JP2819539B2 - 車両用空調装置のゆらぎ送風制御装置 - Google Patents

車両用空調装置のゆらぎ送風制御装置

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JP2819539B2 JP14429890A JP14429890A JP2819539B2 JP 2819539 B2 JP2819539 B2 JP 2819539B2 JP 14429890 A JP14429890 A JP 14429890A JP 14429890 A JP14429890 A JP 14429890A JP 2819539 B2 JP2819539 B2 JP 2819539B2
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貞夫 持木
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株式会社ゼクセル
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  • Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、車両用空調装置のゆらぎ送風制御装置に関
する。
[従来の技術] 従来、特開昭52−31434号公報、特開昭56−23657号公
報、特公昭63−13845号公報に示されるように、送風量
に自然風の如きゆらぎを与えて空調フィーリングを改善
する技術が提案されている。これらの従来装置では、ゆ
らぎ幅(風量変化の幅)を吹出温度に関係なく制御して
いる。
[発明が解決しようとする課題] 一般に、ゆらぎ送風を行っていても、吹出温度の低い
方が、強い送風感を抱く傾向がある。したがって、上記
従来例のように吹出温度に関係なく風量にゆらぎを与え
た場合、温度によってゆらぎの体感が変化してしまい、
すべての状態で、一定したゆらぎの快適感を得ることが
できなかった。
[課題を解決するための手段] 本発明のゆらぎ送風制御装置は、上記事情を考慮して
なされたもので、第1図に示すように、、吹出温度情報
を出力する手段1と、該手段1から出力される情報に基
づき、吹出温度が低いほどゆらぎ幅を小さくに、吹出温
度が高いほどゆらぎ幅を大きくしたゆらぎ信号を発生す
る手段2と、該手段2からのゆらぎ信号に基づき送風す
る手段3と、 を備えたことを特徴としている。
[作用] 本発明のゆらぎ送風制御装置においては、吹出温度が
低いほどゆらぎの幅が小さく、吹出温度が高いほどゆら
ぎの幅が大きく送風制御される。したがって、送風感を
強く感じ易い低い温度のときと、送風感を弱く感じ易い
温かい温度のときとで、同じようなゆらぎの感覚を得る
ことができる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面を参照しながら説明す
る。
第2図は本発明の実施例のゆらぎ送風制御装置の主要
機能ブロック図であり、第3図は同実施例の装置を含む
空調装置全体の具体的構成を示す概略図である。
まず、第3図に基づいて空調装置の全体構成の概略を
説明する。第3図において、10で示すものは通風ダクト
であり、この通風ダクト10の上流端には、インテークド
ア11によって切換えられる内気取入口12と外気取入口13
とが設けられ、下流端には、吹出口ドア14によって切換
えられるVENT吹出口15、DEF吹出口16、及びFOOT吹出口1
7が設けられている。
また、この通風ダクト10の途中には、上流側から下流
側に向かって順次、ブロワー18、エバポレータ19、エア
ミックスドア20、ヒータ21が設けられている。そして、
エアミックスドア20の開度を制御することにより、冷風
と暖風の混合割合を調節して車内に吹出す空気温度を調
節するようになっている。なお、22はインテークドア用
アクチュエータ、23はエバポレータとともに冷却系を構
成するコンプレッサ、24はエアミックスドア用アクチュ
エータ、25はヒータ用ウォータバルブ、26はモードドア
用アクチュエータである。
上記アクチュエータ類は、コントロールユニット30に
より制御される。コントロールユニット30はマイクロコ
ンピュータを中心にして構成されており、少なくとも車
内温度センサ31、外気温度センサ32、温度設定器33から
の入力情報に基づいて目標吹出温度を演算する。そし
て、その演算した目標吹出温度に基づいてエアミックス
ドア20の目標位置及びブロワー18の目標送風量を算出
し、その算出値に基づいてエアミックスドア20及びブロ
ワー18を制御する。また、同様にしてインテークドア1
1、エバポレータ19、ヒータ21も制御する。
また、このコントロールユニット30は、VENT吹出モー
ドのときに、上述の目標吹出温度から送風量が所定の低
風量(最低風量または最低風量に近い微風)以下かどう
かを判定し、所定低風量以下と判定したときはブロワー
18の回転にゆらぎを与える機能を有している。この場合
のゆらぎの幅(振幅)は、吹出温度が低いほど小さく、
吹出温度が高いほど大きくなるように調節される。
このゆらぎ送風の点を中心に実施例の空調装置の主機
能を、第2図を用いて説明する。コントロールユニット
30には、機能実現手段として仮想的に、熱負荷検出手段
51からの信号に基づき目標吹出温度を演算する手段52
と、目標吹出温度に基づいて目標ミックスドア位置を演
算する手段53と、その演算結果により第3図に示すミッ
クスドアアクチュエータ24に駆動信号を出力し、エアミ
ックスドア20を目標位置に位置決めするミックスドア制
御手段54と、目標吹出温度に関連して目標送風量を演算
する手段55と、目標吹出温度に関連してゆらぎ信号を発
生する手段56と、目標送風量とゆらぎ信号に基づいてゆ
らぎ送風量(時々刻々の送風量)を演算する手段57と、
吹出モードを判定する手段58と、目標送風量が所定低風
量以下でかつベント吹出モードのときゆらぎ送風実行の
判定を下すゆらぎ送風実行判定手段59と、ゆらぎ送風実
行判定手段59の判定結果が「ゆらぎ不実行」のとき目標
送風量演算手段55の出力信号(通常送風信号)を選択
し、また「ゆらぎ実行」のときゆらぎ送風量演算手段57
の出力信号(ゆらぎ送風信号)を選択し、選択した一方
の出力信号をブロアー制御手段60に供給する選択手段61
と、が備わっている。
そして、ブロワー制御手段60は、入力された送風信号
に応じてブロワー18を回転制御する。すなわち、通常送
風信号が入力された場合は、ブロワー18は一定電圧のも
とで一定回転し定常風量の空気流を送り出す。また、ゆ
らぎ送風信号が入力された場合は、ブロワー18は、変動
する電圧のもので脈動回転をし、自然風のような風量変
化のある空気流を送り出す。
ここで、ゆらぎ信号発生手段56と、ゆらぎ送風量演算
手段57の機能についてさらに詳しく述べる。
ゆらぎ信号発生手段56は、第4図(a)に示す倍率α
のパターンと、図(b)に示す基本ゆらぎパターンと、
を記憶している。図(a)に示される倍率αは、目標吹
出温度に関連して与えられるもので、目標吹出温度に正
比例し、目標吹出温度が低いほど小さく、目標吹出温度
が高いほど大きくなるよう設定されている。また、図
(b)に示される基本ゆらぎパターンは、目標送風量を
基準としてそれに加える送風量の変動パターンである。
ゆらぎ信号発生手段56は、目標吹出温度が入力される
と、図(a)のパターンからその目標吹出温度に対応し
た倍率αを算出し、図(b)のパターンから得られる基
本ゆらぎ量に対してその倍率αを掛け、その乗算結果を
ゆらぎ信号として出力する。つまり、 ゆらぎ信号=基本ゆらぎ量×α に基づいてゆらぎ信号を演算し出力する。
また、ゆらぎ送風量演算手段57は、目標送風量演算手
段55からの目標送風量信号に、ゆらぎ信号発生手段56か
らのゆらぎ信号を加算して、時々刻々の実際の送風量を
出力する。
次に、第3図のコントロールユニット30によって行わ
れる送風制御の流れを第5図を用いて説明する。
この送風制御においては、最初に吹出モードがVENTモ
ードかどうか、また目標風量が所定の低風量以下かどう
かを判断する(ステップ101、102)。VENTモードでかつ
所定の低風量以下の場合(両ステップとも判断結果がYE
Sの場合)だけ、ゆらぎ送風を行うステップ104〜106に
進む。それ以外のときはステップ103に進んで通常送風
を行う。これは、上の条件以外のときにゆらぎ送風を行
っても、効果がなかったり逆効果になったりするからで
ある。
ゆらぎ送風を行う場合は、まず、ステップ104でゆら
ぎ信号を演算する。即ち、前述したように吹出温度が低
いほどゆらぎ幅を小さくし、吹出温度が高いほどゆらぎ
幅を大きくしたゆらぎ信号を演算する。ついでステップ
105で、目標風量を基準にしたゆらぎ送風量を演算す
る。そして、この演算内容に基づいてゆらぎ送風を行う
(ステップ106)。
以上のように、上記のゆらぎ送風制御においては、吹
出温度が低いほどゆらぎ幅が小さく、吹出温度が高いほ
どゆらぎ幅が大きく制御される。したがって、吹出温度
に関係なく一定したゆらぎ送風感が得られる。
なお、上記実施例においては、ゆらぎ送風を実行する
か否かを、ある条件を満たしたとき自動的に行うように
しているが、手動でゆらぎ実行の選択をし得るように構
成してもよい。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明のゆらぎ送風制御装置に
よれば、吹出温度が低いほどゆらぎの幅を小さく、吹出
温度が高いほどゆらぎの幅を大きく制御するので、吹出
温度の高低によらず常に同じゆらぎの快適感を乗員に与
えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図、第2図は本発
明の一実施例の主要部構成を示す機能ブロック図、第3
図は同実施例装置を含む空調装置全体の具体的構成を示
す図、第4図(a)、(b)はゆらぎ信号演算のための
データを示す図、第5図は送風制御の内容を示すフロー
チャートである。 1……吹出温度情報出力手段、2……ゆらぎ信号発生手
段、3……ゆらぎ送風手段、18……ブロアー、19……エ
バポレータ、20……エアミックスドア、21……ヒータ、
30……コントロールユニット、52……目標吹出温度演算
手段、55……目標送風量演算手段、56……ゆらぎ信号発
生手段、57……ゆらぎ送風量演算手段、60……ブロアー
制御手段。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(ア)吹出温度情報を出力する手段と、 (イ)該手段から出力される情報に基づき、吹出温度が
    低いほどゆらぎ幅を小さくし、吹出温度が高いほどゆら
    ぎ幅を大きくしたゆらぎ信号を発生する手段と、 (ウ)該手段からのゆらぎ信号に基づき送風する手段
    と、 を備えたことを特徴とする車両用空調装置のゆらぎ送風
    制御装置。
JP14429890A 1990-06-04 1990-06-04 車両用空調装置のゆらぎ送風制御装置 Expired - Lifetime JP2819539B2 (ja)

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