JPH0549692U - ホッパ等の供給装置におけるブリッジング排除装置 - Google Patents

ホッパ等の供給装置におけるブリッジング排除装置

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JPH0549692U
JPH0549692U JP10853791U JP10853791U JPH0549692U JP H0549692 U JPH0549692 U JP H0549692U JP 10853791 U JP10853791 U JP 10853791U JP 10853791 U JP10853791 U JP 10853791U JP H0549692 U JPH0549692 U JP H0549692U
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hopper
powder
compressed air
bridging
bridge
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JP10853791U
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English (en)
Inventor
正美 小林
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荏原インフィルコ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、逆錐型のホッパ等の供給装置にお
いて、傾斜壁体の境界の稜線部に沿って圧縮空気を噴射
させる手段を設けて粉体等によるブリッジの発生を防止
又は発生したブリッジを排除するブリッジング排除装置
を提供する。 【構成】 このブリッジング排除装置は、錐状の稜線部
11の近傍に沿って板体5を配置し、該板体5と傾斜壁
体4との間に空間部10を形成し、該空間部10内にノ
ズル7を配置して該ノズル7を板体5に形成した通口8
に開口する。ノズル7を圧縮空気PAを供給する圧縮空
気供給手段に連通してノズル7から粉体に圧縮空気PA
を適時に吹き付けるので、吹き出した圧縮空気PAで稜
線部11に溜まり易い粉体等を攪拌することになり、稜
線部11で粉体等が溜まってブリッジに成長することが
ない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、上部に投入部を且つ下部に排出部を備えた逆錐形状の傾斜壁面で 構成されるホッパ等の供給装置におけるブリッジング排除装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、粉体等の供給装置であるホッパとしては、図6、図7、図9及び図10 に示すような逆角錐型ホッパが使用されている。図6は従来のホッパのブリッジ ング排除装置の一例を示す概略説明図、図7は図6の概略平面図、図9はホッパ の稜線角部の一例を示す説明図及び図10はホッパの稜線角部の別の例を示す説 明図である。各図において、同一の部分には同一の符号を付している。
【0003】 図示のように、ホッパ20は、上部に投入部22を且つ下部に排出部23を備 え、逆角錐形状の傾斜壁面21及び傾斜壁面21と傾斜壁面21との境界角部即 ち稜線部24を有している。ホッパ20の稜線部24は、図9に示すように、傾 斜壁面21が直角に交わった稜線部24を形成しているか、場合によっては、図 10に示すように、ホッパ20の稜線部24が曲面に形成されている。これらの ホッパ20は、通常、ホッパ内部に粉体が滞留して粉体によるブリッジが形成し 難いように、傾斜壁面21の角度を安息角以上の角度に傾斜するように設定され ている。
【0004】 上記のようなホッパ20については、上部の投入部22から投入された粉体は 内部に収容されているが、下部の排出部23に連通して下方に設けた排出バルブ 25が開放して内部の粉体が排出部23を通じて放出される時に、ホッパ20の 傾斜壁面21の角度は安息角以上の角度に傾斜しているけれども、図11に示す ように、ホッパ20の稜線部24から粉体Pの架橋Bが始まり、図12に示すよ うに、ホッパ20の内部に粉体Pによる架橋即ちブリッジBが発生する場合があ る。
【0005】 そこで、上記ホッパ20では、ホッパ20の内部に粉体Pによる架橋即ちブリ ッジBが発生することを防止するため、或いはブリッジBが発生した場合に、該 ブリッジBを解消したり排除するためブリッジング排除装置が設けられている。 該ブリッジング排除装置は、図6に示すように、ホッパ外壁面にバイブレータ2 6を取り付け、該バイブレータ26を作動することによって、粉体Pを振動させ て粉体によるブリッジBを排除したり、或いは、図8に示すように、ホッパ外壁 面に槌打ち台27を設けて、該槌打ち台27をハンマ28等で叩くことによって 粉体PによるブリッジBの発生を排除していた。
【0006】 場合によっては、図示していないが、ホッパにおけるブリッジング排除装置と して、ホッパの内部に攪拌羽根を設け、該攪拌羽根の作動によって機械的に粉体 を攪拌し、ホッパの内部にブリッジが発生するのを防止又はブリッジを解消して いた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなホッパ20では、傾斜壁面21を逆角錐形状に形 成し、通常、傾斜壁面21の角度を安息角以上の角度に傾斜するように設定して いるが、ホッパ20の稜線部24には粉体Pが溜まり易く、架橋Bが発生し易い 構造である。このような逆角錐型のホッパでは、上記のような各種のブリッジン グ排除装置では、粉体PによるブリッジBを十分には解消することができず、一 旦ブリッジBが発生すると、ブリッジBの排除が十分に行われないという問題を 有している。
【0008】 そこで、この考案の目的は、上記の課題を解決することであり、逆錐形状に形 成されたホッパ等の供給装置において、最もブリッジが発生し易い領域である逆 錐形状の隣接する傾斜壁面との稜線部或いは周面部に沿って簡単な構造の圧縮空 気を噴射させる手段を設け、該稜線部或いは周面部に存在する粉体等(粒体を含 む)に対して圧縮空気を噴射し、稜線部或いは周面部での粉体等によるブリッジ が発生することを防止或いは発生したブリッジを解消して排除することができる ホッパ等の供給装置におけるブリッジング排除装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記の目的を達成するために、次のように構成されている。即ち この考案は、上部に投入部を且つ下部に排出部を備えた逆錐形状を構成する傾斜 壁体からなるホッパ等の供給装置において、錐状の稜線部或いは周面部に沿って 前記傾斜壁体との間に空間部を形成するように前記稜線部或いは周面部の近傍に 配置した板体、該板体に形成した通口に開口する下部に出口を備え且つ上部に入 口を備えた前記空間部に配置したノズル、及び前記空間部に圧縮空気を供給する 圧縮空気供給手段を有することを特徴とするホッパ等の供給装置におけるブリッ ジング排除装置に関する。
【0010】
【作用】
この考案によるホッパ等の供給装置におけるブリッジング排除装置は、上記の ように構成されているので、次のように作用する。即ち、このホッパ等の供給装 置におけるブリッジング排除装置は、逆錐形状の稜線部或いは周面部の近傍に沿 って板体を配置し、該板体と前記稜線部或いは周面部の傾斜壁体との間に空間部 を形成し、該空間部内にノズルを配置して該ノズルの出口を前記板体に形成した 通口に開口し、前記ノズルを圧縮空気を供給する圧縮空気供給手段に連通して前 記ノズルから前記稜線部或いは周面部に存在する粉体に圧縮空気を適時に吹き付 けるので、前記稜線部或いは周面部に溜まり易い粉体等に対して圧縮空気を吹き 付けることで、前記稜線部或いは周面部に粉体等が滞留することなく、粉体によ るブリッジが形成できない状態である。従って、前記稜線部或いは周面部で粉体 等が溜まってブリッジが形成されることがない。また、たとえ粉体等によるブリ ッジが形成されるようなことがあっても、該ブリッジを圧縮空気の吹き付けで攪 拌して直ちに解消することができる。
【0011】
【実施例】 以下、図面を参照して、この考案によるホッパ等の供給装置におけるブリッジ ング排除装置の一実施例を説明する。図1はこの考案によるブリッジング排除装 置を示す概略説明図、図2は図1の概略平面図、図3は図1の要部の拡大説明図 、及び図4は図1のブリッジング排除装置の稜線角部の一実施例を示す概略断面 図である。
【0012】 この実施例では、粉体の供給装置としてホッパを用い、該ホッパに設けたブリ ッジング排除装置に関するものである。ホッパ1は、逆角錐形状の傾斜壁体4、 例えば、図2に示すように、四角錐形状の壁面である4個の傾斜壁体4及び各傾 斜壁体4の境界角部である稜線部11を有するものであり、上部に粉体を供給す る投入部2を備え、下部に粉体を放出する排出部3を備えている。ホッパ1では 、粉体を排出部3へ流下させるため、傾斜壁体4の角度が安息角以上の角度に傾 斜するように設定することが好ましいものである。なお、ホッパは逆円錐形状で もよい。
【0013】 この考案では、ホッパ1に発生する可能性のある粉体(粒体を含む)による架 橋即ちブリッジを排除するため、ブリッジング排除装置が組み込まれている。こ のブリッジング排除装置は、隣接する傾斜壁体4の境界角部である角錐の稜線部 11に沿って傾斜壁体4との間に空間を形成するように、各稜線部11の近傍に 板体5を配置している。この実施例では、板体5は、図4に示すように、平らな 形状に形成されている。板体5には、長手方向に隔置して複数個の通口8が形成 されている。場合によっては、通口8は1個でもよい。板体5を稜線部11の近 傍で隣接する傾斜壁体4に跨がって配置することによって、各傾斜壁体4の壁面 と板体5の壁面との間に、空間部10が稜線部11に沿って形成されることにな る。これらの空間部10は、圧縮空気PAを通す空気通路を構成するものであり 、該空間部10にはホッパ1内の粉体が侵入しないように構成されている。
【0014】 傾斜壁体4と板体5とで形成された空間部10には、ノズル7が配置されてい る。ノズル7については、図3に示すように、ノズル7の出口16は板体5に形 成した通口8に開口しており、ノズル7の上部の入口17は空間部10に開口し ている。空間部10には圧縮空気PAが圧縮空気供給手段によって供給されるよ うに構成されている。空間部10に配置するノズル7の数は、ホッパ1のサイズ 或いは粉体の種類に応じて適正に決定することができるものである。
【0015】 圧縮空気供給手段としては、次のように構成されている。即ち、ホッパ1の外 周には空気通路6が形成されており、ホッパ1の形成した空間部10の外壁面に は空気入口13が形成されている。そして、空気入口13は空気通路6に開口し ている。空気通路6には、空気ダクト12を通じてコンプレッサ或いは圧縮空気 源等から供給される圧縮空気PAが供給される。更に、空気ダクト12の途中に は電磁弁9が設けられている。従って、電磁弁9を開放すれば、コンプレッサ或 いは圧縮空気源から圧縮空気PAが空気ダクト12を通じて空気通路6に送り込 まれる。空気通路6に送り込まれた圧縮空気は、空気入口13から各空間部10 へ供給され、次いで、各ノズル7の入口17から出口16即ち板体5の通口8か らホッパ1内へ噴出される。なお、空気通路6を設けず、各空間部にそれぞれ直 接圧縮空気PAを送り込むようにしてもよく、各稜線部に空気ダクト12を配し 、各々の空気通路13により空間部10に圧縮空気PAを送り込んでもよい。
【0016】 次に、この考案によるホッパ等の供給装置におけるブリッジング排除装置の別 の実施例を、図5を参照して説明する。図5はこの供給装置におけるブリッジン グ排除装置の稜線角部の別の実施例を示す概略説明図である。この実施例は、図 4に示すものと比較して板体の形状が相違する以外は全く同一の構成を有するも のである。この実施例の板体15は、ホッパ1の内面側が凹んだ曲面形状に形成 されている。
【0017】
【考案の効果】
この考案によるホッパ等の供給装置におけるブリッジング排除装置は、上記の ように構成されているので、次のような効果を有する。即ち、この供給装置にお けるブリッジング排除装置は、逆錐形状の稜線部或いは周面部の近傍に板体を配 置し、該板体と壁面との間に空間部を形成し、前記空間部にノズルを配置して前 記板体に形成した通口に出口を開口し、圧縮空気供給手段によって前記空間部に 圧縮空気を供給したので、圧縮空気は前記空間部から前記ノズルを通じて供給装 置内に吹き込まれ、粉体等は圧縮空気の噴出によって攪拌され、前記稜線部或い は周面部に粉体等が滞留することがなく、内部に粉体等によるブリッジが発生す ることない。また、たとえ内部にブリッジを形成するようなことがあっても、粉 体等によるブリッジに圧縮空気を吹き付けることによって粉体等を攪拌して直ち にブリッジを解消することができる。
【0018】 それ故に、このホッパ等の供給装置におけるブリッジング排除装置によれば、 ホッパ等の供給装置に貯留された粉体等は、下部に設けた排出バルブ等の装置に よって機外へ放出されるが、粉体等で形成されるブリッジ即ち架橋によって粉体 等の排出不能になることがなく、特に、逆錐型ホッパ等の稜線部或いは周面部か ら発生する粉体等の滞留即ち詰まりが圧縮空気により攪拌して効果的に排除でき 、粉体等の遅滞がなくスムースに供給装置から排出することが可能になる。従っ て、例えば、このブリッジング排除装置を組み込むと、ホッパ等の供給装置を用 いている集塵装置等の運転停止等のトラブルを避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案によるホッパ等の供給装置におけるブ
リッジング排除装置を示す概略説明図である。
【図2】図1の概略平面図である。
【図3】図1の要部の拡大説明図である。
【図4】図1の供給装置におけるブリッジング排除装置
の稜線部の一実施例を示す概略断面図である。
【図5】図1の供給装置におけるブリッジング排除装置
の稜線部の別の実施例を示す概略断面図である。
【図6】従来のホッパのブリッジング排除装置の一例を
示す概略説明図である。
【図7】図6の概略平面図である。
【図8】従来のホッパのブリッジング排除装置の別の例
を示す概略説明図である。
【図9】ホッパの稜線部の一例を示す概略断面図であ
る。
【図10】ホッパの稜線部の別の例を示す概略断面図で
ある。
【図11】従来のホッパのブリッジング状態の一例を示
す概略説明図である。
【図12】従来のホッパのブリッジング状態の別の例を
示す概略説明図である。
【符号の説明】
1 ホッパ(ホッパ等の供給装置) 2 投入部 3 排出部 4 傾斜壁体 5,15 板体 6 空気通路 7 ノズル 8 通口 9 電磁弁 10 空間部 11 稜線部 12 ダクト 13 空気入口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に投入部を且つ下部に排出部を備え
    た逆錐形状を構成する傾斜壁体からなるホッパ等の供給
    装置において、錐状の稜線部或いは周面部に沿って前記
    傾斜壁体との間に空間部を形成するように前記稜線部或
    いは周面部の近傍に配置した板体、該板体に形成した通
    口に開口する下部に出口を備え且つ上部に入口を備えた
    前記空間部に配置したノズル、及び前記空間部に圧縮空
    気を供給する圧縮空気供給手段を有することを特徴とす
    るホッパ等の供給装置におけるブリッジング排除装置。
JP10853791U 1991-12-07 1991-12-07 ホッパ等の供給装置におけるブリッジング排除装置 Pending JPH0549692U (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010101556A (ja) * 2008-10-23 2010-05-06 Chugoku Electric Power Co Inc:The 燃焼灰等のホッパー灰詰り解消装置及びその灰詰り解消方法
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