JP2821254B2 - ヘッダー加工用金型 - Google Patents
ヘッダー加工用金型Info
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- JP2821254B2 JP2821254B2 JP23854690A JP23854690A JP2821254B2 JP 2821254 B2 JP2821254 B2 JP 2821254B2 JP 23854690 A JP23854690 A JP 23854690A JP 23854690 A JP23854690 A JP 23854690A JP 2821254 B2 JP2821254 B2 JP 2821254B2
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、リベット型の部品の頭部を成形加工するヘ
ッダー加工用金型の改良に関する。
ッダー加工用金型の改良に関する。
（従来の技術） 第２図に示す如く従来のヘッダー加工用金型１は、SK
材、WC等の円柱体の先端面中央に臼形凹部２を設けて成
るものである。
材、WC等の円柱体の先端面中央に臼形凹部２を設けて成
るものである。
（発明が解決しようとする課題） ところで、近年ヘッダー加工するリベット型部品には
硬い合金素材が用いられるようになってきた為、ヘッダ
ー加工用金型の寿命が短くなっている。例えば第３図に
示す予備成形した団粒状の頭部３を有するAg−SnO2系リ
ベット型接点４をダイス５にセットし、第２図に示すヘ
ッダー加工用金型１にて頭部３を第４図に示す如く仕上
げ成形することを繰り返すと、ヘッダー加工用金型１の
臼形凹部２の底面中央にうねり６が生じるようになり、
以後仕上げ成形される頭部３の上面にうねりが転写され
るようになり、接点の接触機能上支障を来すことにな
る。
硬い合金素材が用いられるようになってきた為、ヘッダ
ー加工用金型の寿命が短くなっている。例えば第３図に
示す予備成形した団粒状の頭部３を有するAg−SnO2系リ
ベット型接点４をダイス５にセットし、第２図に示すヘ
ッダー加工用金型１にて頭部３を第４図に示す如く仕上
げ成形することを繰り返すと、ヘッダー加工用金型１の
臼形凹部２の底面中央にうねり６が生じるようになり、
以後仕上げ成形される頭部３の上面にうねりが転写され
るようになり、接点の接触機能上支障を来すことにな
る。
従って、ヘッダー加工用金型１は、一定回数ヘッダー
加工を行ったならば交換しているので、寿命が短いもの
である。
加工を行ったならば交換しているので、寿命が短いもの
である。
この為、ヘッダー加工用金型１をセラミックスで作成
することが考えられるが、セラミックスでは臼形凹部２
を形成することが困難であり、また臼形凹部２を形成す
ることができてもセラミックスは衝撃に弱い為、第５図
に示す如く臼形凹部２の開口縁に割れ７が入ったり、第
６図に示す如く臼形凹部２の底の周囲にひび８が入って
しまうものである。
することが考えられるが、セラミックスでは臼形凹部２
を形成することが困難であり、また臼形凹部２を形成す
ることができてもセラミックスは衝撃に弱い為、第５図
に示す如く臼形凹部２の開口縁に割れ７が入ったり、第
６図に示す如く臼形凹部２の底の周囲にひび８が入って
しまうものである。
そこで本発明は、臼形凹部の底にうねりが生じにく
く、また無垢のセラミックスから成るヘッダー加工用金
型の場合のような割れやひびが入らないヘッダー加工用
金型を提供しようとするものである。
く、また無垢のセラミックスから成るヘッダー加工用金
型の場合のような割れやひびが入らないヘッダー加工用
金型を提供しようとするものである。
（課題を解決するための手段） 上記課題を解決するための本発明のヘッダー加工用金
型は、先端面中央に臼形凹部を有するSK剤、WC等より成
るヘッダー加工用金型に於いて、前記臼形凹部の底面全
体に凹部を設け、該凹部にセラミックス又はダイヤモン
ドのチップを圧入したことを特徴とするものである。
型は、先端面中央に臼形凹部を有するSK剤、WC等より成
るヘッダー加工用金型に於いて、前記臼形凹部の底面全
体に凹部を設け、該凹部にセラミックス又はダイヤモン
ドのチップを圧入したことを特徴とするものである。
（作用） 上述の如く構成されたヘッダー加工用金型は、臼形凹
部の底のみが耐摩耗性に優れたセラミックス又はダイヤ
モンドより成り、臼形凹部の内周面が耐衝撃性に優れた
SK材又はWC等より成るので、硬い合金素材をヘッダー加
工してリベット型部品に製作した際、臼形凹部の底面に
うねりが生じにくく、また臼形凹部の開口縁に割れが生
じない。しかも臼形凹部の底のセラミックス又はダイヤ
モンドにかかる衝撃力を平坦面のみで受けてSK材又はWC
等との垂直な境界面即ち臼形凹部の底の凹部内周面で衝
撃力を逃がすことがぜできるので、臼形凹部の底周面に
ひびが入ることが無い。
部の底のみが耐摩耗性に優れたセラミックス又はダイヤ
モンドより成り、臼形凹部の内周面が耐衝撃性に優れた
SK材又はWC等より成るので、硬い合金素材をヘッダー加
工してリベット型部品に製作した際、臼形凹部の底面に
うねりが生じにくく、また臼形凹部の開口縁に割れが生
じない。しかも臼形凹部の底のセラミックス又はダイヤ
モンドにかかる衝撃力を平坦面のみで受けてSK材又はWC
等との垂直な境界面即ち臼形凹部の底の凹部内周面で衝
撃力を逃がすことがぜできるので、臼形凹部の底周面に
ひびが入ることが無い。
（実施例） 本発明のヘッダー加工用金型の一実施例を図によって
説明すると、第１図に示す如く直径19mm、高さ40mmのWC
より成る円柱体の先端面中央に同心に開口直径6mm、底
部直径4mm、深さ1.3mmの臼形凹部２を設け、その臼形凹
部２の底面全体に深さ5mmの凹部９を設け、この凹部９
に直径4mm、高さ5mmのセラミックス、本例ではジルコニ
アのチップ10と同寸法のダイヤモンドのチップ10′を圧
入して、二種類のヘッダー加工用金型１′を製作した。
説明すると、第１図に示す如く直径19mm、高さ40mmのWC
より成る円柱体の先端面中央に同心に開口直径6mm、底
部直径4mm、深さ1.3mmの臼形凹部２を設け、その臼形凹
部２の底面全体に深さ5mmの凹部９を設け、この凹部９
に直径4mm、高さ5mmのセラミックス、本例ではジルコニ
アのチップ10と同寸法のダイヤモンドのチップ10′を圧
入して、二種類のヘッダー加工用金型１′を製作した。
こうして製作した二種類の実施例１、２のヘッダー加
工用金型１′と、実施例と同一寸法でWCのみより成る第
２図に示す従来例のヘッダー加工用金型１とにより、第
３図に示されるようにダイス５にセットした団粒状の頭
部３を有するAg−SnO29.3wt％より成る予備成形リベッ
ト型接点４の頭部３を第４図に示されるように仕上げ成
形することを繰り返した処、従来例のヘッダー加工用金
型１は臼形凹部２の底面中央にヘッダー加工10kpで７〜
10μｍのうねり６が生じたが、実施例１のヘッダー加工
用金型１′は臼形凹部２の底のジルコニアチップ10の中
央にヘッダー加工80kpで６〜８μｍのうねりしか生ぜ
ず、実施例２のヘッダー加工用金型１′は臼形凹部２の
底のダイヤモンドチップ10′の中央にヘッダー加工500k
pで３〜５μｍのうねりしか生じなかった。しかも実施
例１、２のヘッダー加工用金型１′の臼形凹部２の底ジ
ルコニアチップ10やダイヤモンドチップ10′にはひびが
入ることが無かった。これは実施例１、２のヘッダー加
工用金型１′の臼形凹部２の底が耐摩耗性に優れ、衝撃
力を逃すことができるからに外ならない。
工用金型１′と、実施例と同一寸法でWCのみより成る第
２図に示す従来例のヘッダー加工用金型１とにより、第
３図に示されるようにダイス５にセットした団粒状の頭
部３を有するAg−SnO29.3wt％より成る予備成形リベッ
ト型接点４の頭部３を第４図に示されるように仕上げ成
形することを繰り返した処、従来例のヘッダー加工用金
型１は臼形凹部２の底面中央にヘッダー加工10kpで７〜
10μｍのうねり６が生じたが、実施例１のヘッダー加工
用金型１′は臼形凹部２の底のジルコニアチップ10の中
央にヘッダー加工80kpで６〜８μｍのうねりしか生ぜ
ず、実施例２のヘッダー加工用金型１′は臼形凹部２の
底のダイヤモンドチップ10′の中央にヘッダー加工500k
pで３〜５μｍのうねりしか生じなかった。しかも実施
例１、２のヘッダー加工用金型１′の臼形凹部２の底ジ
ルコニアチップ10やダイヤモンドチップ10′にはひびが
入ることが無かった。これは実施例１、２のヘッダー加
工用金型１′の臼形凹部２の底が耐摩耗性に優れ、衝撃
力を逃すことができるからに外ならない。
（発明の効果） 以上の説明で判るように本発明のヘッダー加工用金型
は、臼形凹部の底が耐摩耗性に優れているので、底にう
ねりが生じにくく、また衝撃力を逃がすことができるの
で、臼形凹部の底にひびが入ることが無い。従って、ヘ
ッダー加工用金型は著しく長寿命となる。
は、臼形凹部の底が耐摩耗性に優れているので、底にう
ねりが生じにくく、また衝撃力を逃がすことができるの
で、臼形凹部の底にひびが入ることが無い。従って、ヘ
ッダー加工用金型は著しく長寿命となる。
第１図は本発明のヘッダー加工用金型の実施例を示す
図、第２図は従来のヘッダー加工用金型を示す図、第３
図及び第４図は予備成形リベット型接点をヘッダー加工
用金型にて仕上げ成形する方法を示す図、第５図及び第
６図は夫々ヘッダー加工用金型を無垢のセラミックスで
作成した場合のヘッダー加工時の欠陥を示す図である。
図、第２図は従来のヘッダー加工用金型を示す図、第３
図及び第４図は予備成形リベット型接点をヘッダー加工
用金型にて仕上げ成形する方法を示す図、第５図及び第
６図は夫々ヘッダー加工用金型を無垢のセラミックスで
作成した場合のヘッダー加工時の欠陥を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項１】先端面中央に臼形凹部を有するSK材、WC等
より成るヘッダー加工用金型に於いて、前記臼形凹部の
底面全体に凹部を設け、該凹部にセラミックス又はダイ
ヤモンドのチップを圧入したことを特徴とするヘッダー
加工用金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23854690A JP2821254B2 (ja) | 1990-09-07 | 1990-09-07 | ヘッダー加工用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23854690A JP2821254B2 (ja) | 1990-09-07 | 1990-09-07 | ヘッダー加工用金型 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04118141A JPH04118141A (ja) | 1992-04-20 |
| JP2821254B2 true JP2821254B2 (ja) | 1998-11-05 |
Family
ID=17031859
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23854690A Expired - Fee Related JP2821254B2 (ja) | 1990-09-07 | 1990-09-07 | ヘッダー加工用金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2821254B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112719077A (zh) * | 2020-12-15 | 2021-04-30 | 中国航发哈尔滨轴承有限公司 | 一种半圆头铆钉冲压头工装 |
-
1990
- 1990-09-07 JP JP23854690A patent/JP2821254B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04118141A (ja) | 1992-04-20 |
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