JPH1067969A - スキーワックス - Google Patents

スキーワックス

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Publication number
JPH1067969A
JPH1067969A JP8243983A JP24398396A JPH1067969A JP H1067969 A JPH1067969 A JP H1067969A JP 8243983 A JP8243983 A JP 8243983A JP 24398396 A JP24398396 A JP 24398396A JP H1067969 A JPH1067969 A JP H1067969A
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JP
Japan
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wax
cyclopentadiene
ski wax
paraffin
liquid
Prior art date
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Pending
Application number
JP8243983A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Sakata
泰之 阪田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
COSMO SOGO KENKYUSHO KK
Cosmo Oil Co Ltd
Original Assignee
COSMO SOGO KENKYUSHO KK
Cosmo Oil Co Ltd
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Publication date
Application filed by COSMO SOGO KENKYUSHO KK, Cosmo Oil Co Ltd filed Critical COSMO SOGO KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】優れた滑走性を長期に亘り持続することがで
き、低温条件下での使用に耐える液体状スキーワックス
を提供する。 【解決手段】(A)融点が40〜80℃のパラフィン、
(B)シクロペンタジエン類の重合物、あるいはシクロ
ペンタジエン類とα−オレフィン類及びモノビニル芳香
族炭化水素類のうちの1つもしくは2つ以上との共重合
物、あるいはそれらの水素化物、あるいはそれらの混合
物であるシクロペンタジエン系石油樹脂、(C)沸点が
30〜220℃の飽和炭化水素、及び(D)流動性向上
剤を含有させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキーワックスに
関する。さらに詳しくは、シクロペンタジエン系石油樹
脂を含有するもので、スキー板の滑走面に塗布すること
により優れた滑走性を長期に亘り実現し得る液体状スキ
ーワックスに関する。
【0002】
【従来の技術】元来、スキーワックスは、スキー板の滑
走面に塗布することにより、滑走性を向上させるものと
して用いられている。例えば、スキーのアルペン競技な
どでは、滑走時間の短縮を極限まで追求するためのスキ
ーワックスの使用は必要不可欠のものであり、またその
選定に当っては細心の注意が払われる。一方、一般スキ
ーヤーにとっては、滑走性向上による快適性、技術向上
のためのスキーワックスが塗布され、そのスキーワック
スの形態も古くから見受けられるアイロンなどの熱源に
よりスキーワックスを溶融させてスキー滑走面に塗布延
伸させる固体状のものから、半固体状の生塗りタイプの
もの、さらには液体状、ペーパーシート状のものまで多
種多様であり、使用する側の要求に合わせ、作業性、塗
布性など簡便化されてきている。従来、固体状スキーワ
ックスとしては、主に脂肪族炭化水素類のパラフィンワ
ックスが用いられているが、このパラフィンワックスは
使用温度、雪質などの条件により使い分けが必要であ
り、競技などではスタート直前まで、その選定に悩まさ
れ、一般スキーヤーにとっては、ワクシング作業を煩雑
化させ、スキーワックスの性能に対する不安感を抱かせ
る要因となっている。また、このパラフィンワックスは
耐久性に乏しく、使用条件によっては数百メートル程度
滑走するだけで剥離し、失われる。
【0003】そこで、近年、パラフィンワックスに種々
の化合物を配合した、あるいはパラフィンに代わる化合
物によるスキーワックスの検討が行われており、特開平
1−294783号公報、特開平3−157494号公
報、あるいは特開平4−211621号公報などに種々
提案されている。しかしながら、これらはパラフィンワ
ックスの有する問題点を改善できても、スキーワックス
として必要とされる性能を十分に満足させるものではな
い。例えば特開平1−294783号公報では、パラフ
ィンにガリウム又は二硫化モリブデンを配合し、あるい
はこれにさらに周期律表の第II、III、IV族の金
属との合金を配合することにより、滑走性、耐久性、使
用条件などの改善を図っているが、反面配合した黒色の
無機化合物が衣服などに付着すると落ちないという問題
や、あるいは溶融塗布時、無機化合物の遊離が生じる問
題などの新たな実用上の問題が起きる。また、特開平3
−157494、特開平4−211621に提案されて
いる、パラフィンワックスにフッ素化合物を配合したも
のや、他には、パラフィンワックスに代わる化合物とし
て提案されているシリコン、フッ素系化合物を用いたス
キーワックスなどは極めて高価であり、経済性の面で不
利である。
【0004】特に近年、塗布が簡便な液体状スキーワッ
クスが、一般スキーヤーの間では多く使用されている。
従来の液体状スキーワックスは、飽和炭化水素溶媒に飽
和炭化水素類のパラフィンを溶解させたものからなる
が、パラフィンの分子量が大きくなるほど溶媒に対する
溶解度が低くなるため、高分子量のパラフィンを用いる
ことはできない。このため、従来の液体状スキーワック
スに用いられるパラフィン成分は、固体状スキーワック
スのパラフィン成分に比べ、低分子量にせざるを得な
い。パラフィンは分子量が低くなるほど柔らかくなり、
スキーワックスとしての耐久性は低下する。このため、
従来の液体状スキーワックスは、固体状パラフィンワッ
クスよりも、一層耐久性に乏しくなる。また、溌水性を
考慮したシリコン系またはフッ素系の液体状スキーワッ
クスも開発されているが、同様に、耐久性に乏しい。
【0005】本発明者らは、先に特開平8−20747
にて、パラフィンに特定のシクロペンタジエン系石油樹
脂を加え、耐久性を兼ね備えた固体状のスキーワックス
を提案しており、さらにアセトンにワックス成分を溶解
させた塗布が簡便な液体状スキーワックスについても提
案している。しかし、高分子量のパラフィンはアセトン
に対する溶解度が低いため、アセトンに液体状スキーワ
ックスとして必要な量溶解できるパラフィンには分子量
が非常に低いものを使わなければならず、さらに石油樹
脂の溶解度も低いため、耐久性を向上させるという石油
樹脂の効果が現れにくい。また、液体状スキーワックス
中のパラフィン成分は、低温での溶媒に対する溶解度が
低い。一方スキーワックスは、スキー場など低温の環境
下で使用、保存されることが多い。このことから、液体
状スキーワックスにおいては、低温条件下でのパラフィ
ン成分の析出も問題となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の液体状スキーワックスは、塗布は非常に簡便である
が、耐久性に著しく乏しいという欠点を持っているの
で、滑走し始めて早い段階で、滑走性の向上というスキ
ーワックス本来の目的が失われる。本発明は、上記従来
技術の状況に鑑みてなされたものであり、優れた滑走性
を長期に亘り持続することができる液体状スキーワック
スであり、かつ、低温で、パラフィン成分の析出を抑
え、低温条件下での使用に耐える液体状スキーワックス
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決し、優れた性能を有する液体状スキーワックスを
開発するために鋭意検討を行った結果、特定のパラフィ
ンと特定のシクロペンタジエン系石油樹脂の組合せがそ
の目的を満足し得る優れた耐久性を有することを見い出
し、また、沸点が30〜220℃の飽和炭化水素が特定
のパラフィン及び特定のシクロペンタジエン系石油樹脂
の溶解性に優れ、さらに流動性向上剤との組合せによ
り、低温でのパラフィン成分の析出を抑制できることを
見いだし、この知見に基づいて本発明を完成するに至っ
た。すなわち、本発明は、(A)融点が40〜80℃の
パラフィン、(B)シクロペンタジエン類の重合物、あ
るいはシクロペンタジエン類とα−オレフィン類及びモ
ノビニル芳香族炭化水素類のうちの1つもしくは2つ以
上との共重合物、あるいはそれらの水素化物、あるいは
それらの混合物であるシクロペンタジエン系石油樹脂、
(C)沸点が30〜220℃の飽和炭化水素、及び
(D)流動性向上剤から成ることを特徴とする液体状ス
キーワックスを提供するものである。以下、本発明を詳
細に説明する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる(A)成分の
パラフィンは、融点が40〜80℃のものであり、好ま
しくは50〜70℃、特に好ましくは55〜70℃のも
のである。この範囲よりも融点が低いと耐久性が著しく
乏しくなり、本発明の効果が損なわれ、また、上記範囲
よりも融点が高いと分子量が高くなるために、(C)成
分の飽和炭化水素に溶解しなくなる。ここで言うパラフ
ィンとは、炭素数が21〜40の直鎖、分岐鎖あるいは
環状の脂肪族炭化水素類の1種または2種以上の混合物
であり、好ましくは基本骨格がCn2n+2の一般式で表
される炭素数21〜40の鎖状脂肪族炭化水素類の1種
または2種以上の混合物である。
【0009】本発明のスキーワックスに使用される
(B)成分のシクロペンタジエン系石油樹脂は、シクロ
ペンタジエン類の重合物、あるいはシクロペンタジエン
類とα−オレフィン類、モノビニル芳香族炭化水素類の
うちの1つもしくは2つ以上の共重合物、あるいはそれ
らの水素化物、あるいはそれらの混合物である。上記シ
クロペンタジエン類には、シクロペンタジエン、又はそ
の多量体、又はそれらのアルキル置換体、あるいはそれ
らの混合物が含まれ、特にシクロペンタジエン、シクロ
ペンタジエンの2〜6量体、メチルシクロペンタジエン
が好ましい。工業的にはナフサなどのスチームクラッキ
ングにより得られるシクロペンタジエン類を約30質量
%以上、好ましくは約50質量%以上含むシクロペンタ
ジエン系留分(CPD留分)を用いることが有利であ
る。また、CPD留分中にはこれら脂環式ジエンと共重
合可能なオレフィン性単量体を含み得る。例えば、オレ
フィン性単量体としてイソプレン、ピペリレンあるいは
ブタジエンなどの脂肪族ジオレフィンやシクロペンテン
などの脂環式オレフィンなどが挙げられる。これらのオ
レフィン類の濃度は低い方が好ましいが、シクロペンタ
ジエン類当たり約10質量%以下であれば許容される。
【0010】シクロペンタジエン類との重合原料である
α−オレフィン類としては、炭素数4〜14のα−オレ
フィン、好ましくは炭素数4〜12のα−オレフィン及
びそれらの混合物が挙げられ、エチレン、プロピレン、
1−ブテンなどからの誘導体あるいはパラフィンワック
スの分解物などが好ましく用いられる。このα−オレフ
ィン類は、シクロペンタジエン類1モルあたり4モル未
満配合するのが工業的に好ましい。もう一つの重合原料
であるモノビニル芳香族炭化水素類としては、スチレ
ン、o−ビニルトルエン、m−ビニルトルエン、p−ビ
ニルトルエン、α−メチルスチレン、β−メチルスチレ
ンなどを好ましく用いることができる。このモノビニル
芳香族炭化水素類は、シクロペンタジエン類1モルあた
り3モル未満配合するのが工業的に好ましい。このモノ
ビニル芳香族炭化水素類は、インデン、メチルインデン
あるいはエチルインデンなどのインデン類を含むことが
可能であり、工業的にはナフサなどのスチームクラッキ
ングより得られるいわゆるC9留分を用いることが有利
である。なお、シクロペンタジエン類のモル数は、シク
ロペンタジエン類としてシクロペンタジエンなどの単量
体を用いる場合は1モルとして、二量体を用いる場合は
2モルとして、それぞれ計算される。
【0011】このシクロペンタジエン系石油樹脂は、シ
クロペンタジエン類を重合するか、又はシクロペンタジ
エン類とα−オレフィン類及びモノビニル芳香族炭化水
素類のうちの1つもしくは2以上を共重合することによ
り、あるいはそれらを水素化することにより得ることが
できる。シクロペンタジエン系石油樹脂を得る重合又は
共重合方法の一つとして、下記の方法が挙げられる。ま
ず、これらのシクロペンタジエン類、又はシクロペンタ
ジエン類とα−オレフィン類及びモノビニル芳香族炭化
水素類のうち1つもしくは2つ以上を溶媒の存在下若し
くは不存在下に、好ましくは窒素ガスなどの不活性ガス
雰囲気下で約160〜300℃、好ましくは約180〜
280℃の温度範囲で約0.1〜10時間、好ましくは
約0.5〜6時間原料系を液相に保持し得る圧力下で熱
重合若しくは熱共重合する。次いで、該重合液から常圧
下若しくは加圧下又は減圧下で原料中の不活性成分、未
反応原料さらに必要ならば溶媒を蒸留などの操作により
留去した後、必要に応じて引き続き第2段の重合を減圧
下約160〜280℃で、約0.5〜4時間行うことに
より所望のシクロペンタジエン系石油樹脂を得ることが
できる。
【0012】水素化処理は、通常の方法で行うことがで
きる。例えば、ニッケル、パラジウムあるいは白金など
の水素化触媒を用い、溶媒の存在下あるいは不存在下約
70〜300℃、好ましくは約100〜250℃の温度
範囲、水素圧約10〜200kg/cm2(G)、好ま
しくは約20〜120kg/cm2(G)の圧力下で約
0.5〜20時間、好ましくは約1〜10時間水素化処
理すればよい。水素化処理後、触媒さらに必要ならば溶
媒を除去し、目的とする水素化されたシクロペンタジエ
ン系石油樹脂が得られる。上記シクロペンタジエン系石
油樹脂は、軟化点が40℃以上、180℃以下であるこ
とが好ましく、さらに好ましくは50℃以上、150℃
以下である。シクロペンタジエン系石油樹脂の軟化点が
上記範囲にある場合、目的とするスキーワックスの調
製、あるいはスキー滑走面への塗布、延伸が極めて容易
となり、本発明のスキーワックスの実用上の性能をさら
に向上させることができる。また、上記範囲であれば本
発明を十分に達成できるが、この範囲の中でも軟化点が
55℃以上とより高ければより耐久性がよく、55℃未
満とより低ければより滑走性がよい。
【0013】また、上記シクロペンタジエン系石油樹脂
は、重量平均分子量が250〜2,000の範囲のもの
が好ましく、特に350〜1,500の範囲のものが上
記の軟化点と同様、調製性、塗布性などのハンドリング
の面から好ましい。なお、前記のシクロペンタジエン類
の重合物、あるいはシクロペンタジエン類とα−オレフ
ィン類及びモノビニル芳香族炭化水素類のうちの1つも
しくは2つ以上との共重合物、あるいはそれらの水素化
物、あるいはそれらの混合物と言う表現は、該重合物、
該重合水素化物、該共重合物、該共重合水素化物のいず
れか1種単独でもよいし、これらの2種以上の混合物で
もよいことを意味する。これらのシクロペンタジエン系
石油樹脂の中でも、水素化していないものは不飽和結合
が残っているために、長期間の放置などにより酸化、重
合が起こることが懸念される。これらの色、安定性など
への影響を考えると、水素化物を用いることが好まし
い。
【0014】本発明に用いられる(C)成分の飽和炭化
水素は、沸点が30〜220℃の飽和炭化水素類であれ
ば、直鎖、分岐鎖あるいは環状のいづれでもよく、単一
であっても2種以上の混合物であってもよい。なお、本
発明における沸点とは、1気圧における沸点を意味す
る。(C)成分の飽和炭化水素の具体例としては、例え
ば、直鎖あるいは分岐鎖を持つヘキサン、ヘプタン、オ
クタン、環状化合物のシクロヘキサン、メチルシクロヘ
キサン、デカヒドロナフタリンなどが挙げられる。沸点
が30℃より低いとスキー板の滑走面(以下滑走面)に
液体状スキーワックスを塗布したと同時に飽和炭化水素
が蒸発するので、パラフィンとシクロペンタジエン系の
石油樹脂からなる固体ワックス成分(以下固体ワックス
成分)を滑走面に均一に塗布することができない。ま
た、沸点が220℃より高いと、滑走面に液体状スキー
ワックスを塗布した後、固体ワックス成分中から飽和炭
化水素が蒸発しにくいため、固体ワックス成分からなる
固体層が形成できない。
【0015】滑走面への液体状スキーワックス塗布性お
よびその後の乾燥性の両面性を考慮すると、沸点が60
〜110℃のものが好ましく、特に沸点が70〜105
℃のものが好ましい。具体的には、n−ヘプタン、2−
メチルヘキサン、3−メチルヘキサン、3−エチルペン
タン、2,2−ジメチルペンタン、2,3−ジメチルペ
ンタン、2,4−ジメチルペンタン、3,3−ジメチル
ペンタン、2,2,3−トリメチルブタン等のヘプタン
類が特に好ましく、n−ヘプタンが最も好ましい。工業
的には、石油精製プロセスで得られるヘプタン留分が特
に有利である。また、滑走面への液体状スキーワックス
の塗布時の延展性を良くするためには、上述した沸点が
60〜110℃のものに、沸点が170〜200℃のも
のを加えることが好ましい。特に、デカヒドロナフタリ
ンが好ましい。この時の配合割合は、沸点が60〜11
0℃のもの/沸点が170〜200℃のものの質量比が
80/20〜97/3が好ましい。
【0016】本発明の液体状スキーワックス中のパラフ
ィンとシクロペンタジエン系石油樹脂の配合割合は、パ
ラフィン/シクロペンタジエン系石油樹脂の質量比が、
好ましくは85/15〜97/3であり、特に好ましく
は88/12〜95/5である。この範囲よりシクロペ
ンタジエン系石油樹脂が少ないと液体状スキーワックス
の特徴である耐久性が低下し、この範囲より多いと耐久
性および滑走性には影響はないが滑走面に液体状スキー
ワックスを塗布するときに、粘性が高くなり均一に延ば
しにくくなる。パラフィンとシクロペンタジエン系の石
油樹脂からなる固体ワックス成分と(C)成分の飽和炭
化水素の配合割合は、固体ワックス成分/(C)成分の
飽和炭化水素の質量比が好ましくは2/98〜15/8
5であり、特に好ましくは3/97〜12/88であ
る。この範囲より固体ワックス成分が少なくなると、滑
走面に適切な固体ワックス成分の固体膜厚が形成できな
いことがあり、この範囲より多いと固体ワックス成分が
(C)成分の飽和炭化水素に溶解できなくなることがあ
る。
【0017】上述した液体状スキーワックスに、(D)
成分の流動性向上剤を加えることにより、低温時の固体
ワックス成分の析出を大幅に抑えることができ、スキー
場のような低温環境下での使用を可能にすることができ
る。流動性向上剤としては、エチレン−酢酸ビニル共重
合物、エチレン−アルキルアクリレート共重合物、塩素
化ポリエチレン、ポリアクリレート、ポリアルキルアク
リレート及びアルケニルコハク酸アミドなどが挙げら
れ、特にエチレン−酢酸ビニル共重合物が好ましい。流
動性向上剤の配合割合は、液体状スキーワックス1Lに
対し、流動性向上剤が好ましくは0.5〜12gであ
り、特に好ましくは3〜8gである。この範囲より少な
いと流動性向上剤の効果が小さく低温時の固体ワックス
成分の析出が多くなり、この範囲より多いと滑走性に悪
影響を与える。なお、流動性向上剤は、液体状スキーワ
ックス中で溶解していてもよいし、分散していてもよ
い。従って、本発明の液体状スキーワックスは完全な溶
液であっても、分散液であってもよい。
【0018】本発明の液体状スキーワックスは、上記の
シクロペンタジエン系石油樹脂を必須成分として含有す
るものであるが、必要に応じてさらに種々の公知の添加
剤を加えて調製することができる。この種の添加剤とし
ては、例えばシリコン、フッ素系化合物などの潤滑剤、
カーボンなどの静電気防止剤、ジチオリン酸亜鉛などの
酸化防止剤、顔料、染料などの着色剤などが挙げられ
る。本発明の液体状スキーワックスは、上記(A)〜
(D)成分を混合することにより、また、必要に応じて
各種添加剤を混合することにより、製造することができ
る。各成分の混合順序は、特に制限されないが、(A)
成分及び(B)成分の固体ワックス成分を(C)成分の
飽和炭化水素に完全に溶解させた後、(D)成分の流動
性向上剤を混合することが好ましい。また、各種添加剤
は、どの段階で添加してもよい。各成分の混合温度は、
特に制限されるものではないが、通常15〜90℃で行
うことができるが、室温で混合することが加熱装置を必
要としないので簡便であり好ましい。
【0019】
【作用】本発明の液体状スキーワックスは、特異な構造
に起因する接着力によりポリエチレンなどよりなるスキ
ー板の滑走面あるいはその細孔に含浸し強固に付着する
シクロペンタジエン系石油樹脂を含有させ、飽和炭化水
素とそれに溶解させるパラフィンの融点(分子量)を選
択することにより、従来の液体状スキーワックスに比べ
優れた耐久性を有する。さらに、流動性向上剤の作用に
より、低温でのパラフィンの析出を抑え、低温環境下で
の使用も可能にする。
【0020】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明する。なお、本発明は、これらの例によって何ら制
限されるものではない。本実施例にて用いたシクロペン
タジエン系石油樹脂の重量平均分子量の決定は、標準物
質としてポリスチレンを用い、通常のゲルパーミュエー
ションクロマトグラフィーで行い、その結果をポリスチ
レン換算値で表示した。すなわち、本発明では、東ソー
(株)製HLC−802型を用いて以下の分析条件で測
定したものである。 展開溶媒:テトラヒドロフラン(THF) カラム恒温槽温度:40℃ 流速:1.2ml/min 試料濃度:0.005g/mlTHF 検出器:示差屈折計
【0021】(1)シクロペンタジエン系石油樹脂R−
1、R−2の製造 ナフサのスチームクラッキングより得られたジシクロペ
ンタジエン75.0質量%、オレフィン5.4質量%と
残余の大部分が飽和炭化水素からなるCPD留分600
g(シクロペンタジエン8.5モル)と1−デセンを9
6.5質量%含み、その他がα−オレフィン以外の留分
からなるC10留分250g(α−オレフィンとして
1.7モル)とを窒素ガス雰囲気下18kg/cm
2(G)、260℃で3時間熱共重合した。重合液から
原料中の不活性留分、未反応原料及び溶媒を最初加圧
下、引き続き減圧下において200℃で留去し、軟化点
が52℃のシクロペンタジエン系石油樹脂(R−1)を
420g得た。次に、このシクロペンタジエン系石油樹
脂420gにニッケル系触媒を3質量%添加し、水素圧
60kg/cm2(G)、反応温度220℃で5時間水
素化し、水素化シクロペンタジエン系石油樹脂(R−
2)を得た。R−2の軟化点は58℃、重量平均分子量
は590であった。
【0022】(2)シクロペンタジエン系石油樹脂R−
3の製造 石油樹脂R−1の製造で用いたシクロペンタジエン留分
600gを溶媒のキシレン400gに加え、窒素ガス雰
囲気下18kg/cm2(G)、260℃で2時間熱重
合した。重合液から原料中の不活性留分、未反応原料及
び溶媒を最初加圧下、引き続き減圧下において160℃
で留去した後、さらに50Torr.の減圧下で同温度
に1時間保持し、第2段の重合を行い、シクロペンタジ
エン系石油樹脂380gを得た。次いで、このシクロペ
ンタジエン系石油樹脂380gにニッケル系触媒を3質
量%添加し、水素圧60kg/cm2(G)、反応温度
220℃で5時間水素化し、目的とする水素化シクロペ
ンタジエン系石油樹脂(R−3)を得た。R−3の軟化
点は82℃、重量平均分子量は487であった。
【0023】(3)シクロペンタジエン系石油樹脂R−
4の製造 石油樹脂R−1の製造で用いたシクロペンタジエン留分
500gとスチレンモノマー125gとキシレン775
gとを窒素雰囲気下18Kg/cm2(G)、260℃
で3時間反応させた。反応液から原料中の不活性留分、
未反応原料および溶剤を最初加圧下、引き続き減圧下に
おいて252℃で留去した後、さらに50Torr.の
減圧下で同温度で1時間保持し、シクロペンタジエン系
縮合体を留去しながら、第2段の重合を行った。釜残よ
りシクロペンタジエン−ビニル芳香族炭化水素熱共重合
物を401g得た。N−111(日揮化学(株)、水素
化触媒)3wt%を加え、水素圧60Kg/cm
2(G)、反応温度220℃で6時間水素化し、目的と
する水素化シクロペンタジエン−ビニル芳香族炭化水素
熱共重合物(以下、(B)成分と記す。)401gを得
た。軟化点175℃、重量平均分子量1300であっ
た。
【0024】(4)流動性向上剤 平均分子量が3000のエチレン−酢酸ビニル共重合物
を流動性向上剤Aとする。平均分子量が2300のポリ
アクリレートを流動性向上剤Bとする。
【0025】
【実施例1】200mlのビーカーに、融点が58〜6
0℃のパラフィンを4.50g、石油樹脂R−2を0.
50g、n−ヘプタンを90.25g、デカヒドロナフ
タリンを4.75g加え、固体分が溶解するまで撹拌す
る。このワックス溶液に流動性向上剤Aを0.80g
(液体状スキーワックス1Lに対し5.83gに相当す
る)加え、さらに撹拌し、分散させ液体状スキーワック
スを得た。
【0026】
【実施例2】200mlのビーカーに、融点が58〜6
0℃のパラフィンを4.50g、石油樹脂R−2を0.
50g、n−ヘプタンを95.00g加え、固体分が溶
解するまで撹拌する。このワックス溶液に流動性向上剤
Aを0.80g(液体状スキーワックス1Lに対し5.
76gに相当する)加え、さらに撹拌し、分散させ液体
状スキーワックスを得た。
【0027】
【実施例3】200mlのビーカーに、融点が58〜6
0℃のパラフィンを4.50g、石油樹脂R−4を0.
50g、n−ヘプタンを85.50g、デカヒドロナフ
タリンを9.50g加え、固体分が溶解するまで撹拌す
る。このワックス溶液に流動性向上剤Aを0.80g
(液体状スキーワックス1Lに対し5.90gに相当す
る)加え、さらに撹拌し、分散させ液体状スキーワック
スを得た。
【0028】
【実施例4】200mlのビーカーに、融点が58〜6
0℃のパラフィンを4.50g、石油樹脂R−1を0.
50g、n−ヘキサンを90.25g、デカヒドロナフ
タリンを4.75g加え、固体分が溶解するまで撹拌す
る。このワックス溶液に流動性向上剤Aを0.80g
(液体状スキーワックス1Lに対し5.62gに相当す
る)加え、さらに撹拌し、分散させ液体状スキーワック
スを得た。
【0029】
【実施例5】200mlのビーカーに、融点が50〜5
2のパラフィンを5.40g、融点が58〜60℃のパ
ラフィンを5.40g、石油樹脂R−3を1.20g、
n−ヘプタンを79.20g、デカヒドロナフタリンを
8.80g加え、固体分が溶解するまで撹拌する。この
ワックス溶液に流動性向上剤Aを1.00g(液体状ス
キーワックス1Lに対し7.96gに相当する)加え、
さらに撹拌し、分散させ液体状スキーワックスを得た。
【0030】
【実施例6】200mlのビーカーに、融点が58〜6
0℃のパラフィンを3.00g、融点が62〜64℃の
パラフィンを1.25g、融点が68〜70℃のパラフ
ィンを0.50g、石油樹脂R−2を0.25g、n−
ヘプタンを90.25g、デカヒドロナフタリンを4.
75g加え、固体分が溶解するまで撹拌する。このワッ
クス溶液に流動性向上剤Aを1.00g(液体状スキー
ワックス1Lに対し7.29gに相当する)加え、さら
に撹拌し、分散させ液体状スキーワックスを得た。
【0031】
【実施例7】200mlのビーカーに、融点が58〜6
0℃のパラフィンを4.50g、石油樹脂R−2を0.
50g、n−ヘプタンを90.25g、デカヒドロナフ
タリンを4.75g加え、固体分が溶解するまで撹拌す
る。このワックス溶液に流動性向上剤Bを0.60g
(液体状スキーワックス1Lに対し4.37gに相当す
る)加え、さらに撹拌し、分散させ液体状スキーワック
スを得た。
【0032】
【実施例8】200mlのビーカーに、融点が43〜4
5℃のパラフィンを9.00g、石油樹脂R−2を1.
00g、n−ヘプタンを85.50g、デカヒドロナフ
タリンを4.50g加え、固体分が溶解するまで撹拌す
る。このワックス溶液に流動性向上剤Aを1.00g
(液体状スキーワックス1Lに対し7.69gに相当す
る)加え、さらに撹拌し、分散させ液体状スキーワック
スを得た。
【0033】
【比較例1】200mlのビーカーに、融点が58〜6
0℃のパラフィンを4.50g、石油樹脂R−2を0.
50g、n−ヘプタンを90.25g、デカヒドロナフ
タリンを4.75g加え、固体分が溶解するまで撹拌
し、液体状スキーワックスを得た。
【0034】
【比較例2】200mlのビーカーに、融点が58〜6
0℃のパラフィンを5.00g、n−ヘプタンを90.
25g、デカヒドロナフタリンを4.75g加え、固体
分が溶解するまで撹拌し、液体状スキーワックスを得
た。
【0035】
【比較例3】200mlのビーカーに、融点が36〜3
8℃のパラフィンを4.80g、石油樹脂R−2を0.
20g、アセトンを95.00g加え、固体分が溶解す
るまで撹拌し、液体状スキーワックスを得た。
【0036】
【比較例4】現在市販されている液体状ワックス、BR
IKO Speedy Wax(イタリア製)を用い
た。実施例及び比較例の各液体状スキーワックスにつ
き、滑走試験及び耐久試験を行った。なお、これらスキ
ーワックスのワクシング、試験条件、評価方法および低
温貯蔵性試験は以下の通りである。これらの結果を表1
及び表2に合わせて示す。 (1)ワクシング 仕上げ済のスキー滑走面に実施例及び比較例の液体状ス
キーワックスを塗布し、放置して乾燥させる。スキーワ
ックス用コルクにてワックスを伸ばす。 (2)試験条件 天気:曇り、気温:−3℃、雪温:−3℃、雪質:シマ
リ雪
【0037】(3)評価方法 滑走試験:上記のようにワクシングされたスキーを用
い、3名の滑走者が実際に平均斜度15度、滑走距離2
00mのテストコースを3回滑走し、その平均タイムに
て滑走性能の評価を行った。 耐久試験:上記のようにワクシングされたスキーを用
い、3名の滑走者が実際に平均斜度20度、滑走距離
1.0kmのテストコースを5回繰り返し滑走を行う。
試験後、3名の滑走者のスキー滑走面に残ったスキーワ
ックスの残存割合(スキー滑走面中のスキーワックスの
残存部面積/スキー滑走面全面積×100、%)の平均
値を求め、耐久性能を評価した。なお、本耐久試験にお
いては、残存スキーワックスの視認性向上のため、各ス
キーワックスに赤色着色剤としてアゾキシレン−4−ア
ゾ−2−ナフトールを0.01質量%添加した。 (4)低温貯蔵性試験 各液体状スキーワックス80mlを100mlのサンプ
ルビン入れ、栓をする。サンプルビンを試験温度(0℃
または−10℃)に保たれた保冷庫内にて5時間放置す
る。保冷庫内で、サンプルビンを静かに90度傾け、3
0秒静置する。この時、液面が動いたものを○、動かな
かったものを×とする。なお、実施例1〜8および比較
例1〜4のスキーワックスを用いて、試験条件を下記の
ように変えて、前記試験と同様な試験を行ったところ、
同等の効果が示された。 試験条件;天気:曇り、気温:−7℃、雪温:−6℃、
雪質:カワキ雪
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
【発明の効果】本発明の液体状スキーワックスは、従来
の液体状スキーワックスにはない優れた耐久性を持ち、
また低温貯蔵性にも優れるので、低温条件下の使用も可
能である。従って、一般のスキーヤーにとっても塗布が
簡便であり、かつ安定した滑走性を長期に亘り得られる
液体状スキーワックスである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)融点が40〜80℃のパラフィン、
    (B)シクロペンタジエン類の重合物、あるいはシクロ
    ペンタジエン類とα−オレフィン類及びモノビニル芳香
    族炭化水素類のうちの1つもしくは2つ以上との共重合
    物、あるいはそれらの水素化物、あるいはそれらの混合
    物であるシクロペンタジエン系石油樹脂、(C)沸点が
    30〜220℃の飽和炭化水素、及び(D)流動性向上
    剤から成ることを特徴とする液体状スキーワックス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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