JP2574596Y2 - ゴルフクラブヘッド - Google Patents
ゴルフクラブヘッドInfo
- Publication number
- JP2574596Y2 JP2574596Y2 JP1993045792U JP4579293U JP2574596Y2 JP 2574596 Y2 JP2574596 Y2 JP 2574596Y2 JP 1993045792 U JP1993045792 U JP 1993045792U JP 4579293 U JP4579293 U JP 4579293U JP 2574596 Y2 JP2574596 Y2 JP 2574596Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- face
- club head
- golf club
- ball
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Golf Clubs (AREA)
Description
む複合板構造をしているゴルフクラブヘッドに関する。
本考案のゴルフクラブヘッドは、打球面の構造剛性を同
面内の各部にわたって調整でき、その結果、快い打球音
を発するようにしたり、打球の方向のコントロール性を
良くすることができる。
ブヘッドは、従来より存在する。例えば、金属製本体に
セラミックス製やCFRP製のフェース板を埋め込んだ
ものが挙げられる。
造ゴルフクラブヘッドには次のような問題(不十分な
点)があった。 フェース板の埋め込み等のため製造工程が複雑にな
っていた。 異材の境界面で剥離しやすかった。 ボールと打球面の接触時に生ずる両者の物理的な干
渉を調整することが困難であった。 幾何学的な形状を工夫して、ヘッドの機能を調整す
ることができなかった。
に生ずる物理的な干渉を調整することができ、かつ、製
造工程がシンプルなゴルフクラブヘッドを提供すること
を目的とする。
め、本考案の第1態様のゴルフクラブヘッドは、打球面
を構成する金属板(フェース板)と;このフェース板の
反打球面側(裏側)に接合されている、複数の穴が開け
られた金属板(穴開裏板)と;を具備することを特徴と
する。本考案の第2態様のゴルフクラブヘッドは、打球
面を構成する板(フェース板)と; このフェース板の
反打球面側(裏側)に接合されている、複数の穴が開け
られた板(穴開裏板)と;を具備し、 上記複数の穴
が、打球面中央部よりも同面周辺部に密に開けられてい
ることを特徴とする。
トロールすることにより、フェース板の各部の剛性等
を、フェース板内の各部において調整することができ
る。すなわち、打球がフェース面に衝撃的にあたった
後、その衝撃波、弾性波はフェース面からクラウン、ソ
ールに伝わり、ホールに反発するように返る。そのと
き、その経路に、異なった材料で構成される部分があれ
ば、その構成の仕方を変える事によって反発の仕方が当
然なことながら変わる。ボールと打球面との物理的な干
渉を調整するとは、このような意味である。
本考案の一実施例に係るゴルフクラブヘッドフェース部
の一部断面斜視図である。フェース部1は、メタルウッ
ドクラブの殻体のうちの、打球面3を含む部分である。
フェース部1は、ソール部(図示されず)等の他の部分
と溶接等により接合されてメタルウッドクラブヘッドと
なる。
からヘッドの内側(打球面の裏方向)に向かって、フェ
ース板9、穴開裏板7、裏当板5という3枚の板の積層
構造になっている。このうち、穴開裏板7のみに多数の
穴8が開けられている。フェース板9は、材質Ti−6
Al−4V、厚さ3.1mmである。穴開裏板7は、材質
Ti−6Al−4V、厚さ0.7mmである。裏当板5は
材質Ti−6Al−4V、厚さ0.6mmである。これら
の板は、塑性変形態と接合性が良いものであれば、他の
材料であってよい。材料例として、他に、SUS30
4、二相ステンレス鋼、析出硬化型ステンレス鋼、Ti
が挙げられる。
ピッチ10mmで多数開けられている。この穴8の加工方
法は、ドリル加工、電子ビーム、パンチ、放電加工等で
あってよい。この実施例では、この穴8は、穴開裏板7
の各部において均一に分布して存在する。この穴8が存
在する結果、このフェース部の組込まれたゴルフクラブ
ヘッドは、十分な強度を持ちながらしなやかな柔構造と
なる。そのため、打球面上にボールが存在する時間を長
くすることが可能になる。また、打球音を構成する周波
数スペクトルの成分のうち耳障りな部分を除くことがで
きる。
造方法を説明する。図2は、図1のゴルフクラブヘッド
のフェース部の製造方法を示す概念図である。この方法
は、超塑性ブロー成形法と呼ばれる方法である。もちろ
ん、本考案のゴルフクラブヘッドの製造方法はこれに限
定されるものではなく、鋳造、圧接後プレス等であって
よい。
ドフェース部となる原板として、下から、フェース板
9、穴開裏板7、裏当板5が、成形装置である天板11
と下型17との間に、重ね合わされている。これらの板
の周囲部は、天板11と下型17の周囲の挾持部15、
16ではさまれている。この状態で全体を超塑性加工温
度に昇温し、天板11のArガス導入孔13から高圧A
rガスを導入する。このArガス圧に押され、積層され
ている板9、7、5は下方に張り出し、下型17の成形
凹部19に張り付くように超塑性変形する。この際、各
板9、7、5は互いに拡散接合し、金属組織学的に一体
化される。このときの雰囲気は、成形する材料によっ
て、不活性ガス、大気、真空などを選択できる。
フクラブヘッドのフェース部の一部断面斜視図である。
このフェース部は、2枚板構造で、フェース板9と穴開
裏板7とから構成されている。フェース板9の材質はT
i−6Al−4V、厚さは2.9mmである。穴開裏板7
の材質は二相ステンレス、厚さは0.4mmである。
し、そのピッチは打球面3の中央部では粗く(2mm)、
周辺部では密(0.8mm)である。この穴はパンチング
で開けられている。このように、穴の存在密度をコント
ロールすることにより打球面の構造剛性を同面内の各部
にわたって調整でき、その結果、打球の方向コントロー
ル性や打球音を調整できる。
2に示す方法と同様である。しかし、図2の裏当板5
(超塑性ステンレス鋼)と穴開裏板7との間に、反応防
止材であるボロンナイトライド(BN)粉を塗布してあ
る。そのため、超塑性加工後に裏当板5を穴開裏板7か
ら引きはがすことができる。こうすることによって、図
3のような2枚板構造のゴルフクラブヘッドフェース部
が得られる。
のゴルフクラブヘッドにおいては、打球面部の強度、靭
性に関係する、打球面とゴルフボールとの接触挙動を様
々に調整できる。そのため、打球音や打球の方向性に関
する調整を容易に行うことができる。
ェース部の一部断面斜視図である。
方法を示す概念図である。
ドのフェース部の一部断面斜視図である。
ィ 13 Arガス導入孔 15 挾持部 16 挾持部 17 下型 19 成形凹部
Claims (2)
- 【請求項1】 打球面を構成する金属板(フェース板)
と; このフェース板の反打球面側(裏側)に接合されてい
る、複数の穴が開けられた金属板(穴開裏板)と; を具備することを特徴とするゴルフクラブヘッド。 - 【請求項2】 打球面を構成する板(フェース板)と; このフェース板の反打球面側(裏側)に接合されてい
る、複数の穴が開けられた板(穴開裏板)と; を具備し、 上記複数の穴が、打球面中央部よりも同面周辺部に密に
開けられていることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993045792U JP2574596Y2 (ja) | 1993-08-02 | 1993-08-02 | ゴルフクラブヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993045792U JP2574596Y2 (ja) | 1993-08-02 | 1993-08-02 | ゴルフクラブヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0712161U JPH0712161U (ja) | 1995-02-28 |
JP2574596Y2 true JP2574596Y2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=12729136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993045792U Expired - Lifetime JP2574596Y2 (ja) | 1993-08-02 | 1993-08-02 | ゴルフクラブヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2574596Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0956853A (ja) * | 1995-08-24 | 1997-03-04 | Daiwa Seiko Inc | ゴルフクラブヘッドの製造方法 |
JPH1157084A (ja) * | 1997-08-21 | 1999-03-02 | Japan Energy Corp | ゴルフクラブヘッド用拡散接合材料 |
JP6791292B2 (ja) * | 2019-04-02 | 2020-11-25 | ブリヂストンスポーツ株式会社 | ゴルフクラブヘッド |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50113559U (ja) * | 1974-02-25 | 1975-09-16 |
-
1993
- 1993-08-02 JP JP1993045792U patent/JP2574596Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0712161U (ja) | 1995-02-28 |
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