイベント処理部はそのイ
ベントに対応する処理を行い、応用プログラムに伝え
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のイベン
ト記録装置とイベント再生装置は、記録モードの時、イ
ベントが漢字変換の場合には、なんら記載するところが
ありません。同公報に、漢字辞書のデータを検索して漢
字変換する場合を仮定してみる。このとき、漢字辞書
は、漢字変換を行うと漢字変換候補より選択した漢字を
候補の先頭に配置するという学習機能を持つ。再現モー
ドの時、漢字変換も記録時と同様に漢字変換が行われる
が、辞書が記録時の変換により学習しているため、実行
時と違う漢字を選択してしまうという欠点があった。
ト記録装置とイベント再生装置は、記録モードの時、イ
ベントが漢字変換の場合には、なんら記載するところが
ありません。同公報に、漢字辞書のデータを検索して漢
字変換する場合を仮定してみる。このとき、漢字辞書
は、漢字変換を行うと漢字変換候補より選択した漢字を
候補の先頭に配置するという学習機能を持つ。再現モー
ドの時、漢字変換も記録時と同様に漢字変換が行われる
が、辞書が記録時の変換により学習しているため、実行
時と違う漢字を選択してしまうという欠点があった。
【0004】そこで、本発明の課題は、特にコンピュー
タの端末上で作業者が行った一連の操作を再現するロギ
ング処理において、操作の記録時に作業者が入力する文
字列の漢字変換時の辞書の学習機能に関係なく、再現時
の漢字変換を実現することにある。
タの端末上で作業者が行った一連の操作を再現するロギ
ング処理において、操作の記録時に作業者が入力する文
字列の漢字変換時の辞書の学習機能に関係なく、再現時
の漢字変換を実現することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のイベント記録装
置の構成は、変換対象仮名文字に対する変換候補群デー
タベースを備えた漢字辞書の他に、前記仮名文字と対応
する変換候補リストと順序とからなる漢字変換情報を記
憶する変換情報記憶手段を設けとことを特徴とする。
置の構成は、変換対象仮名文字に対する変換候補群デー
タベースを備えた漢字辞書の他に、前記仮名文字と対応
する変換候補リストと順序とからなる漢字変換情報を記
憶する変換情報記憶手段を設けとことを特徴とする。
【0006】特にこのイベント記録装置の構成は、作業
者の行う操作によりキーボードおよびポインティングデ
バイスから発生したイベントを受け取るイベント入力部
と、前記イベント入力部で受け取ったイベントを記憶す
るイベント記憶部と、前記イベント入力部が受け取たイ
ベントが漢字変換開始イベント及び漢字変換終了イベン
ト及び漢字変換中の仮名入力イベント及び漢字変換イベ
ント及び漢字確定イベントで構成する漢字変換関連イベ
ントであるか、前記漢字変換関連イベント以外のイベン
トである比漢字変換関連イベントであるかを識別し、後
に行う処理を決定するイベント識別部と、前記イベント
が前記漢字変換関連イベントの場合、前記漢字変換開始
イベントが発生してから前記漢字確定イベントが発生す
るまで前記仮名入力イベントに対応する仮名文字を記憶
する変換対象仮名文字記憶部と、前記仮名入力イベント
が発生する都度、前記仮名文字を画面に表示する変換対
象仮名文字表示部と、仮名文字に対する変換候補群デー
タベースで、漢字変換の際に参照される漢字辞書部と、
前記漢字変換イベントにより変換対象仮名文字を前記漢
字辞書部のデータベースを検索して変換候補リストを作
成する漢字候補作成部と、前記漢字変換確定イベントに
より前記変換候補リストから漢字を1つに限定する漢字
変換確定部と、前記変換候補リストを画面に表示する変
換候補表示部と、前記変換対象仮名文字と対応する変換
候補リストと順序とからなる漢字変換情報を記憶する変
換情報記憶部と、前記仮名入力イベントの発生による前
記変換対象仮名文字と前記漢字変換イベントの発生によ
る前記変換候補リストと順序とを前記変換情報記憶部に
記録する漢字変換記録部と、前記イベントが前記非漢字
変換関連イベントの場合、前記非漢字変換関連イベント
を応用プログラムに渡し、前記イベントが前記漢字変換
関連イベントの場合、変換結果の漢字を応用プログラム
に渡すイベント処理部とを備えることを特徴とする。
者の行う操作によりキーボードおよびポインティングデ
バイスから発生したイベントを受け取るイベント入力部
と、前記イベント入力部で受け取ったイベントを記憶す
るイベント記憶部と、前記イベント入力部が受け取たイ
ベントが漢字変換開始イベント及び漢字変換終了イベン
ト及び漢字変換中の仮名入力イベント及び漢字変換イベ
ント及び漢字確定イベントで構成する漢字変換関連イベ
ントであるか、前記漢字変換関連イベント以外のイベン
トである比漢字変換関連イベントであるかを識別し、後
に行う処理を決定するイベント識別部と、前記イベント
が前記漢字変換関連イベントの場合、前記漢字変換開始
イベントが発生してから前記漢字確定イベントが発生す
るまで前記仮名入力イベントに対応する仮名文字を記憶
する変換対象仮名文字記憶部と、前記仮名入力イベント
が発生する都度、前記仮名文字を画面に表示する変換対
象仮名文字表示部と、仮名文字に対する変換候補群デー
タベースで、漢字変換の際に参照される漢字辞書部と、
前記漢字変換イベントにより変換対象仮名文字を前記漢
字辞書部のデータベースを検索して変換候補リストを作
成する漢字候補作成部と、前記漢字変換確定イベントに
より前記変換候補リストから漢字を1つに限定する漢字
変換確定部と、前記変換候補リストを画面に表示する変
換候補表示部と、前記変換対象仮名文字と対応する変換
候補リストと順序とからなる漢字変換情報を記憶する変
換情報記憶部と、前記仮名入力イベントの発生による前
記変換対象仮名文字と前記漢字変換イベントの発生によ
る前記変換候補リストと順序とを前記変換情報記憶部に
記録する漢字変換記録部と、前記イベントが前記非漢字
変換関連イベントの場合、前記非漢字変換関連イベント
を応用プログラムに渡し、前記イベントが前記漢字変換
関連イベントの場合、変換結果の漢字を応用プログラム
に渡すイベント処理部とを備えることを特徴とする。
【0007】本発明のイベント再現装置の構成は、イベ
ント記録操作時の変換対象仮名文字と対応する変換候補
リストと順序とからなる漢字変換情報に基づいて、変換
候補リストを作成する漢字候補作成手段を備えることを
特徴とする。
ント記録操作時の変換対象仮名文字と対応する変換候補
リストと順序とからなる漢字変換情報に基づいて、変換
候補リストを作成する漢字候補作成手段を備えることを
特徴とする。
【0008】特にこのイベント再現装置の構成は、作業
者の再現開始命令を受け、イベント記憶部に記録してあ
る前記イベントを逐次抽出するイベント再現部と、前記
イベント再現部により再現したイベントが漢字変換開始
イベント及び漢字変換終了イベント及び漢字変換中の仮
名入力イベント及び漢字変換イベント及び漢字確定イベ
ントで構成する漢字変換関連イベントであるか、前記漢
字変換関連イベント以外のイベントである非漢字変換関
連イベントであるかを識別し、後に行う処理を決定する
イベント識別部と、前記イベントが前記漢字変換関連イ
ベントの場合、前記漢字変換開始イベントが発生してか
ら前記漢字確定イベントが発生するまで前記仮名入力イ
ベントに対応する仮名文字を記憶する変換対象仮名文字
記憶部と、前記仮名入力イベントが発生する都度、前記
仮名文字を画面に表示する変換対象仮名文字表示部と、
操作記録時の前記変換対象仮名文字と対応する変換候補
リストと順序とからなる漢字変換情報を記憶する変換情
報記憶部と、前記変換情報記憶部の前記漢字変換情報を
取り出す漢字変換再現部と、前記漢字変換イベントの発
生により前記漢字変換再現部で取り出された前記漢字変
換情報から前記変換対象仮名文字に対する前記変換候補
リストを作成する漢字候補作成部と、前記変換候補リス
トを表示する変換候補表示部と、前記漢字変換確定イベ
ントにより前記変換候補リストから漢字1つに限定する
漢字変換確定部と、前記イベントが非漢字変換関連イベ
ントの場合、前記非漢字変換関連イベントを応用プログ
ラムに渡し、前記イベントが前記漢字変換関連イベント
の場合、変換結果の漢字を応用プログラムに渡すイベン
ト処理部とを備えることを特徴とする。
者の再現開始命令を受け、イベント記憶部に記録してあ
る前記イベントを逐次抽出するイベント再現部と、前記
イベント再現部により再現したイベントが漢字変換開始
イベント及び漢字変換終了イベント及び漢字変換中の仮
名入力イベント及び漢字変換イベント及び漢字確定イベ
ントで構成する漢字変換関連イベントであるか、前記漢
字変換関連イベント以外のイベントである非漢字変換関
連イベントであるかを識別し、後に行う処理を決定する
イベント識別部と、前記イベントが前記漢字変換関連イ
ベントの場合、前記漢字変換開始イベントが発生してか
ら前記漢字確定イベントが発生するまで前記仮名入力イ
ベントに対応する仮名文字を記憶する変換対象仮名文字
記憶部と、前記仮名入力イベントが発生する都度、前記
仮名文字を画面に表示する変換対象仮名文字表示部と、
操作記録時の前記変換対象仮名文字と対応する変換候補
リストと順序とからなる漢字変換情報を記憶する変換情
報記憶部と、前記変換情報記憶部の前記漢字変換情報を
取り出す漢字変換再現部と、前記漢字変換イベントの発
生により前記漢字変換再現部で取り出された前記漢字変
換情報から前記変換対象仮名文字に対する前記変換候補
リストを作成する漢字候補作成部と、前記変換候補リス
トを表示する変換候補表示部と、前記漢字変換確定イベ
ントにより前記変換候補リストから漢字1つに限定する
漢字変換確定部と、前記イベントが非漢字変換関連イベ
ントの場合、前記非漢字変換関連イベントを応用プログ
ラムに渡し、前記イベントが前記漢字変換関連イベント
の場合、変換結果の漢字を応用プログラムに渡すイベン
ト処理部とを備えることを特徴とする。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の一実施例のイベント記録装
置を示すブロック図である。図1において、この実施例
は、作業者の行う操作によりキーボードおよびポインテ
ィングデバイスから発生したイベントを受け取るイベン
ト入力部1と、前記イベント入力部1で受け取ったイベ
ントを記憶するイベント記憶部2と、前記イベント入力
部1が受け取ったイベントが漢字変換開始イベント及び
漢字変換終了イベント及び漢字変換中の仮名入力イベン
ト及び漢字変換イベント及び漢字確定イベントで構成す
る漢字変換関連イベントであるか、あるいはこの前記漢
字変換関連イベント以外のイベントである非漢字変換関
連イベントであるかを識別し、後に行う処理を決定する
イベント識別部3と、前記イベントが前記漢字変換関連
イベントの場合には、前記漢字変換開始イベントが発生
してから前記漢字確定イベントが発生するまで前記仮名
入力イベントに対応する仮名文字を記憶する変換対象仮
名文字記憶部4と、前記仮名入力イベントが発生する都
度、前記仮名文字を画面に表示する変換対象仮名文字表
示部5と、仮名文字に対する変換候補群データベース
で、漢字変換の際に参照される漢字辞書部7と、前記漢
字変換イベントにより変換対象仮名文字から前記漢字辞
書部7のデータベースを検索して変換候補リストを作成
する漢字候補作成部6と、前記漢字変換確定イベントに
より前記変換候補リストから漢字を1つに限定する漢字
変換確定部8と、前記変換候補リストを画面に表示する
変換候補表示部9と、前記変換対象仮名文字と対応する
変換候補リストと順序とからなる漢字変換情報を記憶す
る変換情報記憶部11と、前記仮名入力イベントの発生
による前記変換対象仮名文字と前記漢字変換イベントの
発生による前記変換候補リストと順序とを前記変換情報
記憶部11に記録する漢字変換記録部10と、前記イベ
ントが前記非漢字変換関連イベントの場合には、前記非
漢字変換関連イベントを応用プログラム30に渡し、あ
るいは前記イベントが前記漢字変換関連イベントの場合
には、変換結果の漢字を応用プログラム30に渡すイベ
ント処理部12とを備える。
置を示すブロック図である。図1において、この実施例
は、作業者の行う操作によりキーボードおよびポインテ
ィングデバイスから発生したイベントを受け取るイベン
ト入力部1と、前記イベント入力部1で受け取ったイベ
ントを記憶するイベント記憶部2と、前記イベント入力
部1が受け取ったイベントが漢字変換開始イベント及び
漢字変換終了イベント及び漢字変換中の仮名入力イベン
ト及び漢字変換イベント及び漢字確定イベントで構成す
る漢字変換関連イベントであるか、あるいはこの前記漢
字変換関連イベント以外のイベントである非漢字変換関
連イベントであるかを識別し、後に行う処理を決定する
イベント識別部3と、前記イベントが前記漢字変換関連
イベントの場合には、前記漢字変換開始イベントが発生
してから前記漢字確定イベントが発生するまで前記仮名
入力イベントに対応する仮名文字を記憶する変換対象仮
名文字記憶部4と、前記仮名入力イベントが発生する都
度、前記仮名文字を画面に表示する変換対象仮名文字表
示部5と、仮名文字に対する変換候補群データベース
で、漢字変換の際に参照される漢字辞書部7と、前記漢
字変換イベントにより変換対象仮名文字から前記漢字辞
書部7のデータベースを検索して変換候補リストを作成
する漢字候補作成部6と、前記漢字変換確定イベントに
より前記変換候補リストから漢字を1つに限定する漢字
変換確定部8と、前記変換候補リストを画面に表示する
変換候補表示部9と、前記変換対象仮名文字と対応する
変換候補リストと順序とからなる漢字変換情報を記憶す
る変換情報記憶部11と、前記仮名入力イベントの発生
による前記変換対象仮名文字と前記漢字変換イベントの
発生による前記変換候補リストと順序とを前記変換情報
記憶部11に記録する漢字変換記録部10と、前記イベ
ントが前記非漢字変換関連イベントの場合には、前記非
漢字変換関連イベントを応用プログラム30に渡し、あ
るいは前記イベントが前記漢字変換関連イベントの場合
には、変換結果の漢字を応用プログラム30に渡すイベ
ント処理部12とを備える。
【0010】次に、この実施例の記録モード時の処理に
ついて説明する。作業者の行う操作によるキーボードお
よびポインティングデバイスから発生したイベントをイ
ベント入力部1で受け取り、そのイベントをイベント記
憶部2に記録する。また、イベント識別部3では、イベ
ント入力部1が受け取ったイベントが漢字変換関連イベ
ントか非漢字変換関連イベントかの種類を識別し、後に
行う処理を決定する。ここで漢字変換関連イベントと
は、漢字変換開始イベント、漢字変換終了イベント、漢
字変換開始イベントが発生してから漢字変換終了イベン
トが発生するまでの入力の仮名入力イベント、漢字変換
イベント、漢字確定イベントである。イベントが漢字変
換関連イベントの場合、漢字変換開始イベントが発生し
てから漢字確定イベントが発生するまで仮名入力イベン
トに対応する文字が変換対象仮名文字記憶部4に蓄積さ
れ、その仮名文字は変換対象仮名文字表示部5により画
面に表示される。漢字変換イベントの発生により、漢字
候補作成部6が変換対象仮名文字記憶部4の変換対象仮
名文字から漢字辞書部7のデータベースを検索し、変換
候補リストを作成する。ここで、漢字辞書部7は、仮名
に対する変換候補リストを記憶しているデータベースで
ある。漢字候補作成部6で作成された変換候補リスト
は、変換候補表示部9で画面に表示される。作業者が変
換情報表示部9で表示されている変換候補リストから漢
字を選択する時に漢字確定イベントが発生し、このイベ
ントにより漢字変換確定部8が変換候補リストから漢字
を1つに限定する。限定された漢字は漢字決定情報とし
て、仮名文字と変換候補リストとともに漢字変換記録部
10により、変換情報記憶部11へ記録される。変換情
報記憶部11で記録される情報は、漢字変換情報であ
り、この漢字変換情報とは、変換対象仮名文字と、この
変換対象仮名文字を漢字に変換する際の変換候補リスト
と順序とを含む。このようにして、イベントが漢字関連
イベントの場合、生成された漢字文字列がイベント処理
部12を通して応用プログラム30へ渡される。また、
イベントが非漢字変換関連イベントの場合には、イベン
トはそのままイベント処理部12を通して応用プログラ
ム30へ渡される。さらに、記録時の動作について図1
及び図3から図9を用いて詳細に示す。
ついて説明する。作業者の行う操作によるキーボードお
よびポインティングデバイスから発生したイベントをイ
ベント入力部1で受け取り、そのイベントをイベント記
憶部2に記録する。また、イベント識別部3では、イベ
ント入力部1が受け取ったイベントが漢字変換関連イベ
ントか非漢字変換関連イベントかの種類を識別し、後に
行う処理を決定する。ここで漢字変換関連イベントと
は、漢字変換開始イベント、漢字変換終了イベント、漢
字変換開始イベントが発生してから漢字変換終了イベン
トが発生するまでの入力の仮名入力イベント、漢字変換
イベント、漢字確定イベントである。イベントが漢字変
換関連イベントの場合、漢字変換開始イベントが発生し
てから漢字確定イベントが発生するまで仮名入力イベン
トに対応する文字が変換対象仮名文字記憶部4に蓄積さ
れ、その仮名文字は変換対象仮名文字表示部5により画
面に表示される。漢字変換イベントの発生により、漢字
候補作成部6が変換対象仮名文字記憶部4の変換対象仮
名文字から漢字辞書部7のデータベースを検索し、変換
候補リストを作成する。ここで、漢字辞書部7は、仮名
に対する変換候補リストを記憶しているデータベースで
ある。漢字候補作成部6で作成された変換候補リスト
は、変換候補表示部9で画面に表示される。作業者が変
換情報表示部9で表示されている変換候補リストから漢
字を選択する時に漢字確定イベントが発生し、このイベ
ントにより漢字変換確定部8が変換候補リストから漢字
を1つに限定する。限定された漢字は漢字決定情報とし
て、仮名文字と変換候補リストとともに漢字変換記録部
10により、変換情報記憶部11へ記録される。変換情
報記憶部11で記録される情報は、漢字変換情報であ
り、この漢字変換情報とは、変換対象仮名文字と、この
変換対象仮名文字を漢字に変換する際の変換候補リスト
と順序とを含む。このようにして、イベントが漢字関連
イベントの場合、生成された漢字文字列がイベント処理
部12を通して応用プログラム30へ渡される。また、
イベントが非漢字変換関連イベントの場合には、イベン
トはそのままイベント処理部12を通して応用プログラ
ム30へ渡される。さらに、記録時の動作について図1
及び図3から図9を用いて詳細に示す。
【0011】図3は、漢字辞書部7の初期のデータベー
スの状態を表した構成図である。図3において、データ
ベースは、読み仮名と、その読み仮名に対応する漢字と
その漢字の変換の優先順序が対になっている変換候補リ
ストとを含む。例えば、読み仮名「じゅん」に対応する
変換候補リストは、「順」、「純」、「準」、「淳」な
どであり、「順」の優先度が一番高くなている。
スの状態を表した構成図である。図3において、データ
ベースは、読み仮名と、その読み仮名に対応する漢字と
その漢字の変換の優先順序が対になっている変換候補リ
ストとを含む。例えば、読み仮名「じゅん」に対応する
変換候補リストは、「順」、「純」、「準」、「淳」な
どであり、「順」の優先度が一番高くなている。
【0012】図4は、漢字変換を行う際の入力処理を示
した図であり、その上部の漢字変換を行う際の仮名入力
フィールド101と漢字表示フィールド102と変換開
始ボタン103と変換終了ボタン104と変換ボタン1
05とを含む入力画面と、この下部の漢字候補表示フィ
ールド106と選択番号入力フィールド108と確定ボ
タン107とを含む漢字変換確定画面とで構成される。
図4の上部の変換ボタンを押すことにより、図4の下部
の漢字変換確定画面が表示される。
した図であり、その上部の漢字変換を行う際の仮名入力
フィールド101と漢字表示フィールド102と変換開
始ボタン103と変換終了ボタン104と変換ボタン1
05とを含む入力画面と、この下部の漢字候補表示フィ
ールド106と選択番号入力フィールド108と確定ボ
タン107とを含む漢字変換確定画面とで構成される。
図4の上部の変換ボタンを押すことにより、図4の下部
の漢字変換確定画面が表示される。
【0013】以下に、漢字変換を行う場合の処理につい
て述べる。図4の上部に示す変換開始ボタン103を押
し、仮名入力フィールド101に「じゅん」を入力し、
変換ボタンを押すことにより、図4の下部の漢字候補表
示画面が表示される。漢字候補表示フィールド106に
は、漢字辞書部7のデータベースから仮名文字「じゅ
ん」に対応する変換候補リストが表示される。この実施
例では、この漢字候補から「淳」に対応する番号「4」
を選択番号入力フィールド108に入力する。図5は、
上記操作を行って確定ボタン107を押した後の入力画
面である。図4の下部の漢字変換確定画面の確定ボタン
107を押下することにより、図1の上部の漢字表示フ
ィールド102には図5の漢字入力フィールド110に
示されるように漢字「淳」が表示される。この後、変換
終了ボタンで漢字「淳」が確定される。この時、漢字辞
書の変換候補リストの順序が変更される。すなわち、漢
字辞書が学習される。変換ボタン105を押した時に
は、漢字変換記録部10が変換情報記憶部11に、漢字
変換情報を記録する。ここで、漢字変換情報とは、変換
の対象となる仮名文字とこの仮名文字に対応する変換候
補リストと変換を行う順序とを含み、漢字辞書を検索す
る場合に順次記録されていく。
て述べる。図4の上部に示す変換開始ボタン103を押
し、仮名入力フィールド101に「じゅん」を入力し、
変換ボタンを押すことにより、図4の下部の漢字候補表
示画面が表示される。漢字候補表示フィールド106に
は、漢字辞書部7のデータベースから仮名文字「じゅ
ん」に対応する変換候補リストが表示される。この実施
例では、この漢字候補から「淳」に対応する番号「4」
を選択番号入力フィールド108に入力する。図5は、
上記操作を行って確定ボタン107を押した後の入力画
面である。図4の下部の漢字変換確定画面の確定ボタン
107を押下することにより、図1の上部の漢字表示フ
ィールド102には図5の漢字入力フィールド110に
示されるように漢字「淳」が表示される。この後、変換
終了ボタンで漢字「淳」が確定される。この時、漢字辞
書の変換候補リストの順序が変更される。すなわち、漢
字辞書が学習される。変換ボタン105を押した時に
は、漢字変換記録部10が変換情報記憶部11に、漢字
変換情報を記録する。ここで、漢字変換情報とは、変換
の対象となる仮名文字とこの仮名文字に対応する変換候
補リストと変換を行う順序とを含み、漢字辞書を検索す
る場合に順次記録されていく。
【0014】図8は、その漢字変換情報の構成データを
示す図である。図8のデータは、「順序」、「変換対象
仮名文字」、「変換候補リスト(1,2・・・,8)」
の各欄がある。
示す図である。図8のデータは、「順序」、「変換対象
仮名文字」、「変換候補リスト(1,2・・・,8)」
の各欄がある。
【0015】図6は、漢字変換を行った後の漢字辞書部
7(学習された漢字辞書)のデータベースの状態であ
る。図6(漢字変換後)と図3(初期状態)との異なる
点は、読み仮名「じゅん」のレコード中の変換候補リス
トの漢字「淳」の優先順位が変更されている点である。
7(学習された漢字辞書)のデータベースの状態であ
る。図6(漢字変換後)と図3(初期状態)との異なる
点は、読み仮名「じゅん」のレコード中の変換候補リス
トの漢字「淳」の優先順位が変更されている点である。
【0016】さらに、漢字辞書部7が変更された後に、
再び読み仮名「じゅん」を入力し、変換を行う場合につ
いて、図7に示す。変換開始ボタン116を押した後、
仮名入力フィールド114に「じゅん」を入力し、変換
ボタン113を押した場合には、再び漢字辞書部7から
対応する変換候補リストが検索され図7の下部の漢字候
補表示フィールド119に表示されるが、以前とは変換
候補リストの順序が異なる。即ち「淳」が最初にある。
再び読み仮名「じゅん」を入力し、変換を行う場合につ
いて、図7に示す。変換開始ボタン116を押した後、
仮名入力フィールド114に「じゅん」を入力し、変換
ボタン113を押した場合には、再び漢字辞書部7から
対応する変換候補リストが検索され図7の下部の漢字候
補表示フィールド119に表示されるが、以前とは変換
候補リストの順序が異なる。即ち「淳」が最初にある。
【0017】以上示した通り、記録時の処理では、仮名
文字を変換する場合には漢字辞書が学習する。以上の操
作はイベントとして、イベント記憶部2に順次記録され
ていく。図9は、以上の操作を終了した時にイベント記
憶部2のデータ構成図で、操作の順序とイベント種類と
イベント内容で構成される。操作順序は1から13ま
で、イベント種類はマウスボタンかキーボードであり、
右側にその内容を示している。以上は、イベント記録装
置の動作であり、この記録された情報に基づいて再現す
るイベント再現装置を以下に説明する。
文字を変換する場合には漢字辞書が学習する。以上の操
作はイベントとして、イベント記憶部2に順次記録され
ていく。図9は、以上の操作を終了した時にイベント記
憶部2のデータ構成図で、操作の順序とイベント種類と
イベント内容で構成される。操作順序は1から13ま
で、イベント種類はマウスボタンかキーボードであり、
右側にその内容を示している。以上は、イベント記録装
置の動作であり、この記録された情報に基づいて再現す
るイベント再現装置を以下に説明する。
【0018】図2は、この実施例のイベント再現装置を
示すブロック図である。図2において、この実施例は、
作業者の再現開始命令を受け、イベント記憶部14(図
1のイベント記憶部2に相当)に記録してある前記イベ
ントを逐次抽出するイベント再現部13と、前記イベン
ト再現部13により再現したイベントが漢字変換開始イ
ベント及び漢字変換終了イベント及び漢字変換中の仮名
入力イベント及び漢字変換イベント及び漢字確定イベン
トで構成する漢字変換関連イベントであるか、あるいは
前記漢字変換関連イベント以外のイベントである非漢字
変換関連イベントであるかを識別し、後に行う処理を決
定するイベント識別部15と、前記イベントが前記漢字
変換関連イベントの場合には、前記漢字変換開始イベン
トが発生してから前記漢字確定イベントが発生するまで
前記仮名入力イベントに対応する仮名文字を記憶する変
換対象仮名文字記憶部16と、前記仮名入力イベントが
発生する都度、前記仮名文字を画面に表示する変換対象
仮名文字表示部17と、前記操作記録時の前記変換対象
仮名文字と対応する変換候補リストと順序とからなる漢
字変換情報を記憶する変換情報記憶部20と、前記変換
情報記憶部20の前記漢字変換情報を取り出す漢字変換
再現部19と、前記漢字変換イベントの発生により前記
漢字変換再現部19で取り出された前記漢字変換情報か
ら前記変換対象仮名文字に対応する前記変換候補リスト
を作成する漢字候補作成部18と、前記変換候補リスト
を表示する変換候補表示部22と、前記漢字変換確定イ
ベントにより前記変換候補リストから漢字を1つに限定
する漢字変換確定部21と、前記イベントが非漢字変換
関連イベントの場合には、前記非漢字変換関連イベント
を応用プログラム40に渡し、前記イベントが前記漢字
変換関連イベントの場合には、変換結果の漢字を応用プ
ログラム40に渡すイベント処理部23とを備える。
示すブロック図である。図2において、この実施例は、
作業者の再現開始命令を受け、イベント記憶部14(図
1のイベント記憶部2に相当)に記録してある前記イベ
ントを逐次抽出するイベント再現部13と、前記イベン
ト再現部13により再現したイベントが漢字変換開始イ
ベント及び漢字変換終了イベント及び漢字変換中の仮名
入力イベント及び漢字変換イベント及び漢字確定イベン
トで構成する漢字変換関連イベントであるか、あるいは
前記漢字変換関連イベント以外のイベントである非漢字
変換関連イベントであるかを識別し、後に行う処理を決
定するイベント識別部15と、前記イベントが前記漢字
変換関連イベントの場合には、前記漢字変換開始イベン
トが発生してから前記漢字確定イベントが発生するまで
前記仮名入力イベントに対応する仮名文字を記憶する変
換対象仮名文字記憶部16と、前記仮名入力イベントが
発生する都度、前記仮名文字を画面に表示する変換対象
仮名文字表示部17と、前記操作記録時の前記変換対象
仮名文字と対応する変換候補リストと順序とからなる漢
字変換情報を記憶する変換情報記憶部20と、前記変換
情報記憶部20の前記漢字変換情報を取り出す漢字変換
再現部19と、前記漢字変換イベントの発生により前記
漢字変換再現部19で取り出された前記漢字変換情報か
ら前記変換対象仮名文字に対応する前記変換候補リスト
を作成する漢字候補作成部18と、前記変換候補リスト
を表示する変換候補表示部22と、前記漢字変換確定イ
ベントにより前記変換候補リストから漢字を1つに限定
する漢字変換確定部21と、前記イベントが非漢字変換
関連イベントの場合には、前記非漢字変換関連イベント
を応用プログラム40に渡し、前記イベントが前記漢字
変換関連イベントの場合には、変換結果の漢字を応用プ
ログラム40に渡すイベント処理部23とを備える。
【0019】次に、このイベント再現装置の再現モード
時の処理について説明する。作業者の指示により、イベ
ント再現部13は図1に示した記録モード時の操作が記
録されているイベント記憶部14よりイベントを逐次取
り出し、イベント識別部15に渡す。イベント識別部1
5では、イベント再現部13が取り出したイベントが漢
字変換関連イベントか非漢字変換関連イベントかの種類
を識別し、後に行う処理を決定する。イベントが漢字変
換関連イベントの場合、漢字変換開始イベントが発生し
てから漢字確定イベントが発生するまで仮名入力イベン
トに対応する文字が変換対象仮名文字記憶部16に蓄積
され、その仮名文字は変換対象仮名文字表示部17によ
り画面に表示される。漢字変換イベントにより、漢字候
補作成部18が変換対象仮名文字記憶部16の変換対象
仮名文字を漢字変換再現部19により変換候補リストを
作成する。ここで、漢字変換再現部19は、変換対象仮
名文字に対する変換候補リストを図1に示した記録モー
ド時の漢字変換情報を記憶している変換情報記憶部20
により検索する。漢字候補作成部18で作成された変換
候補リストは、変換候補表示部22で画面に表示され
る。漢字確定イベントが再現された場合、このイベント
により漢字変換確定部21が、変換候補リストから漢字
を1つに限定する。このようにして、イベントが漢字関
連イベントの場合には生成された漢字文字列がイベント
処理部23を通して応用プログラム40へ渡される。ま
た、イベントが非漢字変換関連イベントの場合にはイベ
ントはそのままイベント処理部23を通して応用プログ
ラム40へ渡される。
時の処理について説明する。作業者の指示により、イベ
ント再現部13は図1に示した記録モード時の操作が記
録されているイベント記憶部14よりイベントを逐次取
り出し、イベント識別部15に渡す。イベント識別部1
5では、イベント再現部13が取り出したイベントが漢
字変換関連イベントか非漢字変換関連イベントかの種類
を識別し、後に行う処理を決定する。イベントが漢字変
換関連イベントの場合、漢字変換開始イベントが発生し
てから漢字確定イベントが発生するまで仮名入力イベン
トに対応する文字が変換対象仮名文字記憶部16に蓄積
され、その仮名文字は変換対象仮名文字表示部17によ
り画面に表示される。漢字変換イベントにより、漢字候
補作成部18が変換対象仮名文字記憶部16の変換対象
仮名文字を漢字変換再現部19により変換候補リストを
作成する。ここで、漢字変換再現部19は、変換対象仮
名文字に対する変換候補リストを図1に示した記録モー
ド時の漢字変換情報を記憶している変換情報記憶部20
により検索する。漢字候補作成部18で作成された変換
候補リストは、変換候補表示部22で画面に表示され
る。漢字確定イベントが再現された場合、このイベント
により漢字変換確定部21が、変換候補リストから漢字
を1つに限定する。このようにして、イベントが漢字関
連イベントの場合には生成された漢字文字列がイベント
処理部23を通して応用プログラム40へ渡される。ま
た、イベントが非漢字変換関連イベントの場合にはイベ
ントはそのままイベント処理部23を通して応用プログ
ラム40へ渡される。
【0020】次に、再現時の動作について、図2及び図
10から図13を用いて詳細に示す。再現とは、記録時
に行った操作の記録であるイベント記憶部14(図1)
のイベント情報と、漢字変換の履歴である変換情報記憶
部20の漢字変換情報を用いて記録時の操作を再現する
処理である。
10から図13を用いて詳細に示す。再現とは、記録時
に行った操作の記録であるイベント記憶部14(図1)
のイベント情報と、漢字変換の履歴である変換情報記憶
部20の漢字変換情報を用いて記録時の操作を再現する
処理である。
【0021】図10は、変換情報記憶部20の初期の状
態を表した構成部である。図10において、記録時の漢
字変換の記録である漢字変換情報を順に記録したデータ
を示している。
態を表した構成部である。図10において、記録時の漢
字変換の記録である漢字変換情報を順に記録したデータ
を示している。
【0022】図11は、漢字変換を行う際の入力処理を
示した図であり、上部に漢字変換を行う際の仮名入力フ
ィールド201と漢字表示フィールド202と変換開始
ボタン203と変換終了ボタン204と変換ボタン20
5とを含む入力画面と、下部に漢字候補表示フィールド
206と選択番号入力フィールド208と確定ボタン2
07とを含む漢字変換確定画面で構成される。図11上
部の変換ボタンを押すとイベントの再現により、図11
下部の漢字変換確定画面が表示される。
示した図であり、上部に漢字変換を行う際の仮名入力フ
ィールド201と漢字表示フィールド202と変換開始
ボタン203と変換終了ボタン204と変換ボタン20
5とを含む入力画面と、下部に漢字候補表示フィールド
206と選択番号入力フィールド208と確定ボタン2
07とを含む漢字変換確定画面で構成される。図11上
部の変換ボタンを押すとイベントの再現により、図11
下部の漢字変換確定画面が表示される。
【0023】以下に、漢字変換を再現する場合の処理に
ついて述べる。図11上部に示す変換開始ボタン203
を押すとイベントが再現され、仮名入力フィールド20
1に「じゅん」が順次入力され、変換ボタンを押すイベ
ントの再現により、図11下部の漢字候補表示画面が表
示される。漢字候補表示フィールド206には、変換情
報記憶部20から漢字変換再現部19が仮名文字「じゅ
ん」に対応する変換候補リストを抽出し、漢字候補作成
部18に渡され、変換候補が表示される。さらに、記録
時に行った漢字候補の選択入力としてのイベントが再現
され、「淳」に対応する番号「4」が選択番号入力フィ
ールド208に入力される。図12は、上記操作が行わ
れ確定ボタン207を押すイベントの処理が行われた後
の入力画面である。図11下部の漢字変換確定画面の確
定ボタン207を押下することにより、図11上部の漢
字表示フィールド202には図12の漢字入力フィール
ド210に示されるように漢字「淳」が表示される。こ
の後、変換終了ボタンを押すイベントの再現により漢字
「淳」が確定される。この時、漢字辞書は一切、使用さ
れない。すなわち、漢字辞書は学習されない。
ついて述べる。図11上部に示す変換開始ボタン203
を押すとイベントが再現され、仮名入力フィールド20
1に「じゅん」が順次入力され、変換ボタンを押すイベ
ントの再現により、図11下部の漢字候補表示画面が表
示される。漢字候補表示フィールド206には、変換情
報記憶部20から漢字変換再現部19が仮名文字「じゅ
ん」に対応する変換候補リストを抽出し、漢字候補作成
部18に渡され、変換候補が表示される。さらに、記録
時に行った漢字候補の選択入力としてのイベントが再現
され、「淳」に対応する番号「4」が選択番号入力フィ
ールド208に入力される。図12は、上記操作が行わ
れ確定ボタン207を押すイベントの処理が行われた後
の入力画面である。図11下部の漢字変換確定画面の確
定ボタン207を押下することにより、図11上部の漢
字表示フィールド202には図12の漢字入力フィール
ド210に示されるように漢字「淳」が表示される。こ
の後、変換終了ボタンを押すイベントの再現により漢字
「淳」が確定される。この時、漢字辞書は一切、使用さ
れない。すなわち、漢字辞書は学習されない。
【0024】さらに、読み仮名「じゅん」の入力イベン
トが再現された時の変換について、図13に示す。図1
3において、変換開始ボタン216を押すイベントの再
現の後、仮名入力フィールド214に「じゅん」を入力
するイベントが再現され、変換ボタン213を押すイベ
ントが再現された場合には、漢字変換再現部19によっ
て変換情報記憶部20から漢字変換情報が再現され、図
13下部の漢字候補表示フィールド219には以前とは
異なる変換候補リストが表示される。以上示した通り、
漢字辞書の学習を伴なうロギング処理でも記録時に行っ
た操作を再現することができる。
トが再現された時の変換について、図13に示す。図1
3において、変換開始ボタン216を押すイベントの再
現の後、仮名入力フィールド214に「じゅん」を入力
するイベントが再現され、変換ボタン213を押すイベ
ントが再現された場合には、漢字変換再現部19によっ
て変換情報記憶部20から漢字変換情報が再現され、図
13下部の漢字候補表示フィールド219には以前とは
異なる変換候補リストが表示される。以上示した通り、
漢字辞書の学習を伴なうロギング処理でも記録時に行っ
た操作を再現することができる。
【0025】図14は、以上説明したイベント記憶装置
及びイベント再現装置のハードウェア構成図である。図
14において、この装置は、ポインティングデバイス3
02及びキーボード303からの入力をCPU300で
処理し、CRT301で表示を行う。また、記憶装置3
04は、処理に必要な各種データを記憶する。
及びイベント再現装置のハードウェア構成図である。図
14において、この装置は、ポインティングデバイス3
02及びキーボード303からの入力をCPU300で
処理し、CRT301で表示を行う。また、記憶装置3
04は、処理に必要な各種データを記憶する。
【0026】
【発明の効果】従来のイベント処理装置では、作業者が
入力した文字列が辞書の学習機能により記録時と再現時
とで漢字変換を行うと結果が異なってしまうため、辞書
の学習機能を無効にしたり、あるいは記録時のアプリケ
ーション起動前に辞書の複製を作成して再現する際に辞
書を戻していた。この構成では、マルチプロセス環境
で、同一辞書を使用する場合、再現することが困難であ
った。
入力した文字列が辞書の学習機能により記録時と再現時
とで漢字変換を行うと結果が異なってしまうため、辞書
の学習機能を無効にしたり、あるいは記録時のアプリケ
ーション起動前に辞書の複製を作成して再現する際に辞
書を戻していた。この構成では、マルチプロセス環境
で、同一辞書を使用する場合、再現することが困難であ
った。
【0027】本発明によれば、漢字変換履歴を持つこと
で、辞書の学習機能を使用し、かつ辞書の複製を持つこ
となしに、再現機能を実現することができるという効果
がある。
で、辞書の学習機能を使用し、かつ辞書の複製を持つこ
となしに、再現機能を実現することができるという効果
がある。
【図1】本発明の一実施例のイベント記録装置を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】本発明の一実施例のイベント再現装置を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図3】図1の漢字辞書部の初期状態を示すデータ構成
を示す図である。
を示す図である。
【図4】仮名文字を漢字に変換する際の入力画面及び漢
字変換確定画面を示す図である。
字変換確定画面を示す図である。
【図5】漢字変換を行い、漢字が確定した後の入力画面
を示す図である。
を示す図である。
【図6】図1の漢字辞書部の漢字変換後を示すデータ構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図7】仮名文字を漢字に変換する際の入力画面及び漢
字変換確定画面を示す図である。
字変換確定画面を示す図である。
【図8】漢字変換情報の構成データを示す図である。
【図9】図1のイベント記憶部及び図2のイベント記憶
部に格納されるイベント情報を示すデータ構造を示す図
である。
部に格納されるイベント情報を示すデータ構造を示す図
である。
【図10】再現の元となる漢字変換情報の構成データを
示す図である。
示す図である。
【図11】仮名文字を漢字に変換する際の入力画面及び
漢字変換確定画面を示す図である。
漢字変換確定画面を示す図である。
【図12】漢字変換を行い、漢字が確定した後の入力画
面を示す図である。
面を示す図である。
【図13】仮名文字を漢字に変換する際の入力画面及び
漢字変換確定画面を示す図である。
漢字変換確定画面を示す図である。
【図14】本発明の一実施例のハードウェア構成のブロ
ック図である。
ック図である。
1 イベント入力部 2,14 イベント記憶部 3,15 イベント識別部 4 変換対象仮名文字記憶部 5 変換対象仮名文字表示部 6,18 漢字候補作成部 7 漢字辞書部 8,21 漢字変換確定部 9,22 変換候補表示部 10 漢字変換記録部 11,20 変換情報記憶部 12,23 イベント処理部 13 イベント再現部 16 変換対象仮名文字記憶部 17 変換対象仮名文字表示部 19 漢字変換再現部 30,40 応用プログラム 101,109,114,201,209,214
仮名入力フィールド 102,110,115,202,210,215
漢字表示フィールド 103,111,116,203,211,216
変換開始ボタン 104,112,117,204,212,217
変換終了ボタン 105,113,118,205,213,218
変換ボタン 106,119,206,219 変換候補表示フィ
ールド 107,120,207,220 確定ボタン 108,121,208,221 選択番号入力フィ
ールド 300 CPU 301 CRT 302 ポインティングデバイス 303 キーボード 304 記憶装置
仮名入力フィールド 102,110,115,202,210,215
漢字表示フィールド 103,111,116,203,211,216
変換開始ボタン 104,112,117,204,212,217
変換終了ボタン 105,113,118,205,213,218
変換ボタン 106,119,206,219 変換候補表示フィ
ールド 107,120,207,220 確定ボタン 108,121,208,221 選択番号入力フィ
ールド 300 CPU 301 CRT 302 ポインティングデバイス 303 キーボード 304 記憶装置
Claims (2)
- 【請求項1】 作業者の行う操作によりキーボードおよ
びポインティングデバイスから発生したイベントを受け
取るイベント入力部と、前記イベント入力部で受け取っ
たイベントを記憶するイベント記憶部と、前記イベント
入力部が受け取ったイベントが漢字変換開始イベント,
漢字変換終了イベント,漢字変換中の仮名入力イベン
ト,漢字変換イベント,及び漢字確定イベントで構成す
る漢字変換関連イベントであるか、またはこれ以外のイ
ベントである非漢字変換関連イベントであるかを識別
し、後に行う処理を決定するイベント識別部と、前記イ
ベントが前記漢字変換関連イベントの場合には前記漢字
変換開始イベントが発生してから前記漢字確定イベント
が発生するまで前記仮名入力イベントに対応する仮名文
字を記憶する変換対象仮名文字記憶部と、前記仮名入力
イベントが発生する都度、前記仮名文字を画面に表示す
る変換対象仮名文字表示部と、仮名文字に対する変換候
補群データベースを備え漢字変換の際に参照される漢字
辞書部と、前記漢字変換イベントにより変換対象仮名文
字を前記漢字辞書部のデータベースを検索して変換候補
リストを作成する漢字候補作成部と、前記漢字変換確定
イベントにより前記変換候補リストから漢字を1つに限
定する漢字変換確定部と、前記変換候補リストを画面に
表示する変換候補表示部と、前記変換対象仮名文字と対
応する変換候補リストと順序とからなる漢字変換情報を
記憶する変換情報記憶部と、前記仮名入力イベントの発
生による前記変換対象仮名文字と前記漢字変換イベント
の発生による前記変換候補リストと順序とを前記変換情
報記憶部に記憶する漢字変換記憶部と、前記イベントが
前記非漢字変換関連イベントの場合には前記非漢字変換
関連イベントを応用プログラムに渡し、前記イベントが
前記漢字変換関連イベントの場合には変換結果の漢字を
応用プログラムに渡すイベント処理部とを備えることを
特徴とするイベント記録装置。 - 【請求項2】 作業者の再現開始命令を受け、イベント
記憶部に記憶してある前記イベントを逐次抽出するイベ
ント再現部と、前記イベント再現部により再現したイベ
ントが漢字変換開始イベント,漢字変換終了イベント,
漢字変換中の仮名入力イベント,漢字変換イベント,及
び漢字確定イベントで構成する漢字変換関連イベントで
あるか、またはこれ以外のイベントである非漢字変換関
連イベントであるかを識別し、後に行う処理を決定する
イベント識別部と、前記イベントが前記漢字変換関連イ
ベントの場合には前記漢字変換開始イベントが発生して
から前記漢字確定イベントが発生するまで前記仮名入力
イベントに対応する仮名文字を記憶する変換対象仮名文
字記憶部と、前記仮名入力イベントが発生する都度、前
記仮名文字を画面に表示する変換対象仮名文字表示部
と、操作記録時の前記変換対象仮名文字と対応する変換
候補リストと順序とからなる漢字変換情報を記憶する変
換情報記憶部と、前記変換情報記憶部の前記漢字変換情
報を取り出す漢字変換再現部と、前記漢字変換イベント
の発生により前記漢字変換再現部で取り出された前記漢
字変換情報から前記変換対象仮名文字に対応する前記変
換候補リストを作成する漢字候補作成部と、前記変換候
補リストを表示する変換候補表示部と、前記変換確定イ
ベントにより前記変換候補リストから漢字を1つに限定
する漢字変換確定部と、前記イベントが非漢字変換関連
イベントの場合には前記非漢字変換関連イベントを応用
プログラムに渡し、前記イベントが前記漢字変換関連イ
ベントの場合には変換結果の漢字を応用プログラムに渡
すイベント処理部とを備えることを特徴とするイベント
再現装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6119300A JP2822885B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | イベント記録装置とイベント再現装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6119300A JP2822885B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | イベント記録装置とイベント再現装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07325813A JPH07325813A (ja) | 1995-12-12 |
JP2822885B2 true JP2822885B2 (ja) | 1998-11-11 |
Family
ID=14758011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6119300A Expired - Lifetime JP2822885B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | イベント記録装置とイベント再現装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2822885B2 (ja) |
-
1994
- 1994-05-31 JP JP6119300A patent/JP2822885B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07325813A (ja) | 1995-12-12 |
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