JP2817724B2 - 座席管理システム - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【発明の属する技術分野】本発明は、新幹線等の列車に
おいて、指定席、自由席を含む全座席の管理を行う座席
管理システムに関する。

【０００１】

【従来の技術】従来の座席管理としては、特開平４−１
４５５７６号公報に記載されたようなものがある。この
技術においては、ホストコンピュータで管理される予約
情報に基づく指定席の管理や、各座席の検札時に車掌が
入力した乗車情報に基づく座席使用状況の管理を行って
いる。

【０００２】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術は、予約情報に基づいた座席の管理を行った場
合には、自由席を含む全座席の使用状況を把握できない
という問題点があった。

【０００３】また、各座席の検札時に車掌が入力した乗
車情報に基づく座席使用状況の管理を行った場合には、
座席の使用状況をリアルタイムに把握できないという問
題点があった。

【０００４】さらに、座席の使用状況をリアルタイムに
管理していないので、指定席、自由席を含む全座席の乗
客に均等にサービスを提供することができないという問
題点があった。

【０００５】本発明の目的は、指定席、自由席を含む全
座席の管理をリアルタイムに行うことが可能な座席管理
システムを提供することにある。

【０００６】本発明の他の目的は、指定席、自由席を含
む全座席の乗客に対して均等に、乗車券を紛失しないよ
うに管理したり、降車すべき駅への到着を通知して乗り
過ごしを防止する等の種々のサービスを行うことが可能
な座席管理システムを提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】 本発明の第１の座席管
理システムは、各座席に設置され、乗車券から乗車駅名
および降車駅名を含む乗車情報を読み込んだ後、該乗車
券を保持する乗車券投入排出管理装置と、駅に到着また
は駅を通過したときに列車の現在位置情報を検出する列
車位置検出装置と、前記乗車情報と、該乗車情報を読み
込んだ前記乗車券投入排出管理装置が設置された座席の
座席番号との対応関係を記憶するデータベースと、前記
列車位置検出装置から前記現在位置情報を受信し、前記
データベースに蓄積された前記乗車情報と前記座席番号
との対応関係のうち、該現在位置情報が示す列車の現在
位置から予め定めた距離以内にある降車駅の駅名を含む
前記乗車情報とこれに対応する前記座席番号との対応関
係を抽出し、抽出された該乗車情報を降車情報として該
座席番号が示す座席の前記乗車券投入排出管理装置に送
信する電算機とを備え、前記乗車券投入排出管理装置
が、前記電算機から前記降車情報を受信すると、乗客に
降車を促し、前記乗車券投入排出管理装置は、途中下車
指示を入力するための入力手段を備え、乗客が任意の時
点でこの入力手段から途中下車指示を入力すると、該乗
車券投入排出管理装置が設置された座席の座席番号を前
記電算機に送信し、前記電算機は、該乗車券投入排出管
理装置から該座席番号を受信すると、前記データベース
に蓄積された前記乗車情報と前記座席番号との対応関係
のうち該座席番号を含む前記対応関係を抽出し、該乗車
情報を降車情報として該座席番号が示す座席の前記乗車
券投入排出管理装置に送信する。

【０００８】本発明の第２の座席管理システムは、上記
第１の座席管理システムにおいて、前記乗車券投入排出
管理装置は、前記電算機から前記降車情報を受信する
と、前記乗車券を排出して該降車情報に係る乗客に降車
を促す。

【０００９】本発明の第３の座席管理システムは、上記
第１の座席管理システムにおいて、前記乗車券投入排出
管理装置は、前記乗車券から乗車駅名および降車駅名を
含む前記乗車情報を読み込むと該乗車券を排出し、前記
電算機から前記降車情報を受信すると、該乗車券投入排
出管理装置が設置された座席を振動させて該降車情報に
係る乗客に降車を促す。

【００１０】本発明の第４の座席管理システムは、上記
第１の座席管理システムにおいて、前記乗車券投入排出
管理装置は、前記乗車券から乗車駅名および降車駅名を
含む前記乗車情報を読み込むと該乗車券を排出し、前記
電算機から前記降車情報を受信すると、該乗車券投入排
出管理装置が設置された座席に音楽を流して該降車情報
に係る乗客に降車を促す。

【００１１】

【００１２】 本発明の第５の座席管理システムは、各
座席に設置されるとともに設置された座席の座席番号を
有し、乗車券から乗車駅名、降車駅名および座席番号を
含む乗車情報を読み込んだ後、該乗車券を保持する乗車
券投入排出管理装置と、駅に到着または駅を通過したと
きに列車の現在位置情報を検出する列車位置検出装置
と、前記乗車情報内の座席番号と前記乗車券投入排出管
理装置が有する座席番号とが一致するときのみ、該乗車
情報を記憶するデータベースと、前記列車位置検出装置
から前記現在位置情報を受信し、前記データベースに蓄
積された前記乗車情報のうち、該現在位置情報が示す列
車の現在位置から予め定めた距離以内にある降車駅の駅
名を含む前記乗車情報を抽出し、抽出された該乗車情報
を降車情報として該乗車情報内の座席番号が示す座席の
前記乗車券投入排出管理装置に送信する電算機とを備
え、前記乗車券投入排出管理装置が、前記電算機から前
記降車情報を受信すると、乗客に降車を促し、前記乗車
券投入排出管理装置は、途中下車指示を入力するための
入力手段を備え、乗客が任意の時点でこの入力手段から
途中下車指示を入力すると、該乗車券投入排出管理装置
が設置された座席の座席番号を前記電算機に送信し、前
記電算機は、該乗車券投入排出管理装置から該座席番号
を受信すると、前記データベースに蓄積された前記乗車
情報のうち該座席番号を含む前記乗車情報を抽出し、該
乗車情報を降車情報として該座席番号が示す座席の前記
乗車券投入排出管理装置に送信する。

【００１３】 本発明の第６の座席管理システムは、上
記第５の座席管理システムにおいて、前記データベース
は、前記乗車情報内の座席番号と前記乗車券投入排出管
理装置が有する座席番号とが一致しない場合には、該乗
車券投入排出管理装置が有する座席番号に対して座席の
不正使用を示す情報を記憶し、前記電算機は、前記乗車
情報内の座席番号と前記乗車券投入排出管理装置が有す
る座席番号とが一致しない場合には、エラー情報を該乗
車券投入排出管理装置に送信し、前記乗車券投入排出管
理装置は、前記電算機から前記エラー情報を受信する
と、エラー表示を行う。

【００１４】 本発明の第７の座席管理システムは、上
記第５の座席管理システムにおいて、前記乗車券投入排
出管理装置は、前記電算機から前記降車情報を受信する
と、前記乗車券を排出して該降車情報に係る乗客に降車
を促す。

【００１５】 本発明の第８の座席管理システムは、上
記第５の座席管理システムにおいて、前記乗車券投入排
出管理装置は、前記乗車券から乗車駅名、降車駅名およ
び座席番号を含む前記乗車情報を読み込むと該乗車券を
排出し、前記電算機から前記降車情報を受信すると、該
乗車券投入排出管理装置が設置された座席を振動させて
該降車情報に係る乗客に降車を促す。

【００１６】 本発明の第９の座席管理システムは、上
記第５の座席管理システムにおいて、前記乗車券投入排
出管理装置は、前記乗車券から乗車駅名、降車駅名およ
び座席番号を含む前記乗車情報を読み込むと該乗車券を
排出し、前記電算機から前記降車情報を受信すると、該
乗車券投入排出管理装置が設置された座席に音楽を流し
て該降車情報に係る乗客に降車を促す。

【００１７】

【００１８】 本発明の第１０の座席管理システムは、
上記第１乃至第９のいずれかの座席管理システムにおい
て、さらに、任意の座席の座席番号を入力することによ
り各座席の使用状況を検索する座席情報検索装置を備
え、前記電算機は、前記座席情報検索装置から前記座席
番号が入力されると、該座席番号をキーとして前記デー
タベースを検索し、該座席番号に対応する座席の使用状
況を前記座席情報検索装置に送信する。

【００１９】

【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。

【００２０】図１を参照すると、本発明の座席管理シス
テムの実施の形態は、各座席に設置され、乗車券１０１
から乗車情報を読み込んで電算機１０４に送信するとと
もに、電算機１０４から降車情報を受信して乗車券１０
１を排出する乗車券投入排出管理装置１０２と、列車の
現在位置情報を検出して電算機１０４に送信する列車位
置検出装置１０３と、列車の外部のセンタに設置され、
乗車情報を受信してデータベース１０５に各座席の使用
状況を蓄積するとともに、蓄積された乗車情報と列車位
置検出装置１０３からの現在位置情報をもとに降車情報
を作成して乗車券投入排出管理装置１０２に送信する電
算機１０４とから構成されている。

【００２１】次に、本実施の形態の動作について、図面
を参照して詳細に説明する。

【００２２】図２を参照すると、乗客が各座席に設置さ
れた乗車券投入排出管理装置１０２に乗車券１０１を投
入する（ステップ２０１）と、乗車券投入排出管理装置
１０２は、乗車券１０１から乗車駅名、降車駅名および
指定席の場合は座席番号を含む乗車情報を読み込み（乗
車情報は乗車券１０１に印刷されているかまたは乗車券
に磁気的に記録されており、これを光学的読取装置また
は磁気的読取装置で読み取る）、これに自身が設置され
た座席の座席番号を付加して無線等で電算機１０４に送
信する（ステップ２０２）。そして、乗車券投入排出管
理装置１０２は、乗車券１０１を保持する（ステップ２
０３）。

【００２３】図３を参照すると、電算機１０４は、乗車
情報を受信し（ステップ３０１）、この乗車情報が指定
席に関するものであれば、乗車情報中の座席番号と乗車
券投入排出管理装置１０２が付加した座席番号とが一致
するかどうかを判定する（ステップ３０２）。この判定
で、座席番号が一致しない場合は、座席が不正使用され
ようとしている恐れがあるので、電算機１０４は、エラ
ー情報を乗車券投入排出管理装置１０２に送信し（ステ
ップ３０３）、乗車券投入排出管理装置１０２は図２に
示すように、エラー情報を受信する（ステップ２０６）
とエラー表示を行う（ステップ２０７）。また、電算機
１０４は、この座席を空席かつ不正使用されている座席
としてデータベース１０５に登録する（ステップ３０
４）。また、座席番号が一致した場合には、座席は不正
使用ではないので、乗車駅名、降車駅名および座席番号
を含む乗車情報を、データベース１０５に登録する（ス
テップ３０５）。

【００２４】一方、図４を参照すると、列車が駅に到着
あるいは駅を通過したときに（ステップ４０１）、列車
位置検出装置１０３は、列車の現在位置を示す現在位置
情報を取得し、電算機１０４へ送信する（ステップ４０
２）。

【００２５】このときの列車の位置を検出する方法、検
出した現在位置情報を列車外の電算機１０４に送信する
方法は公知技術を用いるので、ここでは説明を省略す
る。次に、再び図３を参照すると、電算機１０４は、列
車位置検出装置１０３から列車の現在位置情報を受信し
（ステップ３０６）、データベース１０５に蓄積された
乗車情報のうち、例えば、列車の現在位置から降車駅ま
でが一定の距離以下である降車駅名を含む乗車情報を、
降車情報として抽出し、乗車券投入排出管理装置１０２
に送信する（ステップ３０７）。なお、ここで利用する
駅情報は、センタのメモリあるいはデータベースに予め
登録されたものを使用すればよい。

【００２６】再び図２を参照すると、乗車券投入排出管
理装置１０２は、降車情報を受信すると（ステップ２０
８）、乗車券１０１を排出して降車駅の接近を乗客に知
らせることができる（ステップ２０９）。あるいは、乗
車券１０１は乗車情報読み込み時に排出するようにし
て、その代わりに、乗車券投入排出管理装置１０２と座
席とを連動し、降車情報を受信したときに座席を震動さ
せたり音楽を流すなどして、乗客の乗り越し防止を行う
ことも可能である。

【００２７】また、乗車券投入排出管理装置１０２が乗
車券１０１を保持している場合において乗客が途中下車
をするときは、乗車券投入排出管理装置１０２に備えら
れた入力装置により途中下車指示を行って（ステップ２
０４）、乗車券１０１を排出するための降車情報の作成
を指示することができる（ステップ２０５）。これによ
り、電算機１０４は降車情報を作成し、乗車券投入排出
管理装置１０２はこの降車情報を受信すると（ステップ
２０８）、乗車券１０１を排出する（ステップ２０
９）。

【００２８】さらに、本実施例の応用として、図５に示
すように、乗務員携帯用の座席情報検索装置１０６を付
加すれば、任意の時点で、電算機１０４によりデータベ
ース１０５から任意の座席の使用状況を照会することが
可能となり、これにより乗客への空席情報の即時提供お
よび不正乗車の即時チェックを行うことが可能となる。

【００２９】以上により、本実施の形態の動作が終了す
る。

【００３０】本実施の形態は、各座席に設けた乗車券投
入排出管理装置により乗車券から読み込んだ乗車駅名お
よび降車駅名を含む乗車情報を電算機に蓄積するように
したことにより、指定席、自由席を含む全座席の管理を
リアルタイムに行うことができるという効果を有してい
る。

【００３１】また、乗車券は乗車券投入排出管理装置で
保持することにより、指定席、自由席を含む全座席の乗
客に対して均等に、乗車券を紛失しないように管理する
サービスを行ったり、列車の現在位置から降車駅までの
距離が一定の距離以下になった場合に降車情報を作成す
るようにしたことにより、降車すべき駅への到着を通知
して乗り過ごしを防止するサービスを行ったりすること
ができるという効果を有している。

【００３２】

【発明の効果】以上説明したように、本発明には、指定
席、自由席を含む全座席の管理をリアルタイムに行うこ
とができるという効果がある。

【００３３】また、本発明には、指定席、自由席を含む
全座席の乗客に対して均等に、乗車券を紛失しないよう
に管理したり、降車すべき駅への到着を通知して乗り過
ごしを防止する等の種々のサービスを行うことができる
という効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本発明の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。

【図２】図２は本発明の実施の形態における乗車券投入
排出管理装置の動作を示す流れ図である。

【図３】図３は本発明の実施の形態における電算機の動
作を示す流れ図である。

【図４】図４は本発明の実施の形態における列車位置検
出装置の動作を示す流れ図である。

【図５】図５は本発明の実施の形態の応用例の構成を示
すブロック図である。

【符号の説明】

１０１ 乗車券 １０２ 乗車券投入排出管理装置 １０３ 列車位置検出装置 １０４ 電算機 １０５ データベース １０６ 座席情報検索装置

Claims (10)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 各座席に設置され、乗車券から乗車駅名
   および降車駅名を含む乗車情報を読み込んだ後、該乗車
   券を保持する乗車券投入排出管理装置と、 駅に到着または駅を通過したときに列車の現在位置情報
   を検出する列車位置検出装置と、 前記乗車情報と、該乗車情報を読み込んだ前記乗車券投
   入排出管理装置が設置された座席の座席番号との対応関
   係を記憶するデータベースと、 前記列車位置検出装置から前記現在位置情報を受信し、
   前記データベースに蓄積された前記乗車情報と前記座席
   番号との対応関係のうち、該現在位置情報が示す列車の
   現在位置から予め定めた距離以内にある降車駅の駅名を
   含む前記乗車情報とこれに対応する前記座席番号との対
   応関係を抽出し、抽出された該乗車情報を降車情報とし
   て該座席番号が示す座席の前記乗車券投入排出管理装置
   に送信する電算機とを備え、 前記乗車券投入排出管理装置が、前記電算機から前記降
   車情報を受信すると、乗客に降車を促す座席管理システ
   ムにおいて、 前記乗車券投入排出管理装置は、途中下車指示を入力す
   るための入力手段を備え、乗客が任意の時点でこの入力
   手段から途中下車指示を入力すると、該乗車券投入排出
   管理装置が設置された座席の座席番号を前記電算機に送
   信し、 前記電算機は、該乗車券投入排出管理装置から該座席番
   号を受信すると、前記データベースに蓄積された前記乗
   車情報と前記座席番号との対応関係のうち該座席番号を
   含む前記対応関係を抽出し、該乗車情報を降車情報とし
   て該座席番号が示す座席の前記乗車券投入排出管理装置
   に送信することを特徴とする 座席管理システム。
2. 【請求項２】 前記乗車券投入排出管理装置は、前記電
   算機から前記降車情報を受信すると、前記乗車券を排出
   して該降車情報に係る乗客に降車を促すことを特徴とす
   る請求項１に記載の座席管理システム。
3. 【請求項３】 前記乗車券投入排出管理装置は、前記乗
   車券から乗車駅名および降車駅名を含む前記乗車情報を
   読み込むと該乗車券を排出し、前記電算機から前記降車
   情報を受信すると、該乗車券投入排出管理装置が設置さ
   れた座席を振動させて該降車情報に係る乗客に降車を促
   すことを特徴とする請求項１に記載の座席管理システ
   ム。
4. 【請求項４】 前記乗車券投入排出管理装置は、前記乗
   車券から乗車駅名および降車駅名を含む前記乗車情報を
   読み込むと該乗車券を排出し、前記電算機から前記降車
   情報を受信すると、該乗車券投入排出管理装置が設置さ
   れた座席に音楽を流して該降車情報に係る乗客に降車を
   促すことを特徴とする請求項１に記載の座席管理システ
   ム。
5. 【請求項５】 各座席に設置されるとともに設置された
   座席の座席番号を有し、乗車券から乗車駅名、降車駅名
   および座席番号を含む乗車情報を読み込んだ後、該乗車
   券を保持する乗車券投入排出管理装置と、 駅に到着または駅を通過したときに列車の現在位置情報
   を検出する列車位置検出装置と、 前記乗車情報内の座席番号と前記乗車券投入排出管理装
   置が有する座席番号とが一致するときのみ、該乗車情報
   を記憶するデータベースと、 前記列車位置検出装置から前記現在位置情報を受信し、
   前記データベースに蓄積された前記乗車情報のうち、該
   現在位置情報が示す列車の現在位置から予め定めた距離
   以内にある降車駅の駅名を含む前記乗車情報を抽出し、
   抽出された該乗車情報を降車情報として該乗車情報内の
   座席番号が示す座席の前記乗車券投入排出管理装置に送
   信する電算機とを備え、 前記乗車券投入排出管理装置が、前記電算機から前記降
   車情報を受信すると、乗客に降車を促す座席管理システ
   ムにおいて、 前記乗車券投入排出管理装置は、途中下車指示を入力す
   るための入力手段を備え、乗客が任意の時点でこの入力
   手段から途中下車指示を入力すると、該乗車券投入排出
   管理装置が設置された座席の座席番号を前記電算機に送
   信し、 前記電算機は、該乗車券投入排出管理装置から該座席番
   号を受信すると、前記データベースに蓄積された前記乗
   車情報のうち該座席番号を含む前記乗車情報を 抽出し、
   該乗車情報を降車情報として該座席番号が示す座席の前
   記乗車券投入排出管理装置に送信することを特徴とする
   座席管理システム。
6. 【請求項６】 前記データベースは、前記乗車情報内の
   座席番号と前記乗車券投入排出管理装置が有する座席番
   号とが一致しない場合には、該乗車券投入排出管理装置
   が有する座席番号に対して座席の不正使用を示す情報を
   記憶し、 前記電算機は、前記乗車情報内の座席番号と前記乗車券
   投入排出管理装置が有する座席番号とが一致しない場合
   には、エラー情報を該乗車券投入排出管理装置に送信
   し、 前記乗車券投入排出管理装置は、前記電算機から前記エ
   ラー情報を受信すると、エラー表示を行うことを特徴と
   する請求項５に記載の座席管理システム。
7. 【請求項７】 前記乗車券投入排出管理装置は、前記電
   算機から前記降車情報を受信すると、前記乗車券を排出
   して該降車情報に係る乗客に降車を促すことを特徴とす
   る請求項５に記載の座席管理システム。
8. 【請求項８】 前記乗車券投入排出管理装置は、前記乗
   車券から乗車駅名、降車駅名および座席番号を含む前記
   乗車情報を読み込むと該乗車券を排出し、前記電算機か
   ら前記降車情報を受信すると、該乗車券投入排出管理装
   置が設置された座席を振動させて該降車情報に係る乗客
   に降車を促すことを特徴とする請求項５に記載の座席管
   理システム。
9. 【請求項９】 前記乗車券投入排出管理装置は、前記乗
   車券から乗車駅名、降車駅名および座席番号を含む前記
   乗車情報を読み込むと該乗車券を排出し、前記電算機か
   ら前記降車情報を受信すると、該乗車券投入排出管理装
   置が設置された座席に音楽を流して該降車情報に係る乗
   客に降車を促すことを特徴とする請求項５に記載の座席
   管理システム。
10. 【請求項１０】 さらに、任意の座席の座席番号を入力
    することにより各座席の使用状況を検索する座席情報検
    索装置を備え、 前記電算機は、前記座席情報検索装置から前記座席番号
    が入力されると、該座席番号をキーとして前記データベ
    ースを検索し、該座席番号に対応する座席の使用状況を
    前記座席情報検索装置に送信することを特徴とする請求
    項１乃至９のいずれかに記載の座席管理システム。