JP2813931B2 - 油圧ブースター式超高圧水ポンプの圧力変動調整装置 - Google Patents

油圧ブースター式超高圧水ポンプの圧力変動調整装置

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JP2813931B2 JP4097518A JP9751892A JP2813931B2 JP 2813931 B2 JP2813931 B2 JP 2813931B2 JP 4097518 A JP4097518 A JP 4097518A JP 9751892 A JP9751892 A JP 9751892A JP 2813931 B2 JP2813931 B2 JP 2813931B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油圧ブースター式連続吐
出の超高圧水ポンプの圧力変動を改善する油圧ブースタ
ー式超高圧水ポンプの圧力変動調整装置に関する。特に
高圧水ポンプの切替時における圧力変動を調整する油圧
ブースター式超高圧水ポンプの圧力変動調整装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より油圧ブースター式超高圧水ポン
プが知られている。この超高圧水ポンプは一般に往復動
式プランジャー方式であるため、工程間において瞬間的
にではあるが停止して圧力の変動が生じる。この圧力の
変動を防ぐ方法として、通常はアキュムレータを設けて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アキュ
ムレータによって、変動を完全に無くすことは極めて困
難であった。そこで、この圧力変動をなくすため種々の
方法を検討した結果、いわゆるエアスプリングによるス
プリングバック式単動シリンダを2個並列に連結して2
連式にし、これらを切替えてそれぞれを独立して働かせ
ることにより、圧力変動を緩和できることを見出した。
そして、単動シリンダのそれぞれを独立して働かせる場
合、一方の単動シリンダから他方の単動シリンダへの切
替えを円滑に行うことが圧力変動を緩和するために必要
であることがわかり、本発明をするにいたった。
【0004】本発明は前記従来の問題を解決し、圧力変
動の発生を大幅に改善することができる油圧ブースター
式超高圧水ポンプの圧力変動調整装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は油圧ブースター
式超高圧水ポンプの圧力の変動の発生を改善するため
に、スプリングバック式単動シリンダと、高圧水を噴射
するノズルと、該ノズルと前記シリンダの先端部とを連
結する接続管と、前記シリンダを駆動する油を貯えた油
タンクと、前記シリンダの先端部と反対側の後端部と前
記油タンクとを連結する油圧回路とからなり、前記シリ
ンダを加圧して先端部を介して高圧水をノズルに供給す
る油圧ブースター式超高圧水ポンプの圧力変動調整装置
であって、前記スプリングバック式単動シリンダ2連を
単一のノズルに接続管により連結し、前記各シリンダの
油圧回路が加圧配管と戻り配管とからなり、該油圧回路
を切替える電磁弁を設け、該電磁弁を切替える制御装置
を設け、前記各シリンダと前記各電磁弁間に油圧回路を
バイパスする連結管を設け、該連結管に絞り弁を設け、
前記電磁弁により油圧回路を切替えて一方のシリンダか
ら他方のシリンダへ油の供給を切替えるに際し、予め他
方のシリンダに絞り弁を介して油を供給して予圧するこ
とを特徴とする。
【0006】前記油圧ブースター式超高圧水ポンプの圧
力変動調整装置において、電磁弁が油圧シリンダに対す
る油の流れを中立、加圧、戻りの位置に切替えるもので
あることが好ましい。
【0007】また前記油圧ブースター式超高圧水ポンプ
の圧力変動調整装置において、前記制御装置がタイマを
有する電気回路からなり、周期的に電磁弁を作動して油
圧回路の連通を切替えて予圧の時間を制御することが好
ましい。
【0008】
【作用】前記のように、本発明の油圧ブースター式超高
圧水ポンプの圧力変動調整装置は、スプリングバック式
単動シリンダ2連を単一のノズルに接続管により連結
し、前記各シリンダの油圧回路が加圧配管と戻り配管と
からなり、該油圧回路を切替える電磁弁を設け、該電磁
弁を切替える制御装置を設け、前記各シリンダと前記各
電磁弁間に油圧回路をバイパスする連結管を設け、該連
結管に絞り弁を設け、前記電磁弁により油圧回路を切替
えて一方のシリンダから他方のシリンダへ油の供給を切
替えるに際し、予め他方のシリンダに絞り弁を介して油
を供給して予圧する。このようにエアスプリングのスプ
リング作用を用いたスプリングバック式単動シリンダ2
連を並列に設け、単一のノズルに接続管により連結して
いるので、一方のシリンダを使用しているときに、瞬間
的に圧力の変動が生じても、他方のシリンダにより圧力
を緩和することができる。
【0009】さらに、前記単動シリンダを切替えて使用
する場合には、他方のシリンダに切替える前に一方のシ
リンダが定常運転している内に、予め他方のシリンダに
絞り弁を介して油を供給してこのシリンダを予圧し、そ
の後電磁弁を切替えて他方のシリンダを定常運転に切替
える。その結果、定常運転のシリンダを切替える際に生
じる圧力変動を調整することができ、圧力変動を緩和す
ることができる。また、両シリンダ間で周期的に作動を
切替えることにより、さらにより円滑に超高圧水ポンプ
の圧力変動を減らすことができる。
【0010】前記油圧ブースター式超高圧水ポンプの圧
力変動調整装置において、電磁弁が油圧シリンダからの
油の流れを中立、加圧、戻りの位置に切替える構成とす
ることにより、電磁弁を作動させて、一方のシリンダを
加圧状態で運転しているときに、他方のシリンダは独立
して中立、戻り若しくは加圧の状態の運転ができ、加圧
の状態に切替えて運転することにより、この他方のシリ
ンダでの予圧ができる。その結果、切替えの際に生じる
圧力変動を調整することができ、圧力変動を緩和するこ
とができる。
【0011】前記単動シリンダを切替えて使用する場合
には、他方のシリンダに切替える前に一方のシリンダが
定常運転している内に、予め他方のシリンダに絞り弁を
介して油を供給して予圧するので、切替えの際に生じる
圧力変動をなくすことができる。
【0012】前記油圧ブースター式超高圧水ポンプの圧
力変動調整装置において、前記制御装置がタイマを有す
る電気回路からなり、周期的に電磁弁を作動して油圧回
路の連通を切替えて予圧の時間を制御する好ましい構成
によれば、制御装置のタイマにより、周期的に両シリン
ダ間で作動を切替える運転ができ、予圧の時間を最適の
長さに制御できる。その結果、圧力変動を大幅に調整を
することができ、圧力変動を緩和することができる。ま
た、タイマをセットしておけば周期的に電磁弁を切替え
るので、面倒な操作なしに超高圧水ポンプの圧力変動を
大幅に調整をすることができ、圧力変動を緩和すること
ができる。
【0013】
【実施例】以下に本発明を図面に示す一実施例により説
明する。図1は本発明の油圧ブースター式超高圧水ポン
プの圧力変動調整装置の一実施例を示す断面図である。
図1において、1はスプリングバック式単動シリンダ
で、本実施例では、スプリングバック式単動シリンダ
1,1’が2連並列に配列される。以下スプリングバッ
ク式単動シリンダ1と1’とはそれぞれ第1シリンダ、
第2シリンダ又は単にシリンダと称呼する。シリンダ
1,1’は、それぞれ対応する後端部の油圧シリンダ
2,2’と、この油圧シリンダ2,2’内に配置され往
復動する油圧ピストン3,3’と、先端部の水圧シリン
ダ4,4’と、油圧ピストン3,3’にそれぞれ連結さ
れた水圧プランジャ5,5’と、油圧シリンダ2,2’
と水圧シリンダ4,4’との間に介装されたパッキング
ボックス6,6’とからなっている。
【0014】第1シリンダ1と第2シリンダ1’は、そ
れぞれの水圧シリンダ4,4’とは並列に設けられ、そ
れらの先端部に接続管7を連結し、この接続管7の他端
がノズル8に連結されている。
【0015】第1と第2の各シリンダ1,1’と油タン
ク10を連通する油圧回路9,9’の配管の途中にはそ
れぞれ第1電磁弁17aと第2電磁弁17bが介設され
ている。油圧回路9,9’は作動する油を加圧供給する
ポンプ11、油を貯えるアキュムレータ12が介設され
た供給配管と、電磁弁17a,17bを介して油を油タ
ンク10に戻す戻り配管とからなっている。
【0016】シリンダ1,1’とそれぞれの対応する電
磁弁17a,17bの間の油圧回路9,9’を相互に結
ぶ連結管14を設け、これらの油圧回路をバイパスして
いる。そして、この連結管14に絞り弁13を設け、油
圧の圧力差が100〜200kg/cmの場合で数c
c/秒程度流れるようにしている。
【0017】また、第1と第2の各シリンダ1,1’の
油圧ビストン3,3’の油供給側と反対側には圧縮空気
管15が連結されている。この圧縮空気管15は弁21
を介し、図示しない5〜9kg/cmの圧縮空気を供
給するコンプレッサ等の供給源に連結されている。
【0018】また、第1と第2の各シリンダ1,1’の
水圧プランジャ5,5’の先端側には給水管16が連結
され、この給水管16は図示しない超高圧水ポンプに連
結されている。超高圧水ポンプから供給される超高圧水
は、それぞれ、水圧シリンダ4と水圧シリンダ4’のそ
れぞれのチェックバルブ19a,19bを介して水圧プ
ランジャ5,5’の先端側に入りそれぞれのチェックバ
ルブ18a,18bを経て、接続管7によりノズル8に
送られて噴射する。
【0019】図2及び図3は油圧シリンダ2,2’にお
けるピストン3,3’の位置変化と油の流れを中立、加
圧、戻りと切替える第1と第2の電磁弁17a,17b
との関係を示す工程図である。図中Pはポンプ11に連
結する加圧配管であることを示し、Tは油タンク10に
直接に連結する戻り配管であることを示している。第1
と第2の電磁弁17a,17bはともに4ポート3位置
スプリングセンター型電磁弁である。先ず、弁21をオ
ンし圧縮空気管15から圧縮空気を再シリンダ1,1’
に供給しエアによりスプリングバックするようにし、そ
の後、弁21を閉じる。
【0020】図2(A)は、第1電磁弁17aが作動さ
れ、第1シリンダ1の油圧シリンダ2に油ポンプ11側
の加圧配管Pから油が供給され、予圧されて油圧シリン
ダ2が移行しはじめる前、即ち第1電磁弁17aがスタ
ートした時点の状態を示す図である。この時点では第2
電磁弁17bは加圧状態にあり、第2シリンダ1’の油
圧シリンダ2’は油が供給される通常の加圧(作動)状
態を保っており、両油圧シリンダ2,2’はともに加圧
される位置状態にある。
【0021】図2(B)は、第1シリンダ1の油圧シリ
ンダ2の予圧が完了し、第2電磁弁17bを戻り状態に
切替え、第2シリンダ1’の油圧シリンダ2’から油を
戻す位置にある状態を示している図である。このとき、
電磁弁17aは切替えられず、通常の加圧(作動)状態
に入り、ポンプ11から油は引続き油圧シリンダ2に供
給されている。
【0022】図2(C)は、油圧シリンダ2が加圧がさ
れて通常の作動状態になり、第2電磁弁17bを切替え
て、第2シリンダ1’の油圧シリンダ2’への油圧回路
を閉じた第2電磁弁17bが中立位置の状態を示す図で
ある。このとき、電磁弁17aは切替えられず、通常の
加圧(作動)状態を保っており、ポンプ11から油は引
続き油圧シリンダ2に供給されている。
【0023】図2(D)は、第2電磁弁17bを切替え
て第2シリンダ1’の油圧シリンダ2’へ油を供給して
予圧し、油圧シリンダ2が移行しはじめる前、即ち第2
電磁弁17bがスタートした時点の予圧位置にあるとき
の状態を示す図である。このとき、電磁弁17aは切替
えられず油圧シリンダ2にPから油が供給されている加
圧状態である。
【0024】さらに、続いて第2シリンダ1’の油圧シ
リンダ2’において、予圧、加圧(作動)、戻りのサイ
クルを第1シリンダ1と同様に行い、第1シリンダ1の
油圧シリンダ2においては、対応した油圧シリンダ2’
の工程を行う。
【0025】図4は前記のようにして繰り返される予
圧、加圧、戻り、中立の工程からなるサイクルの電磁弁
とタイマの作動状態の一実施例を説明するタイムチャー
トである。この図4において、電磁弁1、電磁弁2はそ
れぞれ第1電磁弁17a、第2電磁弁17bを意味して
いる。電磁弁1−A、電磁弁2−Aは、それぞれ第1電
磁弁17a、第2電磁弁17bが加圧状態にあることを
示し、電磁弁1−B、電磁弁2−Bは、それぞれ第1電
磁弁17a、第2電磁弁17bが戻り状態にあることを
示し、電磁弁1−中立、電磁弁2−中立は、それぞれ第
1電磁弁17a、第2電磁弁17bが中立で、油が流れ
ない状態を示している。また、ツインタイマとは、2つ
のスイッチを独立作動するタイマ2つが1つのセットに
されたタイマの商品名である。
【0026】次に、各タイマ(リレー)のオンして働く
時間(作動時間)と、これにより作動する電磁弁の状態
を図4のタイムチャートにより説明する。スタートし
て、ツインタイマTR1,TR2の第1の組合せ(図4
ではツインタイマTR1がオンでTR2がオフの状態)
になると、タイマT2がオンし、電磁弁1−Aがオン
し、油圧シリンダ2を加圧する状態にする。また、電磁
弁2−Aがオンし、油圧シリンダ2’を加圧する状態に
なる。この条件のとき、図3における電磁弁17a,1
7bの位置は図3(D)の状態である。これから約1秒
間すると、タイマT2がオフし、タイマT4がオンし、
電磁弁2−Bがオンし、油圧シリンダ2’を戻りの状態
に切替える。
【0027】そして、このタイマT4がオンしてから約
5秒後(スタートから約6秒間経過後)にオフすると、
電磁弁2−中立の状態、即ち油圧シリンダ2’を中立の
状態に切替える。電磁弁1−Aはオンしたままである。
【0028】スタートから約10秒間経過後、ツインタ
イマTR1,TR2の第2の組合せ(図4ではツインタ
イマTR1がオフでTR2がオンの状態)になると、タ
イマT1がオンし、油圧シリンダ2’を中立の状態から
加圧する状態に切替える。そして予圧を開始する。約1
秒間が経過し、タイマT1がオフし、タイマT3がオン
し、電磁弁1−Aがオフし、電磁弁1−Bがオンし、油
圧シリンダ2を加圧状態から戻り状態に切替える。
【0029】そして、前記の切替えから約5秒後、スタ
ートしてから約16秒間経過すると、タイマT3がオフ
し、電磁弁1−Bがオフし、電磁弁1−中立に切替え
る。電磁弁2−Aはオンしたまま、即ち油圧シリンダ
2’は加圧状態を維持したままである。
【0030】この状態が約4秒間継続した後(スタート
から約20秒間経過後)、再び、ツインタイマTR1,
TR2が第1の組合せとなり、タイマT2がオンする。
これにより、電磁弁1−Aがオンし、油圧シリンダ2を
中立の状態から加圧する状態に切替える。この条件のと
き、電磁弁17a,17bの位置は図2(A)の状態に
もどる。そして、約1秒間後にタイマT2がオフし、タ
イマT4がオンし、電磁弁1−Aがオフし、電磁弁1−
Bがオンし、油圧シリンダ2を加圧状態から戻り状態
(電磁弁17a,17bの位置は図2(B)の状態)に
切替え、それを約5秒間続けて、電磁弁1−Bはオフ
し、油圧シリンダ2’を戻り状態から中立状態(電磁弁
17a,17bの位置は図3(C)の状態)に切替え
る。
【0031】この状態が約4秒間続いた後(スタートか
ら約30秒間経過後)、ツインタイマTR1,TR2の
第2の組合せの操作に入る。前記と同様なサイクルに従
って操作を繰り返す。
【0032】図5は前記の図4のように繰り返される予
圧、加圧、戻り、中立の工程の操作に電磁弁の位置を切
替える制御を行う制御装置の一実施例を示す電気回路の
一部を省略したシーケンス図である。図において、TR
1,TR2は前記のツインタイマで、T1,T2,T
3,T4はタイマ、リレーで、R1,R2,R3,R
4,R5はリレーである。V1−A,V1−Bは第1電
磁弁17aの切替え位置をそれぞれ加圧、戻り位置に作
動するスイッチで、V2−A,V2−Bは第2電磁弁1
7bの切替え位置をそれぞれ加圧、戻り位置に作動する
スイッチである。
【0033】そして、このように構成してタイマを所定
の周期、例えば図4で説明した周期に設定して、第1電
磁弁17a及び第2電磁弁17bを前記のように、加
圧、戻り、中立の位置に切替えるようにタイマをオン、
オフして、油を油圧シリンダ2,2’に供給して加圧、
又は戻して減圧する。以下にこのシーケンスを図5の電
気回路を用いて説明する。
【0034】まず、給水ポンプ、油圧ポンプの運転開始
し、ツインタイマTR1,TR2の第1の作動がオンに
すると、リレーR3,R5がオンするとともに、リレー
R2がオンし、タイマT2もオンする。第1電磁弁17
aはツインタイマのオンでV1−Aがオンの加圧状態に
なる。
【0035】タイマT2の所定の設定時間(前記では1
秒間)が経過すると、タイマT2がオフする。すると、
リレーR2がオフしてリレーR4がオンし、タイマT4
もオンする。第2電磁弁17bのV2−Aがオフし、V
2−Bがオンの戻り状態に切替わる。
【0036】タイマT4の所定の設定時間(前記では5
秒間)が経過すると、タイマT4がオフする。すると、
リレーR4がオフして第2電磁弁17bのV2−Bがオ
フしてV2−中立の中立状態に切替わる。
【0037】ツインタイマTR1,TR2の第2の作動
がオン(スタートから10秒間経過後)すると、リレー
R1,R4がオンし、タイマT1,T3もオンする。第
2電磁弁17bはV2−中立がオフし、V2−Aがオン
の運転状態に切替わる。まだ、第1電磁弁17aはV1
−Aがオンの加圧状態であり、第2電磁弁17bが予圧
に入ったことになる。
【0038】タイマT1の所定の設定時間(前記では1
秒間)が経過すると、タイマT1がオフする。すると、
リレーR1がオフし、リレーR3がオンし、タイマT4
もオンする。第1電磁弁17aのV1−Aがオフし、V
1−Bがオンの戻り状態に切替わる。
【0039】タイマT3の所定の設定時間(前記では5
秒間)が経過すると、タイマT3がオフする。すると、
リレーR3がオフし、第1電磁弁17aのV1−Bがオ
フし、V1−中立の中立状態に切替わる。
【0040】その後、ツインタイマTR1,TR2の第
1の作動がオンし、前記のスタートからの同じ制御を繰
り返す。このように本発明によれば、スプリングバック
式単動シリンダを2連並列に設け、電磁弁を設けて油圧
回路を切替えて予圧するようにするとともに、タイマを
有する電気回路を組み合わせて電磁弁の開閉を制御す
る。そのため、超高圧水ポンプの圧力変動を改善するこ
とができる。なお、本発明においては、タイマの切替え
は前記実施例に限られず、もっと長く又は短く設定して
もよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は2連のシ
リンダの油圧回路の連通を切替える電磁弁を制御装置に
より切替え、一方のシリンダから他方のシリンダへ油の
供給を切替えるに際し、予め他方のシリンダに絞り弁を
介して油を供給して予圧するようにしているので、超高
圧水ポンプの圧力変動を改善することができ、切替え工
程を円滑にし、工程間に生じる圧力変動を大幅に調整す
ることができ、圧力変動を改善することができる。さら
に前記制御装置がタイマから構成し、周期的に予圧の時
間を制御するとともに電磁弁を作動して油圧回路の連通
を切替えることにより、一層圧力変動を調整することが
でき、圧力変動を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油圧ブースター式超高圧水ポンプの圧
力変動調整装置の一実施例の一部を示す断面図である。
【図2】本発明の油圧シリンダにおけるピストン位置と
電磁弁の位置の関係を説明する一部の工程を示す工程図
である。
【図3】図2に続く一部の工程を示す工程図である。
【図4】本発明の油圧シリンダと電磁弁の作動を説明す
るタイムチャートである。
【図5】本発明の電磁弁を作動す制御装置を説明するシ
ーケンス図である。
【符号の説明】
1,1’ スプリングバック式単動シリンダ 2,2’ 油圧シリンダ 3,3’ 水圧ピストン 4,4’ 水圧シリンダ 5,5’ 水圧プランジャ 6,6’ パッキングボックス 7 接続管 8 ノズル 9,9’ 油圧回路 10 油タンク 11 油圧ポンプ 13 絞り弁 14 連結管 17a,17b 電磁弁

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプリングバック式単動シリンダと、高
    圧水を噴射するノズルと、該ノズルと前記シリンダの先
    端部とを連結する接続管と、前記シリンダを駆動する油
    を貯えた油タンクと、前記シリンダの先端部と反対側の
    後端部と前記油タンクとを連結する油圧回路とからな
    り、前記シリンダを加圧して先端部を介して高圧水をノ
    ズルに供給する油圧ブースター式超高圧水ポンプの圧力
    変動調整装置であって、前記スプリングバック式単動シ
    リンダ2連を単一のノズルに接続管により連結し、前記
    各シリンダの油圧回路が加圧配管と戻り配管とからな
    り、該油圧回路を切替える電磁弁を設け、該電磁弁を切
    替える制御装置を設け、前記各シリンダと前記各電磁弁
    間に油圧回路をバイパスする連結管を設け、該連結管に
    絞り弁を設け、前記電磁弁により油圧回路を切替えて一
    方のシリンダから他方のシリンダへ油の供給を切替える
    に際し、予め他方のシリンダに絞り弁を介して油を供給
    して予圧することを特徴とする油圧ブースター式超高圧
    水ポンプの圧力変動調整装置。
  2. 【請求項2】 前記電磁弁が油圧シリンダに対する油の
    流れを中立、加圧、戻りの位置に切替える請求項1の油
    圧ブースター式超高圧水ポンプの圧力変動調整装置。
JP4097518A 1992-03-05 1992-03-05 油圧ブースター式超高圧水ポンプの圧力変動調整装置 Expired - Fee Related JP2813931B2 (ja)

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