JP2822372B2 - 水質浄化堤 - Google Patents

水質浄化堤

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JP2822372B2
JP2822372B2 JP6148506A JP14850694A JP2822372B2 JP 2822372 B2 JP2822372 B2 JP 2822372B2 JP 6148506 A JP6148506 A JP 6148506A JP 14850694 A JP14850694 A JP 14850694A JP 2822372 B2 JP2822372 B2 JP 2822372B2
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embankment
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博和 辻
衛 石垣
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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  • Biological Treatment Of Waste Water (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、海洋に構築される水質
浄化堤に係り、特に、所望の浄化領域を取り囲むように
して構築される水質浄化堤に関する。
【0002】
【従来の技術】ウオーターフロント・リバーフロントに
おいて、アメニティに富んだ親水空間を確保するために
は、良好な水環境が不可欠である。広域水域の水質浄化
にあたっては、河川などからの流入負荷あるいは堆積ヘ
ドロからの溶出負荷などの低減がまず第一であるが、実
際の汚濁水を直接浄化するには、自然の持つ水質浄化機
能を最大限活用し、安価にかつ大規模に行う必要があ
る。
【0003】かかる背景において、石積み浄化堤なる海
洋構造物が注目されており、例えば特公平4―2004
3号公報に開示されている。
【0004】図11は、従来の石積み浄化堤を断面図で
示したものである。
【0005】同図でわかるように、石積み浄化堤1は、
礫あるいは石を堤体材2として海底3から積み上げて台
形状に形成し、これを所定の被覆石4で被覆したもので
ある。
【0006】かかる石積み浄化堤を所定の海域を取り囲
むようにして配置しておくと、潮の干満や波が生じた
際、堤体材2の間隙を通して外部の海水5が石積み浄化
堤1の内部水域6に移動するが、堤体材2である礫の表
面には微生物群からなる生物膜が付着形成されているた
め、プランクトン等の海水中の汚濁成分は、かかる生物
膜によって付着あるいは捕捉される。また、生物膜によ
って付着捕捉された濁り成分は、礫間に棲息する貝類や
甲殻類によって摂取され除去される。
【0007】したがって、礫間を通過した海水は、濾過
されて清浄な海水となる。
【0008】かくして、石積み浄化堤は、自然生態系の
水質浄化機能によって清浄な水質の内水域を創造できる
海岸構造物であることがわかってきた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いわゆ
る青潮が発生すると、内水域が被害を受ける場合があ
る。
【0010】青潮は、風の影響で海の上層水が沖合いに
運ばれ、その補流として低層の無酸素に近い水が表層部
に湧昇したものである。
【0011】したがって、かかる青潮が石積み浄化堤1
から内水域6に流入すると、内水域6の養殖魚介類が棲
息できなくなり、大きな打撃を被る。また、石積み浄化
堤に付着した生物膜や棲息生物も同様の被害を受ける。
【0012】また、石積み浄化堤は、安定性を考慮し
て、通常、台形状に形成されるため、海底付近における
堤体幅は、海面付近の堤体幅よりも大きくなる。また、
堤体幅が大きくなるにつれて、海水の移動速度も遅くな
る。
【0013】したがって、海水が石積み浄化堤の礫と接
触する時間は、海面から深くなるにつれて急激に長くな
り、その結果、海水に溶存する酸素(DO)が礫間に生
存する生物や生物膜によって多量に消費されるいわゆる
DO消費の増大を招く。
【0014】このような事態は、石積み浄化堤の内部水
域に溶存酸素の少ない海水が流入し、内部水域を海洋生
物が棲息しにくい環境に変えてしまうという問題を生じ
ていた。
【0015】さらに、図12(a) に示すように、石積み
浄化堤1を、防波堤、湾などの陸地11に接続し、かか
る陸地11とともに内水域を取り囲むような場合、陸地
11においては海水の移動は生じないため、石積み浄化
堤1の堤体材2の間隙を通過する海水の移動速度の水平
方向分布は、同図に示すように、両端付近では0に近
く、中央付近で最大値をとる分布となる。
【0016】すなわち、石積み浄化堤1から内水域に流
入する海水の速度は、その長さ方向に均一とならず、特
に両端では非常に小さくなる。
【0017】そのため、内水域の中央領域では浄化は良
好に行われるが、両側ではあまり浄化が進まないという
問題も生じていた。
【0018】特に、陸地11が図12(b) に示すような
特殊な形状である場合、石積み浄化堤1を通った海水
は、内水域12の奥部13にまで行き渡らず、その結
果、当該奥部13に水交換が行われない滞留域14が発
生するという問題があった。
【0019】かかる問題は、滞留域14について別途エ
アレーションを行えばある程度解決されるが、範囲が広
くなるときわめて不経済となる。
【0020】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、内水域の養殖魚介類等を青潮等の被害から守
ることができる水質浄化堤を提供することを目的とす
る。
【0021】また、本発明は、かかる青潮対策に加え
て、水質浄化機能を低下させることなく、海水中のDO
消費を抑制することができる水質浄化堤を提供すること
を目的とする。
【0022】また、本発明は、上述の青潮対策に加え
て、浄化領域を均一にして滞留域の発生を防止すること
ができる水質浄化堤を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の水質浄化堤は請求項1に記載したように、
所定の堤体材を所定の断面形状に積み上げるとともに前
記断面に直交する軸線に沿って所定長さだけ配置した水
質浄化堤において、前記堤体材の間隙を移動する水を遮
断する通水遮断手段を備えたものである。
【0024】また、本発明の水質浄化堤は請求項1の通
水遮断手段を、所定の通水孔をそれぞれ設けた固定板と
可動板とを互いに対向するように配置して構成し、さら
に、前記可動板を、当該可動板の通水孔と前記固定板の
通水孔とが位置合わせされて通水が可能となる所定の通
水位置と、前記可動板の通水孔と前記固定板の通水孔と
がずれて通水が遮断される所定の遮断位置との間で移動
自在に構成したものである。
【0025】また、本発明の水質浄化堤は、下層を形成
する請求項1の堤体材の透水係数を上層を形成する前記
堤体材の透水係数よりも大きくしたものである。
【0026】また、本発明の水質浄化堤は、請求項1の
堤体材の透水係数を前記軸線に沿って変化させたもので
ある。
【0027】また、本発明の水質浄化堤は、請求項1の
通水遮断手段を前記軸線方向に沿って若しくは高さ方向
に沿って複数配置し、当該各通水遮断手段を互いに独立
に作動可能に構成したものである。
【0028】
【作用】本発明の水質浄化堤においては、堤体材の間隙
を移動する水を遮断する通水遮断手段を備え、通常時期
においては、通水遮断手段を通水位置にして水質浄化堤
の浄化機能を発揮させ、内水域の浄化を図る。
【0029】一方、青潮が発生したときには、通水遮断
手段を遮断位置に切り換えて、外側の海水が内水域に流
入しないようにする。
【0030】ここで、通水遮断手段に加えて、下層を形
成する堤体材の透水係数を上層を形成する堤体材の透水
係数よりも大きくした場合、上層と同じ透水係数の堤体
材を使用した場合に比べて、下層における海水の移動速
度が大きくなり、下層の礫間接触時間は上層の礫間接触
時間とほぼ同等になる。
【0031】また、通水遮断手段に加えて、堤体材の透
水係数、例えば径を軸線方向に沿って変化させる、例え
ば、内水域の形状が非対称で一方の側に大きな奥部が存
在するときに、そちらの側の堤体材の径を大きくして透
水係数を大きくした場合、その部分を通過する海水の移
動速度が上昇し、上述した奥部にまで浄化海水が到達す
るようになる。
【0032】また、透水係数が大きな堤体材、例えば径
が大きな堤体材を両端に配置し、逆に径が小さな堤体材
を中央付近に配置した場合、内水域に流入する海水の速
度は、水質浄化堤の長さ方向に沿ってほぼ均一となる。
【0033】また、上述の通水遮断手段を高さ方向に沿
って複数配置し、当該各通水遮断手段を互いに独立に作
動可能に構成した場合、上層および下層に配置した通水
遮断手段のうち、下層に配置した通水遮断手段だけを遮
断すれば、DO消費が抑制され、両方遮断すれば、青潮
は内水域に流入しなくなる。
【0034】また、上述の通水遮断手段を前記軸線方向
に沿って複数配置し、当該各通水遮断手段を互いに独立
に作動可能に構成した場合、目的に応じて、どの通水遮
断手段を遮断位置とするかあるいは通水位置とするかを
決める。
【0035】例えば、石積み浄化堤の長さ方向に沿った
流入速度を均一にしたければ、中央付近の通水遮断手段
を遮断しあるいは流量を絞っておけば、端部における流
入速度が相対的に速くなり、結果として速度分布は均一
となる。
【0036】また、内水域に滞留域を発生させないよう
にしたければ、事前に行った解析や実験を参考にしてあ
るいは経験則により最適な流入速度分布を求め、その分
布にしたがって遮断位置あるいは通水位置を定める。
【0037】
【実施例】以下、本発明の水質浄化堤の実施例につい
て、添付図面を参照して説明する。なお、従来技術と実
質的に同一の部品等については同一の符号を付してその
説明を省略する。
【0038】(第1実施例)図1(a)は、第1実施例に
係る水質浄化堤21を示したものである。
【0039】同図でわかるように、本実施例の水質浄化
堤21は、堤体材2をほぼ台形状に積み上げて構成して
あるとともに、さらに、堤体材2の間隙を移動する水を
遮断する通水遮断手段としてのゲート22を備えてあ
る。
【0040】ゲート22は、図1(b) に示すように、通
水孔25を設けた固定板23と、通水孔26を設けた可
動板24とを互いに対向するように配置し、さらに可動
板24を、当該可動板24の通水孔26と固定板23の
通水孔25とが位置合わせされて通水が可能となる所定
の通水位置と、かかる通水孔25、26がずれて通水が
遮断される所定の遮断位置との間で昇降自在に構成して
ある。
【0041】なお、図示していないが、固定板23およ
び可動板24を、通水に支障のない部材、例えばグレー
チング部材で挟み込み、堤体材2が可動板24に当たっ
てその昇降が妨げられることがないようにしておくのが
よい。
【0042】本実施例の水質浄化堤21においては、通
常時には、可動板24を図1(b) に示す位置にしてゲー
ト22を通水位置とする。
【0043】すると、潮の干満や波が生じた際、外部の
海水5は、堤体材2の間隙および通水孔25、26を通
って水質浄化堤21の内部水域6に移動し、それらの海
水は、間隙を移動中に堤体材2の表面に付着した微生物
群からなる生物膜によって汚濁成分が除去されて清浄な
海水となる。
【0044】一方、青潮が発生したときには、可動板2
4を図2に示すように上方にスライドさせてゲート22
を遮断位置に切り換える。
【0045】すると、通水孔25、26がずれて通水が
遮断され、外側の海水5は、内水域6に流入しなくな
る。
【0046】以上説明したように、本実施例の水質浄化
堤は、通水を遮断するゲートを設けたので、青潮が発生
したときにこれを遮断し、内水域に青潮が流入するのを
防ぐことができる。
【0047】そのため、内水域の養殖魚介類が大きな被
害を被るおそれもなくなる。
【0048】本実施例では、ゲートを作動させて通水を
遮断する時期を青潮だけに限定して説明したが、例え
ば、外洋の汚濁がひどい場合、例えば嵐やシケ等の直後
にもゲートを作動させて汚濁海水が内水域に流入するの
を防ぐことができる。
【0049】また、ゲートの構成については、さまざま
な設計上の変更が考えられる。
【0050】例えば、可動板の開閉方向については水平
方向でもよいし、通水孔の形状については円形でなくと
も他の形状、例えばスロット状の開口でもよい。
【0051】(第2実施例)図3は、第2実施例に係る
水質浄化堤31を示したものである。なお、従来技術あ
るいは上述の実施例と実質的に同一の部品等について
は、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0052】同図でわかるように、本実施例の水質浄化
堤31も第1実施例と同様、ゲート22を備えてある。
【0053】また、水質浄化堤31は、法勾配が外側
1:3、内側が1:2、天端における堤体幅L1 が5
m、堤体高さが4m、底面における堤体幅L2が25m
のほぼ台形状に形成してある。
【0054】すなわち、かかる堤体幅の比は、 L1/L2=1/5 (1) となっている。
【0055】また、上層の堤体材2には、外径寸法が2
0cm程度の礫を用いる一方、下層の堤体材32には、
100cm程度の礫を用いてあり、堤体材2の径に対す
る堤体材32の径の比率を、下層の堤体幅L2 に対する
上層の堤体幅L1の比率とほぼ同一に設定してある。
【0056】堤体材2および堤体材32は、石材、コン
クリート材など、生物膜が付着するとともに貝等の生物
が棲息できるような材料であればなんでもよい。
【0057】ここで、透水係数Kと堤体材の有効径Dと
の間には、aを所定の比例定数として、一般的に、 K=aD2 なる関係があり、堤体材の有効径の比率は、1:5であ
るので、上層の透水係数K1と下層の透水係数K2との間
には、 K1/K2=1/25 (2) の関係が成り立つ。
【0058】一方、所定深さにおける海水の礫間移動速
度Vは、Lをその深さにおける堤体幅、bを所定の比例
定数として、 V=bK/L と表すことができるので、海水が堤体幅Lを移動する時
間すなわち礫間接触時間tは、 t=L/V=L2/(bK) と表すことができる。
【0059】したがって、上層の礫間接触時間t1と下
層の礫間接触時間t2との間には、 t1/t2=(L1/L22/(K1/K2) (3) なる関係が成立する。
【0060】(3)式に(1)式および(2)式を代入すると、 t1/t2=(L1/L22/(K1/K2)=1 が得られ、上層及び下層の礫間接触時間が等しくなるこ
とがわかる。
【0061】ちなみに、透水係数を全断面で均一とした
従来の場合には、 t1/t2=(L1/L22 となるため、仮にL1/L2=1/3とした場合でも下層
における礫間接触時間は上層の9倍となる。
【0062】本実施例の水質浄化堤31においては、通
常時には、ゲート22を図1(b) に示す通水位置として
おく。
【0063】すると、潮の干満や波が生じた際、外部の
海水5は、堤体材2および堤体材32の間隙および通水
孔25、26を通って水質浄化堤31の内部水域6に移
動し、それらの海水は、間隙を移動中に堤体材2および
堤体材32の表面に付着した微生物群からなる生物膜に
よって汚濁成分が除去されて清浄な海水となる。
【0064】ここで、下層における礫間接触時間は、上
述したように上層における礫間接触時間とほぼ同等であ
って、従来の数分の1に短縮されるので、下層における
DO消費は従来に比べて大幅に抑制される。
【0065】一方、青潮が発生したときには、ゲート2
2を図2に示す遮断位置に切り換える。
【0066】すると、通水孔25、26がずれて通水が
遮断され、外側の海水5は、内水域6に流入しなくな
る。
【0067】以上説明したように、本実施例の水質浄化
堤は、通水を遮断するゲートを設けたので、青潮が発生
したときにこれを遮断し、内水域に青潮が流入するのを
防ぐことができる。
【0068】そのため、内水域の養殖魚介類が大きな被
害を被るおそれもなくなる。
【0069】また、濁り物質が多い海面付近において
は、比較的小さな径の堤体材を用いて高いレベルの浄化
機能を確保する一方、濁り物質が比較的少ない海底付近
においては、比較的大きな径の堤体材を用いて上層より
も礫間接触距離を小さくしDO消費を抑制するととも
に、台風やシケなどの場合に海底付近に濁り物質が多く
なったときには、所定の浄化機能を維持できるようにし
たので、水質浄化堤のもつ浄化機能を減ずることなく、
下層におけるDO消費を抑制して水質浄化堤内の海域を
生物の棲息に適した環境にすることができる。
【0070】本実施例では、下層における堤体材の径を
上層における堤体材の径よりも大きく設定したが、堤体
材の径ではなく、代わりに堤体材の材質に着目し、例え
ば、透水係数の大きい多孔性材料を下層の堤体材として
用いてもよい。
【0071】また、本実施例では、堤体材を上層と下層
の2つに区分して構成したが、さらに多数の区分に分割
してもよいし、堤体材の径を連続的に変化させる構成と
してもよい。
【0072】また、本実施例で述べた堤体材の寸法およ
び堤体の断面形状の組み合わせは単なる例示にすぎず、
これらの他に上層の礫間接触時間と下層の礫間接触時間
とを同等にすることができる組み合わせは無数にある。
【0073】また、下層の堤体材の径を必ずしも下層の
礫間接触時間が上層の礫間接触時間と同一になるように
設定する必要はなく、浄化機能を損なわない範囲で上層
の礫間接触時間よりも短くなるように、上述の実施例で
いえば100cm以上としてもよい。
【0074】また、DO消費が過度に大きくならない範
囲で、上層の礫間接触時間よりも長くなるように、上述
の実施例でいえば20cm以上100cm未満としても
よい。
【0075】(第3実施例)図4は、第3実施例に係る
水質浄化堤41を示したものであり、(a) は、平面図、
(b)はA―A線に沿う断面図、(c)はB―B線に沿う断面
図である。なお、従来技術あるいは上述の実施例と実質
的に同一の部品等については、同一の符号を付してその
説明を省略する。
【0076】同図でわかるように、本実施例の水質浄化
堤41も第1実施例と同様、ゲート22を備えてある。
【0077】また、本実施例の水質浄化堤41は、径が
大きな堤体材32を両端に、径が小さな堤体材2を中央
付近に配置してあり、それぞれ、海底3からほぼ台形状
に積み上げた上、被覆石4で被覆してある。
【0078】なお、図4(a) では、図面の便宜上、被覆
石4および堤体材2、32を部分的に省略するととも
に、中央付近および両端付近のみを図示し、途中の部分
は省略したが、中央付近では最も径の小さな堤体材を、
両端では最も径の大きな堤体材を配置するとともに、中
央と両端との間では、径が連続的に変化するように堤体
材を配置するのがよい。
【0079】かかる水質浄化堤41を、陸地11の間に
設置して内水域を締め切り、ゲート22を図1(b) に示
す通水位置としておくと、潮の干満や波が生じた際、堤
体材2および堤体材32の間隙を通して外部の海水5が
水質浄化堤41の内部水域6に移動し、それらの海水
は、間隙を移動中に堤体材2および堤体材32の表面に
付着した微生物群からなる生物膜によって汚濁成分が除
去されて清浄な海水となる。
【0080】ここで、径が大きな堤体材32を両端に、
径が小さな堤体材2を中央付近に配置してあるので、堤
体材の間隙を通過する海水は中央付近ではゆっくり、両
端では速く移動する。したがって、堤体材の径だけを考
慮した場合の海水の内水域への流入速度分布は、図5の
51に示す曲線となる。
【0081】一方、陸地11においては海水の移動は生
じないため、堤体材の径を均一とした場合の海水の速度
分布は、曲線52に示すように両端付近では0に近く、
中央付近で最大値をとる分布となる。
【0082】したがって、水質浄化堤41を通って内水
域に流入する海水の流入速度は、これらを合わせた直線
53となり、水質浄化堤41の長さ方向に沿ってほぼ均
一な分布となる。
【0083】一方、青潮が発生したときには、ゲート2
2を図2に示す遮断位置に切り換える。
【0084】すると、通水孔25、26がずれて通水が
遮断され、外側の海水5は、内水域6に流入しなくな
る。
【0085】以上説明したように、本実施例の水質浄化
堤は、通水を遮断するゲートを設けたので、青潮が発生
したときにこれを遮断し、内水域に青潮が流入するのを
防ぐことができる。
【0086】そのため、内水域の養殖魚介類が大きな被
害を被るおそれもなくなる。
【0087】また、本実施例の水質浄化堤は、径が大き
な堤体材を両端に、径が小さな堤体材を中央付近に配置
したので、水質浄化堤を通って内水域に流入する海水の
流入速度は、水質浄化堤の長さ方向に沿ってほぼ均一な
分布となる。
【0088】したがって、内水域の中央領域のみなら
ず、その周辺部にも水質浄化堤の両端から流入した海水
が到達し、かくして、内水域を均一に浄化することが可
能となる。
【0089】本実施例では、堤体材の径を水質浄化堤の
長さ方向に変化させたが、堤体材の径ではなく、代わり
に堤体材の材質に着目し、例えば、透水係数の大きい多
孔性材料を両端に配置するような構成としてもよい。
【0090】(第4実施例)図6は、第4実施例に係る
水質浄化堤51を示したものである。なお、従来技術あ
るいは上述の実施例と実質的に同一の部品等について
は、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0091】本実施例の水質浄化堤51は、第3実施例
とほぼ同様の構成であって、ゲート22を備えるが、本
実施例では、堤体材の径の分布が第3実施例とは若干異
なる。
【0092】すなわち、本実施例では、湾11によって
形成される内水域12の形状に合わせて、奥部13が存
在する側には径が大きな堤体材32を、その反対側には
径が小さな堤体材2を配置してある。
【0093】かかる水質浄化堤51を、陸地11の間に
設置して内水域を締め切り、ゲート22を図1(b) に示
す通水位置としておくと、潮の干満や波が生じた際、堤
体材2および堤体材32の間隙を通して外部の海水5が
水質浄化堤41の内部水域6に移動し、それらの海水
は、間隙を移動中に堤体材2および堤体材32の表面に
付着した微生物群からなる生物膜によって汚濁成分が除
去されて清浄な海水となる。
【0094】ここで、径が大きな堤体材32を内水域1
2の奥部13が存在する側に、径が小さな堤体材2を反
対側に配置してあるので、堤体材の間隙を通過する海水
は奥部13がある側では速く、反対側ではゆっくりと移
動する。
【0095】そのため、内水域12の奥部13にも浄化
された海水が回り込み、従来のように滞留域は形成され
ない。
【0096】一方、青潮が発生したときには、ゲート2
2を図2に示す遮断位置に切り換える。
【0097】すると、通水孔25、26がずれて通水が
遮断され、外側の海水5は、内水域6に流入しなくな
る。
【0098】以上説明したように、本実施例の水質浄化
堤は、通水を遮断するゲートを設けたので、青潮が発生
したときにこれを遮断し、内水域に青潮が流入するのを
防ぐことができる。
【0099】そのため、内水域の養殖魚介類が大きな被
害を被るおそれもなくなる。
【0100】さらに、内水域の地形に合わせて堤体材の
径の長さ方向分布を調整するようにしたので、内水域に
奥部が形成されているような場合であっても、当該奥部
に浄化海水を流入させ、内水域全体を均一に浄化するこ
とが可能となる。
【0101】(第5実施例)図7は、第5実施例に係る
水質浄化堤61を示したものである。
【0102】同図でわかるように、本実施例の水質浄化
堤61は、堤体材2をほぼ台形状に積み上げて構成して
あるとともに、さらに、堤体材2の間隙を移動する水を
遮断する通水遮断手段としてのゲート62a、62bを
備えてある。
【0103】ゲート62a、62bは、グレーチング部
材63で両側から挟み込み、堤体材2がゲート62a、
62bに当たって開閉に支障が生じることがないように
してある。
【0104】ゲート62aは、図8に示すように、通水
孔67を設けた固定板64と通水孔68を設けた可動板
65を対向して配置し、可動板65を、当該可動板65
の通水孔68と固定板64の通水孔67とが位置合わせ
されて上層における通水が可能となる所定の通水位置
と、かかる通水孔67、68がずれて上層の通水が遮断
される所定の遮断位置との間で昇降できるように構成し
てある。
【0105】同様に、ゲート62bは、通水孔69を設
けた可動板66を可動板65と反対側に固定板64に対
向して配置し、可動板66を、当該可動板66の通水孔
69と固定板64の通水孔67とが位置合わせされて下
層における通水が可能となる所定の通水位置と、かかる
通水孔67、69がずれて下層の通水が遮断される所定
の遮断位置との間で昇降できるように構成してある。
【0106】本実施例の水質浄化堤61においては、通
常時には、可動板65、66を図8に示す位置にしてゲ
ート62a、62bを開いておく。
【0107】すると、潮の干満や波が生じた際、外部の
海水5は、堤体材2の間隙および通水孔67、68、6
9を通って水質浄化堤61の内部水域6に移動し、それ
らの海水は、間隙を移動中に堤体材2の表面に付着した
微生物群からなる生物膜によって汚濁成分が除去されて
清浄な海水となる。
【0108】一方、青潮が発生したときには、可動板6
5、66を図9(a) に示すように上方にスライドさせ
る。
【0109】すると、通水孔68、69が固定板64の
通水孔67とずれて上層、下層とも通水が遮断され、外
側の海水5は、内水域6に流入しなくなる。
【0110】また、下層でのDO消費を抑制したい場合
には、可動板66だけを図9(b) に示すように上方にス
ライドさせる。
【0111】すると、下層では、通水孔69、68がず
れて通水が遮断され、外側の海水5は内水域6に流入し
なくなるので、DO消費が抑制される。
【0112】なお、上層のゲート62aは開いたままで
あるため、所定の浄化機能を維持することができる。
【0113】なお、海面付近だけを遮断したい場合に
は、可動板65だけを図9(c) に示すように上方にスラ
イドさせてゲート62aを閉じ、ゲート62bを開いて
おけばよい。
【0114】以上説明したように、本実施例の水質浄化
堤は、通水を遮断するゲートを高さ方向に複数配置し、
各ゲートの作動を独立に行うようにしたので、各ゲート
の開閉を適宜行うことにより、青潮の流入を回避すると
ともにDO消費を抑制することができる。
【0115】(第6実施例)図10は、第6実施例に係
る水質浄化堤71を示したものであり、(a) は、平面
図、(b)はC―C線に沿う断面図である。なお、従来技
術あるいは上述の実施例と実質的に同一の部品等につい
ては、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0116】同図でわかるように、本実施例の水質浄化
堤71は、堤体材73をほぼ台形状に積み上げて構成し
てあるとともに、さらに、堤体材73の間隙を移動する
水を遮断する通水遮断手段としてのゲート72を台形断
面に直交する軸線方向、すなわち長さ方向に沿って複数
配置してある。
【0117】なお、各ゲート72は、実質的にゲート2
2と同一であるので、ここではその説明を省略する。
【0118】ゲート72のうち、いずれを通水位置とす
るかあるいは遮断位置とするかは、目的に応じて適宜決
定すればよい。
【0119】例えば、水質浄化堤71の長さ方向に沿っ
た海水流入速度の分布をある程度一定にしたい場合に
は、中央付近のゲート72を遮断あるいは流量を絞る一
方、端部においては、ゲート72を完全に開くようにす
る。
【0120】すると、両端ではもともと速度が遅くなる
傾向があるため、結局、速度分布は、図5で説明したと
同様、均一に近くなる。
【0121】また、内水域に滞留域を発生させないよう
にするには、当該内水域の形状に合わせてゲートの通水
あるいは遮断位置を適宜決定する。
【0122】図6に示した内水域11の場合、奥部13
が存在する側のゲート72を開き、反対側のゲートを遮
断あるいは絞っておく。
【0123】すると、堤体材の間隙を通過する海水は奥
部13がある側では速く、反対側ではゆっくりと移動す
る。
【0124】そのため、図6と同様、内水域12の奥部
13にも浄化された海水が回り込み、従来のように滞留
域は形成されない。
【0125】なお、内水域の形状によっては、どのゲー
トを通水位置あるいは遮断位置とすればよいかの判断が
困難になる場合があるが、かかる場合には、同様の地形
の模型をつくって実験を行ったりあるいはシミュレーシ
ョン解析を行うことによって、最適な流入速度分布を求
め、その分布にしたがって遮断位置あるいは通水位置を
定めればよい。
【0126】以上説明したように、本実施例の水質浄化
堤は、通水を遮断するゲートを長さ方向に複数設けたの
で、内水域に奥部が形成されているような場合であって
も、当該奥部に浄化海水を流入させ、内水域全体を均一
に浄化することが可能となる。
【0127】なお、すべてのゲートを閉じることによっ
て青潮の流入を回避できることは言うまでもない。
【0128】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の水質浄化堤
は、所定の堤体材を所定の断面形状に積み上げるととも
に前記断面に直交する軸線に沿って所定長さだけ配置し
た水質浄化堤において、前記堤体材の間隙を移動する水
を遮断する通水遮断手段を備えたので、内水域の養殖魚
介類等を青潮等の被害から守ることができる。
【0129】
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は第1実施例に係る水質浄化堤の断面図、
(b)は、当該水質浄化堤に設けたゲートの斜視図。
【図2】ゲートを遮断位置にした図。
【図3】第2実施例に係る水質浄化堤の断面図。
【図4】(a)は第3実施例に係る水質浄化堤の平面図、
(b)は(a) のA―A線に沿う断面図、(c)は(a)のB―B
線に沿う断面図。
【図5】第3実施例の水質浄化堤の作用を説明する図。
【図6】第4実施例の水質浄化堤の作用を説明する図。
【図7】第5実施例に係る水質浄化堤の断面図。
【図8】第5実施例の水質浄化堤に設けたゲートの斜視
図。
【図9】第5実施例のゲートの作用を説明する図。
【図10】(a)は第6実施例に係る水質浄化堤の平面
図、(b)は(a) のC―C線に沿う断面図。
【図11】従来の水質浄化堤の断面図。
【図12】従来の水質浄化堤の作用を説明する図。
【符号の説明】
2、32 堤体材 21、31 水質浄化堤 22、62、72 ゲート(通水遮断手
段) 23、64 固定板 24、65、66 可動板 25、26、67、68、69 通水孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮岡 修二 東京都千代田区神田司町二丁目3番地 株式会社大林組東京本社内 (56)参考文献 特開 平3−278886(JP,A) 特開 平4−363405(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02B 3/06 C02F 3/06

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の堤体材を所定の断面形状に積み上
    げるとともに前記断面に直交する軸線に沿って所定長さ
    だけ配置した水質浄化堤において、 前記堤体材の間隙を移動する水を遮断する通水遮断手段
    を備えたことを特徴とする水質浄化堤。
  2. 【請求項2】 前記通水遮断手段は、所定の通水孔をそ
    れぞれ設けた固定板と可動板とを互いに対向するように
    配置してあり、前記可動板は、当該可動板の通水孔と前
    記固定板の通水孔とが位置合わせされて通水が可能とな
    る所定の通水位置と、前記可動板の通水孔と前記固定板
    の通水孔とがずれて通水が遮断される所定の遮断位置と
    の間で移動自在になっている請求項1記載の水質浄化
    堤。
  3. 【請求項3】 下層を形成する前記堤体材の透水係数を
    上層を形成する前記堤体材の透水係数よりも大きくした
    請求項1記載の水質浄化堤。
  4. 【請求項4】 前記堤体材の透水係数を前記軸線に沿っ
    て変化させた請求項1記載の水質浄化堤。
  5. 【請求項5】 前記通水遮断手段を前記軸線方向に沿っ
    て若しくは高さ方向に沿って複数配置し、当該各通水遮
    断手段を互いに独立に作動可能に構成した請求項1記載
    の水質浄化堤。
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