JPH10217249A - 除電ホッパ - Google Patents

除電ホッパ

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JPH10217249A
JPH10217249A JP9025106A JP2510697A JPH10217249A JP H10217249 A JPH10217249 A JP H10217249A JP 9025106 A JP9025106 A JP 9025106A JP 2510697 A JP2510697 A JP 2510697A JP H10217249 A JPH10217249 A JP H10217249A
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hopper
air
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wall
ion air
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Satoru Fujiwara
覚 藤原
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内壁3の多数のエアー孔4からイオンエアー
Bを穏やかに吹き出させることにより、ホッパ1内に十
分にイオンエアーBを充満させて、ワークAを確実に除
電することができる除電ホッパを提供する。 【解決手段】 ホッパ1の内壁3に多数のエアー孔4を
形成すると共に、この内壁3の外周に外壁5で囲まれた
中空部6を形成し、静電気除去装置2で生成したイオン
エアーBをこの中空部6に供給して各エアー孔4からホ
ッパ1内に吹き出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製造過程で静電気
を帯びたOリング等のワークを投入して除電する除電ホ
ッパに関する。
【0002】
【従来の技術】ワークがOリング等のような誘電体から
なる小物部品である場合、製造過程でこのワーク同士が
衝突したり他の物に衝突することにより静電気を帯びて
帯電することが多くなる。しかし、このようにワークが
帯電すると、ワーク同士が付着して容易に仕分けできな
くなったり、搬送部に付着して搬送できなくなる等の不
都合が生じる。
【0003】そこで、従来は、図4に示すような除電ホ
ッパを用いてワークAの除電を行っていた。この除電ホ
ッパは、周囲を囲む側壁11を下方ほど狭くして形成し
た漏斗状のホッパ1の上端開口周縁部に複数のノズル1
2を配置して、図示しない静電気除去装置で生成された
イオンエアーBをこれらのノズル12からホッパ内に吹
き出させるようにしたものである。ワークAは、上方か
らホッパ1内に投入されて落下する際に、ノズル12か
ら吹き出すイオンエアーBを浴びせられて除電される。
そして、除電されたワークAは、ホッパ1の側壁11に
よって集められて下端開口部から排出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
除電ホッパでは、ワークAがホッパ1内に落下する際の
短い時間にイオンエアーBを浴びるにすぎないため、投
入されるワ−クA全部につき完全に除電することができ
ないという問題があった。また、このワークAは、投入
時に除電されても、さらに落下してホッパ1の側壁11
に当たった際に再び帯電するという問題もあった。しか
も、図5に示すように、このワークAが帯電してホッパ
1の側壁11に付着すると、この付着部が密着するの
で、周囲をイオンエアーBで覆っても除電することがで
きず、ホッパ1の下端開口部から排出できないようにな
るという問題も生じる。さらに、軽量なワークAの場合
には、ノズル12から噴出するイオンエアーBによって
ホッパ1外に飛ばされるおそれも生じるので、このイオ
ンエアーBを十分に供給することができないという問題
もあった。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、ホッパの内壁に形成した多数のエアー孔から
イオンエアーを供給することにより、ワークを確実に除
電することができる除電ホッパを提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、上記課
題を解決するために、ホッパの内壁に、ワークよりも
十分に小さいエアー孔を多数形成すると共に、静電気除
去装置で生成されたイオンエアーをこれらのエアー孔を
通じてホッパ内に供給するイオンエアー供給手段が設け
られたことを特徴とする。
【0007】の手段によれば、内壁の多数のエアー孔
からホッパ内にイオンエアーが供給されるので、個々の
エアー孔から吹き出すイオンエアーはわずかな量であっ
ても、このイオンエアーをホッパ内に十分に充満させる
ことができ、投入されたワークを確実に除電することが
できる。しかも、個々のエアー孔からはイオンエアーが
穏やかに吹き出すだけであるため、軽量なワークがホッ
パ外に吹き飛ばされるようなおそれは生じない。さら
に、投入されたワークがホッパの内壁面に衝突して付着
したとしても、この内壁のエアー孔から吹き出すイオン
エアーに押し戻されると共に、このイオンエアーにより
付着面が除電されるので、すぐに剥がれ落ちるようにな
る。
【0008】また、前記のイオンエアー供給手段
が、ホッパの内壁の外側に各エアー孔と通じる中空部を
設けると共に、静電気除去装置で生成されたイオンエア
ーをこの中空部に送るものであることを特徴とする。
【0009】の手段によれば、イオンエアーをホッパ
の内壁の外側に設けた中空部に送り、この中空部の気圧
をホッパ内(通常は大気圧)よりも少し高くすることに
より、内壁に形成した多数のエアー孔からムラなくイオ
ンエアーを吹き出させることができるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0011】図1〜図3は本発明の一実施形態を示すも
のであって、図1は除電ホッパの構成を説明する斜視
図、図2は中空部のイオンエアーの流れを説明するため
のホッパの横断面図、図3はエアー孔からイオンエアー
が吹き出す様子を説明するためのホッパの部分拡大縦断
面図である。なお、図4〜図5に示した従来例と同様の
機能を有する構成部材には同じ番号を付記する。
【0012】本実施形態の除電ホッパは、図1に示すよ
うに、ホッパ1と静電気除去装置2とで構成される。ホ
ッパ1は、ほぼ方形の筒状の内壁3の下方を内側に傾斜
させることにより漏斗状としたものであり、広い上端開
口部から投入したワークAを下方で集めて狭い下端開口
部から排出することができるようになっている。内壁3
は、ステンレス鋼板からなり、この内周面にテフロン樹
脂をコーティングすることにより、ワークAが容易に滑
落するようにしている。また、この内壁3には、多数の
微小なエアー孔4が全面に形成されている。この内壁3
の外周は、ある程度の隙間を開けた外壁5によって覆わ
れている。従って、内壁3と外壁5の間の隙間は、エア
ー孔4がないとすれば密閉された中空部6となる。ただ
し、この外壁5には、四隅の上下位置にそれぞれ注入口
7が設けられ、これらの注入口7を通して中空部6と連
通するようになっている。
【0013】静電気除去装置2は、エアーやその他のガ
スをイオン化してイオンエアーBを生成する装置であ
り、ここで生成したイオンエアーBを上記各注入口7を
通してホッパ1の中空部6に供給するようになってい
る。そして、このイオンエアーBの供給により中空部6
の気圧を大気圧よりも少し高くして、図2に示すよう
に、内壁3の各エアー孔4からホッパ1内にイオンエア
ーBが穏やかに吹き出すようにする。また、この際、イ
オンエアーBは、図3に示すように、ホッパ1の四隅か
ら方形の各辺に沿って中空部6に送り込まれるので、こ
の中空部6にほぼ均等に供給され、各エアー孔4からム
ラなく吹き出すことができる。もっとも、個々のエアー
孔4から吹き出すイオンエアーBは、軽量なワークAを
吹き飛ばすおそれのない程度の穏やかな風量とする。た
だし、このように個々のエアー孔4からはわずかな量の
イオンエアーBしか吹き出さないようにしても、内壁3
には多数のエアー孔4が形成されているので、ホッパ1
内には十分な量のイオンエアーBを供給することができ
る。
【0014】上記構成の除電ホッパによれば、内壁3の
多数のエアー孔4からイオンエアーBを穏やかに吹き出
させることにより、図2に示したように、この内壁3の
内面上にイオンエアーBの層Cを形成し、ここからホッ
パ1内全体にイオンエアーBを十分に充満させることが
できる。従って、この除電ホッパに投入されたワークA
は、ホッパ1内を通過する全期間を通じてイオンエアー
Bの雰囲気中にあり、これによって確実に除電されるよ
うになる。また、個々のエアー孔4からはイオンエアー
Bが穏やかに吹き出すだけなので、軽量なワークAがこ
のイオンエアーBによってホッパ1外に吹き飛ばされる
ようなおそれもなくなる。さらに、投入されたワークA
がホッパ1の内壁3に衝突して付着したとしても、この
ワークAは、エアー孔4から吹き出すイオンエアーBに
よって微弱ではあるが押し戻されると共に、このイオン
エアーBによって付着面側も確実に除電されるので、す
ぐに剥がれ落ちるようになる。
【0015】なお、ホッパ1の形状は、上記実施形態の
ような逆四角錐形状に限らず、逆円錐形等のように上方
の投入部が大きく下方の排出部がある程度制限されるも
のであればいずれの形状であってもよい。また、上記実
施形態では、ホッパ1の下端部が常に開口しワークAを
随時排出するようにした場合について説明したが、投入
されたワークAを一旦ホッパ1内に溜め置いて適当な時
期に任意の量ずつ排出できるようにすることもできる。
【0016】さらに、エアー孔4は、ワークAが嵌まり
込んだり引っ掛かるようなおそれのない程度に十分に小
さい孔であれば、どのようなものであってもよい。ま
た、このエアー孔4は、内壁3のできるだけ広い範囲に
可能な限り多数形成することが好ましい。ただし、場合
によっては、形成範囲をある程度限定してもよく、形成
場所に応じて形成密度や孔の大きさ等を変化させるよう
にしてもよい。
【0017】さらに、内壁3の各エアー孔4からイオン
エアーBをムラなく吹き出させるためには、上記実施形
態のように中空部6を用いるのが最適であるが、各エア
ー孔4からイオンエアーBを吹き出させることができる
ものであれば他の構造であってもよい。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の除電ホッパによれば、内壁の多数のエアー孔からホッ
パ内にイオンエアーを供給するので、投入されたワーク
を確実に除電することができ、この内壁面に衝突して再
度帯電するようなこともなくなる。また、軽量なワーク
がイオンエアーによってホッパ外に吹き飛ばされるよう
なおそれも生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すものであって、除電
ホッパの構成を説明する斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態を示すものであって、中空
部のイオンエアーの流れを説明するためのホッパの横断
面図である。
【図3】本発明の一実施形態を示すものであって、エア
ー孔からイオンエアーが吹き出す様子を説明するための
ホッパの部分拡大縦断面図である。
【図4】従来例を示すものであって、除電ホッパの構造
を示す縦断面図である。
【図5】従来例を示すものであって、側壁にワークが付
着した様子を示すホッパの部分拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 ホッパ 2 静電気除去装置 4 エアー孔 6 中空部 A ワーク B イオンエアー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホッパの内壁に、ワークよりも十分に小
    さいエアー孔を多数形成すると共に、静電気除去装置で
    生成されたイオンエアーをこれらのエアー孔を通じてホ
    ッパ内に供給するイオンエアー供給手段が設けられたこ
    とを特徴とする除電ホッパ。
  2. 【請求項2】 前記イオンエアー供給手段が、ホッパの
    内壁の外側に各エアー孔と通じる中空部を設けると共
    に、静電気除去装置で生成されたイオンエアーをこの中
    空部に送るものである請求項1に記載の除電ホッパ。
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