JP2814057B2 - スキーワックス - Google Patents

スキーワックス

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JP2814057B2
JP2814057B2 JP17617494A JP17617494A JP2814057B2 JP 2814057 B2 JP2814057 B2 JP 2814057B2 JP 17617494 A JP17617494 A JP 17617494A JP 17617494 A JP17617494 A JP 17617494A JP 2814057 B2 JP2814057 B2 JP 2814057B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スキーワックスに関す
る。さらに詳しくは、シクロペンタジエン系石油樹脂を
含有するもので、スキー板の滑走面に塗布することによ
り優れた滑走性を長期に亘り実現し得るスキーワックス
に関する。
【0002】
【従来の技術】元来、スキーワックスは、スキー板の滑
走面に塗布することにより、滑走性を向上させるものと
して用いられている。例えば、スキーのアルペン競技な
どでは、滑走時間の短縮を極限まで追求するためのスキ
ーワックスの使用は必要不可欠のものであり、またその
選定に当っては細心の注意が払われる。一方、一般スキ
ーヤーにとっては、滑走性向上による快適性、技術向上
のためのスキーワックスが塗布され、そのスキーワック
スの形態も古くから見受けられるアイロンなどの熱源に
よりスキーワックスを溶融させてスキー滑走面に塗布延
伸させる固体状のものから、半固体状の生塗りタイプの
もの、さらには液体状、ペーパーシート状のものまで多
種多様であり、使用する側の要求に合わせ、作業性、塗
布性など簡便化されてきている。
【0003】従来、スキーワックスとしては、主に脂肪
族炭化水素類のパラフィンワックスが用いられている
が、このパラフィンワックスは使用温度、雪質などの条
件により使い分けが必要であり、競技などではスタート
直前まで、その選定に悩まされ、一般スキーヤーにとっ
ては、ワクシング作業を煩雑化させ、スキーワックスの
性能に対する不安感を抱かせる要因となっている。ま
た、このパラフィンワックスは耐久性に乏しく、使用条
件によっては数百メートル程度滑走するだけで剥離し、
失われる。そこで、近年、パラフィンワックスに種々の
化合物を配合した、あるいはパラフィンに代わる化合物
によるスキーワックスの検討が行われており、特開昭6
0−112871号公報、特開平1−294783号公
報、特開平3−157494号公報、あるいは特開平4
−211621号公報などに種々提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
はパラフィンワックスの有する問題点を改善できても、
スキーワックスとして必要とされる性能を十分に満足さ
せるものではなく、例えば特開平1−294783号公
報では、パラフィンにガリウム又は二硫化モリブデンを
配合し、あるいはこれにさらに周期律表の第II、II
I、IV族の金属との合金を配合することにより、滑走
性、耐久性、使用条件などの改善を図っているが、反面
配合した黒色の無機化合物が衣服などに付着すると落ち
ないという問題や、あるいは溶融塗布時、無機化合物の
遊離が生じる問題などの新たな実用上の問題が起きる。
また、パラフィンワックスに代わる化合物として提案さ
れているシリコン、フッ素系化合物などは極めて高価で
あり、経済性の面で不利である。本発明は、上記従来技
術の状況に鑑みてなされたものであり、経済性、実用性
などを十分に兼ね備え、優れた滑走性を長期に亘り持続
することができるスキーワックスを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決し、優れた性能を有するスキーワックスを開発す
るために鋭意検討を行った結果、特定のシクロペンタジ
エン系石油樹脂を含有するスキーワックスがその目的を
満足し得る優れた性能を有することを見い出し、この知
見に基づいて本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は、シクロペンタジエン
類の熱重合物、又はシクロペンタジエン類とα−オレフ
ィン類及び/又はモノビニル芳香族炭化水素類との熱共
重合物、又はそれらの水素化物、あるいはそれらの混合
物であるシクロペンタジエン系石油樹脂を含有すること
を特徴とするスキーワックスを提供するものである。以
下、本発明を詳細に説明する。
【0007】本発明のスキーワックスに使用されるシク
ロペンタジエン系石油樹脂は、シクロペンタジエン類の
熱重合物、又はシクロペンタジエン類とα−オレフィン
類及び/又はモノビニル芳香族炭化水素類との熱共重合
物、あるいはそれらの水素化物である。上記シクロペン
タジエン類には、シクロペンタジエン、又はその多量
体、又はそれらのアルキル置換体、あるいはそれらの混
合物が含まれ、工業的にはナフサなどのスチームクラッ
キングにより得られるシクロペンタジエン類を約30重
量%以上、好ましくは約50重量%以上含むシクロペン
タジエン系留分(CPD留分)を用いることが有利であ
る。また、CPD留分中にはこれら脂環式ジエンと共重
合可能なオレフィン性単量体を含み得る。例えば、オレ
フィン性単量体としてイソプレン、ピペリレンあるいは
ブタジエンなどの脂肪族ジオレフィンやシクロペンテン
などの脂環式オレフィンなどが挙げられる。これらのオ
レフィン類の濃度は低い方が好ましいが、シクロペンタ
ジエン類当たり約10重量%以下であれば許容される。
【0008】シクロペンタジエン類との重合原料である
α−オレフィン類としては、炭素数4〜14のα−オレ
フィン、好ましくは炭素数4〜10のα−オレフィン及
びそれらの混合物が挙げられ、エチレン、プロピレンあ
るいは1−ブテンなどからの誘導体あるいはパラフィン
ワックスの分解物などが好ましく用いられる。このα−
オレフィン類は、シクロペンタジエン類1モルあたり4
モル未満配合するのが工業的に好ましい。
【0009】もう一つの重合原料であるモノビニル芳香
族炭化水素類としては、スチレン、o−ビニルトルエ
ン、m−ビニルトルエン、p−ビニルトルエン、α−メ
チルスチレン、β−メチルスチレンなどが挙げられる。
このモノビニル芳香族炭化水素類は、シクロペンタジエ
ン類1モルあたり3モル未満配合するのが工業的に好ま
しい。このモノビニル芳香族炭化水素類は、インデン、
メチルインデンあるいはエチルインデンなどのインデン
類を含むことが可能であり、工業的にはナフサなどのス
チームクラッキングより得られるいわゆるC9留分を用
いることが有利である。なお、シクロペンタジエン類の
モル数は、シクロペンタジエン類としてシクロペンタジ
エンなどの単量体を用いる場合は1モルとして、二量体
を用いる場合は2モルとして、それぞれ計算される。
【0010】このシクロペンタジエン系石油樹脂は、シ
クロペンタジエン類を熱重合するか、又はシクロペンタ
ジエン類とα−オレフィン類及び/又はモノビニル芳香
族炭化水素類とを熱共重合することにより、あるいはそ
れらを水素化することにより得ることができる。シクロ
ペンタジエン系石油樹脂を得る熱重合又は熱共重合方法
の一つとして、下記の方法が挙げられる。まず、これら
のシクロペンタジエン類、又はシクロペンタジエン類と
α−オレフィン類及び/又はモノビニル芳香族炭化水素
類を溶剤の存在下若しくは不存在下に、好ましくは窒素
ガスなどの不活性ガス雰囲気下で約160〜300℃、
好ましくは約180〜280℃の温度範囲で約0.1〜
10時間、好ましくは約0.5〜6時間原料系を液相に
保持し得る圧力下で熱重合若しくは熱共重合する。
【0011】次いで、該重合液から常圧下若しくは加圧
下又は減圧下で原料中の不活性成分、未反応原料さらに
必要ならば溶剤を蒸留などの操作により留去した後、必
要に応じて引き続き第2段の重合を減圧下約160〜2
80℃で、約0.5〜4時間行うことにより所望のシク
ロペンタジエン系石油樹脂を得ることができる。水素化
処理は、通常の方法で行うことができる。例えば、ニッ
ケル、パラジウムあるいは白金などの水素化触媒を用
い、溶剤の存在下あるいは不存在下約70〜300℃、
好ましくは約100〜250℃の温度範囲、水素圧約1
0〜200kg/cm2(G)、好ましくは約20〜1
20kg/cm2(G)の圧力下で約0.5〜20時
間、好ましくは約1〜10時間水素化処理すればよい。
水素化処理後、触媒さらに必要ならば溶剤を除去し、目
的とする水素化されたシクロペンタジエン系石油樹脂が
得られる。
【0012】上記シクロペンタジエン系石油樹脂は、軟
化点が40℃以上、180℃以下であることが好まし
く、さらに好ましくは50℃以上、150℃以下であ
る。シクロペンタジエン系石油樹脂の軟化点が上記範囲
にある場合、目的とするスキーワックスの調製、あるい
はスキー滑走面への溶融塗布、延伸が極めて容易とな
り、本発明のスキーワックスの実用上の性能をさらに向
上させることができる。また、上記範囲であれば本発明
を十分に達成できるが、この範囲の中でも軟化点が70
℃以上とより高ければより耐久性がよく、70℃未満と
より低ければより滑走性がよい。また、上記シクロペン
タジエン系石油樹脂は、重量平均分子量が250〜2,
000の範囲のものが好ましく、特に350〜1,50
0の範囲のものが上記の軟化点と同様、調製性、塗布性
などのハンドリングの面から好ましい。なお、前記の熱
重合物、熱共重合物、又はそれらの水素化物、あるいは
それらの混合物と言う表現は、熱重合物、熱重合水素化
物、熱共重合物、熱共重合水素化物のいずれか1種単独
でもよいし、これらの2種以上の混合物でもよいことを
意味する。これらのシクロペンタジエン系石油樹脂の中
でも、水素化していないものは不飽和結合が残っている
ために、長期間の放置などにより酸化、重合が起こるこ
とが懸念される。これらの色、安定性などへの影響を考
えると、水素化物を用いることが好ましい。
【0013】また、本発明のスキーワックスは、シクロ
ペンタジエン系石油樹脂を1〜75重量%、さらに好ま
しくは5〜60重量%配合し、パラフィンワックスを2
5〜99重量%、さらに好ましくは40〜95重量%配
合して使用されるのが好適である。ここで言うパラフィ
ンワックスとは、炭素数が4〜40の直鎖、分岐鎖ある
いは環状の脂肪族炭化水素類の混合物であり、好ましく
は基本骨格がCn2n+2の一般式で表される炭素数15
〜40の鎖状脂肪族炭化水素類の混合物である。本発明
のスキーワックスは、パラフィンワックスを混合するこ
とにより調製性、塗布性、経済性などの実用性能を改善
させる他、さらには幅広い使用条件下にて、より改善さ
れた優れた滑走性を発揮する。
【0014】本発明のスキーワックスは、上記のシクロ
ペンタジエン系石油樹脂を必須成分として含有するもの
であるが、必要に応じてさらに種々の公知の添加剤を加
えて調製することができる。この種の添加剤としては、
例えばシリコン、フッ素系化合物などの潤滑剤、ポリエ
チレン、シリカ、アルミナあるいは油脂などの硬度調整
剤、カーボンなどの静電気防止剤、ジチオリン酸亜鉛な
どの酸化防止剤、顔料、染料などの着色剤などが挙げら
れる。また、本発明のスキーワックスは、固体、リップ
状の半固体、液体、ペーパーシートなどの任意の形態を
取り得るものであり、例えば固体状の場合、アイロンな
どの熱源により加熱、溶融させてスキー滑走面に塗布延
伸して使用すればよく、さらにはアセトンなどの溶剤に
溶解、分散させた液体状にて、あるいはペーパーなどに
含浸させたシート状にて使用してもよい。
【0015】
【作用】本発明のスキーワックスは、特定のシクロペン
タジエン系石油樹脂を利用する点に特徴がある。すなわ
ち、本発明で規定されるシクロペンタジエン系石油樹脂
は、従来のスキーワックスにない、その特異な構造に起
因する接着力により、焼結ポリエチレンなどよりなるス
キー滑走面あるいはその細孔に含浸し、強固に付着す
る。さらに、シクロペンタジエン系石油樹脂の有する高
い撥水性、及び極めて優れた低温硬化性により、雪結晶
の突き刺さりなどによる摩擦の増大、形成されたスキー
ワックス層の剥離、粗面化を防ぎ、優れた滑走性を長期
に亘り持続できるものと解される。
【0016】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明する。なお、本発明は、これらの例によって何ら制
限されるものではない。なお、本実施例にて用いたシク
ロペンタジエン系石油樹脂の重量平均分子量の決定は、
標準物質としてポリスチレンを用い、通常のゲルパーミ
ュエーションクロマトグラフィーで行い、その結果をポ
リスチレン換算値で表示した。すなわち、本発明では、
東ソー(株)製HLC−802型を用いて以下の分析条
件で測定したものである。 カラム:テトラヒドロフラン(THF) カラム恒温槽温度:40℃ 流速:1.2ml/min 試料濃度:0.005g/mlTHF 検出器:示差屈折計
【0017】製造例1 ナフサのスチームクラッキングより得られたジシクロペ
ンタジエン75.0重量%、オレフィン5.4重量%と
残余の大部分が飽和炭化水素からなるCPD留分600
g(シクロペンタジエン8.5モル)とデセン−1を9
6.5重量%含み、その他がα−オレフィン以外の留分
からなるC10留分250g(α−オレフィンとして1.
7モル)とを窒素ガス雰囲気下18kg/cm
2(G)、260℃で3時間熱共重合した。重合液から
原料中の不活性留分、未反応原料及び溶剤を最初加圧
下、引き続き減圧下において200℃で留去し、軟化点
が52℃のシクロペンタジエン系石油樹脂(R−1)を
420g得た。次に、このシクロペンタジエン系石油樹
脂420gにニッケル系触媒を3重量%添加し、水素圧
60kg/cm2(G)、反応温度220℃で5時間水
素化し、水素化シクロペンタジエン系石油樹脂(R−
2)を得た。R−2の軟化点は58℃、重量平均分子量
は590であった。
【0018】製造例2 製造例1で用いたCPD留分600gと溶剤のキシレン
400gとを窒素ガス雰囲気下18kg/cm
2(G)、260℃で2時間熱重合した。重合液から原
料中の不活性留分、未反応原料及び溶剤を最初加圧下、
引き続き減圧下において160℃で留去した後、さらに
50Torr.の減圧下で同温度に1時間保持し、第2
段の重合を行い、シクロペンタジエン系石油樹脂380
gを得た。次いで、このシクロペンタジエン系石油樹脂
380gにニッケル系触媒を3重量%添加し、水素圧6
0kg/cm2(G)、反応温度220℃で5時間水素
化し、目的とする水素化シクロペンタジエン系石油樹脂
(R−3)を得た。R−3の軟化点は82℃、重量平均
分子量は487であった。
【0019】実施例1〜4 製造例1及び2で得たシクロペンタジエン系石油樹脂
(R−1、R−2及びR−3)及び炭素数が20〜35
で、炭素数30に最大ピークを持つn−パラフィンより
成るパラフィンワックスを用い、表1に示すように各ス
キーワックスを調製した。なお、実施例2〜4は、パラ
フィンワックスの配合により、調製性の改善が認められ
た。
【0020】比較例1 現在市販されているボラーコンケストスキーワックス、
ピンクコレクション(商品名、フランス製)を用いた。
実施例及び比較例の各スキーワックスにつき、滑走試験
及び耐久試験を行った。なお、これらスキーワックスの
ワクシング、試験条件及び評価方法は以下の通りであ
る。これらの結果を表1に合わせて示す。 (1)ワクシング 仕上げ済のスキー滑走面に加熱溶融させた実施例及び比
較例のスキーワックスを塗布し、アイロンにより均一に
延伸した。スキーを15℃にて24時間放置後、プラス
チックスクレパーにて塗布面が平滑になるよう、余分の
スキーワックスを削り落とし、さらにナイロンブラシに
て塗布面を仕上げた。なお、実施例2〜4は、パラフィ
ンワックスの配合により塗布性の改善が認められた。
【0021】(2)試験条件 天気:曇り、気温:−2℃、雪温:−2℃、雪質:シマ
リ雪 (3)評価方法 滑走試験:上記のようにワクシングされたスキーを用
い、3名の滑走者が実際に平均斜度15度、滑走距離2
00mのテストコースを5回滑走し、その平均タイムに
て滑走性能の評価を行った。 耐久試験:上記のようにワクシングされたスキーを用
い、3名の滑走者が実際に平均斜度20度、滑走距離
1.7kmのテストコースを5回繰り返し滑走を行う。
試験後、3名の滑走者のスキー滑走面に残ったスキーワ
ックスの残存割合(スキー滑走面中のスキーワックスの
残存部面積/スキー滑走面全面積×100、%)の平均
値を求め、耐久性能を評価した。なお、本耐久試験にお
いては、残存スキーワックスの視認性向上のため、各ス
キーワックスに赤色着色剤としてアゾキシレン−4−ア
ゾ−2−ナフトールを0.1重量%添加した。
【0022】
【表1】
【0023】なお、実施例1〜4のスキーワックスを用
いて、試験条件を下記のように変えて、前記試験と同様
な試験を行ったところ、実施例1〜4と同等の効果が示
された。 試験条件;天気:曇り、気温:−8℃、雪温:−6℃、
雪質:カワキ雪
【0024】
【発明の効果】本発明のスキーワックスは、従来のスキ
ワックスにはない優れた滑走性を、雪質などの使用条件
に影響されることなく、長期に亘り持続することができ
る。従って、アルペン競技などでは勿論のこと、一般の
スキーにおいても好適に使用できる。また本発明のスキ
ーワックスは、従来のパラフィンワックス同様炭化水素
系化合物であり、実用上の問題点もなく、かつ経済性に
富んだ極めて高い総合性能を有する。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シクロペンタジエン類の熱重合物、又はシ
    クロペンタジエン類とα−オレフィン類及び/又はモノ
    ビニル芳香族炭化水素類との熱共重合物、又はそれらの
    水素化物、あるいはそれらの混合物であるシクロペンタ
    ジエン系石油樹脂を含有することを特徴とするスキーワ
    ックス。
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