JP2815244B2 - チップ抵抗器の排出方法 - Google Patents

チップ抵抗器の排出方法

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JP2815244B2
JP2815244B2 JP3090663A JP9066391A JP2815244B2 JP 2815244 B2 JP2815244 B2 JP 2815244B2 JP 3090663 A JP3090663 A JP 3090663A JP 9066391 A JP9066391 A JP 9066391A JP 2815244 B2 JP2815244 B2 JP 2815244B2
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JP
Japan
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air
chip resistor
hose
resistor
product box
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澄好 北川
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Rohm Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エアを利用してインデ
ックステーブルからホースを経て製品ボックスにチップ
抵抗器を排出するチップ抵抗器の排出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】チップ抵抗器は、一般に、抵抗体と電極
(導体)とを有する多数の素子を基板上に形成し、これ
を個々に分断して製造される。製品としてのチップ抵抗
器は、排出処理を行う。この排出方法は、図2に示すよ
うに、インデックステーブル10からホース11を経て
製品ボックス12に、排出カバー(図示せず)に設けて
あるノズルからの電磁弁エア(1.5K)によってチッ
プ抵抗器(図示せず)を排出する。テーブル10とホー
ス11との接続部(図2の点線領域)におけるテーブル
10を拡大した図を図3に示す。テーブル10の端部に
はチップ抵抗器20を収容する切欠部13を形成してあ
り、電磁弁エアによって切欠部13に在る抵抗器20を
矢印方向に出し、更にホース11を経て製品ボックス1
2に抵抗器20を排出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、チップ
抵抗器20をテーブル10から排出する時に、テーブル
10上の粉末30や割れ片31等の微小不要物も同時に
排出してしまう。このため、製品ボックス12内には抵
抗器20と共に微小不要物が混入することになる。
【0004】又、電磁弁エアはテーブル10から抵抗器
20を排出するには十分であるが、ホース11を経て製
品ボックス12内に抵抗器20を送るには強過ぎる。こ
のため、製品ボックス12内に排出した抵抗器20は製
品ボックス12の壁に衝突し、図4に示す所謂G2欠け
21等の損傷が発生する。従って、本発明の目的は、上
記問題点に鑑み、製品ボックスに排出するチップ抵抗器
に、粉末や割れ片等の不要物を混入させず、G2欠け等
の損傷を及ぼさないようなチップ抵抗器の排出方法を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的は、上記従来の
排出方法において、ホースの途中にエア吹き溜まり部を
設け、エア吹き溜まり部の一部を網状部とし、エアを利
用して網状部から不要物を排出し、エア吹き溜まり部か
ら製品ボックスにチップ抵抗器を自然落下させることを
特徴とするチップ抵抗器の排出方法により達成される。
【0006】本発明の排出方法では、ホースの途中にエ
ア吹き溜まり部を設けてあるため、電磁弁エアによって
インデックステーブルから運ばれたチップ抵抗器と不要
物をエア吹き溜まり部に進入させると、エア吹き溜まり
部に設けた網状部を通じて不要物はエアと共にエア吹き
溜まり部の外に放出される。又、エア吹き溜まり部でエ
アが解放されるためエア圧が低下し、チップ抵抗器は自
重によりエア吹き溜まり部の底部からホースを経て製品
ボックスに自然落下する。
【0007】
【実施例】以下、本発明のチップ抵抗器の排出方法を実
施例に基づいて説明する。図1にその一例を示す。図1
は本発明の方法を実施するのに使用する装置の構成例を
示す。インデックステーブル1には、図3に示すように
チップ抵抗器を収容する。テーブル1には水平方向に延
びるホース2aを取付け、ホース2aには円筒状のエア
吹き溜まり部3を設ける。エア吹き溜まり部3は円柱状
空洞部4を有し、エア吹き溜まり部3の網状部として空
洞部4の上部に網状部材5を取付ける。空洞部4の底部
には、エア吹き溜まり部3に取付けた鉛直方向に延びる
ホース2bに通じる開口6を形成する。又、空洞部4の
底部に落ちた抵抗器が開口6から容易に落下するよう
に、空洞部4の底部は開口6に向かって傾斜させてあ
る。ホース2bの下方には製品ボックス7を配置する。
【0008】このように構成した装置を用いて、まず排
出カバー(図示せず)に設けてあるノズルからの電磁弁
エアによってチップ抵抗器をテーブル1からホース2a
に送り出す。この時、前述したように抵抗器と共にテー
ブル1上の粉末や割れ片等の微小不要物が混入すること
がある。エアによってエア吹き溜まり部3の空洞部4ま
でチップ抵抗器20や微小不要物32を運ぶ。エア吹き
溜まり部3では、網状部材5を介して空洞部4の上部を
開放してあるため、エア吹き溜まり部3の空洞部4に進
入したエアは網状部材5から排出経路外に放出される。
このエア放出と同時に、空洞部4内の微小不要物32を
網状部材5から排出経路外に排出する。これにより、エ
ア吹き溜まり部3でチップ抵抗器20と微小不要物32
とを容易に分離することができる。
【0009】一方、チップ抵抗器20は、エア解放によ
ってエア圧が低下するため、自重により空洞部4の底部
に落下させる。空洞部4の底部を開口6に向かって傾斜
させてあるので、開口6からホース2bを介して製品ボ
ックス7に抵抗器20を自然落下させる。チップ抵抗器
20の製品ボックス7への排出は、エア圧ではなく自重
による自然落下を利用するので、抵抗器20に損傷を殆
ど与えずに済む。
【0010】
【発明の効果】本発明のチップ抵抗器の排出方法は、以
上説明したように、ホースの途中にエア吹き溜まり部を
設け、エア吹き溜まり部の一部を網状部としてあるの
で、下記の効果を奏する。 (1)エア吹き溜まり部で粉末や割れ片等の微小不要物
を除去するため、製品ボックスに微小不要物が混入しな
い。 (2)エア吹き溜まり部からホースを経て製品ボックス
にチップ抵抗器を自然落下させるので、チップ抵抗器の
G2欠け等の損傷が大幅に減少する。 (3)エア吹き溜まり部を設けたことにより、ホース及
び製品ボックス等の清掃時間が短縮される。 (4)インデックステーブルから製品ボックスに至る長
いホースを使用しないため、ホース部品の費用を節約で
きる。 (5)電磁弁の故障を早期発見できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排出方法を説明するための図である。
【図2】従来の排出方法を説明するための図である。
【図3】図2の点線領域におけるテーブルの拡大図であ
る。
【図4】チップ抵抗器に生じたG2欠けを説明するため
の図である。
【符号の説明】
1 インデックステーブル 2a、2b ホース 3 エア吹き溜まり部 5 網状部材(網状部) 7 製品ボックス 20 チップ抵抗器 32 微小不要物(粉末や割れ片等)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インデックステーブルからホースを経て製
    品ボックスにチップ抵抗器をエアによって排出する排出
    方法において、ホースの途中にエア吹き溜まり部を設
    け、エア吹き溜まり部の一部を網状部とし、エアを利用
    して網状部から不要物を排出し、エア吹き溜まり部から
    製品ボックスにチップ抵抗器を自然落下させることを特
    徴とするチップ抵抗器の排出方法。
JP3090663A 1991-04-22 1991-04-22 チップ抵抗器の排出方法 Expired - Lifetime JP2815244B2 (ja)

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JPH04322403A JPH04322403A (ja) 1992-11-12
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