JPS6226244Y2 - - Google Patents

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JPS6226244Y2
JPS6226244Y2 JP251383U JP251383U JPS6226244Y2 JP S6226244 Y2 JPS6226244 Y2 JP S6226244Y2 JP 251383 U JP251383 U JP 251383U JP 251383 U JP251383 U JP 251383U JP S6226244 Y2 JPS6226244 Y2 JP S6226244Y2
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temperature
air
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temperature sensor
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車室内の温度を設定温度近傍に制御す
る車両用空調装置に関する。
車両用空調装置では冬場の始動時などのエンジ
ン冷却水温度が低いとき空調用フアンを高速で回
転させると冷たい空気が吹出す。そこで従来のオ
ートエアコンではヒート(HEAT)モード設定
時水温センサによりエンジン冷却水温度を検出し
てエンジン冷却水温が低い時はフアンを低速で回
転させ、前記水温が高くなるにつれて高速で回転
させ乗員に暖房感を与えるようにしている。しか
し空調装置の熱交換器を通過した吹出空気はエン
ジン冷却水温のみならず熱交換器を通過する前の
空気の温度、すなわち外気温度にも影響する。例
えば同じエンジン冷却水温に対してヒータコア通
過温度(外気温)が高い時と低い時で吹出温度は
変化する。従つて同じエンジン冷却水温度に対し
てヒータコアを通過する前の空気温度(外気温
度)が高い場合はヒータコアを通過する前の空気
温度(外気温度)が低い場合よりもフアンの回転
速度を高くして早く乗員に暖房感を与え、ヒータ
コアを通過する前の空気温度(外気温)が低い時
はフアンの回転数を低くして冷たい空気が吹出さ
ないようにすべきである。また車室内温度を早く
上昇させるのに必要なフアン送風量は車室内温度
と外気温の差によつても影響される。
本考案の目的は冬場の始動時等のエンジン暖機
運転時において速やかに乗員に暖房感を与えるこ
とが可能な車両用空調装置を提供することにあ
る。
本発明の特徴は車両空調装置を、車室内の温度
を設定する温度設定器と、外気温度を検出する外
気温センサと、車室内の温度を検出する車室内温
度センサと、通風ダクト内に取り込まれた空気の
温度を検出する空気温度センサと、日射センサ
と、エンジン冷却水温を検出する冷却水温センサ
と、前記ダクトの内外気取入口付近に設けられ該
ダクト内に送風する送風フアンと、前記温度設定
器及び各種センサの検出出力を取り込み車室内温
度の上昇率が最大となるような前記送風フアンの
送風量を演算し、該送風フアンの回転数を制御す
るための制御信号を出力する制御手段と、該制御
信号を受けて送風フアンに駆動信号を出力する駆
動手段とを含んで構成した点にある。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図には本考案に係る車両用空調装置の全
体構成が示されており、同図において1は通風ダ
クトであり、該通風ダクト1はその一端に車内気
取入口2と車外気取入口3とが設けられており、
これらは内外気切替ダンパ4によつて選択的に一
方が開かれ、他方が閉じられるようになつてい
る。また通風ダクト1はその他端にヒータ吹出口
6とベント吹出口7とを有している。ここで通常
ヒータ吹出口6はインストルメントパネルの下方
に設けられ、主として座席に着座している乗員の
足元へ向けて空気を吹出すように構成されてお
り、ベント吹出口7はインストルメントパネルの
前面に設けられ、主として座席に着座している乗
員の上半身に向けて空気を吹出すように構成して
いる。ヒータ吹出口6とベント吹出口7は本実施
例の場合、空気吹出口切替アクチユータ9により
駆動される1つの切替ダンパ8によつて選択的に
開閉されるようになつている。また通風ダクト1
は前記他端にデフロスタ吹出口10を有してお
り、このデフロスタ吹出口10はアクチユエータ
9′によつて駆動されるダンパ11によつて選択
的に開閉されるようになつている。
通風ダクト1の前記一端部付近には電動機12
によつて回転駆動される送風フアン13が設けら
れており、この送風フアン13は車内気取入口2
あるいは車外気取入口3より取り入れられた空気
をヒータ吹出口6とベント吹出口7へ向けて送風
するようになつており、電動機12は可変抵抗器
あるいはパルス式制御装置等により構成される送
風フアン速度制御装置14により回転速度が制御
される。
また前記送風フアン13の配設位置より空気の
流れでみて下流側の通風ダクト1内には該通風ダ
クト1を介して流れる空気流を全て横切るべく、
すなわち通風ダクトの1つの断面部の全面に冷房
用熱交換器であるエバポレータ15が設けられて
いる。エバポレータ15は図示されていないコン
プレツサおよびコンデンサ等と共に冷凍サイクル
を構成し、冷媒が供給されるようになつている。
またエバポレータ15の配設位置より下流側に
おける通風ダクト1内にはエアミツクス式の温度
調節機構があり、温度調節機構19は通風ダクト
1の1つの断面部においてその断面部の一部に設
けられた加熱用熱交換器であるヒータコア20と
前記通風ダクト1内を流れる第1の空気流と、ヒ
ータコア20をバイパスして流れる第2の空気流
とに分ける。アクチユエータ23により駆動され
るエアミツクスダンパ(温度調節ダンパ)21と
を含んでおり、エアミツクスダンパ21の開度を
調節し、前記第1および第2の空気流の分配比を
調節することにより吹出空気の温度を調節するよ
うになつている。さらにヒータコア20には図示
されていないエンジン冷却水が冷却水導管22を
経て循環式に供給されるようになつている。
ここで第1図において実線で示されている位置
にエアミツクスダンパ21がある時には通風ダク
ト1を通つて流れる空気流が全てヒータコア20
を通つて流れることにより吹出温度が高くなり、
これに対して前記ダンパ21が第1図の二点鎖線
で示されている位置にあるときには通風ダクト1
を通つて流れる空気流は全てヒータコア20をバ
イパスして流れるため吹出温度は低くなる。また
マイクロコンピユータ等で構成される制御回路2
4には運転者等の意思によつて操作される温度設
定装置25、外気温センサ26、車室内温度セン
サ27、日射センサ28、冷却水温度センサ30
およびエバポレータ後空気温度センサ48の検出
出力が入力され、これらの検出出力に基づいて空
気吹出口切替アクチユエータ9、(エアミツクス
ダンパ)アクチユエータ23および送風フアン速
度制御装置14にそれぞれ制御信号が出力される
ように構成されている。なお冷却水温度センサ3
0は冷却水導管22を経てヒータコア20へ供給
される冷却水の温度を検出するようになつてい
る。
次に第1図に示した車両用空調装置の動作を第
2図に基づいて説明する。
第2図には制御回路24により実行される空調
制御プログラムの内容が示されており、同図にお
いてステツプ30でプログラムが起動されると、
ステツプ32で各種センサの検出出力、すなわち
外気温センサ26、車室内温度センサ27、日射
センサ28、冷却水温度センサ30、空気温度セ
ンサ48の検出出力及び温度設定装置25の設定
出力が読み込まれる。次にステツプ34では温度
設定装置25の設定出力、外気温センサ26、車
室内温度センサ27および日射センサ28の検出
出力に基づいて目標吹出温度TAOが演算される。
目標吹出温度TAOは車室内温度を設定温度に保
つために必要な空調負荷から演算された値であ
り、暖房負荷が大きい時は目標吹出温度TAOは大
きな値となり、冷房負荷が大きい時は目標吹出温
度TAOは小さな値となる。(時にはマイナスの値
にもなる。) 目標吹出温度TAOは次式で演算される。
AO=K1TSET−K2To−K3Tr−K4δt+C
……(1) ここでTSETは設定温度、Toは外気温度、Trは
車室内温度、δtは日射量、K1、K2、K3、K4
Cは定数である。
次にステツプ36では目標吹出温度TAOと基準
温度T1とを比較する。
目標吹出温度TAOが暖房負荷の大小を判定する
ための基準温度T1より大きくない時、すなわち
暖房負荷が大きくない時はステツプ44に移行
し、該ステツプ44でプログラムの実行を終了す
る。目標吹出温度TAOが基準温度T1より大きい
時、すなわち暖房負荷が大きい時(始動時等の車
室用温度と設定温度が大きくずれている時等)は
ステツプ38に移行し、該ステツプ38で冷却水
温度センサ30により検出されるエンジン冷却水
温度とエバポレータ15の下流側に設けられた空
気温度センサ48により検出されるヒータコア2
0を通過する前の空気温度と外気温センサ26に
より検出される外気温度とに基づいて車室内温度
をもつとも早く上昇させる(車室内温度の上昇率
を最大にする)のに必要なヒータ送風量が制御回
路24により次式で演算される。
ここでVwはヒータ送風量、Twはエンジン冷
却水温度、Teはヒータコアを通過する前の空気
温度、Trは車室内温度、Toは外気温度、K1、K2
は定数である。またK2は一般的にK2=Cprで表
わされ、Cpは空気の定圧比熱、rは空気の比重
量である。Aも定数であり、一般に0.5前後の値
である。
次にステツプ40でヒータ送風量Vwを得るの
に必要な電動機12の回転速度、換言すれば該電
動機12に印加されるべき電圧VMを演算し、ス
テツプ42で送風フアン速度制御装置14から電
動機12に前記電圧VMを供給させるための制御
信号を該制御装置14に対し制御回路24から出
力し、送風フアン13を回転させ、ステツプ44
でプログラムの実行を終了する。
第3図は第2の実施例であり、第2図に示した
実施例ではステツプ36の目標吹出温度TAOと基
準温度T1との比較により暖房負荷を判定したが
第2の実施例では目標吹出温度TAOに基づいて決
定される吹出口モードがヒート(HEAT)モー
ドかどうかを判定しヒートモードの時はエンジン
冷却水温度Twと前記とは異なる基準温度T2とを
比較する。エンジン冷却水温度Twが基準温度T2
より小さければ送風量Vwを演算するようにして
もよい。
更にヒータコア通過前における空気温度として
上記二つの実施例の場合エバポレータの下流側に
設けられた空気温度を利用したが外気温度センサ
により検出される外気温度を利用してもよい。こ
の場合式(2)のTeの代わりにToを代入すればよ
い。
以上に説明した如く、本考案では車両空調装置
を、車室内の温度を設定する温度設定器と、外気
温度を検出する外気温センサと、車室内の温度を
検出する車室内温度センサと、通風ダクト内に取
り込まれた空気の温度を検出する空気温度センサ
と、日射センサと、エンジン冷却水温を検出する
冷却水温センサと、前記ダクトの内外気取入口付
近に設けられ該ダクト内に送風する送風フアン
と、前記温度設定器及び各種センサの検出出力を
取り込み車室内温度の上昇率が最大となるような
前記送風フアンの送風量を演算し、該送風フアン
の回転数を制御するための制御信号を出力する制
御手段と、該制御信号を受けて送風フアンに駆動
信号を出力する駆動手段とを含んで構成したの
で、本考案によれば冬場の始動時等のエンジン暖
機運転時において速やかに乗員に暖房感を与える
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車両用空調装置の全体構
成を示すブロツク図、第2図は第1図の制御回路
24により実行される空調制御プログラムの一実
施例を示すフローチヤート、第3図は空調制御プ
ログラムの他の実施例を示すフローチヤートであ
る。 1……通風ダクト、12……電動機、13……
送風フアン、14……フアン速度制御装置、15
……エバポレータ、20……ヒータコア、21…
…エアミツクスダンパ、24……制御回路、25
……温度設定装置、26……外気温センサ、27
……車室内温度センサ、28……日射センサ、3
0……冷却水温度センサ、48……空気温度セン
サ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 車室内外気を通風ダクト内に取り込み該ダク
    ト内で暖気と冷気とを混合し車室内に吹出させ
    車室内を所望の温度に制御する車両用空調装置
    において、車室内の温度を設定する温度設定器
    と、外気温度を検出する外気温センサと、車室
    内の温度を検出する車室内温度センサと、前記
    ダクト内に取り込まれた空気の温度を検出する
    空気温度センサと、日射量を検出する日射セン
    サと、エンジン冷却水温を検出する冷却水温セ
    ンサと、前記ダクトの内外気取入口付近に設け
    られ該ダクト内に送風する送風フアンと、前記
    温度設定器及び各種センサの検出出力を取り込
    み車室内温度の上昇率が最大となるような前記
    送風フアンの送風量を演算し、該送風フアンの
    回転数を制御するための制御信号を出力する制
    御手段と、該制御信号を受けて送風フアンに駆
    動信号を出力する駆動手段とを含んで構成され
    たことを特徴とする車両用空調装置。 (2) 前記制御手段は前記各種センサの検出出力に
    基づいて算出される目標吹出温度が暖房負荷の
    大小を判定するための基準温度より大きいとき
    に前記送風量の演算を行うことを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項に記載の車両用空
    調装置。 (3) 前記制御手段は目標吹出温度により決定され
    る通風ダクトの吹出口モードがヒートモードの
    ときにエンジン冷却水温が所定値以下の場合に
    前記送風量の演算を行うことを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項に記載の車両用空調
    装置。 (4) 前記制御手段は目標吹出温度により決定され
    る通風ダクトの吹出口モードがヒートモードの
    ときに実際の車室内温度と設定温度との差が所
    定値以下のときに前記送風量の演算を行うこと
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に
    記載の車両用空調装置。
JP251383U 1983-01-12 1983-01-12 車両用空調装置 Granted JPS59110213U (ja)

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JP251383U JPS59110213U (ja) 1983-01-12 1983-01-12 車両用空調装置

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JPS59110213U JPS59110213U (ja) 1984-07-25
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