JP2820367B2 - 疑似モノリシックな飽和可能な光素子 - Google Patents

疑似モノリシックな飽和可能な光素子

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JP2820367B2 JP6042816A JP4281694A JP2820367B2 JP 2820367 B2 JP2820367 B2 JP 2820367B2 JP 6042816 A JP6042816 A JP 6042816A JP 4281694 A JP4281694 A JP 4281694A JP 2820367 B2 JP2820367 B2 JP 2820367B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は固定状態の光素子特に、
単一の固体状態光素子の飽和可能な吸収、偏光、再帰反
射を提供する疑似モノリシックな光素子に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明により行われる各個々の機能(飽
和可能な吸収、偏光、再帰反射)は通常技術で良く知ら
れている。飽和可能な吸収体は技術で知られている。偏
光選択用のブル−スタ−角方向も良く知られている。誘
電性の高反射被覆は通常の技術を使用して困難なく基体
に付着されることができる。前述の各機能を行う個々の
装置が存在するが機能的に異なった3つの素子の整列に
関する欠点と困難は自明であると考えられている。
【0003】例えば、米国特許第4,084,883 号明細書は
レーザ素子用の反射性偏光層を開示している。米国特許
第4,104,598 号明細書は反射装置とワイヤ格子偏光装置
との結合を有するレーザを開示している。米国特許第4,
875,220 号明細書は2つの一体化されたレ−ザミラ−を
開示し、この一体化されたミラ−は偏光表面を有してい
る。米国特許第5,097,481 号明細書は米国特許第4,875,
220 号明細書に類似した技術を開示している。米国特許
第5,101,415 号明細書は第1、第2の波長モ−ドで動作
する反射性表面を有するレ−ザミラ−を開示している。
【0004】前述の特許明細書に加えて、固体状態の飽
和可能な吸収体に関する従来の研究は以下の文献に記載
されている。文献(“Formation,optical properties ,
andlaser operation of F2 - centers in Li
F”、J. Appl. Phys 61,1297 ,(1987年))には構造
状態と、光特性と、LiF結晶中のF2 - 色中心のレ−
ザ動作の調査が開示されている。別の文献(“Phototro
pic centers in chromium-doped garnets ”、Opt Spec
trosc (ソビエト連邦)、63、695 (1987年))には受
動的Qスイッチとしてのクロムド−プしたガ−ネットの
使用が説明されている。文献(“Room temperature Q-s
witching of Nd:YAG by F2 - color centers in Li
F”、CLEO、サンフランシスコ、カリフォルニア州、W
M5(1986年))には高強度レベルの飽和状態での飽和
動作のために固体状態レ−ザ設計用の重要なF2 - 色中
心材料のQスイッチ特性の研究を説明している。文献
(“Room Temperature Laser Action and Q-Swiching o
f F- Aggregate Color Centers inLiF”、固体の励
起状態の動的処理における第5回国際会議、Lyon、フラ
ンス、1985年7月1〜4日)には30ナノ秒のNd:YA
Gパルスで生成されるガンマ線照射LiFのF2 - 中心
による受動的スイッチングか指示されている。文献
(“Photochromic properties of a gadolinium-scandi
um-gallium garnet crystal ”、Preprint#238 、ソビ
エト連邦、Academy of Science, Institute of General
Physics、モスクワ(1985年))にはGSGG:Cr,
Nd結晶の光色性特性が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来技術は1つの素子への3つの機能(飽和可能な吸
収、偏光、再帰反射)の結合を開示しておらず、このよ
うな従来技術の装置は存在していない。それ故本発明の
目的は単一の固体状態の光素子で飽和可能な吸収、偏光
再帰反射を行う疑似モノリシックな飽和可能な光素子を
与えることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述および他の目的を満
たすために本発明はレ−ザビ−ムが伝播する光軸を有す
るレ−ザ共振器で使用するための光素子を提供する。光
素子は一体化されたパッケ−ジ中において飽和可能な吸
収、偏光、レ−ザビ−ムの再帰反射を行う。光素子は予
め定められた先端角度で配置されている前部表面および
後部表面を有するド−プされていない基体を有する。基
体はレ−ザ共振器により与えられるレ−ザビ−ムに対し
て比較的透明である。誘電性被覆はド−プされていない
基体の後部表面に付着され、少なくとも1つの飽和可能
な吸収体プレ−ト部材が基体の正面に配置されている。
飽和可能な吸収体プレ−ト部材はレ−ザ共振器の光軸に
関してブル−スタ−角に配置される。レ−ザビ−ムの飽
和可能な吸収は飽和可能な吸収体プレ−ト部材を使用し
て光素子により与えられ、レ−ザビ−ムの偏光はレ−ザ
共振器の光軸に関してブル−スタ−角で光素子の前面を
方向づけることにより与えられ、レ−ザビ−ムの再帰反
射は誘電性被覆により与えられる。
【0007】従って本発明は飽和可能な吸収、偏光、再
帰反射を含む3つの分離した光機能を単一の固体状態光
素子に一体化する。プレ−ト部材により与えられる飽和
可能な吸収体はフッ化リチウム中のF2 - 色中心または
幾つかの適切なホスト光材料のうちの1つのCr4+のド
−プ剤イオンである。適切な単結晶ホスト材料は例えば
イットリウムアルミニウムガ−ネット(YAG)、イッ
トリウムスカンジウムアルミニウムガ−ネット(YSA
G)、イットリウムスカンジウムガリウムガ−ネット
(YSGG)、ガドリニウムスカンジウムアルミニウム
ガ−ネット(GSAG)、ガドリニウムスカンジウムガ
リウムガ−ネット(GSGG)、ガドリニウムガリウム
ガ−ネット(GGG)、ガドリニウムインジウムガリウ
ムガ−ネット(GIGG)、イットリウムオルトケイ酸
塩(YOS)、Mg2 SiO4 (ホルステライト)また
は前述の物質の適切な単結晶の組合わせを含む。ホスト
光材料はガラス又は非結晶材料であってもよい。レ−ザ
ビ−ムの適切な線形偏光は光素子の入力面をブル−スタ
−角に合わせることにより達成される。光素子の後面上
に付着された誘電性被覆(ミラ−)は100 %の反射性を
提供する。
【0008】従って光素子はレ−ザ共振器での使用上、
製造が簡単で多重機能素子の整列が容易なモノリシック
体を構成する。本発明は受動的Qスイッチングに加え
て、線形偏光を弁別し、100 %反射性ミラ−または反射
装置としての役目をする。ミラ−が光素子の一体化部分
であるので、一体化された偏光器の簡単な整列される重
要な効果が得られる。垂直入射100 %反射性ミラ−で典
型的に行われるように再帰反射の光素子を整列すること
によりブル−スタ−角度条件は自動的に満たされ、最適
の偏光弁別が達成される。典型的なブル−スタ−角素子
では入射角度は個々に最適にされなければならない。本
発明では最適な段階は必要とされない。
【0009】本発明は、品質を改良し、使用されるレ−
ザ装置をより効率的でコンパクトにする光素子を提供す
る。さらに、本発明は整列が容易で、レ−ザ装置中の光
素子数を減少させることができる。素子数の減少は改良
されたシステムに信頼性を与える。
【0010】3つの機能(飽和可能な吸収、偏光、再帰
反射)を単一の光素子に結合することは通常のレ−ザ装
置で3つの異なった素子を機能的に整列することに関す
る欠点と困難を克服する。本発明の利点は通常の装置と
比較して明白であり、特に本発明の単一の一体化装置の
比較的簡単な整列は通常の装置で使用される技術よりも
非常に優れている。
【0011】
【実施例】本発明の種々の特徴および利点は添付図面を
伴った後述の詳細な説明を参照して容易に理解されるで
あろう。レ−ザ構造はレ−ザ共振器空洞を限定する1対
のミラ−の間に位置されたレ−ザ媒体を具備する。1つ
のミラ−は全てのレ−ザ光を実質的に反射し、“高反射
器”と呼ばれ、第2のミラ−はレ−ザ光を部分的に透過
し部分的に反射し、前述した米国特許第5,101,415 号明
細書で説明されているように“出力結合装置”と呼ばれ
る。本発明によると高反射器ミラ−は詳細に後述するよ
うに本発明の多重機能の光素子により置換され改良され
る。
【0012】図1を参照すると、本発明の原理による疑
似モノリシック光素子10が示されている。疑似モノシリ
ック光素子10は任意の数の飽和可能な吸収体プレ−ト部
材11を具備して示されている。用語“疑似モノリシッ
ク”は本発明の光素子10が単一の部片、すなわち真のモ
ノシリックではないので使用される。疑似モノリシック
光素子10はレ−ザ共振器12の端部に位置されて示されて
おり、伝播するレ−ザビ−ム13aを有するレ−ザ共振器
12の光軸13も示されている。
【0013】疑似モノリシック光素子10は後述する飽和
可能な吸収体プレ−ト部材11とほぼ同一の屈折率を有す
るド−プされていないホスト光材料からなる基体14を含
む。基体14はレ−ザビ−ム13aに対して透明である。基
体14は互いに関して予め定められた先端角度θA で配置
されている正面および後部表面14a、14bを有するくさ
び形状に形成されている。基体14は後面14bに配置され
た100 %反射性の誘電性被覆15を有する。誘電性被覆15
は例えば二酸化チタニウムと、二酸化シリコン(TiO
2 /SiO2 )または二酸化シリコンと、二酸化ジルコ
ニウム(SiO2 /ZrO2 )から形成される標準的な
多重層の誘電体材料を具備し、これらは既知の被覆付着
技術を使用して後面14bに付着される。
【0014】複数の飽和可能な吸収体プレ−ト部材11
a、11b、11cは相互の頂面に積重ねられ、例えば光学
セメント16の個々の層により基体14の正面14aに固定さ
れている。図1は例示のみの目的で、3つの飽和可能な
吸収体プレ−ト部材11a、11b、11cの使用を示してい
る。レ−ザ共振装置12のタイプと、飽和可能な吸収体プ
レ−ト部材11で使用される飽和可能な吸収体に依存して
単一のプレ−ト部材11を含み他の複数の飽和可能な吸収
体プレ−ト部材11が使用されることが理解できよう。光
学セメント16はレ−ザビ−ム13aに対して透明であり、
名目上基体14に屈折率が一致している。カリフォルニア
州、パコイラのハ−テルエンタ−プライズ社(Hartel
社)から得られるエポキシ材料のような光学セメント16
が使用される。最上面または前面の飽和可能な吸収体プ
レ−ト部材11の露出表面に垂直な平面17が示され、光素
子10は共振器12の垂線17と光軸13との間の角度θB でレ
−ザ共振器12内に位置される。図1で示されているよう
に誘電性被覆15の表面におけるレ−ザビ−ム13の入射角
は90°である。θA 、θB の限定された特定値は後述す
る。
【0015】基体14は2つの理由でド−プされない。第
1に例えばLiFのF2 - 色中心に関してこれらの中心
はハ−ドな誘電性被覆15を設けるのに必要な上昇温度で
アニ−ルされる。第2に基体14が飽和可能な吸収体材料
でド−プされるならば、光密度は開口を横切る横断寸法
の関数として変化する。結果として光素子10は空間的に
不均一な方法で光学的にブリ−チされる。従って光素子
10は前述の方法で構成される。
【0016】本発明の光素子10は100 %の反射性誘電体
被覆15により与えられる光素子10の高反射性後部表面14
bからの再帰反射帰還を最適化することにより全体を12
で示されているレ−ザ共振装置中に整列されることがで
きる単一の光部品に一体化した3つの光機能を提供す
る。一体化は基体14および1以上の飽和可能な吸収体プ
レ−ト部材11を互いに融着し、単一の疑似モノリシック
素子10を形成するため光学セメント16を使用して達成さ
れる。
【0017】前述のように光素子10がプレ−ト部材11間
の境界で低損失を示すように光学セメント16は基体14に
屈折率を一致させる。屈折率が一致していない状態では
増加した受動的損失のために付加的な偏光弁別の利点と
妥協しなければならない。光素子10により行われる各3
つの機能のそれぞれの詳細な面が説明される。
【0018】飽和可能な吸収は例えば電子ビ−ム照射を
使用するF2 - 色中心の生成、または例えば飽和可能な
吸収体プレ−ト部材11を構成するガドリニウムスカンジ
ウムガリウムガ−ネットのような適切な結晶中のCr4+
ド−ピングにより達成される。特に基体14用の好ましい
単一結晶ホスト光材料は例えばイットリウムアルミニウ
ムガ−ネット(YAG)、イットリウムスカンジウムア
ルミニウムガ−ネット(YSAG)、イットリウムスカ
ンジウムガリウムガ−ネット(YSGG)、ガドリニウ
ムスカンジウムアルミニウムガ−ネット(GSAG)、
ガドリニウムスカンジウムガリウムガ−ネット(GSG
G)、ガドリニウムガリウムガ−ネット(GGG)、ガ
ドリニウムインジウムガリウムガ−ネット(GIG
G)、イットリウムオルトケイ酸塩(YOS)、Mg2
SiO4 (ホルステライト)または前述の適当な単結晶
の組合わせを含む。代りに、ホスト光材料はガラスまた
は非結晶材料であってもよい。
【0019】F2 - 色中心に関連する製造では、照射さ
れたLiFの2〜3mmの厚さのプレ−ト部材11によっ
てプレ−ト部材11当り最大の光密度を提供するようにす
る。特定の応用に必要な総合的な光密度は多数または幾
つかのプレ−ト部材11を光素子10の設計に組込むことに
より達成される。Cr4+- ド−プしたガ−ネットでは結
晶成長の特性は実質上合理的な光密度が単一のプレ−ト
部材11で達成されることを可能にする。飽和可能な吸収
体材料は約1マイクロメ−トルのレ−ザ波長で受動的Q
スイッチングを示し、他の波長でも実行できる。F2 -
色中心吸収帯域は約900 〜1100nmの範囲であり、一方
Cr4+の吸収帯域は900 〜1200nmに延在する。図2は
LiF:F2 - 色中心の室温吸収スペクトルを示してお
り、図3はCr4+- ド−プされたCr:Nd:GSGG
(ガドリニウムスカンジウムガリウムガ−ネット)の室
温吸収スペクトルを示している。
【0020】線形に偏光されたレ−ザ光の偏光弁別は
“p”偏光が損失なしで透過されるようにレーザ共振器
12の光軸13に関してブル−スタ−角で光素子10の前面21
を方向づけることにより得られる。しかしながら、実際
にはこの条件は光素子10がレ−ザビ−ム13の適切な再帰
反射のために最適にされるとき自動的に満足される。例
えば1.06μmでLiF基体14の屈折率とブル−スタ−角
はそれぞれ1.386 と54.2°である。同様に特にガドリニ
ウムスカンジウムガリウムガ−ネットのような他のガ−
ネットでは値はそれぞれ1.94と62.7°である。
【0021】光素子10の後部表面14bから100 %の反射
を得るため誘電性レ−ザ被覆15は前述したように飽和可
能な吸収プレ−ト部材11とほぼ同一の屈折率を有するド
−プされていないホスト材料で構成される基体14に蒸着
される。被覆処理後、被覆された基体14は光学セメント
16により飽和可能な吸収体プレ−ト部材11に接着される
ミラ−または反射装置を形成する。被覆基体14を構成す
るド−プされていない反射装置は再帰反射の適切な方向
付け(即ち被覆表面14bにおけるレ−ザビ−ム13の入射
角が90°)で前面14aすなわち光素子10の前面21が自動
的にブル−スタ−角で整列されるように設計されてい
る。一般に、先端角度θA は簡単な幾何学的論理を使用
して特有に限定され、Sin-1{sin θB /n }により
与えられ、ここでθB はブル−スタ−角でありnは基体
14の屈折率である。LiFとGSGGから構成されるプ
レ−ト部材11ではθA はλ=1.06μmでそれぞれ18.4°
と27.3°である。動作において、基体14として同一の組
成と先端角度を有する補償ウェッジ22はレ−ザビ−ム13
の通路に挿入され、熱ビ−ム操縦効果を緩和するため基
体14に関して反対の方向(即ち基体に関して180 °回
転)を有する。
【0022】以上単一の固体状態光素子で飽和可能な吸
収、偏光、再帰反射を提供する改良された疑似モノリシ
ック飽和可能な光素子を説明した。前述の実施例は本発
明の原理の応用を表す多くの特定の実施例の単なる例示
であることが理解できよう。明白に、多くの、他の装置
が本発明の技術的範囲を逸脱することなく当業者により
容易に実施されることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】任意の数の飽和可能な吸収体プレ−ト部材を有
する本発明の原理による疑似モノリシック光素子。
【図2】LiF:F2 - 色中心の室温吸収スペクトル
図。
【図3】Cr4+- ド−プしたGSGGの室温吸収スペク
トル図。

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レ−ザビ−ムが伝播する光軸を有するレ
    −ザ共振装置で使用されレ−ザビ−ムの飽和可能な吸
    収、偏光、および再帰反射を与える光素子において、 互いに関して予め定められた先端角度で配置される前部
    表面と後部表面を具備し、レ−ザ共振器により与えられ
    るレ−ザビ−ムに対して比較的透明であるド−プされて
    いない基体と、 基体の後部表面に配置され、レ−ザビ−ムを反射するよ
    うに構成されたド−プされていない誘電体被覆と、 レ−ザ共振器の光軸に関してブル−スタ−角で配置され
    るように構成された前面を有し、ド−プされていない基
    体の前部表面に位置された飽和可能な吸収体プレ−ト部
    材とを具備し、 レ−ザビ−ムの飽和可能な吸収は飽和可能な吸収体によ
    り与えられ、レ−ザビ−ムの偏光は光素子の前部表面を
    レ−ザ共振器の光軸に関してブル−スタ−角で方向付け
    ることにより与えられ、レ−ザビ−ムの再帰反射は誘電
    性被覆により与えられていることを特徴とする光素子。
  2. 【請求項2】 飽和可能な吸収体プレ−ト部材は、基体
    が予め定められた光密度を有するように配置されている
    2 - 色中心を有するフッ化リチウムを含む請求項1記
    載の光素子。
  3. 【請求項3】 飽和可能な吸収体プレ−ト部材は、基体
    が予め定められた光密度を有するように配置されている
    Cr4+ド−プイオンを有するホスト光材料を含む請求項
    1記載の光素子。
  4. 【請求項4】 ホスト光材料が単一の結晶光材料である
    請求項3記載の光素子。
  5. 【請求項5】 単結晶光材料がイットリウムアルミニウ
    ムガ−ネット(YAG)、イットリウムスカンジウムア
    ルミニウムガ−ネット(YSAG)、イットリウムスカ
    ンジウムガリウムガ−ネット(YSGG)、ガドリニウ
    ムスカンジウムアルミニウムガ−ネット(GSAG)、
    ガドリニウムスカンジウムガリウムガ−ネット(GSG
    G)、ガドリニウムガリウムガ−ネット(GGG)、ガ
    ドリニウムインジウムガリウムガ−ネット(GIG
    G)、イットリウムオルトケイ酸塩(YOS)、Mg2
    SiO4 およびそれら単結晶の組合わせからなるグル−
    プから選択される請求項4記載の光素子。
  6. 【請求項6】 ホスト光材料がガラス性の光学材料であ
    る請求項3記載の光素子。
  7. 【請求項7】 ド−プされていない基体が飽和可能な吸
    収体プレ−ト部材とほぼ同一の屈折率を有する材料で構
    成されている請求項1記載の光素子。
  8. 【請求項8】 誘電性被覆が二酸化チタニウムと二酸化
    シリコンの多重層で構成されている請求項1記載の光素
    子。
  9. 【請求項9】 誘電性被覆が二酸化シリコンと二酸化ジ
    ルコニウムの多重層で構成されている請求項1記載の光
    素子。
  10. 【請求項10】 光学的に透明なセメントの個々の層に
    より互いに頂面に積重ねられ、基体の前部表面に固定さ
    れている複数の飽和可能な吸収体プレ−ト部材を有する
    請求項1記載の光素子。
JP6042816A 1993-03-12 1994-03-14 疑似モノリシックな飽和可能な光素子 Expired - Lifetime JP2820367B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/030,763 US5303256A (en) 1993-03-12 1993-03-12 Quasi-monolithic saturable optical element
US30763 1993-03-12
US030763 1993-03-12

Publications (2)

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JPH077201A JPH077201A (ja) 1995-01-10
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