JP2813986B2 - 埋設鋼管用防食粉体塗料用エポキシ樹脂組成物 - Google Patents
埋設鋼管用防食粉体塗料用エポキシ樹脂組成物Info
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Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、耐陰極剥離性に優れ、防食塗料用として有
用なる埋設鋼管防食粉体塗料用エポキシ樹脂組成物に関
するものである。
用なる埋設鋼管防食粉体塗料用エポキシ樹脂組成物に関
するものである。
「従来の技術」 一般に市販されているエポキシ樹脂組成物による防食
塗料にはビスフェノールA−エピクロルヒドリン系のエ
ポキシ樹脂が最も広く使用されている。しかし、使用条
件が苛酷になり従来以上の防食性が要求されていること
も事実である。例えば、これらビスフェノールA型固形
エポキシ樹脂を用いた粉体塗料組成物は、耐陰極剥離
性、耐塩水噴霧性など長期防食性については十分に満足
出来るものではなかつた。この様な要求は、例えば港湾
施設や鉄筋コンクリート用の鉄筋、埋設鋼管等の防食粉
体塗料で重要視されている。すなわち、陰極剥離は電気
防食下で塗膜損傷部が陰極となり、防食電流による水分
の電気分解で生じる水素とアルカリの作用で塗料が剥離
するのである。これは、防食被覆を施した金属管は、長
期間にわたって金属等の腐食を完全に防止するために、
通常、防食被覆に加え外部電極により陰極防食措置を施
し、陰極となる金属管からの鉄の酸化溶出を防ぐ措置が
採られている。このような措置を施した場合、その欠陥
部はH2O+e-→H2+OH-の電気化学的反応が進みやすく、
高アルカリ性に暴露されるという過酷な条件にさらされ
ることになる。この為、耐陰極剥離性の向上を目的に従
来、表面のブラスト処理及び化成処理を行い対応してお
り、樹脂組成物の改良はあまり検討されていない。ま
た、これら表面処理は完全に行つて初めてその目的を達
成できるものであり、それゆえ表面検査など工程の複雑
化につながるものであつた。
塗料にはビスフェノールA−エピクロルヒドリン系のエ
ポキシ樹脂が最も広く使用されている。しかし、使用条
件が苛酷になり従来以上の防食性が要求されていること
も事実である。例えば、これらビスフェノールA型固形
エポキシ樹脂を用いた粉体塗料組成物は、耐陰極剥離
性、耐塩水噴霧性など長期防食性については十分に満足
出来るものではなかつた。この様な要求は、例えば港湾
施設や鉄筋コンクリート用の鉄筋、埋設鋼管等の防食粉
体塗料で重要視されている。すなわち、陰極剥離は電気
防食下で塗膜損傷部が陰極となり、防食電流による水分
の電気分解で生じる水素とアルカリの作用で塗料が剥離
するのである。これは、防食被覆を施した金属管は、長
期間にわたって金属等の腐食を完全に防止するために、
通常、防食被覆に加え外部電極により陰極防食措置を施
し、陰極となる金属管からの鉄の酸化溶出を防ぐ措置が
採られている。このような措置を施した場合、その欠陥
部はH2O+e-→H2+OH-の電気化学的反応が進みやすく、
高アルカリ性に暴露されるという過酷な条件にさらされ
ることになる。この為、耐陰極剥離性の向上を目的に従
来、表面のブラスト処理及び化成処理を行い対応してお
り、樹脂組成物の改良はあまり検討されていない。ま
た、これら表面処理は完全に行つて初めてその目的を達
成できるものであり、それゆえ表面検査など工程の複雑
化につながるものであつた。
「発明が解決しようとする課題」 この様な状況下、本発明は耐陰極剥離性、耐塩水噴霧
性など、長期防食性に優れた埋設鋼管用防食粉体塗料用
エポキシ樹脂組成物を提供するものである。
性など、長期防食性に優れた埋設鋼管用防食粉体塗料用
エポキシ樹脂組成物を提供するものである。
「課題を解決するための手段及び作用」 本発明は、エポキシ樹脂成分と硬化剤成分とから成る
埋設鋼管用防食粉体塗料用エポキシ樹脂組成物におい
て、前記エポキシ樹脂成分の70乃至100重量%が、エポ
キシ当量450乃至2100g/eq、軟化点が50乃至110℃の範囲
にあるビスフェノールF型固形エポキシ樹脂であること
を特徴とする耐陰極剥離性に優れた埋設鋼管用防食粉体
塗料用エポキシ樹脂組成物に関するものである。
埋設鋼管用防食粉体塗料用エポキシ樹脂組成物におい
て、前記エポキシ樹脂成分の70乃至100重量%が、エポ
キシ当量450乃至2100g/eq、軟化点が50乃至110℃の範囲
にあるビスフェノールF型固形エポキシ樹脂であること
を特徴とする耐陰極剥離性に優れた埋設鋼管用防食粉体
塗料用エポキシ樹脂組成物に関するものである。
本発明で用いられるビスフェノールF型固形エポキシ
樹脂とは、フェノールとホルムアルデヒド供給物質とか
ら成るビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン(通称、
ビスフェノールF)とエピハロヒドリンから得られるビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)メタンジグリシジルエー
テルあるいは、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン
ジグリシジルエーテルとビスフェノールFとから得られ
るビス(4−ヒドロキシフェニル)メタンジグリシジル
エーテル等のように、ビスフェノールF骨格を主成分と
する固形のエポキシ樹脂であり、具体的にはYDF−2001
(エポキシ当量450〜500g/eq軟化点50〜60℃)、YDF−2
004(エポキシ当量900〜1,000g/eq軟化点78〜88℃)、Y
DF−2007(エポキシ当量1,750〜2,100g/eq軟化点95〜11
0℃)(東都化成社製)等が挙げられる。
樹脂とは、フェノールとホルムアルデヒド供給物質とか
ら成るビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン(通称、
ビスフェノールF)とエピハロヒドリンから得られるビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)メタンジグリシジルエー
テルあるいは、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン
ジグリシジルエーテルとビスフェノールFとから得られ
るビス(4−ヒドロキシフェニル)メタンジグリシジル
エーテル等のように、ビスフェノールF骨格を主成分と
する固形のエポキシ樹脂であり、具体的にはYDF−2001
(エポキシ当量450〜500g/eq軟化点50〜60℃)、YDF−2
004(エポキシ当量900〜1,000g/eq軟化点78〜88℃)、Y
DF−2007(エポキシ当量1,750〜2,100g/eq軟化点95〜11
0℃)(東都化成社製)等が挙げられる。
本発明において、前述のごときビスフェノールF型固
形エポキシ樹脂をエポキシ樹脂成分として70〜100重量
%配合することが、本発明の目的を達成するためにきわ
めて重要であり、20重量%以下では防食性の改良が見ら
れないものとなる。従つて、本発明の所定の割合の範囲
内であれば、ビスフェノールF型固形エポキシ樹脂とビ
スフェノールFを除く多価フェノール(例えば、2−
2′−ビス(p−ヒドロキシルフェニル)プロパン〔ビ
スフェノールA〕等のビス(p−ヒドロキシルフェニ
ル)アルカン類、およびこれらの核ハロゲン置換体、1,
3−ジヒドロキシルベンゼン〔レゾール〕等のジヒドロ
キシルベンゼン類および、これらのアルキル化合物およ
び核ハロゲン置換体、さらにビスフェノールスルホン等
のジフェノール類をも含めたビスフェノールFを除く全
ての多価フェノール。)との反応により得られる変性ビ
スフェノールF型固形エポキシ樹脂、またはビスフェノ
ールFを除く多価フェノールから誘導されるエポキシ樹
脂とビスフェノールFとの反応で得られる変性ビスフェ
ノールF型固形エポキシ樹脂を配合したり、多価フェノ
ールから誘導されるエポキシ樹脂を混合して配合するこ
とも可能である。
形エポキシ樹脂をエポキシ樹脂成分として70〜100重量
%配合することが、本発明の目的を達成するためにきわ
めて重要であり、20重量%以下では防食性の改良が見ら
れないものとなる。従つて、本発明の所定の割合の範囲
内であれば、ビスフェノールF型固形エポキシ樹脂とビ
スフェノールFを除く多価フェノール(例えば、2−
2′−ビス(p−ヒドロキシルフェニル)プロパン〔ビ
スフェノールA〕等のビス(p−ヒドロキシルフェニ
ル)アルカン類、およびこれらの核ハロゲン置換体、1,
3−ジヒドロキシルベンゼン〔レゾール〕等のジヒドロ
キシルベンゼン類および、これらのアルキル化合物およ
び核ハロゲン置換体、さらにビスフェノールスルホン等
のジフェノール類をも含めたビスフェノールFを除く全
ての多価フェノール。)との反応により得られる変性ビ
スフェノールF型固形エポキシ樹脂、またはビスフェノ
ールFを除く多価フェノールから誘導されるエポキシ樹
脂とビスフェノールFとの反応で得られる変性ビスフェ
ノールF型固形エポキシ樹脂を配合したり、多価フェノ
ールから誘導されるエポキシ樹脂を混合して配合するこ
とも可能である。
更に本発明において使用される硬化剤は、従来のビス
フェノールA型粉体塗料用エポキシ樹脂組成物と同様
に、ジシアンジアミド、酸ヒドラジッド、酸無水物、イ
ミダゾール類、カルボン酸類、フェノール樹脂などの公
知の硬化剤を配合することが出来る。
フェノールA型粉体塗料用エポキシ樹脂組成物と同様
に、ジシアンジアミド、酸ヒドラジッド、酸無水物、イ
ミダゾール類、カルボン酸類、フェノール樹脂などの公
知の硬化剤を配合することが出来る。
本発明のエポキシ樹脂組成物には、上記成分の他に、
着色顔料、体質顔料、防錆顔料、補強用充填剤などを含
むことが出来る。また、通常の粉体塗料に使用されうる
分散剤、流れ調整剤などの添加剤を含むことが出来る。
更に、硬化促進剤なども必要に応じて配合することが出
来る。
着色顔料、体質顔料、防錆顔料、補強用充填剤などを含
むことが出来る。また、通常の粉体塗料に使用されうる
分散剤、流れ調整剤などの添加剤を含むことが出来る。
更に、硬化促進剤なども必要に応じて配合することが出
来る。
これらの組成物は通常の混合装置(エクストルーダ
ー、コニーダー等)を使用することにより、公知の方法
で製造される。
ー、コニーダー等)を使用することにより、公知の方法
で製造される。
以下に、実施例及び比較例を示すが、本発明の技術的
範囲はこれらの実施例のみに制限されるものではない。
なお、実施例及び比較例における配合部数は、重量部に
もとづくものである。
範囲はこれらの実施例のみに制限されるものではない。
なお、実施例及び比較例における配合部数は、重量部に
もとづくものである。
「実施例及び比較例」 実施例1 エポトートYDF−2004(エポキシ当量950g/eq、軟化点
85℃)60部、ジシアンジアミド1.4部、2−メチルイミ
ダゾール0.4部、酸化チタン27部、モダフロー(モンサ
ント社製、流れ調整剤)0.5部をヘンシェルミキサーで
予備混合したのち、池具鉄工社製エクストルーダーPCM
−30を用いて、樹脂温度が95℃になるように設定して溶
融混練し、微粉砕を行い100メッシュ通過品を実施例1
の粉体塗料とした。
85℃)60部、ジシアンジアミド1.4部、2−メチルイミ
ダゾール0.4部、酸化チタン27部、モダフロー(モンサ
ント社製、流れ調整剤)0.5部をヘンシェルミキサーで
予備混合したのち、池具鉄工社製エクストルーダーPCM
−30を用いて、樹脂温度が95℃になるように設定して溶
融混練し、微粉砕を行い100メッシュ通過品を実施例1
の粉体塗料とした。
実施例2 撹拌器、温度計、コンデンサー及び窒素ガス供給装置
を備えた反応容器内にエポトートYDF−170(東都化成社
製、ビスフェノールF型液状エポキシ樹脂、エポキシ当
量170g/eq)70部とビスフェノールF(東都化成社製、
二核体純度90%)28部を入れ加熱し、透明溶融状態にし
た。この後、ビスフェノールFに対して100ppmの2−エ
チル4−メチルイミダゾールを加え、温度160℃まで上
げて4時間反応を行つた。得られた樹脂はエポキシ当量
800g/eq、軟化点85℃であつた。この様にして得られた
固体状ビスフェノールF型エポキシ樹脂60部、ジシアン
ジアミド1.6部、2−メチルイミダゾール0.4部、酸化チ
タン27部、モダフロー0.5部を予備混合した。以下実施
例1と同様な方法で塗料化し、実施例2の粉体塗料を得
た。
を備えた反応容器内にエポトートYDF−170(東都化成社
製、ビスフェノールF型液状エポキシ樹脂、エポキシ当
量170g/eq)70部とビスフェノールF(東都化成社製、
二核体純度90%)28部を入れ加熱し、透明溶融状態にし
た。この後、ビスフェノールFに対して100ppmの2−エ
チル4−メチルイミダゾールを加え、温度160℃まで上
げて4時間反応を行つた。得られた樹脂はエポキシ当量
800g/eq、軟化点85℃であつた。この様にして得られた
固体状ビスフェノールF型エポキシ樹脂60部、ジシアン
ジアミド1.6部、2−メチルイミダゾール0.4部、酸化チ
タン27部、モダフロー0.5部を予備混合した。以下実施
例1と同様な方法で塗料化し、実施例2の粉体塗料を得
た。
実施例3 エポトートYDF−2004 90部、エポトートYDCN−703
(東都化成社製、クレゾールノボラックエポキシ樹脂、
エポキシ当量204g/eq、軟化点80℃)10部、ZX−798(東
都化成社製、ビスフェノールA型フェノール樹脂、フェ
ノール性水酸基当量700g/eq、軟化点112℃)100部、2
−メチルイミダゾール1.2部、酸化チタン87部、モダフ
ロー0.7部を予備混合した。以下実施例1と同様な方法
で塗料化し、実施例3の粉体塗料を得た。
(東都化成社製、クレゾールノボラックエポキシ樹脂、
エポキシ当量204g/eq、軟化点80℃)10部、ZX−798(東
都化成社製、ビスフェノールA型フェノール樹脂、フェ
ノール性水酸基当量700g/eq、軟化点112℃)100部、2
−メチルイミダゾール1.2部、酸化チタン87部、モダフ
ロー0.7部を予備混合した。以下実施例1と同様な方法
で塗料化し、実施例3の粉体塗料を得た。
実施例4 実施例2で得られた固体状エポキシ樹脂90部、エポト
ートYDCN−703 10部、ZX−798 110部、2−メチルイ
ミダゾール1.2部、酸化チタン87部、モダフロー0.7部を
予備混合した。以下実施例1と同様な方法で塗料化し、
実施例4の粉体塗料を得た。
ートYDCN−703 10部、ZX−798 110部、2−メチルイ
ミダゾール1.2部、酸化チタン87部、モダフロー0.7部を
予備混合した。以下実施例1と同様な方法で塗料化し、
実施例4の粉体塗料を得た。
比較例1 エポトートYD−902(東都化成社製、ビスフェノール
A型エポキシ樹脂、エポキシ当量650g/eq、軟化点85
℃)60部、ジシアンジアミド1.9部、2−メチルイミダ
ゾール0.4部、酸化チタン27部、モダフロー0.5部を予備
混合した。以下実施例1と同様な方法で塗料化し比較例
1の粉体塗料を得た。
A型エポキシ樹脂、エポキシ当量650g/eq、軟化点85
℃)60部、ジシアンジアミド1.9部、2−メチルイミダ
ゾール0.4部、酸化チタン27部、モダフロー0.5部を予備
混合した。以下実施例1と同様な方法で塗料化し比較例
1の粉体塗料を得た。
比較例2 エポトートYD−902 90部、エポトートYDCN−703 10
部、ZX−798 130部、2−メチルイミダゾール1.2部、
酸化チタン90部、モダフロー0.7部をドライブレンドし
た。以下実施例1と同様な方法で塗料化した比較例2の
粉体塗料を得た。
部、ZX−798 130部、2−メチルイミダゾール1.2部、
酸化チタン90部、モダフロー0.7部をドライブレンドし
た。以下実施例1と同様な方法で塗料化した比較例2の
粉体塗料を得た。
実施例及び比較例で得た粉体塗料を被塗物に塗装し焼
付硬化して得た塗膜について、防食性を中心に試験を行
つた。その結果を表−1に示す。
付硬化して得た塗膜について、防食性を中心に試験を行
つた。その結果を表−1に示す。
(※1)陰極剥離試験 200℃に予熱したサンドブラスト処理SS41材(90×90
×5.0mm)に静電吹付塗装機で、硬化塗膜が200〜250μ
になるように塗装し、同温度で20分間焼付けた。このよ
うにして得た試験片をASTM G−8に準じて試験を行つ
た。3%食塩水を用い6Voltで電流を流した。30日後カ
ッターにて強制剥離を行つた。なお、表−1中の数値は
中心に作つた5mmφの塗膜欠損部から強制剥離幅を八方
向について測定し、その平均を計算したものである。
×5.0mm)に静電吹付塗装機で、硬化塗膜が200〜250μ
になるように塗装し、同温度で20分間焼付けた。このよ
うにして得た試験片をASTM G−8に準じて試験を行つ
た。3%食塩水を用い6Voltで電流を流した。30日後カ
ッターにて強制剥離を行つた。なお、表−1中の数値は
中心に作つた5mmφの塗膜欠損部から強制剥離幅を八方
向について測定し、その平均を計算したものである。
(※2)塩水噴霧試験 200℃に予熱したサンドブラスト処理鋼板(70×150×
2.0mm)に(※1)と同様な方法で塗装し、試験片を得
た。クロスカットを入れたのちJIS.K5400の7.4(塩水噴
霧試験)に準じて試験を行つた。500時間後カッターに
て強制剥離を行つた。なお、表−1中の数値はクロスカ
ット部より剥離幅を測定したものである。
2.0mm)に(※1)と同様な方法で塗装し、試験片を得
た。クロスカットを入れたのちJIS.K5400の7.4(塩水噴
霧試験)に準じて試験を行つた。500時間後カッターに
て強制剥離を行つた。なお、表−1中の数値はクロスカ
ット部より剥離幅を測定したものである。
「発明の効果」 実施例で示すように、本発明の埋設鋼管用防食粉体塗
料用エポキシ樹脂組成物は、比較例で示す従来使用され
ているビスフェノールA型固形エポキシ樹脂を主成分と
する粉体塗料用エポキシ樹脂組成物に比べ、耐陰極剥離
性、耐塩水噴霧性等の長期防食性に優れた硬化塗膜を得
ることが可能である。
料用エポキシ樹脂組成物は、比較例で示す従来使用され
ているビスフェノールA型固形エポキシ樹脂を主成分と
する粉体塗料用エポキシ樹脂組成物に比べ、耐陰極剥離
性、耐塩水噴霧性等の長期防食性に優れた硬化塗膜を得
ることが可能である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−45365(JP,A) 特開 昭63−48324(JP,A) 特開 昭63−183966(JP,A) 特開 昭57−133117(JP,A) 特開 平1−163273(JP,A) 特開 昭61−211327(JP,A) 新保 正樹編「エポキシ樹脂ハンドブ ック」(昭62−12−25)日刊工業新聞社 第48〜57頁 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09D 163/00 - 163/10 C09D 5/08 C09D 5/03
Claims (1)
- 【請求項1】エポキシ樹脂成分と硬化剤成分とから成る
埋設鋼管用防食粉体塗料用エポキシ樹脂組成物におい
て、前記エポキシ樹脂成分の70乃至100重量%が、エポ
キシ当量450乃至2100g/eq、軟化点が50乃至110℃の範囲
にあるビスフェノールF型固形エポキシ樹脂であること
を特徴とする耐陰極剥離性に優れた埋設鋼管用防食粉体
塗料用エポキシ樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18133889A JP2813986B2 (ja) | 1989-07-13 | 1989-07-13 | 埋設鋼管用防食粉体塗料用エポキシ樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18133889A JP2813986B2 (ja) | 1989-07-13 | 1989-07-13 | 埋設鋼管用防食粉体塗料用エポキシ樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0345620A JPH0345620A (ja) | 1991-02-27 |
JP2813986B2 true JP2813986B2 (ja) | 1998-10-22 |
Family
ID=16098952
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18133889A Expired - Lifetime JP2813986B2 (ja) | 1989-07-13 | 1989-07-13 | 埋設鋼管用防食粉体塗料用エポキシ樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2813986B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009035688A (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-19 | Kurimoto Ltd | 鋳鉄管用粉体塗料及び鋳鉄管 |
KR20160096571A (ko) * | 2016-07-29 | 2016-08-16 | 주식회사 케이씨씨 | 내식성 및 환경친화성이 우수한 열경화성 비스페놀 f형 에폭시 분체도료 조성물 및 그 조성물로 도장된 파이프 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5654382A (en) * | 1995-06-30 | 1997-08-05 | The Dow Chemical Company | Epoxy resin high in ortho bisphenol F |
JP2001214034A (ja) * | 2000-01-31 | 2001-08-07 | Nippon Kayaku Co Ltd | エポキシ樹脂組成物、樹脂結合型金属成型部品 |
JP2001214035A (ja) * | 2000-01-31 | 2001-08-07 | Nippon Kayaku Co Ltd | エポキシ樹脂組成物、樹脂結合型金属成型部品 |
KR100654075B1 (ko) * | 2005-01-18 | 2006-12-05 | 유성근 | 덮개형 전단구속판을 갖는 강재 영구거푸집 보 및 그를이용한 강콘크리트 합성보 |
JP2020105262A (ja) * | 2018-12-26 | 2020-07-09 | 日鉄ケミカル&マテリアル株式会社 | エポキシ樹脂粉体塗料 |
-
1989
- 1989-07-13 JP JP18133889A patent/JP2813986B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
新保 正樹編「エポキシ樹脂ハンドブック」(昭62−12−25)日刊工業新聞社 第48〜57頁 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20160096571A (ko) * | 2016-07-29 | 2016-08-16 | 주식회사 케이씨씨 | 내식성 및 환경친화성이 우수한 열경화성 비스페놀 f형 에폭시 분체도료 조성물 및 그 조성물로 도장된 파이프 |
KR102045446B1 (ko) * | 2016-07-29 | 2019-11-18 | 주식회사 케이씨씨 | 내식성 및 환경친화성이 우수한 열경화성 비스페놀 f형 에폭시 분체도료 조성물 및 그 조성물로 도장된 파이프 |
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Publication number | Publication date |
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JPH0345620A (ja) | 1991-02-27 |
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