JP2814053B2 - 信号記録方法、信号再生方法および信号記録再生方法 - Google Patents

信号記録方法、信号再生方法および信号記録再生方法

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JP2814053B2
JP2814053B2 JP5310698A JP31069893A JP2814053B2 JP 2814053 B2 JP2814053 B2 JP 2814053B2 JP 5310698 A JP5310698 A JP 5310698A JP 31069893 A JP31069893 A JP 31069893A JP 2814053 B2 JP2814053 B2 JP 2814053B2
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signal
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circuit
digital
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邦夫 山田
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M7/00Conversion of a code where information is represented by a given sequence or number of digits to a code where the same, similar or subset of information is represented by a different sequence or number of digits
    • H03M7/30Compression; Expansion; Suppression of unnecessary data, e.g. redundancy reduction
    • HELECTRICITY
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    • H03M7/3053Block-companding PCM systems

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  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は信号記録方法、信号再生
方法および信号記録再生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、音声等の音響波形の振幅値に
相当するデジタル信号を記憶したROM等から、デジタ
ル信号をある周期で読み出し、D/A変換を行い音声等
の音響波形として再生するPCM(パルス符号変調)方
式の音響合成回路が市販されている。
【0003】現在、通常のPCM方式に比べ少ない量子
化ビット数でアナログ信号の記録再生(等しい量子化ビ
ット数であればより精度の高い記録再生が可能とな
る。)する方法として、DPCM(差分パルス符号変
調)方式の信号記録再生方法がある。これは、アナログ
信号を標本化(サンプリング)する毎に、今回標本化さ
れた振幅値と前回標本化された振幅値との差分をとり得
られた値をデジタル信号としてROM等に記録し、再生
の際には、ROMからデジタル信号を読み出す毎に、前
回迄に読み出されたデジタル信号に累算し、今回読み出
されたデジタル信号の元となった標本の振幅値に相当す
るデジタル信号を算出し、このデジタル信号をD/A変
換してアナログ波形を得るようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】PCM方式、DPCM
方式では、A/D変換の際フルスケール電圧を越えるよ
うな入力があった場合、オーバーフローが生じ、記録再
生された波形は過負荷雑音により歪だものとなることが
知られており、従来のDPCM方式では、量子化ビット
数の面からこのような急激な波形の変化には追随できな
い。これを避け、広いダイナミックレンジのアナログ信
号を記録再生するため、フルスケール電圧を上げるとと
もに量子化ビット数を増加させると、少ない量子化ビッ
ト数でアナログ信号の記録再生が可能というDPCM方
式の利点が損なわれる。
【0005】さらに、量子化ビット数を増加させると、
当然デジタル信号1つ当たりの情報量が増加するが、波
形の変化が緩やかな場合、差分に相当するデジタル信号
の値は小さくなり、上位ビット側に空き分(“0”)が
できる。例えば、量子化ビット数8ビットとし、差分値
に相当するデジタル信号が“00010111”であれ
ば、上位3ビットは空き分となり、ROM等の記憶容量
が有効に使用できないこととなる。
【0006】そこで、本発明の目的は、少ない情報量に
て、広いダイナミックレンジのアナログ信号を高精度で
記録再生することを可能とすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】アナログ信号を特定のサ
ンプリング周波数にてサンプリングしA/D変換して得
られた第1のデジタル信号を受け一定のサンプル数毎に
特定の記憶領域に蓄え、上記記憶領域から上記第1のデ
ジタル信号を順次読み出し、現在読み出されている第1
のデジタル信号とその前に読み出された上記第1のデジ
タル信号に相当する振幅値信号との差分をとり第2のデ
ジタル信号として出力し、上記第2のデジタル信号をこ
の1/K(K=1、2、……)に相当する第3のデジタ
ル信号に変換し、上記特定の記憶領域に納められた上記
第1のデジタル信号から得られる第3のデジタル信号の
全てに共通し、かつ、上記第3のデジタル信号の値が特
定の範囲内となるように上記Kの値を上記第2のデジタ
ル信号に基づいて設定し、第3のデジタル信号および上
記Kの値を表すデータのそれぞれを記憶するものであ
り、上記振幅値信号は、上記第3のデジタル信号を上記
Kの値に基づいて上位ビット側にシフトして得られる上
記第3のデジタル信号をK倍したものに相当する第4の
デジタル信号を累算してなるものであることを特徴とす
る信号記録方法。
【0008】ここで、上記第3のデジタル信号は上記
2のデジタル信号をS(K=2s)ビットだけ下位ビッ
ト側にシフトしたものであることが好ましい。また、上
記振幅値信号は、上記第3のデジタル信号をSビットだ
け上位ビット側にシフトして得られる上記第4のデジタ
ル信号を得、この第4のデジタル信号を累算してなるも
のであることが好ましい。また、上述した信号記録方法
により記憶された上記第3のデジタル信号および上記K
の値を表すデータを読み出し、上記第3のデジタル信号
をK倍して第5のデジタル信号に変換し、上記第5のデ
ジタル信号またはこの第5のデジタル信号をD/A変換
した信号を順次累算して、アナログ信号として出力する
ことを特徴とする信号再生方法。
【0009】また、アナログ信号を特定のサンプリング
周波数にてサンプリングしA/D変換して得られた第1
のデジタル信号を受け一定のサンプル数毎に特定の記憶
領域に蓄え、上記記憶領域から上記第1のデジタル信号
を順次読み出し、現在読み出されている上記第1のデジ
タル信号とその前に読み出された上記第1のデジタル信
号に相当する振幅値信号との差分をとり第2のデジタル
信号として出力し、上記第2のデジタル信号をこの1/
K(K=1、2、……)に相当する第3のデジタル信号
に変換し、上記特定の記憶領域に納められた上記第1の
デジタル信号から得られる上記第3のデジタル信号の全
てに共通し、かつ、上記第3のデジタル信号の値が特定
の範囲内となるように上記Kの値を上記第2のデジタル
信号に基づいて設定し、第3のデジタル信号および上記
Kの値を表すデータのそれぞれを記憶し、上記記憶され
上記第3のデジタル信号および上記Kの値を表すデー
タを読み出し、上記第3のデジタル信号をK倍して第5
のデジタル信号に変換し、上記第5のデジタル信号また
はこの第5のデジタル信号をD/A変換した信号を順次
累算して、アナログ信号として出力することをを特徴と
する信号記録再生方法。
【0010】アナログ信号を特定のサンプリング周波数
にてサンプリングして順次サンプルデータを得、このサ
ンプルデータと累算回路の出力との差をとり、この差分
出力の1/K(K=1、2、……)に相当するコード出
力を発生して記憶手段に記憶させ、上記コード出力をK
倍した出力を上記累算回路にて累算することを特徴とす
る信号記録方法。
【0011】以上の信号記録方法、信号再生方法および
信号記録再生方法にて上記目的を達成する。
【0012】
【実施例】次に本発明の一実施例について説明する。図
1は本例の構成を示したブロック図であり、図1aに本
例の信号記録方法を実現する構成を示し、図1bに本例
の信号再生方法を実現する構成を示す。図1aにおいて
1はアナログ信号を出力するアナログ信号源であり、例
えば、マイクロホンとアンプとからなり、マイクロホン
でとらえた音響をアナログ信号として用いる。
【0013】2はローパスフィルタ回路であり、アナロ
グ信号源から送られてくるアナログ信号の記録可能な周
波数帯域以上の成分を取り除き出力する。
【0014】3はサンプルホールド回路であり、特定の
サンプリング周波数にて、ローパスフィルタ回路2を介
したアナログ信号の波形の振幅値をサンプリングして出
力する。
【0015】4はA/D変換回路であり、サンプルホー
ルド回路3によりサンプリングされた振幅値をA/D変
換して第1のデジタル信号(ここでは、6ビットとする
が、これに限るものではない。)を得、これを出力す
る。
【0016】5はバッファ回路であり、A/D変換回路
4から出力される第1のデジタル信号を受け、特定のサ
ンプル数、ここでは128サンプルを1フレームとして
複数フレーム分を一時的に記憶する。これら各フレーム
が特定の記憶領域を成す。また、バッファ回路5に納め
られた第1のデジタル信号dは、所定の周期で先頭のフ
レームから順次読み出される。
【0017】6は差分回路であり、バッファ回路5から
読み出される第1のデジタル信号を順次受け、現在読み
出されている第1のデジタル信号dとその前に読み出さ
れた第1のデジタル信号に相当する振幅値信号d’との
差分を取り、第2のデジタル信号Δとして出力する。
【0018】7は信号圧縮回路であり、差分回路の出力
する第2のデジタル信号Δを受け、この第2のデジタル
信号値の1/K(Kは1以上の整数で、後述する設定回
路により指定された値。)に相当する第3のデジタル信
号に変換して出力するものであり、ここでは、第2のデ
ジタル信号をS(K=2S)ビットだけ下位ビット側に
シフトすることにより、第2のデジタル信号値の1/2
Sに相当する第3のデジタル信号Cを得ることとする。
具体的には、信号圧縮回路7は後述する設定回路から出
力されるシフト量“S”(ここでは、Sは2ビット、す
なわちS=0〜3とするが、これに限るものではな
い。)に応じて第2のデジタル信号を下位ビット側にシ
フトさせ、下位3ビットを第3のデジタル信号として出
力する。例えば、第2のデジタル信号が“00110
1”であり、シフト量“2”であれば、第3のデジタル
信号として“011”が出力される。
【0019】8は信号復調回路であり、第3のデジタル
信号を受け、これをシフト量“S”で上位ビット側にシ
フトして第2のデジタル信号と等しいビット数のデジタ
ル信号に復調し、これを第4のデジタル信号Δ’として
出力する。例えば、第3のデジタル信号が“011”で
あり、シフト量“2”であれば、“001100”を第
4のデジタル信号として出力する。
【0020】9は遅延回路であり、信号復調回路8の出
力する第4のデジタル信号を受け、バッファ回路5の読
出し周期にして1周期分、この第4のデジタル信号を遅
延して出力する。
【0021】10は累算回路であり、バッファ回路5の
特定フレームの読出開始以降、順次遅延回路9から出力
される第4のデジタル信号を累算して上述の振幅値信号
を得て、この振幅値信号を差分回路6に出力する。
【0022】11は設定回路であり、バッファ回路11
への信号の書込みおよび読出しを制御するとともに、第
2のデジタル信号と第3のデジタル信号とを受け、これ
らに応じて、バッファ回路5の同一フレームに納められ
た第1のデジタル信号から得られる全ての第3のデジタ
ル信号に共通し、第3のデジタル信号の値が特定の範
囲、ここでは3ビットで表せる範囲、すなわち“11
1”〜“000”をとるようなシフト量“S”すなわ
ち、上記Kの値を設定する。このシフト量“S”は信号
圧縮回路7、信号復調回路8および後述されるメモリの
各フレーム毎のシフト量記録領域に出力される。
【0023】12はメモリであり、各フレーム毎に第3
のデジタル信号を記録する圧縮信号記憶領域12aと、
各フレーム毎のシフト量“S”を表す信号を記録するシ
フト量記憶領域12bとよりなる。また、メモリ12内
では、各フレームのシフト量記録領域12bの直後のア
ドレスに、そのフレームの圧縮信号記憶領域12aが位
置するようにこれらを交互に設けてある。各フレームの
圧縮信号記憶領域12aは0〜127番迄のアドレスが
設けてある。つまり、まず、フレームのシフト量“S”
表すデジタル信号が書き込まれ、これに続いて同じフレ
ームの各第3のデジタル信号が順次書き込まれるように
してある。
【0024】図1bにおいて13はアドレスカウタ回路
であり、特定の同期パルスf(例えば、サンプリグ周波
数と等しい周波数のパルス)を受けてメモリ12に格納
されたシフト量“S”および第3のデジタル信号を順次
読み出す。このメモリ12は、図1aの同一番号のメモ
リに記録されたものと同じデジタル信号を同様に記憶し
たROMにより構成してある。
【0025】14は選択回路であり、メモリ12から順
次読み出される信号から、シフト量“S”を表すデジタ
ル信号を選択的に出力する。
【0026】15は信号復調回路であり、信号復調回路
8と同様の構成であり、選択回路14の出力するシフト
量“S”を表すデジタル信号に応じてメモリ12から読
み出された第3のデジタル信号を復調し、これをサンプ
リングされた振幅値の差分に相当する第5のデジタル信
号として出力する。
【0027】16は加算回路であり、信号復調回路15
から出力される第5のデジタル信号と後述するラッチ回
路から出力されるラッチ内容とを加算して、ラッチ回路
に出力する。17はラッチ回路であり、同期パルスfを
受ける毎に、加算回路16の出力をラッチしてこれを出
力する。ラッチ回路17は第5のデジタル信号(サンプ
リングされた各振幅値の差分に相当する値。)を累算し
た値のデジタル信号を出力しており、このデジタル信号
が振幅値に相当する。
【0028】18はD/A変換回路であり、ラッチ回路
17の出力する振幅値に相当するデジタル信号をD/A
変換してアナログ信号波形を再生する。
【0029】次に図2、3の回路図を参照しながら信号
圧縮回路7、信号復調回路8、15の具体的な回路構成
および動作について説明する。まず、信号圧縮回路7の
回路構成について説明する。図2において、21はデコ
ーダであり、シフト量“S”に相当する2ビットのデジ
タル信号を端子s0 、s1 に受け、シフト量“S”に対
応して出力端子out0〜out3からデコード出力を
発生する。例えば、シフト量“3”を表すデジタル信号
“11”を受けると出力端子out3が“1”、その他
が“0”となる。E0 〜E2 は4端子のゲートであり、
それぞれ出力端子e0 〜e2 を有する。この出力端子e
0 〜e2 はそれぞれ第3のデジタル信号の下位1ビット
〜3ビットに対応する。Ni,j (i=0〜2、j=0〜
3)はゲートであり、ゲートN0,j 〜N2,j はそれぞれ
ゲートE0 〜E2 の入力に接続される。これらゲートN
i,j の一方の入力端子にはデコーダ21の出力端子ou
tjが接続されている。入力端子d0 〜d5 には第2の
デジタル信号が供給され、入力端子d0 がLSB、入力
端子d5 がMSBとなっている。入力端子d0 はゲート
N0,0 の他方の入力端子に接続され、入力端子d1 はゲ
ートN0,1 、N1,0の他方の入力端子に接続され、入力
端子d2 はゲートN0,2 、N1,1 、N2,0 の他方の入力
端子に接続されており、入力端子d3 はゲートN0,3 、
N1,2 、N2,1 の他方の入力端子に接続され、入力端子
d4 はゲートN1,3 、N2,2 の他方の入力端子に接続さ
れ、入力端子d5はゲートN2,3 の他方の入力端子に接
続されている。
【0030】以上のように構成される信号圧縮回路7は
次のように動作する。例えば、第2のデジタル信号が
“0001101”であれば、入力端子d0 〜d5 にそ
れぞれ“1”、“0”、“1”、“1”、“0”、
“0”、“0”が入力される。ここでシフト量“2”で
あれば、デコーダ21の入力端子s0 、s1 にはそれぞ
れ“0”、“1”が入力され、出力端子“2”の状態が
“1”となり、ゲートNi,2が開き、入力端子d2 〜d4
の状態が出力端子e0 〜e2 に出力される。これによ
り、出力端子e0 〜e2 にはそれぞれ“1”、“1”、
“0”が出力され、第3のデジタル信号は“011”と
なる。
【0031】次に、信号復調回路8、15の回路構成に
ついて説明する。図3においてN’0,0 、N’1,0 、
N’1,1 、N’2,0 、N’2,1 、N’2,2 、N’3,1 、
N’3,2 、N’3,3 、N’4,2 、N’4,3 、N’5,3 は
ゲートである。31はデコーダ21と同一構成および動
作のデコーダである。デコーダ31の出力端子OUTp
(p=0〜3)はゲートN’o,p (o=0〜5)の一方
の入力端子には接続されている。また、e’q (q=0
〜2)は第3のデジタル信号の入力端子であり、入力端
子e’0 がLSB、入力端子e’2 がMSBである。入
力端子e’0 はゲートN’0,0 、N’1,1 、N’2,2 、
N’3,3 の一方の入力端子に接続され、入力端子e’1
はゲートN’1,0 、N’2,1 、N’3,2 、N’4,3 の一
方の入力端子に接続されており、入力端子e’2 はゲー
トN’2,0 、N’3,1 、N’4,2 、N’5,3 の一方の入
力端子に接続されている。また、ゲートN’0,0 、N’
5,3はそれぞれ、出力端子d’0 、d’5 に接続されて
おり、ゲートN’1,p 〜N’4,p の出力端子はそれぞ
れ、ゲートE’1 〜E’4 の入力端子接続されている。
このゲートE’1 〜E’4 の出力端子は出力端子d’1
〜d’4 に接続されている。これらの出力端子d’0 〜
d’5 から第4のデジタル信号が発生し、出力端子d’
0 がLSB、d’5 がMSBである。
【0032】以上のように構成される信号復調回路8、
15は次のように動作する。例えば、第3のデジタル信
号が“011”であれば、入力端子e’0 〜e’2 にそ
れぞれ“1”、“1”、“0”が入力される。ここでシ
フト量“2”であれば、デコーダ31の入力端子S0 、
S1 にはそれぞれ“0”、“1”が入力され、出力端子
OUT2が“1”となり、他は“0”となる。ゲートN
o,2 (o=2〜4)がゲートを開き、入力端子e’0 〜
e’2 の状態が出力端子d’2 〜d’4 に出力される。
これにより、出力端子d’0 〜d’5 にはそれぞれ
“0”、“0”、“1”、“1”、“0”、“0”が出
力され、第4のデジタル信号は“001100”とな
る。
【0033】次に本例の動作について図1のブロック
図、図4、5のフローチャートおよび図6、7の波形図
を参照しながら説明する。なお、図6のA、Δ、C、
Δ’、図7のC’、Δ”、gは図1の各端子の出力波形
を示してあり、各端子Δ、C、Δ’、C’、Δ”より出
力されるデジタル信号は便宜上アナログ値に対応させて
示してある。
【0034】まず本例の信号記録動作について図4のフ
ローチャートにそって説明する。アナログ信号源1から
図6のAに示すような波形が出力される。この波形は、
ローパスフィルタ回路2を介して、サンプルホールド回
路3に出力される。サンプルホールド回路3は入来する
波形の振幅値を特定のサンプリング周波数でサンプリン
グを行い、図6のAでは、n、n+1、……、m、m+
1、……はサンプリング点を表している。サンプルホー
ルド回路3の出力する振幅値はA/D変換回路3により
デジタル信号に変換され、バッファ回路5に出力され
る。バッファ回路5は128サンプルのデジタル信号を
1フレームとして、複数フレーム分記憶する。
【0035】次に設定回路11の出力するシフト量
“S”を“0”に設定し(ステップa0)、メモリ12
における最初のフレームのシフト量記憶領域12bに格
納するとともに、バッファ回路5に記憶されたデジタル
信号を、所望の周波数の同期パルス(例えば、サンプリ
ング周波数と等しい周波数のパルス)により、最初のフ
レームの先頭から順次読み出し(ステップb0)、差分
回路6に出力する。差分回路6は今回受けたデジタル信
号dn (引き数nはサンプリング点nに対応することを
示す。)と前回受けた振幅値に対応する振幅値信号d’
n-1 との差分を取り、得られた第2のデジタル信号Δを
出力する(ステップc0)。最初のデジタル信号につい
ては、振幅値信号d’n-1 が存在しないので、そのまま
第2のデジタル信号Δとして出力される。この第2のデ
ジタル信号Δは設定回路11に出力され、その値が特定
の範囲内にあるかどうか判定される。ここでは、第2の
デジタル信号Δの値が3+Sビットに収まるかどうか判
定される(ステップd0)。すなわち第2のデジタル信
号Δを第3のデジタル信号Cに変換した際に3ビットに
収まるかどうか判断される。この範囲内に第2のデジタ
ル信号が収まると、この第2のデジタル信号Δは、信号
圧縮回路7により、設定回路11から出力されるシフト
量“S”に応じて下位ビット側にシフトされ、すなわち
1/K(K=2S)に圧縮され、第3のデジタル信号Cn
として出力される(ステップe0)。ここではシフト
量“0”であるのでそのままのかたちで出力される。こ
の第3のデジタル信号Cn はメモリ12の圧縮信号記憶
領域12aに格納されるる。また、第3のデジタル信号
Cn は信号復調回路8にも出力されており、そこでシフ
ト量“S”に応じて上位ビット側にシフトされ、すなわ
ちK倍に伸張され、第4のデジタル信号Δ’に変換され
る(ステップf0)。すなわち、第2のデジタル信号Δ
に相当する値に復調する。この第4のデジタル信号Δ’
は遅延回路9に送られて上述の同期パルスの1周期分遅
延された後、累算回路10に出力される。累算回路10
は、第4のデジタル信号Δ’を前回に得られた値d’n-
1 に累算していき、現在の振幅値に対応する振幅値信号
d’n を得る(ステップg0)。すなわち、各サンプル
毎に得られた差分を累算して元の振幅値を得ることに相
当する。累算回路10の出力する振幅値信号d’n は差
分回路6に送られる。
【0036】次にフレームの終端かどうか判定され(ス
テップh0)、フレームの終端でなければ、以上の動作
が続行され(ステップi0)、バッファ回路5より次の
第1のデジタル信号dn+1 が読み出され、差分回路6に
より、累算回路10より出力されるサンプリング点nの
振幅値に対応する振幅値信号d’n との差分がとられ第
2のデジタル信号Δとされる(ステップc0)。次に第
2のデジタル信号Δの値が“3+S”ビットの範囲に収
まるかどうか判定される(ステップd0)。すなわちス
テップe0にて、信号圧縮回路11にて、シフト量
“S”に応じて下位ビット側にシフトされて3ビットの
第3のデジタル信号Cn+1 に変換された際に、オーバー
フローが起こらないかどうか判定される。ここで、例え
ば、図6のAに示すようにサンプリング点n+1での振
幅値の差分が10進数で“10”程度であれば、これに
相当する第2のデジタル信号の値は“001010”で
あるのでシフト量“0”では特定の範囲内にないと判定
される。このように特定の範囲内にないと判定された場
合、シフト量“S”が最大値を越えないか、ここでは最
大値3より大きいかどうか判定される(ステップj
0)。すなわち、本例では、6ビットを3ビットに圧縮
するため、シフト量の最大値は必然的に3となり、これ
を越えてシフトされることを禁止している。ここで、シ
フト量“S”が2より大きくないと判定されると、設定
回路11の出力するシフト量を“S+1”に最設定する
(ステップk0)。
【0037】このように新たに設定されたシフト量はメ
モリ12のシフト量記憶領域12bに送られ、前の値に
上書きされ、更新される。シフト量“S”が更新される
と、再びフレームの先頭よりデジタル信号の読み出し、
1フレーム分の全てのデジタル信号についてステップb
〜kの動作を繰り返し行なう。この間に得られる第3の
デジタル信号は、シフト量が更新される都度、圧縮信号
記憶領域12aに格納された前回の値に上書きされ、更
新される。
【0038】このようにして、1フレーム内における第
3のデジタル信号の内、オーバーフローを生じた信号が
1つもなく、かつ、3を超えないシフト量“S”が設定
できれば、そのシフト量“S”をこのフレームに共通す
るシフト量とする。なお、1フレーム内において上記2
つの条件(ステップd0条件およびステップj0の条
件)がともに満たされない場合、後者の条件(ステップ
j0の条件)が優先される。すなわち、1フレーム内に
おける第3のデジタル信号Δの最大値に応じてシフト量
“S”が設定されることとなり、仮にシフト量“3”で
もオーバーフローするような第3のデジタル信号Δが存
在したとしても、シフト量“3”で圧縮するのである。
【0039】以上のように最初のフレームに共通するシ
フト量“S”が決定されると、設定回路11は次のフレ
ームを読み出す(ステップl0)。次にそのフレームが
バッファ回路5に格納された全てのデータの終端かどう
か判定し(ステップm0)、終端でなければ、フレーム
の先頭からのデジタル信号の読出しを開始してステップ
b〜mの動作を繰り返し行ない、各フレーム毎に、シフ
ト量を設定してシフト量記憶領域12bに格納するとと
もに、このシフト量にて得られた第3のデジタル信号を
圧縮信号記憶領域12aに格納していく。また、ステッ
プmにて、データの終端が判定されると、以上一連の動
作を終了し(end)、本例の信号記録動作が終了す
る。
【0040】以上の動作により、図6Aに示すようなア
ナログ信号からは、各サンプリング点毎に図6Δに示す
ような第2のデジタル信号Δが得られる。これらの第2
のデジタル信号Δをフレーム毎に設定されたシフト量
“S”(例えば、サンプリング点n〜n+1ではシフト
量“2”、サンプリング点m〜m+1ではシフト量
“0”に設定されている。)に応じて1/K(K=1/
S)に圧縮され、図6Cに示すような第3のデジタル
信号Cに変換される。これらの第3のデジタル信号Cは
そのシフト量“S”とともに1フレーム毎にメモリ12
に記憶される。
【0041】以上のように、本例では、シフト量“S”
および128サンプル分の第3のデジタル信号、すなわ
ち2+(3×128)ビットにて1フレーム、128サ
ンプル分のアナログ信号の波形を表すことができ、量子
化ビット数5ビットの通常のDPCM方式で同じ128
サンプル分のアナログ信号の波形を表すのに必要な情報
量が5×128ビットであるのに対し、少ない情報量で
広いダイナミックレンジのアナログ信号を記録できる。
また、図6Δに示すように、サンプリング点m〜m+1
における第2のデジタル信号Δの値は3ビットに納ま
り、このとき、図6Cに示すように、シフト量“0”に
設定し、第2のデジタル信号Δをそのままの値で第3の
デジタル信号Cとしている。このように、第2のデジタ
ル信号Δ、すなわち相前後するサンプリング点の振幅値
の差分に相当する値が小さい際には、シフト量“S”を
小さい値に設定するため、第2のデジタル信号Δを1/
Kの値に圧縮して第3のデジタル信号Cに変換する際の
切捨て誤差(例えば、第2のデジタル信号Δを1/4に
すると、下位2ビットを切り捨てることとなる。)を抑
えることができ、ひいてはアナログ信号を高精度で記録
することが可能となる。
【0042】また、第3のデジタル信号をK倍に伸張し
た値、すなわち第4のデジタル信号Δ’を1サンプリン
グ点前の値迄、累算して得られた振幅値信号d’と、現
在の第1のデジタル信号との差分値を第2のデジタル信
号Δとして用いているため、第2のデジタル信号Δを1
/Kの値に圧縮して第3のデジタル信号Cに変換する際
に切捨てられた値が、第2のデジタル信号Δを得る際、
この第2のデジタル信号Δに含められて相殺されること
により、後述する再生時に切捨てられた値による誤差が
累算されて増大することを抑えることができる。すなわ
ち、図8aの実線a0 に示すような波形(なお、サンプ
リング点0〜7での相前後する振幅値の差分を同図bの
実線b0 に示してあり、サンプリング点毎に差分値は1
増加することとする。)を例にすると、波形a0 におい
て、単純にサンプリング点の振幅値と、その一つ前のサ
ンプリング点での振幅値との差分をとって差分信号を得
ていき、この差分信号の下位1ビット(1/2で、割り
切れない値に相当する。)を切り捨てることにより1/
2の値に圧縮して圧縮信号としていくこととすると、再
生の際には、圧縮信号を2倍にして得られる同図bに示
す差分値b1 を累算することにより破線a1 に示すよう
な波形を得るが、圧縮の際の切り捨て誤差も同時に累算
されることとなる。このため、波形a1 と元の波形a0
との誤差が次第に大きくなる。これに対して、実線a0
に示す波形から得られる第3のデジタル信号を伸張して
得られる第4のデジタル信号は同図bの一点鎖線b2 に
示すようになり、これを累算して得られる波形は一点鎖
線a2 に示すようになり、波形a2 と元の波形a0 との
誤差は抑えられる。
【0043】次に本例の信号再生動作について図5のフ
ローチャートにそって説明する。ここで、上述したよう
に図1bのメモリ12には、特定フレームのシフト量記
憶領域12b、特定フレームから得られた第3のデジタ
ル信号を順次納める圧縮信号記憶領域12aの順に、こ
れらを交互に設けてあり、それぞれに上述した信号記録
動作により記録された、シフト量“S”、第3のデジタ
ル信号が格納されているとする。また、メモリ12の最
初のシフト量記憶領域12bのアドレスの直前には所定
の初期値d0 が格納されている。この初期値d0 は、ア
ナログ信号をサンプリングしてA/D変換した後、バッ
ファ回路5に格納された最初のデジタル信号をそのまま
用いることとする。
【0044】まず、選択回路14、ラッチ回路17をリ
セットする。アドレスカウンタ回路13は所望の周波数
の同期パルスf(例えば、サンプリング周波数と等しい
周波数のパルス)を受け、このパルスの立上がりに同期
してメモリ12の読出を開始する。まず、初期値d0 が
読み出され(ステップa1)、信号復調回路15に出力
される。復調回路15は選択回路14よりのシフト量
“0”を受けており、初期値d0 をそのままの形で加算
回路16に出力する。加算回路16は初期値d0と、ラ
ッチ回路からの出力とを加算してラッチ回路17に出力
する。ラッチ回路16は同期パルスの立下がりを受け、
初期値d0 をラッチする。
【0045】次に、メモリ12からは初期値d0 に続く
信号が読み出される(ステップb1)。ここでは最初の
フレームのシフト量“S”が読み出される。ここで、メ
モリ12から読み出される信号は選択回路14にも出力
されており、そこでシフト量“S”であるか、第3のデ
ジタル信号であるか判定される(ステップc1)。シフ
ト量“S”であれば、これを保持して信号復調回路15
に出力しシフト量“S”を変更する(ステップd1)。
ここで、先に述べたように最初のフレームのシフト量は
“2”であり、これがメモリ12より出力されると、こ
れを保持して信号復調回路15に出力する。これによ
り、信号復調回路15は入来する第3のデジタル信号を
K(K=2S=22=4)倍、すなわち上位ビット側に2
ビットシフトさせて出力することとなる。
【0046】次に、シフト量“S”に続いてフレームの
先頭の第3のデジタル信号C’n が読み出される。ここ
では、シフト量の変更がなく(ステップc1)、メモリ
12に格納されたデータの終端でないため(ステップe
1)、第3のデジタル信号C’n を受けた信号復調回路
15はシフト量“S”、ここではシフト量“2”に応じ
て上位ビット側に2ビットだけ第3のデジタル信号C’
n をシフトして、サンプリングされた振幅値の差分に相
当する第5のデジタル信号Δ”に変換する(ステップf
1)。この第5のデジタル信号Δ”は加算回路15に出
力され、ラッチ回路17のラッチ内容(ここではd0
。)と加算されラッチ回路17に出力する(ステップ
g1)。ラッチ回路17はこの直後に受ける同期パルス
fの立ち下がりによりこれをラッチしてデジタル信号
d”n として出力する。次にメモリ12から次の第3の
デジタル信号C’n+1 が出力され、同様に信号復調回路
15によりシフト量“2”に応じて第5のデジタル信号
Δ”に変換される。次に加算回路16により、ラッチ回
路17からの出力と加算された後、ラッチ回路17に出
力される。ラッチ回路17はこれをラッチしてデジタル
信号d”n+1 として出力する。
【0047】続いてステップb1〜ステップg1の動作
を繰り返し行うことにより、図7のC’に示すように最
初のフレームの第3のデジタル信号C’を順次読み出
し、これらをシフト量“2”に応じてシフトして、図7
のΔ”に示すような各振幅値の差分に相当する第5のデ
ジタル信号Δ”に変換していく。これらの第5のデジタ
ル信号Δ”を加算回路16およびラッチ回路17により
累算することにより、各サンプリング点の振幅値に相当
するデジタル信号に変換しラッチ回路17より出力す
る。
【0048】以上のステップb1〜ステップg1の動作
を繰り返し行い、以降のフレームを読出し、各フレーム
の先頭に納められたシフト量“S”を読み出す毎にこれ
に応じて選択回路14に格納されたシフト量を更新す
る。例えば、2番目のフレームfmではシフト量“0”
に更新される。この場合にはシフト量が“0”なので各
第3のデジタル信号がそのまま第5のデジタル信号とし
て出力される。これら第5のデジタル信号をラッチ回路
17内に累算し、その都度出力して各サンプリング点の
振幅値に相当するデジタル信号を得る。
【0049】以上のようにして、各フレームが順次読み
出されていく。この間、ラッチ回路17から出力される
デジタル信号はD/A変換回路18によりD/A変換さ
れ、図7のgの実線に示されるようなアナログ波形が再
生される。なお、ここに示された破線は元のアナログ信
号を示してある。
【0050】以上のように、本例は、アナログ波形の振
幅値をサンプリングしていき、特定数のサンプルを1フ
レームとし、このフレーム毎に相前後するサンプルの差
分値を抽出して行く。これらの差分値すなわち第2のデ
ジタル信号に応じて1フレームに共通したシフト量
“S”を設定し、これに応じて第2のデジタル信号を下
位ビット側にシフトして第2のデジタル信号より少ない
ビット数の第3のデジタル信号に圧縮する。このシフト
量“S”は例えば、差分値が小さい場合は、シフト量を
小さくして圧縮時の誤差を抑えるように、差分値が大き
い場合は、シフト量を大きくしてダイナミックレンジを
稼ぐように設定される。このため、アナログ信号の小さ
い変化を無視することなく、大きな信号変化にも対応す
ることができる。また、1フレームに共通してシフト量
“S”を設定してあるので、第3のデジタル信号を記録
する際にこれと併せて個々のシフト量“S”を記録する
必要がなく、少ないデータ量で信号の記録が可能とな
る。このように本例は、少ない情報量にて広いダイナミ
ックレンジのアナログ信号を高精度で記録再生すること
が可能となる。
【0051】上記一実施例では、1フレームのシフト量
“S”を表すデジタル信号と、そのフレームの全第3の
デジタル信号とをメモリ12に交互に格納していくこと
としたがこれに限らず、それぞれのバッファを設けてこ
れらに別々に格納し、それぞれの読み出し手段により別
に読み出すこととしてもよい。または、信号記録の際に
一度、別々のバッファに格納しておき、全てのアナログ
信号の記録が完了した後に1つのメモリに1フレームの
シフト量“S”を表すデジタル信号と、そのフレームの
全第3のデジタル信号とを交互に格納していくこととし
てもよい。また、シフト量“S”を表すデジタル信号を
メモリ内に一定間隔に格納しておき、読出しの際に一定
周期で選択回路14に格納していくのではなく、シフト
量“S”が変更されるフレームに対応してシフト量
“S”の変更を表すデジタル信号を設け、メモリ内で
は、このデジタル信号が格納されたアドレスの直後にシ
フト量“S”を表すデジタル信号を格納することとし、
シフト量“S”の変更を表すデジタル信号が読み出され
た際に、シフト量“S”を表すデジタル信号を選択回路
14に格納していくこととしてもよい。
【0052】本発明は、上記一実施例に示したものに限
られるものではない。例えば、図9のAに示すような構
成により信号再生を行なうことも可能である。これは、
上記実施例に用いられたものと同様の構成の圧縮信号記
憶領域9a1、シフト量記憶領域9a2および信号復調
回路9a3と、信号復調回路9a3から出力される第5
のデジタル信号を受けるD/A変換回路9a4と、D/
A変換回路9a4の出力を受ける積分回路9a5とより
構成される。上記実施例では、振幅値の差分に相当する
第4のデジタル信号を加算することにより、振幅値に相
当するデジタル信号を得て、これをD/A変換してアナ
ログ信号を得ているのに対して、本例は、振幅値の差分
に相当する第5のデジタル信号をD/A変換して得られ
るアナログ信号を積分回路9a5により積分することに
より元のアナログ信号に再生するものである。この場合
も上記一実施例と同様の作用効果を示す。
【0053】また、図9のBに示すような構成により信
号再生を行なうことも可能である。
【0054】上記実施例に用いられたものと同様の構成
の圧縮信号記憶領域9b1およびシフト量記憶領域9b
2と、圧縮信号記憶領域9b1から読み出される第3の
デジタル信号をD/A変換するD/A変換回路9b3
と、シフト量記憶領域9b2から出力されるシフト量に
応じてD/A変換回路9b3の基準電圧を変更する基準
電圧変更回路9b4と、D/A変換回路9b3の出力を
受ける積分回路9b5とより構成される。この場合、第
3のデジタル信号をD/A変換する際に、シフト量に応
じて、D/A変換回路の基準電圧を変更することによ
り、シフトさせた場合と同様の出力を得る。このD/A
変換回路の出力する振幅値の差分に相当するアナログ信
号を積分回路9b5により積分することにより元のアナ
ログ信号に再生するものである。この場合も上記各実施
例と同様の作用効果を示す。
【0055】また、図9のCに示すような構成により信
号再生を行なうことも可能である。上記実施例に用いら
れたものと同様の構成の圧縮信号記憶領域9c1および
シフト量記憶領域9c2と、圧縮信号記憶領域9c1か
ら読み出される第3のデジタル信号をD/A変換するD
/A変換回路9c3と、パルス発生回路9c4の出力す
るクロックパルスをシフト量記憶領域9c2から出力さ
れるシフト量に応じた値をカウントして出力するカウン
タ回路9c5と、カウンタ回路9c5の出力するパルス
を受ける間、D/A変換回路9c3の出力を伝送するス
イッチング回路9c6と、スイッチング回路9c6を介
したD/A変換回路9c3の出力を積分する積分回路9
c7とからなる。カウンタ回路9c5は、図10に示す
ように、パルス発生回路9c4の出力する図11に示す
ようなクロックパルスoscを受け、それぞれパルス幅
の異なるパルスφ1 、φ2 、φ3 を出力するカウンタ部
51と、シフト量記憶領域9c2から出力されるシフト
量をデコードするデコーダ部52と、デコーダ部52の
出力に応じてカウンタ部51の出力するパルスφ1、φ2
、φ3 を選択的に出力する選択部53とからなる。こ
の場合、第3のデジタル信号をD/A変換したアナログ
値を積分回路9c7に出力する時間をスイッチング回路
9c6にて制御することにより、シフト量に相当する重
み付けを積分回路9c7に出力されるアナログ値に与え
る。この場合も上記各実施例と同様の作用効果を示す。
【0056】また、図9のDに示すような構成により信
号再生を行なうことも可能である。上記実施例に用いら
れたものと同様の構成の圧縮信号記憶領域9d1および
シフト量記憶領域9d2と、圧縮信号記憶領域9d1か
ら読み出される第3のデジタル信号に応じたパルスを出
力するPWM(pulse width modula
tion)回路9d3と、シフト量記憶領域9d2から
読み出されるシフト量に応じてゲートを開き、PWM回
路9d3の出力を伝送するゲート9d4と、ゲート9d
4の出力を受ける積分回路9d5とからなる。この場
合、第3のデジタル信号をその値に対応したパルス幅を
もつパルスに変更し、ゲート9d4によりシフト量に相
当する重み付けを与えた後、積分回路9d5により積分
して元のアナログ信号に再生するものである。この場合
も上記各実施例と同様の作用効果を示す。
【0057】また、相前後するサンプリング点での振幅
値の差分に相当する差分出力、すなわち第2のデジタル
信号は、アナログ信号をサンプルホールドしてA/D変
換して得られた値を1サンプリング周期分遅延させた値
と、現在A/D変換して得られた値との差分をとり、こ
れを用いてもよいし、サンプルホールドした値を1サン
プリング周期分遅延させた値と、現在サンプルホールド
した値との差分をとり、これをA/D変換した値を用い
てもよい。これらの場合、第2のデジタル信号をバッフ
ァ等に納めるが、この場合も上述したように特定サンプ
ル数毎にフレームを設け、フレーム毎に特定のシフト量
を設定し、これに応じて第3のデジタル信号に変換して
いく。
【0058】また、第2のデジタル信号を1/Kするに
は、信号圧縮回路7によりビットをシフトさせるのに限
らず、信号圧縮回路7の代わりに除算回路(図示せ
ず。)を用いて除算してもよい。同様に第3のデジタル
信号をK倍するには、信号復調回路8、15の代わりに
乗算回路(図示せず。)を用いて乗算してもよい。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、少ない情報量にて広い
ダイナミックレンジのアナログ信号を高精度で記録再生
することが可能となる。すなわち、請求項1乃至5の発
明によれば、第1のデジタル信号とその前の第1のデジ
タル信号に相当する振幅値信号との差分をとり第2のデ
ジタル信号とし、一定サンプル数の第1のデジタル信号
から得られる第3のデジタル信号の全てに共通し、か
つ、第3のデジタル信号の値が特定の範囲内となるよう
に上記Kの値を上記第2のデジタル信号に基づいて設定
し、第2のデジタル信号をこの1/K(K=1、2、…
…)に相当する第3のデジタル信号に変換するため、少
ない情報量にて広いダイナミックレンジのアナログ信号
を得ることが出来る。しかも、第3のデジタル信号をK
倍に伸張した第4のデジタル信号を累算して振幅値信号
を得るため、第2の信号を得る際に圧縮時に切り捨てら
れた誤差が相殺され、高精度で記録再生することが可能
となる。 請求項6の発明によれば、順次得られるサンプ
ルデータと累算回路の出力との差をとり、この差分出力
の1/K(K=1、2、……)に相当するコード出力を
発生して記憶手段に記憶させ、コード出力をK倍した出
力を上記累算回路にて累算するため、圧縮時に切り捨て
られた誤差が相殺され、高精度で記録再生することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図。
【図2】図1の要部の説明のための電気回路図。
【図3】図1の要部の説明のための電気回路図。
【図4】図1の動作説明のためのフローチャート。
【図5】図1の動作説明のためのフローチャート。
【図6】図1の動作説明のための波形図。
【図7】図1の動作説明のための波形図。
【図8】図1の動作説明のための波形図。
【図9】本発明の他の実施例の構成を示すブロック図。
【図10】図9の要部の説明のための電気回路図。
【図11】図10の動作説明のためのタイミングチャー
ト。
【符号の説明】
10 累算回路 5 バッファ回路(特定の記憶領域)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ信号を特定のサンプリング周波
    数にてサンプリングしA/D変換して得られた上記第1
    のデジタル信号を受け一定のサンプル数毎に特定の記憶
    領域に蓄え、 上記記憶領域から第1のデジタル信号を順次読み出し、
    現在読み出されている上記第1のデジタル信号とその前
    に読み出された上記第1のデジタル信号に相当する振幅
    値信号との差分をとり第2のデジタル信号として出力
    し、上記 第2のデジタル信号をこの1/K(K=1、2、…
    …)に相当する第3のデジタル信号に変換し、 上記特定の記憶領域に納められた上記第1のデジタル信
    号から得られる上記第3のデジタル信号の全てに共通
    し、かつ、上記第3のデジタル信号の値が特定の範囲内
    となるように上記Kの値を上記第2のデジタル信号に基
    づいて設定し、上記 第3のデジタル信号および上記Kの値を表すデータ
    のそれぞれを記憶するものであり、 上記振幅値信号は、上記第3のデジタル信号を上記Kの
    値に基づいて上位ビット側にシフトして得られる上記第
    3のデジタル信号をK倍したものに相当する第4のデジ
    タル信号を累算してなるものである ことを特徴とするこ
    とを特徴とする信号記録方法。
  2. 【請求項2】 記第3のデジタル信号は上記第2のデ
    ジタル信号をS(K=2s)ビットだけ下位ビット側に
    シフトしたものであることを特徴とする請求項1記載の
    信号記録方法。
  3. 【請求項3】 上記振幅値信号は、上記第3のデジタル
    信号をSビットだけ上位ビット側にシフトして得られる
    上記第4のデジタル信号を得、この第4のデジタル信号
    を累算してなるものであることを特徴とする請求項2記
    載の信号記録方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の信号記録方法にて記憶さ
    れた上記第3のデジタル信号および上記Kの値を表すデ
    ータを読み出し、上記第3のデジタル信号をK倍して第
    5のデジタル信号に変換し、上記 第5のデジタル信号またはこの第5のデジタル信号
    をD/A変換した信号を順次累算して、アナログ信号と
    して出力することを特徴とする信号再生方法。
  5. 【請求項5】 アナログ信号を特定のサンプリング周波
    数にてサンプリングしA/D変換して得られた第1のデ
    ジタル信号を受け一定のサンプル数毎に特定の記憶領域
    に蓄え、 上記記憶領域から上記第1のデジタル信号を順次読み出
    し、現在読み出されている第1のデジタル信号とその前
    に読み出された上記第1のデジタル信号に相当する振幅
    値信号との差分をとり第2のデジタル信号として出力
    し、上記 第2のデジタル信号をこの1/K(K=1、2、…
    …)に相当する第3のデジタル信号に変換し、 上記特定の記憶領域に納められた上記第1のデジタル信
    号から得られる上記第3のデジタル信号の全てに共通
    し、かつ、上記第3のデジタル信号の値が特定の範囲内
    となるように上記Kの値を上記第2のデジタル信号に基
    づいて設定し、上記第3のデジタル信号および上記Kの
    値を表すデータのそれぞれを記憶するものであり、 上記振幅値信号は、上記第3のデジタル信号を上記Kの
    値に基づいて上位ビット側にシフトして得られる上記第
    3のデジタル信号をK倍したものに相当する第4のデジ
    タル信号を累算してなるものであり、 上記記憶された上記第3のデジタル信号および上記Kの
    値を表すデータを読み出し、上記第3のデジタル信号を
    K倍して第5のデジタル信号に変換し、上記 第5のデジタル信号またはこの第5のデジタル信号
    をD/A変換した信号を順次累算して、アナログ信号と
    して出力することをを特徴とする信号記録再生方法。
  6. 【請求項6】 アナログ信号を特定のサンプリング周波
    数にてサンプリングして順次サンプルデータを得、この
    サンプルデータと累算回路の出力との差をとり、この差
    分出力の1/K(K=1、2、……)に相当するコード
    出力を発生して記憶手段に記憶させ、上記コード出力を
    K倍した出力を上記累算回路にて累算することを特徴と
    する信号記録方法。
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