JP2815624B2 - 半導体素子の製造方法 - Google Patents
半導体素子の製造方法Info
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- JP2815624B2 JP2815624B2 JP23434289A JP23434289A JP2815624B2 JP 2815624 B2 JP2815624 B2 JP 2815624B2 JP 23434289 A JP23434289 A JP 23434289A JP 23434289 A JP23434289 A JP 23434289A JP 2815624 B2 JP2815624 B2 JP 2815624B2
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- Japan
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- semiconductor device
- groove
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- sio
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は半導体素子の製造方法に関する。
従来の半導体素子では、その半導体素子本体上に窒化
硅素(以下SiNと略称する)の保護膜を形成し、更にそ
の保護膜上にポリイミド樹脂のバッファコート膜を積層
して、チップを構成するモールド樹脂から発生する応力
を緩和するように構成されていた。
硅素(以下SiNと略称する)の保護膜を形成し、更にそ
の保護膜上にポリイミド樹脂のバッファコート膜を積層
して、チップを構成するモールド樹脂から発生する応力
を緩和するように構成されていた。
しかし、従来の半導体素子では、保護膜であるSiN膜
の表面は平坦であるため、その表面にポリイミド樹脂の
ような材質の異なるバッファコート膜を形成すると、双
方の間の密着性が悪くなり、それらの界面に発生する応
力を十分に緩和することができないという問題点があっ
た。
の表面は平坦であるため、その表面にポリイミド樹脂の
ような材質の異なるバッファコート膜を形成すると、双
方の間の密着性が悪くなり、それらの界面に発生する応
力を十分に緩和することができないという問題点があっ
た。
この発明は、上記のような問題点を解決するためにな
されたものであって、窒化珪素の第1の膜とその上に形
成される第2の膜との密着性を良くし、それらの界面に
発生する応力を十分に緩和することができるようにした
半導体素子の製造方法を提出することを目的とする。
されたものであって、窒化珪素の第1の膜とその上に形
成される第2の膜との密着性を良くし、それらの界面に
発生する応力を十分に緩和することができるようにした
半導体素子の製造方法を提出することを目的とする。
この発明は、半導体素子本体を被覆する窒化硅素の第
1の膜の表面に溝を形成しその上に第2の膜を積層する
ようにしたものである。
1の膜の表面に溝を形成しその上に第2の膜を積層する
ようにしたものである。
この発明では、窒化硅素の第1の膜の表面に形成され
た溝の内部に第2の膜が入り込むため、双方の膜同士の
接触面積が増加して両者の密着性が向上する。
た溝の内部に第2の膜が入り込むため、双方の膜同士の
接触面積が増加して両者の密着性が向上する。
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第
1図はこの発明による半導体素子の1実施例の断面図で
あって、(1)は半導体素子本体、(2)は窒化硅素
(SiN)の保護膜であって、その表面には微細な溝(2
1)が形成されている。(3)はポリイミド樹脂のよう
なバッファコート膜、(4)はチップを構成するモール
ド樹脂である。
1図はこの発明による半導体素子の1実施例の断面図で
あって、(1)は半導体素子本体、(2)は窒化硅素
(SiN)の保護膜であって、その表面には微細な溝(2
1)が形成されている。(3)はポリイミド樹脂のよう
なバッファコート膜、(4)はチップを構成するモール
ド樹脂である。
次に、第1図の半導体素子を製造する方法の1実施例
を第2図によって説明する。
を第2図によって説明する。
先ず、第2図(a)に示すように、半導体素子本体
(1)の表面にSiNの保護膜(2)を形成する。次に、
第2図(b)に示すように、そのSiN保護膜上にSiO2を
堆積させてSiO2膜(5)を形成する。このSiO2膜はプラ
ズマCVD法によって形成してもよいし、あるいは、TEOS
(テオス)や有機ガラスによって形成されたものでもよ
い。次に、そのSiO2膜上にレジスト(図示せず)を塗布
し、それを露光、現像、エッチング(ドライエッチある
いはウエットエッチ)して、そのSiO2膜(5)に、第2
図(c)に示すようにパターニングを行なってSiO2膜
(51)を形成する。この時、SiN膜(2)はパターニン
グされない。
(1)の表面にSiNの保護膜(2)を形成する。次に、
第2図(b)に示すように、そのSiN保護膜上にSiO2を
堆積させてSiO2膜(5)を形成する。このSiO2膜はプラ
ズマCVD法によって形成してもよいし、あるいは、TEOS
(テオス)や有機ガラスによって形成されたものでもよ
い。次に、そのSiO2膜上にレジスト(図示せず)を塗布
し、それを露光、現像、エッチング(ドライエッチある
いはウエットエッチ)して、そのSiO2膜(5)に、第2
図(c)に示すようにパターニングを行なってSiO2膜
(51)を形成する。この時、SiN膜(2)はパターニン
グされない。
次に、レジストを除去し、SiO2膜(51)をマスクとし
て、第2図(d)に示すようにフッ化アンモニウム溶液
をスピン塗布し、それをベーキング処理してフッ化アン
モニウム膜(6)を形成する。次に、第2図(e)に示
すように、CF4(四フッ化炭素)とO2(酸素)のプラズ
マ状態を形成し、その状態下でドライ処理する。この処
理によって、SiO2膜(51)は反応せずにSiN膜(2)の
みが反応し、第2図(f)に示すようにSiN膜(2)の
一部がエッチングされ、溝(21)が形成される。この時
エッチングの程度はCF4とO2のプラズマ状態下での処理
時間、ガス組成比、プラズマを形成するための高周波の
出力によって調整することができる。次に、SiN膜
(2)のエッチング時にエッチングされずに残ったSiO2
膜(51)を、第2図(g)に示すように、ウエットエッ
チによって除去する。その後、第2図(h)に示すよう
に、溝(21)が形成されたSiN膜(2)上にポリイミド
樹脂等のバッファコート膜(3)を形成し、更にそれを
モールド樹脂(4)で被覆する。
て、第2図(d)に示すようにフッ化アンモニウム溶液
をスピン塗布し、それをベーキング処理してフッ化アン
モニウム膜(6)を形成する。次に、第2図(e)に示
すように、CF4(四フッ化炭素)とO2(酸素)のプラズ
マ状態を形成し、その状態下でドライ処理する。この処
理によって、SiO2膜(51)は反応せずにSiN膜(2)の
みが反応し、第2図(f)に示すようにSiN膜(2)の
一部がエッチングされ、溝(21)が形成される。この時
エッチングの程度はCF4とO2のプラズマ状態下での処理
時間、ガス組成比、プラズマを形成するための高周波の
出力によって調整することができる。次に、SiN膜
(2)のエッチング時にエッチングされずに残ったSiO2
膜(51)を、第2図(g)に示すように、ウエットエッ
チによって除去する。その後、第2図(h)に示すよう
に、溝(21)が形成されたSiN膜(2)上にポリイミド
樹脂等のバッファコート膜(3)を形成し、更にそれを
モールド樹脂(4)で被覆する。
以上のように、この発明によれば、窒化硅素の第1の
膜の表面に溝を形成し、その上に第2の膜を形成するよ
うにしているので、その溝の中に第2の膜が入り込み、
窒化硅素の第1の膜と第2の膜との接触面積が増加して
双方の密着性が向上し、両者の界面に発生する応力を十
分に緩和することができる。
膜の表面に溝を形成し、その上に第2の膜を形成するよ
うにしているので、その溝の中に第2の膜が入り込み、
窒化硅素の第1の膜と第2の膜との接触面積が増加して
双方の密着性が向上し、両者の界面に発生する応力を十
分に緩和することができる。
第1図はこの発明による半導体素子の1実施例を示す断
面図、第2図(a)乃至(h)は第1図の半導体素子を
製造する方法の1実施例を示す工程図である。 図において、(1)は半導体素子本体、(2)は第1の
膜、(3)は第2の膜、(21)は溝である。 なお、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
面図、第2図(a)乃至(h)は第1図の半導体素子を
製造する方法の1実施例を示す工程図である。 図において、(1)は半導体素子本体、(2)は第1の
膜、(3)は第2の膜、(21)は溝である。 なお、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】半導体素子本体を被覆する窒化珪素の第1
の膜上に酸化珪素膜を形成する工程と、 上記酸化珪素膜にパターニングを行ない、そのパターニ
ングを行なった酸化珪素膜をマスクとして上記第1の膜
上にフッ化アンモニウム溶液を塗布し、ベーキングする
工程と、 上記ベーキング後、四フッ化炭素と酸素のプラズマ状態
を形成して上記第1の膜をエッチングし、その膜に溝を
形成する工程と、 上記酸化珪素膜を除去し、上記溝の形成された上記第1
の膜上に第2の膜を形成する工程と、 を備えた半導体素子の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23434289A JP2815624B2 (ja) | 1989-09-08 | 1989-09-08 | 半導体素子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23434289A JP2815624B2 (ja) | 1989-09-08 | 1989-09-08 | 半導体素子の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0396236A JPH0396236A (ja) | 1991-04-22 |
JP2815624B2 true JP2815624B2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=16969489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23434289A Expired - Lifetime JP2815624B2 (ja) | 1989-09-08 | 1989-09-08 | 半導体素子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2815624B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5599746A (en) * | 1994-05-06 | 1997-02-04 | United Microelectronics Corporation | Method to eliminate polycide peeling at wafer edge using extended scribe lines |
US6864578B2 (en) | 2003-04-03 | 2005-03-08 | International Business Machines Corporation | Internally reinforced bond pads |
JP4941897B2 (ja) * | 2008-02-06 | 2012-05-30 | 株式会社北村製作所 | 荷物集配車両の荷箱棚構造 |
-
1989
- 1989-09-08 JP JP23434289A patent/JP2815624B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0396236A (ja) | 1991-04-22 |
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