JP4313175B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車室内の温度と設定された温度との差に応じて前記車室内の温度調節を行なう車両用空調装置に関し、特に、前記車室内への日射量を考慮して前記車室内の温度調節を行なう車両用空調装置に関する。
従来から、例えば自動車のような車両に用いられる車両用空調装置では、車室内の温度と乗員が設定した設定温度との差が大きいときには、前記車室内温度を前記設定温度に早く近づけるために、例えば、送風量を多くしたり、吹出し温度を前記設定温度と大きく異ならせたりする過渡運転モード下で動作している。また、前記差が小さいときには、既に前記車室内は快適な環境となっているので、例えば、前記車室内温度を維持するために送風量が少なかったり、吹出し温度が前記車室内温度と近い温度であったりする安定運転モード下で動作している。
ところで、いずれのモードにおいても、一般に、乗員は同じ温度の環境の中であっても自らに当たる日射量により体感する温度は大きく異なってしまうので、前記車両用空調装置では、前記車室内での日射量を前記車室内の温度の調節を行なうパラメータの一つとして採用している(例えば、特許文献1参照。)。
特開平5−124416号公報(第1−6頁、第1図)
しかしながら、例えばトンネルの出入口のように、温度調節を行なうパラメータの一つとしての前記日射量が急激に大きく変化すると、例えば、送風量または吹出し温度等が急激に変化することとなる。このような送風量あるいは吹出し温度等の急激な変化が起こると、前記安定運転モードのような安定運転状況下では乗員は違和感を覚えてしまうことがある。
そこで、本発明の目的は、車室内の温度調節を行なうパラメータの一つとしての日射量が急激に変化しても、乗員が感じる快適さを損なうことなく車室内の温度調節を行なうことができる車両用空調装置を提供することにある。
上記した課題を解決するために、請求項1に記載の車両用空調装置は、車室内の日射量をパラメータの一つとして前記車室内の温度が設定された温度に近づくように、前記車室内温度と前記設定温度との差が所定の値よりも小さい安定運転状況下でまたは前記差が前記所定の値よりも大きい過渡運転状況下で前記車室内温度を自動調整すべく動作する車両用空調装置であって、前記安定運転状況下では、前記車室内に設けられた日射量検出手段により検出された日射量を日射量補正手段により補正して得られた補正日射量が温度調整のための日射量パラメータとして採用され、前記補正手段は、前記日射量検出手段により検出される前記日射量と該日射量に対応する前記補正日射量との関係が互いに異なる特性線分で示されるデータを格納する記憶部と、前記データに基づいて前記日射量検出手段により検出された前記日射量に対応する前記補正日射量を求める演算回路とを有し、該演算回路は、前記設定温度と前記車室内温度との温度差履歴および前記設定温度と前記車室内温度との温度差とからいずれの前記特性線分を用いるかを判定する判定部と、該判定部の判定結果に基づいて前記データから前記補正日射量を求める読取部とを有し、前記判定部は、前記温度差履歴が増大傾向であるか減少傾向であるかを判別し、この判別結果に応じた温度範囲を選択し、前記設定温度と前記車室内温度との温度差が選択された前記温度範囲内であるか否かを判別することで前記安定運転状況下であるか前記過渡運転状況下であるかを判定することを特徴とする。
請求項1に記載の車両用空調装置では、前記安定運転状況下で動作しているときに、前記日射量を前記補正手段で補正して得られた前記補正日射量を前記車室内の温度調節を行なうパラメータの一つとして採用している。これにより、例えばトンネルの出入口のように、前記日射量が急激に大きく変化しても該日射量はその変化量が緩和されるように前記補正日射量に補正されているので、従来のように、前記日射量をパラメータの一つとしてそのまま採用することと比較して、前記日射量の変化量がそのまま前記車室内の温度調節に影響しない。このことは、例えば、車両が並木道を走行しており、木立により前記日射量が頻繁に変化するような場合にも有効である。このことから、前記日射量の急激に大きく変化しても、例えば、送風量あるいは吹出し温度等の変化は緩和されるので、乗員が覚える違和感を低減することができる。
また、請求項1に記載の車両用空調装置では、前記補正日射量は予め設定された前記データにより求められるので、前記日射量が急激に大きく変化しても、例えば、前記補正日射量は、その一部が前記日射量の変化よりも緩やかな変化をする特性線分を持つように設定しておけば、急激に送風量あるいは吹出し温度等が変化することを避けることができる。
さらに、請求項1に記載の車両用空調装置では、前記温度差履歴と前記温度差とから前記特性線分を選択することで、前記車室内の前記各運転モードに応じた日射量パラメータを採用することができるので、乗員が覚える違和感をより低減することができる。
本発明に係る車両用空調装置によれば、安定運転状況下では、車室内に設けられた日射量検出手段により検出された日射量を補正手段で補正し、この補正により得られた補正日射量を車室内の温度調節を行なうパラメータの一つとして採用するので、前記日射量の急激な変化の影響を緩和することができる。すなわち、前記日射量が急激に変化しても、パラメータの一つとしての前記補正日射量は前記日射量に比例して急激に変化することはないので、例えば送風量あるいは吹出し温度等が急激に変化することはなく、乗員に違和感を覚えさせずに前記車室内の温度調節をすることができる。
本発明を図1ないし図4に示した実施例に沿って詳細に説明する。
本発明に係る車両用空調装置10は、図1に示すように、車室外からの外気あるいは車室内の内気を選択的に取り入れるためのインテークユニット11と、該インテークユニットを経て取り入れられた空気を冷却するクーリングユニット12と、このクーリングユニット12からの冷風を温風との調和によって温度を調節した後、車内に吹き出すヒータユニット13とを備える。
インテークユニット11には、内気を吸引するための内気取入口14と、外気を吸引するための外気取入口15と、送風用ファン16とが設けられている。送風用ファン16が作動すると、両取入口14,15の合流点に設けられたインテークドア17の動作位置に応じて、内気あるいは外気がインテークユニット11内に選択的に取り入れられる。
クーリングユニット12には、熱交換器であるエバポレータ18が設けられている。エバポレータ18は、これに接続された吐出容量が可変のコンプレッサ19から圧縮された冷却媒体の供給を受けると、供給された冷却媒体とインテークユニット11に取り入れられた取り入れ空気との熱交換により、この取り入れ空気を冷却する。
ヒータユニット13には、例えばエンジン冷却水を熱源とするヒータコア20が設けられている。また、ヒータコア20に関連して、エアミックスドア21が設けられている。エアミックスドア21には、エアミックスドア21を駆動するアクチュエータ22(図2参照。)が取り付けられている。エアミックスドア21は、従来からよく知られているように、その開度に応じてクーリングユニット12からの冷却空気である冷風と、ヒータコア20からの温風との混合割合が調節される。この混合割合の調節によって適温に調節された空気は、霜取り用吹出口23、ベンチレータ吹出口24および足元吹出口25のそれぞれに設けられた各ドア26、27および28の開度に応じて、各吹出口23、24、25から車室内に供給可能である。
車両用空調装置10は、従来よく知られているように、自動調整時には、車室内の温度Tincを後述する温度設定部30により設定された温度Tptcに近づけるために、必要に応じて送風用ファン16、エバポレータ18を駆動させ、上述したようにエアミックスドア21を開閉することにより冷風と温風との混合割合を調節する。
このとき、車室内温度Tincと設定温度Tptcとの差が所定の値よりも大きいときには車室内温度Tincを設定温度Tptcに早く近づけるために、車両用空調装置10は、例えば、送風量が多かったり、吹出し温度が車室内温度Tincと大きく異なっていたりする過渡運転モード下で動作する。前記差が前記所定の値よりも小さいときは、既に車室内は快適であり車室内温度Tincを維持すればよいため、車両用空調装置10は、例えば、送風量が少なかったり、吹出し温度が車室内温度Tincと近い温度であったりする安定運転モード下で動作する。前記所定の値は、本実施例では、車室内温度Tincと設定温度Tptcとの差の絶対値が、例えば、安定運転モードから過渡運転モードに切り替わる条件が5以上であり、過渡運転モードから安定運転モードに切り替わる条件が3以下である(図4のステップS1参照。)。このことを言い換えると、車室内温度Tincと設定温度Tptcとの差が絶対値で5以上であるときには過渡運転モードであり、差が減少していくときには、+3(℃)で過渡運転モードから安定運転モードに切り替わり、+3〜−5(℃)の間は安定運転モードであり、−5(℃)で安定運転モードから過渡運転モードに切り替わる。また、差が増加していくときには、−3(℃)で過渡運転モードから安定運転モードに切り替わり、−3〜+5(℃)の間は安定運転モードであり、+5(℃)で安定運転モードから過渡運転モードに切り替わる。このように、切り替える条件を元の運転状況によって変えるように切替条件にヒステリシス特性を与えているのは、運転モードの切り替えが繰り返されて車両用空調装置10の動作が頻繁に替わることを避けるためである。
図2は、車両用空調装置10のための制御装置29を概略的に示す。制御装置29には、車室内の温度設定を行なう温度設定部30と、車室内の温度を検出する車室内温度センサ31と、車室内の日射量を検出する日射量センサ32と、アクチュエータ22とが接続されている。温度設定部30は、例えば車両のダッシュボードに設けられている。乗員は、温度設定部30を操作することにより車室内での所望する設定温度Tptcを設定することができる。この設定温度Tptcに応じた信号は制御装置29へと出力される。車室内温度センサ31と日射量センサ32とは、例えば、車両のダッシュボードに設けられ、それぞれ検出した車室内温度Tincまたは日射量Qに応じた各信号を制御装置29に出力する。制御装置29は、温度設定部30と車室内温度センサ31と日射量センサ32とから入力された各信号および例えば、車室外温度センサ(図示せず。)のような他の検出手段からのパラメータに基づいて、アクチュエータ22にエアミックスドア21を駆動する信号を出力する。
制御装置29は、温度設定部30、車室内温度センサ31、日射量センサ32および他の検出手段からのパラメータが入力され、これに基づいて制御信号を生成する制御部33と、制御部33から入力された制御信号に基づいた駆動信号をアクチュエータ22に出力するエアミックスドア制御部34とを有する。
制御部33は、日射量Qに対応した後述する補正日射量Qcを求める演算回路35と、後述する互いに異なる特性線分を有する日射量Qと補正日射量Qcとの関係を表すマップデータを格納する記憶部36とを有する。
演算回路35は、後述するマップデータのいずれの特性線分を用いるかを判定する判定部37と、判定部37の判定結果に基づいてマップデータから後述する日射補正量Qcを求める読取部38とを有する。
上記したマップデータについて説明する。図3に示したグラフの横軸は日射量センサ32により検出された日射量Q(kcal)を表し、その縦軸は検出された日射量Qに対応した補正日射量Qc(kcal)を表す。
図3のグラフには、検出された日射量Qに対して補正日射量Qcが比例している線分A−Cで規定される特性線と、線分A−D、線分D−Bおよび線分B−Cで規定される特性線とが示されている。この二つの特性線は、日射量Qが400(kcal)〜900(kcal)の範囲においては、同一の線分B−Cで規定され、検出された日射量Qに対して補正日射量Qcが比例している。
日射量Qが0(kcal)〜400(kcal)の範囲においては、線分A−Bと異なる、線分A−Dおよび線分D−Bで規定される特性線が示されている。点では、日射量Qが150(kcal)であるのに対して補正日射量Qcが250(kcal)であることを示している。このように、日射量Qが0(kcal)〜400(kcal)において、実際に検出された日射量Qよりも高い値の補正日射量Qcが示されているのは、一般に人は、この範囲においては、実際に自らが受けた日射量よりも強い日射量を受けたように、すなわち実際の日射量よりも暖かく感じてしまうからである。
このため、車両用空調装置10の動作が安定運転モードであるときには、線分A−D、線分D−Bおよび線分B−Cで規定される特性線が採用される。これは、安定運転モード時には、既に車室内は乗員にとって快適な温度環境となっているにも拘わらず、日射量Qが急激に大きく変化することにより、例えば送風量や吹出し温度等が急激に変化すると乗員は違和感を覚えてしまうので、この急激な変化を緩和するためである。安定時に採用される特性線では、例えばトンネルの出入口のように、日射量Qが急激に大きく変化しても補正日射量Qcの変化量は、日射量Qの変化量よりも少なくて済む。本実施例では、例えば、日射量Qが500(kcal)から150(kcal)に減少しても、補正日射量Qcは500(kcal)から250(kcal)までしか減少せず、両日射量の減少分には、100(kcal)の差が生じる。このため、例えば、送風量や吹出し温度が変化する度合いが減少することとなり、乗員が覚える違和感を緩和することができる。さらに、乗員は自らが受けている日射量Qを補正日射量Qcとして体感するため、補正日射量Qcに基づいて車室内の温度調整を行なうことにより、乗員が感じる快適さが損なわれることはない。
また、車両用空調装置10の動作が過渡運転モードであるときには、線分A−Cで規定される特性線が採用される。これは、過渡運転モード時には、例えば、送風量が多かったり、吹出し温度が車室内温度Tincと大きく異なっていたりするので、日射量Qが急激に大きく変化することにより送風量や吹出し温度等が急激に変化しても、乗員は違和感を覚えることがないからである。
判定部37には、温度設定部30からの設定温度Tptcと、車室内温度センサ31からの車室内温度Tincと、日射量センサ32からの日射量Qとが連続的に入力される(図2参照。)。判定部37は、入力された設定温度Tptcから車室内温度Tincを引いた温度差の履歴が増大傾向であるか減少傾向であるかを判別し、この判別結果に応じた温度範囲を選択し、設定温度Tptcから車室内温度Tincを引いた温度差が選択された温度範囲内であるか否かを判別する。これにより、判定部37は、車両用空調装置10の動作が安定運転モードであるか過渡運転モードであるかを判定し、これの判定結果に応じた特性線を選択する。
読取部38は、判定部37により選択された特性線から日射量センサ32により検出された日射量Qに対応する補正日射量Qcを求め、この補正日射量Qcに応じた信号をエアミックスドア制御部34(図2参照。)に出力する。したがって、判定部37と読取部38とを有する演算回路35および記憶部36は、日射量補正手段としての機能を有する。
次に、車両用空調装置10の自動調節時の演算回路35による日射量Qの補正の工程を図4に示すフローチャートに沿って説明する。
演算回路35の判定部37は、モード判定のために、連続的に入力された設定温度Tptcから車室内温度Tincを引いた温度差の履歴が増大傾向であるか減少傾向であるかを判別し、本実施例では、上記したようなモード切替条件となっているので、温度差履歴が増大傾向であるときには−3〜+5(℃)の第一の温度範囲を選択し、温度差履歴が減少傾向であるときには−5〜+3(℃)の第二の温度範囲を選択する。(ステップS1)
さらに判定部37は、設定温度Tptcから車室内温度Tincを引いた温度差が、選択された第一の温度範囲または第二の温度範囲の温度範囲内であるか否かを判別する。判定部37は、判別結果が温度範囲内であるときには車両用空調装置10の動作が安定運転モードであると判定し、これに応じた特性線を採用する。この場合はステップS3に進む。また、判定部37は、判別結果が温度範囲内ではないときには車両用空調装置10の動作が過渡運転モードあると判定し、これに応じた特性線を採用する。この場合はステップS4に進む。(ステップS2)
ステップS2で安定時と判別された場合には、読取部38は、安定運転モード時に採用される特性線、線分A−D、線分D−Bおよび線分B−Cから日射量センサ32により検出された日射量Qに対応する補正日射量Qcを求め、この補正日射量Qcに対応した信号をエアミックスドア制御部34(図2参照。)に入力する。(ステップS3)
ステップS2で過渡時と判別された場合には、読取部38は、過渡運転モード時に採用される特性線、線分A−Cから日射量センサ32により検出された日射量Qに対応する補正日射量Qcを求め、この補正日射量Qcに対応した信号をエアミックスドア制御部34(図2参照。)に入力する。(ステップS4)
上記したように、日射量センサ32により検出された日射量Qは、演算回路35により車両用空調装置10の運転状況に応じて補正日射量Qcに補正され、他のパラメータの全てを考慮した駆動信号により、エアミックスドア21(図1参照。)が駆動され、霜取り用吹出口23、ベンチレータ吹出口24および足元吹出口25からの吹出し温度が調節される。
本発明に係る車両用空調装置10では、安定運転モードで動作しているときに、日射量センサ32により検出される日射量Qが急激に大きく変化しても、日射量Qを補正した補正日射量Qcを採用しているので、日射量Qの変化量に応じた吹出し温度の変化は緩和されている。
また、補正日射量Qcは、乗員の体感に合わせて日射量Qが補正された値であるので、補正日射量Qcに基づいて車室内の温度調整を行なうことにより、乗員が感じる快適さが損なわれることはない。
したがって、本発明によれば、安定運転モードで動作しているときに、車室内の温度調節を行なうパラメータの一つとしての日射量が急激に変化しても、乗員が感じる快適さを損なうことなく車室内の温度調節を行なうことができる車両用空調装置を提供できる。
なお、本実施例では、補正日射量Qcをエアミックスドア21の駆動制御に採用していたが、例えば送風用ファン16の駆動制御に採用してもよく、上記した例に限定されるものではない。
また、補正日射量Qcをパラメータの一つとして採用する際に、本実施例のように補正日射量Qcを無段階的ではなく、例えば、一定の変化量毎の段階に区切り、その段階の切り替わりを補正日射量Qcからのパラメータとしてもよい。この場合、日射量Qをそのまま採用したときには切り替わってしまうようなときであっても、補正日射量Qcでは切り替わらなくすることができる。すなわち、図のグラフにおいて、例えば、一つの段階としての一定の変化量を200(kcal)としたときに、車両が並木道を走行しており木立により日射量Qが200(kcal)から400(kcal)の間で頻繁に変化していたとすると、日射量Qをそのまま採用した場合には切り替わってしまうが、補正日射量Qcを採用した場合にはその変化量は200(kcal)以下であるので切り替わる事はない。すると、日射量Qが頻繁に変化するような場合であっても、例えば、送風量や吹出し温度が変化することはなく、乗員が違和感を覚えることはない。
図3に示したマップデータは、日射量Qと補正日射量Qcとの関係の一例であり、本実施例に限定されるものではない。
また、日射量Qとは比例していない補正日射量Qcを表す特性線分は、安定運転モードのときに採用されていたが、過渡運転モードにも採用してもよい。
上記した実施例では、安定運転モードから過渡運転モードに切り替わる条件が5以上であり、過渡運転モードから安定運転モードに切り替わる条件が3以下であったが、この例に限定されるものではなく、適宜選択することができる。
本発明に係る車両用空調装置を概略的に示す模式図である。 図1に示した車両用空調装置のための制御装置を示すブロック図である。 日射量Qと補正日射量Qcとの関係を表すマップデータの一例を示すグラフである。 演算回路35による日射量の補正の工程を示すフローチャートである。
符号の説明
10 車両用空調装置
32 (日射量検出手段としての)日射量センサ
35 演算回路
36 記憶部
37 判定部
38 読取部
Tptc 設定温度
Tinc 車室内温度
Q 日射量
Qc 補正日射量

Claims (1)

  1. 車室内の日射量をパラメータの一つとして前記車室内の温度が設定された温度に近づくように、前記車室内温度と前記設定温度との差が所定の値よりも小さい安定運転状況下でまたは前記差が前記所定の値よりも大きい過渡運転状況下で前記車室内温度を自動調整すべく動作する車両用空調装置であって、前記安定運転状況下では、前記車室内に設けられた日射量検出手段により検出された日射量を日射量補正手段により補正して得られた補正日射量が温度調整のための日射量パラメータとして採用され
    前記補正手段は、前記日射量検出手段により検出される前記日射量と該日射量に対応する前記補正日射量との関係が互いに異なる特性線分で示されるデータを格納する記憶部と、前記データに基づいて前記日射量検出手段により検出された前記日射量に対応する前記補正日射量を求める演算回路とを有し、
    該演算回路は、前記設定温度と前記車室内温度との温度差履歴および前記設定温度と前記車室内温度との温度差とからいずれの前記特性線分を用いるかを判定する判定部と、該判定部の判定結果に基づいて前記データから前記補正日射量を求める読取部とを有し、
    前記判定部は、前記温度差履歴が増大傾向であるか減少傾向であるかを判別し、この判別結果に応じた温度範囲を選択し、前記設定温度と前記車室内温度との温度差が選択された前記温度範囲内であるか否かを判別することで前記安定運転状況下であるか前記過渡運転状況下であるかを判定することを特徴とする車両用空調装置。
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