JP2821664B2 - 粉状物又は粒状物の散布装置 - Google Patents

粉状物又は粒状物の散布装置

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JP2821664B2
JP2821664B2 JP6211823A JP21182394A JP2821664B2 JP 2821664 B2 JP2821664 B2 JP 2821664B2 JP 6211823 A JP6211823 A JP 6211823A JP 21182394 A JP21182394 A JP 21182394A JP 2821664 B2 JP2821664 B2 JP 2821664B2
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traveling
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真一 紫原
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OHASHI INC.
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は粉状物又は粒状物の散布
置に関するものである。更に詳しくは、花きや野菜な
どのハウス栽培や路地栽培などにおいて有機肥料などの
肥料を散布する散布装置に関する。
【0002】
【従来技術】例えば電照菊など花きのハウス栽培におい
ては、元肥や追肥として有機肥料が使用されている。有
機肥料は菊を栽培する畝の両肩部分に主にまかれるが、
有機肥料の製品化されたものは、水分率が高く結着しや
すい性質を持つ粉体で、かつ小豆大からこぶし大前後の
固まりが多数含まれている。このため、通常の肥料散布
装置では排出口や通路、又は散布量調整部での目詰まり
が生じやすく、あるいはホッパー内の有機肥料が空洞化
するなど肥料を安定して散布することができない。従っ
て、このような有機肥料の散布作業は機械化がされてお
らず、作業者の手作業により行なわれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な従来の方法には、次のような課題があった。すなわ
ち、電照菊などの栽培は収益性を向上させるために広い
ビニルハウス内で比較的大規模に行なわれている。この
ビニルハウス内で、肥料を入れた重い容器を抱えて畝と
畝の間の狭い溝を歩きながら肥料を散布する作業は大変
な重労働であり、作業効率も悪い。
【0004】
【発明の目的】本発明は上記課題を解消するもので、水
分率が高く結着しやすい性質を持つ有機肥料のような粉
状物又は粒状物の散布作業を機械化して、例えば電照菊
などのハウス栽培などのように比較的規模が大きい栽培
における肥料の散布作業を効率よくできるようにして、
収益性の向上を図ることを目的とする。また、マルチフ
ィルムを被せた畝のマルチフィルム下側への施肥が効率
よくできるようにすることを目的とする。
【0005】
【目的を達成するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、走行装置と、下部に排出口を有するホッパ
ー装置と、上記ホッパー装置の排出口の開閉を排出口側
へ接離揺動して行なう揺動シャッターと、上記揺動シャ
ッターを駆動する駆動装置と、畝表面を覆うマルチフィ
ルムを剥して引き上げる引上げ装置と、を備えており、
上記引上げ装置は、上記走行装置の両側に、進行方向か
らの正面視において回転軸の外側が下方へ傾斜するよう
にかつ平面視において外側が上記走行装置の進行方向に
対し後方へ傾斜するように設けてある受ホイールと、上
記受ホイール側に付勢され、外周部が上記受ホイールの
外周部と接離可能な押えホイールと、を備えており、上
記受ホイールと上記押えホイールは、マルチフィルムを
挟んでスリップしながら内方へ引き寄せて後方へ送り出
すようにしてあることを特徴とする、粉状物又は粒状物
の散布装置である。
【0006】第2の発明にあっては、走行装置と、下部
に排出口を有するホッパー装置と、上記ホッパー装置の
排出口の開閉を排出口側へ接離揺動して行なう揺動シャ
ッターと、上記揺動シャッターを駆動する駆動装置と、
畝表面を覆うマルチフィルムを剥して引き上げる引上げ
装置と、を備えており、上記引上げ装置は、上記走行装
置の両側に、進行方向からの正面視において回転軸の外
側が下方へ傾斜するようにかつ平面視において外側が上
記走行装置の進行方向に対し後方へ傾斜するように設け
てあり、回転駆動される受ホイールと、上記受ホイール
側に付勢され、外周部が上記受ホイールの外周部と接離
可能な押えホイールと、を備えており、上記受ホイール
と上記押えホイールは、マルチフィルムを挟んでスリッ
プしながら内方へ引き寄せて後方へ送り出すようにして
あることを特徴とする、粉状物又は粒状物の散布装置で
ある。
【0007】第3の発明にあっては、走行装置と、下部
に排出口を有するホッパー装置と、上記ホッパー装置の
排出口の開閉を排出口側へ接離揺動して行なう揺動シャ
ッターと、上記揺動シャッターを駆動する駆動装置と、
畝表面を覆うマルチフィルムを剥して引き上げる引上げ
装置と、を備えており、上記引上げ装置は、上記走行装
置の両側に、進行方向からの正面視において回転軸の外
側が下方へ傾斜するようにかつ平面視において外側が上
記走行装置の進行方向に対し後方へ傾斜するように設け
てあり、上記走行装置の車輪と連動して回転駆動される
受ホイールと、上記受ホイール側に付勢され、外周部が
上記受ホイールの外周部と接離可能な押えホイールと、
を備えており、上記受ホイールは、クラッチ機構により
上記走行装置の車輪との連動及び連動解除ができるよう
にしてあり、上記受ホイールと上記押えホイールは、マ
ルチフィルムを挟んでスリップしながら内方へ引き寄せ
て後方へ送り出すようにしてあることを特徴とする、粉
状物又は粒状物の散布装置である。
【0008】第4の発明にあっては、ホッパー装置の内
面に往復摺動することにより粉状物又は粒状物を崩壊さ
せるスライド板を備えたことを特徴とする、第1、第2
又は第3の発明に係る粉状物又は粒状物の散布装置であ
る。
【0009】第5の発明にあっては、ホッパー装置の排
出口から排出される粉状物又は粒状物の落下位置の調整
をするためのガイド装置を備えたことを特徴とする、第
1、第2、第3又は第4の発明に係る粉状物又は粒状物
の散布装置である。
【0010】第6の発明にあっては、揺動シャッターの
揺動幅の調整を行なう調整装置を備えたことを特徴とす
る、第1、第2、第3、第4又は第5の発明に係る粉状
物又は粒状物の散布装置である。
【0011】第7の発明にあっては、揺動シャッターを
閉じて固定し排出口からの粉状物又は粒状物の排出を停
止する排出停止手段を備えたことを特徴とする、第1、
第2、第3、第4、第5又は第6の発明に係る粉状物又
は粒状物の散布装置である。
【0012】第8の発明にあっては、ホッパー装置の排
出口の一部を塞ぐことができる遮蔽手段を備えたことを
特徴とする、第1、第2、第3、第4、第5、第6又は
第7の発明に係る粉状物又は粒状物の散布装置である。
【0013】
【作用】ホッパー装置に適量の粉状物又は粒状物を入
れ、散布装置を走行させると、駆動装置を介して揺動シ
ャッターが排出口側へ接離揺動し、排出口を開閉する。
揺動シャッターの揺動により、排出口から半ば出かかっ
た粉状物又は粒状物は、一部は排出されながら繰り返し
突き上げられる。またこの際、揺動シャッターは粉状物
又は粒状物を排出口縁との間で挟んで切断するので、ホ
ッパー装置内部の粉状物又は粒状物の崩壊及び排出口で
の切断、粉砕が行なわれ、排出口における目詰まりを生
じにくく、ホッパー装置内部の粉状物又は粒状物の空洞
化が防止できる。従って、粉状物又は粒状物は排出口か
ら安定的に排出される。
【0014】そして、引上げ装置は、上記走行装置の両
側に、進行方向からの正面視において回転軸の外側が下
方へ傾斜するようにかつ平面視において外側が上記走行
装置の進行方向に対し後方へ傾斜するように設けてある
受ホイールと、受ホイール側に付勢され、外周部が上記
受ホイールの外周部と接離可能な押えホイールとを備え
ており、受ホイールと押えホイールは、マルチフィルム
を挟んでスリップしながら内方へ引き寄せて後方へ送り
出すようにしてあるので、マルチフィルムは常に引っ張
られた状態となり、散布後のマルチフィルムに皺が発生
するのを防止できる。また、畝表面を覆うマルチフィル
ムを走行しながら剥して引き上げることができるので、
マルチフィルムを被せた畝のマルチフィルム下側への散
布作業が効率よくできる。
【0015】ホッパー装置の内面に往復摺動するスライ
ド板を備えたものは、揺動シャッターの作用と相まって
ホッパー装置内部の粉状物又は粒状物の崩壊と粉砕及び
空洞化の防止がより確実にできる。
【0016】ガイド装置を備えたものは、粉状物又は粒
状物の落下位置を調整できるので、例えば肥料の散布作
業において栽培物の根の成長に適合した散布ができ、効
率のよい栽培が可能となる。
【0017】揺動シャッターの揺動幅の調整ができる調
整装置を備えたものは、例えば粉状物又は粒状物の排出
量を少なくしたいときには揺動シャッターの揺動幅を小
さくすればよく、逆に排出量を増やしたいときには揺動
シャッターの揺動幅を大きくすればよい。このように、
排出量の調整ができるので、例えば肥料の散布におい
て、水分率が高く結着しやすい有機肥料から通常の粒状
肥料まで、幅広い利用ができる。
【0018】揺動シャッターを閉じて固定し排出口から
の粉状物又は粒状物の排出を停止する排出停止手段を備
えたものは、例えば肥料の散布において畝まで移動する
ときや畝の端部でターンするときなど、散布の必要がな
い場所では、肥料の排出を停止することができるので肥
料の無駄な散布を防止できる。
【0019】ホッパー装置の排出口の一部を塞ぐことが
できる遮蔽手段が設けてあるものは、例えば肥料散布に
おいて散布装置の左右のうち片側だけに肥料を散布する
いわゆる片まきをするときに、排出口のうち散布する側
を残して遮蔽手段で塞いでおけば、容易に作業ができ
る。
【0020】
【実施例】本発明を図面に示した実施例に基づき更に詳
細に説明する。図1は肥料散布装置のハンドルフレー
ム、車輪、ホッパー装置、ガイド装置、駆動装置、調整
装置を示す正面図、図2は図1に示す肥料散布装置の側
面図、図3は駆動装置の構造を示しフラップシャッター
を閉じた状態の説明図、図4は駆動装置の構造を示しフ
ラップシャッターを開けた状態の説明図、図5はホッパ
ー装置の断面図、図6は図5におけるB矢視図である。
【0021】肥料散布装置A(図21、図22、図23
に図示)はフレーム部材11、12からなるハンドルフ
レーム1を備えており、その先端部には走行装置を構成
する車輪2が取り付けてある。ハンドルフレーム1のフ
レーム部材11、12の基側は後方へ折曲され、その端
部にはグリップ13、13が取り付けてある。ハンドル
フレーム1の中段部のフレーム部材11、12間には、
ホッパー装置3が取り付けてある。また、その下方には
ガイド装置4が取り付けてある。
【0022】そして、ハンドルフレーム1の一方のフレ
ーム部材12の先部には、ホッパー装置3の下部に設け
てあるフラップシャッター33を揺動させる駆動装置5
と、フラップシャッター33の揺動幅を調整し肥料の排
出量を調整する調整装置6が設けてある。なお、符号1
6はスタンドである。
【0023】上記ホッパー装置3は、ホッパー本体30
を有している。ホッパー本体30は上部が開口し下部が
すぼまった形状で、正面視は四角形、側面視は野球のホ
ームベース状の五角形である。なお、ホッパー本体30
の形状は排出がスムーズにできる形状であれば他の形状
でもよい。ホッパー本体30の正面側の斜板31の下部
には、全幅にわたり排出口32が設けてある。斜板31
の下部にはこの排出口32に対応して揺動シャッターで
あるフラップシャッター33が取り付けてある。フラッ
プシャッター33はヒンジ34、34を介して揺動可能
に設けてある。フラップシャッター33の側部には肥料
が横にこぼれにくいようにする側板330が両側端部に
直角に設けてある。
【0024】ホッパー本体30の後部側の斜板36には
長孔361が設けてある。斜板36の内面側には、スラ
イド板35が接面して配置してある。スライド板35の
上部は、斜板36とガイド板362との間の空間部36
3にスライド可能に挿入してある。また、スライド板3
5の下部両側には所要の角度をもってプッシュアーム3
51、351が設けてある。プッシュアーム351、3
51の先端部には薄板状のローラ352、352が回転
可能に設けてある。
【0025】スライド板35の外面には上記長孔361
に対応させて掛止ロッド353が設けてある。また、斜
板36の外面の下部寄りにはフック364が設けてあ
る。フック364と掛止ロッド353の間には引張バネ
365が掛けてある。この引張バネ365の引っ張り作
用によりスライド板35は下方へ付勢してあり、ローラ
352、352は上記フラップシャッター33内面のヒ
ンジ寄りに当接させてある。この構造によれば、フラッ
プシャッター33が揺動するとスライド板35が斜板3
6に沿って上下に往復摺動する。
【0026】ホッパー本体30の斜板31の外面には遮
蔽手段であるスライドシャッター39が上下にスライド
調整可能に取り付けてある。スライドシャッター39の
幅は排出口32の幅の約1/2に設定されており、下方
へスライドさせたときには排出口32の片側の約1/2
を塞ぐことができる。そして、フラップシャッター33
の外面には、後述する駆動装置5を構成するプッシュプ
ルロッド54の先端部が回動可能に軸着されている。
【0027】駆動装置5は、ハンドルフレーム1のフレ
−ム部材12の先部に設けてある。駆動装置5は、ホイ
ールカム50を有している。ホイールカム50は角部が
一部切除してあるほぼ三角形状で、車輪2の側部に軸を
共通にして設けてある。なお、ホイールカム50の形状
は上記に限定されるものではなく、楕円形など他の形状
のものを適宜採用することができる。また、フレーム部
材12には軸ピン51を介してL状のアーム板52が揺
動可能に取り付けてある。アーム板52の先端部には上
記ホイールカム50に接触して追随するローラ状のカム
フォロア53が取り付けてある。
【0028】アーム板52の基端部にはプッシュプルロ
ッド54の先端部が回動可能に軸着してある。また、プ
ッシュプルロッド54の基端部は上記したようにフラッ
プシャッター33の外面に取り付けてある。なお、プッ
シュプルロッド54の基部にはプッシュプルロッド54
の長さを一定の範囲で調整できるアジャスター56が設
けてある。なお、アーム板52はスプリング55によっ
てホイールカム50とカムフォロア53とを接触させる
側へ付勢されている。
【0029】また、アーム板52の基端部寄りには排出
停止手段を構成する操作ワイヤーW1の先端側がスプリ
ング57を介して取り付けてある。操作ワイヤーW1は
先端部がフレーム部材12に固定してあるワイヤーチュ
ーブT1内を通してあり、フレーム部材11の基端部に
設けてあるロックレバー14により操作を行なうように
してある。このロックレバー14をロックすると操作ワ
イヤーW1が引かれてアーム板52が図7において時計
回り方向へ回動し、カムフォロア53がホイールカム5
0から離れ、フラップシャッター33は閉じたままにな
る。なお、符号140はロック解除レバーである。
【0030】また、フレーム部材12の先部には上記駆
動装置5と共にフラップシャッター33の揺動幅を調整
し肥料の排出量を調整する調整装置6が設けてある。図
7は調整装置の構造を示しフラップシャッターの揺動幅
を大きくした状態の説明図、図8は調整装置の構造を示
しフラップシャッターの揺動幅を小さくした状態の説明
図である。
【0031】調整装置6は、フレーム部材12を貫通し
て設けてある回動軸60を有している。回動軸60のフ
レーム部材12内側には円盤状の調整カム61が偏心し
て固着してある。調整カム61はアーム板52の下部に
近接して配置してある。また、回動軸60のフレーム部
材12外側には調整アーム62の一端側が固着してあ
る。調整アーム62の他端側には操作ワイヤーW2の先
端部が取り付けてある。
【0032】操作ワイヤーW2は先端部がフレーム部材
12に固定してあるワイヤーチューブT2内を通してあ
り、フレーム部材12の基端部に設けてある調整レバー
15により操作を行なうようにしてある。なお、符号6
3は、調整装置6を元の状態(アーム板52の揺動幅が
最大の状態)に戻すスプリングである。
【0033】この調整レバー15を操作すると操作ワイ
ヤーW2が引かれて調整アーム62と共に調整カム61
が回動する。調整カム61は偏心させてあるので、図
7、図8に示すようにアーム板52との当接位置が高く
なり、アーム板52の揺動幅すなわちフラップシャッタ
ー33の揺動幅を一定の範囲で無段階に調整できる。
【0034】ホッパー装置3の下方には、排出される肥
料が所定の位置に落下するようにガイドするガイド装置
4が取り付けてある。図9はガイド装置構造を示し使用
時の一形態を示す説明図、図10はガイド装置の構造を
示し使用時の他の形態を示す説明図、図11はガイド装
置の構造を示し使用時の他の形態を示す説明図である。
なお、図9ないし図11は後面図である。
【0035】ガイド装置4は基具43を有しており、基
具43は取付金具40を介してホッパー装置3の後部の
斜板36に固定してある。取付金具40の前方には垂直
板41が設けてあり、垂直板41の両側には、下部が前
方へ向けて傾斜した反射板42、42が取り付けてあ
る。垂直板41には長孔410、410が設けてあり、
反射板42、42に設けてある固定螺子420、420
により位置及び傾斜の調整が可能である。
【0036】基具43の両側には、断面コ状の上部ガイ
ド板44、44が軸ピン440を介し回動可能に取り付
けてある。上部ガイド板44、44の下部には下部ガイ
ド板45、45がスライド可能に取り付けてある。下部
ガイド板45、45の側面には長孔450が設けてあ
り、固定螺子46により任意の位置に固定できる。
【0037】また、基具43の中央部には開閉ガイド板
47が垂下して設けてある。開閉ガイド板47には長孔
470が設けてあり、長孔470には調整螺子48がス
ライド可能に取り付けてある。上記上部ガイド板44、
44の下面には軸ピン490を介し開閉リンク板49、
49の一端部が取り付けてある。開閉リンク板49、4
9の他端部は調整螺子48に取り付けてある。これによ
り、調整螺子48を上下にスライドさせれば上部ガイド
板44、44及び下部ガイド板45、45は揺動し、調
整螺子48の固定位置により傾斜角が調整できる。
【0038】(作 用) 図12は使用状態を示し畝へ直下まきしている状態の説
明図、図13は使用状態を示し両側の畝肩へ両まきして
いる状態の説明図、図14は使用状態を示し片側の畝肩
へ片まきしている状態の説明図である。図1ないし図1
4を参照して本実施例の作用を説明する。
【0039】 調整レバー15を調整して、フラップシャッター3
3の揺動幅を適宜調整しておく。また、有機肥料を散布
する畝の適当な位置に有機肥料が落下するようにガイド
装置4の上下ガイド板44、45の長さ及び傾斜角を調
整しておく。
【0040】 ホッパー装置3のホッパー本体30に適量の有機肥
料を入れる。 ハンドルフレーム1のグリップ13、13を持ち、
ロックレバー14を解除してアーム板52が揺動できる
状態にし、肥料散布装置Aを押して走行させる。
【0041】 走行に伴って車輪2が回転しホイールカム50も回
転する。アーム板52のカムフォロア53は回転するホ
イールカム50の周面に当接して追随するので、アーム
板52は回動軸51を中心にして揺動する。これによ
り、プッシュプルロッド54が進行方向に対して前後に
動き、フラップシャッター33が揺動し、排出口32を
開閉する。
【0042】フラップシャッター33は揺動し、排出口
32から半ば出かかった有機肥料を一部は排出しながら
繰り返し突き上げる。またこの際、フラップシャッター
33は有機肥料を排出口32の縁部との間で挟んで切断
する。これにより、ホッパー装置3内部の有機肥料の崩
壊及び排出口32での切断、粉砕が行なわれ、有機肥料
の空洞化が防止できる。従って、有機肥料は排出口32
から安定的に排出される。また、フラップシャッター3
3の揺動に伴いスライド板35も往復摺動するので有機
肥料の崩壊が更に助長される。
【0043】 畝まで移動するときや畝の端部でターンするときな
ど肥料散布の必要がない場所においては、ロックレバー
14を操作してロックし、アーム板52がホイールカム
50と連動しないようにする。これにより、フラップシ
ャッター33は閉じたままになり、走行しても有機肥料
は排出されないので、肥料の無駄な散布を防止できる。
【0044】肥料の排出量を少なくしたいときには調整
レバー15を調整して調整カム61の頂部を高くしアー
ム板52の揺動幅を小さくする。これによりフラップシ
ャッター33の揺動幅も小さくなり、有機肥料の排出量
が少なくなる。また、排出量を多くしたいときには逆の
操作を行なえばよい。なお、ロックレバー14及び調整
レバー15はフレーム部材12端部の手元に設けてある
ので、走行中でも操作調整が可能で、作業を中断する必
要がなく効率のよい作業ができる。
【0045】なお、対象作物あるいは農家個々のやりか
たによっては、水分率が更に高いものや糖分を含むな
ど、より結着性が大きな有機肥料を散布する場合もあ
る。このような場合は、アジャスタ56をプッシュプル
ロッド54が短くなるように調整しフラップシャッター
33による開き口を大きくすることで対応でき、これに
より有機肥料は安定的に排出される。また、逆に有機肥
料の水分率が低くさらさらとしている場合や、通常の粒
状肥料などを散布する場合にはプッシュプルロッド54
が長くなるように調整し、かつフラップシャッター33
の揺動幅を小さく設定すればよい。
【0046】次に、肥料散布方法を直下まき、両まき、
片まきの三つの方法にわけて説明する。 (1)直下まきの場合(図12参照) 栽培初期のように直下まきをする場合は、ガイド装置4
の基具43から下の部材を取り外し、垂直板41と反射
板42だけにする。そして、肥料散布の幅に合わせて反
射板42の方向や傾斜を調整し、肥料散布装置Aを畝の
中央部で走行させれば、畝全体に直下まきができる。
【0047】 (2)両まきの場合(図13参照) 両側に畝がある場合は、両畝の間の溝部を走行させれば
両側の畝に両まきができる。両まきにおいては、ガイド
装置4の両側の上下ガイド板44、45の長さ及び傾斜
角をほぼ同じに設定して、両畝の肩部に散布するように
する。なお、栽培物の根が発育して張ってきたら上下ガ
イド板44、45の傾斜角を大きくして溝寄りに散布す
るようにする。
【0048】 (3)片まきの場合(図14参照) 端部の畝に散布する場合などは、スライドシャッター3
9を下方へスライドさせてホッパー本体30の排出口3
2の片側約1/2を塞ぐようにする。そして、上記両ま
きの場合と同様に走行させて散布すれば、スライドシャ
ッター39で塞がれていない側から有機肥料が排出さ
れ、片まきができる。
【0049】図15ないし図20はホッパー本体の他の
実施例を示す説明図である。なお、これら説明図におい
ては駆動装置の機構の説明は省略する。図15はホッパ
ー本体の第2の実施例を示す説明図である。ホッパー本
体30aは底部中央の二箇所に排出口32a、32aが
設けられ、そのそれぞれにフラップシャッター33a、
33aが設けてある構造である。
【0050】図16はホッパー本体の第3の実施例を示
す説明図である。ホッパー本体30bは底部両側の二箇
所に排出口32b、32bが設けられ、そのそれぞれに
フラップシャッター33b、33bが設けてある構造で
ある。
【0051】図17はホッパー本体の第4の実施例を示
す説明図である。ホッパー本体30cは底部片側の一箇
所に排出口32cが設けられ、それにフラップシャッタ
ー33cが設けてある構造である。
【0052】図18はホッパー本体の第5の実施例を示
す説明図である。ホッパー本体30dは底部中央の一箇
所に排出口32dが設けられ、それに断面「ヘ」状のフ
ラップシャッター33dが設けてある構造である。な
お、肥料はホッパー本体30dの両側へ排出される。
【0053】図19はホッパー本体の第6の実施例を示
す説明図である。ホッパー本体30eは底部中央の二箇
所に排出口32e、32eが設けられ、そのそれぞれに
フラップシャッター33e、33eが設けてある構造で
ある。なお、フラップシャッター33e、33eは内側
に設けてあり、肥料はホッパー本体30eの両側へ排出
される。
【0054】図20はホッパー本体の第7の実施例を示
す説明図である。ホッパー本体30fは底部中央の一箇
所に排出口32fが設けられ、それにフラップシャッタ
ー33fが設けてある構造である。なお、フラップシャ
ッター33fは中央が軸支され図に示したように左右側
が上下に揺動する。肥料はホッパー本体30fの両側へ
排出される。
【0055】図21は肥料散布装置の引上げ装置をあわ
せて示した要部正面図、図22は引上げ装置の構造を示
す要部斜視図、図23は肥料散布装置の実施例を示し、
使用状態を示す説明図である。肥料散布装置Aは、畝表
面を覆うマルチフィルムを走行しながら剥して引き上げ
ることができる引上げ装置7を備えている。引上げ装置
7は車輪2の上方に設けてある。
【0056】引上げ装置7は軸受部材70を備えてい
る。軸受部材70は板材で平面視コ状に形成してあり、
フレーム部材11、12の前部に横方向に掛け渡してあ
る補強部材100の中央部に固定してある。軸受部材7
0の上側には駆動軸71が両側を軸受部材70から突出
させて横方向に軸支されている。駆動軸71の軸受部材
70内側にはクラッチギヤ701が軸周方向へは回転せ
ず軸方向へはスライド可能に取り付けてある。
【0057】クラッチギヤ701はコイルバネ702に
より図21において左方へ付勢してあり、常態(引上げ
装置7を作動させない状態)においては停止ピン703
で中間部に止めてあり、後述する作動ギヤと噛み合わな
いようにしてある。軸受部材70の下側には作動軸72
が駆動軸71と平行に軸支してある。作動軸72の図2
1において左寄りには作動ギヤ73が取り付けてある。
また、作動ギヤ73にはスプロケット(図では見えな
い)が取り付けてある。
【0058】また、車輪2の軸には、ホイールカム50
と反対側にスプロケット704が取り付けてある。スプ
ロケット704と上記作動軸72のスプロケットの間に
はチェーン705が掛けてある。そして、上記クラッチ
ギヤ701は停止ピン703を外すことにより作動ギヤ
73と噛み合い両軸は連動する。この状態で車輪2が回
転すれば上記駆動軸71が車輪2とは逆方向に回転す
る。
【0059】軸受部材70の左右両側には、板材で平面
視コ状に形成された軸受部材74、74がフレーム部材
11、12に固定してある。軸受部材74、74には軸
706、706が軸支してある。なお、軸受部材74、
74は軸706、706の外方側がやや下方かつ後方を
向くように固定してある。軸706、706には、それ
ぞれ受ギヤホイール75、75が取り付けてある。受ギ
ヤホイール75、75の厚さ方向両端部にはやや径大の
ギヤ部707が設けてある。
【0060】このように、受ギヤホイール75、75
は、相互に前部側と上部側が開くように取り付けてある
ので、マルチフィルムFを機械の中央に引き寄せようと
する力が働く。従って、マルチフィルムFは常に引っ張
られた状態となるので、施肥後のマルチフィルムFに皺
が発生するのを防止できる。そして、軸706、706
の内端側と上記駆動軸71の両端側はコイルバネで形成
された自在継手708により接続されており、駆動軸7
1の回転を軸方向が相違する軸706、706に伝える
ことができるようにしている。なお、他の構造の自在継
手を使用することもできる。
【0061】軸受部材74、74の上部には軸受管7
6、76が横方向に設けてある。軸受管76、76には
コ状のロッド77、77が回動可能に取り付けてある。
ロッド77、77の先端部には押えギヤホイール78、
78が取り付けてある。押えギヤホイール78、78は
受ギヤホイール75、75より径小で、ギヤ部707と
対応するギヤ部709が設けてある。
【0062】なお、符号79、79は引っ張りバネで、
噛み合わせ時においては押えギヤホイール78、78を
受ギヤホイール75、75側へ付勢し、噛み合わせを解
除する時にはロッド77を回動させて押えギヤホイール
78、78を受ギヤホイール75、75から引き離して
おくことができる(図22の左側参照)。また、引っ張
りバネ79、79の引っ張り力は、受ギヤホイール75
と押えギヤホイール78がマルチフィルムFとスリップ
しながらマルチフィルムFを引き上げることができるよ
うに設定してある。
【0063】図21ないし図23を参照して本実施例の
作用を説明する。畝に被せてあるマルチフィルムFの下
側に施肥する場合は、上記した第1実施例の操作と並行
して次の操作を行なう。 停止ピン703を外してクラッチギヤ701をスラ
イドさせ、作動ギヤ73と噛み合わせる。 両側の畝からマルチフィルムFの端部を剥して引き
上げ、左右両側の受ギヤホイール75と押えギヤホイー
ル78及び受ギヤホイール75と押えギヤホイール78
に噛み込ませる。
【0064】 走行により車輪2が回転すると、左右両側の受ギヤ
ホイール75と押えギヤホイール78も回転し、マルチ
フィルムFを畝から剥して持ち上げながら後方へ送る。
なお、受ギヤホイール75と押えギヤホイール78によ
る送り量は車輪2の走行距離よりやや大きく設定してあ
るので、両側の受ギヤホイール75と押えギヤホイール
78はマルチフィルムFとややスリップしながら、マル
チフィルムFに皺が生じないようにして引き上げて、後
方へ送ることができる。
【0065】 走行に伴い、ガイド装置4から肥料が投下され、浮
き上がったマルチフィルムFの下側に施肥される。 なお、畝の間隔が広すぎて左右を一度に施肥できない場
合は片側づつ施肥することもできる。また、左右両側の
受ギヤホイール75と押えギヤホイール78の間隔を調
整できるようにすれば、この課題も解消できる。
【0066】図24、図25、図26はギヤホイールの
他の実施例を示す説明図である。図24に示すものは、
ギヤ部707a、709aを受ギヤホイール75aと押
えギヤホイール78aの厚み方向の中央部分に設けたも
のである。また、ギヤ部707aは受ギヤホイール75
aの周面より径小であり、ギヤ部709aは押えギヤホ
イール78aの周面より径大である。作用、効果につい
ては上記受ギヤホイール75と押えギヤホイール78の
場合とほぼ同様である。
【0067】図25に示すものは、受ギヤホイール75
bと押えギヤホイール78bの厚み方向の一端側にギヤ
部707b、709bが設けてあり、他端側にスポンジ
製の圧接ローラ751、781が設けてある。作用、効
果については上記受ギヤホイール75と押えギヤホイー
ル78の場合とほぼ同様であるが、マルチフィルムFが
傷つきにくい利点がある。
【0068】図26に示すものは、一方の受ギヤホイー
ル75cは上記受ギヤホイール75と同様に厚み方向の
両端側にギヤ部707c、707cが設けてある。ま
た、他方はスポンジで円柱形に形成された圧接ローラ7
8cである。作用、効果については上記受ギヤホイール
75と押えギヤホイール78の場合とほぼ同様である
が、マルチフィルムFが傷つきにくい利点がある。
【0069】なお、ホイール自体にギヤを設けずに、ホ
イールの軸にギヤを設けて従動側ホイールを強制駆動す
るようにしてもよい。また、この場合、ホイールは単に
円柱形のものを使用してもよいし、一方のホイールに所
要本数のV溝を全周にわたり設け、他方にこれと噛み合
うV突条を設けてもよい。ホイールの素材はスポンジな
どマルチフィルムFが滑りにくいものであるのが望まし
い。本発明は図示の実施例に限定されるものではなく、
特許請求の範囲の記載内において種々の変形が可能であ
る。
【0070】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a)粉状物又は粒状物の散布装置によれば、走行に伴
い揺動シャッターが排出口側へ接離揺動し、排出口を開
閉する。揺動シャッターの揺動により、排出口から半ば
出かかった粉状物又は粒状物は、一部は排出されながら
繰り返し突き上げられる。またこの際、揺動シャッター
は粉状物又は粒状物を排出口縁との間で挟んで切断す
る。これにより、ホッパー装置内部の粉状物又は粒状物
の崩壊及び排出口での切断、粉砕が行なわれ、排出口に
おける目詰まりを生じにくく、ホッパー装置内部の粉状
物又は粒状物の空洞化が防止できる。従って、例えば水
分率が高く結着しやすい有機肥料の散布においても有機
肥料は排出口から安定的に排出される。そして、引上げ
装置は、上記走行装置の両側に、進行方向からの正面視
において回転軸の外側が下方へ傾斜するようにかつ平面
視において外側が上記走行装置の進行方向に対し後方へ
傾斜するように設けてある受ホイールと、受ホイール側
に付勢され、外周部が上記受ホイールの外周部と接離可
能な押えホイールとを備えており、受ホイールと押えホ
イールは、マルチフィルムを挟んでスリップしながら内
方へ引き寄せて後方へ送り出すようにしてあるので、マ
ルチフィルムは常に引っ張られた状態となり、散布後の
マルチフィルムに皺が発生するのを防止できる。また、
畝表面を覆うマルチフィルムを走行しながら剥して引き
上げることができるので、マルチフィルムを被せた畝の
マルチフィルム下側への散布作業が効率よくできる。
【0071】 (b)ホッパー装置の内面に往復摺動するスライド板を
備えたものにあっては、揺動シャッターの作用と相まっ
てホッパー装置内部の粉状物又は粒状物の崩壊と粉砕及
び空洞化の防止がより確実にできる。
【0072】 (c)ガイド装置を備えたものは、粉状物又は粒状物の
落下位置を調整できるので、例えば肥料の散布作業にお
いて栽培物の根の成長に適合した散布ができ、効率のよ
い栽培が可能となる。
【0073】 (d)揺動シャッターの揺動幅の調整ができる調整装置
を備えたものは、例えば粉状物又は粒状物の排出量を少
なくしたいときには揺動シャッターの揺動幅を小さくす
ればよく、逆に排出量を増やしたいときには揺動シャッ
ターの揺動幅を大きくすればよい。このように、排出量
の調整ができるので、例えば肥料の散布において、水分
率が高く結着しやすい有機肥料から通常の粒状肥料ま
で、幅広い利用ができる。
【0074】 (e)揺動シャッターを閉じて固定し排出口からの粉状
物又は粒状物の排出を停止する排出停止手段を備えたも
のは、例えば肥料の散布において畝まで移動するときや
畝の端部でターンするときなど、散布の必要がない場所
では、肥料の排出を停止することができるので肥料の無
駄な散布を防止できる。
【0075】 (f)ホッパー装置の排出口の一部を塞ぐことができる
遮蔽手段が設けてあるものは、例えば肥料散布において
散布装置の左右のうち片側だけに肥料を散布するいわゆ
る片まきをするときに、排出口のうち散布する側を残し
て遮蔽手段で塞いでおけば、容易に作業ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】肥料散布装置のハンドルフレーム、車輪、ホッ
パー装置、ガイド装置、駆動装置、調整装置を示す正面
図。
【図2】図1に示す肥料散布装置の側面図。
【図3】駆動装置の構造を示しフラップシャッターを閉
じた状態の説明図。
【図4】駆動装置の構造を示しフラップシャッターを開
けた状態の説明図。
【図5】ホッパー装置の断面図。
【図6】図5におけるB矢視図。
【図7】調整装置の構造を示し、フラップシャッターの
揺動幅を大きくした状態の説明図。
【図8】調整装置の構造を示し、フラップシャッターの
揺動幅を小さくした状態の説明図。
【図9】ガイド装置の構造を示し使用時の一形態を示す
説明図。
【図10】ガイド装置の構造を示し使用時の他の形態を
示す説明図。
【図11】ガイド装置の構造を示し使用時の他の形態を
示す説明図。
【図12】使用状態を示し畝へ直下まきしている状態の
説明図。
【図13】使用状態を示し両側の畝肩へ両まきしている
状態の説明図。
【図14】使用状態を示し片側の畝肩へ片まきしている
状態の説明図。
【図15】ホッパー本体の第2の実施例を示す説明図。
【図16】ホッパー本体の第3の実施例を示す説明図。
【図17】ホッパー本体の第4の実施例を示す説明図。
【図18】ホッパー本体の第5の実施例を示す説明図。
【図19】ホッパー本体の第6の実施例を示す説明図。
【図20】ホッパー本体の第7の実施例を示す説明図。
【図21】肥料散布装置の引上げ装置をあわせて示した
要部正面図。
【図22】引上げ装置の構造を示す要部斜視図。
【図23】肥料散布装置の実施例を示し、使用状態を示
す説明図。
【図24】ギヤホイールの他の実施例を示す説明図。
【図25】ギヤホイールの他の実施例を示す説明図。
【図26】ギヤホイールの他の実施例を示す説明図。
【符号の説明】
A 肥料散布装置 1 ハンドルフレーム 2 車輪 3 ホッパー装置 30 ホッパー本体 32 排出口 33 フラップシャッター 39 スライドシャッター 4 ガイド装置 43 基具 40 取付金具 41 垂直板 42 反射板 44 上部ガイド板 45 下部ガイド板 5 駆動装置 50 ホイールカム 52 アーム板 53 カムフォロア 54 プッシュプルロッド 14 ロックレバー 6 調整装置 60 回動軸 61 調整カム 62 調整アーム 15 調整レバー 7 引上げ装置 70 軸受部材 71 駆動軸 701 クラッチギヤ 703 停止ピン 72 作動軸 73 作動ギヤ 704 スプロケット 705 チェーン 74 軸受部材 706 軸 75 受ギヤホイール 707 ギヤ部 708 自在継手 76 軸受管 77 ロッド 78 押えギヤホイール 709 ギヤ部 79 引っ張りバネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01C 15/00 A01G 13/00 302

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置と、 下部に排出口を有するホッパー装置と、 上記ホッパー装置の排出口の開閉を排出口側へ接離揺動
    して行なう揺動シャッターと、 上記揺動シャッターを駆動する駆動装置と、 畝表面を覆うマルチフィルムを剥して引き上げる引上げ
    装置と、 を備えており、 上記引上げ装置は、 上記走行装置の両側に、進行方向からの正面視において
    回転軸の外側が下方へ傾斜するようにかつ平面視におい
    て外側が上記走行装置の進行方向に対し後方へ傾斜する
    ように設けてある受ホイールと、 上記受ホイール側に付勢され、外周部が上記受ホイール
    の外周部と接離可能な押えホイールと、 を備えており、 上記受ホイールと上記押えホイールは、マルチフィルム
    を挟んでスリップしながら内方へ引き寄せて後方へ送り
    出すようにしてあることを特徴とする、 粉状物又は粒状物の散布装置。
  2. 【請求項2】 走行装置と、 下部に排出口を有するホッパー装置と、 上記ホッパー装置の排出口の開閉を排出口側へ接離揺動
    して行なう揺動シャッターと、 上記揺動シャッターを駆動する駆動装置と、 畝表面を覆うマルチフィルムを剥して引き上げる引上げ
    装置と、 を備えており、 上記引上げ装置は、 上記走行装置の両側に、進行方向からの正面視において
    回転軸の外側が下方へ傾斜するようにかつ平面視におい
    て外側が上記走行装置の進行方向に対し後方へ傾斜する
    ように設けてあり、回転駆動される受ホイールと、 上記受ホイール側に付勢され、外周部が上記受ホイール
    の外周部と接離可能な押えホイールと、 を備えており、 上記受ホイールと上記押えホイールは、マルチフィルム
    を挟んでスリップしながら内方へ引き寄せて後方へ送り
    出すようにしてあることを特徴とする、 粉状物又は粒状物の散布装置。
  3. 【請求項3】 走行装置と、 下部に排出口を有するホッパー装置と、 上記ホッパー装置の排出口の開閉を排出口側へ接離揺動
    して行なう揺動シャッターと、 上記揺動シャッターを駆動する駆動装置と、 畝表面を覆うマルチフィルムを剥して引き上げる引上げ
    装置と、 を備えており、 上記引上げ装置は、 上記走行装置の両側に、進行方向からの正面視において
    回転軸の外側が下方へ傾斜するようにかつ平面視におい
    て外側が上記走行装置の進行方向に対し後方へ傾斜する
    ように設けてあり、上記走行装置の車輪と連動して回転
    駆動される受ホイールと、 上記受ホイール側に付勢され、外周部が上記受ホイール
    の外周部と接離可能な押えホイールと、 を備えており、 上記受ホイールは、クラッチ機構により上記走行装置の
    車輪との連動及び連動解除ができるようにしてあり、 上記受ホイールと上記押えホイールは、マルチフィルム
    を挟んでスリップしながら内方へ引き寄せて後方へ送り
    出すようにしてあることを特徴とする、 粉状物又は粒状物の散布装置。
  4. 【請求項4】 ホッパー装置の内面に往復摺動すること
    により粉状物又は粒状物を崩壊させるスライド板を備え
    たことを特徴とする、 請求項1、2又は3記載の粉状物又は粒状物の散布装
    置。
  5. 【請求項5】 ホッパー装置の排出口から排出される粉
    状物又は粒状物の落下位置の調整をするためのガイド装
    置を備えたことを特徴とする、 請求項1、2、3又は4記載の粉状物又は粒状物の散布
    装置。
  6. 【請求項6】 揺動シャッターの揺動幅の調整を行なう
    調整装置を備えたことを特徴とする、 請求項1、2、3、4又は5記載の粉状物又は粒状物の
    散布装置。
  7. 【請求項7】 揺動シャッターを閉じて固定し排出口か
    らの粉状物又は粒状物の排出を停止する排出停止手段を
    備えたことを特徴とする、 請求項1、2、3、4、5又は6記載の粉状物又は粒状
    物の散布装置。
  8. 【請求項8】 ホッパー装置の排出口の一部を塞ぐこと
    ができる遮蔽手段を備えたことを特徴とする、 請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の粉状物又は
    粒状物の散布装置。
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