JP2815978B2 - 放射線測定装置 - Google Patents

放射線測定装置

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【発明の詳細な説明】 [発明の目的] 〔産業上の利用分野〕 本発明は、原子力施設等で用いられるサーベイメータ
や連続モニタとして利用可能な放射線測定装置に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、放射性物質を扱う施設では、安全上の観点から
サーベイメータや連続モニタ等による放射線測定が行わ
れている。
かかる装置の構成としては、例えば第4図に示すよう
に、放射線検出器1に入射する放射線強度に比例したパ
ルス信号(検出信号)を所定の時定数に設定されている
計数率計2で測定し、この計数率計2で測定される計数
率を検出信号の測定値に変換して指示計3に表示してい
た。
ところで、計数率計2の時定数を小さくすれば、測定
値の変化をリアルタイムに近い状態で指示計3の針の振
れとして表示できる。また、計数率計2の時定数を大き
くすれば、瞬間的な測定値の変化は現れないが統計的な
変動(ゆらぎ)を指示計3に指示できる。
すなわち、上記した構成の放射線測定装置の指示計3
には、測定値の変化と統計的な変動が混在した値が表示
されることになる。したがって、指示計3の振れだけを
見ていても、測定値が変化しているのか、統計的な変動
のみが変化しているのか見分けがつかなかった。
このように測定値の変化と統計的な変動が混在されて
指示計3に表示されることから、例えばサーベイメータ
に適用した場合には次のような不都合がある。一般に、
サーベイメータは測定場所に静止させて指示値が安定し
てから実際の測定を開始するので、指示計の指示値だけ
を見て測定値が安定したと判断して測定を開始したので
は、実際には測定値が安定していないために正確な測定
値を得ることができなかったり、測定値が安定している
にも拘らず必要以上の時間を待ってしまう可能性があ
る。
また、連続モニタは雰囲気やプロセス配管等の放射線
レベルを連続的に監視し、定常値からどの程度変化した
かといった検知が重要となるが、従来のように指示計の
みで判断したのでは放射線レベルの上昇を速やかにかつ
正確に検知するのが難しいといった欠点がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
したがって、従来の放射線測定装置は、測定値の変化
と統計的な変動が混在した値が表示されるので、指示計
の振れが測定値の変化によるものなのか、または統計的
な変動によるものなのかを判断するのが極めて難しく、
正確な放射線測定を行うのが困難であった。
本発明は以上のような実情に鑑みてなされたもので、
放射線測定値の安定度を極めて容易に判断でき、信頼性
の高い放射線測定を行い得る放射線測定装置を提供する
ことを目的とする。
[発明の構成] 〔課題を解決するための手段〕 本発明は上記課題を解決するために、放射線検出器の
検出信号を異なる時定数を用いて統計処理し各時定数に
よるそれぞれの計数率を求める手段と、この手段から出
力される任意の計数率を前記検出信号の測定値に変換し
て表示する第1の表示手段と、前記計数率を求める手段
から出力される各計数率の差の大小に基づいて、前記第
1の表示手段に表示されている測定値の少なくとも上
昇,下降傾向及び安定に区分された安定度を判断する手
段と、この手段で判断された測定値の安定度を表示する
第2の表示手段とを備える構成とした。
〔作用〕
本発明は以上のような手段を講じたことにより、放射
線検出器の検出信号が異なる時定数によって統計処理さ
れ、各時定数によるそれぞれの計数率が求められる。放
射線レベルが変動すると、異なる時定数によって求めら
れる各計数率に差が生じる。この計数率の差は安定度判
断手段によって検出され、計数率の差が大きいときには
放射線レベルの変動が大きいと判断し、逆に小さい時に
は変動が小さいと判断する。このように計数率の差に基
づいて判断された測定値の安定度は第2の表示手段に表
示される。一方、上記各計数率の内所定の計数率が測定
値に変換されて第1の表示手段に表示される。したがっ
て、第1の表示手段には放射線の測定値が表示され、第
2の表示手段には第1の表示手段に表示されている測定
値の安定度が表示される。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について説明する。
第1図は本発明の実施例となる放射線測定装置の概略
的な構成を示す図である。この放射線測定装置は、入射
する放射線強度に比例したパルス信号を出力する放射線
検出器10と、この放射線検出器10の出力側に並列に接続
され各々異なる時定数による統計処理を実行してそれぞ
れの統計処理結果となる各計数率を出力する2台の計数
率計11a,11bと、一方の計数率計11aに接続されその計数
率計11aから出力される計数率を放射線測定レベルに変
換して表示する指示計12と、2台の計数率計11a,11bか
らそれぞれ出力される計数率na,nbが入力しその計数率
の差に基づいて生成される区分信号を出力するデータ処
理部13と、このデータ処理部13からの区分信号により動
作する安定度表示ランプ14とから構成されている。な
お、計数率計11aの時定数は、計数率計11bの時定数より
も大きな値となるように設定されている。
データ処理部13は、2台の計数率計11a,11bの出力na
とnbの差を求め、na<nbならば“放射線レベル上昇”と
判断し、na>nbならば“放射線レベル下降”と判断し、
nanbならば“放射線レベル安定”と判断する。これら
の判断結果は、その差の大小から5つの区分信号に変換
される。すなわち、na<nbの時には、さらにその差に応
じて上下2つの安定度に区分し、na>nbのときにはその
差に応じてさらに2つの安定度に区分し、nanbのとき
の信号とを合わせて5つの区分信号を生成する。
安定度表示ランプ14は、5つの表示ランプ(−2〜
2)からなり、データ処理部13から出力される5つの区
分信号にそれぞれ対応していて、対応する区分信号が出
力されるとそのランプが点灯する構成となっている。
次に、この様に構成された放射線測定装置の作用につ
いて説明する。
放射線検出器10に放射線が入射すると、その放射線強
度に比例したパルスが出力されて各計数率計11aおよび1
1bにそれぞれ伝送される。各計数率計11a,11bでは、入
力するパルスを互いに異なる時定数で統計処理してパル
ス計数率に比例したアナログ信号na,nbをそれぞれ出力
する。
ここで、両計数率計11a,11bの時定数は異なっている
ため、放射線レベルが変動すると、第3図に示すよう
に、各計数率計11a,11bの出力na,nbの応答速度が異な
る。すなわち、小さな時定数に設定されている計数率計
11bの出力nbの応答に対して、大きな時定数に設定され
ている計数率計11aの出力に応答遅れが生じる。第3図
に示されているように、nanbの時は放射線レベルが安
定のときであり、na<nbの時は放射線レベルが上昇傾向
にあるときであり、na>nbの時は放射線レベルが下降傾
向にあるときである。
データ処理部13では、両計数率計11a,11bの出力naとn
bとの差が求められ、その差の大小により放射線レベル
の安定度を区分けして、所定の区分の区分信号が出力さ
れる。その結果、安定度表示ランプ14では現在の安定度
を示すランプが点灯される。すなわち、“放射線レベル
上昇”の時には、ランプ2または1が点灯され、“放射
線レベル下降”のときはランプ−1またき−2が点灯さ
れ、“放射線レベル安定”の時にはランプ0が点灯され
る。
一方、指示計12には計数率計11aで測定されたパルス
計数率に比例したアナログ信号naが入力し、この入力信
号が放射線レベルに変換されて表示される。
したがって、測定者は、指示計12の指示値から放射線
レベルを知ることができ、かつ安定度表示ランプ14の点
灯ランプから放射線レベルの安定度を知ることができ
る。
この様に本実施例によれば、同一の放射線検出器10の
検出信号を時定数の異なる二つの計数率計11a,11bにそ
れぞれ入力し、一方の計数率計11aの出力を指示計12入
力して放射線レベルを表示すると共に、両計数率計11a,
11bから出力されるパルス計数率na,nbの差の大小によっ
て放射線レベルの安定度を判断し、その判断結果を5つ
の段階に区分した安定度表示ランプ14に表示させるよう
にしたので、放射線レベルを知ることができると共にそ
の安定度を極めて容易に判断でき、信頼性の高い放射線
測定を行うことができる。
また、上記した本実施例をサーベイメータに適用すれ
ば、放射線レベルの安定時期を正確に知ることができる
ので、従来のような無駄な待ち時間を削除できて作業効
率を上げることができ、しかも正確な測定値を得ること
ができる。
上記した本実施例を連続モニタに適用すれば、放射線
レベルの上昇を正確に検知することができ、信頼性の高
い監視を行うことができる。
次に、本発明の他の実施例について第2図を参照して
説明する。
この実施例は、放射線検出器10から出力されるパルス
数を計測するカウンタ20を設け、このカウンタ20の出力
を逐次データ処理部21に出力する。データ処理部21は、
カウンタ20から送られてくるパルスカウント値を異なる
時定数でそれぞれ統計処理して各時定数による計数率を
算出し、任意の計数率を指示計12へ出力すると共に、安
定度を判定して安定度表示ランプ14を点灯させる構成と
なっている。
このように本実施例は、カウンタ20から出力されるパ
ルスカウント値を基に、データ処理部21で異なる2つの
時定数の個々の計数率をソフト的に求めるようにした例
である。この実施例によっても上記実施例と同様の作用
効果を得ることができる。
なお、他の実施例では、時定数の異なる2つの計数率
計を用いる場合と同様の方式にて計数率を求める例を示
したが、過渡応答が異なる2つの計数率が得られるなら
ば上記した方式に限定されない。
例えば、2つの異なる積算時間Ta,Tbを設け、各々の
積算時間Ta,Tbで得られる各積算値をNa,Nbとする。そし
て na=Na/Ta nb=Nb/Tb なる演算式より、計数率na,nbを算出する。このような
演算をデータ処理部21で実行することにより、計数率n
a,nbを求める。
また、上記各実施例では放射線測定値の安定度を表示
する手段として安定度表示ランプ14を用いた例が示され
ているが、これをデジタル表示器に代えた構成とするこ
ともできる。
さらにまた、放射線検出器10をイオンチェンバ等の電
流出力形のものを用い、両計数率計11a,11bとして時定
数の異なる電流計を用いることもできる。
[発明の効果] 以上詳記したように本発明によれば、統計的な変動を
放射線測定値から分離して表示でき、放射線測定値の安
定度を極めて容易に判断でき、信頼性の高い放射線測定
を行い得る放射線測定装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例にかかる放射線測定装置の構成
図、第2図は他の実施例の構成図、第3図は実施例の動
作説明図、第4図は従来の放射線測定装置の概略的な構
成図である。 10……放射線検出器、11……計数率計、12……指示計、
13,21……データ処理部、14……安定度表示ランプ、20
……カウンタ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射線検出器の検出信号を異なる時定数を
    用いて統計処理し各時定数によるそれぞれの計数率を求
    める手段と、 この手段から出力される任意の計数率を前記検出信号の
    測定値に変換して表示する第1の表示手段と、 前記計数率を求める手段から出力される各計数率の差の
    大小に基づいて、前記第1の表示手段に表示されている
    測定値の少なくとも上昇,下降傾向及び安定に区分され
    た安定度を判断する手段と、 この手段で判断された測定値の安定度を表示する第2の
    表示手段と、 を具備したことを特徴とする放射線測定装置。
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