JP2817134B2 - 筆記具付修正ペン - Google Patents
筆記具付修正ペンInfo
- Publication number
- JP2817134B2 JP2817134B2 JP6111827A JP11182794A JP2817134B2 JP 2817134 B2 JP2817134 B2 JP 2817134B2 JP 6111827 A JP6111827 A JP 6111827A JP 11182794 A JP11182794 A JP 11182794A JP 2817134 B2 JP2817134 B2 JP 2817134B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pen
- tip
- correction
- cylinder
- writing
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Pens And Brushes (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、両頭の筆記具付修正ペ
ンに関するものである。
ンに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】塗布体が球状の修正ペンは、粘度の高い
造膜性の修正液が充填された修正液タンクの先端に先口
を介してチップが取り付けられており、ボールペンと同
様に、チップの先端からその一部が先端から臨出した状
態で球状塗布体が回転自由に抱持されている。そして、
球状塗布体をスプリングで弾発し、不使用時に、球状塗
布体をチップの内向きの先端縁に密着させ、球状塗布体
とチップの先端縁で弁構造を構成して修正液が吐出しな
いようにしている。
造膜性の修正液が充填された修正液タンクの先端に先口
を介してチップが取り付けられており、ボールペンと同
様に、チップの先端からその一部が先端から臨出した状
態で球状塗布体が回転自由に抱持されている。そして、
球状塗布体をスプリングで弾発し、不使用時に、球状塗
布体をチップの内向きの先端縁に密着させ、球状塗布体
とチップの先端縁で弁構造を構成して修正液が吐出しな
いようにしている。
【０００３】使用時において、球状塗布体を文字などが
記載された塗布面に押し付けると球状塗布体がスプリン
グの弾発力に抗して後退し、球状塗布体とチップの先端
縁との間に隙間ができるので、球状塗布体のチップ内の
部分に付着した修正液が球状塗布体の回転に伴ってこの
隙間を通ってチップの外側に出て修正しようとする文字
などの上に塗布される。
記載された塗布面に押し付けると球状塗布体がスプリン
グの弾発力に抗して後退し、球状塗布体とチップの先端
縁との間に隙間ができるので、球状塗布体のチップ内の
部分に付着した修正液が球状塗布体の回転に伴ってこの
隙間を通ってチップの外側に出て修正しようとする文字
などの上に塗布される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シャープペ
ンシルや鉛筆の尾端部に消しゴムを取り付けるように、
かかる修正ペンの尾端部にボールペンのような筆記具を
付加し、球状塗布体を抱持したチップが突出した軸筒の
尾端から筆記具のペン体が突出した両頭の筆記具付きの
修正ペンにすると便利である。しかし、修正ぺンとボー
ルペンなどの筆記具を単純に一体にして両頭の修正ペン
にした構造では、全長が長くなって筆記具や修正ペンと
して成り立たたない。このため、例えば筆記具の部分を
極端に短くする必要があり、インキ容量が少なくて筆記
具は補助的に使用する程度のものにならざるを得ない問
題点がある。或は逆に、修正ペンの部分が短くなって充
填できる修正液量が少なく、少し使用すると修正液が無
くなってしまう問題点がある。
ンシルや鉛筆の尾端部に消しゴムを取り付けるように、
かかる修正ペンの尾端部にボールペンのような筆記具を
付加し、球状塗布体を抱持したチップが突出した軸筒の
尾端から筆記具のペン体が突出した両頭の筆記具付きの
修正ペンにすると便利である。しかし、修正ぺンとボー
ルペンなどの筆記具を単純に一体にして両頭の修正ペン
にした構造では、全長が長くなって筆記具や修正ペンと
して成り立たたない。このため、例えば筆記具の部分を
極端に短くする必要があり、インキ容量が少なくて筆記
具は補助的に使用する程度のものにならざるを得ない問
題点がある。或は逆に、修正ペンの部分が短くなって充
填できる修正液量が少なく、少し使用すると修正液が無
くなってしまう問題点がある。
【０００５】そこで本発明は、全長が長くなることがな
く、修正ペンの修正液容量と筆記具のインキ容量を十分
に確保できる両頭の筆記具付修正ペンを提供することを
目的とする。
く、修正ペンの修正液容量と筆記具のインキ容量を十分
に確保できる両頭の筆記具付修正ペンを提供することを
目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、球状塗布体がその一部がチップの先端
開口から臨出した状態で回転可能に保持されるととも
に、該球状塗布体がスプリングで弾発されてチップの内
向きの先端縁に接触し、粘度の高い造膜性修正液が充填
された軸筒に接続された先口にチップが保持されるとと
もに、軸筒の尾端部に筆記具が付加された両頭の筆記具
付修正ペンにおいて、軸筒を、外筒の内部に内筒が一体
に形成された二重筒体とし、外筒と内筒の間の空間に修
正液を充填するとともに、内筒内に筆記具のレフィール
を内蔵し、レフィールのペン体が軸筒の尾端部から突出
するようにする。
めに、本発明は、球状塗布体がその一部がチップの先端
開口から臨出した状態で回転可能に保持されるととも
に、該球状塗布体がスプリングで弾発されてチップの内
向きの先端縁に接触し、粘度の高い造膜性修正液が充填
された軸筒に接続された先口にチップが保持されるとと
もに、軸筒の尾端部に筆記具が付加された両頭の筆記具
付修正ペンにおいて、軸筒を、外筒の内部に内筒が一体
に形成された二重筒体とし、外筒と内筒の間の空間に修
正液を充填するとともに、内筒内に筆記具のレフィール
を内蔵し、レフィールのペン体が軸筒の尾端部から突出
するようにする。
【０００７】
【作用】軸筒を、外筒の内部に内筒が一体に形成された
二重筒体とし、外筒と内筒の間の空間に修正液を充填す
るとともに、内筒内に筆記具のレフィールを内蔵するの
で、つまり、修正液と筆記具のレフィールを重複するよ
うに軸筒内に収容するので、全長が長くなることがな
く、修正ペンの修正液容量と筆記具のインキ容量を十分
に確保できる。
二重筒体とし、外筒と内筒の間の空間に修正液を充填す
るとともに、内筒内に筆記具のレフィールを内蔵するの
で、つまり、修正液と筆記具のレフィールを重複するよ
うに軸筒内に収容するので、全長が長くなることがな
く、修正ペンの修正液容量と筆記具のインキ容量を十分
に確保できる。
【０００８】
【実施例】以下に図面に示す実施例に基いて本発明を具
体的に説明する。図１において、合成樹脂で射出成形さ
れた軸筒１は、外筒１１の内部に内筒１２が一体に形成
された二重筒体であり、外筒１１の開口と内筒１２の開
口はお互いに反対側になっている。軸筒１の一端に先口
２が螺着され、先口２の先端には修正ペンのチップ３が
固着されている。チップ３は、ステンレスにて砲弾型に
形成されており、チップ３の先端に、球状塗布体４がそ
の先端がチップ３から臨出した状態で回転自由に抱持さ
れている。
体的に説明する。図１において、合成樹脂で射出成形さ
れた軸筒１は、外筒１１の内部に内筒１２が一体に形成
された二重筒体であり、外筒１１の開口と内筒１２の開
口はお互いに反対側になっている。軸筒１の一端に先口
２が螺着され、先口２の先端には修正ペンのチップ３が
固着されている。チップ３は、ステンレスにて砲弾型に
形成されており、チップ３の先端に、球状塗布体４がそ
の先端がチップ３から臨出した状態で回転自由に抱持さ
れている。
【０００９】図２は、球状塗布体４がチップ３に回転自
由に抱持された状態を示すが、球状塗布体４は、直径が
例えば１．０mmφの超硬ボールからなり、チップ３のボ
ールハウス３２内に配置されている。ボールハウス３２
は、中心孔３３および縦溝３４によって塗布液通過孔３
６に連通しているが、塗布時には球状塗布体４が後退し
てボールハウス３２の座部３５に接触して回転する。そ
して、チップ３内には、コイルバネからなるスプリング
５が配置されており、このスプリング５が球状塗布体４
を弾発してチップ３の内向きの先端縁３１に圧接させ、
球状塗布体４とチップ３の先端縁３１で弁機構を構成し
ている。ここで、スプリング５のスプリング荷重は５〜
３００ｇである。
由に抱持された状態を示すが、球状塗布体４は、直径が
例えば１．０mmφの超硬ボールからなり、チップ３のボ
ールハウス３２内に配置されている。ボールハウス３２
は、中心孔３３および縦溝３４によって塗布液通過孔３
６に連通しているが、塗布時には球状塗布体４が後退し
てボールハウス３２の座部３５に接触して回転する。そ
して、チップ３内には、コイルバネからなるスプリング
５が配置されており、このスプリング５が球状塗布体４
を弾発してチップ３の内向きの先端縁３１に圧接させ、
球状塗布体４とチップ３の先端縁３１で弁機構を構成し
ている。ここで、スプリング５のスプリング荷重は５〜
３００ｇである。
【００１０】軸筒１の外筒１１と内筒１２の間の空間が
修正液充填空間１３であり、修正液充填空間１３および
先口２内部からチップ３にかけて、例えば粘度が３０〜
４０ｃｐｓであって造膜性の高い修正液が充填されてい
る。また、修正液充填空間１３内には、円環状の撹拌子
６が配置されており、使用に先立って軸筒１を振り、修
正液を撹拌するようになっている。そして、非使用時に
は、先口２に図示略のキャップが装着される。
修正液充填空間１３であり、修正液充填空間１３および
先口２内部からチップ３にかけて、例えば粘度が３０〜
４０ｃｐｓであって造膜性の高い修正液が充填されてい
る。また、修正液充填空間１３内には、円環状の撹拌子
６が配置されており、使用に先立って軸筒１を振り、修
正液を撹拌するようになっている。そして、非使用時に
は、先口２に図示略のキャップが装着される。
【００１１】一方、内筒１２の内部がレフィール収容空
間１４であり、ここに例えばボールペンのレフィール８
がバネ９で後方に弾発された状態で収容されている。レ
フィール８はボールペンレフィールに限られるものでは
なく、棒状のペン体を有するマーカーのレフィールであ
ってもよい。そして、先口２と反対側の軸筒１の端部に
は第２先口７が螺着されており、第２先口７の先端開口
からレフィール８のペン体８１が突出している。また、
非使用時には、第２先口７に図示略のキャップが装着さ
れる。
間１４であり、ここに例えばボールペンのレフィール８
がバネ９で後方に弾発された状態で収容されている。レ
フィール８はボールペンレフィールに限られるものでは
なく、棒状のペン体を有するマーカーのレフィールであ
ってもよい。そして、先口２と反対側の軸筒１の端部に
は第２先口７が螺着されており、第２先口７の先端開口
からレフィール８のペン体８１が突出している。また、
非使用時には、第２先口７に図示略のキャップが装着さ
れる。
【００１２】
【発明の効果】このように、本発明の筆記具付修正ペン
は、軸筒１の両端から修正ペンのチップ３と筆記具のペ
ン体８１が突出した両頭タイプであるが、軸筒１を、外
筒１１の内部に内筒１２が一体に形成された二重筒体と
し、外筒１１と内筒１２の間の空間１３に修正液を充填
するとともに、内筒１２内に筆記具のレフィール８を内
蔵したので、軸筒１を筆記具や修正ペンとして成り立つ
長さにしても、長いレフィール８を使用することができ
て筆記具のインキ容量を十分に確保できるとともに、修
正ペンの修正液も十分な容量を確保することができる。
は、軸筒１の両端から修正ペンのチップ３と筆記具のペ
ン体８１が突出した両頭タイプであるが、軸筒１を、外
筒１１の内部に内筒１２が一体に形成された二重筒体と
し、外筒１１と内筒１２の間の空間１３に修正液を充填
するとともに、内筒１２内に筆記具のレフィール８を内
蔵したので、軸筒１を筆記具や修正ペンとして成り立つ
長さにしても、長いレフィール８を使用することができ
て筆記具のインキ容量を十分に確保できるとともに、修
正ペンの修正液も十分な容量を確保することができる。
【図１】本発明実施例の断面図である。
【図２】修正ペンの球状塗布体の抱持状態の説明図であ
る。
る。
１ 軸筒 １１ 外筒 １２ 内筒 １３ 修正液充填空間 １４ レフィール収容空間 ２ 先口 ３ チップ ３１ チップの先端縁 ４ 球状塗布体 ５ スプリング ６ 撹拌子 ７ 第２先口 ８ レフィール ８１ ペン体 ９ バネ
Claims (1)
- 【請求項１】 球状塗布体がその一部がチップの先端開
口から臨出した状態で回転可能に保持されるとともに、
該球状塗布体がスプリングで弾発されてチップの内向き
の先端縁に接触し、粘度の高い造膜性修正液が充填され
た軸筒に接続された先口にチップが保持されるととも
に、軸筒の尾端部に筆記具が付加された両頭の筆記具付
修正ペンであって、 前記軸筒は、外筒の内部に内筒が一体に形成された二重
筒体であり、外筒と内筒の間の空間に修正液が充填され
るとともに、内筒内に筆記具のレフィールが内蔵され、
該レフィールのペン体が軸筒の尾端部から突出したこと
を特徴とする筆記具付修正ペン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6111827A JP2817134B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 筆記具付修正ペン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6111827A JP2817134B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 筆記具付修正ペン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07290887A JPH07290887A (ja) | 1995-11-07 |
| JP2817134B2 true JP2817134B2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=14571165
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6111827A Expired - Lifetime JP2817134B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 筆記具付修正ペン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2817134B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105059017A (zh) * | 2015-08-07 | 2015-11-18 | 李俊 | 一种修正用笔 |
| CN106371639A (zh) * | 2016-11-28 | 2017-02-01 | 深圳市维康宝技术有限公司 | 一种手写笔 |
-
1994
- 1994-04-28 JP JP6111827A patent/JP2817134B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07290887A (ja) | 1995-11-07 |
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