JP2821181B2 - インバータ装置 - Google Patents

インバータ装置

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JP2821181B2
JP2821181B2 JP1145366A JP14536689A JP2821181B2 JP 2821181 B2 JP2821181 B2 JP 2821181B2 JP 1145366 A JP1145366 A JP 1145366A JP 14536689 A JP14536689 A JP 14536689A JP 2821181 B2 JP2821181 B2 JP 2821181B2
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譲 久保田
俊昭 奥山
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は多重パルス幅変調インバータにおける直流回
路の中性点電流を防止したインバータ装置に関する。
〔従来の技術〕
交流電動機の回転速度を制御する場合、PWMインバー
タ装置が用いられるが、従来のPWMインバータの出力電
圧は正,負の2レベルのため、出力電流に含まれる高周
波成分が大きい問題がある。
そこで、従来ではPWMインバータの出力電流に含まれ
る高調波成分を低減する方法として特開昭56−74088号
に記載のように、PWMインバータを直列に多重化してイ
ンバータの出力電圧を正,0,負の3つのレベルにして高
調波成分を低減する方法が提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術はインバータの出力電圧が0となる期間
において出力電流が直流回路の中性点に流れ、またそれ
は直流平滑コンデンサに流入するために、直流電圧(コ
ンデンサ電圧)がインバータの出力周波数の3倍周波数
で変動する問題があつた。
本発明の目的は、この中性点電流を0にするように制
御して直流電圧の変動をなくし、コンデンサ容量の低減
を可能にした高調波の少ない交流を出力し得るインバー
タ装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は中性点を共通とする2台の直列多重インバ
ータを並列に設け、各インバータの出力電圧の位相差が
60度となるように制御することにより達成できる。
〔作用〕
直列多重インバータの直流回路中性点には出力電圧に
同期した3倍周波数の電流が流れる。したがつて、出力
電圧の位相差が60゜の直列多重インバータをセツト並列
運転し、直流中性点を共通にした構成とすれば両インバ
ータの中性点電流は互いに逆位相のため中性点電流を0
化できる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。第
1図において、直列多重インバータ1,2はそれぞれ直流
電圧を正,0,負の3レベルの交流電圧に変換し、交流電
動機3に3相の交流電圧をそれぞれ供給する。直列多重
インバータ1,2を構成するスイツチング素子にはPWMパル
ス演算器4,5において、出力電圧指令Vu*,Vv*,Vw*及
びVu**,Vv**,Vw**と搬送波信号をそれぞれ比較し
て作られたオン,オフパルスが与えられる。電圧指令演
算器6は回転磁界座標系の励磁電流指令Id*,トルク電
流指令Iq*及び一次角周波数指令ω*に基づいて回転
磁界座標系の電圧指令Vd*,Vq*を演算して座標変換器
7に出力する。座標変換器7では座標変換基準指令ω
*tに基づいて電圧指令Vd*,Vq*を固定子座標系の3
相交流電圧指令Vu*,Vv*,Vw*及び3相交流電圧指令Vu
*,Vv*,Vw*に対してそれぞれ60度位相遅れとなるよう
な3相交流電圧指令Vu**,Vv**,Vw**に変換してPW
Mパルス演算器4,5に出力する。
次に、第2図〜第4図を用いて動作を説明する。第2
図は直列多重インバータの詳細な回路構成図である。11
は直流電源であり、平滑コンデンサ12,13を著列接続し
たものが直流電源11に並列接続される。これら2つの平
滑コンデンサ12,13の相互接続点は直流回路中性点とし
て用いられる。スイツチング回路はトランジスタ31〜3
4,41〜44,51〜54およびフライホイールダイオード35〜3
8,45〜48,55〜58および各出力端子U,V,Wを中性点電位に
クランプするためのクランプダイオード39,40,49,50,5
9,60から構成される。
この直列多重インバータを構成するトランジスタ31〜
34,41〜44,51〜54は出力電圧指令Vu*,Vv*,Vw*あるい
はVu**,Vv**,Vw**と搬送波信号とを比較して得ら
れるパルス幅変調(PWM)パルスによつてオン,オフす
る。そのとき、31と33及び32と34の各々が互いに共役の
関係でオン,オフするように動作する。すなわち、31が
オンのとき、33はオフ、逆に31がオフのときは33がオ
ン、また32がオンのときは34がオフ、逆に32がオフのと
きは34がオン動作を行う。トランジスタ31と32がオン状
態のとき+E、また32と33がオン状態のとき0、さらに
33と34がオン状態のとき−Eの出力電圧が得られる。こ
の結果、出力端子Uの電圧は+E,0,−Eの間で変化し、
インバータ出力の高調波含有率が低減される。しかしな
がら、この0電圧の期間中の出力電流はすべて直流回路
中性点に流れるため、中性点電圧、すなわち平滑コンデ
ンサ12と13の電圧が変化する問題がある。出力端子V,W
相についても同様である。
そこで、本発明では中性点電流が0となるように出力
電圧の位相差が60゜異なる直列多重インバータを2台並
列接続するようにしている。すなわち、中性点電流が出
力周波数の3倍周波数が流れることに着目し、各インバ
ータの中性点電流が逆位相となるように、各インバータ
の出力電圧指令(Vu*,Vv*,Vw*とVu**,Vv**,Vw
*)に60゜の位相差をもたせるようにしている。第3図
は直列多重インバータ1,2と交流電動機3の主回路構成
の結線図である。直列多重インバータ1,2は直流電源11
及び平滑コンデンサ12,13を共通としており、直列多重
インバータ1,2から中性点電流はクランプダイオード39,
40,69,70(U相のめ明示)を通して直流回路中性点に流
れる。また、直列多重インバータ1,2の出力は電気的に6
0゜の位相差を持つ交流電動機3の各巻線に接続され
る。
次に本発明の動作を第4図を用いて説明する。直列多
重インバータ1,2の出力電圧は座標変換器7からの60゜
位相差の出力電圧指令Vu*及びVu**によつて制御され
るので、インバータ1,2の中性点電流はiN1およびiN2と
なる。このとき、中性点電流iN2はiN1と逆位相となるの
で、両者は互いに打消し合い、両者の和は零となる。な
お、インバータ1,2の出力電圧は交流電動機3の各巻線
に加えられ、交流電動機3は2台のインバータの合成出
力に駆動される。
〔発明の効果〕
本発明によれば、直列多重インバータの平滑コンデン
サに流入する中性点電流を零化できるので、直流回路中
性点電圧の変動を低減できる。また、平滑コンデンサの
リプル電流を低減し容量を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2図は直列
多重インバータの主回路構成を示す結線図、第3図は本
発明のシステム構成を示す結線図、第4図は本発明の動
作を説明する波形図である。 1,2……直列多重インバータ、3……交流電動機、4,5…
…PWMパルス演算器、6……電圧指令演算器、7……座
標変換器、8……積分器、11……直流電源、12,13……
平滑用コンデンサ、31〜34,41〜44,51〜54……トランジ
スタ、35〜38,45〜48,55〜58……フライホイルダイオー
ド、39,40,49,50,59,60,69,70……クランプダイオー
ド。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02M 7/42 - 7/98 H02P 7/63

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電源及び直流回路のリプル電流を吸収
    するための平滑コンデンサより構成され、中性点出力を
    有する直流回路と、第1から第4の4つのスイッチング
    素子が直列に接続されて前記直流回路の両端子に接続さ
    れ、かつ第2及び第3の素子の相互接続点はインバータ
    出力端子に接続され、また第1,第2の素子の相互接続点
    と第3,第4の素子の相互接続点は前記直流回路の中性点
    とダイオードを介して接続される構成を備え、前記スイ
    ッチング素子の第1と第3、及び第2と第4が互いに共
    役な関係でオンオフ制御される第1の3相インバータと
    前記第1の3相インバータと同一構成の第2の3相イン
    バータが前記中性点出力を有する直流回路に並列に接続
    されたインバータ装置において、前記直流回路の中性点
    に流れる電流が減少するように、第1の3相インバータ
    と第2の3相インバータの出力電圧の位相差が60゜とな
    るように制御することを特徴とするインバータ装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、第1の3相インバータ
    と第2の3相インバータの出力に60゜位相差の2つの巻
    線を有する交流電動機を接続したことを特徴とするイン
    バータ装置。
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