JPH05213046A - 車両用空調装置の送風制御装置 - Google Patents

車両用空調装置の送風制御装置

Info

Publication number
JPH05213046A
JPH05213046A JP5431192A JP5431192A JPH05213046A JP H05213046 A JPH05213046 A JP H05213046A JP 5431192 A JP5431192 A JP 5431192A JP 5431192 A JP5431192 A JP 5431192A JP H05213046 A JPH05213046 A JP H05213046A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air volume
fluctuation
gradient
air
change
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5431192A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiko Sakurai
義彦 桜井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zexel Corp filed Critical Zexel Corp
Priority to JP5431192A priority Critical patent/JPH05213046A/ja
Publication of JPH05213046A publication Critical patent/JPH05213046A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 風量変化に伴なう騒音変化による耳障り感を
緩和すると共に、ゆらぎによる快適感を最大限保証する
ようにした送風制御装置を提供する。 【構成】 ゆらぎ送風機能を有した送風制御装置におい
て、ゆらぎ風量の変化に所定の勾配を設けると共に、こ
の勾配を、風量減少時よりも風量増大時の方が小さく、
かつ基準風量が増大するに従い小さくなるように設ける
ゆらぎ風量補正処理手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用空調装置の送風
制御装置に係り、特にゆらぎ送風機能を有した送風制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特公昭63−13845号公報、
特開平3−189224号公報に示されるように、車内
への吹出風に自然風の如きゆらぎを与えることにより空
調フィーリングを改善する技術が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ゆらぎ送風
を実行した場合、風量変化に伴なって騒音レベルが変化
し、乗員に不快感を与えるという問題がある。特に、急
激に風量が増大して騒音レベルが急上昇する場合、非常
に耳障りになることが指摘されている。
【0004】この点、従来では、ゆらぎの振幅を小さく
したり、風量をなだらかに変化させたりすることで、不
快感の減少に努めている。
【0005】しかし、単にゆらぎの振幅を小さくした
り、風量変化をなだらかにしたりするだけでは、騒音に
よる不快感を緩和する上では効果的であっても、本来の
ゆらぎによる快適感を損なうという問題がある。
【0006】本発明は、そのような事情を考慮し、騒音
による不快感を緩和すると共に、ゆらぎによる快適感を
最大限保証するようにした車両用空調装置の送風制御装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題を
解決するため、図1(a)に示すように、空調熱負荷に
関連して基準風量を算出する基準風量算出手段1と、ゆ
らぎの振幅に相当するゆらぎ信号を発生するゆらぎ信号
発生手段2と、前記基準風量とゆらぎ信号とに基づいて
ゆらぎ風量を演算するゆらぎ風量演算手段3と、該ゆら
ぎ風量演算手段3の出力に応じてブロアを制御するブロ
ア制御手段4と、を備えた車両用空調装置の送風制御装
置において、前記ゆらぎ風量の変化に所定の勾配を設け
ると共に、この勾配を、風量減少時よりも風量増大時の
方が小さく、かつ前記基準風量が増大するに従い小さく
なるように設けるゆらぎ風量補正処理手段5を設けたこ
とを特徴としている。
【0008】ここで、ゆらぎ風量補正手段5は、ゆらぎ
信号発生手段2からのゆらぎ信号を補正することで結果
的にゆらぎ風量を補正するように設けてもよいし、ゆら
ぎ風量演算手段3の演算結果を直接補正するように設け
てもよい。これをブロック図で示すと、前者の場合は図
1(b)に示すようになり、後者の場合は図1(c)に
示すようになる。
【0009】
【作用】上記補正処理手段5による補正処理によって、
ゆらぎ送風時の風量が所定の勾配をもってなだらかに変
化するようになる。しかも、その勾配は風量減少時より
も風量増大時の方が小さくされる。したがって、耳障り
になりやすい風量増大時の騒音レベルの急上昇が緩和さ
れ、騒音レベルの急上昇による不快感が減じられる。ま
た、耳障り感が比較的少ない風量減少時には、速く風量
が減少するので、ゆらぎ感が損なわれることが少なくな
る。
【0010】また、上記の勾配は、基準風量が増大する
に従って小さくなるので、風量大により騒音レベル自体
は高くなるが、その変化がより緩やかになり、騒音レベ
ルの変化による耳障り感が緩和される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。図2は本発明の一実施例の送風制御装置を
含む空調装置全体の構成を示す概略図である。
【0012】まず、図2に基づいて空調装置の全体構成
の概略について説明する。この図において、符号10で
示すものは通風ダクトである。この通風ダクト10の上
流端には、インテークドア11によって切換えられる内
気取入口12と外気取入口13とが設けられ、下流端に
は、吹出口ドア14によって切換えられるVENT吹出
口15、DEF吹出口16、及びFOOT吹出口17が
設けられている。
【0013】また、この通風ダクト10の途中には、上
流側から下流側に向かって順次、ブロア18、エバポレ
ータ19、エアミックスドア20、ヒータ21が設けら
れている。そして、エアミックスドア20の開度を制御
することにより、冷風と暖風の混合割合を調節して車内
に吹出す空気温度を調節することができるようになって
いる。なお、22はインテークドア用アクチュエータ、
23はエバポレータとともに冷却系を構成するコンプレ
ッサ、24はエアミックスドア用アクチュエータ、25
はヒータ駆動用ウォータバルブ、26はモードドア用ア
クチュエータである。
【0014】上記アクチュエータ類は、コントロールユ
ニット30により制御される。コントロールユニット3
0は、マイクロコンピュータを中心にして構成されてお
り、少なくとも車内温度センサ31、外気温度センサ3
2、温度設定器33からの入力情報に基づいて目標吹出
温度を演算する。そして、その演算した目標吹出温度に
基づいて、エアミックスドア20の目標位置、及びブロ
ア18の目標吹出風量(ゆらぎ送風の場合の基準風量で
ある)を算出し、その算出値に基づいてエアミックスド
ア20の位置及びブロア18の回転数を制御する。ま
た、同様にしてインテークドア11、エバポレータ1
9、ヒータ21を制御する。
【0015】また、このコントロールユニット30は、
VENT吹出モードのときに、上述の目標吹出風量が所
定の低風量(最低風量または最低風量に近い微風)以下
かどうかを判定し、所定の低風量以下と判定したときは
ブロア18の回転にゆらぎを与える機能を有している。
【0016】このゆらぎ送風の点を中心に実施例の空調
装置の主機能を、図4を用いて説明する。コントロール
ユニット30には、機能実現手段として仮想的に、熱負
荷検出手段(車内温度センサ31、外気温度センサ3
2、温度設定器33等)51からの信号に基づき目標吹
出温度を演算する手段52と、目標吹出温度に基づいて
目標エアミックスドア位置を演算する手段53と、その
演算結果によりエアミックスドアアクチュエータ24に
駆動信号を出力し、エアミックスドア20を目標位置に
位置決めするエアミックスドア制御手段54とが備わっ
ている。
【0017】また、目標吹出温度に関連して目標吹出風
量(基準風量)を演算する手段55と、予め記憶した基
本ゆらぎパターン信号(図3の実線で示す矩形信号。図
3では送風量と比例関係にあるブロア電圧として示して
ある。)を発生する手段56と、図5に示すA、B二つ
の勾配パターンを記憶し目標吹出風量に応じた大小二つ
の勾配A、B(図5ではブロア電圧変化勾配V/sec
として示してある。)を算出する勾配算出手段57と、
図3に示した矩形のゆらぎ信号の立上がりに前記小さい
方の勾配Aを設け、立ち下がりに前記大きい方の勾配B
を設け、ゆらぎ信号の変化を、図3の点線で示すように
なだらかな変化に補正する補正処理手段58と、目標吹
出風量と補正処理後のゆらぎ信号に基づいてゆらぎ風量
(時々刻々の送風量)を演算する手段59と、吹出モー
ドを判定する手段60と、目標吹出風量が所定低風量以
下でかつベント吹出モードのときゆらぎ送風実行の判定
を下すゆらぎ送風実行判定手段61と、ゆらぎ送風実行
判定手段61の判定結果が「ゆらぎ不実行」のとき目標
吹出風量演算手段55の出力信号(通常送風信号)を選
択し、また「ゆらぎ実行」のときゆらぎ風量演算手段5
9の出力信号(ゆらぎ送風信号)を選択し、選択した一
方の出力信号をブロア制御手段62に供給する選択手段
63と、が備わっている。
【0018】この場合、前記勾配算出手段57は、目標
吹出風量(基準風量)が大きくなるに従って小さい勾配
値を出力する。また、ゆらぎ風量演算手段59は、目標
吹出風量演算手段55からの目標送風量信号に、補正処
理手段58からの補正後のゆらぎ信号を加算して、時々
刻々の実際の送風量を出力する。
【0019】そして、ブロア制御手段62は、入力され
た送風信号に応じてブロア18を回転制御する。すなわ
ち、通常送風信号が入力された場合は、ブロア18は一
定電圧のもとで一定回転し定常風量の空気流を送り出
す。また、ゆらぎ送風信号が入力された場合は、ブロア
18は、変動する電圧のもとで脈動回転をし、自然風の
ような風量変化のある空気流を送り出す。
【0020】次に、コントロールユニット30によって
行われる送風制御の流れを図8のフローチャートに従っ
て説明する。
【0021】この送風制御においては、最初のステップ
101で、他のルーチンで演算した目標吹出温度に基づ
いて目標吹出風量(=基準風量)を演算する。次いで、
ステップ102、103で吹出モードがVENTモード
かどうか、また基準風量が所定の低風量以下かどうかを
判断する。
【0022】VENTモードでかつ所定の低風量以下の
場合(両ステップ102、103とも判断結果がYES
の場合)だけ、ゆらぎ送風を行うステップ104〜10
7に進む。それ以外のときはステップ108に進んで通
常送風(ゆらぎの無い送風)を行う。これは、上の条件
以外のときにゆらぎ送風を行っても、効果がなかったり
逆効果になったりするからである。
【0023】ゆらぎ送風を行う場合は、まずステップ1
04で、図5に示した勾配パターンに従って基準風量に
応じた大小二つの勾配A、Bを算出する。次いで、ステ
ップ105で、算出した勾配A、Bを用いて基本ゆらぎ
信号を補正する。つまり、図3に示した矩形のゆらぎ信
号の立上がりに小さい方の勾配Aを設け、立ち下がりに
大きい方の勾配Bを設け、ゆらぎ信号の変化を、図3の
点線で示すようになだらかな変化に補正する。次いでス
テップ106で、目標吹出風量(基準風量)を基準にし
たゆらぎ風量を演算する。そして、この演算内容に基づ
いてゆらぎ送風を行う(ステップ107)。
【0024】上記のゆらぎ送風制御においては、図3の
点線で示すように、ゆらぎ送風時の風量が所定の勾配を
もってなだらかに変化するようになる。しかも、その勾
配は風量減少時よりも風量増大時の方が小さい。したが
って、図7に示すように、耳障りになりやすい風量増大
時の騒音レベルの急上昇が緩和され、その結果、騒音レ
ベルの急上昇による不快感が減じられる。また、耳障り
感が比較的少ない風量減少時には、速く風量が減少する
ので、ゆらぎ感があまり損なわれることもなくなる。
【0025】また、上記の勾配は、図6に示すように、
基準風量が増大するに従って小さくなるので、風量が大
きいほど(ブロア電圧が大きいほど)、なだらかな風量
変化となる。したがって、風量大により騒音レベル自体
は高くなるが、その変化がより緩やかになり、騒音レベ
ルの変化による耳障り感が緩和される。
【0026】なお、上記実施例においては、ゆらぎ送風
を実行するか否かを、ある条件を満たしたとき自動的に
行うようにしているが、手動でゆらぎ実行の選択をし得
るように構成してもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車両用空
調装置の送風制御装置によれば、ゆらぎ感を損なうこと
なく、風量変化に伴なう騒音変化による違和感を減少す
ることができる。したがって、耳障りにならずに、ゆら
ぎによる快適感を味わうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図であり、図
(a)は基本的構成を示すブロック図、図(b)はゆら
ぎ信号発生手段の出力を補正する場合の構成を示すブロ
ック図、図(c)はゆらぎ風量演算手段の出力を補正す
る場合の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の送風制御装置を含む車両用
空調装置の概略構成を示すブロック図である。
【図3】同実施例において行われるゆらぎ送風制御のゆ
らぎ信号の例を示す図である。
【図4】同実施例の主要部構成を示す機能ブロックであ
る。
【図5】同実施例におけるブロア電圧変化勾配のパター
ンを示す図である。
【図6】同実施例における送風内容の例を示す図であ
る。
【図7】同実施例においてゆらぎ送風を実行した場合の
騒音変化を示す図である。
【図8】同実施例における送風制御の内容を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 基準風量算出手段 2 ゆらぎ信号発生手段 3 ゆらぎ風量演算手段 4 ブロア制御手段 5 ゆらぎ風量補正手段 18 ブロア 30 コントロールユニット 51 熱負荷検出手段 55 目標吹出風量演算手段(基準風量算出手段) 56 基本ゆらぎ信号発生手段 57 勾配算出手段 58 補正処理手段 59 ゆらぎ風量演算手段 62 ブロア制御手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空調熱負荷に関連して基準風量を算出する
    基準風量算出手段と、 ゆらぎの振幅に相当するゆらぎ信号を発生するゆらぎ信
    号発生手段と、 前記基準風量とゆらぎ信号とに基づいてゆらぎ風量を演
    算するゆらぎ風量演算手段と、 該ゆらぎ風量演算手段の出力に応じてブロアを制御する
    ブロア制御手段と、を備えた車両用空調装置の送風制御
    装置において、 前記ゆらぎ風量の変化に所定の勾配を設けると共に、こ
    の勾配を、風量減少時よりも風量増大時の方が小さく、
    かつ前記基準風量が増大するに従い小さくなるように設
    けるゆらぎ風量補正処理手段を設けたことを特徴とする
    車両用空調装置の送風制御装置。
JP5431192A 1992-02-05 1992-02-05 車両用空調装置の送風制御装置 Pending JPH05213046A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5431192A JPH05213046A (ja) 1992-02-05 1992-02-05 車両用空調装置の送風制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5431192A JPH05213046A (ja) 1992-02-05 1992-02-05 車両用空調装置の送風制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05213046A true JPH05213046A (ja) 1993-08-24

Family

ID=12967037

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5431192A Pending JPH05213046A (ja) 1992-02-05 1992-02-05 車両用空調装置の送風制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05213046A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007038858A (ja) * 2005-08-03 2007-02-15 Nissan Motor Co Ltd 車両用空調装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007038858A (ja) * 2005-08-03 2007-02-15 Nissan Motor Co Ltd 車両用空調装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS628327B2 (ja)
JPH082729B2 (ja) 自動車用空調装置
JPH0986138A (ja) 車両の空調制御装置
US4875624A (en) Air conditioner system for automotive vehicle
JPH05213046A (ja) 車両用空調装置の送風制御装置
JPH07215045A (ja) 車輌用空調装置の送風量制御方法
JPS6213207B2 (ja)
JPH0674010B2 (ja) 車両用空調装置における可変容量コンプレッサ制御装置
JP2819539B2 (ja) 車両用空調装置のゆらぎ送風制御装置
JP2835870B2 (ja) ゆらぎ送風機能を持つ車両用空調装置
JPH0439116A (ja) 車両用空調制御装置
JPH05243B2 (ja)
JP4313175B2 (ja) 車両用空調装置
JPH0739686Y2 (ja) 自動車用空気調和装置
JP2506430Y2 (ja) 自動車用空気調和装置
JPH05185823A (ja) ゆらぎ送風機能を持つ自動車用空調装置
JPS606809B2 (ja) 車輌用空調装置
JPH0616028A (ja) 車両用空調装置
JP3417249B2 (ja) 自動車用空調装置
JP3767196B2 (ja) 車輌用空調制御装置
JP2002211226A (ja) 自動車用空調装置
JPH06156046A (ja) 車両用空調装置
JP3405133B2 (ja) 車両用空調装置
JP2919090B2 (ja) 車両用空調装置
JP2808184B2 (ja) 車両用空調制御装置