JPH0724472Y2 - ボタンビット - Google Patents
ボタンビットInfo
- Publication number
- JPH0724472Y2 JPH0724472Y2 JP1989093334U JP9333489U JPH0724472Y2 JP H0724472 Y2 JPH0724472 Y2 JP H0724472Y2 JP 1989093334 U JP1989093334 U JP 1989093334U JP 9333489 U JP9333489 U JP 9333489U JP H0724472 Y2 JPH0724472 Y2 JP H0724472Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- button
- tip
- bit
- chip
- mounting hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Earth Drilling (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ビット本体の先端にボタンチップを植え込ん
だ構成のボタンチップに関する。
だ構成のボタンチップに関する。
一般に、岩盤穿孔用の工具としては、ビット本体の先端
面に多数のボタン状のチップを埋め込んだ、いわゆるボ
タンビットと呼ばれるものが知られている（特公昭45−
10401号公報参照）。
面に多数のボタン状のチップを埋め込んだ、いわゆるボ
タンビットと呼ばれるものが知られている（特公昭45−
10401号公報参照）。
ところで、上記従来のボタンビットは、ビット本体先端
の台金の所定位置にドリルで穴明けをした後に、冷間圧
入または焼バメにより超硬ボタンチップを植え込んでい
た。
の台金の所定位置にドリルで穴明けをした後に、冷間圧
入または焼バメにより超硬ボタンチップを植え込んでい
た。
しかしながら、上記従来のボタンビットにおいて、加工
後の穴に直接超硬ボタンチップを植え込んだ場合、穴形
状とチップ形状とが完全に一致しないため、隙間がで
き、その部分に圧縮応力と引張応力の境ができることに
よって、使用中に台金にクラックが発生するという問題
がある。
後の穴に直接超硬ボタンチップを植え込んだ場合、穴形
状とチップ形状とが完全に一致しないため、隙間がで
き、その部分に圧縮応力と引張応力の境ができることに
よって、使用中に台金にクラックが発生するという問題
がある。
また、ボタンビット使用中に空打ちが行われると、台金
のチップ保持力以上の反力が、台金の穴底部から超硬ボ
タンチップに対して加わり、超硬ボタンチップの脱落が
生じるという問題がある。
のチップ保持力以上の反力が、台金の穴底部から超硬ボ
タンチップに対して加わり、超硬ボタンチップの脱落が
生じるという問題がある。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、使用中に台金にクラックが発生するこ
とを防止できると共に、空打ちした場合のボタンチップ
の台金からの脱落を防ぐことができるボタンビットを提
供することにある。
とするところは、使用中に台金にクラックが発生するこ
とを防止できると共に、空打ちした場合のボタンチップ
の台金からの脱落を防ぐことができるボタンビットを提
供することにある。
上記目的を達成するために、本考案は、ビット本体に形
成されたボタンチップ装着用の装着孔の底部に軟質金属
を設けたものである。
成されたボタンチップ装着用の装着孔の底部に軟質金属
を設けたものである。
本考案のボタンビットにあっては、装着孔の底部に設け
た軟質金属が、使用初期の打撃力により変形し、装着孔
の底部とボタンチップとを密着させることによって、そ
の部分に圧縮応力と引張応力の境ができるのを防ぐと共
に、空打ちした場合に、上記軟質金属が台金からボタン
チップに対して加わる反力を吸収してボタンチップの脱
落を防ぐ。
た軟質金属が、使用初期の打撃力により変形し、装着孔
の底部とボタンチップとを密着させることによって、そ
の部分に圧縮応力と引張応力の境ができるのを防ぐと共
に、空打ちした場合に、上記軟質金属が台金からボタン
チップに対して加わる反力を吸収してボタンチップの脱
落を防ぐ。
以下、第１図と第２図に基づいて本考案の実施例を説明
する。
する。
第１図は本考案の第１実施例を示すボタンビットの断面
図である。この図において符号１はビット本体の先端の
台金であり、この台金１にはボタンチップ装着用の装着
孔２が形成されている。そして、この装着孔２には円柱
状で超硬合金製のボタンチップ３が装着されている。こ
のボタンチップ３の先端は凸曲面状に形成され、かつ基
端面は平坦状に形成されている。また、上記装着孔２の
平坦状の底面とボタンチップ３の基端面との間には軟質
金属板４が介装されている。
図である。この図において符号１はビット本体の先端の
台金であり、この台金１にはボタンチップ装着用の装着
孔２が形成されている。そして、この装着孔２には円柱
状で超硬合金製のボタンチップ３が装着されている。こ
のボタンチップ３の先端は凸曲面状に形成され、かつ基
端面は平坦状に形成されている。また、上記装着孔２の
平坦状の底面とボタンチップ３の基端面との間には軟質
金属板４が介装されている。
上記軟質金属板４としては、無酸素銅，タフピッチ銅，
アルミニウム，鉛，亜鉛，黄銅，軟質金銀合金等がよ
く、鋼製のビット本体１よりも低硬度のものが使用され
る。また、軟質金属板４の初期の厚さは、穴底形状やチ
ップ寸法によるが、特に、0.2〜2.0mmが有効である。こ
の理由は、0.2mmより薄いと、クッション効果が十分に
得られず、かつ2.0mmより厚いと、有効嵌合い長さの損
失が大きく充分な超硬ボタンの保持力を得ることが難し
くなるからである。
アルミニウム，鉛，亜鉛，黄銅，軟質金銀合金等がよ
く、鋼製のビット本体１よりも低硬度のものが使用され
る。また、軟質金属板４の初期の厚さは、穴底形状やチ
ップ寸法によるが、特に、0.2〜2.0mmが有効である。こ
の理由は、0.2mmより薄いと、クッション効果が十分に
得られず、かつ2.0mmより厚いと、有効嵌合い長さの損
失が大きく充分な超硬ボタンの保持力を得ることが難し
くなるからである。
上記のように構成されたボタンビットにあっては、穿孔
初期において、ボタンビットにかかる打撃力により、軟
質金属板４が変形して、台金１の装着孔２の底面とボタ
ンチップ３の基端面とを密着させるから、圧縮応力と引
張応力の境ができにくく、従って、台金１に穿孔時にク
ラックが生じることがない。
初期において、ボタンビットにかかる打撃力により、軟
質金属板４が変形して、台金１の装着孔２の底面とボタ
ンチップ３の基端面とを密着させるから、圧縮応力と引
張応力の境ができにくく、従って、台金１に穿孔時にク
ラックが生じることがない。
また、穿孔中に空打ちが行われても、軟質金属板４が台
金１よりの反力を吸収することによって、ボタンチップ
３が台金１から脱落することを防ぐことができる。
金１よりの反力を吸収することによって、ボタンチップ
３が台金１から脱落することを防ぐことができる。
さらに、第２図は本考案の第２実施例を示す断面図であ
り、この図においては、ボタンチップ５の基端部は先細
状に形成され、これに対向して装着孔６の底面もへこん
だ状態に形成されている。そして、上記ボタンチップ５
の基端と装着孔６の底部との間には軟質金属板７が介装
されている。これにより、この第２実施例においても上
記第１実施例と同様の効果を奏することができる。
り、この図においては、ボタンチップ５の基端部は先細
状に形成され、これに対向して装着孔６の底面もへこん
だ状態に形成されている。そして、上記ボタンチップ５
の基端と装着孔６の底部との間には軟質金属板７が介装
されている。これにより、この第２実施例においても上
記第１実施例と同様の効果を奏することができる。
以上説明したように、本考案は、ビット本体に形成され
たボタンチップ装着用の装着孔の底部に軟質金属を設け
たものであるから、装着孔の底部に設けた軟質金属が、
使用初期の打撃力により変形し、装着孔の底部とボタン
チップとを密着させることによって、その部分に圧縮応
力と引張応力の境ができるのを防ぐことができて、台金
にクラックが生じるのを防止できる上に、穿孔時に空打
ちした場合でも、上記軟質金属が台金からボタンチップ
に対して加わる反力を吸収することによって、ボタンチ
ップの台金からの脱落を防ぐことができる。
たボタンチップ装着用の装着孔の底部に軟質金属を設け
たものであるから、装着孔の底部に設けた軟質金属が、
使用初期の打撃力により変形し、装着孔の底部とボタン
チップとを密着させることによって、その部分に圧縮応
力と引張応力の境ができるのを防ぐことができて、台金
にクラックが生じるのを防止できる上に、穿孔時に空打
ちした場合でも、上記軟質金属が台金からボタンチップ
に対して加わる反力を吸収することによって、ボタンチ
ップの台金からの脱落を防ぐことができる。
第１図は本考案の第１実施例を示す断面図、第２図は本
考案の第２実施例を示す断面図である。 １…台金（ビット本体）、2,6…装着孔、3,5…ボタンチ
ップ、4,7…軟質金属板。
考案の第２実施例を示す断面図である。 １…台金（ビット本体）、2,6…装着孔、3,5…ボタンチ
ップ、4,7…軟質金属板。
Claims (1)
- 【請求項１】ビット本体の先端にボタンチップが植え込
まれてなるボタンビットにおいて、上記ビット本体に形
成されたボタンチップ装着用の装着孔の底部に軟質金属
が設けられたことを特徴とするボタンビット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989093334U JPH0724472Y2 (ja) | 1989-08-08 | 1989-08-08 | ボタンビット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989093334U JPH0724472Y2 (ja) | 1989-08-08 | 1989-08-08 | ボタンビット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0332682U JPH0332682U (ja) | 1991-03-29 |
| JPH0724472Y2 true JPH0724472Y2 (ja) | 1995-06-05 |
Family
ID=31642723
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989093334U Expired - Lifetime JPH0724472Y2 (ja) | 1989-08-08 | 1989-08-08 | ボタンビット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0724472Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002254040A (ja) * | 2001-02-28 | 2002-09-10 | Shibuya Kogyo Co Ltd | 洗浄剥離装置 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3970158A (en) * | 1975-04-28 | 1976-07-20 | Hughes Tool Company | Tooth loading for earth boring bits |
| JPS61225488A (ja) * | 1985-03-29 | 1986-10-07 | 三菱マテリアル株式会社 | ボタンビツト |
| JPS63109920A (ja) * | 1986-10-25 | 1988-05-14 | Kazuma Tanaka | 芯材入りチゼルの製造方法 |
| JPH0373430A (ja) * | 1989-08-14 | 1991-03-28 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 光記録媒体 |
-
1989
- 1989-08-08 JP JP1989093334U patent/JPH0724472Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3970158A (en) * | 1975-04-28 | 1976-07-20 | Hughes Tool Company | Tooth loading for earth boring bits |
| JPS61225488A (ja) * | 1985-03-29 | 1986-10-07 | 三菱マテリアル株式会社 | ボタンビツト |
| JPS63109920A (ja) * | 1986-10-25 | 1988-05-14 | Kazuma Tanaka | 芯材入りチゼルの製造方法 |
| JPH0373430A (ja) * | 1989-08-14 | 1991-03-28 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 光記録媒体 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0332682U (ja) | 1991-03-29 |
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